JP3192488U - ゴルフカート用の雨、雪防止用カバー - Google Patents

Abstract

【課題】ゴルフ競技の途中から競技者のゴルフに影響を与える程度の激しい降雨、降雪となった場合、キャディさんなり、競技者でも簡単且つ短時間にゴルフカート用の雨、風防止用カバーをゴルフカート本体の両側開放部に取り付けることのできるゴルフカート用の雨、雪防止用カバーを提供する。
【解決方法】ゴルフカート本体１の両側開放部２の外形に対応する形状を備えると共に外形の横幅のほぼ中央部に上枠３ａと下枠３ｂとを連結する補強枠とを備えた外枠部と、この外枠部内側のほぼ全面を覆うシート６を張設し、シートのほぼ中央部に補強枠に沿うように開口部を形成すると共に開口部には適数個の開口部を締結する手段を設けてなる。
【選択図】図２

Description

考案の詳細な説明

従来、両側開放型のゴルフカートを使用してゴルフ競技をする場合、競技の途中に突然に降雨、降雪があったり、風が突然に出てきた場合、ゴルフカートの後部に積載されているゴルフ道具類を雨、雪より守るために種々のカバーが提供されているが、ゴルフカートの本体部分両側は開放されているから、カートに乗って移動するゴルフ競技者は降雨、降雪又は風により、その後のプレーに支障をきたす。このようなゴルフ競技中の突然の降雨、降雪又は風を避けるためゴルフカートの両側開放部にに随時にゴルフカート用の雨、雪及び風防止用カバーを着脱し得るものはこれまで行われていない。

但し、屋根の裏面の外周部にレール溝を予め付設して、該レール溝を摺動する透明な耐候性樹脂カーテンを備えたゴルフカートは文献上では存在するが、殆ど一般には使用されていない。このようなカーテン設備を有するゴルフカートは、このような設備のない開放型のゴルフカートに比較して価格が高価になることから一般にはどのゴルフ場にも殆ど見られないのが現状である。

考案の解決しようとする課題

従来、提供されているゴルフ道具類用の雨除けシートはゴルフ道具を雨や雪からは有効に水濡れを回避されるが、カートで移動する競技者への影響は全く考慮されていない。ゴルフは本来競技を楽しむものであって、競技者のゴルフに影響を与える程度の激しい雨、雪、風がゴルフ競技の当所からあればゴルフ競技は中止されることが多いが、競技の途中からそのような状況になった時に、競技者の意思により競技を続行することがある。

ゴルフカートに常設されたカーテンレールを降雨、降雪時に滑動するカーテンを開閉自在にしたゴルフカートは先行技術として存在する。（例えば、特開平９−３０２６３）

課題を解決するための手段

請求項１の考案は、ゴルフカート本体の両側開放部の外形に対応する形状を備えると共に外形の横幅のほぼ中央部に上枠と下枠とを連結する補強枠とを備えた外枠部と、この外枠部内側のほぼ全面を覆うシートを張設し、該シートのほぼ中央部に補強枠に沿うように開口部を形成すると共に前記開口部には適数個の開口部を締結する手段を設けてなることを特徴とするものである。

請求項２の考案は、外枠の各所にゴルフカート本体の枠部に締結するための締結手段を設けたことを特徴とするものである。

請求項３の考案は、外枠の横幅の中央部の上下にヒンジ設けて折り畳み自在としてなることを特徴とするものである。

考案の効果

請求項１の効果として、全面をカバーされるようにしてあるので、ゴルフ競技者はその移動中に雨、雪、風を効果的に避けることが出来る。しかも、中央部には競技者の出入りする開口部を形成してあり、且つ開口部は互いに開口部を締結する手段を備えているので競技中にゴルフカート本体の内部が雨、雪に晒されることがない。

請求項２の効果として、外枠はゴルフカート本体の外枠部に固定することができるようにしてあるから、ゴルフカートの内部は雨、雪、又は風も有効に回避される。

請求項３の効果として、外枠はその横幅の中央部より曲折可能にしてあるので、カバー不要の場合は、ゴルフカートの本体よりゴルフカート用の雨、風防止用カバーを外枠を外して折り畳んでゴルフカートの空き部分にコンパクトに収納することができる。

図１〜図４において、ゴルフカート本体１の両側開放部２の外形とほぼ対応する外形を備えた金属製又は硬質樹脂枠材よりなる外枠３であって、この外枠３はアルミニューム製、ステンレス製、又は硬質プラスチック製等の比較的軽量の材料で形成されている。

