JP3192939U - 錠剤取出し器 - Google Patents

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JP3192939U
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JP2014003547U
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敬三 吉田
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Abstract

【課題】ヒートシールの錠剤を複数個まとめて取出す構造の安価な錠剤取り出し器を提供する。
【解決手段】複数個の錠剤1が固定されている包装材の縁を固定具2の包装材固定溝4に挿入し、包装材を固定する。次に包装材の上から、回転ローラ5の錠剤押し出し用突起6を錠剤に押し付けながら、手で回転ローラ5の取っ手を握り、ローラを直線運動することにより、回転ローラ5を回転させて、個別包装された錠剤を包装材裏面より取出すことができる。
【選択図】図1

Description

錠剤のヒートシールからの取り出しに関するものである。
市中の調剤薬局や薬店でヒートシールの錠剤を取り出す時、通常は指先でヒートシールの錠剤部分をヒートシールの錠剤が見える透明な部分を押して、ヒートシールの背面より錠剤を押し出す作業を実施している。
しかし、調剤薬局などで投薬をする際に、まとめた数の錠剤をヒートシールから取り出して他の飲み合わせの錠剤と袋にまとめて入れて投薬したり、調剤薬局ではヒートシールの錠剤を取り出す作業が頻繁に発生する。しかし、上記の錠剤の取り出し作業を連続して行うと、指先に負担がかかり、指先を痛めたり、慣れるまでは指先から出血したりする場合も多い。そこで、従来より1個の錠剤を取り出せる器具が考案されている。また、多量に錠剤を取り出す場合には、専用の取出し用の専用の機械を使用する例もあるが、高価で市中の調剤薬局などでは導入されていないのが実情である。
錠剤を複数個取出す自動機械として、大同化工株式会社のPTP除包器「らく錠くん タイプ2」が発売されている。
錠剤を1個取出す器具としては、株式会社トレンズの錠剤取出し器「くすりん」などが発売されている。
従来の錠剤取出し器の構造例は、錠剤1個を取り出すような構造であり、複数個の錠剤をまとめて取り出すことはできなかった。包装された錠剤を1個づつ取り出すため、複数個の錠剤を取り出すには時間が多くかかり、作業効率が悪かった。特に市中の調剤薬局などでは、まとめて複数個の錠剤をヒートシールなどの個別包装された包装材から取り出すのに手で押し出す方法が通常とられている。そのため、取り出す錠剤の数が多くなると手を痛め、錠剤の取り出し作業が非常に苦痛となる場合が多い。
そこで、本考案では、複数個の錠剤を容易に、安価に取出すことのできる器具を考案したものである。
本考案の器具による錠剤の取出し作業は、薬剤師が楽にヒートシールから錠剤を複数個まとめて、一気に取出すことができる器具を提供するものである。
本考案による錠剤取出し器は、回転ローラの直線運動で複数個の錠剤を取出すことが可能であり、錠剤を包装材から取出す作業時間が大幅に短縮できる効果がある。
図1は、本考案よる実施方法を示した図である。(実施例1) 図2は、本考案よる実施方法の図1の断面図である。(実施例1)
複数個の錠剤を一度に取出す機能を有する錠剤取出し器を実現するために、ヒートシールの固定具と回転ローラからなる錠剤をヒートシールから押し出す取出し器を安価に実現した。
図1において、1は複数個の錠剤が複数列に個別包装された錠剤、2は複数個の錠剤の包装材を固定する固定具、3は錠剤の片側を保持する保持部、4は固定具2に具備した包装材固定溝、5は複数個の錠剤を押し出す回転ローラ、6は上記回転ローラに備えられた錠剤押し出し用突起を示す。
図2は、図1の断面図を示し、図1と同一の番号を付けている。
使用方法は以下の通りである。
複数個の錠剤1が固定されている包装材の縁を固定具2の包装材固定溝4に挿入し、包装材を固定する。次に包装材の上から、回転ローラ5の錠剤押し出し用突起6を錠剤に押し付けながら、手で回転ローラ5の取っ手を握り、ローラを直線運動をすることにより回転ローラ5を回転させて、個別包装された錠剤を包装材裏面より押し出して取出すことができる。
本考案事例では、錠剤1が一列の場合を示したが、包装材の形状としては二列の場合が多く、その場合には一列を上記使用方法により錠剤を取出した後、包装材を反転させてもう一列を同様の方法にて、容易に取出すことができる。
また、回転ローラ5の錠剤押し出し用突起6を保持部3にあてることにより、回転ローラ5の直線方向の移動のガイドとなり、回転ローラ5の方向性を安定させる機能を有する。
さらに3列の場合には、包装材の両側の二列を上記方法により錠剤を取出したあとに一列分の錠剤1を取出した後の包装材を切り取る事により、容易に対応できることは言うまでもない。
本考案例では、固定具として、錠剤の幅に固定した溝を設けたが、簡易的な方法として一般的な錠剤の幅より広めの幅に溝を設定することにより、ほとんどの世の中の錠剤に一種類の固定具で対応することもできる。
さらに、回転ローラ5の錠剤押し出し用突起6のかわりに、回転ローラ5の角を錠剤に押し付けることにより錠剤を押し出すこともできる。その際に回転ローラ5の角を面取りすることにより錠剤を傷つけたり欠けたりすることなく取出すことができる。
錠剤以外の同様の形状をした小物の包装形態のものの取出しにも利用できる。
1 複数個の錠剤が複数列に個別包装された錠剤
2 複数個の錠剤の包装材を固定する固定具
3 錠剤の片側を保持する保持具
4 固定具2に具備した包装材固定溝
5 複数個の錠剤を押し出す回転ローラ
6 上記回転ローラ5に備えられた錠剤押し出し用突起

Claims (4)

  1. 複数個の錠剤を複数列にて個別に包装された錠剤個別包装シートにおいて、その個別に包装された錠剤を取り出す場合に、複数個の錠剤の包装材を固定するための固定具を備え、回転ローラを包装された複数個の錠剤の包装材の上から押し付けなから、上記固定具に対して直線運動をすることにより、一度に複数個の錠剤を取り出すことを特徴とする錠剤取出し器
  2. 請求項1において、回転ローラを固定具に押し付けて直線運動をする際の誘導ガイドを備えたことを特徴とする錠剤取出し器
  3. 請求項1、および請求項2の回転ローラの構造として種々の錠剤を取出し可能とするために回転ローラを傾斜させて錠剤を押し付けることができることを特徴とした錠剤取出し器
  4. 請求項1において複数列の錠剤を取り出すために、回転ローラが複数列の錠剤を押し出せるように複数列の押し出し用形状を有する錠剤取出し器
JP2014003547U 2014-06-17 錠剤取出し器 Expired - Lifetime JP3192939U (ja)

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Publication Number Publication Date
JP3192939U true JP3192939U (ja) 2014-09-11

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