JP3188560U - カードコネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】カードに接触するコンタクトの設置スペース以外にカード挿入検出スイッチの設置スペースを設けることなく、カード挿入方向の寸法及び幅方向の寸法を小さくすることができる、カード挿入検出スイッチを有するカードコネクタを提供する。
【解決手段】カードコネクタ1は、カードが挿入されるハウジング10と、ハウジングに固定され、カードがハウジングに挿入された際にカードに接触する複数のコンタクト20a〜20hと、カードがハウジングに挿入された際にカードの挿入状態を検知するカード挿入検出スイッチ40とを備える。カード挿入検出スイッチ40は、複数のコンタクトのうちの1個20hをカード挿入検出用とした第1コンタクト41と、第1コンタクトの下に空間を置いて配置され、第1コンタクトが接離する第2コンタクト42とからなる。
【選択図】図5
【解決手段】カードコネクタ1は、カードが挿入されるハウジング10と、ハウジングに固定され、カードがハウジングに挿入された際にカードに接触する複数のコンタクト20a〜20hと、カードがハウジングに挿入された際にカードの挿入状態を検知するカード挿入検出スイッチ40とを備える。カード挿入検出スイッチ40は、複数のコンタクトのうちの1個20hをカード挿入検出用とした第1コンタクト41と、第1コンタクトの下に空間を置いて配置され、第1コンタクトが接離する第2コンタクト42とからなる。
【選択図】図5
Description
本考案は、カードの挿入を検出するためのスイッチ(カード挿入検出スイッチ)を有するカードコネクタに関する。
従来、例えば、メモリカードやSIM(加入者識別モジュール)カードなどのカードが挿入されるカードコネクタなどにおいては、そのカードの挿入を検出するためのカード挿入検出スイッチを有しているのが一般的である。
従来のこの種のカード挿入検出スイッチを有するカードコネクタの一例として、例えば、特許文献1に示すものが知られている。
従来のこの種のカード挿入検出スイッチを有するカードコネクタの一例として、例えば、特許文献1に示すものが知られている。
特許文献1に示すカードコネクタは、カードが挿入されるハウジングと、カードの挿入時にカードに接触するコンタクトと、カードがハウジングに挿入された際に、カードの挿入状態を検知する一対のスイッチ端子とを備えている。そして、これら一対のスイッチ端子は、ハウジングのカード挿入方向の奥側に取り付けられている。
また、従来のカード挿入検出スイッチを有するカードコネクタの他の例として、例えば、特許文献2に示すものも知られている。
また、従来のカード挿入検出スイッチを有するカードコネクタの他の例として、例えば、特許文献2に示すものも知られている。
特許文献2に示すカードコネクタは、カードが挿入されるハウジングと、カードの挿入時にカードに接触するコンタクトと、ハウジングの側壁部を構成するように設けられた金属板と、この金属板に接離可能に設けられた金属片とを備えている。そして、金属板と金属片とによりカード挿入検出スイッチを構成している。
しかしながら、これら従来の特許文献1及び特許文献2に示すカードコネクタにあっては、以下の問題点があった。
即ち、特許文献1に示すカードコネクタの場合、スイッチ端子が、カードに接触するコンタクトとは別個にハウジングのカード挿入方向の奥側に取り付けられている。このため、カード挿入方向に沿ったカードコネクタの寸法が大きくなってしまう、という問題があった。
即ち、特許文献1に示すカードコネクタの場合、スイッチ端子が、カードに接触するコンタクトとは別個にハウジングのカード挿入方向の奥側に取り付けられている。このため、カード挿入方向に沿ったカードコネクタの寸法が大きくなってしまう、という問題があった。
また、特許文献2に示すカードコネクタの場合、カード挿入検出スイッチが、カードに接触するコンタクトとは別個にハウジングの側壁部に取り付けられている。このため、カード挿入検出スイッチを設置するための空間がハウジングの側方に必要となり、カードコネクタの幅方向寸法が大きくなってしまう、という問題があった。
従って、本考案はこれら従来の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、カードに接触するコンタクトの設置スペース以外にカード挿入検出スイッチの設置スペースを設けることなく、カード挿入方向の寸法及び幅方向の寸法を小さくすることができる、カード挿入検出スイッチを有するカードコネクタを提供することにある。
従って、本考案はこれら従来の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、カードに接触するコンタクトの設置スペース以外にカード挿入検出スイッチの設置スペースを設けることなく、カード挿入方向の寸法及び幅方向の寸法を小さくすることができる、カード挿入検出スイッチを有するカードコネクタを提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案のある態様に係るカードコネクタは、カードが挿入されるハウジングと、該ハウジングに固定され、前記カードが前記ハウジングに挿入された際に前記カードに接触する複数のコンタクトと、前記カードが前記ハウジングに挿入された際に前記カードの挿入状態を検知するカード挿入検出スイッチとを備えたカードコネクタであって、前記カード挿入検出スイッチは、前記複数のコンタクトのうちの1個をカード挿入検出用とした第1コンタクトと、該第1コンタクトの下に空間を置いて配置され、前記第1コンタクトが接離する第2コンタクトとからなることを特徴としている。
また、このカードコネクタにおいて、前記第2コンタクトは、前記複数のコンタクトを形成するリードフレームの一部を折り返して形成されていることが好ましい。
更に、このカードコネクタにおいて、前記第1コンタクトは、前記カードが接触する接点を頂点とする山形に形成された片持ち梁状のコンタクトであり、前記ハウジングに固定される固定端及び前記接点を挟んで前記固定端と反対側に位置する自由端が、前記接点よりも下方に位置することが好ましい。
また、このカードコネクタにおいて、前記第1コンタクトの自由端は、前記複数のコンタクトを形成するリードフレームの一部を折り返した延長部上を摺動することが好ましい。
更に、このカードコネクタにおいて、前記第1コンタクトは、前記カードが接触する接点を頂点とする山形に形成された片持ち梁状のコンタクトであり、前記ハウジングに固定される固定端及び前記接点を挟んで前記固定端と反対側に位置する自由端が、前記接点よりも下方に位置することが好ましい。
また、このカードコネクタにおいて、前記第1コンタクトの自由端は、前記複数のコンタクトを形成するリードフレームの一部を折り返した延長部上を摺動することが好ましい。
本考案に係るカードコネクタによれば、カード挿入検出スイッチは、カードに接触する片持ち梁状の複数のコンタクトのうちの1個をカード挿入検出用とした第1コンタクトと、第1コンタクトの下に空間を置いて配置され、第1コンタクトが接離する第2コンタクトとからなる。このため、カード挿入検出スイッチを構成する一方のコンタクト専用のコンタクトを別途設ける必要はない。そして、カード挿入検出スイッチを構成する第2コンタクトは、第1コンタクトの下に配置されている。このため、カードコネクタの平面から見てカードに接触するコンタクトの設置スペース以外にカード挿入検出スイッチ(第1コンタクト及び第2コンタクト)の設置スペースを設ける必要はない。従って、カード挿入方向の寸法及び幅方向の寸法を小さくすることができる。
以下、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3に示すカードコネクタ1は、図示しない回路基板上に実装される。そして、カードコネクタ1には、メモリカード、SIMカード等などのカードCが、図1乃至図3における矢印Xで示すカード挿入方向に挿入されると共に矢印Yで示すカード排出方向に抜去される。カードコネクタ1にカードCが挿入されることにより、カードCと回路基板との電気的接続が達成される。ここで、カードCは、図1乃至図3に示すように、幅方向(図2における左右方向)及び前後方向(図2における上下方向)に延びる略矩形体形状に形成される。そして、カードCの裏面には、図示しない複数(本実施形態にあっては8個)の導電パッドが設けられている。複数の導電パッドは、カードCの裏面において前側及び後側に2列状に左から右にかけて所定ピッチで配置されている。
図1乃至図3に示すカードコネクタ1は、図示しない回路基板上に実装される。そして、カードコネクタ1には、メモリカード、SIMカード等などのカードCが、図1乃至図3における矢印Xで示すカード挿入方向に挿入されると共に矢印Yで示すカード排出方向に抜去される。カードコネクタ1にカードCが挿入されることにより、カードCと回路基板との電気的接続が達成される。ここで、カードCは、図1乃至図3に示すように、幅方向(図2における左右方向)及び前後方向(図2における上下方向)に延びる略矩形体形状に形成される。そして、カードCの裏面には、図示しない複数(本実施形態にあっては8個)の導電パッドが設けられている。複数の導電パッドは、カードCの裏面において前側及び後側に2列状に左から右にかけて所定ピッチで配置されている。
そして、カードコネクタ1は、図4乃至図9に示すように、絶縁性のハウジング10と、金属製の複数(本実施形態にあっては8個)のコンタクト20a〜20hと、金属製のシェル30と、カード挿入検出スイッチ40とを備えている。
ハウジング10は、図4乃至図6(A),(B)及び図10に示すように、前側(図2及び図5における下側)からカードCを受容するように構成されている。ハウジング10は、絶縁性の樹脂を成形することによって幅方向(図5における左右方向)及び前後方向(図5における上下方向)に延びる略矩形形状に形成される。ハウジング10は、幅方向及び前後方向に延びる略矩形形状の底壁11を備えている。この底壁11の左端には前端から後方に向けて延びる左側壁12が設けられている。また、底壁11の右端には前端から後方に向けて延びる右側壁13が設けられている。そして、ハウジング10を覆うシェル30(平面部31)とハウジング10の底壁11との間にカード挿入空間14が形成されている。カードCは、図1乃至図3に示すように、ハウジング10の前側からカード挿入空間14内に挿入されて、矢印Xで示すカード挿入方向(前側から後方向)に進行する。また、カードCは、ハウジング10の後側から矢印Yで示すカード排出方向(後側から前方向)に排出される。ここで、カードCをカード挿入空間14内に挿入するときに、カードCの左側面を左側壁14の内側面が案内し、カードCの右側面を右側壁13の内側面が案内する。
ハウジング10は、図4乃至図6(A),(B)及び図10に示すように、前側(図2及び図5における下側)からカードCを受容するように構成されている。ハウジング10は、絶縁性の樹脂を成形することによって幅方向(図5における左右方向)及び前後方向(図5における上下方向)に延びる略矩形形状に形成される。ハウジング10は、幅方向及び前後方向に延びる略矩形形状の底壁11を備えている。この底壁11の左端には前端から後方に向けて延びる左側壁12が設けられている。また、底壁11の右端には前端から後方に向けて延びる右側壁13が設けられている。そして、ハウジング10を覆うシェル30(平面部31)とハウジング10の底壁11との間にカード挿入空間14が形成されている。カードCは、図1乃至図3に示すように、ハウジング10の前側からカード挿入空間14内に挿入されて、矢印Xで示すカード挿入方向(前側から後方向)に進行する。また、カードCは、ハウジング10の後側から矢印Yで示すカード排出方向(後側から前方向)に排出される。ここで、カードCをカード挿入空間14内に挿入するときに、カードCの左側面を左側壁14の内側面が案内し、カードCの右側面を右側壁13の内側面が案内する。
また、複数のコンタクト20a〜20hは、図4、図5及び図10に示すように、ハウジング10の底壁11の前側及び後側において2列状に左から右にかけて所定ピッチで固定されている。具体的に述べると、本実施形態にあっては、4個のコンタクト20a〜20dは底壁11の前側において1列状に左から右にかけて所定ピッチで固定されている。また、4個のコンタクト20e〜20hは底壁11の後側において1列状に左から右にかけて所定ピッチで固定されている。そして、各コンタクト20a〜20hは、図10に示すように、前端を固定端として片持ち梁状に後方に向けて延びている。
ここで、複数のコンタクト20a〜20hの底壁11への固定方法について述べると、先ず、導電性金属板を打抜き及び曲げ加工することによって、複数のコンタクト20a〜20hを有するリードフレーム21(図10参照)を形成する。そして、複数のコンタクト20a〜20hを形成したリードフレーム21をインサート成形し、ハウジング10の底壁11を形成する。その後、底壁11の幅方向及び前後方向に隣接するコンタクト20a〜20h間のリードフレーム21の一部を切断し、隣接するコンタクト20a〜20hを互いに絶縁する。これにより、複数のコンタクト20a〜20hは、底壁11に固定される。
そして、これら複数のコンタクト20a〜20hのうち1個のコンタクト20hを除く残りのコンタクト20a〜20gには、カードCがカード挿入空間14に挿入された際に、カードCの信号用の導電パッドが接触する。また、1個のコンタクト20hには、カードCがカード挿入空間14に挿入された際に、カードCの接地用の導電パッドが接触する。カードCの導電パッドが接触する各コンタクト20a〜20hは、図9に示されるように、カードCの導電パッドが接触する接点20aa〜20ga,41aを頂点とする山形に形成される。そして、底壁11に固定される固定端及びその固定端の反対側の自由端が、接点20aa〜20ga,41aよりも下方に位置する。また、各コンタクト20a〜20hは、回路基板に接続される基板接続部20ab〜20gb,42eを備えている。各基板接続部20ab〜20gb,42eは、各コンタクト20a〜20hの固定端から延びて、図4、図5及び図10に示すように、底壁11の後方側に導出される。なお、1個のコンタクト20hは、後述するように、カード挿入検出用とされてカード挿入検出スイッチ40を構成する第1コンタクト41とされる。
また、シェル30は、図4及び図5に示すように、ハウジング10の少なくとも一部を覆うようにハウジング10に取り付けられる。シェル30は、図4乃至図7(A),(B)に示すように、ハウジング10の上面を覆う平面部31と、ハウジング10の幅方向左右側面を覆う一対の側面部32,33と、ハウジング10の後面を覆う後面部34を備えている。シェル30は、金属板を打抜き及び曲げ加工することによって形成される。平面部31は、ハウジング10の幅方向及び前後方向に延びる。平面部31の前縁には、幅方向両側から幅方向中央にかけて切り欠かれる第1切欠31aが形成されている。平面部31の後縁には、幅方向両側から幅方向中央にかけて切り欠かれる第2切欠31bが形成されている。平面部31に第2切欠31bを形成していることにより、図1及び図2に示すカードCがカードコネクタ1に挿入された状態からカードCを排出する際に、操作者の指がカードCの後端部に容易にアクセスすることができる。また、各側面部32、33は、平面部31の幅方向各側面から下方に延びる。また、後面部34は、平面部31の後面から下方に延びている。
更に、カード挿入検出スイッチ40は、カードCの挿入を検出するためのものであり、図5、図8及び図10に示すように、カードコネクタ1の前後方向後側かつ幅方向右側に配置される。このカード挿入検出スイッチ40は、カードCに接触する片持ち梁状の複数のコンタクト20a〜20hのうちの1個20hをカード挿入検出用とした第1コンタクト41と、第1コンタクト41の下に空間を置いて配置された第2コンタクト42とからなる。第1コンタクト41は、カードCが接触すると、可動接点部41eが下方に変位し、第2コンタクト42に接触する。第1コンタクト41が第2コンタクト42に接触すると、スイッチ40が閉となり、カードCの挿入が検出される。
そして、複数のコンタクト20a〜20hのうちの1個20hをカード挿入検出用とした第1コンタクト41としたから、カード挿入検出スイッチ40を構成する一方のコンタクト専用のコンタクトを別途設ける必要はない。そして、カード挿入検出スイッチ40を構成する第2コンタクト42は、第1コンタクト41の下に配置されている。このため、カードコネクタ1の平面から見てカードCに接触するコンタクト20a〜20hの設置スペース以外にカード挿入検出スイッチ(第1コンタクト41及び第2コンタクト42)の設置スペースを設ける必要はない。これにより、カードコネクタ1のカード挿入方向(前から後ろに向かう方向)の寸法及び幅方向の寸法を小さくすることができる。
ここで、カード挿入検出スイッチ40の構成を図11乃至図15を参照して詳細に説明する。
先ず、カード挿入検出スイッチ40の構成を説明する前に、複数のコンタクト20a〜20hを形成するリードフレーム21について説明する。前述したように、導電性金属板を打抜き及び曲げ加工することによってリードフレーム21で接続された複数のコンタクト20a〜20hを形成した後、リードフレーム21はインサート成形され、ハウジング10の底壁11が形成される。その後、底壁11の幅方向及び前後方向に隣接するコンタクト20a〜20h間のリードフレーム21の一部を切断し、隣接するコンタクト20a〜20hが互いに絶縁される。このリードフレーム21の一部を切断するときに、図11の符号21aで示す切断除去部分をも切断除去し、コンタクト20hの周囲のリードフレーム21は、第1リードフレーム部22と第2リードフレーム部23とに分断される。
先ず、カード挿入検出スイッチ40の構成を説明する前に、複数のコンタクト20a〜20hを形成するリードフレーム21について説明する。前述したように、導電性金属板を打抜き及び曲げ加工することによってリードフレーム21で接続された複数のコンタクト20a〜20hを形成した後、リードフレーム21はインサート成形され、ハウジング10の底壁11が形成される。その後、底壁11の幅方向及び前後方向に隣接するコンタクト20a〜20h間のリードフレーム21の一部を切断し、隣接するコンタクト20a〜20hが互いに絶縁される。このリードフレーム21の一部を切断するときに、図11の符号21aで示す切断除去部分をも切断除去し、コンタクト20hの周囲のリードフレーム21は、第1リードフレーム部22と第2リードフレーム部23とに分断される。
第1リードフレーム部22は、切断除去部分21aから前方に延びる第1フレーム部分22aと、第1フレーム部分22aの前端から幅方向右方に延びる第2フレーム部分22bと、第2板部分22bの右端から後方に延びる第3フレーム部分22cとを備えている。また、第1リードフレーム部22は、第3フレーム部分22cの後端から幅方向左方に延びる第4フレーム部分22dを備えている。
また、第2リードフレーム部23は、切断除去部分21aから後方に延びる第1フレーム部分23aと、第1フレーム部分23aの前後方向途中から幅方向左方に延びる第2フレーム部分23bとを備えている。
そして、カード挿入検出スイッチ40は、前述したように、コンタクト20hをカード挿入検出用とした片持ち梁状の第1コンタクト41と、第1コンタクト41の下に空間を置いて設けられた第2コンタクト42とからなる。
そして、カード挿入検出スイッチ40は、前述したように、コンタクト20hをカード挿入検出用とした片持ち梁状の第1コンタクト41と、第1コンタクト41の下に空間を置いて設けられた第2コンタクト42とからなる。
第1コンタクト41は、図11、図12及び図15に示すように、第1リードフレーム部22の第2フレーム部分22bに連結した固定端41bから後方に片持ち梁状に延びている。また、第1コンタクト41は、図14(A),(B)に示すように、カードCが接触する接点41aを頂点とする山形に形成され、固定端41b及び自由端41cが、接点41aよりも下方に位置している。固定端41bは、インサート成形時にハウジング10の底壁11に固定される。また、第1コンタクト41は、図14(A),(B)に示すように、自由端41cの近傍に第2コンタクト42の第4板部分42dに接触する可動接点部41eを備えている。なお、第1コンタクト41は、第1フレーム部22の第4フレーム部分22dから後方に向けて延びる基板接続部41dにより回路基板上に半田接続される。
また、第2コンタクト42は、第2リードフレーム部23の第2フレーム部分23bの後縁から湾曲部23cを介して下方に折り返されて前方に延びる第1板部分42aを備えている。また、第2コンタクト42は、第1板部分42aの前端から幅方向右方に延びる第2板部分42bを備えている。第2板部分42bは、図12及び図15に示すように、第2リードフレーム部23の第1フレーム部分23aの下方を通過する。また、第2コンタクト42は、第2板部分42bの右端から前方に延びる第3板部分42cと、第3板部分42cの前端から幅方向右方に延びる第4板部分42dとを備えている。第4板部分42dは、図14(A),(B)に示すように、第1コンタクト41の可動接点部41eの下に空間を置いて位置している。なお、第2コンタクト42は、第2リードフレーム部23の第1フレーム部分23aから後方に向けて延びる基板接続部42eにより回路基板上に半田接続される。
更に、第1リードフレーム部22の第3フレーム部分22cの後縁からは、湾曲部22eを介して下方に折り返されて幅方向左方に延びる延長部43が設けられている。第1コンタクト41の自由端41cは、延長部43上を摺動するようになっている。
次に、カード挿入検出スイッチ40のハウジング10への固定方法について説明する。
先ず、導電性金属板を打抜き及び曲げ加工することによってリードフレーム21で接続された複数のコンタクト20a〜20hを形成する際に、第2コンタクト42及び延長部43も同時に形成する。第2コンタクト42が複数のコンタクト20a〜20hを形成するリードフレーム21の一部を折り返して形成されているため、複数のコンタクト20a〜20hを形成する際に、第2コンタクト42も同時に形成できる。このため、コンタクト形成工程とは別個の工程によって第2コンタクト42を形成する必要はなく、第2コンタクト42を迅速かつ容易に形成することができる。
次に、カード挿入検出スイッチ40のハウジング10への固定方法について説明する。
先ず、導電性金属板を打抜き及び曲げ加工することによってリードフレーム21で接続された複数のコンタクト20a〜20hを形成する際に、第2コンタクト42及び延長部43も同時に形成する。第2コンタクト42が複数のコンタクト20a〜20hを形成するリードフレーム21の一部を折り返して形成されているため、複数のコンタクト20a〜20hを形成する際に、第2コンタクト42も同時に形成できる。このため、コンタクト形成工程とは別個の工程によって第2コンタクト42を形成する必要はなく、第2コンタクト42を迅速かつ容易に形成することができる。
その後、リードフレーム21をインサート成形し、ハウジング10の底壁11を形成する。このインサート成形により、カード挿入検出スイッチ40がハウジング10の底壁に固定される。
そして、底壁11の幅方向及び前後方向に隣接するコンタクト20a〜20h間のリードフレーム21の一部を切断すると同時に、切断除去部分21aをも切断除去する。これにより、コンタクト20hの周囲のリードフレーム21が、第1リードフレーム部22と第2リードフレーム部23とに分断される。
そして、底壁11の幅方向及び前後方向に隣接するコンタクト20a〜20h間のリードフレーム21の一部を切断すると同時に、切断除去部分21aをも切断除去する。これにより、コンタクト20hの周囲のリードフレーム21が、第1リードフレーム部22と第2リードフレーム部23とに分断される。
次に、カード挿入検出スイッチ40の作用について、図1乃至図3及び図9を参照して説明する。
先ず、カードCがカードコネクタ1のカード挿入空間14に挿入されていないときには、図9に示すように、第1コンタクト41の可動接点部41eは第2コンタクト42の第4板部分42dと離れている。これにより、スイッチ40が開状態でカードCは未挿入と検出される。また、第1コンタクト41の自由端41cは、延長部43の上面に接触している。
先ず、カードCがカードコネクタ1のカード挿入空間14に挿入されていないときには、図9に示すように、第1コンタクト41の可動接点部41eは第2コンタクト42の第4板部分42dと離れている。これにより、スイッチ40が開状態でカードCは未挿入と検出される。また、第1コンタクト41の自由端41cは、延長部43の上面に接触している。
次に、カードCを、図1乃至図3に示すように、カード挿入空間14内に挿入し、矢印Xで示す方向に進行させる。すると、カードCの裏面の導電パッドが各コンタクト20a〜20hの接点20aa〜20ga,41aに接触する。そして、カードCの進行につれて第1コンタクト41の可動接点部41eが下方に変位する。これにより、可動接点部41eが第2コンタクト42の第4板部分42dに接触し、スイッチ40が閉状態となり、カードCの挿入状態が検出される。また、第1コンタクト41の自由端41cが延長部43上を摺動する。延長部43がない場合、第1コンタクト41の自由端41cが回路基板上を摺動することになり、回路基板の素材が摩耗してしまうおそれがある。
そして、カードCをカード挿入空間14から抜き出すときには、カードCの後端部を、図1乃至図3における矢印Yで示すカード排出方向(前方向)に押圧する。この際に、カードCを覆っているシェル30の平面部31の後縁には、第2切欠31bが形成されているから、操作者の指がカードCの後側に容易にアクセスすることができる。そして、カードCの排出が完了すると、カードCの信号用導電パッド及び各コンタクト20a〜20gの接点20aa〜20gaの接触状態が解除される。また、カードCの接地用導電パッド及び第1コンタクト41の接点41aの接触状態が解除される。これにより、第1コンタクト41の可動接点部41eが上方に変位して元の位置に復帰し、スイッチ40が開状態となり、カードCは未挿入と検出される。また、第1コンタクト41の自由端41cが延長部43上を摺動する。
なお、前述したように、第1コンタクト41は、カードCが接触する接点41aを頂点とする山形に形成され、自由端41cが、接点41aよりも下方に位置している。自由端41cが接点41aと同等の高さ位置あるいは接点41aよりも高い位置にあると、カードCの先端側に下方に突出する部分があった場合、例えば、カードCの先端に別個のアダプタを装着した場合に、不都合がある。つまり、その場合にカードCを排出すると、カードC先端の下方に突出する部分が自由端41cに引っ掛かり、第1コンタクト41が座屈してしまうおそれがある。自由端41cを接点41aよりも下方に位置させることにより、カードCの排出時における第1コンタクト41の座屈のおそれを回避することができる。
以上、本考案の実施形態について説明してきたが、本考案はこれに限定されずに種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、カードコネクタ1において、第2コンタクト42は、複数のコンタクト20a〜20hを形成するリードフレーム21の一部を折り返して形成されている必要は必ずしもない。
例えば、カードコネクタ1において、第2コンタクト42は、複数のコンタクト20a〜20hを形成するリードフレーム21の一部を折り返して形成されている必要は必ずしもない。
また、カードコネクタ1において、第1コンタクト41は、カードCが接触する接点41aを頂点とする山形に形成されている必要は必ずしもない。
更に、カードコネクタ1において、第1コンタクト41の自由端41cは、複数のコンタクト20a〜20hを形成するリードフレーム21の一部を折り返した延長部43上を摺動する必要は必ずしもない。
更に、カードコネクタ1において、第1コンタクト41の自由端41cは、複数のコンタクト20a〜20hを形成するリードフレーム21の一部を折り返した延長部43上を摺動する必要は必ずしもない。
1 カードコネクタ
10 ハウジング
20a,20b,20c,20c,20d,20e,20f,20g,20g,20h コンタクト
40 カード挿入検出スイッチ
41 第1コンタクト
41a 接点
41b 固定端
41c 自由端
42 第2コンタクト
43 延長部
10 ハウジング
20a,20b,20c,20c,20d,20e,20f,20g,20g,20h コンタクト
40 カード挿入検出スイッチ
41 第1コンタクト
41a 接点
41b 固定端
41c 自由端
42 第2コンタクト
43 延長部
Claims (4)
- カードが挿入されるハウジングと、該ハウジングに固定され、前記カードが前記ハウジングに挿入された際に前記カードに接触する複数のコンタクトと、前記カードが前記ハウジングに挿入された際に前記カードの挿入状態を検知するカード挿入検出スイッチとを備えたカードコネクタであって、
前記カード挿入検出スイッチは、前記複数のコンタクトのうちの1個をカード挿入検出用とした第1コンタクトと、該第1コンタクトの下に空間を置いて配置され、前記第1コンタクトが接離する第2コンタクトとからなることを特徴とするカードコネクタ。 - 前記第2コンタクトは、前記複数のコンタクトを形成するリードフレームの一部を折り返して形成されていることを特徴とする請求項1記載のカードコネクタ。
- 前記第1コンタクトは、前記カードが接触する接点を頂点とする山形に形成された片持ち梁状のコンタクトであり、前記ハウジングに固定される固定端及び前記接点を挟んで前記固定端と反対側に位置する自由端が、前記接点よりも下方に位置することを特徴とする請求項1又は2記載のカードコネクタ。
- 前記第1コンタクトの自由端は、前記複数のコンタクトを形成するリードフレームの一部を折り返した延長部上を摺動することを特徴とする請求項3記載のカードコネクタ。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3188560U true JP3188560U (ja) | 2014-01-30 |
Family
ID=
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