JP3188963U - 貯水フロートの給水構造 - Google Patents

Abstract

【課題】貯水槽の存在のため、給水口から来る一部分の水が重力の原因で貯水室の内に収集されて、十分な水量が流用穴によって貯水フロートの貯水槽に流入し、違う水圧の場合、有効的にフロートに重量を追加して、安定性が高まるようにした貯水フロートの給水構造を提供する。【解決手段】給水口４と、出口パイプ５と、貯水槽を持つ貯水フロートと、を具備する。給水口から流入する水が出口パイプ５の通路に流れ、当通路に貯水室１と流用穴３を有し、流用穴３によって水を案内して貯水室１から貯水フロートへ流入されるようにする。【選択図】図４

Description

本考案は貯水フロートの給水構造を開示して、便器の貯水フロートの制御弁の領域に用いる。

自動制御弁を使用する水洗便器のうち、フロートの動作を利用する制御弁が広く普及している。この類の弁はフロートを利用して水箱の中で液面高度に対する誘導によって弁の切れ通しを制御して、自動に便器の水箱の水量を維持する目的が実現される。多くのフロートの改善案で、比較的によくある場合では、フロートの上に一つの水槽が設置され、出口パイプの給水口部に流用穴を開いて、出口パイプから排出される少量の水は流用穴を通し、フロートの水槽に滴下され、フロートに対して臨時に重量を追加し、フロートの感度が低下され、フロートの上昇と低下との安定性が達成される。

しかし、この類の水槽の貯水フロートの方案はその欠陥があり、給水口からの水圧が小さい場合、流用穴から流出する水量が非常に少ないので、フロートに対する重量の追加を達成しづらい。従って、違う水圧の場合は、フロートで水が止まる高さは一致せず、最終的に水位は安定しない。

以上に述べたように、フロートの重量を追加する時に水圧が小さい場合で達成しにくい問題に対して、本考案は貯水フロートの給水構造を提案して、解決方案は次のとおりである。

給水口と、出口パイプと、貯水槽を持つ貯水フロートと、を具備して、前記給水口から流入する水が出口パイプの通路に流れて、当通路に貯水室と流用穴が設けられ、前記流用穴によって水を案内して前記貯水室から貯水フロートへ流入する。

前記流用穴によって水流を案内して出口パイプの外壁から流れ出、次に下部に位置する貯水フロートの貯水槽に流入する。

本考案の好適な案として、次の改善を行うことができる。

前記流用穴の末端に流用片が設けられて、前記流用片が垂直に取り付けられて、前記流用片の末端が前記貯水フロートの水槽口の上部に独立的にぶらさげて設置される。

前記貯水室が環状槽に設けられ、当貯水室の最下部が前記流用穴のところに位置される。前記給水口が前記出口パイプに垂直して設置され、且つ出口パイプの中心に近づいて取り付けられる。

前記貯水室が前記出口パイプの上下連結部に位置されて、前記流用片が前記流用穴の出口部に位置される。

前記貯水フロートの上に設置される貯水槽に出口も設けられる。前記出口パイプの内壁が前記貯水室の下部に位置されるところに開口をとじるような段階も設けられる。

本考案の有益な効果は以下である。

貯水槽の存在のため、給水口から来る一部分の水が重力の原因で貯水室の内に収集されて、十分な水量が流用穴を通して出口パイプの外壁から流れ出て、下方に位置する貯水フロートの貯水槽に流れ入れて、同時に、もし流用片が用いられ、水圧が小さい場合、この部分の水量が十分に貯水槽に案内されて流入し、有効的にフロートに重量を追加することで安定性が高まる。

貯水室が出口パイプの上下連結部に位置されて、したがって給水口に近接され、流用片の根元部が貯水室の高さよりも低くなく、給水口から収集される水が貯水フロートに滴れる距離が最も短く、この設計では、フロートについて直ちに重量が受け取られる。

貯水槽の上に設けられる出口によって貯水が一定期間内で空になるよう抜き取れるので、フロートに浮力を直ちに回復させる。

本考案の実施形態の弁の俯瞰図である。 図１に示す弁の左側面図である。 図１中のＡ―Ａに沿う断面図である。 図３中のＢ部分の詳しい拡大図である。

以下、図を参照しながら、本考案の実施形態をさらに説明しよう。

図１と図２で示すように、本実施状態の弁の俯瞰図と左側面図であり、図３は図１中のＡ―Ａに沿う断面図である。図１と図２と図３のように示し、１は貯水室であり、２は流用片であり、５は出口パイプであり、６は貯水フロートであり、７は貯水槽である。その中の流用片２が貯水槽７の垂直方向の上に位置され、その中の矢印が水流の方向に示される。

