JP3194679U - ウィッグ - Google Patents

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Abstract

【課題】結い上げに特化させたウィッグを提供する。【解決手段】このウィッグ10は、紐状体3に人造毛髪4を植毛したウィッグパーツ2を、ネット状のウィッグキャップ1に所定間隔で取り付けたものであって、ウィッグキャップ1の頭頂部より下方の人造毛髪4を持ち上げるようにセットしたときに、ウィッグキャップ1又は地毛が外側から見えにくくなるように、該セット箇所のウィッグパーツ2同士の間隔を詰めて配置したものである。これにより、例えばコスプレでツインテール(両サイドで結ったもの)をしても、ウィッグキャップ1や地毛がウィッグパーツ2の隙間から覗いてしまうことがなくなり、安心してコスプレを楽しむことができる。【選択図】図1

Description

本考案は、ウィッグに関するものであって、特にコスプレに使用するウィッグに好適である。
従来のかつらは、紐状体の片側に人造毛髪2十数本から数十本束ねた毛髪束を所定の間隔で植毛したミノを、半円球をなすネット状の植毛基布の表面全体に、所定の間隔で取付けて形成されている。このかつらは、ネット状の植毛基布を内側にして、頭に被ることにより自由な髪型に変えることができる。
基礎材料となるミノは、紐状体に毛髪束を所定の間隔で植毛したもので、機械で連続生産され、従来のかつらは、紐状体の単位長さ当たりの植毛本数が同じであり、このミノを植毛基布の全体に取付けている。このため、かつらの額部分の髪を上げると、人造毛髪の単位長さ当たりの本数が全体で同じであるため、地髪のように額との境の生えぎわが自然にならず、かつらを被っていることが分かってしまう問題があった。そこで、例えば特許文献1に示すように、額と地髪の境の生えぎわに相当するフロント部分の植毛本数を他の部分より少なくして、自然の地髪のように見せることができるかつらが考案された(特許文献1参照)。
特許文献1のように、通常、かつらは地毛となじませるものであるから、地毛に近い濃い色の髪や、おとなしい髪形などが好まれる。これに対して、特にコスプレに使用するウィッグは、地毛となじませることはないから、地毛とは無関係に淡い色の髪や、はでな髪形などが好んで使用される。
かかる従来のウィッグで、通常のロングヘアなどとしても特に問題はないが、大げさなツインテール(両サイドで結ったもの)をしようとすると、植毛基布に相当するウィッグキャップや地毛が、ミノに相当するウィッグパーツの隙間から覗いてしまうことがある。
しかし、従来のウィッグで、ウィッグパーツを単純に詰めて縫い付けたのでは、(1)コストが高くなり、利益が合わないこと、(2)通気性がわるくなり、長時間の使用で蒸れたりすること、(3)ウィッグパーツや毛の量を増やすことで、ウィッグそのものが重くなるから、かかる対策はとりえないものとされていた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、結い上げに特化させたウィッグを提供することである。
本考案は、紐状体に人造毛髪を植毛したウィッグパーツを、ネット状のウィッグキャップに所定間隔で取り付けたウィッグであって、ウィッグキャップの頭頂部より下方の人造毛髪を持ち上げるようにセットしたときに、ウィッグキャップ又は地毛が外側から見えにくくなるように、該セット箇所のウィッグパーツ同士の間隔を詰めて配置したことを特徴とするものである。
本考案によれば、ウィッグキャップの頭頂部より下方の人造毛髪を持ち上げるようにセットしたときに、ウィッグキャップ又は地毛が外側から見えにくくなるように、該セット箇所のウィッグパーツ同士の間隔を詰めて配置したので、例えばコスプレでツインテール(両サイドで結ったもの)をしても、ウィッグキャップや地毛がウィッグパーツの隙間から覗いてしまうことがなくなる。したがって、安心してコスプレを楽しむことができる。
請求項2記載の考案のように、前記セット箇所のウィッグパーツの取り付け段数を25〜50段とすることが好ましい。
請求項2記載の考案によれば、前記セット箇所のウィッグパーツの取り付け段数を25〜50段としたので、従来のウィッグで、ウィッグパーツを単純に詰めて縫い付けた場合のように、(1)コストが高くなり、利益が合わないこと、(2)通気性がわるくなり、長時間の使用で蒸れたりすること、(3)ウィッグパーツや毛の量を増やすことで、ウィッグそのものが重くなるといった種々の不具合を解消できる。
請求項3記載の考案のように、前記セット箇所のウィッグパーツ間の隙間を1〜4mmとすることが好ましい。
請求項3記載の考案によれば、前記セット箇所のウィッグパーツ間の隙間を1〜4mmとしたので、従来のウィッグで、ウィッグパーツを単純に詰めて縫い付けた場合のように、(1)コストが高くなり、利益が合わないこと、(2)通気性がわるくなり、長時間の使用で蒸れたりすること、(3)ウィッグパーツや毛の量を増やすことで、ウィッグそのものが重くなるといった種々の不具合を解消できる。
本考案によれば、ウィッグキャップの頭頂部より下方の人造毛髪を持ち上げるようにセットしたときに、ウィッグキャップ又は地毛が外側から見えにくくなるように、該セット箇所のウィッグパーツ同士の間隔を詰めて配置したので、例えばコスプレでツインテール(両サイドで結ったもの)をしても、ウィッグキャップや地毛がウィッグパーツの隙間から覗いてしまうことがなくなる。したがって、安心してコスプレを楽しむことができる。
本考案の一実施形態に係るウィッグの説明図であって、(a)はウィッグキャップの側断面図、(b)はウィッグパーツの拡大正面図である。 ウィッグパーツの段数と隙間との関係での評価結果を示す説明図である。 本実施形態に係るウィッグをツインテールにした様子を示す説明図である。 図3のウィッグキャップ(後方)の裏面を示す説明図である。 図3のウィッグキャップ(前方)の裏面を示す説明図である。 セット例(前方)を示す説明図である。 セット例(後方)を示す説明図である。 セット例の髪の毛根元部分を拡大して示す説明図である。 従来の一例におけるウィッグをツインテールにした様子を示す説明図である。 図9のウィッグキャップ(後方)の裏面を示す説明図である。 図9のウィッグキャップ(前方)の裏面を示す説明図である。
図1は本考案の一実施形態に係るウィッグ10の説明図であって、(a)はウィッグキャップ1の側断面図、(b)はウィッグパーツ2の拡大正面図である。なお、図1(a)中の右側がウィッグ10の前方、左側がウィッグ10の後方をそれぞれ示している。また、ウィッグ10aは、従来のウィッグに相当するものであるが、今回開発したウィッグ10と区別するため、添え字「a」をつけている(以下、同様である)。
本実施形態に係るウィッグ10は、留め金等を除くと、概ね合成繊維製のものであって、図1(a)に示すように、略半球に形成したウィッグキャップ1の頭頂部につむじの渦をつくるためのネットAが設けられており、その下方に複数の列をなすネットBには、ウィッグパーツ2が上下方向に所定間隔を開けて幾重にも縫い付けられるようになっている。
ウィッグパーツ2は、図1(b)に示すように、紐状体3の片側に人造毛髪4を植毛したものである。この植毛構造は、紐状体3の片側に人造毛髪4を十数本から数十本束ねた毛髪束を所定の間隔で植毛したものを機械で連続生産したものである。
ところで、従来のウィッグ10aでは、コスプレでツインテールを結ってみると、ウィッグキャップ1や地毛がウィッグパーツ2の隙間から覗いてしまうといった問題があったが、これは、従来のウィッグ10aでは、ネットBにウィッグパーツ2を単純に詰めて縫い付けるような対策をとったのでは、(1)コストが高くなり、利益が合わないこと、(2)通気性がわるくなり、長時間の使用で蒸れたりすること、(3)ウィッグパーツ2や毛の量を増やすことで、ウィッグ10そのものが重くなるため、かかる対策を取りえなかったからである。
そこで、本考案者は、ウィッグ10のウィッグキャップ1の頭頂部より下方の人造毛髪を持ち上げるようにセットしたときに、ウィッグキャップ1又は地毛が外側から見えにくくなるように、該セット箇所のウィッグパーツ2同士の間隔を詰めて配置することとした。
そのために、ウィッグキャップ1のネットBにおけるウィッグパーツ2の段数と隙間とを変化させたウィッグ10(10a)をつくり評価を行った。ただし、その評価の妥当性を担保するために、今回開発したウィッグ10と、従来のウィッグ10aとは、前記ウィッグパーツ2の段数と隙間以外の条件を合わせている。
具体的には、ウィッグ10(10a)のウィッグキャップ1は、いずれも女性の平均的な頭部にフィットするような形状寸法のネットA,Bとしている。また、ウィッグパーツ2は、制作しやすい形状寸法の紐状体3と、コスプレに使用する大げさな髪形をもたやすく実現できるような、人造毛髪4の太さ、質、量、色合いなどとしている。
図3〜図11は本評価に使用したウィッグ10(10a)を示す。まず、従来のウィッグ10aは、ウィッグパーツ2が15〜20段であるが、これらの場合は、ツインテールを結ってみると、図9に示すように、キャップや地毛がパーツの隙間から覗いている。そのウィッグキャップ1の後方部分を裏面からみると、図10に示すように、ウィッグキャップ1のネットBに配置されたウィッグパーツ2の間隔が大きくあいている。一方、そのウィッグキャップ1の前方部分を裏面からみると、図11に示すように、ウィッグキャップ1のネットAに配置されたウィッグパーツ2の隙間がほとんどみえない。
ついで、今回開発したウィッグ10は、ウィッグパーツ2を25〜50段であるが、これらの場合は、ツインテールを結ってみると、図3に示すように、ウィッグキャップ1や地毛がウィッグパーツ2の隙間からまったく覗いていない。そのウィッグキャップ1の後方部分を裏面からみると、図4に示すように、ウィッグキャップ1のネットBに配置されたウィッグパーツ2の間隔が小さいことがわかる。一方、そのウィッグキャップ1の前方部分を裏面からみると、図5に示すように、ウィッグキャップ1のネットAに配置されたウィッグパーツ2の隙間がほとんどみえない。
そして、今回開発したウィッグ10をセットしてみると、図6に示すように、前方からみても、図7に示すように、後方からみても、ウィッグキャップ1や地毛がウィッグパーツ2の隙間からまったく覗いていない。念のために、髪の毛根元部分を拡大しても、図8に示すように、ウィッグキャップ1や地毛がウィッグパーツ2の隙間からまったく覗いていないことがわかる。
しかしながら、ウィッグキャップ1のネットBに50段を超えるウィッグパーツ2をぎっしりと詰めて縫い付けたのでは、(1)コストが高くなり、利益が合わないこと、(2)通気性がわるくなり、長時間の使用で蒸れたりすること、(3)ウィッグパーツ2や毛の量を増やすことで、ウィッグ10そのものが重くなるなどの不具合が発生する。
図2はウィッグパーツ2の段数と隙間との関係での評価結果を示す説明図である。すなわち、図2において、従来のウィッグ10aのように、ウィッグパーツ2を15〜20段とすると、ウィッグキャップ1や地毛がウィッグパーツ2の隙間から覗いてしまうが(同図2中の●印で示すNG)、このときのウィッグパーツ2の隙間は6〜9mmであった。一方。今回開発したウィッグ10のように、ウィッグパーツ2を25〜50段とすると、ウィッグキャップ1や地毛がウィッグパーツ2の隙間からほとんど覗くことがなくなり(同図2中の○印で示すOK)、このときのウィッグパーツ2の隙間は1〜4mmであった。
ここで、図1(a)に示すB部分の長さLと、図1(b)に示す紐状体3の幅αとを用いると、図2に示すウィッグパーツ2の段数Dと隙間Sとは、下記の関係式(1)が成立する。
S=L/D−α ・・・(1)
例えばL=185mm、α=3mmとすると、D=15段のときには、S=185/15−3=9mm、D=20段のときには、S=185/20−3=6mmとなり、D=25段のときには、S=185/25−3=4mm、D=50段のときには、S=185/50−3=1mmとなることから、上記図2に示した数値が妥当なものであることがわかる。
上記構成のウィッグ10を頭に被ると、髪型や髪の色を自由に変えることができる。またツインテール(両サイドで結ったもの)をしても、ウィッグキャップ1や地毛がウィッグパーツ2の隙間から覗いてしまうことがなくなる。したがって、安心してコスプレを楽しむことができる。
しかも、今回開発したウィッグ10では、従来のウィッグ10aで、ウィッグパーツ2を単純に詰めて縫い付けた場合のように、(1)コストが高くなり、利益が合わないこと、(2)通気性がわるくなり、長時間の使用で蒸れたりすること、(3)ウィッグパーツや毛の量を増やすことで、ウィッグそのものが重くなるといった種々の不具合を解消できる。
なお、上記実施形態のウィッグ10では、ツインテールを結った例を示しているが、単なるポニーテール等、任意の髪形とすることもできる。また、コスプレだけでなく、通常使用するウィッグにも使用できる。また、女性用だけでなく、男性用のウィッグにも使用できる。さらに、フルウィッグだけでなく、エクステンションと呼ばれる部分的なウィッグなどに使用することもできることはもちろんである。
10 ウィッグ
1 ウィッグキャップ
2 ウィッグパーツ
3 紐状体
4 人造毛髪
A,B ウィッグキャップのネット
特開平11−36126号公報

Claims (3)

  1. 紐状体に人造毛髪を植毛したウィッグパーツを、ネット状のウィッグキャップに所定間隔で取り付けたウィッグであって、
    ウィッグキャップの頭頂部より下方の人造毛髪を持ち上げるようにセットしたときに、ウィッグキャップ又は地毛が外側から見えにくくなるように、該セット箇所のウィッグパーツ同士の間隔を詰めて配置したことを特徴とするウィッグ。
  2. 前記セット箇所のウィッグパーツの取り付け段数を25〜50段としたことを特徴とする請求項1記載のウィッグ。
  3. 前記セット箇所のウィッグパーツ間の隙間を1〜4mmmとしたことを特徴とする請求項1記載のウィッグ。
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