JP3192222U6 - 脱着式工具安全止め輪 - Google Patents

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Abstract

【課題】スリーブに脱着可能に嵌め設けることにより、スリーブの落下を防止することが可能な脱着式工具安全止め輪を提供する。
【解決手段】スリーブ1に脱着可能に嵌め設けられていることにより、スリーブ1の空気駆動工具からの離脱を防止可能であり、スリーブ1に組み付けられており、その一端に組付け部22が形成されているソケット2と、ソケット2の組付け部22に設けられており、空気駆動工具と連結している制御ユニット3と、を含む脱着式工具安全止め輪Aにおいて、制御ユニット3をソケット2に対して相対的に移動することにより、スリーブ1に脱着可能に嵌め設けられているソケット2は、スリーブ1から離脱することが可能である。
【選択図】図2

Description

本考案は、脱着式工具安全止め輪に関し、特に、スリーブに脱着可能に嵌め設けることにより、スリーブの落下を防止することが可能な脱着式工具安全止め輪に関するものである。
各種類の空気駆動工具、又は電動工具によって、ボルトやナットをねじ込むときには、スリーブを利用することが一般的である。前記スリーブは、空気駆動工具や電動工具のケースから前方に突出しているドリルなどに取り付けられており、又は空気駆動工具や電動工具の出力軸に直接に取り付けられている。このように、操作ミスにより前記スリーブが落下する可能性がある。前記スリーブが落下すると、ユーザが傷付けられ、又は空気駆動工具や電動工具が損壊することがある。上記の問題を解決するために、特許文献1の中国特許第CN102791431号(以下、「従来技術」と称し)が提案された。このようなものは、電動工具用のスリーブ付きドライバー(又は、「スリーブ」と称し)の落下を防止することが可能であり、前記スリーブ付きドライバーの外周面にリングが設けられており、連接バンドにより前記リングと前記電動工具が連結している。
しかしながら、前記スリーブ付きドライバーの落下を防止するために、前記スリーブ付きドライバーに前記リングを設けることが必要であり、前記リングにより、前記スリーブ付きドライバーが前記電動工具と連結している。このような設計により、前記スリーブ付きドライバーの生産コストが増加し、構造が複雑となり、そして前記電動工具に前記スリーブ付きドライバーを取り付ける作業が便利ではないという問題があった。
中国特許第CN102791431号公報
本考案の主な目的は、スリーブの空気駆動工具からの落下を防止することが可能な脱着式工具安全止め輪を提供することにある。
本考案の次の目的は、止め輪を回転することにより、ユーザは、空気駆動工具からスリーブを容易に取り外し、又は空気駆動工具にスリーブを容易に取り付けることが可能な脱着式工具安全止め輪を提供することにある。
本考案の別の目的は、スリーブの寸法を見て、相応しい止め輪を使用することにより、各寸法を有するスリーブに止め輪を組付けることが可能であり、各寸法を有するスリーブの空気駆動工具からの落下を防止することが可能な脱着式工具安全止め輪を提供することにある。
本考案の脱着式工具安全止め輪によると、スリーブに脱着可能に嵌め設けられていることにより、スリーブの空気駆動工具からの落下を防止可能であり、スリーブに組み付けられており、その一端に組付け部が形成されているソケットと、ソケットの組付け部に設けられており、空気駆動工具と連結している制御ユニットと、を含む脱着式工具安全止め輪において、制御ユニットをソケットに対して相対的に移動することにより、スリーブに脱着可能に嵌め設けられているソケットは、スリーブから離脱することが可能であることを特徴とする。
本考案の脱着式工具安全止め輪によると、制御ユニットは、スライド具と、弾性具と、規制具と、少なくとも二つの玉と、を含むことを特徴とする。
