JP3195463U - 容器変換のためのシステムおよび装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器変換のためのシステムおよび装置を提供する。【解決手段】ボトルをスマートボトルに変換する装置は、テーパ状プラグを有する。テーパ状プラグは、主通路部を有する通路部と、非通路部とを有する。第一センサが通路部における主通路部の第一端部の近傍に配置されるとともに、第二センサが主通路部の第二端部の近傍に配置される。非通路部は、プロセッサ612と、メモリ614と、電池608と、電源管理システム610と、時計604と、通信インタフェース600と、を収容する。スマートボトルは、通常の容器キャップと置き換えることができ、これにより、モニタリング、検証および通信の能力を提供できる。【選択図】図6

Description

本考案の態様は、概して、容器変換のためのシステムおよび装置に関し、特に、ボトルをモニタリング、検証および通信の能力を備えたスマートボトルに変換するシステムおよび装置に関する。
例えば患者の看護の管理、臨床試験におけるペイシェントコンプライアンス(patient compliance)の検証、患者症状と投薬消費との相関、および患者による医薬摂取の詳細な医療記録を必要とする他の理由等の様々な理由により、医薬計画(drug regime)に関するペイシェントコンプライアンスのモニタリングおよび検証が必要である場合がある。しかしながら、ペイシェントコンプライアンスを個人的にモニタリングし検証するために訓練を受けた人員を配置するには非常に高額な費用がかかることがある。したがって、医薬計画(drug regime)に関するモニタリングおよびコンプライアンスを提供するシステムおよび装置が望まれよう。また、医薬品ボトルを、モニタリング、検証および通信の能力を備えたスマートボトル(smart bottle)に変換するためのシステムおよび装置がさらに望まれよう。
本考案のある態様では、容器変換のためのシステムおよび装置、特に、ボトルをモニタリング、検証および通信の能力を備えたスマートボトルに変換するシステムおよび装置を提供する。
本考案の第一態様では、ボトルをスマートボトルに変換できる。通路部と非通路部とを備えるテーパ状プラグにおいて、第一センサが通路部の第一端部の近傍に配置されるとともに、第二センサが通路部の第二端部の近傍に配置されており、非通路部は、プロセッサと、メモリと、電池と、電源管理システムと、時計と、通信インタフェースと、を収容している。一般的な容器キャップをテーパ状プラグで置き換えることにより、モニタリング、検証および通信の能力を提供することができる。
本考案の他の態様では、静的質量/体積測定のためのシステムおよび装置を提供する。
本考案の他の態様では、動的質量/体積測定のためのシステムおよび装置を提供する。
添付した図面を参照し、以下の本考案の詳細な説明を考慮することによって、本考案の上述の目的および他の目的、特徴および利点がより分かりやすく理解されよう。
例示的な医薬実施要綱コンプライアンス(drug-protocol compliance)の概要(scenario)を示す図である。 供給センタと、消費環境と、モニタリング・検証センタとを備える本考案の例示的な実施形態を示す図である。 本考案の例示的な実施形態に係る、モニタリング・消費パラメータおよび情報の初期化を示す図である。 本考案の例示的な実施形態に係る、モニタリング・検証プロセスのアクティブ化を示す図である。 本考案の例示的な実施形態係る、消費環境と、モニタリング・検証センタとの間の通信リンクのアクティブ化を示す図である。 蓋移動検出器と、時計と、質量/体積測定システムと、プロセッサと、電池と、電源管理システムと、メモリと、通信インタフェースと、を有するスマートボトルシステムを備える、本考案の例示的な実施形態を示す図である。 静的質量/体積測定を含む本考案の例示的な実施形態を示すチャートである。 個々にアドレス指定可能な半円状金属リングペアの静電容量測定に基づく静的質量/体積測定を含む本考案の例示的な実施形態を示す図である。 個々にアドレス指定可能な半円状金属リングペアの静電容量測定に基づく静的質量/体積測定を含む本考案の例示的な実施形態を示す図である。 動的質量/体積測定を含む本考案の例示的な実施形態を示すチャートである。 動的質量/体積測定センサアレイを有する本考案の例示的な実施形態を示す図である。 動的質量/体積測定センサアレイを有する本考案の例示的な実施形態を示す図である。 センサアレイを複数の錠剤が同時に通過することを防止するための機械的シャッフル(mechanical shuffle)を有する本考案の例示的な実施形態を示す図である。 サイズディスク(size disk)を有する本考案の例示的な実施形態を示す図である。 ボトルをスマートボトルに変換するためのテーパ状プラグを有する本考案の例示的な実施形態を示す図である。 ボトルをスマートボトルに変換するためのテーパ状プラグを有する本考案の例示的な実施形態を示す図である。
