JP3188808U - スクリュー鋼管杭の改良 - Google Patents

Abstract

【課題】軟弱地盤等に打設するときに土質の形状によりブレが生じることがないスクリュー鋼管杭を提供する。
【解決手段】鋼管杭の先端部分と杭頭部分２カ所にスクリュー案内羽根１，２を設ける。スクリューの幅は全体で鋼管直径の４倍、鋼管杭の先端部分のスクリュー羽根１は２．５〜３巻、杭頭部分のスクリュー羽根２は２巻、スクリュー羽根の厚さは３．２ｍｍ以上とする。
【選択図】図１

Description

鋼管杭を打設するとき、土質により多少のブレが生じる場合があるが、これを解消するために上下２重スクリュー式の鋼管杭を考案した。

従来の鋼管杭は土質により地上部分に出る杭頭にブレが生じる事があった。
これを修正してさらに、杭の打込み後に地盤に密着できるように改良を行う。

鋼管杭の先端部分と杭頭部分の２カ所にスクリュー型の案内羽根を設ける。（図１より）
図１の１により鋼管杭本体を回転することにより、推進スクリューでスムーズに地盤に貫入され地中にさらに密着されていき、２は杭頭付近地盤への支持力をさらにはかり、全体で鋼管杭を地盤面への密着を上げる事ができる。

鋼管杭本体の約４倍幅のスクリューを上下に付けたため、掘進時の掘削土砂の流動化防止、スクリューの土質食込みによる杭の安定化等が上げられる。
従来の杭は一般的に機械打設で行ってきたが、考案の杭は回転だけで掘進していくため、騒音が押さえられて街中でも施工可能となる。
さらに、打ち込み時間も短縮できるメリットがある。

改良した鋼管杭の全体図である

１ 鋼管杭先端スクリュー案内羽根部分
２ 鋼管杭杭頭スクリュー案内羽根部分

Claims (1)

1. ・鋼管杭の先端部分と杭頭部分２カ所にスクリュー案内羽根を設ける。
   ・スクリューの幅は全体で鋼管本体の約４倍とする。
   ・スクリュー羽根は図１のように、先端部は２．５〜３巻、杭頭部分は２巻を基準とする。
   ・スクリュー羽根の厚さは３．２ｍ／ｍ以上とする。