本考案の脱着式工具安全止め輪によると、弾性具、スライド具、二つの玉及び規制具は、組付け部に順次に組み付けられており、スライド具は、弾性具を組付け部に規制しており、組付け部に対して相対的にスライドすることが可能であり、規制具はスライド具を組付け部に規制しており、これらの玉は、スライド具と組付け部の間にスライド可能に設けられていることを特徴とする。
本考案の脱着式工具安全止め輪によると、スライド具の外周面に環状突起が設けられており、環状突起は空気駆動工具に連結されていることを特徴とする。
本考案の脱着式工具安全止め輪によると、ソケットは、組付け部に設けられている二つの玉収容穴を有し、これらの玉は、移動することが可能であり、これらの玉収容穴に収容されており、スライド具をソケットの組付け部に対して相対的にスライドしているときに、これらの玉は、これらの玉収容穴に嵌め込んでおり、且つスリーブの溝に嵌め込んで溝と係合していることを特徴とする。
本考案の脱着式工具安全止め輪によると、ソケットは、組付け部に設けられている係り溝を有し、規制具は、係り溝に設けられており、スライド具が組付け部をスライドするように規制されていることを特徴とする。
本考案の脱着式工具安全止め輪によると、スライド具の内面には、枢着貫通孔と、枢着貫通孔からそれぞれ形成されている第1止め具及び第2止め具と、が設けられており、第1止め具と第2止め具の間には、これらの玉を収容するための玉収容室が設けられており、玉収容室は、スライド具と組付け部の間に位置しており、スライド具の移動により、これらの玉は、玉収容室から第1止め具に移動して、玉収容穴に嵌め込んで、スリーブの溝に嵌め込んで溝と係合しており、第2止め具が規制具に規制されていることにより、スライド具が組付け部をスライドするように規制されていることを特徴とする。
本考案の脱着式工具安全止め輪によると、第1止め具は、玉収容室に対応する案内斜面を有し、スライド具の移動により、これらの玉は、玉収容室から、案内斜面を経由して、第1止め具に移動することを特徴とする。
本考案の脱着式工具安全止め輪によれば、次のような効果がある。
(1)スリーブの空気駆動工具からの落下を防止することが可能である。
(2)止め輪をスリーブに脱着可能に設けることにより、ユーザは、スリーブから脱着式工具安全止め輪を容易に取り外し、又はスリーブに脱着式工具安全止め輪を容易に取り付けることが可能であり、収納及び携帯が便利となる。
(3)スリーブの寸法を見て、相応しい止め輪を使用することにより、各寸法を有するスリーブに止め輪を組付けることが可能であり、各寸法を有するスリーブの空気駆動工具からの落下を防止することが可能である。
(4)脱着式工具安全止め輪を利用することにより、スリーブの構造を複雑にすることが必要せず、スリーブの空気駆動工具からの落下を防止することが可能である。
本考案の一実施例とスリーブの組合を示す斜視図である。 本考案の一実施例とスリーブの組合を示す分解斜視図である。 本考案の一実施例を示す分解斜視図である。 本考案の一実施例の組合済み状態を示す断面図である。 本考案の一実施例とスリーブの組合を示す断面図1である。 図5の一部を示す拡大図であって、スライド具の内面の構造を示し、これは、枢着貫通孔と、第1止め具と、第2止め具と、玉収容室と、案内斜面とを含む。 本考案の一実施例とスリーブの組合を示す断面図2であって、スリーブは、空気駆動工具に組み付けられており、本考案の一実施例により空気駆動工具に連結されている。 本考案の一実施例とスリーブの組合を示す模式図であって、スリーブが空気駆動工具から離脱する場合には、本考案の一実施例により、スリーブが、空気駆動工具と連結しており、地面に落下することはない。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1から図7を参照する。