JP3195181U - 壁掛け用消しゴム供給装置及び壁掛け用供給装置 - Google Patents
壁掛け用消しゴム供給装置及び壁掛け用供給装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3195181U JP3195181U JP2014005568U JP2014005568U JP3195181U JP 3195181 U JP3195181 U JP 3195181U JP 2014005568 U JP2014005568 U JP 2014005568U JP 2014005568 U JP2014005568 U JP 2014005568U JP 3195181 U JP3195181 U JP 3195181U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- eraser
- supply
- port
- supply device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Supports Or Holders For Household Use (AREA)
Abstract
【課題】本考案は、購入者等が容易に消しゴムを取り出すことができる消しゴム供給装置を提供することを課題とする。【解決手段】外部から内部に消しゴムを導入する導入口2と、消しゴム100を内部から外部に供給する供給口3と、導入口2と供給口3を繋ぐ供給通路5を有し、導入口2は、設置状態において、供給口3に対して高い位置にあり、供給通路5は、壁面に囲まれて形成されており、壁面には、導入口2と供給口3を繋ぐ貫通溝20が形成されている構成とする。【選択図】図10
Description
本考案は、消しゴム等を連続的に供給可能な壁掛け用消しゴム供給装置及び壁掛け用供給装置に関する。特に、本考案は、陳列棚の壁面や建物の壁面等に固定されて使用される壁掛け用消しゴム供給装置及び壁掛け用供給装置に関する。
従来から、文具店では、上方が開口した直方体状の陳列箱に消しゴムを敷き詰めて販売されている(例えば、特許文献1)。すなわち、従来の文具店では、陳列箱の中に何段にも消しゴムを積み重ねるとともに、隙間なく面状に敷き詰めて陳列棚に陳列して販売されている。
しかしながら、従来の陳列箱は、上記したように、隙間なく消しゴムが敷き詰められているため、消しゴム間の隙間に指が入りにくく、購入者が取り出しにくいという問題があった。また、特許文献1の陳列箱の場合、陳列棚に載置する必要があるため、大きな設置場所が必要という問題があった。
そこで、本考案は、購入者等が容易に消しゴム等を取り出すことができる消しゴム供給装置及び壁掛け用供給装置を提供することを課題とする。
上記した課題を解決するための請求項1に記載の考案は、壁面に対して固定される壁掛け用消しゴム供給装置であって、外部から内部に消しゴムを導入する導入口と、消しゴムを内部から外部に供給する供給口と、前記導入口と供給口を繋ぐ供給通路を有する壁掛け用消しゴム供給装置において、前記導入口は、設置状態において、前記供給口に対して高い位置にあり、前記供給通路は、壁面に囲まれて形成されており、前記壁面には、導入口と供給口を繋ぐ貫通溝が形成されていることを特徴とする壁掛け用消しゴム供給装置である。
本考案の構成によれば、導入口が設置状態において供給口に対して高い位置にあり、供給通路は、壁面に囲まれて形成されているので、導入口から導入された消しゴムは、供給通路に沿って、重力で供給側に進行する。そのため、消しゴムを補充すると、常に供給口に近い位置に消しゴムが位置するので、購入者等は、供給口から容易に消しゴムを取り出すことができる。
また、本考案の構成によれば、供給通路を形成する壁面に導入口と供給口を繋ぐ貫通溝が形成されているので、消しゴムの補充時に消しゴムが傾き、供給通路内で詰まったとしても、貫通溝に沿って指で詰まった消しゴムを押圧することによって、消しゴムの詰まりを解消することが可能となる。そのため、安定した消しゴムの供給が可能な壁掛け用消しゴム供給装置となる。
また、本考案の構成によれば、供給通路を形成する壁面に導入口と供給口を繋ぐ貫通溝が形成されているので、消しゴムの補充時に消しゴムが傾き、供給通路内で詰まったとしても、貫通溝に沿って指で詰まった消しゴムを押圧することによって、消しゴムの詰まりを解消することが可能となる。そのため、安定した消しゴムの供給が可能な壁掛け用消しゴム供給装置となる。
