JP3188272U - Wind instrument adapter - Google Patents
Wind instrument adapter Download PDFInfo
- Publication number
- JP3188272U JP3188272U JP2013005709U JP2013005709U JP3188272U JP 3188272 U JP3188272 U JP 3188272U JP 2013005709 U JP2013005709 U JP 2013005709U JP 2013005709 U JP2013005709 U JP 2013005709U JP 3188272 U JP3188272 U JP 3188272U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wind instrument
- instrument adapter
- adapter
- hole
- protrusions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000007664 blowing Methods 0.000 abstract description 20
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 20
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 abstract 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 22
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 22
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 21
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 13
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 6
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 6
- 229910001369 Brass Inorganic materials 0.000 description 4
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000010951 brass Substances 0.000 description 4
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 4
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 3
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000004332 silver Substances 0.000 description 3
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 2
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- -1 more specifically Polymers 0.000 description 2
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000007790 scraping Methods 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 229920004943 Delrin® Polymers 0.000 description 1
- 229920005177 Duracon® POM Polymers 0.000 description 1
- 229930040373 Paraformaldehyde Natural products 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 229920006324 polyoxymethylene Polymers 0.000 description 1
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Auxiliary Devices For Music (AREA)
Abstract
【課題】従来よりも手軽な方法で、管楽器中の空気流路を整流して音質や吹き心地を向上させる管楽器のアダプターを提供する。【解決手段】演奏者によって吹き込まれた管楽器内の空気流路を囲むように前記管楽器に装着される管楽器アダプター1であり、管楽器に装着されたときに空気流路側に突出する複数個の突出部12a〜12lを備え、複数個の突出部の各々には、突出部の高さよりも小さい調音溝が複数個形成されている。【選択図】図2PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a wind instrument adapter which rectifies an air flow path in a wind instrument to improve sound quality and blowing comfort by a method simpler than the conventional method. SOLUTION: The wind instrument adapter 1 is attached to the wind instrument so as to surround the air flow path in the wind instrument blown by a performer, and a plurality of protrusions protruding toward the air flow path side when attached to the wind instrument. 12a to 12l are provided, and a plurality of sound control grooves smaller than the height of the protrusions are formed in each of the plurality of protrusions. [Selection diagram] Fig. 2
Description
本考案は、管楽器のアダプターに関するものである。 The present invention relates to a wind instrument adapter.
特許文献1には、金管楽器のマウスピースにおいて、吹込路の路面に沿って整流溝を1本形成することで、音の抜けと音色を改善して音質を向上させる技術が開示されている。また、特許文献2には、木管楽器または金管楽器において、空気流路を形成する部品に、長手方向に沿った溝を複数本形成する技術が開示されている。この特許文献2の技術によれば、空気流路を形成する部品の接続部分に段差があったとしても、空気流の乱れを抑制することができ、吹奏音の音質低下や吹き心地の低下を抑えることができる。
しかし、上記のような技術では、楽器本体に直接溝を形成することになる。しかし、演奏者にしてみれば、楽器本体を加工して溝を形成するのには抵抗感がある。なぜなら、楽器本体に一端溝を形成してしまえば、音や吹き心地が自分の好みに合うように改善されなかったとしても、もはや元に戻すのは困難だからである。 However, in the technique as described above, a groove is formed directly in the instrument body. However, as a performer, there is a sense of resistance in forming the groove by processing the instrument body. This is because once the groove is formed in the instrument body, it is difficult to restore it even if the sound and the feeling of blowing are not improved to suit your preference.
本発明は上記点に鑑み、従来よりも手軽な方法で、管楽器中の空気流路を整流して音質や吹き心地を向上させる技術を提供することを目的とする。 In view of the above points, an object of the present invention is to provide a technique for improving sound quality and blowing comfort by rectifying an air flow path in a wind instrument by a simpler method than before.
上記目的を達成するための本考案は、演奏者によって吹き込まれた管楽器内の空気流路を囲むように前記管楽器に装着される管楽器アダプターであって、前記管楽器に装着されたときに前記空気流路側に突出する複数個の突出部(12a〜12f、22a〜22i、32a〜32x)を備え、前記突出部の各々には、調音溝(13、23、33)が複数個形成されていることを特徴とする管楽器アダプターである。 In order to achieve the above object, the present invention provides a wind instrument adapter attached to the wind instrument so as to surround an air flow path in the wind instrument blown by a player, and the air flow when the wind instrument is attached to the wind instrument. A plurality of projecting portions (12a to 12f, 22a to 22i, 32a to 32x) projecting to the road side are provided, and a plurality of tuning grooves (13, 23, 33) are formed in each of the projecting portions. It is a wind instrument adapter characterized by.