又、前記の外枠３の上外枠３ａの横長のほぼ中央部と、下外枠３ｂの横長のほぼ中央部との間に縦型補強外枠３ｃが立設して、外板３全体の補強を図っている。主として上外枠３ａ及び下外枠３ｂの近接位置に複数箇所に設けられた結束紐４の結束によりゴルフカート本体１の外周部１１に強固に結束してゴルフカート本体１に固定される。更に、外枠３を構成する上枠３ａの横長のほぼ中央部と下枠３ｂの横長のほぼ中央部付近には一対のヒンジ５を設けてなり、外枠３を曲折可能としてある。この一対のヒンジ５の両側片１２、１２に前記外枠３、３の端部１３、１３をネジ１４で固定して外枠３を曲折自在に一体化してある。

この外枠３の内側全面には透明性又は半透明性の塩化ビニルシート又はポリプロピレンシートのようなプラスチックシート６が張設されている。そしてプラスチックシート６の長手方向中央部に縦方向に開口部７が形成されている。開口部７の下部は競技者が乗降できるように開口部７の下部はゴルフカートの前方座席方向に湾曲状としてあり、特に前方座席の競技者の乗降を容易とするようにされている。更に、図３に示すように、開口部７の端部には一対の永久磁石片８、８のような締結片を適宜に付設してプラスチックシート６の開放と閉鎖も簡単、且つ確実に行われるようにしてある。

ゴルフカート本体の両側開放部に張設されるプラスチックシート６は、開放部７によって前方シート６ａと後方シート６ｂとからなり、シート６は透明及び半透明のものがあるが、耐候性の観点からは半透明のものが長期にわたり使用できる。プラスチックシート６の材質を選ぶとき半透明性のものを選べば、カートの内部よりゴルフ場の景色を判別しずらいので、その場合は前方シート６ａと後方シート６ｂにそれぞれに透明シートよりなる前方窓部９ａ、後方窓部９ｂを形成することも出来る。

更に、磨耗による損傷を図るべく外枠３には適数箇所に緩衝材料１０を付設してゴルフカート本体１の損傷を回避するようにしてある。緩衝材料１０として弾性ゴム、弾性樹脂のような材料が使用される。

この考案のゴルフカート用の雨、雪防止用カバーによれば、従来提供されている開放型ゴルフカートにも安価に脱着自在できる。従って、各ゴルフ場で所有している同型の複数のゴルフカートの両側開放部に対応する大きさのゴルフカート用の雨、風防止用カバーを複数部を万一に備えて用意しておけば、ゴルフ競技者も安心して競技に没頭できる効果がある。なお、雨、雪防止用カバーが雨、雪に対して有効であれば風にも有効である。
ゴルフカート用の雨、雪防止用カバーは降雨、降雪のない場合には当然取り付ける必要がない。突然の降雨、降雪があった場合に簡単に取り付けることができる。
予め、公知文献にあるような降雨、降雪用のカーテン施設のあるゴルフカートでは、当所からこのような費用が含まれているためゴルフカートの購入当初より高価となる。

ゴルフカート用の雨、雪防止用カバーをゴルフカート本体側の両側開放部に取り付けた状態を示す説明図である。 ゴルフカート用の雨、雪防止用カバーをゴルフカートの両側開放部に取り付けた状態を示す正面図である。 ゴルフカート用の雨、雪防止用カバーの開放部の下部に付設した一対の磁石片の付設状態を拡大して示す説明図である。 外板３の中央部に設けられたヒンジと外枠端部の取付け状態を示す説明図である。

１．．．．ゴルフカート本体
２．．．．両側開放部
３．．．．外枠
３ａ．．．上外枠
３ｂ．．．下外枠
３ｃ．．．補強外枠
４．．．．結束紐
５．．．．ヒンジ
６．．．．プラスチックシート
６ａ．．．前方プラスチックシート
６ｂ．．．後方プラスチックシート
７．．．．開口部
８．．．．磁石片
９ａ．．．前方窓部
９ｂ．．．後方窓部
１０．．．緩衝材料
１１．． 外周部
１２．．．両側片
１３．． 端部
１４．．．ネジ

Claims (3)

1. ゴルフカート本体の両側開放部の外形に対応する形状を備えると共に外形の横幅のほぼ中央部に上枠と下枠とを連結する補強枠とを備えた外枠部と、この外枠部内側のほぼ全面を覆うシートを張設し、該シートのほぼ中央部に補強枠に沿うように開口部を形成すると共に前記開口部には適数個の開口部を締結する手段を設けてなることを特徴とするゴルフカート用雨、風防止用カバー。
2. 外枠の各所にゴルフカート本体の枠部部に締結するための締結手段を設けた請求項１記載のゴルフカート用雨、風防止用カバー。
3. 外枠の横幅の中央部の上下にヒンジ設けて折り畳み自在としてなるなる請求項１記載のゴルフカート用雨、風防止用カバー。

Images