JP3192015U - Led実装テープおよびそれを装着した衣服 - Google Patents

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浩司 山本
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Abstract

【課題】発光LED素子を備えたテープ状の基材を衣服に取り付けても、衣服の柔軟性や伸縮性を阻害することがなく、また、汗や洗濯などに対する防水性を有し、更には装飾効果も発揮しうるLED実装テープを提供する。
【解決手段】複数の非導電糸が配列する経糸群内に、導電糸5からなる2組の経糸が所定の間隔で配列して編織され、該導電糸が選択的に編織物の表面に露出した箇所にLED素子4が接続されたテープであつて、テープ全体が柔軟性の樹脂2で被覆されている。導電糸5の端末には、リード線6がハンダもしくは導通素材、金属結合8により接続されており、供給電源部に繋がるものである。
【選択図】図1

Description

本考案は、発光LED素子が実装されたテープに関するものであって、更に詳しくは、LED実装テープを衣服などに装着することで夜間など暗い場所での第三者への存在確認、更には発光による装飾効果を発揮する衣服に関するものである。
LED素子による発光体で暗い場所での視認方法に関しては、これまでに種々の提案がなされており、例えば、文献1においてLED素子を実装したフレキシブル基盤を衣服に着けた安全衣服が提案され、発光により第三者への視認効果が期待できる。しかし、フレキシブル基盤が樹脂板であるために円弧状に曲げることは可能であるが、柔軟性や伸縮性がないために衣服への取り付け場所が限定されてしまい、視認に有効な箇所に取り付けることが出来ない問題がある。
また、一部の経糸に導電糸を配して、電子部品を実装可能とした織物が文献2において提案されており、このような織物であれば衣服に直接取り付けても薄くて軽く、また衣服と同期して伸縮することが可能であるから、取り付け場所に制限されるようなことがないので好ましいが、衣服などに装着した場合、汗や雨水、或は洗濯などで水分を含んだ場合には短絡現象やLED素子自体に損傷を起こす問題がある。
特開2011-084838号公報 特開2013-147767号公報
上述した問題点を鑑みて解決しようとする課題は、衣服に取り付けても柔軟性や伸縮性を阻害することがなく、また、繰り返しの洗濯などにも耐え、更には装飾効果も発揮しうるLED実装テープを提供することにある。
本考案者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添付図面を参照して説明すれば、次のとおりである。
すなわち、本考案は、複数の非導電糸が配列する経糸群内に、導電糸からなる1本または複数本を組にした2組の経糸が所定の間隔で配列して編織され、該導電糸が選択的に編織物の表面に露出した箇所にLED素子が接続されたテープであつて、テープ全体が柔軟性の樹脂により被覆されているLED実装テープである。
また、柔軟性樹脂はフィルムによるラミネート加工、または樹脂コーティング加工により編織物全体を被覆している。
また、前記柔軟性樹脂がポリウレタン、またはシリコーンの透明性樹脂を採用することが出来る。
更にまた、前記LED実装テープが衣服に柔軟性接着剤、または縫製により装着されているLED実装テープ装着衣服を含むものである。
また、前記柔軟性接着剤にホットメルト接着剤を採用することが出来る。
また、LED実装テープが半光透過性衣服の内側に装着され、LEDの発光が衣服を通して透過することが出来る。
本考案は、複数の非導電糸が配列する経糸群内に、導電糸からなる1本または複数本を組にした2組の経糸が所定の間隔で配列した編織物に発光LED素子を実装したものであるから、非常に薄くて軽量であり、また、柔軟で伸縮性を有しているので、衣服に装着しても人体の動きに抵抗なく追従し、衣服への装着箇所に制限を受けることがないので効果的な箇所に発光体を装着することが出来る。
また、本考案は全体を柔軟性のフィルムによりラミネート加工、または樹脂コーティング加工されているので防水効果があり、衣服に装着したまま洗濯が可能であるし、人体の汗や水などによる短絡やLED素子の破壊が防げる。
また、本考案のLED実装テープは、衣服生地と同じ柔軟性を有した編織物であるから、衣服のあらゆる箇所に縫製あるいは柔軟性の接着剤で接合可能であり、衣服に装飾効果を発揮することが出来る。
図1は本考案のLED実装テープの概要を示すための正面図 図2は本考案のLED実装テープを構成する織物材の一例を示す正面図 図3は本考案のLED実装テープを装着した衣服背面を示す図
以下、図面に従って詳細に説明する。
図1は、本考案のLED実装テープ1の正面図を示し、符号3はLED素子4を実装するためのテープ状の編織物からなるベース材3であって、同編織物は複数の非導電糸が配列する経糸群内に、導電糸5からなる1本または複数本を組にした2組の経糸が所定の間隔で配列してベース材3として編織されている。
所定の間隔で配列する2組の導電糸5間には非導電糸10が配列されて編織組織され、絶縁状態を成しており、間隔としては、少なくとも5mm以上は離し、特に、LED素子の接続端子間距離と一致させておけば接続部におけるハンダの漏出などによる短絡が防げるので好ましい。
