JP3189343U - 衣料用コート - Google Patents

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Abstract

【課題】コートとして着用するときに見栄えが良く、コートとして着用しないときにも見栄えが良くて持ち運びが容易でクッション機能に優れている羽毛コートなどの衣料用コートを提供する。【解決手段】衣料用コート本体2とコート収納用バッグ部3とを備えている。そして、コート収納用バッグ部3は、衣料用コート本体2に備えられたバッグ収納用ポケット部5に小さくまとめられて収納されることができる。また、衣料用コート本体2は、コート収納用バッグ部3に小さくまとめられて収納されることができる。【選択図】図5

Description

本考案は、取扱いが便利で体裁が良い衣料用コートに関するものであり、特に、羽毛コートなどのように比較的嵩高な防寒用コートに適用するのに最適なものである。
従来から、防寒用コートとして用いられる羽毛コートが知られている。そして、羽毛コートにおいては、後身頃、左右両側の前身頃、左右両側の袖部、襟部(および/または頭巾部)などが羽毛入りであるから、この羽毛コートを着用する着用者に対する防寒機能に優れている。
しかし、上述のような羽毛コートを着用している着用者が寒冷地から温暖地に移動した場合(例えば、飛行機や列車などで寒い地方や国から暖かい地方や国に移動した場合)などには、着用者は、羽毛コートを脱いでから、この羽毛コートを手で持ったり、手提げかばんなどに収納したりする必要がある。したがって、着用者にとっては、羽毛コートの取り扱いが面倒だったり、羽毛コートのために体裁が悪くなったりする。
上述のような欠点を是正するために、羽毛コートを収納することができるポケットを羽毛コートに設けることが考えられる。しかし、羽毛コートは嵩高であるから、羽毛コートを収納するためには、大きなポケットを羽毛コートに配設する必要がある。このために、羽毛コートの体裁が悪くなるとともに、羽毛コートをポケットに収納する手間が面倒になり易い。
本考案は、羽毛コートなどの衣料用コート(特に、嵩高い防寒用コート)における上述のような欠点を、比較的簡単な構成でもって、効果的に是正し得るようにしたものである。
本考案は、衣料用コート本体と、この衣料用コート本体に連結されているコート収納用バッグ部とを備え、上記衣料用コート本体が、バッグ収納用ポケット部を備え、上記コート収納用バッグ部が、上記バッグ収納用ポケット部の付近において、上記衣料用コート本体に連結され、これによって、上記コート収納用バッグ部が、小さくまとめられた状態でもって、上記バッグ収納用ポケット部に収納され得るように構成され、上記衣料用コート本体が、小さくまとめられた状態でもって、上記コート収納用バッグ部に収納され得るように構成された衣料用コートに係るものである。
そして、本考案においては、上記バッグ収納用ポケット部が、上記衣料用コート本体の後身頃の内側面に配設され、上記コート収納用バッグ部のバッグ部本体のほぼ上端縁にコート出し入れ用の開口部が設けられ、上記バッグ部本体のほぼ下端縁が、上記バッグ部本体の外側面と内側面とが裏返しの状態でもって、上記バッグ収納用ポケット部のバッグ出し入れ用の開口部の付近に連結され、上記衣料用コート本体が上記コート収納用バッグ部に収納される際に、上記バッグ部本体が上記裏返しの状態から表返しの状態に引っ繰り返され得るように構成されることができる。
また、本考案においては、上記コート収納用バッグ部が、互いに対向する一対の把手部を備え、上記一対の把手部のそれぞれの両側の端縁が、上記衣料用コート本体が上記コート収納用バッグ部に収納された状態において、上記コート収納用バッグ部のバッグ部本体の内側面に連結され、上記一対の把手部が、上記衣料用コート本体が上記コート収納用バッグ部に収納された状態において、上記バッグ部本体の内部に収納され得るように構成されることができる。
さらに、本考案においては、上記衣料用コートが、羽毛コートであり、上記バッグ収納用ポケット部の内部が空っぽでかつ上記バッグ収納用ポケット部がほぼ平坦な状態における上記バッグ収納用ポケット部の内部の幅が16cm〜32cmの範囲(さらに好ましくは、19cm〜28cmの範囲)で高さが11cm〜21cmの範囲(さらに好ましくは、13cm〜19cmの範囲)で平面的に見た面積が250cm〜500cmの範囲(さらに好ましくは、300cm〜450cmの範囲)であり、上記コート収納用バッグ部のバッグ部本体の内部が空っぽでかつ上記バッグ部本体がほぼ平坦な状態における上記バッグ部本体の内部の幅および高さのそれぞれが26cm〜52cmの範囲(さらに好ましくは、32cm〜48cmの範囲)で平面的に見た面積が840cm〜1,680cmの範囲(さらに好ましくは、1,000cm〜1,500cmの範囲)であるように構成することができる。
本考案によれば、着用者が衣料用コート本体を着用するときには、コート収納用バッグ部をバッグ収納用ポケット部に収納することができる。また、着用者が衣料用コート本体を着用しないときには、この衣料用コート本体をコート収納用バッグ部に収納することができる。そして、このバッグ収納用ポケット部は、衣料用コート本体全体を収納する必要がなくて、コート収納用バッグ部を収納することができればよいので、衣料用コート本体全体を収納する場合に較べて比較的小さくてよい。したがって、着用者が衣料用コート本体を本来のコートとして着用するときの見栄えが比較的良好である。また、着用者が衣料用コート本体を本来のコートとして着用しないときには、この衣料用コート本体をコート収納用バッグ部に比較的簡単に収納することができるとともに、衣料用コートの見栄えが比較的良好であり、しかも、衣料用コートの持ち運びが比較的容易であり、さらに、衣料用コートを各種のクッションとして比較的良好かつ比較的容易に利用することもできる。
そして、請求項2に係る考案によれば、着用者が衣料用コート本体を本来のコートとして着用するときに、コート収納用バッグ部だけでなくて、バッグ収納用ポケット部も外部から見え難いので、衣料用コート本体の見栄えをさらに良好にすることができる。また、着用者が衣料用コート本体を本来のコートとして着用しないときには、この衣料用コート本体をコート収納用バッグ部にさらに簡単に収納することができる。
そして、請求項3に係る考案によれば、着用者が衣料用コート本体を本来のコートとして着用しないで、この衣料用コート本体をコート収納用バッグ部に収納したときに、衣料用コートを比較的容易にかつ比較的見栄えよく持ち運びすることができるとともに、各種のクッションとしてさらに良好にかつさらに見栄え良く利用することができる。
さらに、請求項4に係る考案によれば、着用者が衣料用コート本体を防寒性などに優れた羽毛コート本体として使用することができるとともに、着用者が羽毛コート本体を着用するときの見栄えがさらに良好である。また、着用者が衣料用コート本体を本来の羽毛コートとして着用しないときには、衣料用コート本体をコート収納用バッグ部にさらに簡単に収納することができて見栄えもさらに良好であるとともに、衣料用コートの持ち運びがさらに容易であり、しかも、衣料用コートを各種のクッションとしてさらに良好にかつさらに見栄えよく利用することができる。
本考案を羽毛コートに適用した第1の実施例における羽毛コートの着用時の正面図である。(実施例1) 図1に示す羽毛コートの左右両側の前身頃を左右両側に開いた状態における羽毛コートの正面図である。(実施例1) 図2に示す羽毛コートにおいてコート収納用バッグ部をバッグ収納用ポケット部から取り出した状態における羽毛コートの正面図である。(実施例1) 図3に示す羽毛コートにおいてコート収納用バッグ部の一対の把手部をほぼ前後方向にずらした状態における羽毛コートの正面図である。(実施例1) 図4に示す羽毛コートにおいて羽毛コート本体の上半部を後側に折り返した状態における羽毛コートの正面図である。(実施例1) 図5に示す羽毛コートにおいて羽毛コート本体を小さくまとめた状態における羽毛コートの正面図である。(実施例1) 図6に示す羽毛コートにおいてコート収納用バッグ部に羽毛コート本体をほぼ完全に収納した状態における羽毛コートの正面図(A)および平面図(B)である。(実施例1) 本考案を羽毛コートに適用した第2の実施例における羽毛コートにおいてコート収納用バッグ部に羽毛コート本体をほぼ完全に収納した第1の状態における羽毛コートの正面図(A)および平面図(B)である。(実施例2) 図8に示す羽毛コートにおいてコート収納用バッグ部に羽毛コート本体をほぼ完全に収納した第2の状態における羽毛コートの正面図(A)および平面図(B)である。(実施例2)
つぎに、本考案を適用した第1および第2の実施例における羽毛コートを、「1、第1の実施例」および「2、第2の実施例」に項分けして、図面を参照しつつ説明する。
1、第1の実施例
つぎに、本考案の第1の実施例を、「(1)羽毛コート全体の概略的構成」、「(2)バッグ収納用ポケット部の構成」、「(3)コート収納用バッグ部の構成」および「(4)羽毛コートの取扱い方法」に項分けして、図1〜図7を参照しつつ説明する。
(1)羽毛コート全体の概略的説明
防寒用コートとして用いられることができる羽毛コート(換言すれば、羽毛入りコート)1は、図1〜図5に示すように、着用者が通常の衣料用コート(換言すれば、羽毛入りコート)として着用することができる羽毛コート本体2と、この羽毛コート本体2に連結されているコート収納用バッグ部3とを備えている。そして、羽毛コート本体2は、後身頃4の内側面にバッグ収納用ポケット部5を備えている。また、羽毛コート本体2は、ポケット部5を備えていることを除いて、周知の羽毛コートと実質的に同一の構成であってよい。したがって、羽毛コート本体2は、図1および図2に示すように、後身頃4に加えて、左側の前身頃6a、右側の前身頃6b、左側の袖部7a、右側の袖部7bおよび襟部8をそれぞれ備えていてよい。そして、左右両側の袖部7a、7bは、長袖であってよい。また、羽毛コート本体2は、襟部8に変えてまたは襟部8に加えて、アノラックの場合と同様の頭巾部を備えていてもよい。
後身頃4と、左右の前身頃6a、6bとは、図1および図2にそれぞれ示すように、後身頃4の左右両側において、互いに一体的に連結されていてよい。そして、左右両側の袖部7a、7bは、周知のように、後身頃4および前身頃6a、6bに一体的に連結されていてよい。また、襟部8または上記頭巾部の下端部は、後身頃4および左右両側の前身頃6a、6bのそれぞれの上端部に連結されていてよい。さらに、左側の前身頃6aと右側の前身頃6bとは、前身頃の左右方向におけるほぼ中央位置において、ファスナ11などの開閉具によって閉塞および開放が可能なように結合されていてよい。なお、符号12a、12bは、ファスナ11の閉塞および開放のために、ほぼ上下方向に摺動される上下一対のスライダである。
図1〜図3にそれぞれ示す後身頃4、左右両側の前身頃6a、6b、左右両側の袖部7a、7bおよび襟部8(および/または上記頭巾部)のうちの一つまたは複数もしくは全部は、羽毛入りであってよい。したがって、これらの羽毛入りの部分には、例えば黒色であってよい表布部13と例えば黒色であってよい裏布部14との間において、天然または人工の羽毛の薄層(図示せず)が介装されている。そして、図1〜図5において、符号15は、上記羽毛の薄層が表布部13および/または裏布部14に対して位置ずれするのを防止するために、後身頃4、左右両側の前身頃6a、6bおよび左右両側の袖部7a、7bにそれぞれ施されたキルティングの線を示している。なお、バッグ収納用ポケット部5の全部または布部13、14とは反対側の面や、コート収納用バッグ部3は、上述のような羽毛入りであってもよいが、特に羽毛入りにする必要がなければ、単なる布地(換言すれば、生地)から構成されていてよい。
図1〜図3にそれぞれ示す左側の前身頃6aおよび/または右側の前身頃6bの外側面には、必要に応じて、着用者の左側および/または右側の手をそれぞれ突っ込み易い周知のような左側および/または右側の外ポケット部(図示せず)を配設することができる。さらに、左側の前身頃6aおよび/または右側の前身頃6bの内側面には、必要に応じて、周知のような左側および/または右側の内ポケット部(図示せず)を配設することもできる。そして、これらの外ポケット部および内ポケット部の1つまたは複数もしくは全部には、羽毛コート1を雨や雪の日に着用してもこれらの外ポケット部や内ポケット部の内部に水滴が入り込まないように、フラップが設けられていてもよい。また、羽毛コート1を構成している総ての布部(換言すれば、表布部13、裏布部14、バッグ収納用ポケット部5などの各種のポケット部、コート収納用バッグ部3のバッグ部本体21および一対の把手部22a、22bなどの各部)は、ナイロン生地、ポリエステル生地などのような比較的柔軟性に富んだ生地から構成することができる。この場合、表布部13、裏布部14などの上記各部は、互いに同一の種類の生地から構成されていてもよいが、箇所によって種類が適当に異なる複数の種類の生地から構成されていてもよい。