図1は本考案の一実施例とスリーブの組合を示す斜視図であり、図2は本考案の一実施例とスリーブの組合を示す分解斜視図であり、図3は本考案の一実施例を示す分解斜視図であり、図4は本考案の一実施例の組合済み状態を示す断面図であり、図5は本考案の一実施例とスリーブの組合を示す断面図1であり、図5Aは、図5の一部を示す拡大図であって、スライド具の内面の構造を示し、これは、枢着貫通孔と、第1止め具と、第2止め具と、玉収容室と、案内斜面と、を含み、図6は、本考案の一実施例とスリーブの組合を示す断面図2であって、スリーブは、空気駆動工具に組み付けられており、本考案の一実施例により空気駆動工具に連結されており、図7は、本考案の一実施例とスリーブの組合を示す模式図であって、スリーブが空気駆動工具から離脱する場合には、本考案の一実施例により、スリーブが、空気駆動工具と連結しており、地面に落下することはない。
本考案の一実施例の脱着式工具安全止め輪Aは、スリーブ1に脱着可能に嵌め設けられていることにより、スリーブ1が空気駆動工具5から不意に離脱しても、スリーブ1の落下を防止することが可能である。具体的には、図7に示すように、スリーブ1が空気駆動工具5から不意に離脱するときには、脱着式工具安全止め輪Aが空気駆動工具5と連結しているため、スリーブ1の落下を防止することが可能である。脱着式工具安全止め輪Aは、ソケット2と、制御ユニット3と、を含む。
ソケット2は、図1から図4及び図7に示すように、スリーブ1に組み付けられており、その一端に組付け部22が形成されている。制御ユニット3は、ソケット2の組付け部22に設けられており、空気駆動工具5と連結している。制御ユニット3をソケット2に対して相対的に移動することにより、スリーブ1に脱着可能に嵌め設けられているソケット2は、スリーブ1から離脱することが可能である。このように、スリーブ1が空気駆動工具5から不意に離脱するときには、スリーブ1の落下を防止することが可能である。ソケット2は、金属で作製されたものであり、組付け部22に設けられている二つの玉収容穴24と、組付け部22に設けられている係り溝26と、を有する。
制御ユニット3は、図3及び図4に示すように、スライド具31と、弾性具32と、規制具34と、二つの玉33と、を含む。弾性具32、スライド具31、二つの玉33及び規制具34は、組付け部22に順次に組み付けられている。本実施例のスライド具31は、組付け部22をスライドし、金属で作製されたものである。弾性具32は、バネであり、ソケット2の組付け部22に組み付けられており、スライド具31に規制されている。弾性具32の弾力により、スライド具31の回復力が提供される。規制具34は、Cリングであり、組付け部22の係り溝26に設けられている。これらの玉33は、図5Aに示すように、スチール玉であり、スライド具31の玉収容室315に収容されている。このように、ソケット2の組付け部22に制御ユニット3を組付けた後、スライド具31はソケット2の組付け部22に対して相対的にスライドすることが可能であり、そしてスライド具31により、弾性具32が組付け部22に規制されており、規制具34により、スライド具31が組付け部22をスライドするように規制されており、二つの玉33は、規制されてスライド具31と組付け部22の間に移動することが可能である。
これらの玉33は、図5及び図6に示すように、移動することが可能であり、これらの玉収容穴24に収容されている。スライド具31をソケット2の組付け部22に対して相対的にスライドしているときに、これらの玉33は、これらの玉収容穴24に嵌め込んでおり、図2に示すように、スリーブ1の溝12に嵌め込んで溝12と係合している。一方、規制具34は、図2及び図3に示すように、係り溝26に設けられており、これにより、スライド具31が組付け部22をスライドするように規制されており、スライド具31はソケット2から離脱することができない。
図5と図5Aに示すように、スライド具31の外周面に環状突起311が設けられている。環状突起311により、ユーザはスライド具31を便利に移動することが可能である。スライド具31は、環状突起311の連接穴40と連接バンド41とを介して、空気駆動工具5と連結している。スライド具31の内面には、枢着貫通孔312と、枢着貫通孔312からそれぞれ形成されている第1止め具313及び第2止め具314と、が設けられている。枢着貫通孔312は組付け部33を収容することが可能である。第1止め具313と第2止め具314の間には、これらの玉33を収容するための玉収容室315が設けられている。玉収容室315は、スライド具31と組付け部22の間に位置している。
