JP3193683U - 着衣利用可能な布団用カバー体 - Google Patents

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Abstract

【課題】掛け布団に取り付けて使用する布団用カバー体を、起床時または災害時や緊急時等に、掛け布団から取り外し、着衣として使用できる着衣利用可能な布団用カバー体を提供する。
【解決手段】表側布地部1と前記表側布地部の上端と連続する裏側布地部とからなるカバー本体Aと、前記カバー本体の左右側端部に設けられ、前記表側布地部と前記表側布地部が閉じ合わされた閉じ合わせ部3、3と、前記カバー本体の下端部に設けられた開放部とを有し、掛け布団の少なくとも一端側縁部を被包可能な布団用カバー体であって、前記布団用カバー体は、前記カバー本体の上端部のほぼ中央部に設けられた首出用開口部6と、前記カバー本体の上端部の両側部に設けらたれた手を出し入れ可能な手部出し入れ用開口部8、8とを備え、前記布団用カバー体を掛け布団から取り外すことにより着衣として使用可能とした。
【選択図】図1

Description

本考案は、掛け布団等に取り付けて使用する布団用カバー体であって、起床時または災害時や緊急時等に、前記布団用カバー体を掛け布団等から取り外し、着衣として使用することができる着衣利用可能な布団用カバー体に関するものである。
従来より、毛布等を起床時等に体にまとうことができるようにしたものが提案されている。例えば、実開昭56−107821号公報(「開状衣料」:特許文献1)がある。
上記考案は、毛布等の開状衣料体を変形して、ガウン・夜着等の被服着として利用できる衣料である。しかし、毛布自体を被服着とするものであるから、ファスナーやボタン等の多数の係止具を用いて、胸より下を入れる筒状体、首出し口、腕通し用の袖等を形成し、被服着に変形しなければならないため手数が掛かり、起床時または災害時や緊急時に直ちにガウン・夜着等として着用することができないものであり、さらに、上半身を覆うボレロのようにして使用することもできないものである。
また、実開昭60−27765号公報(「チャンチャンコ兼用の肩や衿元を保温する寝具」:特許文献2)が提案されている。
上記考案は、前身頃と後身頃を肩でつなぎ、両脇は縫い合わせず開放状態とし、前記前身頃は左右打ち合わせとし、前身頃の左右の脇を背ベルトでつないだもので、就寝時には肩や襟元を保温する寝具になるが、寝具の衿ぐりに首を通して寝なければならないため、四季を通して使用することが難しく、また、この考案の寝具は敷布団の上に重ねて使用するものであり、布団用カバー体として使用することができないものである。さらに、起床時には前打ち合わせ式のチャンチャンコになるが、両脇が開放状態であり、起床時または災害時や緊急時の着衣として使用するには充分なものではない。
また、前記特許文献1の考案も前記特許文献2の考案も、毛布や寝具に難燃性、防炎性、防水性を備えたものではないため、災害時に有効に活用することができないものである。
実開昭56−107821号公報 実開昭60−27765号公報
本考案は前記のように、毛布を着衣として利用できるようにしたものではなく、また、敷布団の上に重ねて敷く着衣となる専用の寝具を用意するのでもなく、通常は掛け布団の少なくとも一端側縁部を被包することができる布団用カバー体として使用するものであって、起床時または災害時や緊急時には、前記掛け布団から前記布団用カバー体を取り外し可能とし、取り外した布団用カバー体を、ボレロまたはガウンのような着衣として使用でき、さらに、前記布団用カバー体は、難燃性、防炎性、防水性のいずれかまたは全てを備えた素材を使用することにより、災害時にも対応できる着衣利用可能な布団用カバー体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するものは、以下のものである。
