JP3188312U - 果汁搾り器 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率よく快適に果汁を搾り出して利用することができ、かつ衛生面及び携帯性にもすぐれる果汁搾り器を提供する。【解決手段】果汁を搾るための搾り具110と、搾った果汁を収納するための収納容器120とを備え、搾り具は、果実が押し当てられる部位である搾り部111と、搾り部を伝わって流れ落ちた果汁を受けるとともに、果汁を収納部に流出させるための貫通孔が形成された受け皿部と、収納容器に嵌め込まれたときのずれを防止するストッパー部と、を備え、収納容器は、胴部121と、果汁の注ぎ口122と、胴部の外周面に形成された滑り止め部123と、取っ手124と、を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、果汁搾り器に関する。
果実類、とりわけレモンやグレープフルーツに代表される柑橘類は、その果汁の爽やかな香りと独特の酸味が飲み物や料理の美味しさを一層際立てるため、従来から広く一般家庭の台所や食卓で用いられてきた。また、豊富に含まれているビタミン類やクエン酸が健康にもよいことから、台所や食卓だけでなく、バーベキューやピクニックの際にも、柑橘類を携帯して果汁を搾って料理や飲み物に加えて楽しむ人が増えている。
柑橘類の果汁を搾り取る方法として、一般家庭においては柑橘類を二つに輪切りして、一つずつ手で持ち、その切断面を凹凸のある果汁搾り器に押しつけながら回して果汁を搾り取る方法が一般的である。このような果汁搾り器として、従来、例えば、金属素材を用いた椀体とその凹部中央に突設された略円錐状の外形を持ち且つその周面に複数の垂下溝条を設けた搾り部とからなり、その搾り部に半切した大型柑橘類の果肉部に照応する容積を与えると共に、椀体の椀壁周縁の対向する2ヶ所の位置に注ぎ口を穿設し他の周縁位置に別体の摘み部を付設してなる果汁搾り器が提案されている(特許文献1を参照)。
実用新案登録第3034332号公報
しかしながら、上記の果汁搾り器は、果汁を搾るときに、片手の指腹で周縁位置の一箇所に付設された摘み部を掴んで果汁搾り器を固定するため、果汁搾り器が傾いたり、果汁搾り器を押さえる力が不十分だったりする。むろん、掴み部を使わず、手を広げて果汁搾り器の椀体を周縁位置の二箇所で押さえることも考えられるが、この場合には柑橘類を押し回す作業をするもう一方の手と干渉することになってしまう。また、上記の果汁搾り器は、搾り部により果汁と種が同時に搾りだされ、果汁と種がそのまま椀体に貯留するため、それらを分離する作業が必要となり、時間と労力が費やされるだけでなく、道具や手を使うことになり、衛生面でも好ましくない。
上記課題を解決するため、本考案に係る果汁搾り器は、果汁を搾るための搾り具と、搾った果汁を収納するための収納容器とを備え、前記搾り具は、果実が押し当てられる部位である搾り部と、前記搾り部を伝わって流れ落ちた果汁を受けるとともに、前記果汁を前記収納部に流出させるための貫通孔が形成された受け皿部と、前記収納容器に嵌め込まれたときのずれを防止するストッパー部と、を備え、前記収納容器は、胴部と、前記果汁の注ぎ口と、前記胴部の外周面に形成された滑り止め部と、取っ手と、を備える。
本考案によれば、効率よく快適に果汁を搾り出して利用することができ、かつ衛生面及び携帯性にもすぐれる果汁搾り器を提供することができる。
本考案の第1実施形態に係る果汁搾り器の正面図である。 本考案の第1実施形態に係る果汁搾り器の搾り具の平面図である。 本考案の第1実施形態に係る果汁搾り器の断面図(図1のA−A'方向断面図)である。 搾り具が収納容器に装着された状態における本考案の第1実施形態に係る果汁搾り器の平面図である。 本考案の第1実施形態に係る果汁搾り器の使用状態を示すための図である。 本考案の第1実施形態の変形例に係る果汁搾り器の概要を説明するための図である。 本考案の第2実施形態に係る果汁搾り器の正面図である。 本考案の第2実施形態に係る果汁搾り器の搾り具の平面図である。 本考案の第2実施形態の変形例1における果汁搾り器の搾り具を説明するための図面である。 本考案の第2実施形態の変形例2に係る果汁搾り器の正面図である。 本考案の第2実施形態の変形例2に係る果汁搾り器の使用状態を示すための図である。 本考案の第2実施形態の変形例3に係る果汁搾り器の正面図である。
