JP3191358B2 - ダストモニタ - Google Patents

ダストモニタ

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JP3191358B2
JP3191358B2 JP30810691A JP30810691A JP3191358B2 JP 3191358 B2 JP3191358 B2 JP 3191358B2 JP 30810691 A JP30810691 A JP 30810691A JP 30810691 A JP30810691 A JP 30810691A JP 3191358 B2 JP3191358 B2 JP 3191358B2
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保 小幡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は環境大気における放射性
物質の監視に用いるダストモニタ、特に製作が容易でか
つ放射能濃度測定の精度を向上させることもできるモニ
タに関する。
【0002】
【従来の技術】図17は従来のダストモニタ1の構成説
明図で、図17における2は、図18に側面図を示した
モニタ本体2における気密ボックス22の蓋20を取り
外して示した図18におけるP矢視図である。そうして
図17及び図18において、3は巻紙状に巻いたリボン
状のろ紙4を装着する供給スプール、5はモータ6によ
りベルト7を介して駆動される巻取りスプールで、8は
図示のように配置されたローラ9,10及び11と各ス
プール3,5とモータ6及びベルト7とを備え、スプー
ル3に装着されたろ紙4を図示のようにしてスプール5
に巻き取るようにしたろ紙駆動機構である。12は図1
9及び図20に構成を示した集塵ヘッドで、ここに、図
19は図17におけるQ矢視図、図20は図19におけ
るR矢視図である。そうして、図17乃至図20におい
て、13は四角柱体状のヘッド本体、14は本体13の
一面13aに開口するように該本体13に設けた直方体
状凹部、15は凹部14と本体13の図示した面13b
との間に貫設した貫通孔で、16は一端が面13bに開
口し他端が面13aに開口するように形成した連通孔で
ある。17は凹部14の面13aにおける開口部14a
を塞ぐようにねじ18によってヘッド本体13に取り付
けられ、かつ開口部14aに対向する部分に多数の小孔
17aが貫設された平板状の多孔性部材、19は部材1
7と本体13との間の気密性が保たれるように開口部1
4aの周辺に配置したパッキンで、集塵ヘッド12はヘ
ッド本体13と部材17とねじ18及びパッキン19と
で構成されている。21aは上述のろ紙駆動機構8とろ
紙4と集塵ヘッド12とを収容した直方体状の筐体21
の底板、22は筐体21と蓋20とからなり、これら両
者間の気密性が図示していないパッキンによって保たれ
るようにして該両者が図示していない手段で固定された
気密ボックスである。
【0003】23はボックス22内において底板21a
に取り付けられ、かつ放射線検出器24の平面状放射線
入射窓24aが集塵ヘッド12の部材17における小孔
17aが設けられた領域17bに近接して対向するよう
にしてこの放射線検出器24を固定的に支持した検出器
支持部材で、この支持部材23及び検出器24のほかヘ
ッド12、駆動機構8もボックス22内に納められてい
て、部材23、ヘッド12及び駆動機構8はいずれもボ
ックス22外との気密性が確保されるようにして図示し
ていない手段で底板21aに固定されている。25,2
6は集塵ヘッド本体13における連通孔16,貫通孔1
5のそれぞれとボックス22外とを連通させるように底
板21aに貫設したいずれも配管接続口、27は試料空
気採取場所90と接続口25とを接続した第1配管、2
8は接続口26とこの接続口26から気体を吸引する吸
引ポンプ29とを接続しかつ途中に流量計30が挿入さ
れた第2配管で、上述したモニタ本体2は接続口25,
26が設けられた気密ボックス22とこのボックス22
内に収容された上述の各部とで構成されており、またダ
ストモニタ1はこのモニタ本体2と配管27,28と流
量計30とポンプ29とを備えたモニタである。そうし
てモニタ1においては、ろ紙駆動機構8によって長手方
向に移動させられるろ紙4が図20に示したように、集
塵ヘッド12の部材17と検出器24の放射線入射窓2
4aとの間を部材17の小孔17aが設けられた領域1
7bの全域を被うようにしてかつ該領域17bに極めて
接近して通過するように、関係各部が構成されている。
【0004】モニタ1においては各部が上述のように構
成されているので、ポンプ29を動作させると、試料空
気採取場所90から、試料空気31が配管27、連通孔
16、気密ボックス22の内部、ろ紙4、部材17、の
