JP3195548U - 切替器 - Google Patents

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亨 加川
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Abstract

【課題】墜落防止装置のガイドレールと作業者の干渉がほとんど無いように、縦横にガイドレールを張り巡らせることを可能とするガイドレールの切替器を提供する。【解決手段】平面上で広範囲な作業領域を確保するためにガイドレール1を縦横に張り巡らせ、ガイドレール1の交差が必要となる場合は、頭上か足下に設置することになるが、足下の場合は、床面より下に埋め込むことになる。頭上の場合は、ガイドレール1を建築物の梁、もしくはガイドレール取り付け用に張り渡した梁のような固定構造物2に取り付ける。また、ガイドレール1の交差部には切替器10を設ける。作業者6はガイドレール1に設置した安全器4と自分の安全帯7とをロープ8で接続する。安全帯7は、胴ベルト型も、ハーネス型も同様に使用可能であり、安全規格を満たす安全帯7を適宜選択して使用すれば良い。【選択図】図1

Description

本発明は、高所作業における安全性の確保を目的とする、安全帯を接続するための安全器と、この安全器を拘束しながら走行させるための、縦横に張り渡したガイドレールとからなる、安全帯や安全器の付け換えなしに広い範囲での移動が可能な墜落防止装置に関し、詳しくは安全器の移動方向を切り替えるためにガイドレール上に設置する切替器に関するものである。
高所作業において、墜落事故から作業者をまもるためには、一般に作業者が腰部等に安全帯を装着し、この安全帯に連結したロープの先端フックを、作業者の体重を支持できる固定物、固定物間に張設したワイヤー、もしくは固定物に付設したガイドレールに設置した安全器等に引っかけることにより、万一作業者が滑落もしくは墜落するようなことがあっても、安全帯からロープとワイヤーや安全器やガイドレール等を介して固定物で身体を支持することにより、墜落事故を防止するようにしている。
例えば、特許文献1には、構造物等の固定部分に水平方向に配置されたガイドレールと、このガイドレールに設置された安全器と、作業者が安全帯に連結したロープの先端フックをこの安全器に取り付けるような墜落防止装置が記載されている。このようなガイドレールと安全器を用いる墜落防止装置を使用する場合は、ガイドレールを設置しておけば、必要時には比較的自由に作業者が移動して高所作業を安全に行うことが可能である。
しかしながら、このガイドレールと安全器を用いる墜落防止装置でも、作業者の自由に移動できる範囲がガイドレールの設置範囲に限定されているので、移動したい範囲にはガイドレールを張り渡しておく必要がある。また、安全帯のロープの先端フックや安全器等の付け換えなしに広い範囲で作業者の移動が可能となれば、作業性や安全性の面で有利なので、必要な場合はガイドレールを縦横に連続させて張り巡らせ、ガイドレールの交差部に安全器の走行方向を切り替える切替器を設置することが行われている。
例えば、特許文献2、3には、墜落防止装置のガイドレールの交差部に取り付けられる切替器が記載されている。特許文献2にはガイドレールの直交部に円形容器状の本体とその内部で回転する回転レール(短レール)を具えた、墜落防止装置用ガイドレールの方向を転換する切替器が開示されている。特許文献3には、昇降用レールと水平用レールの接続個所に設置される容器状の本体とこの本体内で回転する回転レール(短レール)とを備えた、墜落防止装置用ガイドレールの方向を転換する切替器が開示されている。
図5は特許文献3に示されている切替器の説明図である。この切替器10は、底板13とガード21が一体化した筒状容器の本体が支持金具12によりガイドレール1の交差部に固定され、本体の中央部に設けられた回転軸15に取り付けられた短レール11と壁部(サイドカバー22)が一体となって回転する。