(1) 表側布地部と前記表側布地部の上端と連続する裏側布地部とからなるカバー本体と、前記カバー本体の左右側端部に設けられ、前記表側布地部と前記表側布地部が閉じ合わされた閉じ合わせ部と、前記カバー本体の下端部に設けられた開放部とを有し、掛け布団の少なくとも一端側縁部を被包可能な布団用カバー体であって、
前記布団用カバー体は、前記カバー本体の上端部のほぼ中央部に設けられた首出用開口部と、前記カバー本体の上端部の両側部に設けらたれた手を出し入れ可能な手部出し入れ用開口部とを備え、前記布団用カバー体を掛け布団から取り外すことにより着衣として使用可能であることを特徴とする着衣利用可能な布団用カバー体。
(2) 前記布団用カバー体は、前記カバー本体の下端部両側に設けられ、前記表側布地部の下端部に始端を有し、前記閉じ合わせ部を越えて前記裏側布地部の下端部にて終端するU字状固定用ゴムを備えている前記(1)に記載の着衣利用可能な布団用カバー体。
(3) 前記カバー本体は、前記表側布地部と前記裏側布地部を上端にて連結したものである前記(1)または(2)に記載の着衣利用可能な布団用カバー体。
(4) 前記カバー本体は、一枚の布地を2つ折りすることにより、上端にて連続するカバー本体としたものである前記(1)または(2)に記載の着衣利用可能な布団用カバー体。
(5) 前記布団用カバー体は、前記首出用開口部の周囲に設けられた襟部を備えている前記(1)ないし(4)のいずれかに記載の着衣利用可能な布団用カバー体。
(6) 前記表側布地部は、中央部において前記首出用開口部から下端部にかけて左右に分断され、前記表側布地部を開閉できる2つの前身頃部を備えるものとなっている前記(1)ないし(5)のいずれかに記載の着衣利用可能な布団用カバー体。
(7) 前記布団用カバー体は、前記2つの前身頃部の閉じ合わせのための留め具を備えている前記(6)に記載の着衣利用可能な布団用カバー体。
(8) 前記布団用カバー体は、前記カバー本体の上端と下端間の長さが、人体の首下と臀部間の距離と同等もしくはそれより短いボレロ状のものである前記(1)ないし(7)のいずれかに記載の着衣利用可能な布団用カバー体。
(9) 前記布団用カバー体は、前記カバー本体の上端と下端間の長さが、人体の首下と臀部間の距離より長いガウン状のものである前記(1)ないし(7)のいずれかに記載の着衣利用可能な布団用カバー体。
(10) 前記布団用カバー体は、難燃性、防炎性、防水性のいずれかまたはすべてを備えている前記(1)ないし(9)のいずれかに記の着衣利用可能な布団用カバー体。
また、上記目的を達成するものは、以下のものである。
(11) 表側布地部と前記表側布地部の上端と連続する裏側布地部とからなるカバー本体と、前記カバー本体の左右側端部に設けられ、前記表側布地部と前記表側布地部が閉じ合わされた閉じ合わせ部と、前記カバー本体の下端部に設けられた開放部とを有し、掛け布団の少なくとも一端側縁部を被包可能な布団用カバー体であって、
前記布団用カバー体は、前記カバー本体の上端部のほぼ中央部に設けられた首出用開口部と、前記カバー本体の上端部の両側部に設けらたれた手を出し入れ可能な手部出し入れ用開口部と、前記カバー本体の下端部両側に設けられ、前記表側布地部の下端部に始端を有し、前記閉じ合わせ部を越えて前記裏側布地部の下端部にて終端するU字状固定用ゴムを備え、前記布団用カバー体を掛け布団から取り外すことにより着衣として使用可能であり、さらに、前記表側布地部は、中央部において前記首出用開口部から下端部にかけて左右に分断され、前記表側布地部を開閉できる2つの前身頃部を備えるものとなっていることを特徴とする着衣利用可能な布団用カバー体。
(12) 表側布地部と前記表側布地部の上端と連続する裏側布地部とからなるカバー本体と、前記カバー本体の左右側端部に設けられ、前記表側布地部と前記表側布地部が閉じ合わされた閉じ合わせ部と、前記カバー本体の下端部に設けられた開放部とを有し、掛け布団の少なくとも一端側縁部を被包可能な布団用カバー体であって、