小孔17a、凹部14、貫通孔15、配管28を順次通
って吸引され、この結果空気31中の塵埃がろ紙4に捕
集されて、この捕集された塵埃から放射される放射線が
放射線検出器24によって検出される。すなわち、ダス
トモニタ1はこのようにして場所90付近の大気中にお
ける放射性物質の監視を行う装置であって、上述した流
量計30は放射線検出器24による放射線検出結果と流
量計30による空気31の流量測定値とから空気31の
単位容積当りの放射性物質の量で定義される放射能濃度
を求め得るようにするために設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】モニタ1は上述のよう
にして放射性物質の監視を行うので気密ボックス22の
内部と外部との間の気密性が充分に確保される必要があ
り、このためモニタ本体2においては、気密ボックス2
2内の収容物の筐体底板21aへの取付部や筐体21と
蓋20との間において上述した気密処理が施されている
が、この場合気密処理を要する箇所が多いので、モニタ
本体2の製作が面倒でかつ該本体2の気密性の検査に手
間がかかるという問題点があり、またモニタ1の場合ろ
紙駆動機構8の保守を行うためボックス22の蓋20を
開かなければならず、この結果モニタ1の放射性物質監
視動作が中断されるので、モニタ1には駆動機構8の保
守がやり難いという問題点もある。そうして、さらに、
モニタ1においては上記監視動作中ボックス22内が外
気に対して負圧になるのでこの外気がボックス22内へ
侵入し勝ちで、したがって、モニタ1には上述のように
して求める放射能濃度の測定値が不正確になり易いとい
う問題点もある。本発明の目的は、ろ紙が通過する集塵
ヘッドと放射線検出器との間の部分のみを外気が侵入す
ることのない気密室とすることによって上述の気密ボッ
クス22を不要にし、この結果気密処理を要する箇所が
少なくなって、モニタの製作が容易になるようにし、か
つ該モニタにおける要部の気密性検査に手間がかからな
いようにし、かつろ紙駆動機構8の保守がやり易くなる
ようにすることにある。そうして、また、上記気密室の
傍に該気密室におけるよりも低い圧力を呈する第2気密
室を設けて外気が気密室に侵入することを防止し、かつ
気密室を貫流する気体の流量のみを測定するようにして
上述した放射濃度の測定値の精度向上が図れるようにす
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明においては、開渠状の凹部と、
この凹部の上流側と下流側とのそれぞれにおいて該凹部
に設けた都合二個のせき状弾性部材と、前記凹部の長さ
方向とリボン状のろ紙の長手方向とが平行になるように
して前記凹部を被った前記ろ紙とで取り囲まれた第1室
と、側壁の一部に平らな多孔性開口部が設けられかつこ
の開口部が前記ろ紙の前記第1室を形成する部分の一部
分に接するように前記ろ紙の前記第1室の側とは反対側
に配置された第2室と、平面状放射線入射窓が前記ろ紙
に近接しかつ前記ろ紙を介して前記第2室の前記開口部
に対向するように前記凹部の底部に貫設した前記放射線
入射窓を有する放射線検出器と、前記第1室に試料空気
を導入する第1流路と、前記第1室から前記ろ紙、前記
開口部を順次通って前記第2室に流入した前記試料空気
を排出する第2流路とが設けられ、前記弾性部材のそれ
ぞれが前記第2室を形成しかつ前記ろ紙に接する第2室
形成部材に前記ろ紙を前記弾性部材が形成したせきの長
さの全域にわたって一様に押圧するようにした集塵ヘッ
ドと、前記ろ紙を前記長手方向に移動させるろ紙駆動機
構と、試料空気採取場所と前記第1流路とを接続する第
1配管と、前記第2流路と吸引ポンプとを接続する第2
配管と、前記吸引ポンプとが設けられ、この吸引ポンプ
によって前記試料空気を前記試料空気採取場所から前記
第1配管、前記第1流路、前記第1室、前記第2室、前
記第2流路、前記第2配管を順次通して吸引する試料空
気吸引機構とを備えたダストモニタにおいて、集塵ヘッ
ドにおける弾性部材ごとに凹部内の第1室から離された
位置に前記弾性部材と同じ機能を有する一個のせき状副
弾性部材を設け、かつ前記副弾性部材とこの副弾性部材
に隣る前記弾性部材とろ紙と前記凹部とで取り囲まれた
都合二個所の空所の各々における気体を排出する都合2
個の第3流路を前記集塵ヘッドに設け、かつ試料空気吸
引機構における第2配管の途中に流量計のみからなるか
または前記流量計を含む流路抵抗を挿入し、かつ前記両
第3流路をまとめて前記流路抵抗の下流側の前記第2配
管に接続するものとする。また、請求項2に係る発明に
おいては、開渠状の凹部と、この凹部の上流側と下流側
とのそれぞれにおいて該凹部に設けた都合二個のせき状
弾性部材と、前記凹部の長さ方向とリボン状のろ紙の長