図面を参照することによって本考案の実施形態をよく理解できよう。同様の部材は全体を通して同様の符号が付される。図面の簡単な説明に挙げた図は、本説明の一部をなすことを明確にしておく。
ここで概略的に例示し図面に示す本考案の構成要素を種々の構成に変形し設計できることは、容易に理解されよう。このため、本考案の方法、システムおよび装置の実施態様の以下の詳細な説明は、本考案の範囲を限定するものではなく、本考案の目下の好ましい実施態様の単なる例示である。
本考案の実施形態の各要素は、ハードウェア、ファームウェアおよび/又は計算機システムをプログラムするため用いることができる命令を記憶しているコンピュータ可読記憶媒体を含む非一時的コンピュータプログラム製品で実現することができる。ここに示す例示的な実施形態はこれらの態様のうちの一つを単に説明しているが、本考案の範囲内である限り、これらの要素をこれらの態様のいずれでも実現できることは当業者には理解されよう。
図面におけるチャートおよび図に特定の実行順序が示されていたとしても、図示した順序と異なる順序で実行できることは理解されよう。例えば、各ブロックの実行の順序は、図示した順序から変更することができる。また、さらなる例として、図面において連続して図示した二つ以上のブロックを、同時に又は部分的に同時に実行することもできる。当業者が、計算機システムをプログラムするため用いることができる命令を記憶しているコンピュータ可読記憶媒体を含む非一時的コンピュータプログラム製品、ハードウェア、および/又はファームウェアを、ここに示した種々の論理機能を実行するように作成できることは、当業者には理解されよう。
本考案のある実施形態は、ここで説明するいずれかの特徴および方法を実行する計算機システムをプログラムするために用いることができる命令を記憶しているコンピュータ可読記憶媒体を含む、非一時的コンピュータプログラム製品を有する。限定するものではないが、例示的なコンピュータ可読記憶媒体には、フラッシュメモリデバイス、ディスク記憶媒体(例えばフロッピーディスク(登録商標)、光ディスク、光磁気ディスク、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)、コンパクトディスク(CD)、マイクロドライブ、他のディスク記憶媒体)、リードオンリーメモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ビデオRAM(VRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、および命令および/又はデータを記憶するのに適したあらゆるタイプの媒体又はデバイスが含まれる。
例えば患者の看護の管理、臨床試験におけるペイシェントコンプライアンス(patient compliance)の検証、患者症状との投薬消費との相関、および患者による医薬摂取の詳細な医療記録を必要とする他の理由等の様々な理由により、医薬計画(drug regime)に関するペイシェントコンプライアンスのモニタリングおよび検証が必要である場合がある。しかしながら、ペイシェントコンプライアンスを個人的にモニタリングし検証するために訓練を受けた人員を配置するには非常に高額な費用がかかることがある。したがって、医薬計画に関するモニタリングおよびコンプライアンスを提供するシステムおよび装置が望まれよう。また、医薬品ボトルを、モニタリング、検証および通信の能力を備えたスマートボトルに変換するためのシステムおよび装置がさらに望まれよう。
図1に、例示的な医薬実施要項コンプライアンス(drug-protocol compliance)の概要(senario)100を示す。図1におけるグラフでは、縦軸が錠剤のカウント102を示し、横軸が時間104を示している。理想的な錠剤消費106は、最初の開始期間108から始まり、終了時間110で終わる線分で示すことができる。最初の開始期間108は、患者が医薬の消費を始めるよう、例えば最初の服用を、指示された時間に対応させることができる。一方、終了時間110は、供給された最後の服用が支持された時間に対応させることができる。消費不足112および消費過剰114に対する臨床的許容範囲は、破線で示すことができ、医薬計画に従った時間に対する消費値の範囲116に対応させることができる。太線118により現実の消費を示すことができる。現実の消費118が臨床的許容の範囲116から外れている時間間隔、例えば表示120と表示122との間の時間間隔は、医薬計画が破られていることを示すことができる。
本考案の実施形態のある態様では、医薬計画に対するコンプライアンスのモニタリングおよび検証のためのシステムおよび装置を有する。
本考案の実施形態は図2を参照して理解されよう。図2に、例えば医療センタ、診療所、薬局、病院、臨床研究施設、患者又は患者の代理人に医薬が直接供給される他の施設等に医薬を配給する供給センタ202を含む、システム200を示す。システム200は、患者が配給された医薬を消費する消費環境204を更に含む。システム200は、必要な専門家によって消費情報が評価しモニタリングされる、モニタリング・検証センタ206を更に備える。本考案の実施形態のある態様では、消費環境204は、通信リンク208を介してモニタリング・検証センタ206と通信可能に接続できる。実施形態のある態様では、この通信接続は、医薬品を収納できるとともに、患者の消費でそこから医薬品が取得されるスマートボトルと、モニタリング・検証センタ206と、の間で行うことができる。例示的な通信リンク208には、無線リンク、携帯電話による通信リンク、およびデータ転送および通信のための他の通信リンクを含めることができる。
他の態様においては、スマートボトルから消費情報を直接ダウンロードするため、スマートボトルはモニタリング・検証センタに輸送されてもよい。
本考案の実施形態のある態様は、図2および図3を参照してさらに理解されよう。供給センタ202において、容器部302およびキャップ部304(蓋部ともいう)を有するスマートボトル300に、医薬計画において予め決められた時間間隔を維持するのに適した量の医薬品306が充填される。このとき、モニタリング・消費パラメータおよび情報は、リセット、入力又は初期化することができる。モニタリング・消費パラメータおよび情報は、スマートボトル300内のメモリに記憶することができる。実施形態のある態様において、スマートボトル300内の時計は初期化されてもよい。実施形態のある態様において、スマートボトル300の容器部302の幾何構造と関係する物理的パラメータ(例えば半径、高さ、形状、他の記述パラメータ)を初期化することもできる。実施形態のある態様において、スマートボトル300内に初めに収容された錠剤の数に対応する錠剤の初期カウントを初期化することもできる。実施形態のある態様において、スマートボトル300内に初めに収容された医薬品を患者が服用した回数に対応する服用回数を初期化することができる。実施形態のある態様において、理想的な消費速度および臨床的許容範囲の記述をスマートボトル300内で初期化することもできる。実施形態のある態様において、一錠当たりの重量をスマートボトル300内で初期化することもできる。実施形態のある態様において、一回の投与量当たりの重量をスマートボトル300内で初期化することもできる。実施形態のある態様において、初めに供給された液体の薬剤の体積に対応する初期体積を初期化することもできる。上述のモニタリング・消費パラメータおよび情報は例示であって限定されるものではない。充填されたスマートボトル300にはシール308がされてもよい。充填されたスマートボトル300を供給センタ202から患者に供給することができる。
本考案の実施形態のある態様は図2および図4を参照してさらに理解されよう。患者は、容器部302からの、スマートボトル300のキャップ部304の取り外し402により、スマートボトル300のモニタリング・検証プロセスをアクティブ化(activate)させることができる。
本考案の実施形態のある態様は図2および図5を参照してさらに理解されよう。次に、患者は、スマートボトル300のキャップ部304を容器部302に再度取り付ける(502)ことにより、スマートボトル300の通信プロセスを作動させることができる。通信プロセスの作動には、消費環境204とモニタリング・検証センタ206との間の通信リンク208の起動を含めることができる。消費情報を、スマートボトル300とモニタリング・検証センタ206との間で通信することができる。キャップ部304の取り外し前のスマートボトル300における医薬品306の量と、次にキャップ部304の再取り付け(502)後のスマートボトル300における医薬品504の量と、の間の差は、スマートボトル300のキャップ部304の取り外しおよび/又は再取り付けに対応する時間に消費された医薬品の量と考えることができる。