前記布団用カバー体は、前記カバー本体の上端部のほぼ中央部に設けられた首出用開口部と、前記カバー本体の上端部の両側部に設けらたれた手を出し入れ可能な手部出し入れ用開口部と、前記首出用開口部の周囲に設けられた襟部とを備え、前記表側布地部は、中央部において前記首出用開口部から下端部にかけて左右に分断され、前記表側布地部を開閉できる2つの前身頃部を備え、前記布団用カバー体は、前記布団用カバー体を掛け布団から取り外すことにより着衣として使用可能であることを特徴とする着衣利用可能な布団用カバー体。
(13) 前記布団用カバー体は、前記2つの前身頃部の閉じ合わせのための留め具を備えている前記(11)または(12)に記載の着衣利用可能な布団用カバー体。
(14) 表側布地部と前記表側布地部の上端と連続する裏側布地部とからなるカバー本体と、前記カバー本体の左右側端部に設けられ、前記表側布地部と前記表側布地部が閉じ合わされた閉じ合わせ部と、前記カバー本体の下端部に設けられた開放部とを有し、掛け布団の少なくとも一端側縁部を被包可能な布団用カバー体であって、
前記布団用カバー体は、前記カバー本体の上端部のほぼ中央部に設けられた首出用開口部と、前記カバー本体の上端部の両側部に設けらたれた手を出し入れ可能な手部出し入れ用開口部と、前記カバー本体の下端部両側に設けられ、前記表側布地部の下端部に始端を有し、前記閉じ合わせ部を越えて前記裏側布地部の下端部にて終端するU字状固定用ゴムと、前記首出用開口部の周囲に設けられた襟部とを備え、前記布団用カバー体を掛け布団から取り外すことにより着衣として使用可能であることを特徴とする着衣利用可能な布団用カバー体。
(15) 前記カバー本体は、前記表側布地部と前記裏側布地部を上端にて連結したものである前記(11)ないし(14)のいずれかに記載の着衣利用可能な布団用カバー体。
(16) 前記カバー本体は、一枚の布地を2つ折りすることにより、上端にて連続するカバー本体としたものである前記(11)ないし(14)のいずれかに記載の着衣利用可能な布団用カバー体。
(17) 前記布団用カバー体は、前記カバー本体の上端と下端間の長さが、人体の首下と臀部間の距離と同等もしくはそれより短いボレロ状のものである前記(11)ないし(16)のいずれかに記載の着衣利用可能な布団用カバー体。
(18) 前記布団用カバー体は、前記カバー本体の上端と下端間の長さが、人体の首下と臀部間の距離より長いガウン状のものである前記(11)ないし(17)のいずれかに記載の着衣利用可能な布団用カバー体。
(19) 前記布団用カバー体は、難燃性、防炎性、防水性のいずれかまたはすべてを備えている前記(11)ないし(18)のいずれかに記の着衣利用可能な布団用カバー体。
本考案の着衣利用可能な布団用カバー体は、カバー本体の下端部が開放された袋状であり、前記カバー本体の上端部のほぼ中央部に首出用開口部が設けられ、また、前記カバー本体の上端部の両側部に手を出し入れできる手部出し入れ用開口部が設けられているので、通常は、前記カバー本体は掛け布団の少なくとも一端側縁部を被包する布団用カバー体として使用でき、被包する際に、前記手部出し入れ用開口部から手を差し込み、掛け布団を前記カバー本体の内部の上部まで引き込むことができ、掛け布団等への装着が容易にできる。
そして、起床時及び災害時や緊急時には、前記布団用カバー体を前記掛け布団から取り外し、前記カバー本体に設けられた前記首出用開口部に頭を挿通して被り、前記カバー本体の前記手部出し入れ用開口部から手・腕を外に出すことにより、直ちにボレロ状またはガウン状の着衣として使用できる。