手方向とが平行になるようにして前記凹部を被った前記
ろ紙とで取り囲まれた第1室と、側壁の一部に平らな多
孔性開口部が設けられかつこの開口部が前記ろ紙の前記
第1室を形成する部分の一部分に接するように前記ろ紙
の前記第1室の側とは反対側に配置された第2室と、平
面状放射線入射窓が前記ろ紙に近接しかつ前記ろ紙を介
して前記第2室の前記開口部に対向するように前記凹部
の底部に貫設した前記放射線入射窓を有する放射線検出
器と、前記第1室に試料空気を導入する第1流路と、前
記第1室から前記ろ紙、前記開口部を順次通って前記第
2室に流入した前記試料空気を排出する第2流路とが設
けられ、前記弾性部材のそれぞれが前記第2室を形成し
かつ前記ろ紙に接する第2室形成部材に前記ろ紙を前記
弾性部材が形成したせきの長さの全域にわたって一様に
押圧するようにした集塵ヘッドと、前記ろ紙を前記長手
方向に移動させるろ紙駆動機構と、試料空気採取場所と
前記第1流路とを接続する第1配管と、前記第2流路と
吸引ポンプとを接続する第2配管と、前記吸引ポンプと
が設けられ、この吸引ポンプによって前記試料空気を前
記試料空気採取場所から前記第1配管、前記第1流路、
前記第1室、前記第2室、前記第2流路、前記第2配管
を順次通して吸引する試料空気吸引機構と前記ろ紙と第
2室形成部材との間に設けられ、弾性部材によりろ紙を
介して働く押圧力をこの押圧力が働く領域の全域にわた
って支える第2弾性部材とを備えたダストモニタにおい
て、集塵ヘッドにおける弾性部材ごとに凹部内の第1室
から離れた位置に前記弾性部材と同じ機能を有する一個
のせき状副弾性部材を設け、かつ前記副弾性部材により
ろ紙を介して働く押圧力をこの押圧力が働く領域の全域
にわたって支える第2副弾性部材を前記ろ紙と第2室形
成部材との間に設け、かつ前記第2副弾性部材とこの第
2副弾性部材に隣る第2弾性部材と前記ろ紙と前記第2
室形成部材とで取り囲まれた都合二個所の第2空所の各
々における気体を排出する都合二個の第4流路を前記集
塵ヘッドに設け、かつ試料空気吸引機構における第2配
管の途中に流量計のみからなるかまたは前記流量計を含
む流路抵抗を挿入し、かつ前記両第4流路をまとめて前
記流路抵抗の下流側の前記第2配管に接続するものとす
る。
【0007】
【作用】上記のように構成すると、いずれのダストモニ
タの場合にも、ろ紙駆動機構等を収容する上述の気密ボ
ックスが不要であって、この結果気密処理を要する箇所
が従来モニタにおけるよりもはるかに少なくなりかつろ
紙駆動機構や集塵ヘッドを大気開放場所に設置し得るこ
とが明らかであるから、製作が容易で、かつ要部の気密
性の検査に手間がかからず、かつろ紙駆動機構の保守が
やり易いダストモニタが得られる。そうして、請求項1
の発明では、集塵ヘッドに第3流路を設けており、流路
抵抗のために空所の圧力が第1室の圧力よりも低くなっ
て第1室へ外気が侵入することが防止され、かつ第1室
を貫流する試料空気のみが流量計を通過して空所に侵入
した外気が流量計を通過することはないので、放射能濃
度の測定精度の向上が図れるダストモニタが得られる。
また、請求項2の発明では、弾性部材と第2弾性部材と
でろ紙を挟むようにしており、第2弾性部材が設けられ
ていないダストモニタの場合に比べて、ろ紙と第2室形
成部材との間の気密性を第2弾性部材によって向上させ
ることができるので、前者の場合後者の場合よりも外気
が第2室に侵入し難くなって、後者の場合におけるより
も高い精度で放射能濃度を測定し得るダストモニタが得
られる。そうして、さらに、集塵ヘッドに第4流路を設
けており、流路抵抗のために第2空所及び副弾性部材と
この副弾性部材に隣る弾性部材とろ紙と凹部とで取り囲
まれた空所の各圧力がいずれも第1室及び第2室の各圧
力よりも低くなってこれら両室へ外気が侵入することが
防止され、かつ第1室を貫流する試料空気のみが流量計
を通過して第2空所及び上記空所に侵入した外気が流量
計を通過することはないので、より高い精度で放射能濃
度を測定し得るダストモニタが得られる。
【0008】
【実施例】図5は本発明第1実施例のベースとなるダス
トモニタ32の基本構成を説明するための図で、本図の
図17と異なる所は気密ボックス22の筐体21が設け
られていないことと、集塵ヘッド12にかえて集塵ヘッ
ド33が設けられていてこのヘッド33内に放射線検出
器24が取り付けられていることである。そうして、こ
の集塵ヘッド33及び検出器24は図1乃至図5に示し
たように構成されていて、図1はヘッド33の要部の縦
断側面図、図2は図1におけるA−A視図、図3は図1
におけるS矢視図、図4は図1におけるD−D断面図
で、図1は図2におけるB−B断面図である。
【0009】さて、図1乃至図4において、34は、円
筒35の一端に方形のフランジ36が取り付けられた形
状の第1部材37と図示した固定部38とからなり、こ
