JP3194256U - 組み立てフレーム - Google Patents
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Abstract
【課題】サイズを変更可能とし、発光状況を変更でき、昼間等の明るい場所であっても十分に目的とする効能を得ることができる組み立てフレームを提供する。【解決手段】複数のパーツを組み立てることで無端のフレーム本体を形成し、そのフレーム本体の各パーツ前面側に、フレーム本体の形状に沿った凹溝5を形成し、その凹溝2内に複数のLEDを列設させたLED基板9を配設し、平面的な表示体の枠の背面側または側面側に、前記フレーム本体の一部を外方へ突出させて接続止着することとし、前記したフレーム本体を組み立てるパーツには空洞を形成するとともに、外縁の前面側にテーパ面8または曲面を形成してあることとする。【選択図】図4
Description
本考案は組み立てフレームに関し、主として平面的な表示体、例えばメニュー、ポスター、絵画、写真、色紙や種々の連絡、通知文を装着したイーゼル、その他鏡、額、ガラス枠やテレビ受像機等の外部を背面側から電飾して、その表示を際立たせ、人々の注目を一段と引くことができることとする組み立てフレームに関する。
従来、この種のフレームに関するものとして特許文献1として示す実用新案登録第3188392号のポスター掲示パネルが存在している。しかしながら、この特許文献1におけるポスター掲示パネルは、ポスターを掲示する基台と、その周域の透明体が予め一体化されているもので、既存のイーゼルその他の表示体を使用することは不可となっている。
しかも、この従来のポスター掲示パネルはサイズが特定されているため、掲示しようとするポスターサイズをこのパネルに適合させなければならない制約がある。また、この透明体を使用してのLEDの照光は暗中では光るとしても、明るい場所ではその照光はさして目立たず、目的とする効果を十分に発揮することができない。
本考案が解決しようとする問題点は、従来、既存の平面的な表示体の外部を電飾するものであり、サイズを変更可能とし、発光状況を変更でき、昼間等の明るい場所であっても十分に目的とする効能を得ることができるフレームは存在していなかったという点である。
上記した問題点を解決するために、本考案に係る組み立てフレームは、複数のパーツを組み立てることで無端のフレーム本体を形成し、そのフレーム本体の各パーツ前面側に、フレーム本体の形状に沿った凹溝を形成し、その凹溝内に複数のLEDを列設させたLED基板を配設し、平面的な表示体の枠の背面側または側面側に、前記フレーム本体の一部を外方へ突出させて接続止着することを特徴としている。
また、本考案に係る組み立てフレームは、前記したフレーム本体を組み立てるパーツには空洞を形成するとともに、外縁の前面側にテーパ面または曲面を形成してあることを特徴とし、前記したLEDに対応する受光素子を列設させた受光素子基板を、前記LED基板と並行して備えていることを特徴としている。
さらに、本考案に係る組み立てフレームは、前記したパーツは乳白色とした合成樹脂で成形されていることを特徴としている。
そして、本考案に係る組み立てフレームは、前記したフレーム本体は全体を角丸の矩形とし、コーナーには扇形をしたコーナーパーツを用い、そのコーナーパーツに直線状パーツを接続してあることを特徴とし、前記したLEDの電源として商用電源のほか、バッテリーも使用可能とし、リモコン操作によってLEDの照光状態を変化可能としたことを特徴としている。
さらに、本考案に係る組み立てフレームは、前記したフレーム本体の表示体の枠への接続止着にはL字状をし、先端を鈎状とした連結部材を介装してあることを特徴とし、前記した組み立てフレームのLED基板の配設は全体の一部分であることを特徴としている。
本考案に係る組み立てフレームは、上記のように構成されている。そのため、既存のイーゼルをはじめとする平面的な表示体はそのまま使用することができ、その既存の表示体の背面側からその外部周域を電飾することができる。また、本考案の構成とすることで、表示体のサイズに合わせて、自在にそのサイズを変更、調整することができ、接続作業も容易となり、また、昼間等の明るい状況にあっても十分に目的とする電飾効果を得ることができるとともに、イルミネーションを自在に変化させることもできる。さらには、バッテリーの使用も可として商用電源のない場所でも使用でき、LEDの交換作業も容易となる。
加えて、防水処理を施すことで屋外の水辺やプールサイド等にあっても使用が可能となり、複数のフレームをさらに連接させて、電飾状態を同調させることができる。そして、本考案に係る組み立てフレームは、矩形に限らず、円形、楕円形、ハート形、星形、その他異形であっても好みや必要に応じて対応することができる。
図面として示し、実施例で説明したように構成したことで実現した。
次に、本考案の好ましい実施の一例を図面を参照して説明する。図中1は本考案を角丸の縦長矩形として形成した組み立てフレームを示している。この実施例にあって組み立てフレーム1は四つの扇形状としたコーナーパーツ2、2a、2b、2cとその各コーナーパーツ2、2a、2b、2c間に接続される長短2種類の直線状パーツ3、3a,4、4aとより構成されている。
前記した各パーツはいずれも乳白色とした合成樹脂やその他シリコン素材等によって成形されており、後述するLEDによる発光を柔らかく伝通させ、昼間や照明下等の明るい場所にあっても、その効用を十分に発揮することができるものとしている。また、シリコン素材を用いた時、波形部分等にも取り付けが可能となる。
前記各パーツの前面側には、その各パーツの外郭線に沿って、組み立て時に無端となる凹溝5、5‥が形成されている。この凹溝5は各パーツにあって後述するイーゼル等の対象となる表示体の既存の枠体と重合される受部6の外方側に形成されている。
また、前記した直線状パーツ3、3a,4、4aの凹溝5、5‥の外側部分にはその凹溝5、5‥と平行に沿う空洞部7が形成されている。さらに、この直線状パーツ3、3a,4、4aの外縁前面は前記した凹溝5に対して略45度のテーパ面8が形成されており、後述するLEDからの発光を空洞部7を介して前方斜め外方へ放射できるものとしている。このテーパ面8はコーナーパーツ2、2a‥の外縁にも形成され、直線状パーツ3、3a,4、4aのテーパ面8と一連の無端状となる。
さらに、前記した凹溝5内には複数のLEDを列設したLED基板9が嵌入され、各パーツを組み立てた際に、その組み立てフレーム1の前面で間欠なく照光を可能としている。また、このLED基板9におけるLEDの発光は空洞部7方向へ向けられ、特に空洞部7内を照射するものとしてあり、この光は乳白色の素材を伝通して、組み立てフレーム1全体を明るくする。
一方、前記した扇形状のコーナーパーツ2、2a‥は内側となる直角部分を挟む側面には直線状パーツ3、3a‥との連結のための連結部10、10aが突設されており、このうち連結部10は直線状パーツ3、3a‥の空洞部7内へ嵌入され、10aは受部6と重合補強されるものとなっている。
また、コーナーパーツ2には、前記したLED基板9に列設されているLEDに電力を供給するためのコネクタ11が設けられ、このコネクタ11は商用電源12もしくは乾電池をはじめとするバッテリー13から電力をLEDに供給する。
さらに、図中14は受光素子基板を示しており、LEDの発光を受け、種々の照光バリエーションのスイッチングや切り換えを可能とする。
そして、図中15は、本実施例にあって組み立てフレーム1を装着する対象としてのイーゼルを示している。このイーゼル15は縦長の矩形となっており、その周縁には表示部を補強する枠16が設けられているもので、本実施例ではこの枠16をプラスチック製と想定しているが、その素材は限定されるものではない。
このイーゼル15の枠16の背面に組み立てフレーム1の受部6が宛がわれ、本実施例にあってはビス17によって固定止着される。この止着もビス17にこだわるものではなく、枠16の素材によって面状ファスナーや両面テープを使用することができる。この止着状態で凹溝5、即ち、その凹溝5に嵌入されたLED基板9は枠16の背面に隠れた状態となり、空洞部7を有する部分が、イーゼル15の外郭外部に突出する構成となる。
イーゼル15に組み立てフレーム1を装着し、そのLEDを発光あるいは消光させる作業は、本実施例にあってはリモコン18による操作を想定している。これは、勿論、組み立てフレーム1の一部にスイッチを取り付けて操作する構成でもかまわない。凹溝5に嵌入されているLED基板9のLEDは全てが同色でも、異なる発光色のものを好みに応じて列設することができ、本実施例の場合、リモコン18の操作でフラッシュ点灯や色に応じてのレインボーカラー等も得ることができ、イルミネーションを自在に操作することができる。
こうしてリモコン18の操作でLEDが発光された際に、その発光Lは図3として示す状態となる。即ち、イーグル15の枠16の外周を隈なく照光電飾することとなり、イーゼル15の表示面における表示を周囲から際立たせることができ、この発光Lの状態が単に単色ではなく複数色であったり、フラッシュ状態とすると、その際立ちは一層大きなものとなる。
また、図として示すのはコーナーパーツ2dであり、前記したコーナーパーツ2、2a‥と構成の異なるものとなっている。このコーナーパーツ2dの場合、受部6と重合する連結部10bを平板ではなく立体的なものとして、組み付け時の補強が図られている。さらには、凹溝5を外部の角丸のアールと平行させて形成してあり、このコーナーパーツ2d部分にもLED基板9の配設を可能なものとしている。
一方、図8として直線状パーツ3と表示体(イーゼル)の枠16とを連結するための連結部材19を示す。この連結部材19は本実施例では金属製のものを想定しているが、硬質のプラスチック等で成形することもできる。この連結部材19は枠16の背面に宛がわれるL字状部分19aと、そのL字状部分19aの後部端縁から外方に直角に屈曲され、さらに先端19bを前方に向けて鈎状に屈曲させた構成となっている。
連結部材19のL字状部分19aの外側面が直線状パーツ3の内側面と当接され、先端19bは直線状パーツ3の内方背面から、その直線状パーツ3の背面に形成された受溝20内に嵌入され、保持固定される構成となっている。
さらに、図9として示すのは直線状パーツ3bもしくは4bの他の例である。この直線状パーツ3bあるいは4bは、この実施例にあってはシリコンによって製造することを想定しており、外側面を外方に向けて膨出させた弧状の曲面22としてあり、LED基板9が配設される凹溝5aは一部にスリットが形成された略室状のものとされ、LED基板9は、やはり空洞7方向へ光を照射する形態で配設される。尚、この実施例における直線状パーツ3b、4bは円形や凹凸のある表示体への接続が可能となる。
一方、図中21は直線状パーツ3bもしくは4bの内面側に設けられる両面テープを示しており、この両面テープ21によって直線状パーツ3b、4bをイーゼル15の枠16の外側面に装着固定される。尚、この実施例では組み立てフレームとして全体を長尺と短尺の直線状パーツ3b、3b,4b、4bによって構成するため、角丸とするコーナーパーツは不要としている。
また、直線状パーツ3bもしくは4bは図11として示す構成として用いることもできる。つまり、長尺の直線状パーツ3b、3bのみによってイーゼル15の枠16の長手方向(上下方向)のみをイルミネーションさせることもできる。これは短尺の直線状パーツ4b、4bを用いて上下縁(左右方向)のみのイルミネーションとすることもできる。
この構成はイーゼル15自体を上下方向、左右方向に連続して設けた構成にも対応することができ、同期して連続のイルミネーションを施すことも可能となる。
本実施例に係る組み立てフレームは上記のように構成されている。本考案はこの実施例に限らず、全体形状を円形、楕円形、ハート形、星形、その他異形のものを形成することができる。また、この組み立てフレームは数個を電気的に接続して、同期的に照光させたり、各組み立てフレーム毎に異なった照光状態とすることもできる。
さらに、対象となる表示体はイーゼルに限らず、鏡や額、ガラス枠やテレビ受像機、その他紙芝居や人形劇に使用される枠等にも使用することができる。
1 組み立てフレーム
2、2a、2b、2c、2d コーナーパーツ
3、3a、3b 長尺の直線状パーツ
4、4a、4b 短尺の直線状パーツ
5、5a 凹溝
6 受部
7 空洞部
8 テーパ面
9 LED基板
10、10a、10b 連結部
11 コネクタ
12 商用電源
13 バッテリー
14 受光素子基板
15 イーゼル
16 枠
17 ビス
18 リモコン
19 連結部材
19a L字状部分
19b 先端
20 受溝
21 両面テープ
22 曲面
L 発光
2、2a、2b、2c、2d コーナーパーツ
3、3a、3b 長尺の直線状パーツ
4、4a、4b 短尺の直線状パーツ
5、5a 凹溝
6 受部
7 空洞部
8 テーパ面
9 LED基板
10、10a、10b 連結部
11 コネクタ
12 商用電源
13 バッテリー
14 受光素子基板
15 イーゼル
16 枠
17 ビス
18 リモコン
19 連結部材
19a L字状部分
19b 先端
20 受溝
21 両面テープ
22 曲面
L 発光
Claims (8)
- 複数のパーツを組み立てることで無端のフレーム本体を形成し、そのフレーム本体の各パーツ前面側に、フレーム本体の形状に沿った凹溝を形成し、その凹溝内に複数のLEDを列設させたLED基板を配設し、平面的な表示体の枠の背面側または側面側に、前記フレーム本体の一部を外方へ突出させて接続止着することを特徴とする組み立てフレーム。
- 前記したフレーム本体を組み立てるパーツには空洞を形成するとともに、外縁の前面側にテーパ面または曲面を形成してあることを特徴とする請求項1に記載の組み立てフレーム。
- 前記したLEDに対応する受光素子を列設させた受光素子基板を、前記LED基板と並行して備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の組み立てフレーム。
- 前記したパーツは乳白色とした合成樹脂で成形されていることを特徴とする請求項1から3のうち1項に記載の組み立てフレーム。
- 前記したフレーム本体は全体を角丸の矩形とし、コーナーには扇形をしたコーナーパーツを用い、そのコーナーパーツに直線状パーツを接続してあることを特徴とする請求項1から4のうち1項に記載の組み立てフレーム。
- 前記したLEDの電源として商用電源のほか、バッテリーも使用可能とし、リモコン操作によってLEDの照光状態を変化可能としたことを特徴とする請求項1から5のうち1項に記載の組み立てフレーム。
- 前記したフレーム本体の表示体の枠への接続止着にはL字状をし、先端を鈎状とした連結部材を介装してあることを特徴とする請求項1から6のうち1項に記載の組み立てフレーム。
- 前記した組み立てフレームのLED基板の配設は全体の一部分であることを特徴とする請求項1から7のうち1項に記載の組み立てフレーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014004634U JP3194256U (ja) | 2014-09-01 | 2014-09-01 | 組み立てフレーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014004634U JP3194256U (ja) | 2014-09-01 | 2014-09-01 | 組み立てフレーム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3194256U true JP3194256U (ja) | 2014-11-13 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP1560788S (ja) * | 2016-03-07 | 2016-10-17 |
-
2014
- 2014-09-01 JP JP2014004634U patent/JP3194256U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP1560788S (ja) * | 2016-03-07 | 2016-10-17 |
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