短レール11とサイドカバー22は直交するように設けられており、一方のガイドレール1と短レール11が接続するとき、サイドカバー22が別のガイドレール1と接続する。また、この切替器10の切り替え操作による回転中にも、短レール11と接続していない場合にはガイドレール1はサイドカバー22と接続している。この構造により、短レール11に接続していないガイドレール1を走行中の安全器がこのガイドレール1の端部から外れるのをサイドカバー22が妨げている。
また、この切替器10の切り替え操作による回転が行われ、短レール11が一方のガイドレール1との接続を離れてから別のガイドレール1と接続するまでの間は、この短レール11はガード21に接続している。この構造により、短レール11とガイドレール1が接続されていない、短レール11の回転中も、短レール11上にある安全器が、この短レール11の端部から外れるのをガード21が妨げている。
特開2001−293100号公報 実開平7−39854号公報 特開2014−113223号公報
このような切替器を用いることにより、ガイドレールを交差させ、もしくは分岐させて設置しても、これらのガイドレール上を、一つの安全器で連続して走行させることができる。特許文献2、3の切替器で、安全器を直交するガイドレール間で乗り換えさせて走行させる場合には、1)切替器を回転させて、切替器内の短レールと安全器が走行中のガイドレールとが接続する位置に切り替え、2)安全器を切替器内の短レール上に移動させ、3)切替器を回転させて、切替器内の短レールと次に走行させようとするガイドレールとが接続する位置に切り替え、4)安全器を次に走行させるガイドレール上に移動させる、ことにより行われる。
また、この場合、切替器を操作する際には、作業者が切替器の設置箇所まで移動して、手動で切替器を作動させる。特許文献2、3の場合は、垂直レールと水平レール間の切替器なので、作業者がガイドレール、特に切替器の近傍まで近寄って、手動で操作することが可能である。
このように切替器を配置することにより切替器の切り替え操作のみで、安全帯の取り付けロープの先端のフックや安全器等の付け換えなしに、墜落防止装置を使用したまま広い範囲での作業者の移動が可能となり、常時安全の確保ができる。
しかしながら、単に垂直方向へ昇降する場合と異なり、主として水平方向に移動して高所作業を行う場合には、ガイドレールと作業者とが干渉しないように、作業者の作業空間外にガイドレールの大部分を配置する方が、高所作業での安全性が高い。従って、切替器を作業者の作業範囲に配置しようとすると安全性が低下する可能性がある。
もし、縦横にガイドレールを張り巡らせ、水平面上で広範囲な作業者の作業空間を確保しようとする場合に、全ての切替器を作業者の作業空間内に配置すると、ガイドレールと作業者の干渉が大きくなって、高所作業での安全性が損なわれる虞があり、この安全性が損なわれないようなガイドレールの配置は極めて困難になる。
本考案は、安全器とガイドレールからなる墜落防止装置において、前記安全器の走行する前記ガイドレールを切り替えるために、前記ガイドレールが交差する箇所に取り付けられる切替器であって、作業者が当該切替器から離れた箇所から切り替え操作が可能な切替器である。
第1の考案は,安全器とガイドレールからなる墜落防止装置において、前記安全器の走行する前記ガイドレールを切り替えるために、前記ガイドレールが交差する箇所に取り付けられる切替器であって、前記切替器は構造物に固定される底板と前記底板に回転自在に取り付けられた回転体からなり、前記底板はガードを備え、前記回転体は前記ガイドレールと同形状の短レールとサイドガードを備え、且つ前記ガイドレールを切り替えるための操作ロープを備えたことを特徴とする切替器である。
第2の考案は,前記ガイドレールが断面四角形の筒状で、前記筒の一面の中央に連続する溝を有するレールであることを特徴とする第1の考案に記載の切替器である。
第3の考案は,前記操作ロープの端が前記短レールの両端の一方の側面にそれぞれ取り付けられ、且つ前記操作ロープが取り付けられた前記側面側の前記ガードに直交する位置を通過するように規制するロープ規制物が設けられていることを特徴とする第2の考案に記載の切替器である。