図3、図4及び図5Aを参照する。具体的には、第2止め具314が規制具34に規制されており、これにより、スライド具31が組付け部22をスライドするように規制されている。第1止め具313は、玉収容室315に対応する案内斜面316を有する。スライド具31の移動により、これらの玉33は、玉収容室315から、案内斜面316を経由して、第1止め具313に移動する。このように、第1止め具313は、玉33を移動して玉収容穴24に嵌め込んで、図2に示すように、玉33がスリーブ1の溝12に嵌め込まれている。これにより、スリーブ1に脱着式工具安全止め輪Aを定位することが可能である。
次に、図5から図7を参照しながら本考案の使用状態を説明する。図2に示すように、スリーブ1の溝12に脱着式工具安全止め輪Aを定位したいときには、制御ユニット3のスライド具31をスライドすることにより、弾性具32がスライド具31の第1止め具313に圧縮されて、玉33がスライド具31の玉収容室315とソケット2の玉収容穴24に収容され、このとき、スリーブ1の外周面にソケット2を組付けることが可能であり、玉33がスリーブ1の溝12と係合していない。スライド具31に加える力を無くすときには、弾性具32の弾力により、スライド具31が本来の位置に戻して、スライド具31の第2止め具314が規制具34に押付けている。このとき、玉33は、案内斜面316を経由して、第1止め具313に押付けられて、ソケット2の玉収容穴24から突出して、スリーブ1の溝12と係合している。このように、脱着式工具安全止め輪Aはスリーブ1に定位されている。スライド具31の環状突起311は、連接バンド41を介して空気駆動工具5と連結しているため、スリーブ1が脱落しても、ユーザを傷付けることはなく、そしてスリーブ1が損壊しない。
上記の説明から明らかなように、制御ユニット3をソケット2に対して相対的に移動することにより、ソケット2をスリーブ1に脱着可能に設けることが可能となる。
本考案は、空気駆動工具及び電動工具に適用することができる。
1:スリーブ
2:ソケット
3:制御ユニット
5:空気駆動工具
12:溝
22:組付け部
24:玉収容穴
26:係り溝
31:スライド具
32:弾性具
33:玉
34:規制具
40:連接穴
41:連接バンド
311:環状突起
312:枢着貫通孔
313:第1止め具
314:第2止め具
315:玉収容室
316:案内斜面
A:脱着式工具安全止め輪
本考案は、脱着式工具安全止め輪に関し、特に、スリーブに脱着可能に嵌め設けることにより、スリーブの落下を防止することが可能な脱着式工具安全止め輪に関するものである。
各種類の空気駆動工具、又は電動工具によって、ボルトやナットをねじ込むときには、スリーブを利用することが一般的である。前記スリーブは、空気駆動工具や電動工具のケースから前方に突出しているドリルなどに取り付けられており、又は空気駆動工具や電動工具の出力軸に直接に取り付けられている。このように、操作ミスにより前記スリーブが落下する可能性がある。前記スリーブが落下すると、ユーザが傷付けられ、又は空気駆動工具や電動工具が損壊することがある。上記の問題を解決するために、特許文献1の中国特許第CN102791431号(以下、「従来技術」と称し)が提案された。このようなものは、電動工具用のスリーブ付きドライバー(又は、「スリーブ」と称し)の落下を防止することが可能であり、前記スリーブ付きドライバーの外周面にリングが設けられており、連接バンドにより前記リングと前記電動工具が連結している。