以下、本考案の実施の形態について図面を用いて説明する。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る果汁搾り器は、例えばレモン、ライム、カボス、オレンジ、みかんのような比較的小さな柑橘類に用いられる形態である。以下では、レモンを例に説明する。
まず、第1実施形態に係る果汁搾り器100の概要について説明する。図1は第1実施形態に係る果汁搾り器100の正面図である。図2は第1実施形態に係る果汁搾り器100の搾り具110の平面図である。図3は果汁搾り器100の断面図(図1のA−A'方向断面図)である。図4は、搾り具110が収納容器120に装着された状態における果汁搾り器100の平面図である。図1に示すように果汁搾り器100は、搾り具110及び収納容器120を備える。搾り具110は、二つに輪切りにしたレモンの切断面を押し当てて果汁を搾り出すために用いられる。収納容器120は、搾り出した果汁を収納するために用いられる。
図2に示すように、搾り具110は、搾り部111と受け皿部112と凸部118とを備える。搾り部111は、レモンの切断面に当接して果肉に含まれる果汁を押し出す部分である。受け皿部112は、レモンから押し出された果汁を集め、収納容器120に導くとともに、種を受け止める受け皿である。凸部118は、搾り具110が収納容器120に嵌め込まれたときのずれを防止するするストッパー部として機能する。
搾り部111は、上方に隆起する略円錐形状であり、その外周面に縦方向に延びる複数の溝がある。この複数の溝は、複数の稜部及び複数の谷部から形成されている。稜部は外周方向に向かって隆起する部分であり、谷部は稜部の間に位置する部分である。搾り部111は、二つに輪切りしたレモンに対応する直径及び高さを有することが好ましく、例えば、円錐形の底面の直径D1は40mm〜60mmの範囲であり、高さは40mm〜60mmの範囲である。
搾り部111は、先端部113で一点になるように形成している。図2で示すように、平面において稜部と谷部は先端部113を中心に放射状に配列している。果汁を搾るときは、レモンの切断面を下にして稜部に当接させ、押しつけながら回す。これにより、果肉に含まれる果汁を搾り出しながらレモンと稜部との当接面をさらに大きくして果汁を搾り出す。谷部は流路になって、押し出された果汁及び種を下方に案内する。
受け皿部112は、搾り部111の下端縁から外周方向に広がる深底部114及び当該深底部114の外周縁から起立し外周方向に広がる外周縁部115を有する。受け皿部112は、搾り部111に対応する直径D2を有し、例えば、70mm〜90mmの範囲である。
図3に示すように、外周縁部115は、収納容器120に載置される際に、その外周面115aが後述する収納容器120の口縁端部126の内周面126aに隙間なく嵌め込まれるため、外周直径は口縁端部126の内周直径にほぼ等しい。
図2に示すように、深底部114には複数の貫通孔116が設けられ、搾り部111により搾り出された果汁は貫通孔116を通って収納容器120に流れ落ちる。貫通孔116は、レモンの種よりも長さ及び幅の少なくともいずれかが小さく、搾り部111により搾り出された種を収納容器120に落下させることなく受け止めることができる。これにより、果汁と種を分離する作業にかかる時間と労力が省かれるだけでなく、他の道具や手を使わなくなるため衛生的である。
外周縁部115には、後述する取っ手124と対向する位置に切り欠け部117が設けられ、後述する収納容器120の注ぎ口122とで流出口を形成する。
外周縁部115には、凸部118が一つ以上設けられる。凸部118は、収納容器120に載置される際に、後述する収納容器120の凹部127に嵌め込まれて、搾り具110が横方向にずれないように作用する。凸部118は、外周縁部115から外周方向に向かって突出するように形成されることが好ましい。また、ずれ防止の観点から、対称位置に二つ設けられることが好ましい。
図1に示すように、収納容器120は、胴部121と注ぎ口122と滑り止め部123と取っ手124とを備える。
胴部121は、片手で無理なく把持できる程度、例えば直径が60mm〜80mmの範囲である中空の筒状体である。果汁搾り器100の搾り具110でレモンを搾る際に、胴部121は把持部として機能する。これにより、果汁を搾るとき、収納容器の胴部を五本の指及び手の腹全体で握って作業することになり、果汁搾り器を十分な力で把持した状態で果汁を搾り出すことができる。
また、収納容器120は、直径がレモンを縦にして収納できる程度の大きさであることが好ましい。具体的には、直径が60mm〜80mmの範囲であり、高さが75〜95mmの範囲であることが好ましい。これにより、搾ろうとするレモンを収納する容器として用いることができ、利便性が高くなる。例えば、二つに輪切りしたレモンを収納容器120に収納して携帯すれば、バーベキューやピクニック等のときにも、他の道具を必要とせずに、レモンの果汁を加えた料理や飲み物を楽しむことができる。
図3に示すように、胴部121は、その上端において口縁部125を有する。口縁部125は、斜め上に広がった後、上方に起立して口端縁部126を形成している。口縁端部126は、搾り具110の外周縁部115が嵌め込まれる部分であり、受け皿部112の大きさに相当する直径を有する。
口縁部125には、搾り具110の外周縁部115の凸部118と係合するための凹部127が設けられている。凸部118が当該凹部127に嵌め込まれることによって、搾り具110の横方向のずれが抑止される。凹部127は、凸部118と対応して、絞り部111を挟んで取っ手と注ぎ口の間の対称位置に二つ設けられることが好ましい。
胴部121は、その下端において底部128を有する。底部128は、胴部121の下端を閉塞する部分である。胴部121は、底部128に向かって徐々に狭めるように形成されることが好ましい。これにより、手を握るときの形状に近づき、収納容器の胴部を握りやすくなる。
図1に示すように、注ぎ口122は、収納容器の開口部に設けられている。具体的には、胴部121の上端の一部、即ち口縁部125の一部が外周方向に延出して形成される。図4に示すように、注ぎ口122と切り欠け部117とで流出口122aが形成される。
図1に示すように、滑り止め部123は、胴部121の外周面に形成される。滑り止め部123は、胴部121を把持したときの摩擦力を大きくして、果汁搾り器100をより安定的に保持できるようにするものである。滑り止め部123は、胴部121の外周面に縦方向に延びる複数の浅い溝により形成される緩やかな起伏であることが好ましい。これにより、構造が簡便であるうえに、洗浄や乾燥の面で優れたものになる。
取っ手124は、収納容器120の側壁に形成される。ここで、取っ手124は、注ぎ口122と対向する側の収納容器120の側壁に形成されることが好ましい。収納容器120に収納された果汁は、取っ手124を握って収納容器120を傾けて上記注ぎ口122と切り欠け部117とで形成される流出口122aから注ぎ出されることになるからである。このように取っ手124を備えることにより、果汁搾り器を十分な力で安定して持ち上げて、移動することができ、例えば、指腹で摘み部を掴んで作業することによる保持力不足で果汁をこぼしたり、果汁搾り器を落としたりすることを防ぐことができる。
図4に示すように、果汁搾り器100は、搾り具110の外周縁部115の外周面が収納容器120の口縁端部126の内周面に隙間なく嵌め込まれ、外周縁部115に設けられた凸部118と口縁端部126に設けられた凹部127が嵌め込まれることによって、搾り具110が収納容器120に載置されることによって装着される。
図5は果汁搾り器100の使用状態を示すための図である。片手で収納容器120の胴部121を把持し、もう一方の手で二つに輪切りしたレモンPの切断面を下にして搾り部111に当てて果汁を搾り出す。図1〜4に示すように、このようにして搾り出された果汁は、搾り具110の深底部114に設けられた貫通孔116を通って収納容器120に溜め込まれる。そして、搾り具110の外周縁部115に設けられた切り欠け部117と収納容器120に設けられた注ぎ口122とで形成される流出口から注ぎ出される。
以上で説明した本実施形態に係る果汁搾り器は、台所だけではなく、醤油さしのように食卓に持ち込んで使用することができる。例えば、家族や友人で食卓を囲んで食事をするときに、本実施形態に係る果汁搾り器を回して好きな時に好きな量だけそれぞれが即席に果汁を搾り出して自分の飲み物に加えて利用することができ、利便性が高い。また、家族や友人でバーベキューやピクニックをするときにも、従来の果汁搾り器のようにそれを載置して作業するための平らで衛生な台を必要としないため、便利である。また、レストランなどや居酒屋などにおいても、それぞれ各自がレモンを搾るのではなく、絞ったレモン汁を各自の料理に必要な量をかける事で無駄が無く使えると共に、各自の手が汚れたり、汁が飛んで衣服を汚したりすることも防止できる。
なお、以上では、搾り部111が上方に隆起する略円錐形状であり、その外周面に縦方向に延びる複数の溝があるものとして説明したが、本考案はこれに限定されるものではない。例えば、搾り部111は、基底面に複数の棒状の突起を設けて形成されてもよい。
