JP3194063U - 建築限界測定器 - Google Patents

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哲也 木村
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宣真工業株式会社
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Abstract

【課題】距離測定器を軌間中心に配置して、軌間中心からの建築限界を測定できる建築限界測定器を提供する。【解決手段】長手方向に移動自在として、第1乃至第3可動体2,3,7を長尺フレーム15に配置する。第1及び第2可動体2,3は、第1ラックギヤ及び各ラックギヤに噛合するピニオンギヤにて連結する。第2及び第3可動体3,7を連結する。第3可動体7には、ホルダ体9を連結する。ホルダ体9に距離測定器14を配置し、距離測定器14を各レールR1,R2の軌間中心Pに位置決めする。【選択図】図20

Description

本考案は、列車の建築限界を測定する建築限界測定器に関する。
列車の建築限界を測定する技術として、特許文献1は、測定器本体、測定器本体に形成される基準部材及び樹脂部材、延設部(板材)を備える建築限界測定器を開示する。建築限界測定器は、基準部材及び樹脂部材を各レールに載置し、基準部材から延設部(板材)を延ばして建築限界を測定する。
特開2010−261864号公報
特許文献1では、基準部材及び樹脂部材を各レール上に載置して、測定器本体を各レール間に架け渡して配置しているので、建築限界の測定中、測定器本体が各レールに沿って移動する虞がある。
また、特許文献1では、基準部材を基準として延設部(板材)を延ばして建築限界を測定するもので、各レールの軌間中心からの建築限界を測定できない。
本考案は、建築限界を測定する際にゲージ本体を各レールに固定でき、距離測定器を軌間中心に配置することで、軌間中心から建築限界を測定できる建築限界測定器を提供することにある。
本考案に係る請求項1は、一対のレール間に架け渡され、前記各レールの軌間中心及び建築物間の建築限界を測定する建築限界測定器であって、長尺フレーム、及び前記長尺フレームの長手方向各端側に固定される第1及び第2載置台を有し、前記長尺フレームを前記各レール間に架け渡し、及び前記第1載置台を一方の前記レール上に載置し、前記第2載置台を他方の前記レール上に載置するゲージ本体と、前記第1及び第2載置台間にて、前記長手方向に移動自在として前記長尺フレームに配置される第1可動体と、前記第1可動体及び前記第2載置台間にて、前記長手方向に移動自在として前記長尺フレームに配置される第2可動体と、前記第1可動体に固定され、一方の前記レール内側に当接される第1当接体と、前記第2載置台に固定され、他方の前記レール内側に当接される第2当接体と、前記長手方向に移動自在として前記長尺レールに配置され、前記第2可動体に連結される第3可動体と、前記第3可動体に連結され、前記軌間中心に配置されるホルダ体と、前記長手方向に延在して前記第1可動体に固定され、前記第1可動体の移動に連動して移動される第1ラックギヤと、前記長尺フレームに固定され、前記第1ラックギヤに相対して前記長手方向に延在する第2ラックギヤと、前記第2可動体に回転自在に連結され、前記第1及び第2ラックギヤ間に配置して前記第1及び第2ラックギヤに噛合されるピニオンギヤと、前記第1載置台側にて前記長尺フレーム及び前記第1可動体に連結され、前記第1可動体を前記第1載置台に向けて付勢し、及び前記第1当接体を一方の前記レール内側に押付ける付勢体と、前記ホルダ体に配置され、前記建築物に光又は超音波を照射して前記建築限界を測定する距離測定器と、を備えてなることを特徴とする建築限界測定器である。
本考案に係る請求項2は、前記第3可動体に配置され、前記長手方向に直交する前記長尺フレームの幅方向に延在される旋回軸、前記幅方向に貫通するネジ穴を有する操作部、及びバネ座金を有し、前記ホルダ体を前記第3可動体に固定し、又は前記ホルダ体を前記第3可動体に対し回転自在とする旋回ロック体を備え、前記旋回軸は、回転自在及び前記幅方向に移動自在として前記第3可動体に軸支され、前記第3可動体の前記幅方向の一端から突出する回転軸部と、前記回転軸部に連続し、前記第3可動体の前記幅方向の他端から突出するネジ軸部と、を備え、前操作部は、前記ネジ穴に前記ネジ軸部を螺着して前記旋回軸に装着され、前記バネ座金は、前記ネジ軸部に外嵌され、前記第3可動体及び前記操作部に当接され、前記ホルダ体は、前記第3可動体から突出する前記回転軸部に固定されることを特徴とする請求項1に記載の建築限界測定器である。
本考案に係る請求項1では、第1及び第2載置台を各レール上に載置し、第1及び第2当接体を各レール内側に当接して、ゲージ本体を各レール間に架け渡して配置する。第1当接体は、付勢体の付勢力にて一方のレール内側に押付けられるので、ゲージ本体を各レールに固定できる。また、第1乃至第3可動体を長手方向に移動することで、各レールの軌間に応じてゲージ本体を各レール間に配置できる。更に、第1及び第2ラックギヤとピニオンギアトの噛合により、ホルダ本体の移動量を第1可動体の移動量の半分にできるので、ホルダ本体に配置する距離測定器を各レールの軌間中心に位置決めでき、距離測定器にて軌間中心及び建築物間の建築限界を測定できる。
建築限界とは、各レールを走行する列車の寸法(幅寸法、高さ寸法)に余裕寸法を加算した空間を意味する。軌間とは、各レール内側間の距離であり、軌間中心とは軌間の中心,である。
本考案に係る請求項2では、旋回ロック体において、操作部を第3可動本体から離間する方向に回転すると、ホルダ体は、第3可動体に対し、回転軸と共に回転自在となる。
また、操作部を第3可動体に向けて回転すると、操作部はバネ座金を第3可動体に押付ける。ホルダ体は、回転軸部と共に第3可動体に移動し、第3可動体に押付けされて固定される。
これにより、ホルダ体及び距離測定器は、第3可動体に対し任意位置に回転でき、この任意位置にて第3可動体に回転不能として固定でき、距離計測器を任意位置の建築物に相対して、建築限界を測定できる。
建築限界測定器を示す図であって、第1乃至第3可動体及びホルダ体を初期位置(移動前)に配置した正面斜視図である。 建築限界測定器を示す図であって、第1乃至第3可動体及びホルダ体を移動した正面斜視図である。 建築限界測定器を示す図であって、第1乃至第3可動体及びホルダ体を移動した裏面斜視図である。 建築限界測定器を示す正面図(初期位置)である。 建築限界測定器を示す裏面図(初期位置)である。 ゲージ本体、第1及び第2摺動長穴、第1及び第2摺動平板及び第2ラックギヤの関係を示す正面図である。 ゲージ本体、第1及び第2摺動長穴、第1及び第2摺動平板及び第2ラックギヤの関係を示す図であって、(a)は図6のAーA拡大矢視図、(b)は図6のB−B拡大矢視図である。 第1可動体及び付勢体を示す図であって、図4のα範囲を示す拡大正面図である。 第1可動体及び付勢体を示す図であって、図5のδ範囲を示す拡大裏面図である。 第1可動体及び付勢体を示す図であって、(a)は図8のC−C断面拡大図、(b)は図8のDーD断面拡大図である。 図8のE−E断面拡大図である。 ガイド平板、第2可動体、第2摺動平板、第1及び第2ラックギヤ、及びピニオンギヤの関係を示す図であって、図4のβ範囲を示す拡大表面図である。 ガイド平板、第2可動体、第2摺動平板、第1及び第2ラックギヤ、及びピニオンギヤの関係を示す図であって、図5のτ範囲を示す拡大裏面図である。 ガイド平板、第2可動体、第2摺動平板、第1及び第2ラックギヤ、及びピニオンギヤの関係を示す図であって、(a)は図12のF−F断面拡大図、(b)は図12のG−G断面拡大図である。 第2摺動平板、第3可動体、旋回ロック体及びホルダ体の関係を示す図であって、図4のγ範囲を示す拡大正面図である。 第2摺動平板、第3可動体、旋回ロック体及びホルダ体の関係を示す図であって、図5のσ範囲を示す拡大裏面図である。 第2摺動平板、第3可動体、旋回ロック体及びホルダ体の関係を示す図であって、図15のH−H拡大断面図である。 第2摺動平板、第3可動体、旋回ロック体及びホルダ体の関係を示す図であって、図15のI−I拡大断面図である。 第2摺動平板、第3可動体、旋回ロック体及びホルダ体の関係を示す図であって、図15のJ−J拡大断面図である。 建築限界を測定するために建築限界測定器を一対のレールに配置した正面図である。
本考案に係る建築限界測定器について、図1乃至図20を参照して説明する。
図1乃至図20において、建築限界測定器Xは、一対のレールR1,R2に架け渡され、各レールR1,R2の軌間中心P及び建築物Q間の建築限界D(建築限界距離)を測定する(図20参照)。
建築限界測定器Xは、ゲージ本体1、第1可動体2、第2可動体3、第1当接体5、第2当接体6、第3可動体7、旋回ロック体8、ホルダ体9、第1ラックギヤ10、第2ラックギヤ11、ピニオンギヤ12、付勢体13及び距離計測器14を備える。
<ゲージ本体1>
ゲージ本体1は、図1乃至図7に示すように、長尺フレーム15、第1及び第2載置台16,17を有する。
ゲージ本体1は、長尺フレーム15を各レールR1,R2間に架け渡し、及び第1載置台16を一方のレールR1上に載置し、第2載置台17を他方のレールR2上に載置する(図20参照)。
長尺フレーム15は、図1乃至図7に示すように、長手方向Nにおいて、各レールR1,R2の軌間以上の長さで延在する。長尺フレーム15は、上側フレーム平板15A、下側フレーム平板15B及び横側フレーム平板15Cで構成され、各平板15A〜15Cにて断面コ字形に形成されている。
長尺フレーム15は、各平板15A〜15Cで区画される内部空間Vを有し、内部空間Vは長尺フレーム15の長手方向N(以下、「長手方向N」という)に延在している。内部空間Vは、長手方向Nの両端、及び長手方向に直交する長尺フレーム15の幅方向H(以下、「幅方向H」という)の一端(横側フレーム平板15Cと反対端)に開口する。
長尺フレーム15は、長手方向Nの一端側に目盛15D(スケール)を有し、目盛15Dは上側フレーム平板15Aに配置される。目盛15Dは長手方向Nに形成される。
長尺フレーム15は、第1及び第2摺動長穴18,19を有する。
第1摺動長穴18は、図2、図6乃至図11に示すように、長手方向Nの一端側に配置される。第1摺動長穴18は、長手方向Nの一端及び長尺フレーム15の中央位置間に形成され、長手方向Nに延在する。第1摺動長穴18は、長手方向N及び幅方向Wに直交する長尺フレーム15の高さ方向H(以下、「高さ方向H」という)の中心位置に穴幅中心を一致して配置される。
第1摺動長穴18は、幅方向Hにて横側フレーム平板15Cを貫通し、内部空間Vに開口される。
第2摺動長穴19は、図1及び図2、図6及び図7、図12乃至図19に示すように、長手方向Nの中央位置に配置される。第2摺動長穴19は、長手方向Nにおいて、中間位置から長尺フレーム15の両端側に向けて延在する。第2摺動長穴19は、幅方向Hの中心位置に穴幅中心を一致して配置される。
第2摺動長穴19は、幅方向Hにて横側フレーム平板15Cを貫通し、内部空間Vに開口される。
第1載置台16は、図1乃至図11に示すように、長手方向Nにおいて、長尺フレーム15の一端側に固定される。第1載置台16は、第1摺動長穴18に隣接し、長手方向Nにおいて、長尺フレーム15の他端側との間に第1摺動長穴18を介在して配置される。
第1載置台16は、高さ方向Hにおいて、下側フレーム平板15B下方に突出される。
第1載置台16は、高さ方向Hの下端に載置平面16Aを有する。載置平面16Aは、上側フレーム平板15A及び下側フレーム平板15Bに平行して、第1載置台16の下端に形成される。
第2載置台17は、図1乃至図7に示すように、長手方向Nにおいて、長尺フレーム15の他端側に固定される。第2載置台17は、高さ方向Hにおいて、下側フレーム平板15B下方に突出される。
第2載置台17は、高さ方向Hの下端に載置平面17Aを有する。載置平面17Aは、上側フレーム平板15A及び下側フレーム平板15Bに平行して、第2載置台16の下端に形成される。載置平面17Aは、載置平面16Aと同一平面に形成される。
<第1可動体2>
第1可動体2は、図1乃至図5、図8乃至図10に示すように、第1及び第2載置台16,17間にて、長手方向Nに移動自在として長尺フレーム15(ゲージ本体1)に配置される。
第1可動体2は、第1載置台16に隣接して配置される。
第1可動体2は、第1摺動平板20、ガイド平板21、抜止平板22、及び第1可動本体23で構成される。
第1摺動平板20は、図2及び図6、図8乃至図11に示すように、長手方向Nに摺動自在(移動自在)として第1摺動長穴18内に挿入される。第1摺動平板20は、長手方向Nにおいて、第1摺動長穴18より短い長さを有して延在する。
ガイド平板21は、図3及び図8乃至図14に示すように、長手方向Nに移動自在として長尺フレーム15の内部空間Vに配置される。ガイド平板21は、横側フレーム平板15Cに並設される。
ガイド平板21は、長手方向Nにおいて、第1載置台16側から第2可動体3を通して、第3可動体3近傍まで延在される。
ガイド平板21は、ガイド長穴24を有する。ガイド長穴24は、第2可動体3に相対する位置に形成され、長手方向Nに延在する。ガイド長穴24は、高さ方向Hの中心位置に穴幅中心を一致して配置される。ガイド長穴24は、幅方向Wにてガイド平板21を貫通する。
抜止平板22は、図8乃至図11に示すように、長尺フレーム15の内部空間Vに配置される。抜止平板22は、ガイド平板21及び第1摺動平板20(横側フレーム平板15C)間に位置して、内部空間Vから第1摺動長穴18の一部を閉塞する。抜止平板22は、ガイド平板21及び横側フレーム平板15C間にギヤ収納空所Uを区画する。
第1可動本体23は、図1乃至図4、図8乃至図11に示すように、第1可動平板23A及び固定平板23Bで構成される。第1可動本体23は、第1可動平板23A及び固定平板23BをL字状に一体形成してなる。
第1可動体23は、長手方向Nに移動自在として長尺フレーム15に配置される。第1可動平板23Aは、長尺フレーム15外側にて横側フレーム平板15Cに並設される。第1可動平板23Aは、長尺フレーム15外側から第1摺動長穴18を閉塞し、抜止平板22との間に第1摺動平板20を介在する。第1摺動平板20は、抜止平板22及び第1可動平板23Aにて第1摺動長穴18から抜止めされる。
固定平板23Bは、第1載置台16側に配置され、高さ方向Hにおいて、下側フレーム平板15B下方に延在する。固定平板23Bは、第1載置台16の載置平面16A下方に突出される。
第1可動平板23は、ネジ25にて第1摺動平板20、ガイド平板21及び抜止平板22に固定にされる、ネジ25は、長尺フレーム15の内部空間Vからガイド平板21、抜止平板22、第1摺動平板20及び第1可動平板23Aに捩込まれる。
上記構成により、第1可動本体23は、第1摺動平板20を第1摺動長穴18に摺動することで、長手方向Nにおいて、長尺フレーム15に沿って移動自在となる。このとき、ガイド平板21及び抜止平板22は、第1可動本体23の移動と同時に長手方向Nに移動される。
<第2可動体3>
第2可動体3は、図1乃至図5、図12乃至図14に示すように、第1可動体2及び第2載置台17間にて、長手方向Nに移動自在として長尺フレーム15(ゲージ本体1)に配置される。
第2可動体3は、第1及び第3可動体2,7間に配置される。
第2可動体3は、第2摺動平板30、第2可動本体31及び案内ボルト32で構成される。
第2摺動平板30は、図1乃至図5、図12乃至図19に示すように、長手方向Nに摺動自在(移動自在)として第2摺動長穴19内に挿入される。第2摺動平板30は、長手方向Nにおいて、第2摺動長穴19より短い長さを有して延在する。第2摺動平板30は、第2可動体3から第3可動体7まで延在する。
第2可動本体31は、図1乃至図4、図12乃至図14に示すように、第2可動平板31A及び上下側案内平板31B,31Cで構成される。
第2可動平板31Aは、長手方向Nに移動自在として長尺フレーム15に配置される。第2可動平板31Aは、長尺フレーム15外側にて横側フレーム平板15Cに並設される。第2可動平板31Aは、長尺フレーム15外側から第2摺動長穴19の一部を閉塞する。
第2可動平板31Aは、複数のネジ33,34にて第2摺動平板30に固定される。各ネジ33,34は、長尺フレーム15の内部空間Vから第2摺動平板30及び第2可動平板31Aに捩込まれる。
第2可動平板31Aは、横側フレーム平板15Cを介在して、ガイド平板21及びガイド長穴24に相対する。第2可動平板31Aに並設する横側フレーム平板15Cは、ガイド平板21との間にギヤ収納空所Uを有する。
上側案内平板31Bは、図1乃至図4、図12乃至図14に示すように、長尺フレーム15外側から上側フレーム平板15Aに並設される。上側案内平板31Bにおいて、幅方向Wの一端側は、高さ方向Hに突出して内部空間Vの開口側に配置される。上側案内平板31Bにおいて、幅方向Wの他端側は、第2可動平板31Aに固定される。
下側案内平板31Cは、図1乃至図4、図12乃至図14に示すように、長尺フレーム15外側にて下側フレーム平板15Bに並設される。下側案内平板31Cにおいて、幅方向Wの一端側は、高さ方向Hに突出して内部空間Vの開口側に配置される。下側案内平板31Cにおいて、幅方向Wの他端側は、第1可動平板31Aに固定される。
案内ボルト32は、図12乃至図14に示すように、長手方向Nにおいて、各ネジ33,34間に配置される。案内ボルト32は、頭部35及びネジ軸36で構成される。ネジ軸36は、頭部35に連続し、複数のネジ軸部36A,36B及び支持軸部36Cを有する。
各ネジ軸部36A,36Bは、頭部35側及び軸心端に形成される。支持軸部36Cは、各ネジ軸部36A,36B間に形成される。
案内ボルト32は、ネジ軸部36の軸心を高さ方向Hの中心位置に一致して配置される。案内ボルト32は、ネジ軸部36B側から第2可動平板31A及び第2摺動平板30に螺着され、ネジ軸部36B及び支持軸部36Cを内部空間Vに突出する。頭部35は、第2可動本体31内にて第2可動平板31Aに当接される。ネジ軸36において、ネジ軸部36Aは、第2可動平板31A及び第2摺動平板30に螺着され、第2可動本体31を第2摺動平板30に固定する。ネジ軸部36Bは、摺動自在としてガイド長穴24を挿通し、幅方向Hにてガイド平板21から突出される。支持軸部36Cは、横側フレーム平板15C及びガイド平板21間にてギヤ収納空所Uに配置される。
これにより、案内ボルト32は、第2摺動平板30を介在して第2可動平板31A(第2可動体3)に連結(固定)される。
上記構成により、第2可動本体31は、第2摺動平板30を第2摺動長穴19に摺動することで、長手方向Nにおいて、長尺フレーム15に沿って移動自在となる。また、第2可動平板31は、上下側案内平板31B,31Cにて長尺フレーム15にガイドされて、長手方向Nに移動される。このとき、案内ボルト32は、第2可動本体31の移動と同時に長手方向Nに移動される。
<第1当接体5>
第1当接体5は、図1乃至図11に示すように、第1可動体2に固定され、長手方向Nから一方のレールR1内側に当接される(図20参照)。
第1当接体5は、高さ方向Hにおいて、第1載置台16下方に配置され、固定平板23B(第1可動体2)に固定される。
上記構成により、第1当接体5は、第1可動体2(第1可動本体23)の移動と同時に長手方向Nに移動される。
<第2当接体6>
第2当接体6は、図1乃至図7に示すように、第2載置台17に固定され、長手方向Nから他方のレールR2内側に当接される(図20参照)。
第2当接体6は、高さ方向Hにおいて、第2載台17下方に配置され、載置平面16Aに固定される。第2当接体6は、長尺フレーム15の横側フレーム平板15C側に配置される。
<第3可動体7>
第3可動体7は、図1乃至図4、図15乃至図19に示すように、第2可動体3及び第2載置台17間にて、長手方向Nに移動自在として長尺フレーム15(ゲージ本体1)に配置される。第3可動体7は、長手方向Nにて第1及び第2当接体5,6の中間位置(以下、「長手方向Nの中間位置」という)に位置して、第2可動体3に連結される。
第3可動体7は、抜止平板50、可動ブロック51で構成される。
抜止平板50は、図15乃至図19に示すように、長尺フレーム15の内部空間Vに配置され、横側フレーム平板15Cに並設される。抜止平板50は、第2摺動平板30に相対し、第2摺動長穴19の一部を閉塞する。
可動ブロック51は、図1乃至図4、図15乃至図19に示すように、ブロック本体51A、及び第3可動平板51B、及び上下側ガイド平板51C,51Cで構成される。
ブロック本体51Aは、高さ方向Hにおいて、下側フレーム平板15B下方に配置される。
第3可動平板51Bは、図1乃至図4、図15乃至図19に示すように、長尺フレーム15外側にて横側フレーム平板15Cに並設される。第3可動平板51Bは、可動ブロック51Aに一体形成される。
第3可動平板51Bは、第2摺動平板30に相対して、第2摺動長穴19の一部を閉塞する。第3可動平板51Bは、横側フレーム平板15C、第2摺動平板30を介在して抜止平板50に相対される。第2摺動平板30は、抜止平板50及び第3可動平板15Bにて第2摺動長穴19から抜止めされる。
第3可動平板51Bは、図15乃至図19に示すように、複数のネジ54,55にて第2摺動平板30及び抜止平板50に固定される。各ネジ54,55は、内部空間Vから抜止平板50、第2摺動平板30及び第3可動平板51Bに捩込まれる。
各案内平板51C,51Cは、図1乃至図4、図15乃至図19に示すように、長手方向Nに間隔を隔てて配置され、長尺フレーム15外側から上側フレーム平板15Aに並設される。各案内平板51C,51Cにおいて、幅方向Hの一端側は、高さ方向Hに突出して内部空間Vの開口側に配置される。各案内平板51C,51Cにおいて、幅方向Hの他端側は、第3可動平板51Aに固定される。
上記構成により、可動ブロック51(第3可動体7)は、第2摺動平板30にて第2可動本体31(第2可動体3)に連結され、第2摺動平板30を第2摺動長穴19に摺動することで、第2可動本体31(第2可動体3)の移動と同時に、長手方向Nにおいて、長尺フレーム15に沿って移動自在となる。
ブロック本体15A及び第3可動平板51Bは、上下側ガイド平板51C,51Cにて長尺フレーム15にガイドされて、長手方向Nに移動される。
〈旋回ロック体8〉
旋回ロック体8は、図1乃至図5、図15乃至図19に示すように、ホルダ本体9を回転不能として第3可動体7(可動ブロック51)に固定し、又はホルダ本体9を第3可動体7に対し回転自在とする。
旋回ロック体8は、旋回軸61、操作部62、複数の座金63,64、バネ座金65及び固定ボルト67で構成される。
旋回軸61は、図1乃至図5、図15乃至図19に示すように、ブロック本体51A(第3可動体7)に配置される。旋回軸61は、幅方向Hに延在される。
旋回軸61は、回転軸部61A及びネジ軸部61Bを備え、回転軸部61Aは回転自在及び幅方向Wに移動自在としてブロック本体51A(第3可動体7)に軸支される。回転軸部61Aは、幅方向Wにてブロック本体51Aにわたって配置され、ブロック体51A(第3可動体7)の幅方向Wの一端(内部空間Vの開口側)から突出する。
ネジ軸部61Bは、旋回軸61の軸心方向(幅方向W)にて回転軸部61Aに連続し、ブロック本体51Aの幅方向Wの他端(第3可動平板51B側)から突出する。
操作部62は、図1乃至図4、図15乃至図19に示すように、ネジ穴62Aを有する。ネジ穴62は、幅方向Wにて操作部62を貫通する。
操作部62は、ネジ穴62Aにネジ軸部61Bを螺着して旋回軸61に装着される。操作部62は、旋回軸61のネジ軸部61Bに対し回転自在である。
各座金63,64は、図17乃至図19に示すように、ネジ軸部61Bに外嵌される。各座金63,64は、ブロック本体51A(第3可動体7)及び操作部62間に配置され、ブロック本体51A及び操作部62に当接される。
バネ座金65は、図17乃至図19に示すように、ネジ軸部61Bに外嵌され、各座金63,64間に配置される。バネ座金65は、各座金63,64を介在して操作部62及びブロック本体51A(第3可動体7)に当接される。
<ホルダ体9>
ホルダ体9は、図1乃至図5、図16乃至図19に示すように、第3可動体7に連結され、長手方向Nの中間位置に配置される。ホルダ体9は、ホルダブロック71及び操作ボルト72で構成される。
ホルダブロック71は、図1乃至図4、図16乃至図19に示すように、高さ方向Hの一端に開口する収納凹所71Aを有する。ホルダブロック71は、幅方向Wにおいて、長尺フレーム15を間に配置して内部空間Vの開口側に配置される。ホルダブロック71は、幅方向Wにおいて、フロック本体51A(第3可動体7)に隣接して配置される。
ホルダブロック71は、ブロック本体51A(第3可動体7)から突出する回転軸部61Bに外嵌され、旋回ロック体8のボルト67にて旋回軸61に固定される。
ボルト67は、旋回軸61の軸心方向に直交する方向にてホルダブロック71及び回転軸部61Bに螺着され、ホルダブロック71(ホルダ体9)を回転軸部61Bに回転不能として固定する。
操作ボルト72は、図15乃至図19に示すように、操作部72A及びネジ軸72Bを有し、ネジ軸72Bは操作部72Aに固定される。操作ボルト72は、長手方向Nからネジ軸72Bをホルダブロック71に螺着する。ネジ軸72Bは、収納凹所71Aに突出される。
上記構成により、ホルダ体8(ホルダブロック71)は、旋回軸61を介在して可動ブロック51(第3可動体7)に連結され、第3可動体7の移動と同時に長手方向Nに自動自在となる。
旋回ロック体8において、操作部72を第3可動本体51から離間する方向に回転すると、ホルダ体8(ブロック本体71)は、第3可動体3(ブロック本体51A)に対し、回転軸61Aと共に回転自在となる。
操作部72を第3可動本体51に向けて回転すると、操作部72は各座金63,64を介在してバネ座金65を第3可動体3(ブロック本体51A)に押付ける。これにより、ホルダ体8(ホルダブロック71)は、回転軸部61Aと共にブロック体51Aに移動され、ブロック本体51Aに押付けされ、第3可動体7に回転不能として固定される。
このように、ホルダ体9及び距離測定器14は、第3可動体7に対して任意位置に回転でき、この任意位置にて第3可動体7に固定できる。
<第1ラックギヤ10>
第1ラックギヤ10は、図12乃至図14に示すように、ガイド平板21及び横側増フレーム平板15C間の収納空間Uに配置される。第1ラックギヤ10は、ギヤ歯を案内ボルト32の支持軸部36Cに相対して、上側フレーム平板15A側及び横側フレーム平板15C側に配置される。第1ラックギヤ10は、長手方向Nにおいて、案内ボルト32の支持軸部36Cの軸心から第3可動体7及び第1可動体2に向けて延在される。
第1ラックギヤ10は、複数のネジ75,76にてガイド平板21(第1可動体2)に固定され、可動ラックギヤとなる。
各ネジ75,76は、幅方向Wにてガイド平板21及び第1ラックギヤ10に螺着され、第1ラックギヤ10をガイド平板21に固定する。
上記構成により、第1ラックギヤ10は、ガイド平板21を介在して第1可動本体31(第1可動体2)に連結され、第1可動本体2の移動と同時に長手方向Nに移動自在となる。
<第2ラックギヤ11>
第2ラックギヤ11は、図6及び図7、図12乃至図14に示すように、収納空間Uに配置される。第2ラックギヤ11は、各ギヤ歯を案内ボルト32の支持軸部36Cに相対して、下側フレーム平板15B及び横側フレーム平板15Cに当接される。第2ラックギヤ11は、高さ方向Hにおいて、案内ボルト32(支持軸部38C)を介在して第1ラックギヤ10に相対される。
第2ラックギヤ11は、長手方向Nにおいて、案内ボルト32の支持軸部36Cの軸心から第1可動体2及び第3可動体7に向けて延在される。
第2ラックギヤ11は、複数のネジ77,78にて横側フレーム平板15C(長尺フレーム15)に固定され、固定ラックギヤとなる。
各ネジ77,78は、長尺フレーム15外側から幅方向Hにて横側フレーム平板15C及び第2ラックギヤ11に螺着され、第2ラックギヤ11を長尺フレーム15に固定する。各ネジ77,78は横側フレーム平板15C内に収納される。
<ピニオンギヤ12>
ピニオンギヤ12は、図12乃至図14に示すように、第2可動体3に回転自在に連結される。ピニオンギヤ21は、収納空間Uに配置され、ガイド平板21及び横側フレーム平板15C間に位置する。ピニオンギヤ12は、回転自在として案内ボルト32の支持軸部36Cに外嵌される。
ピニオンギヤ12は、高さ方向Hにおいて、第1及び第2ラックギヤ10,11間に配置される。ピニオンギヤ12は、第1及び第2ラックギヤ10,11に噛合される(ピニオンギヤ12のギヤ歯を第1及び第2ラックギヤ10,11のギヤ歯に噛合する)。
ピニオンギヤ12、及びガイド平板21は、抜止平板79及び抜止ナット80にて案内ボトル32から抜止めされる。抜止平板79は、内部空間Vに配置される。抜止平板79は、横側フレーム平板15Cとの間のピニオンギヤ12及びガイド平板21を介在して、案内ボルト32のネジ軸部36Bに外嵌される。抜止平板79は、長手方向Nに延在される。抜止ナット80は、抜止平板79より内部空間Vの開口側に配置される。抜止ナット80は、第2可動体3、第2摺動平板30、第1ラックギヤ10、ピニオンギヤ12、ガイド平板21及び抜止平板79を長手方向Nに移動自在として、案内ボルト32のネジ軸部36Bに螺着され、座金81を介在して抜止平板79に当接される。
これにより、抜止平板79は、図14(b)に示すように、ピニオンギヤ12を回転自在、及び第1ラックギヤ10を移動自在として、横側フレーム平板15Cとでガイド平板21、第1及び第2ラックギヤ10,11、ピニオンギヤ12を挟持する。
上記構成により、ピニオンギヤ12は、案内ボルト32を介在して第2可動本体31(第2可動体7)に連結される。ピニオンギヤ12は、第1ラックギヤ10の移動と同時に長手方向Nに移動し、第2ラックギヤ11にて回転される。
これにより、ピニオンギヤ12は、第1ラックギヤ10の長手方向Nの移動量に対して半分の移動量となる。
ピニオンギヤ12は第2可動体3に連結され、第1ラックギヤ10は第1可動体2に連結されるので、第1可動体2及び第2可動体3の移動量は2対1(第1可動体23の移動量は、第1可動体2の移動量の半分)となる。第3可動体7及びホルダ体9は、第2可動体3に連結されるので、第3可動体7及びボルダ体9の移動量も第1可動体2の半分となる。
第1及び第2ラックギヤ10,11、ピニオンギヤ12は、第1可動体2の移動量の半分の移動量にて第2可動体3(第3可動体7,ホルダ体8)を移動する構成である。
<付勢体13>
付勢体13は、図1乃至図4、図9乃至図11に示すように、内部空間Uに配置される。付勢体13は、第1載置台16側にて長尺フレーム15及び第1可動体2に連結される。
付勢体13は、例えばコイルバネ(以下、「コイルバネ13」という)で構成される。コイルバネ13は、バネ力(付勢力)にて第1可動体2を第1載置台16に向けて付勢し、第1当接体5を一方のレールR1内側に押付ける。コイルバネ13は、両端にバネリング13A,13Bを有する。
コイルバネ13は、複数のボルトネジ85,86、複数の座金87〜90及び複数のナット91〜95にて長尺フレーム15及び第1可動体2に固定される。
ボルトネジ85は、内部空間Vに配置され、第1可動体2より長手方向Nにて長尺フレーム15の一端側に配置される。ボルトネジ85は、ネジ軸心を高さ方向Hの中心位置に一致して配置される。ボルトネジ85は、各座金87,88及びバネリング13Aを挿通し、各ナット91〜93に螺着される。ボルトネジ85は、幅方向Wにて横側フレーム平板15Cに螺着して、長尺フレーム15外側に突出される。
コイルバネ13のバネリング13Aは、各座金87,88間に配置され、各座金87,88を介在してボルトネジ85の頭部及びナット91にて挟持される。ナット92は、内部空間Vから横側フレーム平板15Cに当接され、ナット93は長尺フレーム15外側から横側フレーム平板15Cに当接される。横側フレーム平板15Cは、各ナット92,93にて挟持され、コイルバネ13(バネリング13A)はボルトネジ85等を介在して長尺フレーム15(横側フレーム平板15C)に連結される。バネリング13Aは、幅方向Wにて横側フレーム平板15Cとの間に間隔を隔てて配置される。
ボルトネジ86は、内部空間Vにてガイド平板21の一端側(第1載置台16側)に配置される。ボルトネジ86は、軸心を高さ方向Hの中心位置に一致して配置される。ボルトネジ86は、各座金89,90及びバネリング13Bを挿通し、各ナット94,95に螺着される。ボルトネジ86は、幅方向Wにてガイド平板21、抜止平板23、第1摺動平板20及び第1可動平板23Aに羅着される。
コイルバネ13のバネリング13Bは、各座金89,90間に配置され、各座金89,90を介在してボルトネジ86の頭部及びナット94にて挟持される。ナット95はガイド平板21に当接し、ガイド平板21,抜止平板23、第1摺動平板30及び第1可動平板23Aを締付ける。
コイルバネ13(バネリング13B)は、ボトルネジ86等を介在して第1可動体2に連結される。バネリング13Bは、幅方向Wにて横側フレーム平板15Cとの間に間隔を隔てて配置される。
上記構成により、コイルバネ13は、長手方向Nに配置され、第1可動体2及び長尺フレーム15に連結され、幅方向Wにて横側フレーム平板15Cとの間に間隔を隔てて配置される。ボルトネジ85を回転してバネリング13A及び横側フレーム平板15C間の間隔を調整することで、コイルバネ13の付勢力(バネ力)を調整できる。
<距離測定器14>
距離測定器14は、光又は超音波を建築物に照射して建築限界(建築限界距離)を測定する。距離測定器14は、測定器本体14A、変位センサ14B及び制御部14C等を備えて構成される。
測定器本体14Aは、ネジ穴14Dを有する、変位センサ14B及び制御部14Cは、測定器本体14Aに配置される。変位センサ14Bは、例えば、光、レーザ光又は超音波を建築物に照射し、反射された光等を受光して建築限界を検出する。変位センサ14Bは、測定器本体14A先端に配置される。制御部14Cは、例えば、中央演算処理装置(CPU)で構成され、変位センサ14Bの検出に基づき、建築限界を演算して、表示器(図示しない)に表示する。
距離測定器14は、測定器本体14Aをホルダブロック71の収納凹所71Aに挿入して、ホルダ体9に配置される。このとき、変位センサ14Bは、ホルダブロック71外側に位置される。測定器本体14Aは、操作ボルト72のネジ軸72Bをネジ穴14Dに螺着することで、ホルダブロック71に固定され、長手方向Nの中間位置に配置される。
距離測定器14は、図1乃至図3に示すように、幅方向Wにおいて、変位センサ14Bを第1及び第2載置台16,17外側に位置して、ホルダ体9(ホルダブロック71)に配置される。ホルダ体9は、変位センサ14Bを第1及び第2載置台16,17外側に位置して、測定器本体14Aを収納凹所71A内に収納する。
また、建築限界測定器Xは、図3、図8及び図9、図12乃至図19に示すように、複数の保護平板97,98,99を有する。各保護平板97,98,99は、内部空間Vにて開口に配置され、横側フレーム平板15Cに並設される。保護平板97は、第1可動体2及び第2可動体3に相対して、ガイド平板21又は抜止平板79より内部空間Vの開口側に配置される。保護平板97は、上下側フレーム平板15A,15Bに固定される。
保護平板98は、第3可動体7に相対して配置され、上下側フレーム平板15A,15Bに固定される。
保護平板99は、第2載置台17に連続して配置され、上下側フレーム平板15A,15Bに固定される。
上記構成の建築限界測定器Xは、コイルバネ13のバネ力にて第1可動体2、第2可動体3、第3可動体7及びホルダ体9を初期位置に位置決めする(図1、図4、図5、図8乃至図19参照)。
初期位置において、第1可動体2は、図8及び図9に示すように、第1可動本体23及び第1当接体5を第1載置台16側に配置する。第1摺動平板20は、第1摺動長穴18の一端18aに当接することなく、第1摺動長穴18の一端18a側に位置する。
ガイド平板21は、図12及び図13に示すように、ガイド長穴24の一端24aを案内ボルト32(ネジ軸部36B)に当接して配置される。
初期位置において、第2可動体3は、図12及び図13に示すように、第2摺動平板30を第2摺動長穴19の一端19aに当接することなく、第2摺動長穴19の一端19a側に位置する。
初期位置において、第3可動体7及びホルダ体9は、図15及び図16に示すように、長手方向Nの中間位置に配置され、距離測定器14を長手方向Nの中間位置に位置する。
初期位置において、ピニオンギヤ12は、図12及び図13に示すように、第1及び第2ラックギヤ10,11の一端側10a,11a側に配置され、第1及び第2ラックギヤ10,11に噛合する。第1ラックギヤ10は、長手方向Nの第1可動体2側に延在され、第2ラックギヤ11は、長手方向Nの第3可動体7側に延在される。
ガイド平板21のガイド長穴24の一端24aを案内ガイド32に当接すると、第1ラックギヤ10は、長手方向Nの第1載置台16側への移動が規制される。
建築限界測定器Xにおいて、コイルバネ13のバネ力に抗して、第1可動本体23に対して長手方向Nに力を作用すると、第1可動本体23は、初期位置から第2載置台17に向けて移動される(図2及び図3参照)。第1可動本体23の移動と同時に、第1摺動平板20は、第2摺動長穴18を摺動して、第1可動本体23及びガイド平板21を長手方向Nに案内する。ガイド平板21は、第1可動本体23の移動と同時に移動される。
ガイド平板21の移動と同時に、第1ラックギヤ10は、長手方向Nに移動される。これにより、ピニオンギヤ12は、第1ラックギヤ10と同方向に移動し、第2ラックギヤ11にて回転される。
第2可動本体31は、ピニオンギヤ12の移動と同時に、初期位置から第2載置台17に向けて移動する。第2摺動平板30は、第2可動本体31の移動と同時に、第2摺動長穴19を摺動し、第2可動本体31を長手方向Nに案内する。
第2可動本体31(第2可動体3)の移動量は、第1及び第2ラックギヤ10,11とピニオンギヤ12の噛合によって、第1可動本体23(第1可動体2)の移動量の半分となる。
第3可動体7(可動ブロック51)は、第2摺動平板30を介在して、第2可動体3の移動と同時に、初期位置から第2載置台17側に移動される。ボルダ体9(ホルダブロック71)も第2可動体3の移動と同時に、長手方向Nにて第2載置台17側に移動される。第3可動体7及びホルダ体9の移動量は、第1可動体2の移動量の半分になる。これにより、第1可動体2を長手方向Nに移動しても、第3可動体7及びホルダ体9は、常に、長手方向Nの中間位置に位置される。
また、第1可動本体23を初期位置から第2載置台17に向けて移動すると、ガイド平板21のガイド長穴24の他端24bは、案内ボルト32(ネジ軸部36B)に当接し、第1可動本体23の移動を規制する。このとき、第1摺動平板20は、第1摺動長穴18の他端18bに当接しない(図8及び図9参照)。また、第2摺動平板30も第2摺動長穴19の他端19bに当接しない(図15及び図16参照)。
これにより、第1可動本体23(第1可動体2)は、ガイド長穴24の両端24a,24b間の距離(ガイド長穴24の穴長さ)だけ長手方向Nに移動される。
そして、第1可動本体23への力の作用を解除すると、第1乃至第3可動体2,3,7は、コイルバネ13のバネ力にて第1載置台16に向けて移動され、初期位置に戻される。
次に、建築限界測定器Xによる建築限界の測定について、図20等を参照して説明する。
図20において、各レールR1,R2は、軌間Tを隔てて並設され、例えば枕木(図示しない)に固定される。軌間Tは、各レールR1,R2内側間の距離である。建築限界Dは、各レールR1,R2を走行する列車の寸法(幅寸法、高さ寸法)に余裕寸法を加算した空間を意味する。
測定者は、ゲージ本体1の長尺不レール15を各レールR1,R2に架け渡す。
また、測定者は、第2載置台17をレールR2上に載置し、第2当接体6をレールR2内側に当接する。第2載置台17は、載置平面17AをレールR2上に当接する。
測定者は、第1可動本体23を把持し、コイルバネ13(付勢体13)のバネ力に抗して第1可動体23を初期位置から第2載置台17に向けて移動し、第1当接体5を各レールR1,R2間に配置する。また、測定者は、第1載置台17をレールR1上に載置して、載置平面16AをレールR1に当接する。
これにより、ゲージ本体1は、各レールR1,R2間に架け渡され、長尺フレーム15を各レールR1,R2間にて平行に配置する。
第2可動体3、第3可動体7、ホルダ体9及び距離測定器14は、第1可動本体23(第1可動体2)の移動と同時に、初期位置から第2載置台17に向けて移動される。
続いて、測定者は、第1可動体23の把持を解除する。これにより、第1乃至第3可動体2,3,7、ホルダ体9及び距離測定器14は、コイルバネ13のバネ力にて第1載置台16に向けて移動される。
これにより、第1当接体5は、コイルバネ13のバネ力にてレールR1内側に当接され、及びレールR1に押付けられる。ゲージ本体1は、コイルバネ13のバネ力にて第1当接体5をレールR1内側に押付けることで、各レールR1,R2に固定される。
このとき、ホルダ体9は、第1可動体2の移動量の半分の移動量となるので、各レールR1,R2の軌間中心Pに配置され、距離測定器14を軌間中心Pに位置決めする。
続いて、測定者は、旋回ロック体8(操作部62)を操作して、ホルダ体9及び距離測定器14を第3可動体7に対して回転し、距離測定器14の変位センサ14Bを建築限界の測定対象となる建築物Qに相対する。ホルダ体9は、例えば、長尺フレーム15の上下側フレーム平板15A,15Bに平行して配置し、距離測定器14の変位センサ14Bを第1可動体2側に向ける(図20参照)。このとき、変位センサ14Bのレーザ光又は超音波は、上下側フレーム平板15A,15Bに平行し、及び第1載置台16及びレールR1で遮られず、建築物Qに照射される。
測定者は、操作部62を操作して、ボルダ体9及び距離測定器14を第3可動体7に固定する。
距離測定器14は、変位センサ14Bからレーザ光又は超音波等を建築物Qに照射して、軌間中心P及び建築物Q間の建築限界(建築限界距離)を測定する。
測定者は、建築限界を測定した後、第1可動本体23を第2載置台17に向けて移動することで、第1当接体5をレールR1から離間する。これにより、建築限界測定器Xを各レールR1,R2から取外すことができる。
建築限界測定器Xでは、軽量化のため、長尺フレーム15をアルミニウム等の軽金属で形成できる。
また、建築限界測定器Xでは、各レールR1,R2等に対する電気絶縁のため、第1及び第2載置台16,17、第1乃至第3可動体2,3,7及びホルダ体9を、例えばPOMナイロン等の合成樹脂で形成できる。
本考案は、列車の建築限界(建築限界距離)を測定するのに最適である。
X 建築限界測定器
R1,R2 レール
P 軌間中心
Q 建築物
1 ゲージ本体
2 第1可動体
3 第2可動体
5 第1当接体
6 第2当接体
7 第3可動体
8 旋回ロック体
9 ホルダ体
10 第1ラックギヤ(可動ラックギヤ)
11 第2ラックギヤ(固定ラックギヤ)
12 ピニオンギヤ
13 付勢体(コイルバネ)
14 距離測定器
15 長尺フレーム
16 第1載置台
17 第2載置台

Claims (2)

  1. 一対のレール間に架け渡され、前記各レールの軌間中心及び建築物間の建築限界を測定する建築限界測定器であって、
    長尺フレーム、及び前記長尺フレームの長手方向各端側に固定される第1及び第2載置台を有し、前記長尺フレームを前記各レール間に架け渡し、及び前記第1載置台を一方の前記レール上に載置し、前記第2載置台を他方の前記レール上に載置するゲージ本体と、
    前記第1及び第2載置台間にて、前記長手方向に移動自在として前記長尺フレームに配置される第1可動体と、
    前記第1可動体及び前記第2載置台間にて、前記長手方向に移動自在として前記長尺フレームに配置される第2可動体と、
    前記第1可動体に固定され、前記長手方向から一方の前記レール内側に当接される第1当接体と、
    前記第2載置台に固定され、前記長手方向から他方の前記レール内側に当接される第2当接体と、
    前記長手方向に移動自在として前記長尺フレームに配置され、前記第2可動体に連結される第3可動体と、
    前記第3可動体に連結され、前記軌間中心に配置されるホルダ体と、
    前記長手方向に延在して前記第1可動体に固定され、前記第1可動体の移動に連動して移動される第1ラックギヤと、
    前記長尺フレームに固定され、前記第1ラックギヤに相対して前記長手方向に延在する第2ラックギヤと、
    前記第2可動体に回転自在として連結され、前記第1及び第2ラックギヤ間に配置して前記第1及び第2ラックギヤに噛合されるピニオンギヤと、
    前記第1載置台側にて前記長尺フレーム及び前記第1可動体に連結され、前記第1可動体を前記第1載置台に向けて付勢し、及び前記第1当接体を一方の前記レール内側に押付ける付勢体と、
    前記ホルダ体に配置され、前記建築物に光又は超音波を照射して前記建築限界を測定する距離計測機器と、
    を備えてなる
    ことを特徴とする建築限界測定器。
  2. 前記第3可動体に配置され、前記長手方向に直交する前記長手フレームの幅方向に延在される旋回軸、前記幅方向に貫通するネジ穴を有する操作部、及びバネ座金を有し、前記ホルダ体を前記第3可動体に固定し、又は前記ホルダ体を前記第3可動体に対し回転自在とする旋回ロック体を備え、
    前記旋回軸は、
    回転自在及び前記幅方向に移動自在として前記第3可動体に軸支され、前記第3可動体の前記幅方向の一端から突出する回転軸部と、
    前記回転軸部に連続し、前記第3可動体の前記幅方向の他端から突出するネジ軸部と、
    を備え、
    前記操作部は、
    前記ネジ穴に前記ネジ軸部を螺着して前記旋回軸に装着され、
    前記バネ座金は、
    前記ネジ軸部に外嵌され、前記第3可動体及び前記操作部に当接され、
    前記ホルダ本体は、
    前記第3可動体から突出する前記回転軸部に固定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の建築限界測定器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017129475A (ja) * 2016-01-21 2017-07-27 北海道旅客鉄道株式会社 建築限界測定システム、建築限界測定方法および建築限界測定システム用測定台
CN109655020A (zh) * 2019-01-14 2019-04-19 北方民族大学 齿轮一齿径向综合偏差及切向综合偏差检测方法
CN110609294A (zh) * 2019-10-21 2019-12-24 北京经纬信息技术有限公司 限界测量仪、限界测量系统及测量方法

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