しかしながら、前記スリーブ付きドライバーの落下を防止するために、前記スリーブ付きドライバーに前記リングを設けることが必要であり、前記リングにより、前記スリーブ付きドライバーが前記電動工具と連結している。このような設計により、前記スリーブ付きドライバーの生産コストが増加し、構造が複雑となり、そして前記電動工具に前記スリーブ付きドライバーを取り付ける作業が便利ではないという問題があった。
中国特許第CN102791431号公報
本考案の主な目的は、スリーブの空気駆動工具からの落下を防止することが可能な脱着式工具安全止め輪を提供することにある。
本考案の次の目的は、止め輪を回転することにより、ユーザは、空気駆動工具からスリーブを容易に取り外し、又は空気駆動工具にスリーブを容易に取り付けることが可能な脱着式工具安全止め輪を提供することにある。
本考案の別の目的は、スリーブの寸法を見て、相応しい止め輪を使用することにより、各寸法を有するスリーブに止め輪を組付けることが可能であり、各寸法を有するスリーブの空気駆動工具からの落下を防止することが可能な脱着式工具安全止め輪を提供することにある。
本考案の脱着式工具安全止め輪によると、スリーブに脱着可能に嵌め設けられていることにより、前記スリーブの空気駆動工具からの落下を防止可能であり、前記スリーブに組み付けられており、その一端に組付け部が形成されているソケットと、前記ソケットの前記組付け部に設けられており、前記空気駆動工具と連結している制御ユニットと、を含む脱着式工具安全止め輪において、前記制御ユニットは、スライド具と、弾性具と、規制具と、少なくとも二つの玉と、を含み、前記弾性具、前記スライド具、前記二つの玉及び前記規制具は、前記組付け部に順次に組み付けられており、前記スライド具は、前記弾性具を前記組付け部に規制しており、前記組付け部に対して相対的にスライドすることが可能であり、前記規制具は前記スライド具を前記組付け部に規制しており、これらの前記玉は、前記スライド具と前記組付け部の間にスライド可能に設けられており、前記制御ユニットを前記ソケットに対して相対的に移動することにより、前記スリーブに脱着可能に嵌め設けられている前記ソケットは、前記スリーブから離脱することが可能であることを特徴とする。
本考案の脱着式工具安全止め輪によると、スライド具の外周面に環状突起が設けられており、環状突起は空気駆動工具に連結されていることを特徴とする。
本考案の脱着式工具安全止め輪によると、ソケットは、組付け部に設けられている二つの玉収容穴を有し、これらの玉は、移動することが可能であり、これらの玉収容穴に収容されており、スライド具をソケットの組付け部に対して相対的にスライドしているときに、これらの玉は、これらの玉収容穴に嵌め込んでおり、且つスリーブの溝に嵌め込んで溝と係合していることを特徴とする。
本考案の脱着式工具安全止め輪によると、ソケットは、組付け部に設けられている係り溝を有し、規制具は、係り溝に設けられており、スライド具が組付け部をスライドするように規制されていることを特徴とする。
本考案の脱着式工具安全止め輪によると、スライド具の内面には、枢着貫通孔と、枢着貫通孔からそれぞれ形成されている第1止め具及び第2止め具と、が設けられており、第1止め具と第2止め具の間には、これらの玉を収容するための玉収容室が設けられており、玉収容室は、スライド具と組付け部の間に位置しており、スライド具の移動により、これらの玉は、玉収容室から第1止め具に移動して、玉収容穴に嵌め込んで、スリーブの溝に嵌め込んで溝と係合しており、第2止め具が規制具に規制されていることにより、スライド具が組付け部をスライドするように規制されていることを特徴とする。
本考案の脱着式工具安全止め輪によると、第1止め具は、玉収容室に対応する案内斜面を有し、スライド具の移動により、これらの玉は、玉収容室から、案内斜面を経由して、第1止め具に移動することを特徴とする。
本考案の脱着式工具安全止め輪によれば、次のような効果がある。
(1)スリーブの空気駆動工具からの落下を防止することが可能である。
(2)止め輪をスリーブに脱着可能に設けることにより、ユーザは、スリーブから脱着式工具安全止め輪を容易に取り外し、又はスリーブに脱着式工具安全止め輪を容易に取り付けることが可能であり、収納及び携帯が便利となる。