第4の考案は,前記安全器が前記切替器上に侵入したことを示すと供に、前記安全器を前記切替器上に保持するためのブレーキを備えたことを特徴とする第2または第3の考案に記載の切替器である。
第5の考案は,前記ブレーキが前記回転体の前記短レール内に取り付けられ、前記回転体の回転中心を挟んで2カ所の、前記短レールの断面の中心方向に付勢する山状の突起を有するバネからなることを特徴とする第4の考案に記載の切替器である。
本考案の切替器は、切り替え操作が可能な操作ロープを備えているので、作業者が当該切替器よりも離れた位置から安全器の走行するガイドレールを切り替えることが可能であり、作業者と干渉しないように、作業者の作業空間外にガイドレール及び切替器を配置することが可能となる。
また、本考案の切替器は、ブレーキを備えており、安全器が切替器へ侵入したのを切替器から離れた位置で認識することが可能で、安全器を自動的に切替器上に保持することも可能なので、作業者が当該切替器よりも離れた位置から安全器の走行するガイドレールを安全に切り替えることが可能であり、作業者が切替器に近づく必要性がなくなり、作業者と干渉しないように、作業者の作業空間外にガイドレール及び切替器を配置することが可能となる。
従って、縦横にガイドレールを張り巡らせ、水平面上で広範囲な作業者の作業空間を確保しようとする場合にも、ガイドレールと作業者の干渉を小さくすることができ、高所作業での安全性を充分確保することが可能であり、作業者の高所での作業性と安全性の両立が可能な墜落防止システムの構築が可能となる。
本考案の切替器を用いた墜落防止装置の説明図である 本考案の切替器の正面外観を示す説明図である。 本考案の切替器の縦断面(図2のA−A断面)を示す説明図である。 本考案の切替器と安全器の縦断面(図2のB−B断面)を示す説明図である。 従来の切替器の説明図である。
本考案は、作業者が切替器の設置箇所より離れた箇所から安全器の走行するガイドレールを切り替えることが可能であるように、操作ロープを備えた墜落防止装置のガイドレール用の切替器である。
図1に本考案の切替器を設置して高所作業を行う場合の説明図を示す。このように、縦横にガイドレール1を張り巡らせることで、広範囲な作業可能領域を確保できる。
平面上で広範囲な作業領域を確保するためにガイドレール1を縦横に張り巡らせ、ガイドレール1の交差が必要となる場合は、頭上か足下に設置することになるが、足下の場合は、床面より下に埋め込むことになる。頭上の場合は図1のように、ガイドレール1を建築物の梁、もしくはガイドレール取り付け用に張り渡した梁のような固定構造物2に取り付ける。
また、ガイドレール1の交差部には切替器10を設ける。作業者6はガイドレール1に設置した安全器4と自分の安全帯7とをロープ8で接続する。ここでは、安全帯7として胴ベルト型の例を示したが、ハーネス型も同様に使用可能であり、安全規格を満たす安全帯7を適宜選択して使用すれば良い。
ここで例示しているガイドレール1は断面四角形の筒状で、この四角形の1辺の中央が切り取られ、四角の筒の一面に連続した溝が設けられているレールで、商品名エスコートレール(商標)として市販されているガイドレールであり、市販品はアルミニウム合金製である。このガイドレール1は通常は主に筒状の内部と連続した溝が設けられた前面を安全器4の走行に利用し、外部の他の3面と前面の両端部を利用して支持金具12で他の構造物2に取り付けて使用され、ガイドレール1の支持と安全器4の走行とが干渉しないようになっている。
安全器4がガイドレール11の交差部を通過する場合は、1)交差部に設けられた切替器10を切り替えて、切替器10の短レール11と安全器4が走行中のガイドレール1とを接続し、2)安全器4を切替器10の短レール11に侵入させて切替器10上に移動させ、3)切替器10を切り替えて、切替器10の短レール11と次に安全器4を走行させるガイドレール1とを接続し、4)安全器4を次に走行させるガイドレール1に侵入させてガイドレール1上に移動する。もちろん、そのままで切替器10の短レール11が目的とするガイドレール1と接続している場合は切替器10の切り替えの操作は不要である。