(2)バッグ収納用ポケット部の構成
羽毛コート本体2は、図2に示すように、この羽毛コート本体2に縫い付けなどによる取り付けなどによって配設されたバッグ収納用のポケット部5を備えている。なお、このポケット部5は、羽毛コート本体2の表布部13に設けられていてもよいが、図示の実施例においては、裏布部14(換言すれば、羽毛コート本体2の内側面)に設けられている。そして、図示の実施例においては、ポケット部5は、後身頃4のうちの着用者の腹部の上半分にほぼ対応する高さ位置(換言すれば、着用者の背中の下半部にほぼ対応する位置)において、後身頃4の左右方向におけるほぼ中央部分に配設されている。また、ポケット部5は、例えば黒色であってよく、そして、多少横長のほぼ長方形状であってよいが、ほぼ半円形状、ほぼ半楕円形状、ほぼ半長円形状、ほぼハート形状、ほぼ台形状などの別の形状であってもよい。
図2などに示す図示の実施例においては、ポケット部5の内部が空っぽでかつポケット部5がほぼ平坦な状態(以下、「上記空っぽの平坦状態」という。)でのポケット部5の内部の幅Wは、約24cmであり、上記空っぽの平坦状態でのポケット部5の高さHは、約16cmであり、上記空っぽの平坦状態でのポケット部5の内部の平面的に見た面積(W×H)は、約380cmである。そして、ポケット部5の内部の幅Wは、実用性の観点から言って一般的に、16cm〜32cmの範囲のあるのが好ましく、19cm〜28cmの範囲であるのがさらに好ましい。また、ポケット部5の内部の高さHは、実用性の観点から言って一般的に、11cm〜21cmの範囲であるのが好ましく、13cm〜19cmの範囲であるのがさらに好ましい。そして、上記空っぽの平坦状態でのポケット部5の内部の平面的に見た面積(W×H)は、実用的な観点から言って一般的に、250cm〜500cmの範囲であるのが好ましく、300cm〜450cmの範囲であるのがさらに好ましい。
図2に示すバッグ収納用ポケット部5は、コート収納用バッグ部3が羽毛コート本体2を収納していない状態において、コート収納用バッグ部3を収納するのに用いられる。このために、バッグ出し入れ用の開口部16が、バッグ収納用ポケット部5の長手状の上端縁17にほぼ沿って、このポケット部5の幅方向におけるほぼ全長にわたって延在している。そして、開口部16は、ファスナ18などの開閉具によって閉塞および開放が可能なように構成されているのが好ましい。このように構成すれば、羽毛コート1を雨や雪の日に着用しても、羽毛コート本体2の内側面に設けられていることと相まって、ポケット部5の内部に水滴が入り込むおそれは、ほとんどない。なお、符号19は、ファスナ18の閉塞および開放のために、ほぼ左右方向に摺動されるスライダである。そして、開口部16は、ポケット部5の上端縁17にほぼ沿って延在している必要は必ずしもなく、ポケット部5の中間部や下端縁にほぼ沿ってほぼ横方向、ほぼ斜め方向、ほぼ縦方向などに延在していてもよい。また、開口部16は、ポケット部5の幅方向におけるほぼ全長にわたって延在する必要は必ずしもなく、上記ほぼ全長よりも或る程度短くてもよい。
(3)コート収納用バッグ部の構成
羽毛コート本体2には、図3〜図6に示すように、コート収納用のバッグ部3が縫い付けなどによる取り付けなどによって連結されている。そして、このバッグ部3は、ほぼ円形状のバッグ部本体21と、このバッグ部本体21にそれらの両端縁を縫い付けなどによる取り付けなどによって互いに対向するように連結された一対の把手部22a、22bとを、備えている。なお、バッグ部本体21は、バッグ収納用のポケット部5の外側において羽毛コート本体2の内側面、外側面などに連結されていてもよいが、図示の実施例においては、ポケット部5の内部において羽毛コート本体2の内側面に直接またはポケット布を介して間接的に連結されている。具体的には、バッグ部本体21の下端縁である長手状の被取り付け部23が、ポケット部5の長手状上端縁17の付近の内側面(換言すれば、裏布部14の側)において、縫い付けなどによってポケット部5にほぼ左右方向に長手状に連結されている。この場合、ほぼ円形状であってよいバッグ部本体21の例えば銀色であってよい外側面と例えば黒色であってよい内側面とが互いに逆になるように引っ繰り返された状態でもって、バッグ部本体21がポケット部5に連結されていてよい。
