JP3191202B2 - 滅菌鉗子立てカバー - Google Patents

滅菌鉗子立てカバー

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JP3191202B2
JP3191202B2 JP20403496A JP20403496A JP3191202B2 JP 3191202 B2 JP3191202 B2 JP 3191202B2 JP 20403496 A JP20403496 A JP 20403496A JP 20403496 A JP20403496 A JP 20403496A JP 3191202 B2 JP3191202 B2 JP 3191202B2
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淳雄 南
貢一 細野
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株式会社東京アセプティック
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外科手術及び予後の手
当て等に使用する鉗子類の滅菌用の滅菌袋と、鉗子立て
容器に使用する滅菌処理した鉗子立てカバーに関し、特
に上記鉗子立てカバーの装着及び該カバーへの鉗子類の
移載処理に関しアセプティック.テクニーク(無菌手
技)に準拠する取り扱いを可能とすべく、前記滅菌袋と
鉗子立てカバーを共用した滅菌鉗子立てカバーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来は、滅菌処理した鉗子立て容器と、
同じく滅菌処理した鉗子類を予め用意し、使用に際して
それらを個別に取出し前記鉗子立て容器に鉗子類を投入
使用していたが、嵩のかさむ鉗子立て容器の滅菌処理
が、設備の点から台漁野滅菌処理は不可能で、従って能
率的にもコスト的にも問題があり、その対策が強く望ま
れていた。
【0003】そこで、本発明者は上記問題解決のため、
実公開平6−74110号公報に開示の発明により、そ
れまで行なってきた鉗子立て容器の滅菌処理を止め未処
理のまま使用し、代わりに図4に示す鍔付き子袋より構
成し該子袋を滅菌処理をした鉗子立てカバーを使用する
ようにしたもので、鉗子立てカバーである鍔付き子袋は
図4に示すように折畳み可能の不透水性部材よりなる先
細状の袋50の口52を外側に折り返して折り返し鍔5
3の鍔付き状態に構成してある。使用に際しては、滅菌
袋を介して滅菌処理をした鉗子立てカバー50に対し、
投入鉗子類の接触部位である該カバー50の折り返し鍔
53よりその頂部である折り返し点56を含む内部に
は、接触による雑菌の汚染を防止すべく指先を揃えて掌
手を表にして鍔53の裏側の折り返し部位に挿入し、図
のように鉗子立て容器54に鉗子立てカバーの先端の袋
先端より挿入し、外縁55に鍔53で挟持するようにし
て装着している。上記のように、投入する鉗子類と滅菌
処理をしてない鉗子立て容器の間に、滅菌済み鉗子立て
カバーを介在させることにより、雑菌による汚染を防止
するようにして、これまでの非能率的な鉗子立て容器及
び鉗子類の取り扱いに関する改善提案をしている。
【0004】しかし、滅菌済みの上記鉗子立てカバーを
使用して滅菌済みの鉗子類を雑菌類の付着したままの滅
菌処理をしてない鉗子立て容器に、前記アセプティッ
ク.テクニークに準拠する取り扱いより投入する場合
は、従来は下記手続きを介して行なっている。則ち、 1)、予め、1個ずつ個別に鍔口を滅菌袋の開口部に向
け挿入密閉後該滅菌袋を介して多数個の滅菌を同時に行
なって置く。 2)、同様に、所用の鉗子類を組み別に分別して別別の
滅菌袋を介して多数組の滅菌を行なう。 3)、使用に際しては、 a、滅菌済みの鉗子立てカバーの滅菌袋を開封して同鉗
子立てカバーの鍔の裏側に指先を揃え掌を表側にして挿
入支持し、図4に示すように、鉗子立てカバーの袋状先
端部位50aより鉗子立て容器54内に挿入するととも
に、前記折り返し鍔53で鉗子立て容器の外縁55を覆
うようにして装着し、鉗子立てカバーの鍔53により鉗
子立てカバー50の内側に対し雑菌汚染を皆無としたも
のである。 b、ついで、別の鉗子類を内蔵し滅菌済みの滅菌袋を底
部より開封し該滅菌袋を介して鉗子類を把持して、上記
鉗子立て容器に装着した鉗子立てカバー内に雑菌による
汚染をさせることなく挿入投入する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、鉗子立
てカバーの使用により、嵩のかさばる鉗子立て容器その
もの非効率的な滅菌処理の手数から免れることはできた
が、なお使用に際しての、前記第3項a、bに記載した
ように、外部からの雑菌汚染を皆無にするため、鉗子立
てカバーの装着及び鉗子類の挿入作業は慎重に行なう必