また、ベース材3が織物においては、2組の導電糸5間には、非導電糸の経糸を配置して、同じく非導電糸の緯糸と組織させておくとことで確実に絶縁効果が得られる。
非導電糸は、通常衣料用として用いられている非導電性の繊維糸であって、綿、羊毛、絹などの天然繊維、あるいはポリエステル、ナイロン、アクリル、アラミド系など合成繊維で、それらのフィラメント糸、あるいは紡績糸、または、無機系素材であるガラス繊維やシリコーンなどを使用することが出来る。
一方、導電糸5としては、通電が可能な細線であればよく、銅線、ステンレス線、チタニウム線などの金属線が好もしく、中でも電気導電性とハンダ接続性が良好な銅線、或は錫メッキ銅線が好ましく、金属線材の直径としては柔軟性を得る目的で、大体20〜100μφの出来る限り細い方が好ましく、使用電流が大きい場合には電流に合わせて細線を複数本用いれば良い。
また、導電糸5が繰り返しの屈曲などに対する耐久性を得るためには、ベース材3内で導電糸5を直線的に配列するのではなく、編織組織の選択、または金属線と他の非導電繊維糸とを合撚、あるいはカバーリングするなどして導電糸5を蛇行させて配列させることが好ましい。
図1中の符号4は発光LED素子であって、ベース材3内に間隔を空けて配列した2組の導電糸5間にハンダ7により電気的に接続されており、並行する2つの導電糸5間に電流を流すことでLEDが発光するようになっており、LED素子4を付ける位置や間隔は、要求される明るさや、デザインを考慮して適宜決められるものである。なお、電気的接続法としてハンダ接続法以外に耐熱性の導電性接着剤なども使用することも出来る。
LED素子4としては、種々の発光LEDを実装することが可能であるが、実装後においてLED素子によりテープ面の凹凸が大きくなるとフィルムラミネート加工や樹脂コーティング加工が困難になるため、出来るだけ薄型のマイクロ型LED素子であることが好ましい。
導電糸5の端末には、リード線6がハンダもしくは導通素材、金属結合8により接続されており、図に示していない供給電源部に繋がるものである。
そして、LED素子4が実装されたベース材3全体をラミネートフィルム2によりラミネートされており、ラミネートのフィルム材としては、柔軟性を有しているポリウレタン樹脂やシリコーン樹脂であればラミネート加工してもベース材3の有する柔軟性、伸縮性がそのまま維持されるので好ましいものである。
また、ラミネートフィルム2はLED素子4の発光量を減衰させないためには透明性であることが好ましく、透明性のカラーフィルムを使用して装飾効果を発揮させることも出来る。
また、ラミネートフィルム2の幅をベース材3の幅より広くしておくことでベース材3の端部も確実に防水ができ、更には衣服に装着させる際にベース材3より外側のフィルム単独部を縫製すれば、縫製後に縫い糸部を再度防水加工する必要がない。
ラミネートフィルムの融点が180℃以下のポリウレタン樹脂であれば、ラミネート加工後において、家庭用アイロンを用いて衣服にそのまま熱接着させることも可能であるし、接着剤を用いても接着性が良好であることからより好ましい。
ラミネート方法としては通常の加工法が適用できるが、ベース材3にLED素子4が実装されているので、金属の加熱ニップローラではLED素子が破損したり、フィルムが破れたりする恐れがあるため、表面に耐熱ゴムが貼られた加熱ローラで熱圧着することより破損が防げる。
また、樹脂コーティング加工においては、LED実装部が凸状となるので硬いコーティングナイフではLED素子4やLEDハンダ接合部7を損傷させるので樹脂の低粘度化と柔軟なゴム製ナイフを用いることにより、LED素子4を実装したベース材3全体を樹脂で被覆させることが可能である。
このように全体をラミネート、またはコーティングすることによって、完全に防水性となり、衣服に装着してもそのまま洗濯が可能であり、着用中の汗や水濡れなどによる短絡やLED素子の損傷も防げ、また、ベース材3の編織物生地表面に接着しているのでテープ自体の擦過傷や汚染なども防ぐことが出来る。
図2はベース材3が細幅のテープ織物で構成された例を示し、非導電性の経糸10群内に導電糸5が左右に間隔を空けて2本ずつ配列されて、非導電性の緯糸11と交錯して織物を構成しており、LEDの実装箇所として導電糸5の浮き沈みを特別に長浮部9の露出箇所を設けおけば、LED素子4の接続端子部との接触面積が増大し、効率的な接続が可能となる。
ベース材3が経編地の場合においては、導電糸を長さ方向に挿入し、LED素子配置箇所においてジグザグ状に横挿入を繰り返して導電糸をシンカーループ側面に高密度で突出させることにより、接続端子と導電糸の接触面積を増やすことが出来る。
図3は本考案のLED実装テープ1を衣服に装着した一例を示したもので、衣服の背中部に本考案のLED実装テープ1を接着されており、夜間の暗いところ発光させることにより、第三者への認識により安全性を確保することができ、また、カラー発光や点滅、あるいは衣服への取り付け箇所などの組み合わせにより、装飾効果としても発揮させることが出来る。
本考案のLED実装テープは、衣服への装着に限定されず、帽子や靴をはじめバッグ、あるいは自転車など乗り物やおもちゃ、さらには置物など装飾物など多様な物に装着させることが出来る。
1:本考案のLED実装テープ
2:ラミネートフィルム
3:ベース材
4:LED素子
5:導電糸(経糸)
6:リード線
7:LED素子ハンダ接合
8:電気供給ハンダ接合
9:導電糸の長浮部
10:非導電糸(経糸)
11:緯糸(非導電糸)
12:LED実装テープ装着衣服

Claims (6)

  1. 複数の非導電糸が配列する経糸群内に、導電糸からなる2組の経糸が所定の間隔で配列して編織され、該導電糸が選択的に編織物の表面に露出した箇所にLED素子が接続されたテープであつて、テープ全体が柔軟性樹脂により被覆されていることを特徴とするLED実装テープ。
  2. 前記柔軟性樹脂はフィルムによるラミネート加工、または樹脂コーティング加工により編織物全体を被覆していることを特徴とする請求項1記載のLED実装テープ。
  3. 前記柔軟性樹脂がポリウレタン、またはシリコーンの透明性樹脂であることを特徴とする請求項1または2記載のLED実装テープ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のLED実装テープが柔軟性接着剤、または縫製により衣服に装着されていることを特徴とするLED実装テープ装着衣服。
  5. 前記柔軟性接着剤がホットメルト接着剤であること特徴とする請求項4記載のLED実装テープ装着衣服。
  6. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のLED実装テープが半光透過性衣服の内側に装着され、LEDの発光が衣服を通して透過できることを特徴とする請求項4ないし5記載のLED実装テープ装着衣服。
JP2014002413U 2014-05-12 2014-05-12 Led実装テープおよびそれを装着した衣服 Expired - Lifetime JP3192015U (ja)

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