図3〜図7に示すバッグ部本体21は、ほぼ円形状である必要は必ずしもなく、ほぼ楕円形状、ほぼ長円形状、ほぼ正方形状、ほぼ長方形状、ほぼハート形状、ほぼ台形状などの別の形状であってもよい。そして、コート出し入れ用の開口部25が、バッグ部本体21の上端縁にほぼ沿って、バッグ部本体21の平面的に見たほぼ全長にわたって延在している。また、開口部25は、ファスナ24などの開閉具によって閉塞および開放が可能なように構成されている。このように構成すれば、雨や雪の日であっても、バッグ部本体21の内部に水滴が入り込むおそれは、ほとんどない。しかし、開口部25は、バッグ部本体21の上端縁にほぼ沿って延在している必要は必ずしもなく、バッグ部本体21の中間部や下端縁にほぼ沿って、平面的に見た横方向、ほぼ斜め方向、ほぼ縦方向などに延在していてもよい。また、開口部25は、バッグ本体21の平面的に見たほぼ全長にわたって延在している必要は必ずしもなく、上記ほぼ全長よりも或る程度短くてもよく、場合によっては、図7に示す状態よりも長くてもよい。なお、図7において、符号26は、ファスナ24のスライダである。
図示の実施例においては、図3〜図7に示すバッグ部本体21の内部が空っぽでかつバッグ部本体21がほぼ平坦な状態(以下、「上記空っぽの平坦状態」という。)でのほぼ円形状のバッグ部本体21の内部の直径D(換言すれば、バッグ部本体21の内部の幅Wおよび高さHのそれぞれ)は、約40cmである。また、上記空っぽの平坦状態でのバッグ部本体21の内部の平面的に見た面積(0.25πD)は、約1,260cmである。そして、バッグ部本体21の内部の幅Wおよび高さHのそれぞれは、実用性の観点から言って一般的に、26cm〜52cmの範囲であるのが好ましく、32cm〜48cmの範囲であるのがさらに好ましい。また、上記空っぽの平坦状態でのバッグ部本体21の内部の平面的に見た面積(0.25πD)は、実用性の観点から言って一般的に、840cm〜1,680cmの範囲であるのが好ましく、1,000cm〜1,500cmの範囲であるのがさらに好ましい。
図7などに示す一対の把手部22a、22bは、図示の実施例においてはループ形状であるが、必ずしもループ形状である必要はなく、把手部として機能する限り、非ループ形状であってもよい。そして、図示の実施例においては、一対の把手部22a、22bのそれぞれは、柔軟なテープ形状に構成されている。また、一対の把手部22a、22bのそれぞれの両端部は、図7に示すように、開口部25の近傍の表側の面の左右両側部に縫い付けなどによる取り付けなどによって連結されている。さらに、一対の把手部22a、22bの両面(換言すれば、一対の把手部22a、22bの全体)は、図7に示すバッグ本体21の外側面とほぼ同色である例えば銀色であってよい。
(4)羽毛コートの取扱い方法
羽毛コート1が図1および図2に示す状態にあるときには、着用者はこの羽毛コート1を通常の羽毛コートとして着用することができる。この場合、コート収納用バッグ部3は、外側面と内側面とが互いに逆になっている裏返しの状態(換言すれば、外側面が例えば黒色の状態)でかつ重ねられたり丸められたりして小さくまとめられた状態の一塊にして、バッグ収納用ポケット部5内にほぼ完全に収納されているのが好ましい。そして、バッグ収納用ポケット部5のバッグ出し入れ用開口16は、スライダ19を復動操作することなどによって閉塞されているのが好ましい。なお、バッグ収納用ポケット部5には、コート収納用バッグ部3だけでなく、使い捨てかいろなどの着用者加温用のかいろなどの別の物品を、コート収納用バッグ部3とともにあるいはコート収納用バッグ部3とは別に、収納することができる。