請求項2に記載の考案は、前記供給通路は、一枚の板材を折り曲げ加工して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の壁掛け用消しゴム供給装置である。
本考案の構成によれば、製造が容易である。
請求項3に記載の考案は、供給口からの消しゴムの落下を防止する落下防止部を有し、前記落下防止部は、傾斜壁部と、係止壁部から形成されており、前記傾斜壁部は、供給通路の壁面と連続し、当該壁面に対して供給口を塞ぐ方向に傾斜しており、前記係止壁部は、前記傾斜壁部に対して交差する方向であって、かつ、消しゴムの端面を載置可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の壁掛け用消しゴム供給装置である。
本考案の構成によれば、供給通路の供給口から供給された消しゴムは、傾斜壁部に沿ってスライド移動し、係止壁部によって係止される。すなわち、本考案の構成によれば、傾斜壁部は、購入者側に傾斜しており、購入者は、供給通路に対して手前側で消しゴムを取り出すことができるため、取り出しやすい。
請求項4に記載の考案は、固定部材を有し、前記固定部材は、壁に固定されて壁掛け用消しゴム供給装置の姿勢を保持するものであり、前記壁面は、供給通路の背面側を囲む背面形成部を有し、前記背面形成部は、設置姿勢において、供給通路の背面側に位置するものであり、前記固定部材は、前記背面形成部に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の壁掛け用消しゴム供給装置である。
本考案の構成によれば、固定部材は、背面形成部に取り付けられているため、壁に壁掛け用消しゴム供給装置を固定しやすい。
請求項5に記載の考案は、前記固定部材は、環状に連続した紐体であることを特徴とする請求項4に記載の壁掛け用消しゴム供給装置である。
本考案の構成によれば、壁掛け用消しゴム供給装置を壁面に取り付けやすい。例えば、壁面に直立した釘等の係止片に引っかけやすい。
請求項6に記載の考案は、前記壁面は、供給通路の正面側を囲む正面形成部を有し、前記貫通溝は、正面形成部に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の壁掛け用消しゴム供給装置である。
本考案の構成によれば、貫通溝が正面形成部に設けられており、購入者等にとって手前側に貫通溝が位置するため、消しゴムが供給通路内で詰まった場合に消しゴムの操作を行いやすい。
また、本考案の構成によれば、貫通溝から供給通路内の状態が視認できるため、消しゴムの残量を把握しやすい。そのため、消しゴムの欠品を容易に確認できる。
また、本考案の構成によれば、貫通溝から供給通路内の状態が視認できるため、消しゴムの残量を把握しやすい。そのため、消しゴムの欠品を容易に確認できる。
請求項7に記載の考案は、前記正面形成部は、設置姿勢において、貫通溝に沿った切り欠き部を有し、前記切り欠き部は、前記導入口から貫通溝の縁に沿って下方に向かって延びており、さらにその切り欠き幅が下方に向かうにつれて小さくなっていることを特徴とする請求項6に記載の壁掛け用消しゴム供給装置である。
本考案の構成によれば、導入口に沿って切り欠き部が形成されているため、消しゴムを供給通路に導入しやすい。
請求項8に記載の考案は、壁に対して固定される壁掛け用消しゴム供給装置であって、外部から内部に消しゴムを導入する導入口と、消しゴムを内部から外部に供給する供給口と、前記導入口と供給口を繋ぐ供給通路を有する壁掛け用消しゴム供給装置において、前記導入口は、設置状態において、前記供給口に対して高い位置にあり、前記供給通路は、壁面に囲まれて形成されており、前記壁面には、導入口と供給口を繋ぐ貫通溝が形成されており、供給口からの消しゴムの落下を防止する落下防止部を有し、前記落下防止部は、傾斜壁部と、係止壁部から形成されており、前記傾斜壁部は、供給通路の壁面と連続し、当該壁面に対して供給口を塞ぐ方向に傾斜しており、前記係止壁部は、前記傾斜壁部に対して交差する方向であって、かつ、消しゴムの端面を載置可能であり、前記壁面は、供給通路の正面側を囲む正面形成部を有し、前記貫通溝は、正面形成部に設けられていることを特徴とする壁掛け用消しゴム供給装置である。
本考案の構成によれば、購入者等が容易に消しゴムを取り出すことができる。