(3)スリーブの寸法を見て、相応しい止め輪を使用することにより、各寸法を有するスリーブに止め輪を組付けることが可能であり、各寸法を有するスリーブの空気駆動工具からの落下を防止することが可能である。
(4)脱着式工具安全止め輪を利用することにより、スリーブの構造を複雑にすることが必要せず、スリーブの空気駆動工具からの落下を防止することが可能である。
本考案の一実施例とスリーブの組合を示す斜視図である。 本考案の一実施例とスリーブの組合を示す分解斜視図である。 本考案の一実施例を示す分解斜視図である。 本考案の一実施例の組合済み状態を示す断面図である。 本考案の一実施例とスリーブの組合を示す断面図1である。 図5の一部を示す拡大図であって、スライド具の内面の構造を示し、これは、枢着貫通孔と、第1止め具と、第2止め具と、玉収容室と、案内斜面とを含む。 本考案の一実施例とスリーブの組合を示す断面図2であって、スリーブは、空気駆動工具に組み付けられており、本考案の一実施例により空気駆動工具に連結されている。 本考案の一実施例とスリーブの組合を示す模式図であって、スリーブが空気駆動工具から離脱する場合には、本考案の一実施例により、スリーブが、空気駆動工具と連結しており、地面に落下することはない。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1から図7を参照する。図1は本考案の一実施例とスリーブの組合を示す斜視図であり、図2は本考案の一実施例とスリーブの組合を示す分解斜視図であり、図3は本考案の一実施例を示す分解斜視図であり、図4は本考案の一実施例の組合済み状態を示す断面図であり、図5は本考案の一実施例とスリーブの組合を示す断面図1であり、図5Aは、図5の一部を示す拡大図であって、スライド具の内面の構造を示し、これは、枢着貫通孔と、第1止め具と、第2止め具と、玉収容室と、案内斜面と、を含み、図6は、本考案の一実施例とスリーブの組合を示す断面図2であって、スリーブは、空気駆動工具に組み付けられており、本考案の一実施例により空気駆動工具に連結されており、図7は、本考案の一実施例とスリーブの組合を示す模式図であって、スリーブが空気駆動工具から離脱する場合には、本考案の一実施例により、スリーブが、空気駆動工具と連結しており、地面に落下することはない。
本考案の一実施例の脱着式工具安全止め輪Aは、スリーブ1に脱着可能に嵌め設けられていることにより、スリーブ1が空気駆動工具5から不意に離脱しても、スリーブ1の落下を防止することが可能である。具体的には、図7に示すように、スリーブ1が空気駆動工具5から不意に離脱するときには、脱着式工具安全止め輪Aが空気駆動工具5と連結しているため、スリーブ1の落下を防止することが可能である。脱着式工具安全止め輪Aは、ソケット2と、制御ユニット3と、を含む。
ソケット2は、図1から図4及び図7に示すように、スリーブ1に組み付けられており、その一端に組付け部22が形成されている。制御ユニット3は、ソケット2の組付け部22に設けられており、空気駆動工具5と連結している。制御ユニット3をソケット2に対して相対的に移動することにより、スリーブ1に脱着可能に嵌め設けられているソケット2は、スリーブ1から離脱することが可能である。このように、スリーブ1が空気駆動工具5から不意に離脱するときには、スリーブ1の落下を防止することが可能である。ソケット2は、金属で作製されたものであり、組付け部22に設けられている二つの玉収容穴24と、組付け部22に設けられている係り溝26と、を有する。
