JP3188227U - 角型硯池を備えた硯 - Google Patents
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Abstract
【課題】筆なで・筆置き・移し口の三つを安定度の高い角型の硯池に、一体化させ、便利に効率よく使用できる角型硯池を備えた硯を提供する。
【解決手段】硯池の底に長方形の立体を垂直に立てて形成され、上部に湾曲部12を有する筆なで5と、硯の一辺の側面に三日月形の凹みを二つ形成してなる筆置き6,7と、硯の一つの角部の上部に形成される移し口8と、角部の外側に形成される三角状の受け口9と、角部の内側に形成されるふくらみ4と、を構造的に同化させ、一体化した。
【選択図】図1
【解決手段】硯池の底に長方形の立体を垂直に立てて形成され、上部に湾曲部12を有する筆なで5と、硯の一辺の側面に三日月形の凹みを二つ形成してなる筆置き6,7と、硯の一つの角部の上部に形成される移し口8と、角部の外側に形成される三角状の受け口9と、角部の内側に形成されるふくらみ4と、を構造的に同化させ、一体化した。
【選択図】図1
Description
本考案は、書道の時使う墨液を入れる角型の硯池に関するものである。
我が国においては、古い時代から書は生活の一部であった。硯・筆・固形墨の三つは、必須の用具であった。この三つは、現代において、急速に研究が進み、多種多様になってきた。特に墨においては、すりおろすのに手間のかかる固形墨が使われなくなり、既成の墨液が、主流になってきた。従って固形墨用の硯より墨液を入れる広い硯池の容器が要求され、普及し始めたということになる。そこで登場したのが円型の墨池と表面は固形墨用、裏面は墨池になっている角型一台二役という二種類がよく使われている。
現在、墨液を入れる硯容器には、二通りある。一つは円形墨池である。穂の墨を適量にならし落とすための筆ならし、筆を休める筆置き、残り墨を容器に移すそそぎ口、この三つが付いている。筆ならしは必要以上に大きく、中央に成形、筆置きは本体の左横に突出した構造、そそぎ口は、本体右に突出形成、どちらも本体から突出していて硯容器のかさ張る原因になっている。学校の狭い机の上に置けない。円型だから道具箱に収納しにくい難点もる。もう一つの硯は、表裏一台二役で、表面は、固形墨用、裏面は墨液用になっている。墨液の普及により裏面は使われているが、表面は、学校でも使用させていないという。この円型墨池と両面硯については、便利なように工夫されているが、使用者にとって必ずしも満足な物になっていない。そこで、本案は以上の問題点を解決するものである。
上記のような課題を解決するため、まず本体の形を硯本来の形である角型にし、その角型の硯池に、筆なで・筆置き・移し口の三つを同化させ、一体感のある角型硯池にした。含ませた墨を適量に調整するための筆なでは、適当な大きさで一番使いやすい手前に垂直に立て、直接穂をなでるところを斜面に形成した。筆置きは硯池の一つの縁を利用、凹部二つを設けて、安定した置き場所にした。残り墨を別の容器に移す時に使う移し口も、本体に同化させることによって一体化をねらった角型硯池である。
本考案は、種々の作用点を一体化したことで、効率的に使用できる効果が期待できる。
以下、本考案の実施の形態を説明する。
図1及び図2に示すように角型形状である。墨を含ませた穂の墨を適量にするのに、硯池1の中の突起部4の上部斜面で穂をなでこすり墨量を調整する作用点「筆なで」を形成。「筆置き」5と6は硯池縁上部2の一辺に凹部を形成し大小筆兼用で安定した使用ができる。残り墨を他の容器に移す時の「移し口」7は2・9・3・15・11・8にて構造化し、移す容器に接触し易い形態にした。
図1及び図2に示すように角型形状である。墨を含ませた穂の墨を適量にするのに、硯池1の中の突起部4の上部斜面で穂をなでこすり墨量を調整する作用点「筆なで」を形成。「筆置き」5と6は硯池縁上部2の一辺に凹部を形成し大小筆兼用で安定した使用ができる。残り墨を他の容器に移す時の「移し口」7は2・9・3・15・11・8にて構造化し、移す容器に接触し易い形態にした。
1 角型硯池、2 硯池側面の上部、3 移し口の硯池内ふくらみ、4 筆なで、5 筆置き凹部 6 筆置き、7 移し口、8 移し口外部、9 硯池側面の内側の面、10 硯池側面の外側の面 11 移し口を形成する硯池の側面、12 大筆、13 大筆、14 小筆、15 移し口構造のふくらみの硯池底と接する部分、16 墨液容器
本考案は、書道の時に使う墨液を入れる角型硯池を備えた硯に関する。
我が国においては、古い時代から書は生活の一部であった。硯・筆・固形墨の三つは必須の用具であった。この三つは近年において急速に研究が進み、多種多様になってきた。特に墨においては、すりおろすのに手間のかかる固形墨が使用されず、既成の墨液が主流になってきた。従って、固形墨用の硯より墨液を入れる広い硯が要求され、普及し始めたということになる。そこで登場したのが、円型の墨池硯と表面は固形墨用、裏面は墨液を入れる墨池硯になっている一台二役の角型の硯の二種類がよく使われている。