本考案の実施形態を、図6を参照して説明する。スマートボトルと一体化されるスマートボトルモニタリング・検証・通信システム600(スマートボトルシステムともいう)は、スマートボトルのキャップ部の移動を検出する蓋移動検出器602を備えることができる。蓋移動検出器602は、スマートボトルのキャップ部の移動を検出し、蓋の移動に関連する移動イベント(例えば「取り外し」、「再取り付け」)を判断することができる。スマートボトルシステム600は、検出された移動イベントに応じてタイムスタンプを出力する時計604を備えることができる。スマートボトルが初めて充填される又は再充填されるときに、時計604をリセット又は初期化することができる。スマートボトルシステム600は、スマートボトル内の医薬品の質量および/又は体積を測定する質量/体積測定システム606を備えることができる。スマートボトルシステム600は、スマートボトルシステム600の電力消費部へ電力を供給するための電池608を備えることができる。スマートボトルシステム600はさらに、スマートボトルシステム600の電力消費を効率的に管理するための電源管理システム610を備えることができる。本考案の実施形態のある態様において、電源管理システム610は無線充電器を備えることができる。本考案の実施形態の他の態様において、電源管理システム610は有線充電器を備えることができる。本考案の実施形態のある態様において、電源管理システム610は、検出された蓋の移動イベントと関係するトリガーに基づいて低電力状態に入ることができる。スマートボトルシステム600は、蓋の移動検出と関係する計算プロセス、質量/体積測定、電力管理、およびスマートボトルシステム600と関係する他のプロセスを実現するプロセッサ612を備えることができる。スマートボトルシステム600は、測定値、入力データ、初期化データ、システムパラメータ、コンピュータ命令、およびスマートボトルシステム600の動作に必要な他のデータを記憶するメモリ614を備えることができる。スマートボトルシステム600は、初期化のための入力データを受信し、消費情報および警報を送信するための通信インタフェース616を備えることができる。
静的質量/体積測定を含んでいる本考案の実施形態は、図7を参照して理解されよう。図7は、スマートボトルシステムの例示的な動作方法700を示す。ステップ702において蓋の移動(移動イベントともいう)が検出され、ステップ704において蓋の移動に関連するタイムスタンプが取得される。ステップ706において、移動イベントは、例えば、キャップ部が容器部から取り外される「取り外し」イベント、および、キャップ部が容器部に再度取り付けられる「再取り付け」イベントとして、分類される。ステップ708において、分類された移動イベントが検査される。移動イベントが「取り外し」イベントとして分類された場合(ステップ710)、ステップ712において、蓋の移動に関連するタイムスタンプが「オープン」タイムスタンプとして又は「取り外し」イベントを示す他の表示として記憶される。ステップ714において、システムは他の蓋の移動イベントを検出するよう待機する。蓋の移動が検出されない場合(ステップ716)、ステップ718において待機サイクルにおいて経過した時間とタイムアウトリミットとが比較される。タイムアウトリミットを超えていない場合(ステップ720)、蓋の移動の待機714が継続される。タイムアウトリミットを超えた場合(ステップ722)、ステップ724において警報が作動する。蓋の移動が検出された場合(ステップ726)、移動イベントにタイムスタンプを関連付ける動作に移行する(ステップ704)。移動イベントが「再取り付け」イベントとして分類された場合(ステップ728)、ステップ730において容器に残っている質量および/又は体積の静的測定が行われ、ステップ732において蓋の移動に関連したタイムスタンプが「クローズ」タイムスタンプとして又は「再取り付け」イベントを示す他の表示として記憶される。ステップ734において、測定された質量および/又は体積が記憶される。データは、ステップ736において読み出され、ステップ738において送信される。システムは、ステップ740において低電力状態に入り、ステップ742において他の蓋の移動イベントに対して待機する。
図8を参照して説明する本考案の実施形態のある態様では、静的質量測定又は静的体積測定を静電容量測定に基づいて行うことができる。図8に、スマートボトルの容器部802の第一の概観800を示す。スマートボトルの容器部802の壁804,806を、1つ以上のサンプリング回路によって個々にアドレス可能な複数の半円状金属リングで覆うことができる。スマートボトルの容器部802の2つの高さ812,814における2つの例示的な断面808,810を図8にそれぞれ示す。例示的な断面808,810は対応する半円状金属リングペア816,818とそれぞれ関連している。それぞれの半円状金属リングにアドレスすることにより測定された静電容量分布を、容器における錠剤の数(820〜825の5つを図示)と関係付けることができる。例えば、断面内に錠剤がない断面808においては低い静電容量が測定され、断面が複数の錠剤821,824,825を横断している断面810においては高い静電容量が測定されることになる。それぞれのリングに対して、静電容量は以下の式で決定される。
=εf(R)
