JP3194951U - ごみ袋取付枠及びそれを用いたごみ収集器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】一人で簡単にごみの収集作業を行うことができるごみ袋取付枠及びそれを用いたごみ収集器具を提供する。【解決手段】ごみ袋取付枠10は、例えば、合成樹脂フイルム製のごみ袋を取り付けて用いるものであり、ごみ袋が取り付けられる枠本体11と、枠本体11に配設されたごみ誘導板12とを備えている。枠本体11は、3つの棒状部11Aと、湾曲された3つの湾曲部11Bとを有し、これら3つの棒状部11Aと3つの湾曲部11Bとを交互につなげることにより1つの環状体とされている。具体的には、枠本体11は、角を丸めた三角形状であり、枠本体11の外周側がごみ袋の開口部で覆われることによりごみ袋が取り付けられるようになっている。【選択図】図1
Description
本考案は、合成樹脂フイルム製等のごみ袋を着脱できるごみ袋取付枠及びそれを用いたごみ収集器具に関する。
屋外等でごみの収集を行う場合には、例えば、片手に箒を持ち、片手に合成樹脂フイルム製のごみ袋持って、ごみ袋にごみを入れたり、ごみ袋を地面又は床上に置いて、ごみ袋にごみを入れたりしていた。しかし、ごみ袋が思うように開口しないためにごみを入れにくいという問題があった。また、一人がごみ袋を開口して持ち、他の一人が箒で集めたごみをごみ袋に入れるというように二人で作業する場合もあるが、人手が必要であり、一人で手軽に作業できないという問題があった。
本考案は、このような問題に基づきなされたものであり、一人で簡単にごみの収集作業を行うことができるごみ袋取付枠及びそれを用いたごみ収集器具を提供することを目的とする。
なお、特許文献1には、2つのストッパー本体をネジで連結してリング枠体を形成し、このリング枠体にごみ袋を沿わせ、別途用意したゴム製のストッパーをはめ込むことにより、ごみ袋をリング枠体に固定するものが記載されている。しかしながら、特許文献1に記載の器具は、連結用のネジが必要であり、また、ごみ袋をリング枠体に沿わせてからゴム製のストッパーで固着しなければならず、使い勝手が悪いという問題があった。
本考案のごみ袋取付枠は、ごみ袋を取り付けて用いるものであって、3つの棒状部と、湾曲された3つの湾曲部とを有し、これら3つの棒状部と3つの湾曲部とを交互につなげることにより1つの環状体とされ、外周側がごみ袋の開口部で覆われることによりごみ袋が取り付けられる枠本体と、この枠本体の1つの棒状部に対して配設され、ごみを枠本体の内側に誘導するためのごみ誘導板とを備えたものである。
本考案のごみ収集器具は、本考案のごみ袋取付枠と、このごみ袋取付枠に取り付けられるごみ袋とを備え、ごみ袋は、ごみ袋取付枠の枠本体に対して、外周側を開口部で覆うことにより取り付けられるものである。
本考案によれば、3つの棒状部と3つの湾曲部とを交互につなげることにより1つの環状体とした枠本体を備えるようにしたので、例えば、1つの棒状部及びそれに隣接する2つの湾曲部の外周側をごみ袋の開口部で覆い、残りの1つの湾曲部の方に向かってごみ袋の開口部を広げ、その外周側を覆うように引掛けることにより、容易にごみ袋を取り付けることができる。また、枠本体にごみ袋を取り付けることにより、ごみ袋を開口した状態とすることができるので、片手で枠本体を持ち、容易に、ごみをごみ袋に直接入れることができる。更に、棒状部にごみ誘導板を配設するようにしたので、ごみ誘導板が配設された棒状部を下にしてごみを掃き寄せるようにすれば、ごみ誘導板の上を通過させて容易にごみをごみ袋の中に入れることができる。加えて、ごみ袋がごみで一杯になった場合には、例えば、1つの湾曲部に引掛けられているごみ袋の開口部を引っ張って湾曲部から外すことにより、容易に、枠本体からごみ袋を取り外すことができる。
従って、簡単に枠本体にごみ袋を着脱することができ、かつ、枠本体を持って簡単にごみ袋の中にごみを直接入れることができる。よって、一人で、容易に、短時間でごみ収集作業を行うことができる。また、電気などのエネルギーを使用せず、高価な道具も使用しないので、省力、省エネで、コストも安くすることができる。
また、枠本体の少なくとも外周側表面の一部に、弾性体よりなる弾性滑り止め部材を配設するようにすれば、枠本体の外周側を覆うことにより取り付けられたごみ袋が滑り落ちることを防止することができると共に、ごみ袋が傷ついて破損してしまうことを防止することができる。
枠本体の外周長さを取り付けるゴミ袋の開口部の内周長さよりも大きくするようにすれば、ごみ袋の開口部を引っ張って枠本体に取り付けることにより、密着させて取り付けることができる。
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本考案の一実施の形態に係るごみ袋取付枠10の構成を表すものである。図2は、図1に示したごみ袋取付枠10にごみ袋21を取り付けたごみ収集器具20の構成を表すものである。このごみ袋取付枠10は、例えば、合成樹脂フイルム製のごみ袋21を取り付けて用いるものであり、ごみ袋21が取り付けられる枠本体11と、枠本体11に配設されたごみ誘導板12とを備えている。枠本体11は、3つの棒状部11Aと、湾曲された3つの湾曲部11Bとを有し、これら3つの棒状部11Aと3つの湾曲部11Bとを交互につなげることにより1つの環状体とされている。具体的には、枠本体11は、角を丸めた三角形状であり、枠本体11の外周側がごみ袋21の開口部で覆われることによりごみ袋21が取り付けられるようになっている。
枠本体11の外周長さは、取り付けるゴミ袋21の開口部の内周長さよりも少し大きく、例えば、1mmから5cm大きく形成されていることが好ましい。例えば、開口部の内周長さが1320mmの市販されている45Lのごみ袋21に対応させる場合には、枠本体11の外周長さを1320mmよりも少し大きく、例えば、1321mmから1370mmの範囲内とすることが好ましい。枠本体11の外周側を覆うようにごみ袋21の開口部を引っ張り引っ掛けることにより、ごみ袋21を枠本体11に密着させて取り付けることができるからである。枠本体11の太さは、例えば、3mmから7mmとすることが好ましい。
枠本体11は、例えば、アルミニウム等の軽量金属、又は、プラスチックよりなる骨組み部材の表面にゴム又はポリウレタン等の弾性体よりなる弾性滑り止め部材が配設された構造とすることが好ましい。枠本体11に取り付けたごみ袋21が滑り落ちることを防止すると共に、ごみ袋21が傷ついて破損してしまうことを防止するためである。弾性滑り止め部材は、例えば、枠本体11の少なくとも外周側表面の一部に設けられていればよい。
但し、弾性滑り止め部材で骨組み部材の表面全体を覆い、かつ、弾性滑り止め部材を骨組み部材に対して回動可能とすれば、枠本体11に配設したごみ誘導板12を弾性滑り止め部材と共に骨組み部材に対して回動可能とすることができ、ごみ収集作業時と運搬時及び収納時とで、ごみ誘導板12の位置を変えることができるので好ましい。ごみ誘導板12は、ごみ収集作業時には枠本体11に対して大きな角度を有する位置とすることが好ましいが、運搬時及び収納時には、枠本体11に対して平行に近い位置とした方が小さくなって便利であるからである。
ごみ誘導板12は、ごみを枠本体11の内側、すなわち、枠本体11に取り付けられたごみ袋12の中に誘導するためのものであり、枠本体11の1つの棒状部11Aに対して配設されている。ごみ誘導板12は、例えば、プラスチックにより構成されている。ごみ誘導板12の長さは、例えば、ごみ誘導板12が配設されている棒状部11Aの長さ程度であることが好ましく、ごみ誘導板12の幅は、例えば、30mmから100mm程度、ごみ誘導板12の厚みは、例えば、1mmから3mm程度であることが好ましい。また、枠本体11に対するごみ誘導板12の位置が可動ではなく固定されている場合には、ごみ誘導板12を配設した棒状部11Aを下にして枠本体11を垂直に立てた状態で、ごみ誘導板12が枠本体11の内周側から斜め下向きに傾斜するように配設されていることが好ましい。傾斜角度は、例えば、水平面に対して20度程度とすることが好ましい。
このごみ袋取付枠10及びごみ収集器具20は、例えば、次のようにして用いることができる。まず、枠本体11にごみ袋21を取り付ける。例えば、ごみ誘導板12が配設された1つの棒状部11A及びそれに隣接する2つの湾曲部11Bの外周側をごみ袋12の開口部で覆い、残りの1つの湾曲部11Bの方に向かってごみ袋21の開口部を広げ、その外周側を覆うように引掛ける。次いで、例えば、ごみ袋21を取り付けた枠本体11を片手で持ち、片手に箒を持ってごみを掃き寄せ、ごみ誘導板12の上を通過させて、ごみ袋21の中にごみを直接入れる。ごみ袋21がごみで一杯になった場合には、1つの湾曲部11Bに引掛けられているごみ袋21の開口部を引っ張って湾曲部11Bから外すことにより、ごみ袋21を枠本体11から取り外す。
このように本実施の形態によれば、3つの棒状部11Aと3つの湾曲部11Bとを交互につなげることにより1つの環状体とした枠本体11を備えるようにしたので、例えば、1つの棒状部11A及びそれに隣接する2つの湾曲部11Bの外周側をごみ袋21の開口部で覆い、残りの1つの湾曲部11Bの方に向かってごみ袋21の開口部を広げ、その外周側を覆うように引掛けることにより、容易にごみ袋21を取り付けることができる。また、枠本体11にごみ袋21を取り付けることにより、ごみ袋21を開口した状態とすることができるので、片手で枠本体11を持ち、容易に、ごみをごみ袋21に直接入れることができる。更に、棒状部11Aにごみ誘導板12を配設するようにしたので、ごみ誘導板12が配設された棒状部11Aを下にしてごみを掃き寄せるようにすれば、ごみ誘導板12の上を通過させて容易にごみをごみ袋21の中に入れることができる。加えて、ごみ袋21がごみで一杯になった場合には、例えば、1つの湾曲部11Bに引掛けられているごみ袋21の開口部を引っ張って湾曲部11Bから外すことにより、容易に、枠本体11からごみ袋21を取り外すことができる。
従って、簡単に枠本体11にごみ袋21を着脱することができ、かつ、枠本体11を持って簡単にごみ袋21の中にごみを直接入れることができる。よって、一人で、容易に、短時間でごみ収集作業を行うことができる。また、電気などのエネルギーを使用せず、高価な道具も使用しないので、省力、省エネで、コストも安くすることができる。
また、枠本体11の少なくとも外周側表面の一部に、弾性体よりなる弾性滑り止め部材を配設するようにすれば、枠本体1の外周側を覆うことにより取り付けられたごみ袋21が滑り落ちることを防止することができると共に、ごみ袋21が傷ついて破損してしまうことを防止することができる。
枠本体11の外周長さを取り付けるゴミ袋21の開口部の内周長さよりも大きくするようにすれば、ごみ袋21の開口部を引っ張って枠本体11に取り付けることにより、密着させて取り付けることができる。
以上、各実施の形態を挙げて本考案を説明したが、本考案は上記各実施の形態に限定されるものではなく、種々変形可能である。例えば、上記各実施の形態では、各構成要素について具体的に説明したが、全ての構成要素を備えていなくてもよく、また、他の構成要素を備えていてもよい。
10…ごみ袋取付枠、11…枠本体、11A…棒状部、11B…湾曲部、12…ごみ誘導板、20…ごみ収集器具、21…ごみ袋
Claims (4)
- ごみ袋を取り付けて用いるごみ袋取付枠であって、
3つの棒状部と、湾曲された3つの湾曲部とを有し、これら3つの棒状部と3つの湾曲部とを交互につなげることにより1つの環状体とされ、外周側がごみ袋の開口部で覆われることによりごみ袋が取り付けられる枠本体と、
この枠本体の1つの棒状部に対して配設され、ごみを前記枠本体の内側に誘導するためのごみ誘導板と
を備えたことを特徴とするごみ袋取付枠。 - 前記枠本体の少なくとも外周側表面の一部には、弾性体よりなる弾性滑り止め部材が配設されたことを特徴とする請求項1記載のごみ袋取付枠。
- 前記枠本体の外周長さは、取り付けるゴミ袋の開口部の内周長さよりも大きいことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のごみ袋取付枠。
- 請求項1から請求項3のいずれか1に記載のごみ袋取付枠と、このごみ袋取付枠に取り付けられる合成樹脂フイルム製のごみ袋とを備え、
前記ごみ袋は、前記ごみ袋取付枠の前記枠本体に対して、外周側を開口部で覆うことにより取り付けられる
ことを特徴とするごみ収集器具。
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