図1および図2に示す状態における羽毛コート本体2が図7に示すようにコート収納用バッグ部3に収納されるときには、着用者などは、以下に記載の操作を行えばよい。すなわち、スライダ19を往動操作することによって、図3および図4に示すように、ポケット部5の内部からコート収納用バッグ部3を外部に取り出す。そして、バッグ部3の開口部25が閉塞状態になっていれば、スライダ26を往動操作して開口部25を開放状態にする。ついで、図5および図6に示すように、羽毛コート本体2を折り畳んだり重ね合せたり丸めたりして小さくまとめられた状態のほぼ一塊にする。そして、このほぼ一塊になった羽毛コート本体2にバッグ部本体21を被せつつ、バッグ部本体21の外側面と内側面とが互いに逆になるように表裏を逆にする。この結果、図7に示すように、バッグ部本体21内に羽毛コート本体2がほぼ完全に収納されるとともに、バッグ部本体21の表裏が入れ代って本来の外側面(例えば銀色の面)が実際の外側面になる。このために、バッグ部本体21への羽毛コート本体2の収納操作を比較的簡単でかつスムーズに行うことができる。
したがって、スライダ26を復動操作してファスナ24を閉塞状態にすれば、図7に示すように、バッグ部本体21の外側面および一対の把手部22a、22bのそれぞれが例えば銀色であるコート収納済みのバッグ部3が得られる。そして、図7に示すコート収納済みのバッグ部3は、一対の把手部22a、22bを手で握った状態で持ち運びされることができるから、持ち運びに便利であるとともに、持ち運ぶのに体裁が良い。また、コート収納済みのバッグ部3には、羽毛入りのコート本体2がほぼ完全に収納されているから、このバッグ部3は柔軟性やクッション性に富んでいる。したがって、このバッグ部3は、飛行機や列車などの座席などにおいて、クッションとして好適に使用されることができる。なお、図7に示す羽毛コート1を図1および図2に示す状態に戻すときには、図1および図2に示す羽毛コート1を図7に示す状態にしたときとは実質的に逆の操作を行えばよいから、この戻し操作も比較的簡単かつスムーズに行うことができる。
2、第2の実施例
つぎに、本考案の第2の実施例を、図8および図9を参照しつつ説明すると、本考案の第2の実施例による羽毛コート1は、コート収納用バッグ部3の構成が前記第1の実施例の場合とは相違していることを除いて、前記第1の実施例による羽毛コート1と実質的に同一の構成であってよい。したがって、図8および図9に示す第2の実施例においては、図1〜図7に示す第1の実施例と共通の部分に同一の符号を付してその説明を省略する。
図8および図9に示す羽毛コート1においては、一対の把手部22a、22bのそれぞれの両側の端縁は、コート収納用バッグ部3が図8および図9に示すコート収納後のバッグ部3になっている状態においては、バッグ部本体21の内側面にそれぞれ連結されている。そして、この連結の仕方自体は、前記第1の実施例の場合と実質的に同一であってよい。ただし、図8および図9に示す第2の実施例の場合には、図8(B)および図9(B)に示すようにファスナ24を平面的に見たときのこのファスナ24の長さが、図7に示す第1の実施例の場合に較べて、約0.6倍の長さになっている。このために、図8および図9に示す第2の実施例においては、図8に示すように把手部22a、22bをバッグ部本体21から外側に出した第1の状態と、図9に示すように把手部22a、22bをバッグ部本体21の内部にほぼ完全に収納した第2の状態とを、比較的簡単な操作でもって、確実に得ることができる。したがって、羽毛コート1を上記第2の状態で前記クッションとして使用したときに、このクッション1の見栄えや使い勝手がさらに良い。
以上、本考案を第1および第2の実施例について詳細に説明したが、本考案は、これら第1および第2の実施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載された考案の趣旨に基づいて各種の変更および修正が可能である。
例えば、上記第1および第2の実施例においては、本考案を羽毛コート1に適用したが、本考案は、綿入りコート、毛皮コートなどの防寒用コート、その他の各種の衣料用コートに適用することができる。