このような切替器10を用いれば、ガイドレール1間を乗り換える場合に、切替器10の操作が必要ではあるが、安全器4と安全帯7間での取り外し操作が無いので常時安全性が確保されている。さらに、切替器10の切り替え操作が操作ロープ26を用いて行うことが可能なので、切替器10やガイドレール1を作業者の作業空間外に設置することが可能となる。
ここで、図2は切替器の正面の説明図であり、図1の場合では、ガイドレール1の交差部に取り付けられた切替器10を下から見た状態に相当する。また、図3は切替器の側面の説明図であり図2のA−A断面図に相当する。また、図4は切替器の断面の説明図であり図2のB−B断面図に相当する。説明のため安全器も付け加えている。
ここで例示した安全器4はガイドレール1を走行する車輪5と安全帯7と接続するための輪を備えた金属板からなるものである。この車輪5はガイドレール1の筒状内部の溝のある前面上を転動し、金属板はこの溝中にはめ込まれ、車輪5とこの安全帯7に接続するための輪を繋いでいる。また、図面では省略しているが、安全器4の金属板には、ガイドレール1の溝に接する箇所にローラーを取り付けておくことにより、安全器4の金属板が常にガイドレール1の溝の中央部に位置し、かつ滑らかに走行できるようになる。
このように、安全器4の使用時には、車輪5は筒状のガイドレール1内部から外れない構造になっており、安全性が保たれる。なお、必要時には、この安全器4はガイドレール1の端部、もしくは特にガイドレール1の必要箇所に設けた着脱機構から装着や脱着がなされる。
この例では、切替器10はガイドレール1の交差部に配置され、ガイドレール1に接続されたレール受け3に支持金具12が接続されており、切替器10とこれらのガイドレール1が直接的に固定されており、切替器10は固定構造物2である梁等には、ガイドレール1を介して固定されている。このように、ガイドレール1と切替器10の短レール11の接続や安全器4の走行の面からは、ガイドレール1と切替器10が直接的に位置決めされている方が望ましいが、必要なら、切替器10を他の固定具で梁等に直接固定してもかまわない。
切替器10は固定構造物2等に固定された底板13と、底板13に対して回転自在に取り付けられた回転体14とから構成される。図に示すように、底板13の中央に回転軸15が設けられ、この回転軸15にカラー17とスプリング18が取り付けられて、回転自在に回転体14が取り付けられ、ナット19で締結されている。
底板13にはガード21とストッパー20とコ型ボルト24、丸棒25と受板16が固定されている。回転体14には安全器4が走行するための短レール11とサイドカバー22と操作ロープ26の一端が固定されている。また、スプリング18とブレーキ23も回転体と供に回転するように取り付けられている。
切替器10においてはこの短レール11上を安全器4が走行するので、短レール11はガイドレール1と実質的に同形状である、一面に連続した溝を有する断面四角の筒状のレールが用いられている。ただし、回転体14には他の付属物が取り付けられているため、短レール11もガイドレール1と厳密に同形状のレールではなく、このレールに付加物や切り欠き等が設けられている。
カラー17は主として、スプリング18の保持と回転軸15の固定および底板13と回転体14のスペースの確保の為に用いられている。また、スプリング18も、底板13と回転体14のスペースを確保する為に用いられている。
回転軸15とナット19で回転体14と底板13とを締結しているが、このナット19は切替器10の切り替え操作時に回転軸15が回転しても緩まないように、緩み止め機能のついた緩み止めナットを用いるか、もしくはナット緩み止めを併用して用いることが望ましい。
底板13に固定された受板16と回転体14と供に回転するスプリング18は、スプリング18に設けられた突起と受板16に設けられた窪みが噛み合って、回転時に短レール11がガイドレール1と相対して接続する定位置に至ったことを示すと供に、この定位置に係止させる機能を有している。
このスプリング18と受板16が噛み合って係止する場合の動作規制は、自由状態では回転体14が回転しないが、作業者6が操作ロープ26を用いて切替器10を操作する場合には、操作による回転動作が過度に規制されず、また定位置に至って係止される際と、定位置から移動して係止が解除される際の手応えを作業者が感じ取れる程度であることが望ましい。
図2、3に示すように、操作ロープ26の一端が回転体14の短レール11の両端近辺で、短レール11の一方の側面の2カ所にそれぞれ取り付けられており、底板13に取り付けられたコ型ボルト24と丸棒25からなるロープ規制物で形成されたスリットに一本ずつ通されており、操作ロープ26が2つのガード21と直交する位置を通過するように規制されている。また、操作ロープ26の他端は図1に示されるように、作業者が操作できる位置まで伸ばされている。このガード21とこのロープ規制物は、切替器10に接する交差するガイドレール1の間の位置の底板13に設けられている。
このように操作ロープ26の取り付け位置とロープ規制物であるコ型ボルト24と丸棒25の取り付け位置を図2に示すような配置にすることで、左右90度超の回転操作を可能としている。即ち、一方の操作ロープ26を引き、他方の操作ロープ26をゆるめると、回転体14の一方の操作ロープ26の取り付けた箇所がコ型ボルト24に近づき、他方の操作ロープ26の取り付けた箇所が遠ざかる。この操作ロープ26の動きで回転体14を底板13に対して回転軸15を中心として左右に回転させることができる。
また、図2に示すように、回転体14の回転が規制されるストッパー20を底板13の、短レール11の側面が当接し、交差する2方向のガイドレール1の側面の延長線が接する位置に取り付けることで、底板13に対する回転体14の回転を左右90度以内に規制している。
ガイドレール1と取り付けた切替器10との境界で安全器4がガイドレール1等から外れることがないように、切替器10の底板13にはガード21が、回転体14にはサイドカバー22が設けられている。切替器10の短レール11とガイドレール1が接続されている場合には、安全器4はこの接続境界でガイドレール1と短レール11間を乗り換えて走行するだけなのでこの境界で安全器4が外れるような問題は無い。
切替器10の操作中には、切替器10の短レール11がガイドレール1と接続されていない状態になるが、その状態で短レール11上にある安全器4が短レール11の端(境界)に至った場合は、安全器4は底板13に設けられたガード21に衝突してそれ以上進行できないため、このガード21によって、切替器10の短レール11上の安全器4がこの境界で外れるのが防止される。この切替器10は回転が左右90度の範囲内に規制されているので、底板13上のガード21は、直交するガイドレール1と45度の角度をなす方向に2カ所のみに設けられている。
また、切替器10の操作中、及び短レール11が他方のガイドレール1と接続中の場合には、一方のガイドレール1が切替器10の短レール11と接続されていない状態になる。その状態で短レール11と接続していないガイドレール1上にある安全器4がこのガイドレール1の端(境界)に至った場合は、安全器4は回転体14に設けられたサイドカバー22に衝突してそれ以上進行できないため、このサイドカバー22によって、このガイドレール11上の安全器4がこの境界で外れるのが防止される。回転体13上のサイドカバー22は、短レール11と直交する方向の2カ所に、且つ広範囲に設けられている。
さらに、切替器10の切り替え操作を行う場合は、安全器4が切替器10に乗っていない状態か、安全器4が短レール11上に完全に乗った状態で切替器を操作しないと、不都合が生じるので、切替器10の短レール11内にはブレーキ23が取り付けられている。このブレーキ23は安全器4が切替器10に侵入したことを示し、安全器4を切替器10上に保持する機能を備えている。
このブレーキ23は図4に示されるように、回転軸15により短レール11の内側に取り付けられた板バネで、この板バネは回転体の回転中心を挟んで2カ所、短レール11の断面中央に向けて山状をなす突起を有しており、この山状の突起は短レール11の溝のある前面の方向に付勢されている。