このように、本発明に係る管楽器アダプターは、管楽器に装着されるタイプなので、装着は気軽に行える。音が気に入らなかったら単に取り除けばよいからである。 As described above, since the wind instrument adapter according to the present invention is a type that is mounted on a wind instrument, it can be easily mounted. If you don't like the sound, just remove it.
なお、上記および特許請求の範囲における括弧内の符号は、特許請求の範囲に記載された用語と後述の実施形態に記載される当該用語を例示する具体物等との対応関係を示すものである。 In addition, the code | symbol in the bracket | parenthesis in the said and the claim shows the correspondence of the term described in the claim, and the concrete thing etc. which illustrate the said term described in embodiment mentioned later. .
(第1実施形態)
以下、本考案の第1実施形態について説明する。図1〜図3に示すように、本実施形態の管楽器アダプター1は、本体1aと、複数の突出部12a〜12lとを有している。本体1aと12a〜12lは、一体に形成されており、合成樹脂(プラスチック、より詳しくは、デルリン(登録商標)やジュラコン(登録商標)等のポリオキシメチレン)製となっている。
(First embodiment)
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described. As shown in FIGS. 1-3, the
本体1aは、一様の厚さD(図3参照。例えば0.5mm。)かつ幅W1(図1参照。例えば5mm)の平板であり、長手方向に円弧形状で伸びている。また、本体1aの長手方向の両端部14、15は、互いに近接して対向している。
The
この管楽器アダプター1は、後述するように、管楽器(具体的にはクラリネット)内に装着され、管楽器内の空気流路(演奏者によって管楽器内に吹き込まれた空気が管楽器中で流れる流路)を囲むように配置されることで、後述するように、音の抜けが良くなることによって演奏者の吹き心地が向上し、さらに、管楽器の音質が向上する。
As will be described later, this
そのための構成として、この管楽器アダプター1の内周面において、上記した複数の突出部12a〜12lが、上記円弧の内側(より具体的には、上記円弧の中心方向)に向かって、本体1aから突出するよう、形成されている。これら突出部12a〜12lは、管楽器アダプター1の内周面において、等間隔で形成されている。なお、各突出部12a〜12lの突出形状は、図1に示すように、互いに同じであってもよいし、互いに異なっていてもよい。
As a configuration for this, on the inner peripheral surface of the
吹き心地および音質の向上のための構成として、更に、管楽器アダプター1の内周面に、多数本の調音溝が形成されている。図3は、図2のX部分を拡大した斜視図であるが、複数の溝13の各々が上記調音溝に該当する。これら調音溝13は、X部分のみならず、X部分以外の管楽器アダプター1の内周面の全域に渡って万遍なく、突出部12a〜12lの内周面にも、突出部12a〜12l以外の内周面(本体1aの内周面)にも、形成されている。これら調音溝13の各々が伸びる方向は、図3に示すように、管楽器アダプター1の板面に直交する方向(図1の紙面奥行き方向)である。
As a configuration for improving the blowing comfort and sound quality, a plurality of articulation grooves are further formed on the inner peripheral surface of the
各調音溝13は、溝の深さは突出部12a〜12lの本体1aからの突出高さW2−W1よりも遙かに小さく、溝の幅も突出部の幅よりも遙かに小さい。例えば、管楽器アダプター1の外径R1を2.5cmとし、内径R2=R1−2×W1(突出部12a〜12lでない部分の内径)を1.9cmとし、厚さD(図3参照)を0.05mmとし、各突出部12a〜12lの突出高さW2−W1の平均値(またはいずれか1つの代表値)および幅Pの平均値(またはいずれか1つの代表値)をそれぞれ5mmとした場合、各調音溝13の深さおよび幅を、例えば0.05mm以下とする。この例では、各調音溝13の深さも幅も、各突出部12a〜12lの平均(またはいずれか1つの代表値)の1/10以下となるが、1/5以下であってもよいし、1/20以下であってもよいし、1/100以下であってもよい。
Each
また、調音溝13の総本数は、突出部12a〜12lの本数よりも遙かに多く、例えば、上記のサイズと整合する範囲内で、5倍以上であってもよいし、10倍以上であってもよいし、20倍以上であってもよいし、100倍以上であってもよい。
Further, the total number of the
また、これら調音溝13は、突出部12a〜12lの各々の全域に渡って形成されていると共に、隣り合う突出部の間の各々の全域に渡って形成されている。しかし、他の例として、突出部12a〜12lの各々にのみ形成されて、突出部12a〜12l以外(本体1a)には形成されないようになっていてもよい。