前記布団用カバー体は、前記カバー本体の下端部両側に、前記表側布地部の下端部から前記閉じ合わせ部を越えて前記裏側布地部の下端部に亘って、伸縮するU字状固定用ゴムを備えているので、カバー本体を掛け布団に被包したとき、掛け布団を左右から内側に締め付けることができ、掛け布団から前記布団用カバー体が離脱することを防ぐことができ、かつ、係止具を使用して掛け布団に取り付けていないので、掛け布団から布団用カバー体を短時間に取り外すことができる。
前記カバー本体は、前記表側布地部と前記裏側布地部を上端にて連結したもの、或いは、一枚の布地を2つ折りすることにより、上端にて連続するカバー本体としたので、構成が簡単で製造が容易にできる。
また、前記カバー本体は、前記首出用開口部の周囲に襟部を設けたので、着衣としたとき首回りを暖かく包むことができ、かつ、着衣としたとき体裁をよくすることができる。
前記カバー本体の前記表側布地部は、前記表側布地部を開閉できる2つの前身頃部を備えたものとしたので、前記表側布地部の開閉が自在にでき、素早く着衣として身にまとうことができ、また、前記の左右2つの前身頃部には前身頃を閉じ合わせる留め具が備えられているので、前記布団用カバー体を普通の着衣のように着用することができる。
前記布団用カバー体は、前記カバー本体の上端と下端間の長さを変えることにより、人体の首下と臀部間の距離と同等もしくはそれより短いボレロ状の着衣とすることができ、また、人体の首下と臀部間の距離より長いガウン状の着衣とすることができるので、使用者の要望に添う着衣利用可能な布団用カバー体を提供できる。
前記布団用カバー体は、使用する布地に難燃性、防炎性、防水性のいずれかまたはすべてを備えたものとすることで、災害時や緊急時に着衣として身につけることにより、身を炎・熱・風雨等から守ることができる。
図1は、本考案の着衣利用可能な布団用カバー体の正面図である。 図2は、本考案の着衣利用可能な布団用カバー体の平面図である。 図3は、本考案の着衣利用可能な布団用カバー体の底面図である。 図4は、本考案の表側布地部を開閉できる着衣利用可能な布団用カバー体の正面図である。 図5は、本考案の表側布地部を開閉できる着衣利用可能な布団用カバー体の背面図である。 図6は、本考案の表側布地部を開閉できる着衣利用可能な布団用カバー体の平面図である。 図4は、本考案の表側布地部を開閉できる着衣利用可能な布団用カバー体の底面図である。 図8は、本考案の表側布地部を開閉できる着衣利用可能な布団用カバー体の前身頃部を開いた状態を示す正面図である。 図9は、本考案の表側布地部を開閉できる着衣利用可能な布団用カバー体を、掛け布団の上部側縁部に装着した状態を示す参考斜視図である。 図10は、本考案の表側布地部を開閉できる着衣利用可能な布団用カバー体を、掛け布団の全体に装着した状態を示す参考斜視図である。 図11は、本考案の表側布地部を開閉できる着衣利用可能な布団用カバー体をボレロ状の着衣として身にまとった状態を示す参考図である。 図12は、本考案の着衣利用可能な布団用カバー体を寝た体勢で着衣として身にまとった状態を示す参考図である。 図13は、本考案の表側布地部を開閉できる着衣利用可能な布団用カバー体を膝掛けとして使用する状態を示す参考斜視図である。
本考案の着衣利用可能な布団用カバー体を図に示す実施例を用いて説明する。
本考案の着衣利用可能な布団用カバー体は、図1ないし図8において、Aは、表側布地部1と裏側布地部2とを上端において縫合して連結したカバー本体である。前記カバー本体Aは、上端において縫合するものではなく、一枚の布地を2つ折りにし、表側布地部1と裏側布地部2とを上端にて連続したものを使用してもよい。
前記カバー本体Aは、左側端部において前記表側布地部1と前記裏側布地部2が縫合された閉じ合わせ部3が設けられ、同様に右側端部において前記表側布地部1と前記表側布地部2が縫合された閉じ合わせ部3が設けられている。
前記カバー本体Aの下端部は縫合しないで前記表側布地部1と前記裏側布地部2を重ね合わせてなる開放部4が設けられている。
よって、前記カバー本体Aは、三方を縫合して閉じ合わせた横長の長方形をした袋状となり、前記開放部4から掛け布団Bの上部側縁部を布団の襟カバーとなるように被包可能としたものである。
前記布団用カバー体は、前記カバー本体Aの上端部5のほぼ中央部に、頭を通すことができる大きさの首出用開口部6が設けられている。
また、前記カバー本体Aの上端部5の両側部には、手・腕を自在に出し入れできる大きさの手部出し入れ用開口部8、8とを備えている。前記手部出し入れ用開口部8、8は、前記カバー本体Aが前記表側布地部1と前記裏側布地部2とを上端において縫合して連結したものである場合は、前記手部出し入れ用開口部8、8の部分だけ縫合しないで開放した状態にして設けたものであり、また、前記カバー本体Aが前記表側布地部1と前記裏側布地部2とを一枚の布地を2つ折りにしたものである場合は、2つ折りにした折り曲げ部分の両側部を切り開いて前記手部出し入れ用開口部8、8を設けたもので、前記布団用カバー体を着衣として使用するとき、また、掛け布団Bに布団用カバー体を被包するときに、手・腕を出し入れできるものである。
9は、布団用カバー体を掛け布団Bの上部側縁部に被包したとき、掛け布団から前記布団用カバー体が容易に離脱することがないように備えた固定用ゴムである。
前記固定用ゴム9は、前記カバー体Aの下端部両側に前記表側布地部1の下端部に始端を有し、前記閉じ合わせ部3を越えて背面に回り、前記裏側布地部2の下端部にて終端するようにU字状に取り付けられ、前記布団用カバー体を掛け布団Bの上部側縁部に布団の襟カバーとなるように被包したとき、前記固定用ゴム9の収縮力で掛け布団を左右から内側に向かって締め付け、掛け布団Bに前記布団用カバー体を固定できるようになっている。
なお、前記固定用ゴム9の取り付け位置は、前記カバー本体Aの下端部両側に限られず、前記カバー本体Aの両側部であって、上端部と下端部の間の脇部に取り付けたり、さらには、前記固定用ゴム9を上下に複数設け、広い範囲に亘って掛け布団Bを締め付けるように設けてもよい。
図4ないし図8は、前記着衣利用可能な布団用カバー体において、前記カバー本体の前側布地部を開閉できるようにし、かつ、前記首出用開口部6の周囲に襟部7を設けた実施例である。
前記襟部7は、前記布団用カバー体の前記首出用開口部6の周囲に縫い付けられ、着衣としてして使用する場合は、首周りを保温するように立ち上がるように取り付けたり、立ち上がることなく平面状に伏した襟部7となるようにしてもよい。
そして、布団用カバー体として掛け布団に被せて使用する場合は、前記襟部7は平たく畳まれた状態になる。そして、前記襟部7は就寝時に前記カバー本体Aの内側に折り曲げて入れたり、または、前記襟部7を前記カバー本体Aの背面側(前記裏側布地部側)に折り曲げることができるようになっている
前記布団用カバー体は、三方を縫合し袋状としたカバー本体Aの前記表側布地部1の中央部において、前記表側布地部1を左右に二分するように、前記首出開口部6から下端部にかけて分断し、前記表側布地部1を開閉できるもので、前記表側布地部1を分断することにより、図4において左側の表側布地部1を前身頃部1aとし、右側の表側布地部1を前身頃部1bとし、前記左側の前身頃部1aと右側の前身頃部1bの対向する合わせ部が、下方に行くほど間隔が広くなるように円弧状に形成されている。
また、前記前身頃部1aと前記前身頃部1bの合わせ部及び合わせ部から下端部にかけては、その布地縁にパイピングが施され、同様に、前記裏側布地部2の下端部の布地縁にもパイピングが施されている。
なお、前記固定用ゴム9は、パイピング処理をする際に内部に取り付けてもよい。
10は、前記カバー本体Aの左右の前記左側前身頃部1aと、前記右側前身頃部1bとの合わせ部に取り付けられた釦、ファスナー、紐、面ファスナー等の留め具である。
前記留め具10は、左右2つの前身頃部1a、1bの相対向する位置、または、両者の重なり合う位置に設けられ、着衣として使用するとき、前記前身頃部1aと前記前身頃部1bを開閉できるようになっている。そして、布団カバー体として使用するときは、前記左側前身頃部1aと、前記右側前身頃1bは、前記留め具10で閉じられ、カバー本体Aが袋状となるようになっている。
前記布団カバー体は、図9ないし図12に示すように、前記カバー本体Aの上端から下端までの長さ、すなわち、前記表側布地部1と前記裏側布地部2の上端部5から下端部までの長さが、人体の首下と臀部までの距離より短くした場合は、掛け布団Bの布団の襟カバーとなり、着衣としたときボレロのようになる。
また、人体の首下と臀部までの距離より長くした場合は、掛け布団Bの大部分、或いは全部を被包する布団カバー体となり、これを着衣としたときはガウンのようになる。
その他、前記カバー本体Aの上端から下端までの長さを変えることにより、ボレロよりも丈が長いものとすることもできるし、また、着衣としての利用の他、図13に示すように膝掛けとしても利用することができる。
前記カバー本体Aの前記表側布地部1、前記裏側布地部2に用いる生地としては、季節に合わせて使用素材を薄手の布地にしたり、厚手の布地を使用する。例えば、夏期は綿・麻等の天然繊維、吸湿速乾素材・接触冷感素材のポリエステルやナイロン等の機能素材を使用し、冬期はアクリルやウール、フリース等の保温性の高い素材や、吸湿発熱等の機能素材を使用する。
さらに、前記カバー本体Aの前記表側布地部1、または、前記表側布地部1と前記裏側布地部2の両者に用いる生地としては、アルミ蒸着した遮熱効果のある素材の他、難燃性、防炎性、防水性のある素材、これらの特性を併せ持たせた素材を使用したり、前記カバー本体Aを構成する前記表側布地部1の表面に、防水加工や不燃加工を施してもよい。
本考案は上記構成としたので、カバー本体は上端部と左右側端部の3方が縫合され、下端部に開放部が設けられた袋状であるから、掛け布団の一端側縁部から前記カバー本体を被せ、前記カバー本体の上端部の両側部に設けられた前記手部出し入れ用開口部から、手・腕を差し込み、前記カバー本体の中の上部両隅にまで掛け布団を引き入れ、掛け布団に布団用カバー体をぴったりと合わせて装着することが容易にできる。
また、前記カバー本体の下部両端には、伸縮性の固定ゴムがU字状に取り付けられているので、前記固定ゴムによりカバー本体が掛け布団の両サイドをU字状に挟むようにして左右から内方に向かって締め付けるので、掛け布団に被包した布団用カバー体が、容易に掛け布団から離脱することがない。
前記布団用カバー体は、掛け布団に係止具等により固定されていないので、起床時、または、災害時や緊急時には、前記カバー本体は短時間で掛け布団から取り外すことができ、取り外した前記カバー本体の前記首出用開口部に頭部を通し、前記手部出し入れ用開口部から手・腕を出すことにより、簡単かつ短時間で、着衣として身につけることができる。
また、前記カバー本体の前記表側布地部が二つに分断され、左前身頃部と右前身頃部を形成したものは、前記首出用開口部6に頭部を通す必要がなく、左前身頃部と右前身頃部を閉じ合わせる留め具を外し左右に開き、手・腕を前記手部出し入れ用開口部から出せば、直ぐに布団用カバー体を着衣として使用でき便利である。
そして、前記首出用開口部の周囲には襟部が取り付けられているので、着衣として身に付けたとき首周りを保温することができ、また体裁も良い。
前記カバー本体の前記表側布地部や前記裏側布地部は、季節に合わせて各種の素材を使い分けることにより、季節を問わず着衣利用可能とした布団カバー体を、掛け布団とー体として備えておくことができるので、起床時及び緊急時にボレロ状、ガウン状の着衣が所定の位置にあることが明確で有り、これらの着衣を探す必要が無く便利である。
前記カバー本体は、前記カバー本体の上端から下端までの長さを変えることにより、掛け布団の襟カバーとなったり、掛け布団の全体を被包する布団用カバー体とすることができ、これを着衣として利用すると、ボレロのようにして利用できる着衣となり、また、ガウンのように利用できる着衣とすることができる。よって、前記カバー本体の長さの異なるものの中から選択することにより、起床時に好みに合った着衣として使用することができる。
前記カバー本体は、難燃性、防炎性、防水性のある素材を使用したり、前記表側布地部や前記裏側布地部に難燃・防炎・防水等の加工を施したので、通常は布団用カバー体として使用し、火災、地震、台風等の災害時や緊急時には着衣として身に付けることにより、炎、熱、風雨から身を守ることができるので、防災用品として身近に備えることができる。
A カバー本体
B 掛け布団
1 表側布地部
1a 左前身頃部
1b 右前身頃部
2 裏側布地部
3 閉じ合わせ部
4 開放部
5 カバー本体の上端部
6 首出用開口部
7 襟部
8 手部出し入れ用開口部
9 固定用ゴム
10 留め具

Claims (19)

  1. 表側布地部と前記表側布地部の上端と連続する裏側布地部とからなるカバー本体と、前記カバー本体の左右側端部に設けられ、前記表側布地部と前記表側布地部が閉じ合わされた閉じ合わせ部と、前記カバー本体の下端部に設けられた開放部とを有し、掛け布団の少なくとも一端側縁部を被包可能な布団用カバー体であって、
    前記布団用カバー体は、前記カバー本体の上端部のほぼ中央部に設けられた首出用開口部と、前記カバー本体の上端部の両側部に設けらたれた手を出し入れ可能な手部出し入れ用開口部とを備え、前記布団用カバー体を掛け布団から取り外すことにより着衣として使用可能であることを特徴とする着衣利用可能な布団用カバー体。
  2. 前記布団用カバー体は、前記カバー本体の下端部両側に設けられ、前記表側布地部の下端部に始端を有し、前記閉じ合わせ部を越えて前記裏側布地部の下端部にて終端するU字状固定用ゴムを備えている請求項1に記載の着衣利用可能な布団用カバー体。
  3. 前記カバー本体は、前記表側布地部と前記裏側布地部を上端にて連結したものである請求項1または2に記載の着衣利用可能な布団用カバー体。
  4. 前記カバー本体は、一枚の布地を2つ折りすることにより、上端にて連続するカバー本体としたものである請求項1または2に記載の着衣利用可能な布団用カバー体。
  5. 前記布団用カバー体は、前記首出用開口部の周囲に設けられた襟部を備えている請求項1ないし4のいずれかに記載の着衣利用可能な布団用カバー体。
  6. 前記表側布地部は、中央部において前記首出用開口部から下端部にかけて左右に分断され、前記表側布地部を開閉できる2つの前身頃部を備えるものとなっている請求項1ないし5のいずれかに記載の着衣利用可能な布団用カバー体。
  7. 前記布団用カバー体は、前記2つの前身頃部の閉じ合わせのための留め具を備えている請求項6に記載の着衣利用可能な布団用カバー体。
  8. 前記布団用カバー体は、前記カバー本体の上端と下端間の長さが、人体の首下と臀部間の距離と同等もしくはそれより短いボレロ状のものである請求項1ないし7のいずれかに記載の着衣利用可能な布団用カバー体。
  9. 前記布団用カバー体は、前記カバー本体の上端と下端間の長さが、人体の首下と臀部間の距離より長いガウン状のものである請求項1ないし7のいずれかに記載の着衣利用可能な布団用カバー体。
  10. 前記布団用カバー体は、難燃性、防炎性、防水性のいずれかまたはすべてを備えている請求項1ないし9のいずれかに記の着衣利用可能な布団用カバー体。
  11. 表側布地部と前記表側布地部の上端と連続する裏側布地部とからなるカバー本体と、前記カバー本体の左右側端部に設けられ、前記表側布地部と前記表側布地部が閉じ合わされた閉じ合わせ部と、前記カバー本体の下端部に設けられた開放部とを有し、掛け布団の少なくとも一端側縁部を被包可能な布団用カバー体であって、
    前記布団用カバー体は、前記カバー本体の上端部のほぼ中央部に設けられた首出用開口部と、前記カバー本体の上端部の両側部に設けらたれた手を出し入れ可能な手部出し入れ用開口部と、前記カバー本体の下端部両側に設けられ、前記表側布地部の下端部に始端を有し、前記閉じ合わせ部を越えて前記裏側布地部の下端部にて終端するU字状固定用ゴムを備え、前記布団用カバー体を掛け布団から取り外すことにより着衣として使用可能であり、さらに、前記表側布地部は、中央部において前記首出用開口部から下端部にかけて左右に分断され、前記表側布地部を開閉できる2つの前身頃部を備えるものとなっていることを特徴とする着衣利用可能な布団用カバー体。
  12. 表側布地部と前記表側布地部の上端と連続する裏側布地部とからなるカバー本体と、前記カバー本体の左右側端部に設けられ、前記表側布地部と前記表側布地部が閉じ合わされた閉じ合わせ部と、前記カバー本体の下端部に設けられた開放部とを有し、掛け布団の少なくとも一端側縁部を被包可能な布団用カバー体であって、
    前記布団用カバー体は、前記カバー本体の上端部のほぼ中央部に設けられた首出用開口部と、前記カバー本体の上端部の両側部に設けらたれた手を出し入れ可能な手部出し入れ用開口部と、前記首出用開口部の周囲に設けられた襟部とを備え、前記表側布地部は、中央部において前記首出用開口部から下端部にかけて左右に分断され、前記表側布地部を開閉できる2つの前身頃部を備え、前記布団用カバー体は、前記布団用カバー体を掛け布団から取り外すことにより着衣として使用可能であることを特徴とする着衣利用可能な布団用カバー体。
  13. 前記布団用カバー体は、前記2つの前身頃部の閉じ合わせのための留め具を備えている請求項11または12に記載の着衣利用可能な布団用カバー体。
  14. 表側布地部と前記表側布地部の上端と連続する裏側布地部とからなるカバー本体と、前記カバー本体の左右側端部に設けられ、前記表側布地部と前記表側布地部が閉じ合わされた閉じ合わせ部と、前記カバー本体の下端部に設けられた開放部とを有し、掛け布団の少なくとも一端側縁部を被包可能な布団用カバー体であって、
    前記布団用カバー体は、前記カバー本体の上端部のほぼ中央部に設けられた首出用開口部と、前記カバー本体の上端部の両側部に設けらたれた手を出し入れ可能な手部出し入れ用開口部と、前記カバー本体の下端部両側に設けられ、前記表側布地部の下端部に始端を有し、前記閉じ合わせ部を越えて前記裏側布地部の下端部にて終端するU字状固定用ゴムと、前記首出用開口部の周囲に設けられた襟部とを備え、前記布団用カバー体を掛け布団から取り外すことにより着衣として使用可能であることを特徴とする着衣利用可能な布団用カバー体。
  15. 前記カバー本体は、前記表側布地部と前記裏側布地部を上端にて連結したものである請求項11ないし14のいずれかに記載の着衣利用可能な布団用カバー体。
  16. 前記カバー本体は、一枚の布地を2つ折りすることにより、上端にて連続するカバー本体としたものである請求項11ないし14のいずれかに記載の着衣利用可能な布団用カバー体。
  17. 前記布団用カバー体は、前記カバー本体の上端と下端間の長さが、人体の首下と臀部間の距離と同等もしくはそれより短いボレロ状のものである請求項11ないし16のいずれかに記載の着衣利用可能な布団用カバー体。
  18. 前記布団用カバー体は、前記カバー本体の上端と下端間の長さが、人体の首下と臀部間の距離より長いガウン状のものである請求項11ないし17のいずれかに記載の着衣利用可能な布団用カバー体。
  19. 前記布団用カバー体は、難燃性、防炎性、防水性のいずれかまたはすべてを備えている請求項11ないし18のいずれかに記の着衣利用可能な布団用カバー体。
JP2014004122U 2014-08-01 着衣利用可能な布団用カバー体 Active JP3193683U (ja)

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