図４は図３中のＢ部の詳しい拡大図であり、より明確に各部材の位置関係を示す。１は環状形貯水室であり、２は流用片であり、３は流用穴であり、４は給水口であり、５は出口パイプであり、５１は出口パイプの上部品であり、５２は出口パイプの下部品であり、２１は流用片２の末端突起である。当末端突起２１が貯水フロート６の上の貯水槽７に独立的にぶらさがり、正面に向いて設置される。

貯水室１が出口パイプの下部品５２の上端面と出口パイプの上部品５１の内壁面から構成されて、点線２から分かるように環状形貯水室１のリング本体の上面が傾斜状態に設けられて、その最低端部が流用穴３のところに位置されて、貯水室１と流用片２が皆給水口４に近接されて設置される。

図４の中の矢印で水を流れる方向を示しているが、図のように、貯水室１に流れ落ちる水の唯一の道が設置されるため、給水口４から流入する水が出口パイプ５の中心に近い位置から飛び出し、パイプ壁に沿って流れて下がって、基本的にすべての水が貯水室１を通じ、このとき、貯水室１の上環状形面が傾斜状態に現れるため、貯水室内に収集した水が溢れて流用穴３へ案内され、流用片２に沿って、流用片２の末端突起２１から貯水槽７の中へ流れて落ち、図の中の矢印のように示す。水圧が低い場合、環状形貯水室では十分な有効面積を持つので、給水口４と垂直な出口パイプ５の上パイプ壁から流入する水が有効的に収集され、貯水フロート６の追加重量が最大限に確保される。

もう一方で、貯水室１が前記出口パイプ５の下連結部に位置されて、前記流用片２の根元部が前記貯水室１の水平高さよりも低くないので、貯水室１が流用片２に近接されて、流用穴３が最も短い状態に位置され、したがって、水が貯水室１から流用片２の末端へ流れる距離が最も短く、貯水フロート６の追加重量が直ちに保証される。

図３のように示す。貯水フロート６の上に設置する貯水槽７の底部に小穴８が設けられ、貯水槽７の中に保存した重量を追加するための水があまりにも長く残らないので、フロートに浮力を直ちに回復させる。

以上で述べたのは単なる本考案の一つの具体な実施形態のみである。しかし、本考案の設計・アイディアはこれに限定されるものではなく、すなわち、本考案のアイディアに基づいて変形させることが可能であり、それらは本考案の範囲から排除するものではない。

本考案では給水通路に貯水室が設けられるため、給水口から来る一部分の水が重力の原因で貯水室の内に収集されて、十分な水量が流用穴を通して下方に位置する貯水フロートの貯水槽に流入し、有効的にフロートに重量を追加して、安定性が高まる。

１ 貯水室
２ 流用片
３ 流用穴
４ 給水口
５ 出口パイプ
６ 貯水フロート
７ 貯水槽
８ 小穴

Claims (9)

1. 給水口と、出口パイプと、貯水槽を持つ貯水フロートと、を具備する貯水フロートの給水構造であって、前記給水口から流入する水が出口パイプの通路に流れ、当通路に貯水室と流用穴が設けられ、前記流用穴によって水を案内して前記貯水室から貯水フロートへ流入するようにしたことを特徴とする貯水フロートの給水構造。
2. 前記流用穴によって水流を案内して出口パイプの外壁から流れ出し、次に下部に位置する貯水フロートの貯水槽に流入させるようにしたことを特徴とする請求項１に記載の貯水フロートの給水構造。
3. 前記流用穴の末端に流用片が設けられて、前記流用片が垂直に取り付けられて、前記流用片の末端が前記貯水フロートの水槽口の上部に独立的にぶらさがって設置されるようにしたことを特徴とする請求項１または請求項２に記載の貯水フロートの給水構造。
4. 前記貯水室が環状槽に設けられるようにしたことを特徴とする請求項１または請求項２に記載の貯水フロートの給水構造。
5. 前記流用穴が前記貯水室の先端の最低点に設置されるようにしたことを特徴とする請求項４に記載の貯水フロートの給水構造。
6. 前記給水口が前記出口パイプに垂直して設置され、且つ出口パイプの中心に近接するところに取れ付けられるようにしたことを特徴とする請求項２に記載の貯水フロートの給水構造。
7. 前記貯水室が前記出口パイプの上下連結部に位置されて、前記流用片が前記流用穴の出口部に位置されるようにしたことを特徴とする請求項３に記載の貯水フロートの給水構造。
8. 前記貯水フロートの上に設置される貯水槽に出口穴が設けられるようにしたことを特徴とする請求項１から請求項７のうちいずれか一項に記載の貯水フロートの給水構造。
9. 前記出口パイプの内壁が前記貯水室の下部に位置されるところに開口をとじるような段階も設けられるようにしたことを特徴とする請求項２に記載の貯水フロートの給水構造。

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