また、上記第1および第2の実施例においては、バッグ収納用ポケット部5のバッグ出し入れ用開口部16やコート収納用バッグ部3のコート出し入れ用開口部25が、ファスナ18やファスナ24でもって開閉されるように構成した。しかし、これらの開口部16、25いずれか一方または両方は、面ファスナ、ホックなどのボタン、その他の開閉具によって開閉されるように構成されることができ、場合によっては上記開閉具が省略されていてもよい。
さらに、上記第1および第2の実施例においては、羽毛コート1を構成している生地のうちのコート収納用バッグ部3のバッグ部本体21のコート収納済みの状態における外側面と、一対の把手部22a、22bのほぼ全面とを、例えば銀色とするとともに、残りの生地を、例えば黒色にした。しかし、上記銀色や上記黒色の部分のそれぞれは、金色、灰色、薄茶色、濃紺色などの各種の色であってもよく、場合によっては、これらの部分が互いに同色であってもよい。
1 羽毛コート(衣料用コート)
2 羽毛コート本体
3 コート収納用バッグ部
4 後身頃
5 バッグ収納用ポケット部
16 バッグ出し入れ用開口部
21 バッグ部本体
22a 把手部
22b 把手部
25 コート出し入れ用開口部
ポケット部5の内部の幅
ポケット部5の内部の高さ
バッグ部本体21の内部の幅
バッグ部本体21の内部の高さ

Claims (4)

  1. 衣料用コート本体と、この衣料用コート本体に連結されているコート収納用バッグ部とを備え、 上記衣料用コート本体が、バッグ収納用ポケット部を備え、 上記コート収納用バッグ部が、上記バッグ収納用ポケット部の付近において、上記衣料用コート本体に連結され、これによって、上記コート収納用バッグ部が、小さくまとめられた状態でもって、上記バッグ収納用ポケット部に収納され得るように構成され、 上記衣料用コート本体が、小さくまとめられた状態でもって、上記コート収納用バッグ部に収納され得るように構成された衣料用コート。
  2. 上記バッグ収納用ポケット部が、上記衣料用コート本体の後身頃の内側面に配設され、 上記コート収納用バッグ部のバッグ部本体のほぼ上端縁にコート出し入れ用の開口部が設けられ、 上記バッグ部本体のほぼ下端縁が、上記バッグ部本体の外側面と内側面とが互いに逆になっている裏返しの状態でもって、上記バッグ収納用ポケット部のバッグ出し入れ用の開口部の付近に連結され、 上記衣料用コート本体が上記コート収納用バッグ部に収納される際に、上記バッグ部本体が上記裏返しの状態から表返しの状態に引っ繰り返され得るように構成された請求項1に記載の衣料用コート。
  3. 上記コート収納用バッグ部が、互いに対向する一対の把手部を備え、 上記一対の把手部のそれぞれの両側の端縁が、上記衣料用コート本体が上記コート収納用バッグ部に収納された状態において、上記コート収納用バッグ部のバッグ部本体の内側面に連結され、 上記一対の把手部が、上記衣料用コート本体が上記コート収納用バッグ部に収納された状態において、上記バッグ部本体の内部に収納され得るように構成された請求項1または2に記載の衣料用コート。
  4. 上記衣料用コートが、羽毛コートであり、 上記バッグ収納用ポケット部の内部が空っぽでかつ上記バッグ収納用ポケット部がほぼ平坦な状態における上記バッグ収納用ポケット部の内部の幅が16cm〜32cmの範囲で高さが11cm〜21cmの範囲で平面的に見た面積が250cm〜500cmの範囲であり、 上記コート収納用バッグ部のバッグ部本体の内部が空っぽでかつ上記バッグ部本体がほぼ平坦な状態における上記バッグ部本体の内部の幅および高さのそれぞれが26cm〜52cmの範囲で平面的に見た面積が840cm〜1,680cmの範囲であることを特徴とする請求項1、2または3に記載の衣料用コート。
JP2013007328U 2013-12-25 2013-12-25 衣料用コート Expired - Lifetime JP3189343U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58113711U (ja) * 1982-01-27 1983-08-03 株式会社サンエ−ル 衣服
JPS59123117U (ja) * 1983-02-07 1984-08-18 寺岡 たみ子 収納バツグ付コ−ト

Patent Citations (2)

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