の部材38によって円筒35内に円柱状の放射線検出器
24を固定的に支持した検出器支持部材で、39は、そ
の一面39a側に深さがH1で幅がWの大きい方形状凹
部40と、この凹部40からその側方に突出するように
した同じく深さH1の小さい方形状凹部41と、両凹部
40,41を取り囲むようにした方形のOリング溝42
とが設けられており、さらに凹部40の底面にH2の深
さに形成されかつ開口部が円形の金網43で被われた円
柱状の凹部44が設けられていて、面39aが第1部材
37のフランジ36の上面36aに溝42に収めたOリ
ング45を介して当接するようにして図示していない手
段でフランジ36に固定されることによって、部材37
との間に、フランジ上面36aを底面としかつ開口部が
金網43と凹部40の底面とで被われた深さH1、幅W
の開渠状凹部46が形成されるようにした方形厚板状の
第2部材である。そうしてこの第2部材39とフランジ
36とは等しい平面寸法の方形に形成されている。47
は部材39の図示した側面39bと円柱状凹部44との
間に設けた貫通孔としての第2流路、48は一端が部材
39の側面39bに開口し他端が凹部41の底面に開口
するようにしたL字状の連通孔、49,49は部材39
において対向する図示した両側面39c,39dの各々
と凹部40との間に貫設した図示したWの寸法を有する
いずれもスリットで、50,50は放射線検出器24を
挟むように開渠状凹部46の上流側と下流側とのそれぞ
れにおいて該凹部46をせき止めるように該凹部46に
設けたいずれもせき状弾性部材としての図1図示の断面
形状を有する細長い板ばねである。
【0010】そうして、この場合、図5に示したろ紙駆
動機構8によって長手方向に移動させられるろ紙4が上
述した凹部40及びスリット49の各寸法Wよりも僅か
に狭い幅に形成されており、かつこのろ紙4が図1にお
ける右側のスリット49を通って凹部46内に入った後
凹部40の底面及び金網48に接触しつつ移動して、換
言すれば凹部46を被いつつ移動して、しかる後図1に
示した左側のスリット49を通って部材39外へ出るよ
うに関係各部が構成されていて、また、フランジ上面3
6aとの間が気密になるようにして図示していない手段
で該上面36aに固定された板ばね50が、凹部40の
底面にろ紙を板ばね50の全長にわたって一様に押圧す
るようにも構成されている。51は開渠状凹部46と二
個の板ばね50,50と凹部46を被うろ紙4の部分と
で取り囲まれた第1室、52は円柱状凹部44と金網4
3とからなり、多孔性開口部としての金網43がろ紙4
の第1室51を形成する部分の一部分に接するようにし
てろ紙4の室51の側とは反対側に配置された第2室
で、この場合、放射線検出器24の放射線入射窓24a
がろ紙4に近接しかつこのろ紙4を介して金網43で被
われた凹部44の開口部に対向するように、検出器24
が配置されている。53はL字状連通孔48と小さい方
形凹部41とからなり、第2部材39外の外気を第1室
51に導く第1流路で、上述した集塵ヘッド33は、ろ
紙4を除く図1乃至図4に示した各部を備えた、前述の
ダストモニタ32の構成要素である。
【0011】図5においては集塵ヘッド33が上述のよ
うに構成されているが、さらに、試料空気採取場所90
に一端が配置された第1配管27の他端が集塵ヘッド3
3の第2部材39における側面39bに設けた連通孔4
8の開口部に図示していない手段で接続され、また、一
端が流量計30を介して吸引ポンプ29に接続された第
2配管28の他端が前記側面39bに設けた第2流路4
7の開口部に図示していない手段で接続されている。故
に、ポンプ29を動作させると採取場所90から試料空
気31が配管27、第1流路53、第1室51、ろ紙
4、第2室52、第2流路47、配管28を順次通って
吸引され、この結果空気31中の塵埃がろ紙4に捕集さ
れてこの塵埃から放射される放射線が検出器24で検出
される。図5における54は配管27及び28とポンプ
29と流量計30とが設けられ、上述のように試料空気
31を吸引する試料空気吸引機構である。図5に示した
ダストモニタ32は上述のように構成されていて前述の
気密ボックス22を要しないモニタであることは明らか
で、したがって、このモニタ32は、気密処理を要する
箇所が図17に示したモニタ1におけるよりもはるかに
少なくかつろ紙駆動機構8や集塵ヘッド33を大気開放
場所に設置し得るので、製作が容易で、かつ要部の気密
性の検査は手間がかからず、かつ上記機構8の保守がや
り易いダストモニタであるということになる。
【0012】図6は本発明第1実施例としてのダストモ
ニタ55の構成説明図、図7は図6に示した集塵ヘッド
56における要部の縦断側面図、図8は図7におけるA
−A視図で、図7は図8におけるB−B断面図である。