以上、第1実施形態では、レモンに適用することを例として説明したが、本考案はこれに限定されるものではない。言い換えれば、第1実施形態は、レモンに適用する果汁搾り器以外にも、例えば酢橘に適用する果汁搾り器として、搾り具の形状や収納容器の大きさが適宜変更されてもよい。さらには、比較的小さい柑橘類に共用できるように形成されてもよい。なお、第1実施形態に係る果汁搾り器を他の柑橘類を搾り出すために用いてもよいことは言うまでもない。
<変形例>
次に、第1実施形態の変形例について説明する。変形例に係る果汁搾り器100Aについては、第1実施形態と共通する部分については同じ符号を用いてその説明を省略し、異なる点を説明する。
図6は、果汁搾り器100Aの概要を説明するための図である。果汁搾り器100Aは、蓋体130を備える。図6(a)は、蓋体130が装着された後の状態を示す図であり、図6(b)は、蓋体130が装着される前の状態を示す図である。蓋体130は、搾り具110が収納容器120に載置されて装着された状態において、搾り具110及び収納容器120の口縁部125の端面を覆うことができる椀状の部材である。
果汁搾り器100Aの収納容器120の口縁端部126には突起129が設けられている。突起129は、口縁端部126から上方に突起して形成されている。蓋体130には、その開口部下端において受け部131が設けられている。蓋体130は、搾り具110が収納容器120に装着された状態において、突起129が受け部131に嵌め込まれることによって装着される。具体的には、例えば、搾り具110が収納容器120に装着された状態において、蓋体130を口縁端部126に載せて時計方向に回すことによって、突起129が受け部131に嵌め込まれて装着される。
蓋体130は、さらに注ぎ口カバー部132を備えてもよい。注ぎ口カバー部132は、蓋体130の開口部の一部が外周方向に向って膨出して形成される。前述のように、搾り具110が収納容器120に装着された状態において蓋体130を口縁端部126に載せて時計方向に回すことによって、突起129が受け部131に嵌め込まれて蓋体130が装着される。この状態において、注ぎ口カバー部132は注ぎ口122をカバーし、注ぎ口122は完全に閉鎖される。また、蓋体130を反時計方向にすこし戻すことによって、注ぎ口カバー部132がずらされて注ぎ口122が開放される。即ち、突起129が受け部131に嵌め込まれた状態で、蓋体130を回すことによって、注ぎ口カバー部132は注ぎ口122を閉鎖することもできるし、開放することもできる。ここで、突起129の幅は、注ぎ口カバー部132が注ぎ口122から完全に離れる円周上の最短距離より長いものとする。このように注ぎ口カバー部132を備えることにより、蓋体130と絞り具110及び収納容器120とが装着された状態においても、収納容器に溜め込まれた果汁を注ぎ出すことができ、さらに利便性が高くなる。
蓋体130は、さらにその開口部の注ぎ口カバー部132と対向する位置に取っ手カバー部133を備えてもよい。取っ手カバー部133は、蓋体130の開口部の一部が外周方向に向って膨出して形成される。これにより、例えば、取っ手124の上端が胴部121の上端より高く形成されている場合でも、それをカバーすることができる。
以上のように、蓋体130を備えることにより、果汁搾り器100Aは果汁搾り器100に比べて携帯性がさらによくなる。すなわち、蓋体130を備えることで、果汁搾り器100Aを衛生的に気軽に携帯することができる。例えば、「マイ箸」のようにレモンを収納した果汁搾り器100Aさえ携帯すれば、学校や勤務先でお弁当を食べるときなどにも気軽に新鮮なレモンの果汁を利用することができる。また、家庭内で使用する場合でも、ラップで包むことなく、使い残しのレモンを果汁搾り器100Aに収納して冷蔵庫で保存することができ、利便性が高くなる。
なお、以上では、蓋体が椀状の部材として説明したが、搾り具及び収納容器の開口部即ち口縁部の端面を覆うことができるものであればよく、必ずしもこれに限定されるものではない。また、収納容器には突起を、蓋体には受け部を設けて蓋体が果汁搾り器本体に装着されることを例に説明したが、例えば蓋体には突起を、収納容器には受け部を設けるように形成されてもよく、本考案はこれに限定されるものではない。
<第2実施形態>
第2実施形態に係る果汁搾り器は、例えばグレープフルーツのような比較的大きい柑橘類に用いられる形態である。以下では、グレープフルーツを例に説明する。また、第2実施形態は、第1実施形態とその構成において共通する部分が多く、以下では共通する部分について適宜省略しながら説明する。
図7は、第2実施形態に係る果汁搾り器200の正面図である。図8は、第2実施形態に係る果汁搾り器200の搾り具210の平面図である。果汁搾り器200は、搾り具210及び収納容器220を備える。搾り具210は、果実類の切断面を押しつけながら回して果汁を搾り出すために用いられる。収納容器220は、搾り出した果汁を収納するために用いられる。
図8に示すように、搾り具210は、搾り部211及び受け皿部212を備える。搾り部211は、上方に隆起する略円錐状体であり、その外周面に縦方向に延びる複数の溝がある。この複数の溝は、複数の稜部及び複数の谷部から形成されている。搾り部211は、先端部で一点になるように形成されている。搾り部211は、二つ輪切りにしたグレープフルーツに対応する直径及び高さを有することが好ましく、例えば、直径D1は70mm〜90mmの範囲であり、高さは55〜75mmである。受け皿部212は、搾り部211に対応する直径を有し、例えば、直径D2は120〜140mmの範囲である。搾り具210は、その他の構成については、第1実施形態における搾り具110と同様であり、ここではその説明を省略する。
収納容器220は、胴部221と注ぎ口222と滑り止め部223と取っ手224とを備える。胴部221は、片手で無理なく把持できる程度、例えば直径が60mm〜80mmの範囲内である中空の筒状体である。果汁搾り器200の搾り具210でレモンを搾る際に、胴部221は把持部として機能する。これにより、果汁を搾るとき、収納容器の胴部を五本の指及び手の腹全体で握って作業することになり、果汁搾り器を十分な力で把持した状態で果汁を搾り出すことができる。収納容器220は、その他の構成については、第1実施形態における収納容器120と同様であり、ここではその説明を省略する。
以上のように、第2実施形態における果汁搾り器200は、搾り具についてはその直径、高さ、及びそれに対応する受け皿部の直径、収納容器については搾り具に対応して口縁端部の直径が異なる以外は、基本的には第1実施形態における果汁搾り器100と同様な構成である。
以上、第2実施形態では、グレープフルーツに適用することを例に説明したが、本考案はこれに限定されるものではない。第2実施形態は、グレープフルーツ以外にも、他の比較的大きい柑橘類に適用する果汁搾り器として、搾り具の形状や収納容器の大きさを適宜変更することができる。また、比較的大きい柑橘類に共用できるように形成されてもよい。なお、第2実施形態に係る果汁搾り器を他の柑橘類を搾り出すために用いてもよいことは言うまでもない。
<変形例1>
第2実施形態の変形例1における果汁搾り器200Aは、搾り具210Aのみが第2実施形態と異なるため、以下では第2実施形態と共通する部分については同じ符号を用いてその説明を省略し、異なる点を説明する。
図9は、第2実施形態の変形例1における果汁搾り器200Aの搾り具210Aを説明するための図面である。図9(a)は、果汁搾り器200Aの搾り具210Aの平面図であり、図9(b)は搾り具210Aの搾り部211Aを横から見た図面である。搾り具210Aの搾り部211Aは、先端部213Aで平面又は凹面を形成している。
グレープフルーツのように比較的大きい柑橘類は、果汁を搾り出す作業中に切断面が搾り具中心から外れたり、傾いたりしやすく、先端部213Aはこれを解消するためのものである。グレープフルーツのような柑橘類は、切断面においてじょうのうが放射状に配列している。果汁搾り器200Aは、先端部213Aの外周において稜部が放射状に配列しているので、グレープフルーツを押し付けたとき、この先端部213Aにおける稜部がグレープフルーツの中心部のじょうのう膜の内側に食い込むことになる。これにより、作業中に輪切りしたグレープフルーツ等が搾り部からずれたり、傾いたりすることを抑止することができる。
<変形例2>
変形例2における果汁搾り器200Bは、収納容器220Bのみが第2実施形態と異なるため、以下では第2実施形態と共通する部分については同じ符号を用いてその説明を省略し、異なる点を説明する。
図10は、第2実施形態の変形例2に係る果汁搾り器200Bの正面図である。図11は、第2実施形態の変形例2に係る果汁搾り器200BのグレープフルーツGに対する使用状態を示すための図である。収納容器220Bは、胴部221Bの下端から底部に向かって外周方向に傘状に広がる台座部229Bを有する。台座部229Bは、胴部221Bに一体で成形しても、後からはめ込んでも良い。さらに図示しないが、台座部229Bが、胴部221Bの下で回転する様にしても良い。
第2実施形態で説明したように、グレープフルーツに適用する果汁搾り器は、搾り具の直径、高さ、及びそれに対応する受け皿部の直径、収納容器については搾り具に対応して口縁端部の直径が、第1実施形態における果汁搾り器と比べて、大きく形成される。本変形例2では、これに対応して、果汁搾り器200Bに台座部229Bを設けることによって接触面を大きくして、安定性を高める。また、収納容器の口端縁部が大きく形成されているため、口端縁部と台座部の間で形成される凹部で果汁搾り器200Bを把持するようになるため、快適に作業することができる。
<変形例3>
変形例3は、変形例1の搾り具210Aと変形例2の収納容器220Bを組み合わせた例である。図12は、第2実施形態の変形例3に係る果汁搾り器200Cの正面図である。図12で示すように、果汁搾り器200Cは、先端部で平面又は凹面を形成する搾り具210Aと、胴部の下端から底部に向かって外周方向に傘状に広がる台座部を有する収納容器220Bとを備える。搾り具210A及び収納容器220Bは上記の通りであり、ここではその説明を省略する。
100,200 果汁搾り器
110,210 搾り具
111,211 搾り部
112,212 受け皿部
113,213 先端部
114 深底部
115 外周縁部
116 貫通孔
117 切り欠け部
118 凸部
120,220 収納容器
121,221 胴部
122,222 注ぎ口
123,223 滑り止部
124,224 取っ手
125 口縁部
126 口縁端部
127 凹部
128,228 底部
129 嵌合突起
130 蓋体
131 受け部
132 注ぎ口カバー部
133 取っ手カバー部
229 台座部

Claims (8)

  1. 果汁を搾るための搾り具と、搾った果汁を収納するための収納容器とを備え、
    前記搾り具は、
    果実が押し当てられる部位である搾り部と、
    前記搾り部を伝わって流れ落ちた果汁を受けるとともに、前記果汁を前記収納部に流出させるための貫通孔が形成された受け皿部と、
    前記収納容器に嵌め込まれたときのずれを防止するストッパー部と、を備え、
    前記収納容器は、
    胴部と、
    前記果汁の注ぎ口と、
    前記胴部の外周面に形成された滑り止め部と、
    取っ手と、を備える
    ことを特徴とする果汁搾り器。
  2. 請求項1に記載の果汁搾り器であって、
    前記滑り止め部は、前記胴部の外周面に縦方向に延びる複数の浅い溝により形成される
    ことを特徴とする果汁搾り器。
  3. 請求項1又は2に記載の果汁搾り器であって、
    前記ストッパー部は、前記受け皿部の対称位置に二つ設けられ、外周方向に向かって突出するように形成される
    ことを特徴とする果汁搾り器。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の果汁搾り器であって、
    前記取っ手は、前記注ぎ口と対向する側の前記収納容器の側壁に形成される
    ことを特徴とする果汁搾り器。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の果汁搾り器であって、
    前記搾り具の搾り部は、先端部で平面又は凹面を形成している
    ことを特徴とする果汁搾り器。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の果汁搾り器であって、
    前記収納容器は、直径が60mm〜80mmの範囲であり、高さが75〜95mmの範囲である
    ことを特徴とする果汁搾り器。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の果汁搾り器であって、
    前記搾り具が前記収納容器に装着された状態において、前記搾り具を覆うことができる椀状の蓋体を備える
    ことを特徴とする果汁搾り器。
  8. 請求項1〜7に記載の果汁搾り器であって、
    前記収納容器は、前記胴部下端から底部に向かって外周方向に傘状に広がる台座部を備える
    ことを特徴とする果汁搾り器。
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