ここで、Cはk番目のリングの静電容量を示しており、f(R)は容器形状に関連した形状定数であり、εはk番目のリングの断面における錠剤の数に直接的に関連付けられる。したがって、それぞれの半円状金属リングペアにおける個々の静電容量を測定することにより、所定時間の錠剤の数を決定できる。
図9は、第一時間における容器の状態(900)と第二時間における容器の状態(902)とを示す。図9はまた、それぞれの容器状態900,902における、静電容量904対高さ906のプロット908,910をそれぞれ示す。第一時間と第二時間との間の錠剤の取り出しにより、測定される静電容量はこれに対応して、リングの配置が容器の上部に向かうにつれて低くなる。例えば、第一時間における断面912においては、容器内の錠剤の数が減少した後の時間の対応する断面914よりも静電容量が大きい。
動的質量測定を含んでいる本考案の実施形態は、図10を参照して理解されよう。図10は、スマートボトルシステムの例示的な動作方法1000を示す。ステップ1002において蓋の移動(移動イベントともいう)が検出され、ステップ1004において蓋の移動に関連するタイムスタンプが取得される。ステップ1006において、移動イベントは、例えば、キャップ部が容器部から取り外される「取り外し」イベント、およびキャップ部が容器部に再度取り付けられる「再取り付け」イベントとして、分類される。ステップ1008において、分類された移動イベントが検査される。移動イベントが「取り外し」イベントとして分類された場合(ステップ1010)、ステップ1012において、蓋の移動に関連するタイムスタンプが「オープン」タイムスタンプとして又は「取り外し」イベントを示す他の表示として記憶される。ステップ1014において、システムは、動的質量測定センサの作動を待つ。動的質量測定センサの作動が検出されない場合(ステップ1016)、ステップ1018で待機サイクルにおいて経過した時間とタイムアウトリミットとが比較される。タイムアウトリミットを超えていない場合(ステップ1020)、動的質量測定センサの作動の待機1014が継続される。タイムアウトリミットを超えた場合(ステップ1022)、ステップ1024において警報が作動する。動的質量測定センサの作動が検出された場合(ステップ1026)、ステップ1028において動的質量測定が行われ、他の蓋の移動イベントの検出を待機するよう動作する。移動イベントが「再取り付け」イベントとして分類された場合(ステップ1030)、ステップ1032において、蓋の移動に関連したタイムスタンプが、「再取り付け」イベントを示す「クローズ」タイムスタンプとして記憶される。ステップ1034において、測定された質量が記憶される。データは、ステップ1036において読み出され、ステップ1038において送信される。システムは、ステップ1040において低電力状態に入り、ステップ1042において他の蓋の移動イベントに対して待機する。
本考案の実施形態のある態様にかかる動的質量測定は、図11〜図13を参照して理解されよう。
本考案の実施形態のある態様では、センサアレイをスマートボトルの首部(neck)に収容することができる。時間ごとのセンサアレイに沿った錠剤位置を検出することにより、錠剤の移動方向を決定できる。図11に、錠剤1104が必ず通過(1106)する容器首部1102を備えるスマートボトル1100を示す。また、センサアレイ1110の分解図1108を図11に示す。錠剤1112は、センサアレイ1110における第一位置1114で検知されている。続いて検知される錠剤1116は、その後、第二位置1118で検知される。錠剤の移動の方向を決定し、容器1100内の錠剤カウントの変化の動的測定を行うことができるよう、検知された錠剤位置の相対的な時間的/空間的関係が解析できる。本考案の実施形態のある態様において、センサアレイは、半円状金属リングを有することができ、錠剤位置の検知に静電容量測定を用いることができる。他の態様においては、発光ダイオード・受光器ペアを、錠剤移動のモニタリングに用いることができる。
図12を参照して説明する本考案の実施形態のある態様において、分解図1212に示す通り、容器1202の首部1200の開口を、複数の錠剤1204,1206がセンサアレイ1210を通過(1208)することができる程度に十分に大きくすることができる。初期時間において、両方の錠剤1204,1206が、センサアレイ1210の初期の位置1214で検出される場合がある。しかしながら、錠剤1204,1206は異なる速度でセンサアレイを通過するであろう。例えば、第二時間において第一の錠剤1204が第二位置1216で検出される。第二時間において第二の錠剤1206が第三位置1218で検出される。本考案の実施形態のある態様においては、トラッキング法を錠剤移動の解析に用いることができる。