現在走行中のガイドレール1から、切替器10を通過して別のガイドレール1へ移行する場合のこのブレーキ23の動作を説明する。先ず安全器4を走行中のガイドレール1から切替器10の方へ移動させ、安全器4が切替器10の短レール11に侵入すると安全器4の金属板がブレーキ23の山状の突起部分に衝突し、そのときの衝撃で、短レール11へ安全器4が侵入したことがわかる。
さらに安全器4を移動させてブレーキ23の一方側の山状の突起を安全器4の金属板が越えてしまうと安全器4の金属板がブレーキ23の山状の突起の間に挟まれるので、安全器4は短レール11の中央部に保持される。
次にこの保持状態で次に走行させるガイドレール1に切替器10の短レール11が接続するように切替器10を操作する。この保持状態を外れる場合は、ブレーキ23のどちらかの山状の箇所を越えることになるので、山状の突起を越えるときの感触で外れたことを認識できるので、もし保持状態を外れていれば、切替器10を切り替える前に安全器4を保持状態に戻しておく必要がある。
切替器10の切り替えが終わったら、次に走行させるガイドレール1の方向に安全器4を移動させて、ブレーキ23の他方側の山状の突起、もしくは先に越えた一方側の山状の突起を越えると、ブレーキ23による切替器10の短レール11上への安全器4の保持が解除され、そのまま、安全器4は次に走行するガイドレール1に侵入し、このガイドレール1上を自由に走行可能となる。前記のように、安全器4が保持状態を外れる場合は、ブレーキ23のどちらかの山状の突起を越えるので、山状の突起を越えるときの感触で、外れたことを認識できる。
このブレーキ23による保持等の安全器4の移動規制の程度は、自由な状態での安全器4の移動は規制するが、作業者6が安全器4を移動させようとする場合には過度に移動を妨げず、移動の際のブレーキ23による安全器4の保持、保持解除がなされる際の抵抗を作業者6が認識できる程度であることが望ましい。
1 ガイドレール
2 構造物
3 レール受け
4 安全器
5 車輪
6 作業者
7 安全帯
8 ロープ
9 接続用フック
10 切替器
11 短レール
12 支持金具
13 底板
14 回転体
15 回転軸
16 受板
17 カラー
18 スプリング
19 ナット
20 ストッパー
21 ガード
22 サイドカバー
23 ブレーキ
24 コ型ボルト
25 丸棒
26 操作ロープ

Claims (5)

  1. 安全器とガイドレールからなる墜落防止装置において、前記安全器の走行する前記ガイドレールを切り替えるために、前記ガイドレールが交差する箇所に取り付けられる切替器であって、前記切替器は構造物に固定される底板と前記底板に回転自在に取り付けられた回転体からなり、前記底板はガードを備え、前記回転体は前記ガイドレールと同形状の短レールとサイドガードを備え、且つ前記ガイドレールを切り替えるための操作ロープを備えたことを特徴とする切替器。
  2. 前記ガイドレールが断面四角形の筒状で、前記筒の一面の中央に連続する溝を有するレールであることを特徴とする請求項1に記載の切替器。
  3. 前記操作ロープの端が前記短レールの両端の一方の側面にそれぞれ取り付けられ、且つ前記操作ロープが取り付けられた前記側面側の前記ガードに直交する位置を通過するように規制するロープ規制物が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の鳥獣撃退装置。
  4. 前記安全器が前記切替器上に侵入したことを示すと供に、前記安全器を前記切替器上に保持するためのブレーキを備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の切替器。
  5. 前記ブレーキが前記回転体の前記短レール内に取り付けられ、前記回転体の回転中心を挟んで2カ所の、前記短レールの断面の中心方向に付勢する山状の突起を有するバネからなることを特徴とする請求項4に記載の切替器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021045334A (ja) * 2019-09-18 2021-03-25 村田機械株式会社 作業用補助具

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