In addition, these
このような調音溝13の存在により、管楽器アダプター1の内周面の突出部12a〜12l等は、細かいギザギザを有する形状となっている。
Due to the presence of the
ここで、突出部12a〜12lおよび調音溝13の各々は、ヤスリを用いて管楽器アダプター1の内周面を削ることで形成してもよい。その場合、比較的目が粗いヤスリを用いて突出部12a〜12lを形成し、その後に、比較的目が細かいヤスリを用いて調音溝11a〜11eを形成する。あるいは、突出部12a〜12lについては、管楽器アダプター1の内周面を、突出部12a〜12lの外形形状の穴を開ける穴開けパンチを用いて切り欠くことで、形成してもよい。
Here, each of the
このような形成方法だと、突出部12a〜12lおよび調音溝13には細かいバリ(または毛羽立ち)が残る場合があるが、細かいバリが残る量が多い方が、本実施形態の後述する効果がより高まる。このことから、突出部12a〜12lおよび調音溝13の形状がより複雑なほどより高い効果(吹き心地の向上、音質向上)を得られることがわかる。
With such a forming method, fine burrs (or fluff) may remain in the
次に、この管楽器アダプター1をクラリネットに装着する方法について、図4〜図8を参照して説明する。図4に示すように、クラリネットのバレル(タル)5と上管6を繋ぐ前に、バレル5と上管6の間に管楽器アダプター1を介在させ、バレル5内に管楽器アダプター1を挿入する。そしてその後、バレル5内に上管6の先端部を挿入する。
Next, a method for attaching the
図5に示すように、中心線Cを中心とした回転体の形状を有するバレル5内には、貫通穴51、マウスピース挿入穴52、上管挿入穴53が空けられている。マウスピース挿入穴52は、マウスピース(図示せず)の端部が挿入される穴であり、上管挿入穴53は、上管6の端部が挿入される穴であり、貫通穴51(空気流路の一例に相当する)は、マウスピース挿入穴52と上管挿入穴53を連通させる穴である。
As shown in FIG. 5, a through
これら穴51〜53の断面形状は、中心線Cに垂直な任意の断面において、中心線Cを中心とした同軸の円形となる。また、貫通穴51の穴径は、マウスピース挿入穴52の穴径よりも上管挿入穴53の穴径よりも小さい。したがって、貫通穴51とマウスピース挿入穴52の接続部分および貫通穴51と上管挿入穴53の接続部分には、段差部54、55が形成されている。
The cross-sectional shapes of these
管楽器アダプター1は、貫通穴51と上管挿入穴53の接続部分における段差55に当接するまで、上管挿入穴53と同軸に、バレル5に挿入される。なお、管楽器アダプター1の径R1(図1参照)は、上管挿入穴53の穴径よりも少し大きく作られている。そこで、管楽器アダプター1を上管挿入穴53に挿入する際には、作業者は、両端部14、15の間隙を狭くするよう、管楽器アダプター1を変形させる。したがって、管楽器アダプター1が段差55に当接した状態においては、図6に示すように、両端部14、15間の間隙が無くなるかまたは狭くなる。したがって、管楽器アダプター1が元の形状に戻ろうとする復元力により、管楽器アダプター1の外周面がバレル5の内壁面(より具体的には、上管挿入穴53を囲む内壁面)を押圧する状態となる。この押圧力により、バレル5内で管楽器アダプター1が固定されるので、このクラリネットの演奏時に、バレル5内で管楽器アダプター1の位置が小刻みに変動して音質が不安定になってしまう可能性が低減される。
The
なお、管楽器アダプター1の本体1aの幅W1(図1参照)は、段差部分55の幅S(図5参照)と同じか、あるいは幅Sよりも少し小さい。しかし、本体1aの外周から各突出部12a〜12lの最も突出した部分までの幅(例えば図1の幅W2)は、図5に示すように、上記幅Sよりも大きい。例えば、幅W2は幅Sの1.1倍である。
The width W1 (see FIG. 1) of the
したがって、図7に示すように、マウスピース挿入穴52側からバレル5を見た場合、貫通穴51の向こう側に突出部12a〜12lが見える。これら貫通穴51越しに見える部分(突出部12a〜12lの各々の一部)の全域に、調音溝13が形成されているのが見える。
Therefore, as shown in FIG. 7, when the
また、上管6内に空けられた中心線Cを中心とする円柱形の穴(空気流路の一部に相当する)も、穴径は貫通穴51の穴径とほぼ同じである。したがって、図8に示すように、上管6をバレル5の上管挿入穴53に挿入し、管楽器アダプター1がバレル2と上管6に挟まれた状態において、管楽器アダプター1の突出部12a〜12lは、バレル5の内壁に対しても、上管6の内壁に対しても、中心線Cに向けて、つまり空気流路側に、突出する。また、調音溝13の各々が伸びる方向は、空気流路中で空気が流れる方向に平行となる。
The cylindrical hole (corresponding to a part of the air flow path) centered on the center line C opened in the
以下、このように管楽器アダプター1が装着されたクラリネットを演奏する際の作用について説明する。クラリネットの演奏者によってマウスピースから吹き込まれた空気は、バレル5の貫通穴51(空気流路)から、管楽器アダプター1の内周面によって囲まれる空間(以下、単に管楽器アダプター1の内側という)を通り、更に上管6に空けられた空気流路を通る。