要があり、また滅菌袋を鉗子立てカバーと鉗子類のため
に個別用意する必要があり、無駄を省く意味からもなん
らかの対策が望まれている。
【0006】 本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、前記鉗子立てカバーの滅菌のための減菌袋の使用を
省略するとともに、使用開始に先立ちなされた鉗子立て
カバーへの鉗子類の移し替え投入を省略して、使用時に
先たって行なわれる諸作業において外部よりの雑菌汚染
の恐れのある機会を削減することを目的としたものであ
る。
【0007】 そこで、本発明の請求項1、請求項2記載
の発明は、 鉗子立てカバーと鉗子類の滅菌袋を共用でき
る構成とし、且つ従来行なわれた滅菌済み鉗子立てカバ
ーの鉗子立て容器への煩雑な装着作業を皆無とした、滅
菌鉗子立てカバーの提供を目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】 請求項1記載の発明は、
滅菌可能で、柔軟且つ折畳み可能の少なくとも不透水性
材料よりなる平型先細状袋において、両サイドに設けた
切り込みにより表裏に相対向する舌部を形成する門構え
状開口部を形成し、該開口部に門構え封印部を設け天
井部位に開封用つまみ部位を袋の表裏に設け、上記切り
込みの底袋よりの高さは、装着する鉗子立て容器の高さ
より大きく構成したことを、特徴とするものである。
【0009】また、請求項2記載の、前記請求項1記載
の滅菌鉗子立てカバーの別の発明は、滅菌可能で、柔軟
且つ折畳み可能の少なくとも不透水性材料よりなる平型
先細状袋において、袋の開口部に袋軸直角の鍵の手折れ
状開口部を形成するべく片方サイドに切り込みを設
け、前記袋軸直角の開口部の封印をする袋軸直角の横接
着部位と、該接着部位に接続して前記折れ線状開口部の
封印をする傾斜接着部位とより形成された鍵の手折れ線
状封印部を設け、前記切り込みと傾斜接着部位との間の
封印余白の表裏に相対向する舌部によ開封用つまみ部
位を形成する構成としたことを、特徴とするものであ
る。
【0010】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施例の形態を、図
示例と供に説明する。ただし、この実施例に記載されて
いる構成部品の寸法、形状、その相対的位置等は特に特
定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれに限
定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。図1は
本発明の滅菌鉗子立てカバーの概略の構成を示す正面図
で、図2は図1の別の実施例を示す正面図である。図3
は図1に示す実施例の使用状況を示す図で、(A)
子類を内蔵した滅菌済みの滅菌袋を鉗子立てに挿入して
開封する状況を示す図で、(B)は開封したつまみ部位
を把持して舌部を外側へ折り曲げ、鉗子立て容器の上縁
を覆い断続鍔形成の段階を示す図で、(C)は前記つま
み部位を下方へ引下げ鉗子立て容器の上縁の外側を完全
にカバーした連続鍔形成の状況を示す図である。
【0011】図1に示すように、滅菌可能で柔軟且つ折
畳み可能の不透水性部材よりなる平型先細状袋10によ
り滅菌鉗子立てカバーを形成してある。その部材構成
は、不透水性のプラスチックフィルムないしゴムシート
等の単一部材を使用するか、または内側に紙、布、不織
布等よりなる吸水性クッション部材を使用し、外側には
プラスチックフィルム、ゴムシートよりなる不透水性部
材より構成し、それぞれの部材を適宜組み合わせた貼合
わせ部材が使用されるようにしてある。そのため、使用
中鉗子立て容器より雑菌等が浸透して鉗子立てカバーの
内部を汚染することはない。また内装に不織布等のクッ
ション材を使用してあるため、鉗子類の使用中の投入動
作による底部位の破損は防止される。
【0012】上記構成部材よりなる平型先細状袋の開口
部において、両サイドに深い切り込み11、11により
表裏に相対向する舌部12、12を持つ門構え状開口部
を形成させる構成とし、該開口部に前記舌部12の上部
につまみ部位14を設けるようにした封緘用門構え接着
部13を設け滅菌時鉗子類60を内臓させたのち気密封
止し、使用時には封緘のまま鉗子立て容器54に挿入
し、そのあと、つまみ部位14を把持開封し爾後後記す
るように鉗子立て容器54の上縁55に沿って外側へ折
り曲げ断続鍔を形成して、前記上縁を完全カバーできる
ようにしてある。なお、上記切り込み11、11は図1
に示すように袋の底からの高さSaとし、鉗子立て容器
54の内側底面からの上縁55の高さをSbとするとし
て、Sa>Sbなるようにし、その差を適宜設定するこ
とにより、図3(C)に示すように鉗子立て容器の上縁
55を切り込みのない連続鍔部分を形成して完全カバー
ができるように構成する。
【0013】また、切り込み11、11の部位付近に折
り目15を袋の両面に設け、図3(A)に示すように前
記つまみ部位14を把持し開封後前記折り目に指を当て
がい矢印方向に折り曲げ、図3(B)に示すようにつま
み部位14の先端を把持して舌部12、12が鉗子立て
容器の上縁55を覆い断続鍔16形成の段階を構成する
ようにしてある。なお、この際先細状袋10は内部に鉗
子類60を内蔵しているため略円筒状に形成されるた
め、前記つまみ部位14による上縁55のカバーは容易
に行なうことができる。上記状態において、つまみ部位
14を下方に引き下げれば、図3(C)に示すように袋
の開口部に設けた切り込み11、11により形成された
断続鍔16より連続鍔に移行して上縁55を完全にカバ
ーする。斯くして、滅菌時は鉗子類の滅菌袋として機能
させ、鉗子立て容器に挿入後は鉗子立てカバーとして機
能する滅菌鉗子立てカバーを提供できる。
【0014】図2には、本発明の滅菌鉗子立てカバーの
別の実施例を示す図で、この場合は平型先細状袋20の
開口部の片方サイドに切り込み21を設け、袋軸直角の
鍵の手折れ線状開口部を形成させたものである。 そし
て、前記袋軸直角の開口部の封印をする袋軸直角の横接
着部位と、該接着部位に接続して前記折れ線状開口部の
封印をする傾斜接着部位とより形成された鍵の手折れ線
状封印部23を設け、 前記切り込み21と前記封印部2
3との間の封印余白に開封用のつまみ部位を形成する表
裏相対向する舌部22、22を設け、前記切り込み21
の反対側開口上部に折り曲げ用の把持用突出部26を設
け、また、適当部位に折り目25を袋の表裏に設ける構
成にしてある。なお、構成部材は前記図1の実施例の場
合と同様な構成を持たしてあるため、説明を省略する。
【0015】上記図2に示す実施例の場合は、使用の際
は鉗子類内臓の滅菌済みの先細状袋20を鉗子立て容器
に挿入し、そのあと舌部22、22を把持して開封とと
もに下方へ折り目25を基準にして折り曲げ、更に突出
部26を把持下方へ折り曲げ、断続鍔を形成させ、更に
下方へ引き下げ連続鍔形成に移行させるようにしてあ
る。
【0016】
【発明の効果】上記構成により、鉗子類の滅菌袋と鉗子
立てカバーを兼用させ、資財の節約延いてはコスト削減
に貢献し、且つ従来の鉗子立てカバーに見られた装着時
のアセプティック.テクニークに準拠する慎重な取り扱
い作業を簡略化することができ、また、雑菌汚染の機会
をより少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の滅菌鉗子立てカバーの概略の構成を示
す正面図である。
【図2】図1の別の実施例の概略の構成を示す正面図で
ある。
【図3】図1に示す実施例の使用状況を示す図で、 (A)は鉗子類を内蔵した滅菌済みの滅菌袋を鉗子立て
に挿入して開封する状況を示す図で、 (B)は開封した舌部を外側へ折り曲げ、鉗子立て容器
の上縁を覆い断続鍔形成の段階を示す図で、 (C)は前記舌部を下方へ引下げ鉗子立て容器の上縁の
外側を完全にカバーした連続鍔形成の状況を示す図であ
る。
【図4】実開平6−74110号公報に開示されている
鉗子立てカバーの概略の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10、20 平型先細状袋 11、21 切り込み 12、22 舌部鍔 13 門構え接着部 23 鍵の手折れ線状封印部 14 つまみ部位 15、25 折り目 26 突出部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 滅菌可能で、柔軟且つ折畳み可能の少な
    くとも不透水性材料よりなる平型先細状袋において、 両サイドに設けた切り込みにより表裏に相対向する舌部
    を形成する門構え状開口部を形成し、該開口部門構え状
    封印部を設け天井部位に開封用つまみ部位を袋の表裏に
    設け、 上記切り込みの底袋よりの高さは、装着する鉗子立て容
    器の高さより大きく構成したことを、特徴とする滅菌鉗
    子立てカバー。
  2. 【請求項2】 滅菌可能で、柔軟且つ折畳み可能の少な
    くとも不透水性材料よりなる平型先細状袋において、 袋の開口部に袋軸直角の鍵の手折れ線状開口部を形成す
    るべく片方サイドに切り込みを設け、前記袋軸直角の開口部の封印をする袋軸直角の横接着部
    位と、該接着部位に接続して前記折れ線状開口部の封印
    をする傾斜接着部位とより形成された 鍵の手折れ線状封
    印部を設け、前記切り込みと傾斜接着部位との間の封印余白の 表裏に
    相対向する舌部によ開封用つまみ部位を形成する構成
    としたことを、特徴とする滅菌鉗子立てカバー。
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