図13を参照して説明する実施形態の他の態様において、機械的シャッフル1300を容器1304の首部1302近傍に配置でき、これにより、センサアレイを通る錠剤の通過を制限し、不明確な錠剤移動を解析するトラッキング処理の必要性を低減できる。
図14を参照して説明する実施形態の他の態様において、大きさが異なる複数の孔(三つを図示)1402,1404,1406を有するサイズディスク(size disk)1400を容器1410の首部1408近傍に配置できる。サイズディスク1400を回転させて、所望の大きさの孔を首部の開口と同じ位置に並べることができ、これにより、錠剤の首部1408の通過を制限できる。本考案の実施形態のある態様では、キャップ再取り付けにより、サイズディスク1400が閉鎖位置へと回転して、容器1410の首部1408とメイン収容室1412との間の障壁を実現し、これにより、錠剤がメイン収容室1412へと戻ることが低減され、したがって、すべての錠剤が確実にカウントされる。
本考案の実施形態のある態様には、一般的な錠剤容器(すなわちボトル)をスマートボトルに変換するためのシステムおよび装置を含む。例示的な実施形態は図15を参照して理解されよう。
医薬品を、容器部1502および蓋部分(図示せず)を備える一般的なボトルへと分配できる。容器部1502はそのまま使用しながら、蓋部分を廃棄して、スマートプラグ(栓)1504およびプラグキャップ1506と取り換えることができる。スマートプラグ1504は、テーパ状円筒形とすることができ、これにより、複数の異なる大きさの容器部にプラグを取り付けることができる。スマートプラグ1504は、スマートプラグ1504の中央部又は他の部分を貫通する通路部1508を備えることができる。通路部1508は、スマートプラグ1504の頂上部1510および底部1512にテーパ状入口を有することができる。通路部1508は、スマートプラグ1504の頂上部1510および底部1512におけるテーパ状入口の間で延設される主通路部1514を有することができる。スマートプラグは、主通路部1514への一方の入口1518に隣接して配置される第一センサ1516と、主通路部1514への他方の入口1522に隣接して配置される第二センサ1520と、を有することができる。主通路部1514のサイズは、計量供給される医薬品のサイズに基づいて決めることができる。実施形態のある態様において、通路サイズを、医薬品1524の関連寸法のサイズの一倍以上に、かつ関連寸法のサイズの二倍未満となるよう、選択することができる。実施形態のある態様において、関連寸法を医薬品の最大寸法とすることができる。実施形態の他の態様において、関連寸法を医薬品の最小寸法とすることができる。第一センサ1516および第二センサ1520の相対的な作動により、医薬品移動の方向を決定できる。例えば、第一センサ1516が第二センサ1520より前に作動する場合、医薬品1524は方向1526にスマートプラグ1504を通過することになり、したがって、医薬品1524は容器部1502から「取り出される」ことになる。第二センサ1520が第一センサ1516より前に作動する場合、医薬品1524は方向1528にスマートプラグ1504を通過することになり、したがって、医薬品1524は容器部1502から「取り出される」ことになる。本考案の実施形態のある態様において、スマートプラグ1504の非通路部のテーパ状ハウジング1530は、処理部、メモリおよびスマートプラグ1504の他の構成要素を収容できる。本考案の実施形態のある態様において、図6を参照して説明した構成要素を、スマートプラグ1504のテーパ状ハウジング1530の非通路部に埋設することができる。
本考案の実施形態のある態様において、第一センサは、第一半円状金属リングペアを有する第一静電容量センサを備えることができる。また、第二センサは、第二半円状金属リングペアを有する第二静電容量センサを備えることができる。実施形態の他の態様では、第一センサは第一発光ダイオード・受光器ペアを備えることができ、第二センサは第二発光ダイオード・受光器ペアを備えることができる。
本考案の実施形態の他の態様において、スマートプラグ1600は、錠剤1604が容器1610に入る(1606)、又は出て行く(1608)ことができる端部通過通路部1602を有することができる。
ここに説明した本考案の実施形態に関して、種々様々の用途に利用できることは、当業者には理解されよう。医療用容器および医薬品に関して説明した例示的な実施形態は例示であって、限定するものではない。
本明細書において使用した語および表現は、ここでは説明のための語としての使用であり限定するものではない。このような語および表現は、図示し説明した特徴と均等なもの又はその一部を含まないことを意図するものではない。考案の範囲は、添付の実用新案登録請求の範囲によってのみ定義・特定される。
200 システム
202 供給センタ
204 消費環境
206 モニタリング・検証センタ
208 通信リンク
300 スマートボトル
302 容器部
304 キャップ部
306 医薬品
600 スマートボトルシステム
602 蓋移動検出器
604 時計
606 質量/体積測定システム
608 電池
610 電源管理システム
612 プロセッサ
614 メモリ
616 通信インタフェース
802 容器部
804,806 壁
812,814 高さ
808,810 断面
816,818 半円状金属リングペア
820〜825 錠剤
1502 容器部
1504 スマートプラグ
1506 プラグキャップ
1508 通路部
1510 頂上部
1512 底部
1514 主通路部
1516 第一センサ
1518 入口
1520 第二センサ
1522 入口
1530 テーパ状ハウジング
1600 スマートプラグ
1604 錠剤
1610 容器
1602 端部通過通路部

Claims (12)

  1. ボトルをスマートボトルに変換する装置であって、
    主通路部を含む通路部であって、第一センサが該通路部における前記主通路部の第一端部の近傍に配置されるとともに、第二センサが前記主通路部の第二端部の近傍に配置される通路部と、
    非通路部と、
    を有するテーパ状プラグを備えており、
    前記非通路部は、
    プロセッサと、
    メモリと、
    電池と、
    電源管理システムと、
    時計と、
    通信インタフェースと、
    を収容している装置。
  2. 前記第一センサは、第一半円状金属リングペアであり、
    前記第二センサは、第二半円状金属リングペアである、
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記第一半円状金属リングペアに関連する第一静電容量と、前記第二半円状金属リングペアに関連する第二静電容量と、をサンプリングするためのサンプリング回路を更に備える、
    請求項2に記載の装置。
  4. 前記第一センサは、第一発光ダイオード/光受光器ペアであり、
    前記第二センサは、第二発光ダイオード/光受光器ペアである、
    請求項1に記載の装置。
  5. 前記メモリは、前記プロセッサに方法を実行させる非一時的コンピュータ可読命令を有し、
    前記方法は、
    蓋の移動を検出する工程と、
    前記蓋の移動に関連するタイムスタンプを生成する工程と、
    前記移動のイベントを分類する工程であって、
    前記移動のイベントが「取り外し」イベントとして分類される場合、前記タイムスタンプを前記移動のイベントと関連付けて記憶するとともに、動的質量測定を実行することで、質量測定結果を生成し、
    前記移動のイベントが「再取り付け」イベントとして分類される場合、前記タイムスタンプを前記移動のイベントと関連付けて記憶するとともに、前記質量測定結果を記憶する、
    工程と、を含む、
    請求項1に記載の装置。
  6. 前記方法は、記憶された前記質量測定結果をモニタリング・検証センタへと通信する工程を更に含む、
    請求項5に記載の装置。
  7. 前記通信する工程を実施するための通信インタフェースを更に備える、
    請求項6に記載の装置。
  8. 前記メモリは、前記プロセッサに方法を実行させる非一時的コンピュータ可読命令を有し、
    前記方法は、
    蓋の動作を検出する工程と、
    前記蓋の移動に関連するタイムスタンプを生成する工程と、
    前記移動のイベントを分類する工程であって、
    前記移動のイベントが「取り外し」イベントとして分類される場合、前記タイムスタンプを前記移動のイベントと関連付けて記憶するとともに、次の蓋の移動のイベントを待機し、
    前記移動のイベントが「再取り付け」イベントとして分類される場合、前記タイムスタンプを前記移動のイベントと関連付けて記憶するとともに、静的質量測定を実行することで質量測定結果を生成し、前記質量測定結果を記憶する、
    工程と、を含む、
    請求項1に記載の装置。
  9. 前記方法は、記憶された前記質量測定結果をモニタリング・検証センタへと通信する工程を更に含む、
    請求項8に記載の装置。
  10. 前記通信する工程を実施するための通信インタフェースを更に備える、
    請求項9に記載の装置
  11. 前記通路部は、前記テーパ状プラグの中心近傍および前記テーパ状プラグの端部近傍からなるグループから選択される位置に配置される、
    請求項1に記載の装置。
  12. 前記通路部は、前記テーパ状プラグの上側の第一テーパ状入口と、前記テーパ状プラグの底側の第二テーパ状入口と、を更に有する、
    請求項1に記載の装置。
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