JP3195252U - 超音波加熱器 - Google Patents

Abstract

【課題】超音波振動体から生じた超音波により、陶器マッサージヘッドが遠赤外線を生じて美容ケアを行うことができる、超音波加熱器を提供する。【解決手段】ケース体１と、ケース体内に設けられるとともに電源と電気的に接続された超音波射出電子回路２と、超音波射出電子回路と電気的に接続された超音波振動体３と、ケース体上に設けられた陶器マッサージヘッド４とからなる。超音波振動体から生じた超音波は、陶器マッサージヘッドを経て人体に作用する。更に、電源と超音波射出電子回路の間にはスイッチ５が設けられ、ケース体内には電源と電気的に接続された発熱部品６が設けられる。発熱部品から生じたエネルギーは陶器マッサージヘッドを経て人体に作用する。【選択図】図２

Description

本考案は、加熱器に関し、特に超音波加熱器に関する。

超音波とは、振動数が２万ヘルツを超えており、正常な人の聴覚には認識されない機械振動波である。この振動波は、機械作用、温熱作用、及び科学作用を有しており、人の顔に対して美容目的で用いる場合、一般的な顔の美容機器と比べて思いがけない効果を果たすことができる。また、陶器マッサージヘッドは、熱作用を経ることで人体に有益な遠赤外線を生じる。よって、上述した二種類の方法を共に用いることにより美容ケアを行う、超音波加熱器を開発する必要がある。

従来技術の不足を補うため、本考案は、超音波振動体から生じた超音波により、陶器マッサージヘッドが遠赤外線を生じて美容ケアを行うことができる、超音波加熱器を提供することを目的とする。

上述の目的を達成するため、本考案の超音波加熱器は、ケース体と、ケース体内に設けられるとともに電源と電気的に接続された超音波射出電子回路と、前記超音波射出電子回路と電気的に接続された超音波振動体と、ケース体上に設けられた陶器マッサージヘッドとからなる。前記超音波振動体から生じた超音波は、陶器マッサージヘッドを経て人体に作用する。更に、前記電源と超音波射出電子回路の間にはスイッチが設けられ、前記ケース体内には発熱部品が設けられる。前記発熱部品は、電源と電気的に接続され、前記発熱部品から生じたエネルギーは前記陶器マッサージヘッドを経て人体に作用する。

前記陶器マッサージヘッドは、環状蓋によってケース体上に取り付けられる。

以上の構造により、本考案は以下の効果を有する。まず本考案は、超音波の機械作用によって、顔の皮膚細胞を振動させて微細なマッサージ作用を生じ、細胞の容積を変化させる。これにより、部分的な血液とリンパ液の循環の改善、細胞透過性の強化、組織の新陳代謝及び再生能力の向上、組織の軟化、神経系統及び細胞機能に対する刺激を生じ、皮膚にハリとツヤを与えることができる。また、超音波の温熱作用によって、皮膚表面の温度を上昇させることにより、血液循環を加速させて皮膚細胞の栄養分を増加させたり、神経の興奮度を低下させて鎮痛作用を生じたり、痙攣した肌繊維を弛緩させて痙攣を和らげたりすることができる。尚、超音波の熱は内側に生じるため、エネルギーの７９％〜８２％が血液の自己作用に使われ、１８％〜２１％が熱伝導によって近くの組織へと分散される、よって、病人がはっきりと熱さを感じることはない。また、本考案は、超音波の化学作用によって、触媒作用を強化し、皮膚細胞の新陳代謝を加速させ、組織のｐＨ値をアルカリ性へと変化させることにより、皮膚炎症に伴う酸血症や痛みを軽減することができる。超音波は、細胞膜の通透性を高めることができるため、栄養素と薬を解重合して皮膚の栄養吸収を助けたり、菌体への薬の進入を助けて殺菌力を高めたりすることができる。更に、本考案は、マッサージヘッドが陶器製のため、金属製と比べた場合、陶器マッサージヘッドが発熱膜の熱作用によって人体に適した波長の比較的長い遠赤外線を発することができるという利点がある。遠赤外線は、より強い浸透力と放射力を有し、且つ温度制御効果と共振効果を備えているため、物体に吸収されて内的エネルギーへと転化されやすい。遠赤外線は人体に吸収された後、体内の水分子を共振させて、水分子間の結合力を高めることにより、蛋白質などの生体高分子を活性化して、生体細胞の振動を最大にする。よって、遠赤外線が人体に作用すると、毛細血管が拡張して血液循環が促進され、各組織間の新陳代謝が強化されて、美容ケア作用を生じる。以上のように本考案は、遠赤外線と超音波による人体への二重の作用により、より望ましいケア効果を達成することができる。

また本考案は、例えば、血栓を軟化させて顔の赤みを消したり、顔の微細血管の変形、血液循環不順による顔の赤み、虫感染による顔の赤みや赤鼻に対して用いたりすることができる。

本考案の全体を示した概略図である。 本考案の分解斜視図である。

以下、本考案の実施例について図を参照しつつ説明する。

図１、図２を参照する。本考案の超音波加熱器は、ケース体１と、ケース体１内に設けられるとともに電源と電気的に接続された超音波射出電子回路２と、超音波射出電子回路２と電気的に接続された超音波振動体３と、ケース体１上に設けられた陶器マッサージヘッド４とからなる。超音波振動体３から生じた超音波は、陶器マッサージヘッド４を経て人体に作用する。更に、電源と超音波射出電子回路２の間にはスイッチ５が設けられ、ケース体１内には発熱部品６が設けられる。発熱部品６は、電源と電気的に接続され、発熱部品６から生じたエネルギーは陶器マッサージヘッド４を経て人体に作用する。

本実施例において、ケース体１頭部の内側には、収容スペース７が設けられる。超音波振動体３と発熱部品６は、収容スペース７内に設けられる。収容スペース７口部には、陶器マッサージヘッド４が取り付けられる。更に、陶器マッサージヘッド４は、環状蓋によって、ケース体１にしっかりと取り付けられる。

１ ケース体
２ 超音波射出電子回路
３ 超音波振動体
４ 陶器マッサージヘッド
５ スイッチ
６ 発熱部品
７ 収容スペース

Claims (2)

1. ケース体と、超音波射出電子回路と、超音波振動体と、陶器マッサージヘッドとからなる、超音波加熱器であって、
   前記超音波射出電子回路は、前記ケース体内に設けられるとともに電源と電気的に接続され、
   前記超音波振動体は、前記超音波射出電子回路と電気的に接続され、
   前記陶器マッサージヘッドは、前記ケース体上に設けられ、
   前記超音波振動体から生じた超音波は、人体に作用するために前記陶器マッサージヘッドに伝わり、
   前記電源と前記超音波射出電子回路の間には、スイッチが設けられ、
   前記ケース体内には、電源と電気的に接続された発熱部品が設けられ、
   前記発熱部品から生じたエネルギーは、人体に作用するために前記陶器マッサージヘッドに伝わることを特徴とする、超音波加熱器。
2. 前記陶器マッサージヘッドは、環状蓋によって前記ケース体上に取り付けられることを特徴とする、請求項１に記載の超音波加熱器。