請求項9に記載の考案は、壁に対して固定される壁掛け用供給装置であって、外部から内部に被供給物を導入する導入口と、被供給物を内部から外部に供給する供給口と、前記導入口と供給口を繋ぐ供給通路を有する壁掛け用供給装置において、前記導入口は、設置状態において、前記供給口に対して高い位置にあり、前記供給通路は、壁面に囲まれて形成されており、前記壁面には、導入口と供給口を繋ぐ貫通溝が形成されていることを特徴とする壁掛け用供給装置である。
ここでいう「被供給物」とは、供給対象となる物体を表し、例えば、消しゴムやステープラ用つづり針などが挙げられる。
本考案の構成によれば、購入者等が容易に被供給物を取り出すことができる。
本考案の壁掛け用消しゴム供給装置及び壁掛け用供給装置によれば、購入者等が容易に消しゴム等を取り出すことができる。
以下に、本考案の第1実施形態について説明する。
なお、以下の説明において、特に断りがない限り、上下左右の位置関係は、通常の設置位置(図1)を基準に説明する。すなわち、壁掛け用消しゴム供給装置1が壁50に対して固定された状態を基準とする。
なお、以下の説明において、特に断りがない限り、上下左右の位置関係は、通常の設置位置(図1)を基準に説明する。すなわち、壁掛け用消しゴム供給装置1が壁50に対して固定された状態を基準とする。
本考案の第1実施形態に係る壁掛け用消しゴム供給装置1(壁掛け用供給装置)は、文具店等に陳列する消しゴム100(被供給物)の陳列装置である。
壁掛け用消しゴム供給装置1は、導入口2から直方体状の消しゴム100を導入し、供給口3から消しゴム100を払い出すことが可能となっている。
壁掛け用消しゴム供給装置1は、導入口2から直方体状の消しゴム100を導入し、供給口3から消しゴム100を払い出すことが可能となっている。
壁掛け用消しゴム供給装置1の説明に先立って、まず、壁掛け用消しゴム供給装置1に使用する消しゴム100の一例について説明する。
消しゴム100は、公知の消しゴムであって、直方体状の消しゴムである。
すなわち、消しゴム100は、図2に示されるように、主面を形成する正面部101及び背面部102と、その側面を形成する上側面部103、下側面部104、左側面部105、及び右側面部106を有している。
すなわち、消しゴム100は、図2に示されるように、主面を形成する正面部101及び背面部102と、その側面を形成する上側面部103、下側面部104、左側面部105、及び右側面部106を有している。
続いて、本実施形態の壁掛け用消しゴム供給装置1について説明する。
壁掛け用消しゴム供給装置1は、図3,図7から読み取れるように、主に一枚の板材を折り曲げて形成されるものである。壁掛け用消しゴム供給装置1は、図3に示されるように、供給通路5と、落下防止部6と、壁面固定部材7と、を有している。
供給通路5は、消しゴム100が通過する通過空間であり、その周囲が壁面形成部材8に囲まれて形成されるものである。
具体的には、供給通路5は、図4から読み取れるように、背面形成部10と、側面形成部11,12と、正面形成部15からなる壁面形成部材8によって囲繞されて形成されている。
背面形成部10は、図6に示されるように、壁掛け用消しゴム供給装置1の背面を形成する長方形状の板状部位であり、図3に示されるように、設置姿勢において、その長辺が天地方向(上下方向Z)を向いている。
背面形成部10の幅(短手方向の長さ)は、消しゴム100の正面形成部15の長さ(長手方向の長さ)と同程度かやや大きい。
上下方向Zの背面形成部10の上端部近傍には、図5に示されるように、壁面固定部材7を取り付け可能な取付部25を有している。
具体的には、取付部25は、図3に示されるように、背面形成部10の部材厚方向に貫通した2つの貫通孔26,27である。すなわち、貫通孔26,27に壁面固定部材7を挿通させることによって取り付け可能となっている。
具体的には、供給通路5は、図4から読み取れるように、背面形成部10と、側面形成部11,12と、正面形成部15からなる壁面形成部材8によって囲繞されて形成されている。
背面形成部10は、図6に示されるように、壁掛け用消しゴム供給装置1の背面を形成する長方形状の板状部位であり、図3に示されるように、設置姿勢において、その長辺が天地方向(上下方向Z)を向いている。
背面形成部10の幅(短手方向の長さ)は、消しゴム100の正面形成部15の長さ(長手方向の長さ)と同程度かやや大きい。
上下方向Zの背面形成部10の上端部近傍には、図5に示されるように、壁面固定部材7を取り付け可能な取付部25を有している。
具体的には、取付部25は、図3に示されるように、背面形成部10の部材厚方向に貫通した2つの貫通孔26,27である。すなわち、貫通孔26,27に壁面固定部材7を挿通させることによって取り付け可能となっている。
側面形成部11,12は、図4に示されるように、壁掛け用消しゴム供給装置1の左右側面を形成する部位であって、背面形成部10の幅方向X(左右方向)の両端部から前方(手前)に向かって立設された部位である。
また、側面形成部11,12は、図6のように、側面視したときに台形状の板状部位であり、上下方向Zに延びている。
側面形成部11,12の幅(前後方向の長さ)は、消しゴム100の側面部105,106の幅と同程度となっている。
側面形成部11,12は、図3,図4から読み取れるように、供給通路5を挟んで横方向Xに対向している。
また、側面形成部11,12は、図6のように、側面視したときに台形状の板状部位であり、上下方向Zに延びている。
側面形成部11,12の幅(前後方向の長さ)は、消しゴム100の側面部105,106の幅と同程度となっている。
側面形成部11,12は、図3,図4から読み取れるように、供給通路5を挟んで横方向Xに対向している。
正面形成部15は、図5に示されるように、壁掛け用消しゴム供給装置1の正面を形成する部位である。
正面形成部15は、導入口2から供給口3を繋ぐ貫通溝20を有している。
貫通溝20は、図5に示されるように、正面視したときに、正面形成部15を2つの壁面部16,17に分割する溝であり、正面形成部15を部材厚方向に貫通した溝である。
また、貫通溝20は、所定の幅をもって帯状に延びた溝であり、その溝幅は、消しゴム100の長手方向の長さの1/2以上2/3以下となっている。具体的には、本実施形態の貫通溝20の溝幅は、3cm〜4cmとなっている。
正面形成部15は、導入口2から供給口3を繋ぐ貫通溝20を有している。
貫通溝20は、図5に示されるように、正面視したときに、正面形成部15を2つの壁面部16,17に分割する溝であり、正面形成部15を部材厚方向に貫通した溝である。
また、貫通溝20は、所定の幅をもって帯状に延びた溝であり、その溝幅は、消しゴム100の長手方向の長さの1/2以上2/3以下となっている。具体的には、本実施形態の貫通溝20の溝幅は、3cm〜4cmとなっている。
壁面部16,17は、略長方形状の板状の部位であり、その上端部であって、貫通溝20側の端部は、切り欠き部21,22が形成されている。
切り欠き部21,22は、壁面部16,17の下方から上方に向けて、壁面部16,17同士の距離が離れるように切り欠かれた切り欠きである。
この切り欠き部21,22は、側面形成部11,12から貫通溝20につながるように形成されており、壁面部16,17の上端部に傾斜面を形成している。
また、壁面部16,17は、その下端部であって、貫通溝20側の端部が小さく切り欠かれている。すなわち、壁面部16,17の下側の角部は面取りされている。
切り欠き部21,22は、壁面部16,17の下方から上方に向けて、壁面部16,17同士の距離が離れるように切り欠かれた切り欠きである。
この切り欠き部21,22は、側面形成部11,12から貫通溝20につながるように形成されており、壁面部16,17の上端部に傾斜面を形成している。
また、壁面部16,17は、その下端部であって、貫通溝20側の端部が小さく切り欠かれている。すなわち、壁面部16,17の下側の角部は面取りされている。
落下防止部6は、図3,図6から読み取れるように、傾斜壁部30と、係止壁部31から形成されている。
傾斜壁部30は、供給口3から排出された消しゴム100の流れ方向を変更する壁部である。具体的には、傾斜壁部30は、供給通路5を通過した消しゴム100を前方側(手前側)に移動させる壁部である。
また、傾斜壁部30は、図6に示されるように、背面形成部10と連続する壁部であって、かつ、背面形成部10の下端部から所定の角度で傾斜した壁部である。
図6に示される傾斜壁部30の背面形成部10に対する傾斜角度θは、鈍角となっており、具体的には、100度以上120度以下となっている。
傾斜壁部30は、供給口3から排出された消しゴム100の流れ方向を変更する壁部である。具体的には、傾斜壁部30は、供給通路5を通過した消しゴム100を前方側(手前側)に移動させる壁部である。
また、傾斜壁部30は、図6に示されるように、背面形成部10と連続する壁部であって、かつ、背面形成部10の下端部から所定の角度で傾斜した壁部である。
図6に示される傾斜壁部30の背面形成部10に対する傾斜角度θは、鈍角となっており、具体的には、100度以上120度以下となっている。
係止壁部31は、傾斜壁部30と連続し、傾斜壁部30の下端部から立ち上がった壁部であり、消しゴム100の一部と係止可能な係止片である。係止壁部31は、消しゴム100の下側面部104と略同一形状をした壁部である。
係止壁部31の傾斜壁部30に対する傾斜角度δは、消しゴム100の縁の角度(背面部102と下側面部104とでなす角度)と近い角度となっており、具体的には、85度以上95度以下となっている。
係止壁部31の傾斜壁部30に対する傾斜角度δは、消しゴム100の縁の角度(背面部102と下側面部104とでなす角度)と近い角度となっており、具体的には、85度以上95度以下となっている。
壁面固定部材7は、図1に示されるように、壁50に立設された突起等の吊り下げ部110に吊り下げて固定する部材である。具体的には、壁面固定部材7は、環状に連続した紐状の部材である。
具体的には、壁面固定部材7は、ボールチェーンであり、ボールをアタッチメント(コネクタ)から着脱することによって、背面形成部10から着脱可能である。
具体的には、壁面固定部材7は、ボールチェーンであり、ボールをアタッチメント(コネクタ)から着脱することによって、背面形成部10から着脱可能である。
続いて、本実施形態の壁掛け用消しゴム供給装置1の使用方法について説明する。
まず、図8に示されるように、壁50に対して壁掛け用消しゴム供給装置1を固定する。
このとき、壁掛け用消しゴム供給装置1は、壁面固定部材7が吊り下げ部110に引っかけられて吊り下げられており、吊り下げ部110に垂下された状態となっている。また、壁掛け用消しゴム供給装置1は、壁50に対して縦姿勢で固定されており、導入口2は、供給口3よりも高い位置に配されている。具体的には、導入口2は、壁掛け用消しゴム供給装置1の上端部近傍に位置するのに対して、供給口3は壁掛け用消しゴム供給装置1の下端部近傍に位置する。
このとき、壁掛け用消しゴム供給装置1は、壁面固定部材7が吊り下げ部110に引っかけられて吊り下げられており、吊り下げ部110に垂下された状態となっている。また、壁掛け用消しゴム供給装置1は、壁50に対して縦姿勢で固定されており、導入口2は、供給口3よりも高い位置に配されている。具体的には、導入口2は、壁掛け用消しゴム供給装置1の上端部近傍に位置するのに対して、供給口3は壁掛け用消しゴム供給装置1の下端部近傍に位置する。
続いて、図9に示されるように、導入口2から消しゴム100を入れていき、供給通路5に消しゴム100を充填する。
このとき、消しゴム100aを入れると、供給通路5を通過して落下防止部6の係止壁部31で係止され、係止壁部31上に消しゴム100aが載置される。
すなわち、消しゴム100aの下側面部104は、落下防止部6の係止壁部31と面接触して係止されており、消しゴム100aの背面部102は、傾斜壁部30と面接触している。消しゴム100aは、水平姿勢に対して傾いた姿勢となっている。
さらに消しゴム100bを入れると、供給通路5を通過して消しゴム100aの上側面部103上に消しゴム100bが載置される。すなわち、消しゴム100aの上側面部103が消しゴム100bの下側面部104と面接触している。
また、消しゴム100bの左右方向Xの中間部に貫通溝20が位置している。貫通溝20側からみると、貫通溝20は、消しゴム100の正面部101の左右方向の中間部位に位置しており、上下方向に延びている。
このとき、消しゴム100aを入れると、供給通路5を通過して落下防止部6の係止壁部31で係止され、係止壁部31上に消しゴム100aが載置される。
すなわち、消しゴム100aの下側面部104は、落下防止部6の係止壁部31と面接触して係止されており、消しゴム100aの背面部102は、傾斜壁部30と面接触している。消しゴム100aは、水平姿勢に対して傾いた姿勢となっている。
さらに消しゴム100bを入れると、供給通路5を通過して消しゴム100aの上側面部103上に消しゴム100bが載置される。すなわち、消しゴム100aの上側面部103が消しゴム100bの下側面部104と面接触している。
また、消しゴム100bの左右方向Xの中間部に貫通溝20が位置している。貫通溝20側からみると、貫通溝20は、消しゴム100の正面部101の左右方向の中間部位に位置しており、上下方向に延びている。
そして、消しゴム100を取り出す場合には、図10に示されるように、係止壁部31によって、係止されている消しゴム100aを取り出す。
消しゴム100aを取り出すと、供給通路5内で上下方向Zに積み重ねられた消しゴム100が自重によって、下方にスライドして移動し、最下部の消しゴム100bは、傾斜壁部30によって傾斜しながら、係止壁部31に至り、係止壁部31によって係止される。
そのため、常時消しゴム100が係止壁部31に載置された状態となり、消しゴム100の連続供給が可能である。
消しゴム100aを取り出すと、供給通路5内で上下方向Zに積み重ねられた消しゴム100が自重によって、下方にスライドして移動し、最下部の消しゴム100bは、傾斜壁部30によって傾斜しながら、係止壁部31に至り、係止壁部31によって係止される。
そのため、常時消しゴム100が係止壁部31に載置された状態となり、消しゴム100の連続供給が可能である。
ところで、導入口2から消しゴム100を導入する際に、消しゴム100が傾いて導入され、傾いた状態で供給通路5を通過する場合、図11(a)に示されるように、消しゴム100が供給通路5内で詰まる場合がある。
このような場合でも、本考案の壁掛け用消しゴム供給装置1によれば、貫通溝20が上下方向に並んだ消しゴム100の胴部上を通過するので、図11(a),図11(b)から読み取れるように販売者等の指によって消しゴム100を下方向に押圧することによって、消しゴム100を上下方向に整列させることができ、消しゴム100を下側にスライド移動させることができる。
このような場合でも、本考案の壁掛け用消しゴム供給装置1によれば、貫通溝20が上下方向に並んだ消しゴム100の胴部上を通過するので、図11(a),図11(b)から読み取れるように販売者等の指によって消しゴム100を下方向に押圧することによって、消しゴム100を上下方向に整列させることができ、消しゴム100を下側にスライド移動させることができる。
本考案の壁掛け用消しゴム供給装置1によれば、貫通溝20が導入口2から供給口3に向かって上下方向に延びているので、消しゴム100の残量を視認することができる。
本考案の壁掛け用消しゴム供給装置1によれば、壁面固定部材7によって壁50に吊り下げることができるため、容易に壁50に設置することが可能である。
上記した実施形態では、壁掛け用消しゴム供給装置1は消しゴム100の主面が正面を向いた姿勢で上下方向に整列させるものであったが、本考案はこれに限定されるものではなく、図12のように消しゴム100の主面が下方を向いた姿勢で上下方向に整列させるものでもよい。
上記した実施形態では、壁掛け用消しゴム供給装置1は壁面固定部材7によって吊り下げ部110に対して吊り下げて固定していたが、本考案はこれに限定されるものではなく、壁掛け用消しゴム供給装置1に固定穴等を設け、公知の締結要素によって壁50に固定してもよい。
上記した実施形態では、壁掛け用消しゴム供給装置1を鉛直方向に延びた姿勢で壁50に固定したが、本考案はこれに限定されるものではなく、鉛直方向に対してやや傾斜した姿勢で壁50に固定してもよい。
上記した実施形態では、直方体の消しゴム100を使用した場合について説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、消しゴムの形状は特に限定されない。安定した供給を実現する観点から、供給通路5内において、少なくとも平面上の上面と下面を備えている消しゴムであることが好ましい。
上記した実施形態では、係止壁部31は、板状の壁部であったが、本考案はこれに限定されるものではなく、係止壁部31は消しゴム100を係止できれば、形状は問わない。例えば、棒状であってもよい。
上記した実施形態では、被供給物として消しゴム100を供給する場合について記載したが、本考案はこれに限定されるものではなく、被供給物は消しゴム以外でもよい。
1 壁掛け用消しゴム供給装置(壁掛け用供給装置)
2 導入口
3 供給口
5 供給通路
6 落下防止部
7 壁面固定部材(固定部材)
10 背面形成部
15 正面形成部
20 貫通溝
21,22 切り欠き部
30 傾斜壁部
31 係止壁部
50 壁
100 消しゴム(被供給物)
2 導入口
3 供給口
5 供給通路
6 落下防止部
7 壁面固定部材(固定部材)
10 背面形成部
15 正面形成部
20 貫通溝
21,22 切り欠き部
30 傾斜壁部
31 係止壁部
50 壁
100 消しゴム(被供給物)
Claims (9)
- 壁に対して固定される壁掛け用消しゴム供給装置であって、
外部から内部に消しゴムを導入する導入口と、消しゴムを内部から外部に供給する供給口と、前記導入口と供給口を繋ぐ供給通路を有する壁掛け用消しゴム供給装置において、
前記導入口は、設置状態において、前記供給口に対して高い位置にあり、
前記供給通路は、壁面に囲まれて形成されており、
前記壁面には、導入口と供給口を繋ぐ貫通溝が形成されていることを特徴とする壁掛け用消しゴム供給装置。 - 前記供給通路は、一枚の板材を折り曲げ加工して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の壁掛け用消しゴム供給装置。
- 供給口からの消しゴムの落下を防止する落下防止部を有し、
前記落下防止部は、傾斜壁部と、係止壁部から形成されており、
前記傾斜壁部は、供給通路の壁面と連続し、当該壁面に対して供給口を塞ぐ方向に傾斜しており、
前記係止壁部は、前記傾斜壁部に対して交差する方向であって、かつ、消しゴムの端面を載置可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の壁掛け用消しゴム供給装置。 - 固定部材を有し、
前記固定部材は、壁に固定されて壁掛け用消しゴム供給装置の姿勢を保持するものであり、
前記壁面は、供給通路の背面側を囲む背面形成部を有し、
前記背面形成部は、設置姿勢において、供給通路の背面側に位置するものであり、
前記固定部材は、前記背面形成部に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の壁掛け用消しゴム供給装置。 - 前記固定部材は、環状に連続した紐体であることを特徴とする請求項4に記載の壁掛け用消しゴム供給装置。
- 前記壁面は、供給通路の正面側を囲む正面形成部を有し、
前記貫通溝は、正面形成部に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の壁掛け用消しゴム供給装置。 - 前記正面形成部は、設置姿勢において、貫通溝に沿った切り欠き部を有し、
前記切り欠き部は、前記導入口から貫通溝の縁に沿って下方に向かって延びており、さらにその切り欠き幅が下方に向かうにつれて小さくなっていることを特徴とする請求項6に記載の壁掛け用消しゴム供給装置。 - 壁に対して固定される壁掛け用消しゴム供給装置であって、
外部から内部に消しゴムを導入する導入口と、消しゴムを内部から外部に供給する供給口と、前記導入口と供給口を繋ぐ供給通路を有する壁掛け用消しゴム供給装置において、
前記導入口は、設置状態において、前記供給口に対して高い位置にあり、
前記供給通路は、壁面に囲まれて形成されており、
前記壁面には、導入口と供給口を繋ぐ貫通溝が形成されており、
供給口からの消しゴムの落下を防止する落下防止部を有し、
前記落下防止部は、傾斜壁部と、係止壁部から形成されており、
前記傾斜壁部は、供給通路の壁面と連続し、当該壁面に対して供給口を塞ぐ方向に傾斜しており、
前記係止壁部は、前記傾斜壁部に対して交差する方向であって、かつ、消しゴムの端面を載置可能であり、
前記壁面は、供給通路の正面側を囲む正面形成部を有し、
前記貫通溝は、正面形成部に設けられていることを特徴とする壁掛け用消しゴム供給装置。 - 壁に対して固定される壁掛け用供給装置であって、
外部から内部に被供給物を導入する導入口と、被供給物を内部から外部に供給する供給口と、前記導入口と供給口を繋ぐ供給通路を有する壁掛け用供給装置において、
前記導入口は、設置状態において、前記供給口に対して高い位置にあり、
前記供給通路は、壁面に囲まれて形成されており、
前記壁面には、導入口と供給口を繋ぐ貫通溝が形成されていることを特徴とする壁掛け用供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014005568U JP3195181U (ja) | 2014-10-20 | 2014-10-20 | 壁掛け用消しゴム供給装置及び壁掛け用供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014005568U JP3195181U (ja) | 2014-10-20 | 2014-10-20 | 壁掛け用消しゴム供給装置及び壁掛け用供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3195181U true JP3195181U (ja) | 2015-01-08 |
Family
ID=52339690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014005568U Expired - Fee Related JP3195181U (ja) | 2014-10-20 | 2014-10-20 | 壁掛け用消しゴム供給装置及び壁掛け用供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3195181U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7395510B2 (ja) | 2018-05-22 | 2023-12-11 | ペプシコ・インク | コンパクト自動販売機 |
-
2014
- 2014-10-20 JP JP2014005568U patent/JP3195181U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7395510B2 (ja) | 2018-05-22 | 2023-12-11 | ペプシコ・インク | コンパクト自動販売機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3177177U (ja) | 数段重ねた木等の角柱体の間にネクタイを挟みそれぞれ挟む部分が独立して広げられるネクタイハンガー。 | |
US8857780B1 (en) | Hanging facilitation assembly | |
US20150252942A1 (en) | Wall hanger | |
JP3195181U (ja) | 壁掛け用消しゴム供給装置及び壁掛け用供給装置 | |
US9603468B2 (en) | Holding device for a bracket in a storage system | |
US10098479B1 (en) | Slatwall with slidable connector brackets | |
US8939521B2 (en) | Shelf gap spacer device for a merchandise display system | |
US20150129730A1 (en) | Peg Hook Staple | |
US20120187060A1 (en) | Modular display system | |
HK1136383A1 (en) | Holder for box-shaped articles of different sizes | |
JP4105720B2 (ja) | 壁面収納治具 | |
JP2014108184A (ja) | 収納棚 | |
JP5796226B2 (ja) | 壁面収納装置 | |
JP6669180B2 (ja) | 収納箱及び収納箱の製造方法 | |
JP2020031813A (ja) | 商品陳列具 | |
JP3126397U (ja) | 支持部材の支持装置およびパネル装置 | |
JP6501387B2 (ja) | デスクトップパネル、デスクおよびデスクトップパネルの連結構造 | |
JP4328643B2 (ja) | 物品取付用レール | |
JP2013079669A (ja) | 壁掛構造 | |
JP5401424B2 (ja) | 目地材 | |
JP2018017071A (ja) | 取付ユニット | |
JP2020130316A (ja) | 額縁支持具 | |
TW201424647A (zh) | 使用針構件的牆壁裝設器具 | |
JP3121505U (ja) | 平行棒支持装置 | |
JP3189585U (ja) | アジャスター |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20141022 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3195181 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |