JP3189945U

JP3189945U - 水塗布具

Info

Publication number: JP3189945U
Application number: JP2013007430U
Authority: JP
Inventors: 基弘柴崎
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Filing date: 2013-12-10
Publication date: 2014-04-10
Anticipated expiration: 2023-12-10

Abstract

【課題】手巻きタバコを作るための水塗布具を提供する。
【解決手段】三角形を基本とした柄１の底辺部に、水塗布対象の糊部分とほぼ等しい形状の吸水体２を、柄１に対して９０度に配置し、柄１の三角形の底辺部以外の頂点３を切断した形状の水塗布具。
さらに、柄１が、水塗布時に柄１の裏側に位置する水塗布対象部位が透けて見える材質からなる水塗布具。
【選択図】図１

Description

手巻きタバコを作るための水塗布具に関する。

手巻きタバコとは、市販の「紙巻タバコ」が高価な海外ではよく普及している喫煙方法で、刻みタバコ状のタバコ葉を喫煙者自身が、巻き紙を巻いて紙巻きタバコを作るものである。日本でも近年、市販の「紙巻タバコ」が高価になり愛用者が増えている。

手巻きタバコを作成する上で必要な物は、タバコ葉、巻き紙、好みに応じて喫煙フィルターそして巻き具である。巻き具とは、タバコ葉を巻き紙で包むために用いる用具であり、・巻き寿司を作る要領で使う「ローリングマット」、手動でローラーを回す「ローリングマシーン」、蓋の開閉でローラーを回す「オートマティックローリングＢＯＸ」の３種類が代表的な用具である。なお、巻き具および、巻き紙は、作成する手巻きタバコの長さに応じて数種類の規格が存在する。

いずれの巻き具を使用した場合でも、巻き紙の乾燥した糊部に水を塗布して接着し手巻きタバコを作成するが、専用の水塗布具が無いため「糊部分を舌で舐める」、「筆、綿棒等を用いて水を塗布」するのが一般的である。

糊部分を舌で舐める方法の場合不衛生で、作り置きに向かない。また、糊が人体にとって有害な可能性が否定できない。

筆、綿棒等で水を塗布する場合、塗布具を糊に沿って移動させる必要があり熟練を要する

本考案は、手巻きタバコ用巻き紙の糊部の水塗布を、人体に安全で衛生的かつ容易に行うための水塗布具を提供することにある。

ここで言う人体に安全で衛生的にとは、糊部分を舌で舐めないことであるが、それに代わる方法は、専用の市販の水塗布具が無いため、筆、綿棒等を用いることになる。

筆、綿棒等を用いる場合巻き紙の糊部分に沿って移動させるが、糊部分をはみ出して水が付着し易く、熟練を要し時間がかかるため、糊部分に正確かつ容易に水塗布できる水塗布具が求められる。

本考案の水塗布具は、絵筆の軸に相当する柄と、絵筆の筆先に相当する吸水体からなる水塗布部から構成される。

絵筆の軸に相当する柄は、板状の三角形を基本とし水塗布対象の糊部分の長さにほぼ等しい幅の底辺を持ち、操作性、収納性を考慮し三角形の底辺を除く一つの頂点を切断した形状である。三角形を基本とした理由は、巻き具を使用した場合の「巻き紙左右ガイド」に対して巻き紙が左右に傾いてセットされた場合、水塗布具と巻き紙左右ガイドが干渉するのを防ぐ為であると同時に、押し付ける圧力加減で塗布する水分量を調整するために、広い面積で持ち易く操作性を良くするためである。

さらに、柄の下にある巻き紙の位置を視認する為に、柄は透明または半透明あるいは非透明で網状または穴あきの材質である。また生活の中で塗布具自体を見失わないために、着色した透明または半透明の柄とすると良い。

絵筆の筆先に相当する水塗布部は、巻き紙の糊部分に正確かつ容易に水塗布するために、水塗布対象の糊部分とほぼ等しい形状の吸水体でスポンジまたは不織布等からなり、吸水体に水をしみこませ、糊面に押し付けて水塗布する。この水塗布部は上記形状の柄の三角形の底辺に位置し、柄に対して９０度に配置される。

簡単な構造で水塗布操作が容易な手巻きタバコ用の水塗布具が提供できる。

本考案の実施例の平面図である。本考案の実施例の正面図である。本考案の実施例の側面図である。実施例の使用方法を示す図で、巻き紙が巻き具に傾斜してセットされた例を示す図である。

本考案の水塗布具の形状と使用方法を図および符号を参照しながら説明すると、図１の本考案の実施例の平面の形状において、柄１は三角形の底辺部に吸水体２を配置し、底辺部以外の三角形の頂点部分３を切断した形状となる。このとき基本となる三角形は持ち易さや操作し易さの点で重要である。なお、三角形の形状は任意である。また、底辺以外の２辺に装飾的な形状変更を施すことができる。

吸水体２はスポンジや不織布等からなり、巻き紙７の糊部８全体を覆う大きさであり、柄１の底辺部に耐水性を有する接着剤または両面テープ等で固定される。このとき図３に示すように、吸水体２は柄１に対して９０度に配置される。

図４は巻き具４での本考案の水塗布具９の使用方法を示す図である。巻き具４に巻き紙７をセットし水塗布対象部位の糊部８と水塗布具９の対応を目視しながら位置決めし、水を吸い込ませた吸水体２を糊部８に押し付けることで、糊部８の全面に水塗布が完了する。このとき、巻き紙７が巻き具４に傾斜してセットされた場合、右ガイド５または左ガイド６と水塗布具９が干渉するのを防ぐために、柄１は三角形を基本とした形状が有効である。また、この形状は、押し付ける圧力加減で塗布する水分量を調整するために、持ち易く操作性が良いことにも役立っている。

１柄
２水塗布部の吸水体
３切断した頂点
４巻き具
５巻き紙右ガイド
６巻き紙左ガイド
７水塗布対象の巻き紙
８水塗布対象部位で巻き紙の糊部
９本考案の水塗布具

Claims

手巻きタバコを作るための水塗布具であって、
三角形を基本とした柄１の底辺部に、水塗布対象の糊部分とほぼ等しい形状の吸水体２を、柄１に対して９０度に配置し、柄１の三角形の底辺部以外の頂点３を切断した形状であることを特徴とする水塗布具。
請求項１に記載の水塗布具であって、柄１が、水塗布時に柄１の裏側に位置する水塗布対象部位が透けて見える材質からなることを特徴とする水塗布具。