そうして、図6は図5に対応した図、図7は図1に対応
した図、図8は図2に対応した図である。そうして、図
6乃至図8の図1、図2、図5と異なるところは、板ば
ね50,50の各々ごとに、開渠状凹部46内の第1室
51から離れた位置、つまり室51を形成する板ばね5
0よりも外側の凹部46内の位置に、ばね50と同じ形
状・寸法の板ばね57が凹部46をせき止めるようにし
てフランジ上面36aに気密に固定されていて、これら
都合二個の板ばね57,57もそれぞれその全長にわた
って一様にろ紙4を第2部材39における凹部40の底
面に押圧するように構成されていることと、板ばね57
とこのばね57に隣る板ばね50とろ紙4と開渠状凹部
46とで取り囲まれた都合2箇所の空所58,58の各
々における気体を排出するように、部材39における凹
部40から凹部41が突出したのと同じ方向に突出した
ように形成した深さH1の切り欠き状凹部59と、この
凹部59と部材39の一面39aに対向した面39eと
の間に貫設した貫通孔60とからなる都合二個の第3流
路61,61が集塵ヘッド56に設けられていること
と、流量計30とポンプ29との間の第2配管28に流
路抵抗62が挿入されていることと、両第3流路61,
61をまとめて流路抵抗62とポンプ29との間の第2
配管28に接続する第3配管63が設けられていること
である。ダストモニタ55は上述のように構成されてい
るので、このモニタ55が図5に示したモニタ32と同
様な利点を有するものであることは明らかであるが、さ
らに、このモニタ55の場合、流量計30と流路抵抗6
2とによる配管28における圧損のために集塵ヘッド5
6における空所58内の圧力が第1室51の圧力よりも
低くなってヘッド56外から外気が室51へ侵入するこ
とが防止され、かつ室51を貫流する試料空気31のみ
が流量計30を通過して空所58に侵入した外気が流量
計30を通過することはないので、モニタ32の場合よ
りも高い精度で放射能濃度を測定し得ることになる。な
お、モニタ55においては、流量計30の圧損が大きい
場合流路抵抗62は省略して差し支えないものである。
【0013】図9は本発明第2実施例のベースとなるダ
ストモニタ64の基本構成を説明するための図、図10
は図9に示した集塵ヘッド65における要部の縦断側面
図、図11は図10におけるA−A視図、図12は図1
0におけるC−C視図で、図9は図5に対応した図、図
10は図1に対応した図、図11は図2に対応した図で
ある。そうして、図9乃至図12においては、図1乃至
図5におけるものと同じものまたは同じ機能を有するも
のに図1乃至図5の場合と同じ符号がつけてある。さ
て、図9乃至図12において、66は、フランジ上面6
9aに深さH3、幅Wの開渠状凹部67とこの凹部67
の側方に突出した深さH3の方形小凹部68とが設けら
れた方形のフランジ69と、このフランジ69が一端に
気密に固定された円筒35と、この円筒35内において
該円筒35に挿入された放射線検出器24を固定するよ
うにした固定部材38とからなる検出器支持部材、7
0,70は検出器24を挟むようにして凹部67の上流
側と下流側とのそれぞれにおいて該凹部67にこの凹部
67の底部に気密に接触するように設けたせき状弾性部
材としてのいずれも円柱状ゴム製ローラである。そうし
て、71はその一面71aがフランジ上面69aに当接
するようにして図示していない手段でフランジ69に固
定された該フランジ69と同じ平面状寸法の方形厚板状
第3部材で、72,72は部材71の面71a側に図示
したように対向するように設けた深さH4、幅Wのいず
れも方形凹部、73は両凹部72,72の間の部材71
の部分の面71aに対向する部材71の面71bの側に
設けた円柱状凹部、74は凹部73の開口部を気密に塞
いだ蓋である。凹部73の底部にはこの場合部材71の
面71aに達する多数の小孔75が貫設されている。
【0014】76は部材71の図示した側面71cと凹
部73の側壁との間に貫設した第2流路、77は部材面
71a,71Cのそれぞれに各端部が開口するようにし
たL字状連通孔、78,78は部材71の凹部72,7
2のそれぞれにおいて凹部72の底部に気密に接触する
ように設けたいずれもローラ70に等しい長さを有する
円柱状のゴム製ローラで、集塵ヘッド65においては、
上述のようにして第3部材71とフランジ69とを固定
した状態では、図10に示したように検出器24の放射
線入射窓24aが部材71の凹部73の底部に接近して
対向することになり、かつ部材71の面71aにおける
連通孔77の開口部がフランジ69の凹部68に対向す
ることになり、かつろ紙駆動機構8の作用で引きのばさ
れたろ紙4が相対向するローラ70,78間に気密に挟
みつけられた状態になり、かつろ紙4が前記の状態で駆
動機構8によって部材面71aに接触しつつ部材71と