制御ユニット3は、図3及び図4に示すように、スライド具31と、弾性具32と、規制具34と、二つの玉33と、を含む。弾性具32、スライド具31、二つの玉33及び規制具34は、組付け部22に順次に組み付けられている。本実施例のスライド具31は、組付け部22をスライドし、金属で作製されたものである。弾性具32は、バネであり、ソケット2の組付け部22に組み付けられており、スライド具31に規制されている。弾性具32の弾力により、スライド具31の回復力が提供される。規制具34は、Cリングであり、組付け部22の係り溝26に設けられている。これらの玉33は、図5Aに示すように、スチール玉であり、スライド具31の玉収容室315に収容されている。このように、ソケット2の組付け部22に制御ユニット3を組付けた後、スライド具31はソケット2の組付け部22に対して相対的にスライドすることが可能であり、そしてスライド具31により、弾性具32が組付け部22に規制されており、規制具34により、スライド具31が組付け部22をスライドするように規制されており、二つの玉33は、規制されてスライド具31と組付け部22の間に移動することが可能である。
これらの玉33は、図5及び図6に示すように、移動することが可能であり、これらの玉収容穴24に収容されている。スライド具31をソケット2の組付け部22に対して相対的にスライドしているときに、これらの玉33は、これらの玉収容穴24に嵌め込んでおり、図2に示すように、スリーブ1の溝12に嵌め込んで溝12と係合している。一方、規制具34は、図2及び図3に示すように、係り溝26に設けられており、これにより、スライド具31が組付け部22をスライドするように規制されており、スライド具31はソケット2から離脱することができない。
図5と図5Aに示すように、スライド具31の外周面に環状突起311が設けられている。環状突起311により、ユーザはスライド具31を便利に移動することが可能である。スライド具31は、環状突起311の連接穴40と連接バンド41とを介して、空気駆動工具5と連結している。スライド具31の内面には、枢着貫通孔312と、枢着貫通孔312からそれぞれ形成されている第1止め具313及び第2止め具314と、が設けられている。枢着貫通孔312は組付け部33を収容することが可能である。第1止め具313と第2止め具314の間には、これらの玉33を収容するための玉収容室315が設けられている。玉収容室315は、スライド具31と組付け部22の間に位置している。
図3、図4及び図5Aを参照する。具体的には、第2止め具314が規制具34に規制されており、これにより、スライド具31が組付け部22をスライドするように規制されている。第1止め具313は、玉収容室315に対応する案内斜面316を有する。スライド具31の移動により、これらの玉33は、玉収容室315から、案内斜面316を経由して、第1止め具313に移動する。このように、第1止め具313は、玉33を移動して玉収容穴24に嵌め込んで、図2に示すように、玉33がスリーブ1の溝12に嵌め込まれている。これにより、スリーブ1に脱着式工具安全止め輪Aを定位することが可能である。
次に、図5から図7を参照しながら本考案の使用状態を説明する。図2に示すように、スリーブ1の溝12に脱着式工具安全止め輪Aを定位したいときには、制御ユニット3のスライド具31をスライドすることにより、弾性具32がスライド具31の第1止め具313に圧縮されて、玉33がスライド具31の玉収容室315とソケット2の玉収容穴24に収容され、このとき、スリーブ1の外周面にソケット2を組付けることが可能であり、玉33がスリーブ1の溝12と係合していない。スライド具31に加える力を無くすときには、弾性具32の弾力により、スライド具31が本来の位置に戻して、スライド具31の第2止め具314が規制具34に押付けている。このとき、玉33は、案内斜面316を経由して、第1止め具313に押付けられて、ソケット2の玉収容穴24から突出して、スリーブ1の溝12と係合している。このように、脱着式工具安全止め輪Aはスリーブ1に定位されている。スライド具31の環状突起311は、連接バンド41を介して空気駆動工具5と連結しているため、スリーブ1が脱落しても、ユーザを傷付けることはなく、そしてスリーブ1が損壊しない。
上記の説明から明らかなように、制御ユニット3をソケット2に対して相対的に移動することにより、ソケット2をスリーブ1に脱着可能に設けることが可能となる。