Hereinafter, the operation when playing the clarinet with the
管楽器アダプター1の内側を空気が通るとき、突出部12a〜12lによって空気が整流されるので、空気流路内で乱流の発生が抑制される。その結果、マウスピースから入った音の抜けが良くなることによって演奏者の吹き心地が向上し、さらに、管楽器の音質が向上する。
When air passes through the inside of the
また、突出部12a〜12lに加え、調音溝13が多数形成されていることで、マウスピースから入った音の抜けが良くなるという効果、および、管楽器の音質が向上するという効果が、更に増す。
Further, in addition to the protruding
また、本実施形態では、バレル5、上管6といった楽器本体に直接溝を形成するのではなく、突出部12a〜12lが形成された管楽器アダプター1を楽器本体に装着している。このことは、種々の有利な効果をもたらす。
In the present embodiment, the instrument main body such as the
演奏者にしてみれば、楽器本体を加工して溝を形成するのには抵抗感がある。なぜなら、楽器本体に一端溝を形成してしまえば、音が自分の好みに合うように改善されなかったとしても、もはや元に戻すのは困難だからである。これに対し、本実施形態の管楽器アダプター1の装着は気軽に行える。音が気に入らなかったら単に取り除けばよいからである。
For the performer, there is a sense of resistance in processing the instrument body to form grooves. This is because once a groove is formed in the instrument body, it is no longer possible to restore it even if the sound is not improved to suit your taste. In contrast, the
また、管楽器アダプター1に突出部12a〜12lや調音溝13を形成するための加工コストは、楽器本体の空気流路の内壁に上記のような突出部や調音溝を形成するための加工コストに比べ、遙かに小さいと考えられる。
Further, the processing cost for forming the
また、使用する管楽器アダプター1として、厚さ、材質、突出部の本数、位置、形状、調音溝の本数、位置、形状等の組み合わせが異なる種々の管楽器アダプターを用意しておき、それら種々の管楽器アダプターを1個ずつ装着して試し演奏することで、自分の好みに最も合った管楽器アダプターを選択することができる。また、何らかの理由で別の音質に切り替えたいと思えば、現在の管楽器アダプターを別の組み合わせの管楽器アダプターに取り替えればよい。
As the
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図9〜図15を参照して説明する。図9は本実施形態に係る管楽器アダプター2の斜視図であり、図10は管楽器アダプター2の正面図であり、図11は図10のY部分の拡大斜視図であり、図12は図10のXII−XII断面図である。また、図13は、管楽器アダプター2を図12に示すXIII−XIII断面(図10の紙面に平行かつ後述する突出部22aを通る断面)で切った断面図である。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 9 is a perspective view of the
図9〜図13に示すように、本実施形態の管楽器アダプター2は、金属製の一定幅(例えば5mm)かつ一定厚さ(例えば0.3mm)の帯形状の板を、円弧状に曲げた形状となっている。管楽器アダプター2の各部の板面は、当該円弧の中心方向を向いている。管楽器アダプター2の材質は、例えば、銀であってもよいし、銅とニッケルを含む合金(例えば洋銀)でもよい。
As shown in FIGS. 9 to 13, the
また、管楽器アダプター2の長手方向の両端部24、25は、互いに近接して対向している。この管楽器アダプター2は、後述するように、管楽器(具体的には、サクソフォーン、トランペット、ホルン、フルート等)内に装着され、管楽器内の空気流路(演奏者によって吹き込まれた空気の流路)を囲むように配置されることで、管楽器の音質を向上させる。
Further, the longitudinal ends 24 and 25 of the
そのための構造として、管楽器アダプター2の内周面(板面のうち、上記円弧の中心方向を向いている面)には、9個の点形状の突出部22a〜22iが、等間隔で形成されている。これら突出部22a〜22iは、例えば、図12、図13に例示すように、管楽器アダプター2の外周面を窪ませて、その窪んだ部分の裏面側(すなわち内周面側)を突出させることで、形成可能である。内周面におけるこれら突出部22a〜22iの各々の周縁(突出部と突出部でない部分との境界線)は、環状に閉じた形状となっている。
As a structure for this purpose, nine point-shaped
更に、管楽器アダプター2の内周面の全域に渡って、多数本の調音溝23(図11、図13参照)が形成されている。例えば、ヤスリを用いて管楽器アダプター2の内周面を削ることで、各調音溝23を形成する。これら調音溝23が伸びる方向は、図11に示すように、管楽器アダプター2の板面に平行かつ管楽器アダプター2の幅方向(図10の紙面奥行き方向)に平行な方向である。
