JP3190862U - 常時着用眼鏡を着用状態にて装着可能な防毒マスク - Google Patents

Abstract

【課題】常時眼鏡を着用する者が防毒マスクを装着する際、常時着用眼鏡を着用したままで装着を可能とする常時着用眼鏡に接する事のない面体アイピース空間を有し、耳介の後部にて頭部に接合できる防毒マスクを提供する。
【解決手段】マスク母体１と、マスク母体１に接続され、常用眼鏡と接触しない充分な空間を確保した面体アイピース２と額から眼鏡テンプルを圧迫しない耳介直前、頬部及び顎部に位置しガスの侵入を防止するシール３等を備える。マイクロフォン１０と組み合わせたスピーカ又はイアホン９と、音量を調節する制御回路部１１と、制御回路部１１に電源を供給する電源部１２とを備えることで聴音補助機能を有する。
【選択図】図１

Description

本考案は、常時着用眼鏡を着用状態にて装着が可能な防毒マスクに関するものである。

従来、面体一体防毒マスクを装着する場合、常時眼鏡着用者はこれを外し、視力矯正レンズ付きゴーグルあるいは、マスク専用眼鏡又は眼鏡気密保持具等を使用し、耳介の手前にて接顔し付属した締め紐を締めることで面体内の気密を保持し、装着していた。

特許公開２０００−２６７０４９ 特許公開２００３−４３４２４ 特許公開平８−１２６７１３ 実用新案公開平５−８５３６ 実用新案公開平７−７６５６

従来、常用眼鏡を着用したまま面体一体防毒マスクを装着しようとすると、眼鏡リム部又はブローチ部が内面に接触し、眼鏡の変形及びテンプル部が顔面接触部の圧迫により不快感が生じると伴に気密も阻害され、装着が不可能な場合があった。これを防止する為、視力矯正レンズ付きゴーグルあるいは、マスク専用眼鏡又は眼鏡気密保持具等を使用し、耳介の手前にて接顔し、付属した締め紐を締める事で面体内の気密を保持し装着ていた。

しかし、これらの常用眼鏡代替器具のレンズは装着者個人の視力矯正レベルに適応させる必要があると伴に矯正レベルの変化にも対応させる更新の必要があり、経済的負坦が大きかった。これらの常用眼鏡代替器具の保管管理の必要もあった。

常用眼鏡代替具を用いて装着する場合、煩雑さと伴に装着の時間も長くなる欠点もあった。

本考案は、常用眼鏡と接触しない充分な空間を確保した面体アイピース部と両耳介を覆う左右の耳覆い部と付属締め紐を締める事で顔面を閉塞出来る構造とし、常時着用の眼鏡着用のまま防毒マスクの装着を可能とし従来の欠点を解決する。

本考案により、防毒マスク装着必要時、常時着用眼鏡のまま装着可能となる為、従来必要とした常用眼鏡代替具類の整備の経済的負担、これらの保管管理及び装着の煩雑さがなくなり装着の時間的短縮が図れる。

本考案実施の斜視図である。 本考案実施の上面図である。 本考案実施の聴音補助機能の実施方法を示した図である。

防毒マスク前面透明面体アイピース内空間寸法を眼鏡リム、ブローチ及びテンプルと接触しない形状の大きさとする。外形形状は、制約を要しない。防毒マスクと頭部との接合は額、顎及び両耳介を覆う部分にて行い、内部のゴム製シール部と付属する締め紐を締める事により気密を図る。この実施により外部音が聞き取りにくくなる為、聴覚補助機能を付加する。

以下、添付図面に従って一実施事例を説明する。１はマスク母体、２は透明面体アイピース、３はシールでゴム製とし額から眼鏡テンプルを圧泊しない耳介直前、頬部、及び顎部に位置し、ガスの侵入を防止する。４は耳覆い部で耳介上下部及び後部の頭部接合部は可動出来、クッション材を内包し、テンプル部を圧泊しないと伴に装着を容易にしている。５の締め紐を締める事で面体部の内部の気密を図る。６は眼鏡リム、７はブローチ、８はテンプルで面体アイピースに接触しない。９は４により外部の音が聞き取りにくくなる為、１０に示すマイクロフォンと組み合わせたスピーカーを示す。１１は音量を調整する制御回路部、１２は電源部を示しこれらは電気的に接続される。１０〜１２は、マスクに固定される必要はなく、任意の身体位置に取り付る事が出来る。１１と１２は、一体とする事が出来る。９〜１２は聴覚補助機能が不要な場合、マスクに付加しない事も出来る。９はスピーカーではなくイヤホンにする事も出来る。

１ 防毒マスク母体
２ 面体アイピース
３ シール
４ 耳覆い部
５ 締め紐
６ 眼鏡リム
７ 眼鏡ブローチ
８ 眼鏡テンプル
９ スピーカー
１０ マイクロフォン
１１ 制御回路部
１２ 電源部
１３ 吸収缶

Claims (2)

1. 常時着用眼鏡を着用状態にて装着可能な防毒マスク
2. 聴音補助機能を有する防毒マスク

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