JP3191031U - スノーポール - Google Patents

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JP3191031U
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JP2014001485U
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Inventor
克典 川村
暁 山口
Original Assignee
株式会社ロードテクノ
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Abstract

【課題】原料からリサイクル可能であり、製造コストも低減され、軽量で作業・取扱いの利便性が図られたスノーポールを提供する。
【解決手段】中空筒状体に紙管を用い、また、紙管の外表面に防水部材を披露したことを特徴とする。中空筒状体には、中空筒状体の断面外径よりやや大きい外径のチューブ状の白色半硬質ポリ塩化ビニール樹脂2を熱収縮・熱圧着により被覆した白色部と、その上から重ねて赤色封入レンズ型の赤色反射材3を貼着した赤色部によるゼブラ模様が施される。
【選択図】図1

Description

本考案は、積雪時や降雪時に自動車のドライバーを適切に誘導したり、除雪作業の目印となるスノーポールに関する。
降雪時期に道路の路側に設置し、車道と路肩との境界線である外側線や縁石等が設けられる車道左端縁の位置を標示して歩行者や自動車のドライバーを適切に誘導するための視線誘導標として、表面が白色のペイント地に赤色の反射シートまたは赤色塗料を使用したゼブラ模様のスノーポールが知られている。
このようなカラーとすることで、好天時のみでなく、猛吹雪や濃霧等の視界不良時において視認性を高めた状態で標示している。
また、除雪作業の際に車道の位置の目印・目安として除雪車のドライバーが利用することもある。きれいに除雪するために端まで除雪すると縁石等や除雪車両側も破損してしまい、逆に破損させないように控えめに走行すると徐々に積雪により道路の幅が狭くなっていってしまうという不都合を回避するためにも活用されている。
このような従来のスノーポールの支柱材質としては、メッキ鋼管及び特殊合成樹脂があげられる。
一方、関連技術として以下のようなものが提案されている。
道路標識柱を改良して、非積雪時には視線誘導標識として機能し、積雪時にはスノーポールとして機能することができ、しかも、自動車の衝突を受けても雪圧を受けても破損せず、その上、盗難のおそれを無くしたものである。その構成は、弾性材料で構成された基礎ポールを路面に植設し、上記基礎ポールよりも剛性の大きい材料で構成された延長ポールを、該基礎ポールの上方に嵌め合わせて継ぎ足し、かつ上記基礎ポールと延長ポールとの重なり部分にピン孔を貫通させて穿ち、特殊工具を用いなければ容易に抜き取れない止めピンを挿入して双方のポールの嵌合を抜け止めする(特許文献1参照)。
特開2005−213982号公報
しかしながら、上記の関連技術は、鋼管及び特殊合成樹脂製のスノーポールでは、昨今のリサイクルの流れに沿わないという問題を解決するものではない。また、鋼管及び特殊合成樹脂製のスノーポールでは、一定の重量があり、作業や取扱いに不便が生じる場合があった。
本考案の目的は、原料からリサイクル可能であり、製造コストも低減され、軽量で作業・取扱いの利便性が図られたスノーポールを提供することにある。
本考案のスノーポールは、中空筒状体に紙管を用いた。
このように構成することで、原料からリサイクルされる紙管を本体部分に利用することとなり、製造コストの低減、さらに軽量化も実現される。
また、本考案のスノーポールは、紙管の外表面に防水部材を被覆したことであってもよい。
このように、防水シート等により被覆されることで雪中でも紙管の外表面が濡れることが回避され、耐候・耐寒性に優れるスノーポールを実現できる。
本考案によれば、原料からリサイクル可能であり、製造コストも低減され、軽量で作業・取扱いの利便性が図られたスノーポールを提供することができる。
本考案の実施の形態に係るスノーポールの外観図である。 本考案の実施の形態に係るスノーポールの断面図である。 本考案の実施の形態に係る原紙をスパイラル状に巻き重ねて形成される紙管の一例を示す模式図である。 本考案の実施の形態に係るスノーポールの端部にキャップを嵌めた状態を示す図である。
以下、本考案の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
本考案の実施の形態におけるスノーポールSは、中空筒状体1(後述するように、中空筒状体1として紙管が用いられる。)と、外表面の防水シートとしての白色半硬質ポリ塩化ビニール樹脂2と、赤色反射材3とを備えている。本実施の形態のスノーポールSは、図1に示すように、上下方向(管の軸方向と平行方向)に延びる長尺状の中空筒状体1から主になり、中空筒状体1の高さ寸法は約3mであり、2mや1mのものであってもよい。通常は1〜4m程度で適宜選択されてよい。
中空筒状体1には、中空筒状体1の断面外径よりやや大きい外径のチューブ状の白色半硬質ポリ塩化ビニール樹脂2を熱収縮・熱圧着により被覆した白色部と、その上から重ねて赤色封入レンズ型の赤色反射材3を貼着した赤色部によるゼブラ模様が施され、図1中では、赤色の配色部分を黒塗りで、白色の配色部分を白抜きで表した。なお、半硬質ポリ塩化ビニール樹脂の色は、赤・緑・青・黄・オレンジ・蛍光等から選択可能であってもよい。
赤色部は、長さ寸法が150mm〜300mm×2〜4ヶ所である。白色部と交互に同等の長さ寸法となるように等間隔で形成されることであってよい。
本実施の形態のスノーポールSの中空筒状体1の断面形状は、図2に示すように略円形である。中空筒状体1の断面外径は、好適には38〜60.5mm程度であり、特に38〜41mm程度で好適である。
中空筒状体の周壁の厚み寸法は、特に限定されないが、筒状体に必要とされる強度を保ちつつ低コスト化を図る観点から、3mm程度であることが好ましい。扁平耐圧強度は440N以上等である。
本実施の形態のスノーポールSの中空筒状体1は、紙管(紙筒)が用いられる。
紙管は、段ボール・新聞・雑誌などの古紙を原料とした、100%の再生紙が利用され、再生紙からスノーポール材料となり、ふたたび再生紙というエンドレスのリサイクルが可能な地球環境にも優しい製品である。また、素材が紙のため金属等に比べて製造コストが安い。また、紙管原紙と呼ばれる特殊な板紙を素材にするため適当な大きさ、形状に加工しやすく、強度も十分に有する軽く・強く・しなやかなものである。すなわち紙管は、耐候・耐寒性に優れ、衝撃にも考慮して設計可能である。また、素材が紙であり、軽量(超軽量)で設置・撤去作業が容易となる。また、非金属であり錆びることがなく、感電しなく、熱伝導性が低いため雪が付着しにくいという利点がある。
図3に紙管のうちのいわゆるスパイラル紙管といわれるものを示す。スパイラル紙管は、紙を芯材とする長尺の管状体であり、芯材となる複数枚の帯状紙(例えば、紙管原紙としての段ボール古紙等からなる細長い形状の紙である。)が相互に位置をずらすようにマンドレルシャフト(円柱状又は円筒状の金属等の芯棒であって外径は紙管の内径と略一致する寸法に形成されている。)に対してスパイラル状に巻回され、これらの帯状紙が相互に貼り合わされてなる。
中空筒状体1は、中空筒状に成形された紙製の管状体であり、紙製の筒状体としては、特に限定されず、公知のものを用いることができるが、生産性や強度面を考慮すると、スパイラル紙管を用いることが好ましい。例えば、スパイラル紙管をそのまま用いて又は所望の幅寸法で切断(切断刃としては、「切断刃」としては、ログソー(丸刃)、バンドソー(平刃)等、従来公知の切断刃を用いることができる。刃の厚さとしては、2〜10mmのものが好適に用いられる。)することにより中空筒状体1を得ることができる。なお、紙管表面はパルプからなる白上質紙等により形成されていてもよい。
また、紙管の形成は、酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤等の水溶性接着剤を転写ローラーや塗布スポンジ等を用いて接着剤を塗工・塗布または含浸した原紙を巻き重ねることにより行われることであってもよい。
また、紙管の形成は、原紙として厚いものを用いると、所定の厚さの多層構造を形成する際の原紙の巻き付け回数を少なくすることができ、製造の手間やコストを低減できるし、衝撃強度、圧縮強度、引張強度、耐磨耗性及び非発塵性等に優れた紙管を形成できる。
また、紙管の形成は、原紙を巻き重ねる方法として、公知の原紙を平巻状に巻き重ねる方法を採用することであってもよい。当該方法は、大口径または肉厚の厚い紙管を製造する場合に適している。当該方法で用いられる原紙の幅は、製造しようとする紙管の長さと同等となり、例えば、所定幅の帯状の原紙の表面に接着剤を塗布して貼り合わせ、複数層平巻きして製造される。
また、紙管の形成に際して、紙管を構成する層の数は、2以上であれば特に限定されず、目的とする紙管の寸法、使用する原紙の厚さ、巻き重ねの方法等を考慮して適宜設定されてよい。
図4に示すように、本実施の形態のスノーポールSには、中空筒状体1の上下端の開口部を封止するためにポリエチレン(PE)樹脂からなる円形の先端部キャップ(天地蓋)4が嵌装されることであってもよい。中空筒状体1の筒体の内面側は防水加工されていないため、防水用キャップが有益である。
次に、本実施の形態のスノーポールSの使用方法の一例を説明する。
ここでは、自動車のいわゆるテストコースに複数のスノーポールSが所定の間隔で設置されることを前提とする。
スノーポールSを立設するための受けのアンカーが配置されていたり、雪中にそのままスノーポールSを突き刺させるように中空筒状体1の下部先端にアルミ製剣先等を付して立てることであってもよい。なお、いわゆる親子バンド等によりガードレールやケーブル等の支柱に取り付けて設置することであってもよい。この際の作業・取扱いはスノーポールSの中空筒状体1は紙管で構成されており軽量であるので従来に比して楽になる。
また、スノーポールSの中空筒状体1は紙管で構成されているので、自動車の衝突を受けた場合であっても、相手自動車に損傷を与えるおそれが少ない。従来の金属製であると自動車が接触すると車体にキズが付くという不便さを解消することができる。なお、スノーポールSは少なくとも1〜2年程度の耐久性があれば経済性の観点からは問題がない。
上記の本実施の形態のスノーポールSによれば、原料からリサイクル可能であり、製造コストも低減され、軽量で作業・取扱いの利便性が図られる。
その他、一々例示はしないが、本考案は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、各構成部分の材質・大きさや形状・色を含む種々の変更が加えられて実施されてよい。例えば、紙管は断面が丸形のものに限らず、いわゆる角型紙管等も適用可能である。
S スノーポール
1 中空筒状体
2 白色半硬質ポリ塩化ビニール樹脂
3 赤色反射材
4 先端部キャップ

Claims (2)

  1. 中空筒状体に紙管を用いたスノーポール。
  2. 前記紙管の外表面に防水部材を被覆した請求項1記載のスノーポール。
JP2014001485U 2014-03-25 スノーポール Expired - Lifetime JP3191031U (ja)

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3191031U true JP3191031U (ja) 2014-06-05

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