JP3193232U - 靴紐締結具および靴 - Google Patents

Abstract

【課題】靴紐の固定と解除を簡単に行い、使用中に緩まず、また構造が簡単で故障がなく、かつ安価な靴を提供する。【解決手段】船舶などのロープの固定に使用されているクリート３を靴紐用に小型化し、これを靴の一部に装着する。このクリート３に八の字結びなどで靴紐２をかけることにより、簡単でなおかつ強固に靴紐２を固定できる仕組みとする。また靴紐２をクリート３の端側にずらせることにより、簡単に靴紐２の固定を解除できるものである。【選択図】図１

Description

本考案は、靴紐の固定が容易で、緩んだりほどけたりしない靴紐締結具に関するものである。

靴紐締結方法の中で、従来からの主流は靴紐どうしを結ぶものである。しかし、この締結方法では、締結時に少し緩みやすく、使用中に緩んだりほどけたりするという欠点がある。

簡単に締結や解除をする方法として、カムスライダーやバネによる固定方法もあるが、緩みやすく強い固定はできない。

また最近では、ラチェットダイヤルによる靴紐の巻き上げ式の物が商品化されている。これは締結や解除作業は簡単で良いが、可動部分があるため、高価となり摩耗や故障の可能性もある。

特開平7-208 特開2005-118430

解決しようとする問題点は、使用中に靴紐が緩んだりほどけたりする点、及び可動部を持つ靴紐締結具では高価となり、またその摩耗や故障を防止できない点である。

本考案は、船舶などのロープの固定に使用されているクリートを小型化して靴に装着し、靴紐の固定に使用することをもっとも主要な特徴とする。

本考案の、靴紐締結具は、靴紐にかかる張力が、その下にある靴紐をクリートに押さえ付けるため、自然に緩むことはない。また、固定も解除も簡単であり、可動部がないため安価となり、故障がないという利点がある。

図1は靴の一部の靴紐締結部分の見取り図である。 図２は靴紐締結部分の拡大図である。

靴紐の締結や解除を簡単に行い、使用中に緩まないという目的を、小形のクリートを靴に装着しこれを用いることで解決した。

図1は、本考案装置の見取り図であって、1は靴本体の靴紐部分、2はクリート、3は靴紐を示す。クリート2は基本形状を示しており、形状を少し変えてもよい。

図２にクリート部分の拡大を示す。２本の靴紐3を、クリートの穴2aを通し、八の字結びなどでクリートにかける。これで靴紐は固定される。またはクリートの穴2aを通さず、クリート根元に巻き付けてから、八の字結びなどにしてもよい。

靴紐を解除するときは、A部分の靴紐をクリートから外に抜き出し、次にB部分もクリートから外に抜き出せば簡単に解除できる。

靴紐を備えた全ての靴に利用できる。特に運動選手の靴には、より適合する。

1 靴本体
2 靴紐
2a クリートの穴
3 クリート

Claims (2)

1. 靴紐を持つ靴の一部に取り付けられたクリート形状のものに、靴紐をかけて固定することを特徴とする靴紐締結具。
2. この靴紐締結具を備えた靴。