Furthermore, a large number of articulation grooves 23 (see FIGS. 11 and 13) are formed over the entire inner peripheral surface of the
各調音溝23は、突出部22a〜22iと比べて、高さ(深さ)も、幅も、遙かに小さい。例えば、各突出部22a〜22iの高さおよび幅がそれぞれ1mmであり、各調音溝23の深さおよび幅が0.1mm以下である。この例では、各調音溝23の深さも幅も、各突出部22a〜22iの1/10以下となるが、1/5以下であってもよいし、1/20以下であってもよいし、1/100以下であってもよい。
Each of the
また、調音溝23の本数は、突出部22a〜22iの個数よりも遙かに多く、例えば、5倍以上であってもよいし、10倍以上であってもよいし、20倍以上であってもよいし、100倍以上であってもよい。また、これら調音溝23は、突出部22a〜22iの各々にも形成され、突出部22a〜22i以外の内面にも形成される。しかし、他の例として、突出部22a〜22iの各々には形成されず、突出部22a〜22i以外の内面全体にのみ形成されるようになっていてもよい。あるいは逆に、調音溝23は、突出部22a〜22iの各々には形成れ、突出部22a〜22i以外の内面全体には形成されないようになっていてもよい。
Further, the number of the
次に、この管楽器アダプター2をサクソフォーンに装着する方法について、図14を参照して説明する。図14に示すように、サクソフォーンの吹込管(ネック)7のうち、マウスピース(図示せず)に挿入されるマウスピース側端部71内に空けられた穴(空気流路の穴)に、管楽器アダプター2を挿入する。そしてその後、マウスピース側端部71をマウスピースに挿入する。吹込管7は、マウスピースと二番管(図示せず。ボディともいう)との間に介在する周知の部材であり、管楽器アダプター2が挿入される穴は、空気流路である。
Next, a method for attaching the
なお、管楽器アダプター2の径R3(図9参照)は、マウスピース側端部71内の穴の穴径よりも少し大きく作られている。そこで、管楽器アダプター2をマウスピース側端部71に挿入する際には、作業者は、両端部24、25の間隙を狭くするよう、管楽器アダプター2を変形させる。したがって、管楽器アダプター2がマウスピース側端部71内に装着された状態においては、両端部24、25間の間隙が無くなるかまたは狭くなる。したがって、管楽器アダプター2が元の形状に戻ろうとする復元力により、管楽器アダプター2の外周面がマウスピース側端部71の内壁面を押圧する状態となる。この押圧力により吹込管7内で管楽器アダプター2が固定されるので、このサクソフォーンの演奏時に、吹込管7内で管楽器アダプター2の位置が小刻みに変動して音質が不安定になってしまう可能性が低減される。なお、マウスピース側端部71の穴の断面は円形であるので、管楽器アダプター2は、マウスピース側端部71の穴の内壁に密着する。したがって、演奏時に、マウスピース側端部71の穴の内壁と、管楽器アダプター2との間に隙間は発生せず、したがって、両者の間を空気が通ることはない。
In addition, the diameter R3 (refer FIG. 9) of the
次に、チューニング管(抜差管)を有する管楽器(例えば、トランペット、ホルン)に管楽器アダプター2を装着する方法について、図15を参照して説明する。図15に示すように、チューニング管8の一端に空けられた穴(空気流路)に、管楽器アダプター2を挿入する。そしてその後、チューニング管8を管楽器に挿入する。
Next, a method for attaching the
なお、管楽器アダプター2の径R3(図9参照)とチューニング管8の上記一端の穴の穴径との関係は、上述の径R3とマウスピース側端部71内の穴の穴径との関係と同じである。したがって、管楽器アダプター2の復元力によってチューニング管8内で管楽器アダプター2が固定される。したがって、この管楽器の演奏時に、チューニング管8内で管楽器アダプター2の位置が小刻みに変動して音質が不安定になってしまう可能性が低減される。なお、チューニング管8の穴の断面は円形であるので、管楽器アダプター2は、チューニング管8の穴の内壁に密着する。したがって、演奏時に、チューニング管8の穴の内壁と、管楽器アダプター2との間に隙間は発生せず、したがって、両者の間を空気が通ることはない。
The relationship between the diameter R3 of the wind instrument adapter 2 (see FIG. 9) and the hole diameter of the hole at the one end of the
次に、この管楽器アダプター2をフルートに装着する方法について、図16を参照して説明する。図16に示すように、フルートの主管9のうち、頭部管(図示せず)が挿入される接続部91内に空けられた穴(空気流路の穴)に、管楽器アダプター2を挿入する。そしてその後、頭部管をマウスピースに挿入する。
Next, a method for attaching the
なお、管楽器アダプター2の径R3(図9参照)は、接続部91内の穴の穴径よりも少し大きく作られている。そこで、管楽器アダプター2を接続部91内に挿入する際には、作業者は、両端部24、25の間隙を狭くするよう、管楽器アダプター2を変形させる。したがって、管楽器アダプター2が接続部91内に装着された状態においては、両端部24、25間の間隙が無くなるかまたは狭くなる。したがって、管楽器アダプター2が元の形状に戻ろうとする復元力により、管楽器アダプター2の外周面が接続部91の内壁面を押圧する状態となる。この押圧力により接続部91内で管楽器アダプター2が固定されるので、このフルートの演奏時に、接続部91内で管楽器アダプター2の位置が小刻みに変動して音質が不安定になってしまう可能性が低減される。なお、接続部91の穴の断面は円形であるので、管楽器アダプター2は、接続部91の穴の内壁に密着する。したがって、演奏時に、接続部91の穴の内壁と、管楽器アダプター2との間に隙間は発生せず、したがって、両者の間を空気が通ることはない。
The diameter R3 (see FIG. 9) of the
また、接続部91内の穴の穴径は、主管9の他の部分に設けられて接続部91内の穴に連通する穴(空気流路の穴)の穴径よりも、少し長くなっている。これは、接続部91に挿入される頭部管の内壁と、主管9の接続部91以外の部分の内壁との段差をなくすためである。このような構造により、接続部91の穴と主管9の他の部分の穴の境界には、段差部分が存在する。
Moreover, the hole diameter of the hole in the
接続部91に管楽器アダプター2が挿入され、更に頭部管が挿入された場合、管楽器アダプター2は、この段差部分と頭部管の先端部に挟まれて固定される。これにより、頭部管の内壁と接続部91の内壁の間の段差、および、接続部91の内壁と主管9の他の空気流路の内壁の間の段差が、管楽器アダプター2によって埋められる。したがって主管9内に乱流が発生する可能性が低下する。
When the
このように、吹込管7、チューニング管8、または主管9の一端に空けられた穴(空気流路)に、管楽器アダプター2が挿入された状態では、突出部22a〜22iは、周囲に対して、中心線Cに向けて、つまり空気流路側に、突出する。また、調音溝23の各々が伸びる方向は、空気流路中で空気が流れる方向に平行となる。
Thus, in the state in which the
以下、このように管楽器アダプター2が装着された管楽器(サクソフォーン、チューニング管を有する管楽器、またはフルート)を演奏する際の作用について説明する。これら管楽器の演奏者によってマウスピースから吹き込まれた空気は、吹込管7、チューニング管8、または主管9を通る。
Hereinafter, an operation when playing a wind instrument (a saxophone, a wind instrument having a tuning tube or a flute) to which the
その際、管楽器アダプター2の内側を空気が通るとき、突出部22a〜22iによって空気が整流されるので、空気流路内で乱流の発生が抑制される。その結果、マウスピースから入った音の抜けが良くなることによって演奏者の吹き心地が向上し、さらに、管楽器の音質が向上する。また、突出部22a〜22iに加え、調音溝23が多数形成されていることで、第1実施形態の調音溝13に起因する効果と同等の効果を得ることができる。
At that time, when air passes through the inside of the
また、突出部22a〜22iに加え、調音溝23が多数形成されていることで、マウスピースから入った音の抜けが良くなるという効果、および、管楽器の音質が向上するという効果が、更に増す。
Further, in addition to the protruding
(調音溝13、23の効果について)
上述の通り、上記第1、第2実施形態において、調音溝を設けることで、マウスピースから入った音の抜けが良くなるという効果、および、管楽器の音質が向上するという効果が、更に増すが、そのメカニズムについてはまだ不明である。
(Regarding the effects of the
As described above, in the first and second embodiments, the provision of the articulation groove further increases the effect of improving sound removal from the mouthpiece and improving the sound quality of the wind instrument. The mechanism is still unclear.
しかし、本願発明者が数十人の被験者を対象として、実験を行った結果、その効果は明確に表れている。実験では、各実施形態の管楽器アダプターが装着された管楽器と、各実施形態の管楽器アダプターから調音溝を無くした管楽器アダプターが装着されたクラリネットとを、被験者に交互に演奏させ、音の抜けおよび音質について判断させた。 However, as a result of experiments conducted by the inventor of the present application on several tens of subjects, the effect is clearly shown. In the experiment, the test subject alternately played the wind instrument with the wind instrument adapter of each embodiment and the clarinet with the wind instrument adapter without the tuning groove from the wind instrument adapter of each embodiment. Let me judge.
その結果、フルート等の木管楽器を用いて実験した場合では、被験者のうちアマチュア奏者のほぼ100%が、音の抜けおよび音質が格段に向上したと判断した。ただし、被験者のうちプロ奏者の多くは、音の抜けおよび音質があまり向上しなかったと判断した。この実験結果によれば、木管楽器を演奏する場合、調音溝は、アマチュア奏者の吹奏技術(空気を吹き込む技術)をアシストする効果があると言える。 As a result, when an experiment was performed using a woodwind instrument such as a flute, almost 100% of the amateur players among the subjects judged that the lack of sound and the sound quality were significantly improved. However, many of the professional players among the subjects judged that the lack of sound and sound quality did not improve much. According to this experimental result, when playing a woodwind instrument, it can be said that the articulation groove has an effect of assisting an amateur player's blowing technique (air blowing technique).
これに対し、ホルン、トランペット等の金管楽器を用いて実験した場合では、被験者のうちアマチュア奏者もプロ奏者も、その90%以上が、音の抜けおよび音質が大きく向上したと判断した。特に、プロ奏者の多くは、調音溝が付いたことで、当たる(音の芯を捉えることができる)ようになったと評価している。この実験結果によれば、金管楽器を演奏する場合、調音溝は、アマチュア奏者のみならずプロ奏者の吹奏技術(音の当たりを出す技術)をもアシストする効果があると言える。 In contrast, in experiments using brass instruments such as horns and trumpets, 90% or more of the subjects, both amateur and professional players, judged that sound loss and sound quality were greatly improved. In particular, many professional players evaluate that they have hit the key (being able to catch the core of the sound) due to the addition of the articulation groove. According to this experimental result, when playing a brass instrument, it can be said that the articulation groove has an effect of assisting not only an amateur player but also a professional player's blowing technique (a technique for hitting a sound).
(他の実施形態)
なお、本考案は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。例えば、以下のような変形例も許容される。
(Other embodiments)
In addition, this invention is not limited to above-described embodiment, In the range described in the claim, it can change suitably. Further, the above embodiments are not irrelevant to each other, and can be combined as appropriate unless the combination is clearly impossible. In each of the above-described embodiments, it is needless to say that elements constituting the embodiment are not necessarily essential unless explicitly stated as essential and clearly considered essential in principle. Yes. Further, in each of the above embodiments, when numerical values such as the number, numerical value, quantity, range, etc. of the constituent elements of the embodiment are mentioned, it is clearly limited to a specific number when clearly indicated as essential and in principle. The number is not limited to the specific number except for the case. Further, in each of the above embodiments, when referring to the shape, positional relationship, etc. of the component, etc., the shape, unless otherwise specified and in principle limited to a specific shape, positional relationship, etc. It is not limited to the positional relationship or the like. For example, the following modifications are allowed.
(変形例1)
第1〜第3実施形態において、管楽器アダプター1〜3は、円環の一部が切り欠かれた円弧形状となっているが、両端部が繋がった円環形状となっていてもよい。
(Modification 1)
In the first to third embodiments, the
(変形例2)
また、第1〜第3実施形態において、突出部12a〜12l、22a〜22i、32a〜32xのすべてに調音溝31〜33が形成されている。しかし、突出部12a〜12l、22a〜22i、突出部32a〜32xの一部にのみ調音溝31〜33が形成されていても、風切り音を防止する効果が得られる。また、上記第1〜第3実施形態では、個々の突出部に着目すると、1つの突出部の全域に等間隔に調音溝が形成されているが、1つの突出部の一部分のみに調音溝が形成されていてもよい。
(Modification 2)
In the first to third embodiments, the sound adjusting grooves 31 to 33 are formed in all of the projecting
(変形例3)
上記第1実施形態の管楽器アダプター1の装着対象は、クラリネットに限らず、他の管楽器(ただし、空気流路の内壁が木製となっている管楽器)であってもよい。また、上記第2、第3実施形態の管楽器アダプター2、3の装着対象は、チューニング管を備えた管楽器やサクソフォーンに限らない。
(Modification 3)
The mounting target of the
なお、空気流路を囲む壁面が木製の管楽器(例えばクラリネット)に対しては、合成樹脂製または木製の管楽器アダプターを用いることが好ましい。また、空気流路を囲む壁面が金属製の管楽器(例えば、フルート、サクソフォーン、トランペット、ホルン)に対しては、金属製(例えば、銀製、銅とニッケルを含む合金製)の管楽器アダプターを用いることが好ましい。 In addition, it is preferable to use a synthetic resin or wooden wind instrument adapter for a wind instrument (for example, clarinet) whose wall surface surrounding the air flow path is wooden. For wind instruments whose walls surrounding the air flow path are made of metal (for example, flute, saxophone, trumpet, horn), use a wind instrument adapter made of metal (for example, silver or an alloy containing copper and nickel). Is preferred.
(変形例4)
また、上記第1実施形態では、バレル5の上管挿入穴53に管楽器アダプター1を装着するようになっているが、それに代えて、マウスピース挿入穴52に管楽器アダプター1を装着するようになっていてもよい。
(Modification 4)
In the first embodiment, the
この場合、管楽器アダプター1は段差部54に当接する。また、上管挿入穴53側からバレル5を見た場合、貫通穴51の向こう側に突出部12a〜12lの各々の一部が見える。つまり、管楽器アダプター1の突出部12a〜12lは、バレル5の内壁に対しても、マウスピースの内壁(図示せず)に対しても、中心線Cに向けて突出する。
In this case, the
また、バレル5のマウスピース挿入穴52と上管挿入穴53の両方に同時に管楽器アダプター1を装着してもよい。
In addition, the
(変形例5)
また、突出部12a〜12l、22a〜22i、32a〜32xの個数は、上記第1〜第3実施形態で示した個数に限るものではなく、もっと多数あってもよいし、あるいは、1個だけであってもよいし、2個だけであってもよい。
(Modification 5)
Further, the number of the projecting
1、2 管楽器アダプター
1a、2a 本体
5 バレル
6 上管
7 吹込管
8 チューニング管
9 フルートの主管
12a〜12l、22a〜22i 突出部
13、23 調音溝
14、15、24、25 端部
1, 2
Claims (5)
本体(1a、2a)と、
前記管楽器に装着されたときに前記空気流路側に突出する複数個の突出部(12a〜12l、22a〜22i)と、を備えた管楽器アダプター。 A wind instrument adapter mounted on the wind instrument so as to surround an air flow path in the wind instrument blown by a performer,
The main body (1a, 2a);
A wind instrument adapter comprising a plurality of projecting portions (12a to 12l, 22a to 22i) projecting toward the air flow path when mounted on the wind instrument.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013005709U JP3188272U (en) | 2013-10-03 | 2013-10-03 | Wind instrument adapter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013005709U JP3188272U (en) | 2013-10-03 | 2013-10-03 | Wind instrument adapter |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3188272U true JP3188272U (en) | 2014-01-16 |
Family
ID=78223870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013005709U Expired - Fee Related JP3188272U (en) | 2013-10-03 | 2013-10-03 | Wind instrument adapter |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3188272U (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017083611A (en) * | 2015-10-27 | 2017-05-18 | 株式会社yoj企画 | Woodwind instrument |
-
2013
- 2013-10-03 JP JP2013005709U patent/JP3188272U/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017083611A (en) * | 2015-10-27 | 2017-05-18 | 株式会社yoj企画 | Woodwind instrument |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9959848B2 (en) | Mute equipment capable of controlling a breath pressure and an adapter therof | |
JP3188272U (en) | Wind instrument adapter | |
JP6519660B2 (en) | Wind instrument | |
KR101405991B1 (en) | Method of wood-wind instrument having resonance strengthen | |
CN103226941B (en) | 24-hole 48-pitch ship-shaped chromatic harmonica | |
US9159304B1 (en) | Bore-variable leadpipe for brass instruments | |
KR200483190Y1 (en) | Recorder ring | |
US10424277B2 (en) | Accessory weights and kits for a brass instrument neck | |
JPH02502945A (en) | Musical instruments, their manufacturing methods and keys therefor | |
EP2416312A1 (en) | Whistle with finger grip | |
JP6434887B2 (en) | Woodwind instrument | |
JP2012208665A (en) | Tip structure for touch panel operation tool | |
KR20120121600A (en) | Wind instrument | |
KR102642453B1 (en) | Wind instruments mounting tone hole structure having finishing structure | |
TWM540369U (en) | Structure of saxophone tube body | |
US20070006714A1 (en) | Outlet cover for a wind instrument | |
JP3225891U (en) | Lead mounting structure and musical instrument parts | |
JP6701293B2 (en) | Metal attachment for wind instruments | |
JP6766387B2 (en) | Wind instrument | |
KR20180116071A (en) | A danso | |
CN202487135U (en) | Conveniently-played saxophone | |
CN201159984Y (en) | Fittings for fork horn of saxophone and of brasses | |
WO2000065570A1 (en) | Mouthpiece of saxophone | |
US20020066355A1 (en) | Flexible mouthpiece for a brass musical instrument | |
JP2009003357A (en) | Bell |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131031 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3188272 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |