JP3193861U - 土木・建築作業現場における計測データの変状表示及びデータ収集アダプターユニット - Google Patents

土木・建築作業現場における計測データの変状表示及びデータ収集アダプターユニット Download PDF

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真一 芥川
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Abstract

【課題】現場に設置される既存の検出器に接続でき、工事の進捗に伴う計測管理データ内容・データ量の増加ならびに現場計測地点の変化に対応でき、土木・建築計測データの現場での変状表示及びデータ収集を行えるアダプターユニットを提供する。【解決手段】土木・建築作業現場における計測管理に用いるユニットであって、検出器インタフェース部21,29、隣接するユニットを平衡型伝送路ケーブルおよび電源ケーブルを介して接続する2つの伝送インタフェース部27、現場作業者に構造物の変状を告知するためのLED表示部24,25、アナログ信号をディジタル信号に変換する信号変換部22、メモリ部、ディジタル信号が許容範囲外である場合にLED表示部に表示信号を出力する情報処理部23、識別番号、を備え、検出器のデータに応じて現場の変状を表示し、かつ、接続された複数のユニットの末端に設けられたデータ収集装置34に対してデータを送信できる。【選択図】図3

Description

本考案は、自然ならびに人工構造物の現場での変状の発生・進展、あるいは危険度の増大を監視する目的で、自然構造物等の任意の位置に設置される土木・建築計測データ収集用ならびに防災計測データ収集用の検出器に接続され、計測データの現場での変状表示及びデータ収集を行うアダプターに関するものである。
道路の交差点に設置されている信号機は、青、黄、赤という3色の光を用いて、運転者や歩行者などの通行を安全に制御する安全性告知装置であり、ほぼ世界共通の装置として定着している。また、我々一般市民には、青なら安全、赤は危険という概念が浸透している。しかし、自然及び人工構造物と人間社会との一般的関係においては、このような安全性告知装置が見当たらない。
ここで、自然構造物とは、道路脇や住宅地周辺の自然斜面、自然河川堤防、など土質材料および岩盤などで形成されている自然地形の一部を指す。また、豪雪地帯において雪崩の危険性を検討するときの雪も対象となる。
また、人工構造物とは、大きく分けて土木構造物、建築構造物およびそれらを建設する際に用いる建設機械を指す。
土木構造物とは、橋梁、送電や通信用の鉄塔、ダム、トンネル、盛土、埋立地、人工河川堤防、人工斜面などを指す。
また、建築構造物とは、一般住宅、高層ビル、公共建築物(美術館、学校、駅舎、体育館など)、大規模レジャー施設(コンサートホール、スポーツスタジアム、観覧車、ジェットコースターのレールなど)、イベント会場仮設構造物などを指す。
また、建設機械とは、特に大型クレーン、大型重機のようにオペレータが必要で工事中には周辺に住民もしくは作業員が近づく可能性があるものを指す。
これらの自然及び人工構造物において変状が進み、その安全性が低下し続けている現状があったとしても、それを合理的・経済的に検知し、効果的に周辺住民および作業関係者に知らせる安全性告知装置はまだまだ開発途上であるといわざるを得ない。
自然構造物の一つである危険斜面の例についての現状と問題点を述べる。日本は国土の4分の3が山地で覆われており、全国には約9万の斜面崩壊危険箇所をはじめ、地すべり危険箇所、土石流危険箇所、落石危険箇所など21万箇所を数える土砂災害危険箇所が存在すると言われており、特に豪雨や震災発生時、斜面工事時などには、斜面災害が集中している。
このような状況下、崩壊危険性の高い箇所から斜面防災対策を効率的に実施し、災害の発生やその予兆を捉える装置を配備すると共に、危険度に応じて道路利用者や周辺住民に情報提供することが必要とされている。そのために、専門家による予備調査、予算化されたモニタリングプラン、IT(Information Technology)技術を適用したデータ転送システム、担当者による安全性判断と警告発信システムなどが開発され、これまで着実に成果を上げてきている。
しかしながら、自然現象に起因する災害発生の危険度は基本的には不変であるのに対し、災害対策のための整備予算が減少していることもあり、例えば、処置を要する斜面崩壊危険箇所の場合でも、未だ全体の約2割の整備率であるというのが実状である。
また、このうちデータのリアルタイム分析と住民への告知システムが完備している箇所は極めて限定的なものにとどまっている。
一方、現在、各現場で行っている斜面崩壊危険箇所などの計測管理は、主要断面に複数の計測器を設置し、設計計算書を基に管理基準値を、例えば、第1警戒値から第3警戒値までの3段階に設定し、手動測定あるいは自動測定を行って、管理事務所内のコンピュータでデータ整理を行っている。そして、それらの測定結果から計測担当職員が斜面崩壊などの挙動を判断している。
例えば、測定値が管理基準値を超えた場合、職員が現場調査を実施し、危険と判断した場合、発注者と協議の上、警報または退避命令を発するのが一般的な管理方法である。また、管理基準値を超えない場合は、週報や月報で発注者に報告書を提出し、施工終了時には、施工に伴う計測データとして最終報告書に纏めて提出している。
上記のような土木作業現場における変状の計測管理は、工場やプラント施設における建屋・施設内の計測管理とは異なる。図15に示すように、工場やプラント施設の場合、現場の検出器(61〜68)から取り込まれた信号は、ローカル制御装置(51〜53)やリモート制御盤によってデータ収集され、それらの収集データはネットワーク50を通じて中央の計測管理室30のデータ収集装置34、中央監視のための計測管理端末32へとデータ伝送される。ローカル制御装置やリモート制御盤には、通常、故障発生用のランプ表示機能が設けられている。
また、オペレータが計測管理端末32から離れた場所にいて、館内放送設備が無い場合や館内放送が届かない場所が存在する場合には、中央データ収集装置34からローカル制御装置、リモート制御盤にアナウンス内容を伝え、これらのローカル制御装置、リモート制御盤に接続されている携帯型表示端末装置上にアナウンス内容を表示できるものもある(例えば、特許文献2を参照)。
また、昨今、ローカルなデータを検出器で収集して、それらを信号ケーブルや電話回線を通じてデータ収集し、それらを集中して解析し監視できるシステムが存在する(例えば、特許文献3,特許文献4を参照。)
上述したような工場やプラント施設の計測管理のシステムを、土木・建築作業現場における変状の計測管理に採用するのは、非常に困難である。それは、土木・建築作業現場では工事が進むにつれて、現場状況が変化していくからである。すなわち、土木・建築作業現場では工事が進むにつれて、計測管理するデータ内容やデータ量が増加し、また、現場の計測地点も変化していく。そのため、計測管理の対象や範囲が、工事の進捗に応じて変化するため、工場やプラント施設の計測管理システムのように、計測管理データ個数や収集地点が固定されるものではないのである。
また、例えば、トンネル工事のような土木作業現場では、無線を用いてデータ収集することは困難であり、各計測器のデータは、個別に携帯型のデータ収集装置を接続するなどしてデータ収集されている。
このような状況下、土木・建築作業現場においては、管理事務所で計測管理して現場の危険度を把握して、それを現場に伝えるといったやり方を見直し、現場作業者の安全性をさらに向上することが求められている。
かかる状況下、考案者の一人である芥川は、既に、地すべりなどの防災から市民及び工事関係者を守るために不可欠な動態観測データを、リアルタイムに周辺関係者(住民、現場作業者など)に情報開示すべく、任意の観測点間の相対変位を光の色で表示する装置を提案している(特許文献1)。
これは、任意の2点間の相対変位を計測する計測部と、複数のLED光源を配列させたLEDチューブと、計測部で得られた変状量からLED光源の色を決定するスイッチ部とを備え、スイッチ部は、非導電体と導電体とを適宜配列したスイッチパネルと、変状量に応じて移動し得る各LEDチップの電源ラインの接触点とから構成され、原位置でリアルタイムにその変状を光の色で告知するものである。
しかしながら、防災データ(動態観測データ)を収集する既存の計測器は、ひずみゲージ、差動トランス、ポテンショメータなど各種のものがある。
従って、既存の計測器データに対応することができ、かつ、それらのデータを現場において現場作業者などにリアルタイムに光の色で危険度の情報を開示できれば、現場作業員自身が光の色で、いち早く現場の状態の危険度を判断できることになる。
特開2008−309784号公報 特開平10−247108号公報 特開平11−316886号公報 特開平05−327919号公報
現在、土木・建築作業現場に導入されている上述の高度計測データ管理システムは、コスト高のため危険性がすでに把握されている箇所の全数にそれを設置することができないといった問題がある。
また、既存システムでは、現場で起こっている変状を別の場所(本社や中央官庁のデータ管理室など)で集中管理することが多く、危険が迫っていてもその場にいる現場作業者等に情報が伝わらないという決定的な問題がある。
ここで述べた現状の問題点は、自然構造物の一つとしての危険斜面の例だけに限らず、他の自然構造物、土木構造物、建築構造物、および関係する建設機械を対象とした建設中および供用時の変状監視や安全管理システムにおいても同様に存在している。
上記状況に鑑みて、本考案は、現場に設置される既存の検出器に接続でき、工事の進捗に伴う計測管理データ内容・データ量の増加ならびに現場計測地点の変化に対応でき、土木・建築計測データの現場での変状表示及びデータ収集を行えるアダプターユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本考案のアダプターユニットは、現場の検出器のアナログ信号を入力できる少なくとも1つの検出器インタフェース部と、前記検出器インタフェース部から入力されたアナログ信号をディジタル信号に変換する信号変換部と、前記ディジタル信号をデータとして保存するメモリ部とを備える、土木及び建築作業現場における計測管理に用いるユニットにおいて、
1)隣接するユニットもしくは互いに隣接するユニット同士が直列に連結して繋がったユニット群の末端のデータ収集装置とデータ通信するための伝送インタフェース部
2)現場作業者に対して視覚的にリアルタイムに光の色で危険度の情報を告知するためのLED表示部
3)ディジタル信号が許容範囲外である場合に、上記LED表示部に表示信号を出力する情報処理部
を備えた構成とされる。
そして、LED表示部のLEDが平板状LEDであり、該LEDの平板面積が前記ユニットの表示窓がある面の表面積の10%以上を占める。
かかる構成によれば、現場作業者に対して光の色で危険度の情報を告知し、データ収集装置に対して、ユニット毎にユニークな識別番号を用いてメモリ部に保存されているデータを、伝送インタフェース部を介して送信できる。
すなわち、現場に設置される既存の検出器に接続でき、工事の進捗に伴う計測管理データ内容・データ量の増加ならびに現場計測地点の変化に対応でき、土木・建築計測データの現場での変状表示及びデータ収集を行えるのである。
ここで、現場の検出器のアナログ信号を入力できる少なくとも1つの検出器インタフェース部とは、既存の計測器(ストレーンゲージ型、差動トランス型、ポテンショメータ形、電圧型)に対応するインタフェースである。既存の計測器のアナログ信号を入力できるインタフェースを備えるものである。
また、検出器を駆動するための電源を供給できるように、定電流回路を備えるのが好ましい。現場の検出器を本考案のアダプターユニットに接続するだけで、現場の検出器を駆動して、検出信号を入力できる。
さらに、現場の検出器のタイプによって、信号増幅の有無、定電流供給の有無を切り替え可能であることが好ましい。検出器タイプの切替スイッチは、本考案のアダプターユニットに内蔵されており、アダプターユニットのハードウェアの初期設定で検出器タイプを切り替える。
少なくとも1つとしているのは、1台のアダプターユニットに近くに配置されている複数の検出器を同時に接続できるといった意味である。
次に、隣接するユニットもしくは互いに隣接するユニット同士が直列に連結して繋がったユニット群の末端のデータ収集装置とデータ通信するための伝送インタフェース部について説明する。
本考案のアダプターユニットは、隣接するユニットもしくはデータ収集装置とデータ通信するための伝送インタフェース部を備える。ここで、伝送インタフェース部はツイストペアを用いた平衡型伝送路ケーブルなどの有線ケーブルを介してデータ伝送されるものでもよく、また、無線通信を介してデータ伝送されるものでもよい。
特に、無線通信を介してデータ伝送されるものの場合、距離が通信可能範囲であれば、隣接するユニットではなく、直接的にデータ収集装置に対して、データを送受信することが可能である。
隣接するユニット間の距離やデータ収集装置までの距離は、現場の状況によって様々である。そのため、ユニットの伝送インタフェース部は、隣接する前記ユニット間の距離またはデータ収集装置までの距離に応じた伝送距離を有する無線ネットワークに切り替えし得る無線コンバータに接続されることが好ましい。
また、無線通信の障害となる環境の場合は、有線ケーブルを介してデータ伝送される。有線ケーブルを介してデータ伝送する伝送インタフェース部としては、隣接するユニット同士が、ツイストペアを用いた平衡型伝送路ケーブルおよび電源ケーブルを介して接続され連結していく伝送インタフェース部が好ましい。
ユニット同士が直列に連結していくことにより、長蛇のように伸びていく。上述したように、現場では、工事の進捗とともに、計測ポイントや計測点が変化する。ユニット同士が直列に連結することにより、ユニットの追加や、ユニット間に新たに計測点を追加することが容易に行えることになる。
ここで、ツイストペアを用いた平衡型伝送路ケーブルとは、例えば、RS−485のシリアル通信ケーブルが好適に用いられる。RS−485のシリアル通信ケーブルの場合、アダプターユニットの接続台数は99台程度まで可能であり、総伝送距離は比較的遠距離の1200m程度まで可能である。
また、電源ケーブルは、アダプターユニット内の電子機器を動作したり、定電流を生成するためのものであり、DC24Vの電源ケーブルが好ましい。
また、アダプターユニットは、少なくとも2つの伝送インタフェース部を備える。少なくとも2つの伝送インタフェース部とすることにより、長蛇のように直列に連結したアダプターユニットの1つから分岐できるようになる。
次に、現場作業者に対して視覚的にリアルタイムに光の色で危険度の情報を告知するためのLED表示部は、土木・建築計測データに関する変状を、その現場で表示するためのものである。LED表示部は、少なくとも1つのLEDランプで構成可能であるが、好ましくは、複数のLEDで構成され、後述するディジタル信号が許容範囲外である場合に、2段階〜5段階の色表示が行えるものがよい。例えば、5段階の色表示としては、青,シアン,緑,黄色,赤の色表示である。
本発明のアダプターユニットでは、現場の変状をLED表示部により確実に近くにいる人に伝えるべく、LED表示部のLEDが平板状LEDであり、LEDの平板面積が前記ユニットの表示窓がある面の表面積の10%以上を占める。
LED表示部は、更に好ましくは、LEDを装着した部分および液晶パネルを用いて任意情報を表示できる部分から成り、光の色に加えて、現場の変状を文字または図柄によって現場作業者に告知できることが好ましい。
また、LED表示部は、ディジタル信号が許容範囲内にある場合、青色系又は緑色系の安全色表示を常時行うことが好ましい。例えば、青色は、信号機などのように安全であるといった観念の色として定着しているからである。
また、アナログ信号をディジタル信号に変換する信号変換部とは、アダプターユニットが情報処理できるデータに変換するためのものである。
また、ディジタル信号が許容範囲外である場合にLED表示部に表示信号を出力する情報処理部とは、具体的には、CPU,メモリ(RAM,ROM),I/Oなどが1チップに収められ、ROMに書き込まれたプログラムにより制御されるコントローラにより実現している。例えば、PIC(Peripheral Interface Controller)(登録商標)が好適に用いられる。
ここで、許容範囲の設定値およびLED表示部の色の閾値のパラメータは、メモリ内に保存されることが好ましい。許容範囲の設定値およびLED表示部の色の閾値のパラメータが外部から簡単に変更できないようにして、設定値およびパラメータの信頼性を向上するものである。
また、保守性の面からは、許容範囲の設定値およびLED表示部の色の閾値のパラメータは、データ収集装置から伝送インタフェース部を介して受信できることが好ましい。現場のアダプターユニットの調整作業を集中して計測管理室から遠隔で行えることにより、保守作業の効率化が図れるからである。
また、信号変換部の校正パラメータは、データ収集装置から伝送インタフェース部を介して受信できることが好ましい。同様に、現場のアダプターユニットの調整作業(信号変換部の校正パラメータの変更作業)を集中して計測管理室から遠隔で行えることにより、調整作業の効率化が図れることになる。
また、上記のメモリ部には、サンプリング毎にデータ収集日時とデータ値が保存され、データ収集装置に対して、伝送インタフェース部を介して一括して送信できることが好ましい。
アダプターユニットは、データ収集装置とは切り離して動作可能なものである。すなわち、アダプターユニットは、接続された現場の検出器から信号を入力して、その信号が許容範囲であるか否かを独自に判断し、許容範囲外であればLED表示部に対応した表示を出力できる。従って、アダプターユニットによって、データ収集装置が存在しなくとも、現場の変状を告知することができるのである。アダプターユニットに対して、サンプリング毎にデータ収集日時とデータ値が保存され、データ収集装置に対して、伝送インタフェース部を介して一括して送信できる機能を設けるのは、計測データの管理の便宜のためである。
また、ユニット毎にユニークな識別番号は、連結されたアダプターユニットを識別するためのものであり、データ収集装置がアダプターユニットとの間でデータ授受する際に用いるものである。
なお、上記のアダプターユニットにおいて、ユニット本体の壁面への取付け部を底面とした場合に、ユニット本体の側面部にインタフェース用のケーブルコネクタが設けられ、ユニット本体の上面部に透明カバーが設けられ、LED表示部の表示が透明カバーを介して確認できることが好ましい。
現場の変状の確認の容易性と、アダプターユニットの設置、隣接するアダプターユニットとの連結の利便性を向上させるためである。
また、メモリ部には、サンプリング毎にデータ収集日時とデータ値が保存され、ユニット本体には、メモリカードが抜き差し可能なメモリカードインタフェース部が設けられ、メモリ部に保存されたデータを、メモリカードにデータ転送できることが好ましい。サンプリング測定されたデータを、メモリカードを介して、携帯型コンピュータに取り込むことが可能になる。
ここで、メモリカードには、例えば、SDカード(secure digital card)などのフラッシュメモリに属するメモリカードが好適に用いられる。
また、上記のアダプターユニットにおいて、情報処理部から出力される表示信号を外部に出力する外部インタフェース部が設けられ、外部インタフェース部に、ユニット本体と独立した外部照明機器が接続できることが好ましい。
ユニット本体に設けられるLED表示部のみでは、ユニットの周囲の全方位に発光させることが困難である。通常、LED表示部はユニットの前面に配置される。そのため、ユニットの前面の方向には構造物の変状を告知できるが、反対にユニットの背面の方向には構造物の変状を告知できない。例えば、地下の土木工事の作業員のために、地下の天井にアダプターユニットを取り付けた状態で、地上の作業員にも構造物の変状を告知したい場合がある。この場合、外部インタフェース部に、ユニット本体と独立した外部照明機器(例えば、LED表示装置)が接続できることにより、ユニットの周囲の任意の方位に表示でき告知することが可能である。
また、上記のアダプターユニットにおいて、LED表示部から発光される光を取り出せる光ファイバーインタフェース部が設けられ、光ファイバーインタフェース部に、ユニット本体と独立した光ファイバーが接続できることが好ましい。
光ファイバーインタフェース部に、ユニット本体と独立した光ファイバーが接続できることにより、ユニットの周囲に光ファイバーを巻き付けることで、ユニットの周囲の全方位に発光させることが可能である。
本考案のアダプターユニットによれば、現場に設置される既存の検出器に接続でき、工事の進捗に伴う計測管理データ内容・データ量の増加ならびに現場計測地点の変化に対応でき、土木・建築計測データの現場での変状表示及びデータ収集を行えるといった効果がある。
本考案のアダプターユニットを用いた計測管理システムの概略構成図 本考案のアダプターユニットの平面図 本考案のアダプターユニットの機能ブロック図 アダプターユニットのシステム構築フロー アダプターユニットの内部処理フロー アダプターユニットの設定画面例 アダプターユニットを用いた計測管理システムのデータフロー アダプターユニットを用いた計測管理システムの例1 アダプターユニットを用いた計測管理システムの例2 アダプターユニットの外観図 実施例2のアダプターユニットの機能ブロック図 実施例3のアダプターユニットの機能ブロック図 アダプターユニットを用いた計測管理システムのバッテリーユニットの機能ブロック図 アダプターユニットを用いた計測管理システムの無線通信ユニットの機能ブロック図 従来の計測管理システムの概略構成図
以下、本考案の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明していく。なお、本考案の範囲は、以下の実施例や図示例に限定されるものではなく、幾多の変更及び変形が可能である。
図1は、実施例1のアダプターユニットを用いた計測管理システムの概略構成図を示している。図1では、検出器(30a〜30e)の1台に対して、それぞれ1台のアダプターユニット(1a〜1e)が接続されている。そして、アダプターユニット(1a〜1e)は、互いに隣接するユニット同士が直列に連結し、長蛇のように伸びている。連結ケーブルは、ツイストペアを用いた平衡型伝送路ケーブルであるRS−485のシリアル通信ケーブルと、DC24Vの電源ケーブルの2本である。
図1に示すように、直列に繋がったアダプターユニット群の末端のアダプターユニット1aは、現場から離れた箇所に存在する計測管理室30の計測管理端末(PC)32に接続されるデータ収集装置34と連結している。
現場では、工事の進捗とともに、計測ポイントや計測点が変化する。例えば、2台のアダプターユニット(1b,1c)の間に新たに計測点を追加する場合、アダプターユニット1bとアダプターユニット1cの間のケーブルを一旦はずし、アダプターユニット1bとアダプターユニット1cの間に新たにアダプターユニット1f(図示せず)を追加する。アダプターユニット1bとアダプターユニット1fの間をケーブルで接続し、アダプターユニット1fとアダプターユニット1cの間を新たなケーブルで接続する。そして、新たに計測点を計測する検出器30f(図示せず)を設置して、検出器30fとアダプターユニット1fを接続する。
このように、アダプターユニットの追加・削除が容易に実施できるのである。
次に、アダプターユニットの構造や機能について、図2の平面図、図3の機能ブロック図を参照して説明する。
アダプターユニット1の構造は、縦75mm、横125mm、高さ75mmの直方体のケースに、PIC(Peripheral Interface Controller)(登録商標)9、RS−485制御回路10、A/D変換器11などが収納されている。上面は全て透明カバーで覆われており、LED表示パネル2の表示確認がしやすくなっている。図2において、直方体のケースの左右側面には、ケーブル接続端子(4b,6b)が設けられ、RS−485ケーブルおよび電源ケーブルが1本の伝送ケーブル(4,6)としてコネクタ(4a,6a)で接続されている。また、図2において、直方体のケースの下方側面には、検出器(図示せず)との信号取り合いのための信号ケーブル5が、コネクタ5a、ケーブル接続端子5bを介して接続されている。
アダプターユニット1は、直方体のケースの底面が壁面等に取り付けられる。取り付け部材(7a,7b)が直方体のケースに設けられている。アダプターユニット1は、取り付け部材(7a,7b)に設けられた孔(8a,8b)を用いて壁面等に羅着される。
次に、アダプターユニット1の機能について説明する。アダプターユニット1は、以下の(a)〜(g)で構成されている。
(a)検出器30のアナログ信号を入力できる1つの検出器インタフェース部
(b)隣接するユニットもしくは互いに隣接するユニット同士が直列に連結して繋がったユニット群の末端のデータ収集装置とデータ通信するため、隣接するユニット同士をRS−485ケーブル及び電源ケーブルで接続するための2つの伝送インタフェース部
(c)現場作業者に対して視覚的にリアルタイムに光の色で危険度の情報を告知するためのLED装着部および液晶パネルを用いた任意情報表示部を有するLED表示部で、かつ、LED表示部のLEDが平板状LEDであり、該LEDの平板面積がユニットの表示窓がある面の表面積の10%以上を占めるもの
(d)アナログ信号をディジタル信号に変換する信号変換部
(e)ディジタル信号をデータとして保存するメモリ部
(f)ディジタル信号が許容範囲外である場合にLED表示部に表示信号を出力する情報処理部
(g)ユニークな識別番号
上記の構成と図3の機能ブロックとの対比を行う。
上記(a)の検出器インタフェース部は、図3におけるAMP(増幅器)21と定電流回路29が相当する。
また、上記(b)の伝送インタフェース部は、RS−485制御回路27が相当する。
また、上記(c)のLED表示部は、LED回路25とBUFF(バッファ回路)24が相当する。
また、上記(d)の信号変換部は、A/D変換部22が相当する。
また、上記(e)のメモリ部、上記(f)の情報処理部は、PIC23が相当する。
また、上記(g)の識別番号は、ID26が相当する。
なお、検出器タイプ切替SW28は、例えば、ディップスイッチ等のハードウェアで実現している。
次に、アダプターユニット1のシステム構築フローについて、図4を参照して説明する。先ず、計測ポイント(P〜P)に複数の検出器(D〜D)を設置する(ステップS01)。次に、各検出器(D〜D)の近傍にアダプターユニットを設置する(ステップS02)。そして、アダプターユニットと検出器の間を信号ケーブルで接続し(ステップS03)、また、各アダプターユニットの間を信号ケーブルおよび電力ケーブルで接続する(ステップS04)。最後に、直列に接続されている端部のアダプターユニットとデータ収集装置を接続し(ステップS05)、データ収集装置と計測管理端末(PC)を接続する(ステップS06)。
次に、アダプターユニット1の内部処理フローについて、図5を参照して説明する。
アダプターユニット1が起動すると、自己の識別情報を内蔵コントローラが読込み(ステップS100)、検出器タイプを内蔵コントローラが読込み(ステップS102)、検出器タイプを定電流回路およびAMP回路が読込み(ステップS104)、計測管理端末(PC)から設定情報および校正パラメータを通信ケーブルでデータ入力する(ステップS106)。
その後、定常状態となり、以下のステップS108〜S116を繰り返す処理を行う。
先ず、検出器からアナログ信号を入力し(ステップS108)、入力したアナログ信号を増幅してA/D変換し(ステップS110)、A/D変換した信号を内蔵コントローラに入力する(ステップS112)。ここで、内蔵コントローラとは上述したPICである。内蔵コントローラにおいて信号が所定範囲外と判定した場合にLED表示部に出力する(ステップS114)。そして、A/D変換した信号値および識別情報を通信ケーブルでデータ収集装置にデータ出力する(ステップS116)。
図6は、上記のステップS106の計測管理端末(PC)から設定情報および校正パラメータをアダプターユニットに送るための計測管理端末(PC)の設定画面の一例である。設定画面90において、設定更新ボタン91を押下することで、アダプターユニットの内部のメモリ部に保存されている設定データを更新することができ、また、設定取得ボタン92を押下することで、アダプターユニットの内部のメモリ部に保存されている設定データを取得することができる。また、測定ボタン93を押下することで、画面90上で設定された発光色(98a〜98e)の閾値設定情報(99a〜99d)および校正パラメータ等(96,97)で測定を開始させることができる。なお、画面上のID94およびタイプ95は、アダプターユニットの識別情報を取り込み表示するものである。
図7は、アダプターユニットを用いた計測管理システムのデータフローを示している。
アダプターユニットは、データ収集装置から閾値設定情報および校正パラメータを、伝送ケーブルを介して取得する。アダプターユニットは信号ケーブルを介して検出器からアナログ信号を取り込む。アダプターユニットでは、取り込んだアナログ信号をディジタル信号に変換してメモリ部にデータとして保存する。アダプターユニットは、検出器からアナログ信号を繰り返し取り込んでいく。アダプターユニットは、データ収集装置から信号データ取得要求があると、メモリ部に保存されたデータを信号データとしてデータ収集装置に送信する。アダプターユニットは、データ収集装置から信号データ取得要求がある度に、メモリ部に保存された最新データを信号データとしてデータ収集装置に送信する。
アダプターユニットを用いた計測管理システム構成の一例を図8に示す。図8に示すように、本考案のアダプターユニットは、従来の計測管理システム(図15参照)と比べて、様々な現場の要求に応じて自由にシステム構築できるのである。土木・建築作業現場に、8個の検出器A〜Hが設置されるとする。これらの検出器A〜Hは、同じタイプの検出器であっても、例えば、ひずみゲージ形センサー、差動トランス型センサー、電圧形センサーなどのように異なるタイプのものでも構わない。これらの検出器は、土木・建築作業が進むにつれて、センサーのタイプや設置個数も変化していくであろう。また、設置場所も作業の進捗により変化していくであろう。これらの検出器A〜Hの近傍にアダプターユニット41〜48を設置する。アダプターユニット41〜48は、それぞれ検出器A〜Hと信号ケーブル51〜58によって1対1に接続されている。アダプターユニット41〜48は、検出器A〜Hのデータから危険度を検知し、それを視覚的に現場周囲に告知する。また、アダプターユニット41〜48は、各々が伝送ケーブル40b〜40hにより直列に接続されている。直列接続されている端部のアダプターユニット41は、伝送ケーブル40aを介してデータ収集装置34と接続されている。データ収集装置34は、計測管理端末32に接続されている。
なお、図8中、LEC(Light Emitting Converter)は、アダプターユニットのことを意味する。
アダプターユニットを用いた計測管理システム構成の他の例を図9に示す。図9のシステム構成例では、1つのアダプターユニットに、複数の検出器が取り付けられているものを示している。図8のシステム構成と比べて、アダプターユニット42,43,46,47には、2〜3台の検出器が接続されている。
具体的には、アダプターユニット42には検出器B1(62a)と検出器B2(62b)が、アダプターユニット43には検出器C1(63a)と検出器C2(63b)が、アダプターユニット46には検出器F1(66a)と検出器F2(66b)が、アダプターユニット47には検出器G1(67a)と検出器G2(67b)と検出器G3(67c)が接続されている。
複数の検出器が接続されるケースとは、例えば、地中に傾斜センサーを複数入れる場合である。これらの傾斜センサーは、地面に掘られた穴の中に複数個ぶら下げられる状態で配置される。地表にはアダプターユニットだけが現れることになり、このアダプターユニットがどの位置の傾斜センサーが反応したのか、或いは、どの位置の傾斜が最大値を示しているかなどを判別してそのデータをデータ収集装置34に送信すると共に、ユニット本体のLED表示パネルを用いて地中の変状を現場周囲に告知するのである。
図10に、アダプターユニットの外観図を示す。図10(1)〜(3)に示すように、アダプターユニット100の外観は平面視で正方形の直方体形状であり、底面が構造物に取付けられる構造になっている(取付具106)。図10(1)に示すように、アダプターユニット100の上面の中央にLED101が配置されている。LED101は、アダプターユニット100の上面の面積の1/9程度の平板状LEDである。寸法は、A=5〜15cm、B=5〜15cm,C=5〜10cmのコンパクトな形状である。アダプターユニット100の上面全体が透明カバー107で覆われている。透明カバーは半透明であり、LEDの光を分散させる働きを担っている。
このように、アダプターユニット100本体の壁面への取付け部を底面とした場合に、ユニット本体の側面部にインタフェース用のケーブルコネクタ(102〜105)が設けられ、ユニット本体の上面部に透明カバーが設けられ、LED表示部の表示が透明カバーを介して確認できる。
図11に、実施例2のアダプターユニットの機能ブロック図を示す。
実施例2のアダプターユニットは、情報処理部のCPU120から出力される表示信号を外部に出力する外部インタフェース部(フォトMOSリレー)が設けられ、外部インタフェース部に、ユニット本体と独立した外部照明機器141が接続できる。これにより、アダプターユニット110本体にあるLED表示部のLED125以外に、外部照明機器141を用いて外部に危険度の情報を告知することができる。
図12に、実施例3のアダプターユニットの機能ブロック図を示す。
実施例3のアダプターユニットは、ユニットの外部に検出器の信号設定を切り替える外部スイッチ130(フォトMOSリレー)が取付けられ、6台の検出器(140a〜140f)のデータ信号を取り込めるものである。また、定電流(検出器電源)111を、アダプターユニット110から外部スイッチ130(フォトMOSリレー)を介して、6台の検出器(140a〜140f)に供給できる。
図13に、アダプターユニットを用いた計測管理システムのバッテリーユニットの機能ブロック図を示す。
アダプターユニットは、伝送路ケーブルと並行して配設される電源ケーブルにより電源を供給されるが、図13に示すようにソーラーバッテリーユニット171を接続して、電源ケーブルを不要にできる。これは、伝送路ケーブルを用いないで、無線でデータを転送する場合に有効である。
ソーラーバッテリーユニット171は、外部のソーラーパネル170から電流を発生させ、それを内部のバッテリー174に蓄電する。充放電コントローラの制御により、リレー(176,177)をON/OFFして、バッテリー174から電源をアダプターユニット110に供給する。また、ソーラーバッテリーユニット171は、内部にタイマー175を備え、昼間はソーラーパネル170から電源が供給され、夜間はバッテリー174から電源が供給されるようにする。
図14に、アダプターユニットを用いた計測管理システムの無線通信ユニットの機能ブロック図を示す。
アダプターユニット110の伝送インタフェース部は、隣接するユニット間の距離またはデータ収集装置までの距離に応じた伝送距離を有する無線ネットワークに切り替えできる無線コンバータ180に接続されることにより、現場の状況に応じて通信機器を切り替えて対応できる。
本考案にかかる土木・建築計測データの変状表示及びデータ収集を行うアダプターユニットは、上述したような自然構造物、土木構造物、建築構造物、およびそれに関係する建設機械を対象として構造物の建設中および供用後のすべての期間において変状を監視し、安全性を確認するための機器として有用である。
1,1a〜1e アダプターユニット
30a〜30e 検出器
2 LED表示パネル
3 接続コネクタ
4,6 伝送ケーブル
5 信号ケーブル
30 計測管理室
32 計測管理端末
34 データ収集装置
41〜48 アダプターユニット
50 ネットワーク
51〜58 信号ケーブル
52a〜52b、53a〜53b,56a〜56b,57a〜57c 信号ケーブル
61〜68 検出器
62a〜62b、63a〜63b,66a〜66b,67a〜67c 検出器
40a,40b,40c,40d,40e,40f,40g,40h 伝送ケーブル
100,110 アダプターユニット
101 平板状LED
102〜105 ケーブルコネクタ
106 取付具
140,140a〜140f 検出器
141 外部照明機器
171 ソーラーバッテリーユニット
180 無線コンバータ
183 無線切替スイッチ

Claims (13)

  1. 現場の検出器のアナログ信号を入力できる少なくとも1つの検出器インタフェース部と、前記検出器インタフェース部から入力されたアナログ信号をディジタル信号に変換する信号変換部と、前記ディジタル信号をデータとして保存するメモリ部とを備える、土木及び建築作業現場における計測管理に用いるユニットにおいて、
    隣接するユニットもしくは互いに隣接するユニット同士が直列に連結して繋がったユニット群の末端のデータ収集装置とデータ通信するための伝送インタフェース部と、
    現場作業者に対して視覚的にリアルタイムに光の色で危険度の情報を告知するためのLED表示部と、
    前記ディジタル信号が許容範囲外である場合に、前記LED表示部に表示信号を出力する情報処理部と、
    を備え、
    前記LED表示部のLEDが平板状LEDであり、該LEDの平板面積が前記ユニットの表示窓がある面の表面積の10%以上を占め、
    現場作業者に対して光の色で危険度の情報を告知し、前記データ収集装置に対して、ユニット毎にユニークな識別番号を用いて前記メモリ部に保存されている前記データを、前記伝送インタフェース部を介して送信する、ことを特徴とするアダプターユニット。
  2. 前記ユニットの前記伝送インタフェース部は、隣接する前記ユニット間の距離または前記データ収集装置までの距離に応じた伝送距離を有する無線ネットワークに切り替えし得る無線コンバータに接続されることを特徴とする請求項1に記載のアダプターユニット。
  3. 前記LED表示部は、前記ディジタル信号が許容範囲外である場合に、少なくとも2段階の色表示が行えることを特徴とする請求項1又は2に記載のアダプターユニット。
  4. 前記LED表示部は、LEDを装着した部分および液晶パネルを用いて任意情報を表示できる部分から成り、光の色に加えて、現場の変状を文字または図柄によって現場作業者に告知できることを特徴とする請求項1又は2に記載のアダプターユニット。
  5. 前記許容範囲の設定値および前記LED表示部の色の閾値のパラメータは、前記メモリ内に保存されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のアダプターユニット。
  6. 前記許容範囲の設定値および前記LED表示部の色の閾値のパラメータは、前記データ収集装置から前記伝送インタフェース部を介して受信できることを特徴とする請求項1又は2に記載のアダプターユニット。
  7. 前記信号変換部の校正パラメータは、前記データ収集装置から前記伝送インタフェース部を介して受信できることを特徴とする請求項1又は2に記載のアダプターユニット。
  8. 前記LED表示部は、前記ディジタル信号が許容範囲内にある場合、青色系又は緑色系の安全色表示を常時行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のアダプターユニット。
  9. 前記メモリ部には、サンプリング毎にデータ収集日時とデータ値が保存され、前記データ収集装置に対して、前記伝送インタフェース部を介して一括して送信できることを特徴とする請求項1又は2に記載のアダプターユニット。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載のアダプターユニットにおいて、ユニット本体の壁面への取付け部を底面とした場合に、ユニット本体の側面部にインタフェース用のケーブルコネクタが設けられ、ユニット本体の上面部に透明カバーが設けられ、前記LED表示部の表示が前記透明カバーを介して確認できることを特徴とするアダプターユニット。
  11. 前記メモリ部には、サンプリング毎にデータ収集日時とデータ値が保存され、
    ユニット本体には、メモリカードが抜き差し可能なメモリカードインタフェース部が設けられ、
    前記メモリ部に保存されたデータを、前記メモリカードにデータ転送できることを特徴とする請求項1又は2に記載のアダプターユニット。
  12. 前記情報処理部から出力される表示信号を外部に出力する外部インタフェース部が設けられ、該外部インタフェース部に、ユニット本体と独立した外部照明機器が接続できることを特徴とする請求項1又は2に記載のアダプターユニット。
  13. 前記LED表示部から発光される光を取り出せる光ファイバーインタフェース部が設けられ、該光ファイバーインタフェース部に、ユニット本体と独立した光ファイバーが接続できることを特徴とする請求項1又は2に記載のアダプターユニット。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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