本考案は、空気駆動工具及び電動工具に適用することができる。
1:スリーブ
2:ソケット
3:制御ユニット
5:空気駆動工具
12:溝
22:組付け部
24:玉収容穴
26:係り溝
31:スライド具
32:弾性具
33:玉
34:規制具
40:連接穴
41:連接バンド
311:環状突起
312:枢着貫通孔
313:第1止め具
314:第2止め具
315:玉収容室
316:案内斜面
A:脱着式工具安全止め輪

Claims (8)

  1. スリーブに脱着可能に嵌め設けられていることにより、前記スリーブの空気駆動工具からの落下を防止可能であり、前記スリーブに組み付けられており、その一端に組付け部が形成されているソケットと、前記ソケットの前記組付け部に設けられており、前記空気駆動工具と連結している制御ユニットと、を含む脱着式工具安全止め輪において、
    前記制御ユニットを前記ソケットに対して相対的に移動することにより、前記スリーブに脱着可能に嵌め設けられている前記ソケットは、前記スリーブから離脱することが可能であることを特徴とする脱着式工具安全止め輪。
  2. 前記制御ユニットは、スライド具と、弾性具と、規制具と、少なくとも二つの玉と、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の脱着式工具安全止め輪。
  3. 前記弾性具、前記スライド具、前記二つの玉及び前記規制具は、前記組付け部に順次に組み付けられており、前記スライド具は、前記弾性具を前記組付け部に規制しており、前記組付け部に対して相対的にスライドすることが可能であり、前記規制具は前記スライド具を前記組付け部に規制しており、これらの前記玉は、前記スライド具と前記組付け部の間にスライド可能に設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の脱着式工具安全止め輪。
  4. 前記スライド具の外周面に環状突起が設けられており、前記環状突起は前記空気駆動工具に連結されていることを特徴とする、請求項2に記載の脱着式工具安全止め輪。
  5. 前記ソケットは、前記組付け部に設けられている二つの玉収容穴を有し、これらの前記玉は、移動することが可能であり、これらの前記玉収容穴に収容されており、前記スライド具を前記ソケットの前記組付け部に対して相対的にスライドしているときに、これらの前記玉は、これらの前記玉収容穴に嵌め込んでおり、且つ前記スリーブの溝に嵌め込んで前記溝と係合していることを特徴とする、請求項3に記載の脱着式工具安全止め輪。
  6. 前記ソケットは、前記組付け部に設けられている係り溝を有し、前記規制具は、前記係り溝に設けられており、前記スライド具が前記組付け部をスライドするように規制されていることを特徴とする、請求項2又は請求項3に記載の脱着式工具安全止め輪。
  7. 前記スライド具の内面には、枢着貫通孔と、前記枢着貫通孔からそれぞれ形成されている第1止め具及び第2止め具と、が設けられており、前記第1止め具と前記第2止め具の間には、これらの前記玉を収容するための玉収容室が設けられており、前記玉収容室は、前記スライド具と前記組付け部の間に位置しており、前記スライド具の移動により、これらの前記玉は、前記玉収容室から前記第1止め具に移動して、前記玉収容穴に嵌め込んで、前記スリーブの前記溝に嵌め込んで前記溝と係合しており、前記第2止め具が前記規制具に規制されていることにより、前記スライド具が前記組付け部をスライドするように規制されていることを特徴とする、請求項5に記載の脱着式工具安全止め輪。
  8. 前記第1止め具は、前記玉収容室に対応する案内斜面を有し、前記スライド具の移動により、これらの前記玉は、前記玉収容室から、前記案内斜面を経由して、前記第1止め具に移動することを特徴とする、請求項7に記載の脱着式工具安全止め輪。
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