JP3193173U - ネズミ返しの装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】人が足を取られることなく通過することができる、安全性の高いネズミ返しの装置を提供する。【解決手段】出入口の左右の縦枠に回動自在に軸付けされた2枚の板1,2により構成される。2枚の板は人の膝程度の高さを有し、床面・敷居7との間にはネズミ等の通過を許す隙間を有さず、床を擦らずに回動する。不通行時は出入口中央において2枚の板の一部が重接する形で接続し出入口下部を塞いでいる。2枚の板は入退室いずれの方向にも回動自在であり、どちらの側からも押すだけで通過することができる。また、バネ付の蝶番9によって軸付けされているため、通過後は自動的に回転して閉じる。さらに、2枚の板の重接する部分には板の両面に磁石が付設されており、閉じたとき重接する部分がどちらの面になっても、重接面は磁石を介してぴたりと吸着する。【選択図】図2
Description
本考案は、動物飼育室又は実験室に設置されるネズミ返しの装置に関する。
大学や企業等に於いて動物を飼育したり実験で用いる場合には、その飼育室や実験室には、誤って放してしまったネズミ等小動物(以後、「ネズミ等」という)が、さらに部屋の外に逃げないように、部屋の出入り口にネズミ返しが設置されている。
従来、ネズミ返しは出入口をネズミ等が通過できないようにするために、図1に示すように、大人の膝ほどの高さの金属製、プラスチック製又は木製の板を出入口の床上に立て、作業者はこれを跨いで通過する。
前述したように、従来の飼育室や実験室等に設置されていたネズミ返しは、出入口を床上一定高さまで塞いでネズミ等の通過を妨ぐことから効果に優れる半面、ネズミ返しの板が出入口の枠に固定されているため、作業者が跨ぐときに足を取られて転倒する事故が多かった。
特に、飼料や作業備品等を抱えたり、急いで部屋を行き来する際には、ネズミ返しに躓いて転倒することで大きな事故につながることが多かった。このため作業環境の早急の改善が必要であった。
上述の問題に鑑み、本考案においては、ネズミ等の通過を確実に防止するともに、人が足を取られて転倒することを防ぐ安全性の高いネズミ返しの装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1のネズミ返しの装置は、出入口の左右の縦枠に回動自在に軸付けされた2枚の板により構成される。前記2枚の板は大人の膝程度の高さを有し、床面・敷居との間にはネズミ等の通過を許す隙間を有さず、軸を中心に床を擦らずに回動する。
前記2枚の板は人の力が加わらないときには、出入口中央において一部が重接する形で接続し出入口下部を塞いでいる。しかし、人が跨いで通過する際にその足がネズミ返しに引っかかれば、その力で出入口の縦枠に軸付けされた左右の端辺を軸に回動して出入口の中央部で開くことで、人が前のめりに転倒することを回避できるようになっている。
請求項2の装置は、前記2枚の板がいずれの方向にも回動自在であることから、人の力が加わった場合、どちらの側からも開くことができる。また、請求項3の装置は、両端辺がバネ付の蝶番によって軸付けされているため、開いた後は自動的に回転して閉じる。
さらに、請求項4の装置では、2枚の板の重接する部分に磁石を設置して板の吸着を容易にしているうえ、前記磁石はそれぞれの板の表裏両面に設置されているため、閉じたとき2枚の板の重接面が表裏どちらの側になっても、重接面は前記磁石を介してぴたりと吸着する。
本考案に係るネズミ返しの装置は、ネズミ等の力では開かないが、人の足がふれて力が加わったときには開くため、従来多く発生していた躓きによる転倒事故を防止することができる。
以下の理由により動物飼育室や実験室等における作業環境が大きく改善する。
(1)飼料や備品等で手がふさがっている状態でも、本装置を跨ぐ際に足が触れても力のかかる方向へ開くことで前のめりに転倒することはなく、安全に通過することができるようになる。
(2)回動の軸となる蝶番にバネを使用することにより、開いた板は通過後に自動的に閉じる。
(3)2枚の板の重接面の表裏両側に設置した磁石を介して、閉時にどちらの板が上に来ても隙間なく密着するため、閉状態を確認することなく通過することができる。
(1)飼料や備品等で手がふさがっている状態でも、本装置を跨ぐ際に足が触れても力のかかる方向へ開くことで前のめりに転倒することはなく、安全に通過することができるようになる。
(2)回動の軸となる蝶番にバネを使用することにより、開いた板は通過後に自動的に閉じる。
(3)2枚の板の重接面の表裏両側に設置した磁石を介して、閉時にどちらの板が上に来ても隙間なく密着するため、閉状態を確認することなく通過することができる。
以下、本考案の実施形態について図を用いて説明する。
図2乃至4に示すように、本考案に係るネズミ返しの装置は、出入口の左右の縦枠6に軸付けされた2枚の板A及びBより成る。縦枠6の材質により直接軸付けすることが難しい場合には、本図に示すように、補助板8を縦枠6に着設し補助板8に板A及びBを軸付けする。
板A及びBは、ネズミ等が上端辺3を超えて通過するのを妨げるに十分な高さを有し、下端辺4と敷居7との間はネズミ等の通過を許す隙間を有さない。
図4に示すように、板A及びBは人が通過しないときは出入口中央部において一部が重接する状態で接続して閉じている。また、板A及びBの重接する部分には表裏両面に磁石5が付設されており、いずれの面同志が重接する場合においても重接部分は磁石5を介して吸着する。
作業者が通過する時は、ネズミ返しを跨ぐことになるが、その際、足が板に取られてもその力で板A及びBが軸付け部9を中心に前方向に回転して板A及びBの重接部分が開くことで作業者が転倒することはない。
さらに、軸付け部9はバネ付の蝶番9になっているため、開いた後は板A及びBは自動で回転して閉じ、その際、A,Bどちらが上になっても磁石5を介してしっかりと閉じる。
以上、本考案の有する特徴及び優れた点を上記実施形態に記載したが、本考案は、本考案の原理の範囲内で、本願の実用新案登録請求の範囲で使用されている言葉を広く一般的な意味にまで広げて実施することが可能である。特に板A及びBのサイズ又は材質、軸付けの方法や磁石の形状等については様々な形態の実施が可能であり、それらは本考案の技術的範囲に含まれるものと解する。
1 板A
2 板B
3 上端辺
4 下端辺
5 磁石
6 出入口縦枠
7 敷居
8 補助板
9 軸付け部(バネ付蝶番)
10 従来のネズミ返し装置
2 板B
3 上端辺
4 下端辺
5 磁石
6 出入口縦枠
7 敷居
8 補助板
9 軸付け部(バネ付蝶番)
10 従来のネズミ返し装置
Claims (4)
- 出入口を小動物が通過するのを防止するために前記出入口の足元部分に設置するネズミ返しの装置であって、
前記装置は前記出入口の左右2の縦枠に各々軸付けされた2の板から成り、
前記2の板は、
前記小動物の上端辺を超えての通過を妨げるに十分な高さを有し、
下端辺と床面又は敷居との間に前記小動物の通過を許す隙間を有さず、
不通行時は前記出入口中央部において板表面の一部が重接することにより板間が閉じた状態を保持し、
人が跨ぐ際に前記2の板に躓いても前記人の押力により軸回転し前記板間が開くことで前記人の転倒を防ぐことを特徴とするネズミ返しの装置。 - 前記2の板は正逆両方向に回転自在であることを特徴とする請求項1記載のネズミ返しの装置。
- 前記2の板の軸付け部はバネ付の蝶番を有し、人の通過後は自動で回転して前記2の板の一部が重接する状態に戻ることを特徴とする請求項1又は2記載のネズミ返しの装置。
- 前記2の板の重接する部分には板の両面に磁石が付設されており、いずれの面同志が重接する場合においても前記重接部分は前記磁石を介して互いに吸着することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のネズミ返しの装置。
Priority Applications (1)
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JP2014003663U JP3193173U (ja) | 2014-07-10 | 2014-07-10 | ネズミ返しの装置 |
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JP2014003663U JP3193173U (ja) | 2014-07-10 | 2014-07-10 | ネズミ返しの装置 |
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Family Applications (1)
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JP2014003663U Expired - Fee Related JP3193173U (ja) | 2014-07-10 | 2014-07-10 | ネズミ返しの装置 |
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JP (1) | JP3193173U (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105961370A (zh) * | 2016-07-01 | 2016-09-28 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种防鼠门及包括该防鼠门的电器产品 |
CN106135190A (zh) * | 2016-06-29 | 2016-11-23 | 国网山东省电力公司济南市历城区供电公司 | 多功能防拆卸挡鼠板 |
CN106489910A (zh) * | 2016-12-08 | 2017-03-15 | 国家电网公司 | 一种电力设备室的防鼠安全挡板 |
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CN113973800A (zh) * | 2021-10-22 | 2022-01-28 | 国网山东省电力公司济南市历城区供电公司 | 一种变电箱防鼠结构 |
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2014
- 2014-07-10 JP JP2014003663U patent/JP3193173U/ja not_active Expired - Fee Related
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