フランジ69との間を移動し得るように関係各部が構成
されている。そうして、この場合、ローラ70のろ紙4
を介して部材71に向けて働く押圧力をこの押圧力が働
く領域の全域にわたって支えるようにローラ78が配置
されている。また、モニタ64においては、第1配管2
7が第3部材71の連通孔77に接続され、第2配管2
8が部材71の第2流路76に接続されている。図10
の79は連通孔77とフランジ69の凹部68とからな
り、配管27によって導かれた試料空気31をフランジ
69の開渠状凹部67とローラ70,70と凹部67を
被ったろ紙4とで取り囲まれた第1室80に導入する第
1流路である。
【0015】ダストモニタ64は上述のように構成され
ているので、このモニタ64が図5に示したモニタ32
と同様な利点を有することは明らかであるが、さらに、
このモニタ64の場合、モニタ32に比べてろ紙4と第
3部材71との間の気密性がローラ78のために良くな
っていてこの結果外気が第1室80や凹部73内に入り
難いので、モニタ32におけるよりも高い精度で放射能
濃度を測定し得る利点がある。なお、モニタ64におい
ては、集塵ヘッド65におけるろ紙4の入口スリット6
5a、出口スリット65bの各長さを長くすることによ
ってW以上の幅を有するろ紙4を使用してもよい。ま
た、ローラ70,78のかわりに前述した板ばね50の
ような板ばねを使用してもよい。
【0016】図13は本発明第2実施例としてのダスト
モニタ81の構成説明図、図14は図13に示した集塵
ヘッド82における要部の縦断側面図、図15は図14
におけるA−A視図で、図16は図14におけるC−C
視図である。そうして、図13は図9に対応した図、図
14は図10に対応した図、図15は図11に対応した
図、図16は図12に対応した図で、図13乃至図16
においては、図9乃至図12におけるものと同じものま
たは同じ機能を有するものには図9乃至図12の場合と
同じ符号がつけてある。さて、図13乃至図16におい
て、83,83はフランジ69における開渠状凹部67
内の第1室80から離れた位置、つまり室80を形成す
るローラ70よりも外側の凹部67内の位置にあってか
つ室80の両側のそれぞれにおいて凹部67をせき止め
るようにしかつ凹部67の底部に気密に接触するように
設けた、ローラ70と同じ太さ及び長さを有するいずれ
も円柱状ゴム製ローラ、84,84は、図10における
と同様に第3部材71とフランジ69とを固定した状態
で、ローラ70,78間に挟みつけられたろ紙4が再び
上述のローラ83と共に気密に挟みつけられることにな
りかつ部材71における凹部72の底面とも気密に接触
するように該凹部72内に設けた、ローラ83に等しい
長さとローラ78に等しい太さとを有するいずれも円柱
状コム製ローラ、85,85は図14の状態でローラ8
4とこのローラ84に隣るローラ78とろ紙4と部材7
1とで取り囲まれた都合二箇所の第2空所86,86の
各々における気体を排出するように、該第2空所86内
の部材71の部分と該部材の面71bとの間に貫設した
第4流路で、ダストモニタ81においては、図6に示し
た第3配管63が両第4流路85,85をまとめて流路
抵抗62とポンプ29との間の配管28に接続してい
る。
【0017】モニタ81は上述のように構成されている
ので、このモニタ81が図9に示したモニタ64と同様
な利点を有することは明らかであるが、さらに、このモ
ニタ81の場合、流量計30と流路抵抗62とによる配
管28における圧損のために、集塵ヘッド82における
第2空所86及びローラ83とこのローラ83に隣るロ
ーラ70とろ紙4とフランジ69とで取り囲まれた空所
87の各圧力がいずれも第1室80及び部材71におけ
る凹部73と蓋74とで形成された第2室88の各圧力
よりも低くなってこれら両室にヘッド82外から外気が
侵入することが防止され、かつ室80を貫流する試料空
気31のみが流量計30を通過して両空所86,87に
侵入した外気が流量計30に流入することはないので、
モニタ81によれば上述したいずれのダストモニタにお
けるよりも高い精度で放射能濃度の測定が行えることに
なる。なお、モニタ81においては、図6のモニタ55
の場合と同様に流量計30の圧損が大きければ流路抵抗
62を省略してもよく、またローラ70,78,83,
84をすべて前述の板ばね50のような板ばねとしても
よい。
【0018】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
によれば、ろ紙駆動機構等を収容する上述の気密ボック
スが不要であって、この結果気密処理を要する箇所が従
来モニタにおけるよりもはるかに少なくなりかつろ紙駆
動機構や集塵ヘッドを大気開放場所に設置し得ることか
ら、製作が容易で、かつ要部の気密性の検査に手間がか
からず、かつろ紙駆動機構の保守がやり易いダストモニ
タが得られることになって、したがって、経済的に製作
することができかつ取り扱いの容易なダストモニタが得
られる効果がある。とくに、請求項1の発明よれば、集
塵ヘッドに第3流路を設けており、流路抵抗のために空
所の圧力が第1室の圧力よりも低くなって第1室へ外気
が侵入することが防止され、かつ第1室を貫流する試料
空気のみが流量計を通過して空所に侵入した外気が流量
計を通過することはないので、放射能濃度の測定精度の
向上が図れるダストモニタが得られることになって、し
たがって、放射性物質の監視の信頼度が向上する効果が
ある。また、請求項2の発明によれば、弾性部材と第2
弾性部材とでろ紙を挟むようにしており、第2弾性部材
が設けられていないダストモニタの場合に比べて、ろ紙
と第2室形成部材との間の気密性を第2弾性部材によっ
て向上させることができるので、前者の場合後者の場合
よりも外気が第2室に侵入し難くなって、後者の場合に
おけるよりも高い精度で放射能濃度を測定し得るダスト
モニタが得られることになり、この結果、放射性物質の
監視の信頼度が後者の場合よりも高くなる効果がある。
そうして、さらに、集塵ヘッドに第4流路を設けてお
り、流路抵抗のために第2空所及び副弾性部材とこの副
弾性部材に隣る弾性部材とろ紙と凹部とで取り囲まれた
空所の各圧力がいずれも第1室及び第2室の各圧力より
も低くなってこれら両室へ外気が侵入することが防止さ
れ、かつ第1室を貫流する試料空気のみが流量計を通過
して第2空所及び上記空所に侵入した外気が流量計を通
過することはないので、より高い精度で放射能濃度を測
定し得るダストモニタが得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例のベースとなるダストモニタ
の要部縦断側面図
【図2】図1におけるA−A視図
【図3】図1におけるS矢視図
【図4】図1におけるD−D断面図
【図5】本発明第1実施例のベースとなるダストモニタ
の構成を説明するための図
【図6】本発明第1実施例の構成説明図
【図7】図6における要部の縦断側面図
【図8】図7におけるA−A視図
【図9】本発明第2実施例のベースとなるダストモニタ
の構成を説明するための図
【図10】図9における要部の縦断側面図
【図11】図10におけるA−A視図
【図12】図10におけるC−C視図
【図13】本発明第2実施例の構成説明図
【図14】図13における要部の縦断側面図
【図15】図14におけるA−A視図
【図16】図14におけるC−C視図
【図17】従来のダストモニタの構成説明図
【図18】図17におけるモニタ本体の側面図
【図19】図17における集塵ヘッドの図17における
Q矢視図
【図20】図19におけるR矢視図
【符号の説明】
4 ろ紙 8 ろ紙駆動機構 24 放射線検出器 24a 放射線入射窓 27 第1配管 28 第2配管 29 吸引ポンプ 30 流量計 32 ダストモニタ 33 集塵ヘッド 39 第2部材(第2室形成部材) 43 金網(多孔性開口部) 46 凹部(開渠状凹部) 47 第2流路 50 板ばね(弾性部材) 51 第1室 52 第2室 53 第1流路 54 試料空気吸引機構 55 ダストモニタ 56 集塵ヘッド 57 板ばね(副弾性部材) 58 空所 61 第3流路 64 ダストモニタ 65 集塵ヘッド 67 開渠状凹部 70 ローラ(弾性部材) 76 第2流路 78 ローラ(第2弾性部材) 79 第1流路 80 第1室 81 ダストモニタ 82 集塵ヘッド 83 ローラ(副弾性部材) 84 ローラ(第2副弾性部材) 85 第4流路 86 第2空所 87 空所 88 第2室 90 試料空気採取場所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−75284(JP,A) 特開 平4−290986(JP,A) 実開 昭57−54074(JP,U) 実開 昭63−41744(JP,U) 実開 昭56−126544(JP,U) 実開 昭57−4772(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01T 1/167 G01N 1/02 G01T 7/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開渠状の凹部と、この凹部の上流側と下流
    側とのそれぞれにおいて該凹部に設けた都合二個のせき
    状弾性部材と、前記凹部の長さ方向とリボン状のろ紙の
    長手方向とが平行になるようにして前記凹部を被った前
    記ろ紙とで取り囲まれた第1室と、 側壁の一部に平らな多孔性開口部が設けられかつこの開
    口部が前記ろ紙の前記第1室を形成する部分の一部分に
    接するように前記ろ紙の前記第1室の側とは反対側に配
    置された第2室と、 平面状放射線入射窓が前記ろ紙に近接しかつ前記ろ紙を
    介して前記第2室の前記開口部に対向するように前記凹
    部の底部に貫設した前記放射線入射窓を有する放射線検
    出器と、 前記第1室に試料空気を導入する第1流路と、 前記第1室から前記ろ紙、前記開口部を順次通って前記
    第2室に流入した前記試料空気を排出する第2流路とが
    設けられ、 前記弾性部材のそれぞれが前記第2室を形成しかつ前記
    ろ紙に接する第2室形成部材に前記ろ紙を前記弾性部材
    が形成したせきの長さの全域にわたって一様に押圧する
    ようにした集塵ヘッドと、 前記ろ紙を前記長手方向に移動させるろ紙駆動機構と、 試料空気採取場所と前記第1流路とを接続する第1配管
    と、前記第2流路と吸引ポンプとを接続する第2配管
    と、前記吸引ポンプとが設けられ、この吸引ポンプによ
    って前記試料空気を前記試料空気採取場所から前記第1
    配管、前記第1流路、前記第1室、前記第2室、前記第
    2流路、前記第2配管を順次通して吸引する試料空気吸
    引機構とを備えたダストモニタにおいて、 集塵ヘッドにおける弾性部材ごとに凹部内の第1室から
    離された位置に前記弾性部材と同じ機能を有する一個の
    せき状副弾性部材を設け、 かつ前記副弾性部材とこの副弾性部材に隣る前記弾性部
    材とろ紙と前記凹部とで取り囲まれた都合二個所の空所
    の各々における気体を排出する都合2個の第3流路を前
    記集塵ヘッドに設け、 かつ試料空気吸引機構における第2配管の途中に流量計
    のみからなるかまたは前記流量計を含む流路抵抗を挿入
    し、 かつ前記両第3流路をまとめて前記流路抵抗の下流側の
    前記第2配管に接続したことを特徴とするダストモニ
    タ。
  2. 【請求項2】開渠状の凹部と、この凹部の上流側と下流
    側とのそれぞれにおいて該凹部に設けた都合二個のせき
    状弾性部材と、前記凹部の長さ方向とリボン状のろ紙の
    長手方向とが平行になるようにして前記凹部を被った前
    記ろ紙とで取り囲まれた第1室と、 側壁の一部に平らな多孔性開口部が設けられかつこの開
    口部が前記ろ紙の前記第1室を形成する部分の一部分に
    接するように前記ろ紙の前記第1室の側とは反対側に配
    置された第2室と、 平面状放射線入射窓が前記ろ紙に近接しかつ前記ろ紙を
    介して前記第2室の前記開口部に対向するように前記凹
    部の底部に貫設した前記放射線入射窓を有する放射線検
    出器と、 前記第1室に試料空気を導入する第1流路と、 前記第1室から前記ろ紙、前記開口部を順次通って前記
    第2室に流入した前記試料空気を排出する第2流路とが
    設けられ、 前記弾性部材のそれぞれが前記第2室を形成しかつ前記
    ろ紙に接する第2室形成部材に前記ろ紙を前記弾性部材
    が形成したせきの長さの全域にわたって一様に押圧する
    ようにした集塵ヘッドと、 前記ろ紙を前記長手方向に移動させるろ紙駆動機構と、 試料空気採取場所と前記第1流路とを接続する第1配管
    と、前記第2流路と吸引ポンプとを接続する第2配管
    と、前記吸引ポンプとが設けられ、この吸引ポンプによ
    って前記試料空気を前記試料空気採取場所から前記第1
    配管、前記第1流路、前記第1室、前記第2室、前記第
    2流路、前記第2配管を順次通して吸引する試料空気吸
    引機構と前記ろ紙と第2室形成部材との間に設けられ、
    弾性部材によりろ紙を介して働く押圧力をこの押圧力が
    働く領域の全域にわたって支える第2弾性部材とを備え
    たダストモニタにおいて、 集塵ヘッドにおける弾性部材ごとに凹部内の第1室から
    離れた位置に前記弾性部材と同じ機能を有する一個のせ
    き状副弾性部材を設け、 かつ前記副弾性部材によりろ紙を介して働く押圧力をこ
    の押圧力が働く領域の全域にわたって支える第2副弾性
    部材を前記ろ紙と第2室形成部材との間に設け、かつ前
    記第2副弾性部材とこの第2副弾性部材に隣る第2弾性
    部材と前記ろ紙と前記第2室形成部材とで取り囲まれた
    都合二個所の第2空所の各々における気体を排出する都
    合二個の第4流路を前記集塵ヘッドに設け、 かつ試料空気吸引機構における第2配管の途中に流量計
    のみからなるかまたは前記流量計を含む流路抵抗を挿入
    し、 かつ前記両第4流路をまとめて前記流路抵抗の下流側の
    前記第2配管に接続したことを特徴とするダストモニ
    タ。
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