一般的に使用されている墨液を入れる硯に円形墨池という硯があるが、本体の中央に必要以上の大きな筆ならしが形成されている。筆を休める筆置きは、硯本体の左側に突出した形成になっていて、大きな筆を置く時、硯本体が傾く可能性があり、かなり不安定感がある。残り墨を他の容器に移す時に使うそそぎ口は、硯本体の右側に小さく本体から突出して形成されていて、移される容器との接触が不安定で、接触部がずれやすく、墨をこぼす原因になることがある。上述の通り、筆ならしは、無格好で大きすぎるし、筆置きとそそき口は、硯本体からの突出形成によりかさ張る要因で、学校の机にも置けないし、道具箱への収納も難点に成っている。
これとは別に、もう一つの種類の硯がある。それは一台二役の硯である。表面の墨液を入れる広い硯池を有した面は、よく使われているが、裏面の固形墨をすり合わせる硯面は、学校でも使っていない。手間のかかる固形墨のすり合わせは、誰にも敬遠されていて、無用の長物となっている。
本考案は、上記問題を解決するものであり、その目的とすることは、安定度の高い角型硯池に、筆なで、筆置き、移し口を一体化させ、誰もが便利に効率よく使用できる角型硯池を備えた硯を提供することである。
本考案は、上記の課題を解決するために以下のような構成をとる。硯の形が先ず、角型であることは、安定感に優れていることである。筆なでしたり、筆置きしたりする時に、本体の重心が移動しても本体の安定を保てる特徴を有している。
筆なでは、必要最小限の大きさで硯の中央より使いやすい手前に形成する。穂につけた墨量を適量にする時の筆なでの押さえは、硯本体が不安定になることもない。大きさは小さいが、硯とのつり合いもとれ、単純化していてデザイン性も高い。
筆置きは、本体からの突出形成を避け、側面の一辺の縁に凹みを形成、大きな筆を置いて重心がかかっても角型硯のため不安定さがない。筆置きとして一番使いやすい箇所でもある。
移し口も硯本体からの突出を避け、硯の一角を構造化し、硯との一体化を有するもので、硯の一角の外側に三角状の受け口を形成し、移す容器に安定した接触のもとに残り墨を流し移せるようになっている。
上記のような角型硯池を備えた硯であるので、誰もが便利に効率よく使用できる。
本考案の実施の形態を図1から図9を参照しつつ説明する。
図1及び図2に示すように硯池の底面2とそれを囲む四辺の側面10で角型硯池を備えた硯1をなす。
図1及び図2に示すように硯池の底面2とそれを囲む四辺の側面10で角型硯池を備えた硯1をなす。
筆なで5は、小さな四角形の立体5を、側面10に近い方に、硯池の底2から垂直に形成し、筆なで5の上部は穂がやさしく当たるように湾曲12を有している。
筆置きの6と7は側面10の上部3に、三日月形凹部を有している。
硯1の一角に三角状の切り込みを有した当て口9は、移す容器16の口をはめ込む箇所となっている。
残り墨を別容器16に流し込む移し口8は、側面10の角に形成している。
受け口9の構成上、内側の薄さを補強するためのふくらみ4を有する。
移し口8に残り墨が集り流れやすいように側面上部3を少し狭め、ふくらみ4の上部も狭く、やや低く形成を有している。
本考案は以上のような構造である。
本考案は以上のような構造である。
本考案を実施する時は、墨液を硯池内に適量入れて、筆13の穂についた墨量を適量に筆なで5の湾曲12でなで落とす。
筆を休める時は、硯の側面一辺10に、二か所の三日月形の凹み6と7の筆置きに置く。
残り墨を別容器16に戻す時には、容器16の口を三角状の受け口9にはめ込み硯を傾けて移し口8から容器16に流し入れる。
筆を休める時は、硯の側面一辺10に、二か所の三日月形の凹み6と7の筆置きに置く。
残り墨を別容器16に戻す時には、容器16の口を三角状の受け口9にはめ込み硯を傾けて移し口8から容器16に流し入れる。
1 角型硯池を備えた硯
2 硯池の底
3 側面の上部
4 受け口の構造上薄くなった硯池内の内角を補強するためのふくらみ
5 四角柱の筆なで
6 筆置き
7 筆置き
8 残り墨を別容器に流し入れる移し口
9 残り墨を受け入れる容器口をはめ込む受け口
10 硯の側面
11 ふくらみが、硯の底と接するところ
12 筆なでの上部に形成した湾曲部
13 筆なでする筆
14 筆置きされた大筆
15 筆置きされた小筆
16 残り墨を移す容器
2 硯池の底
3 側面の上部
4 受け口の構造上薄くなった硯池内の内角を補強するためのふくらみ
5 四角柱の筆なで
6 筆置き
7 筆置き
8 残り墨を別容器に流し入れる移し口
9 残り墨を受け入れる容器口をはめ込む受け口
10 硯の側面
11 ふくらみが、硯の底と接するところ
12 筆なでの上部に形成した湾曲部
13 筆なでする筆
14 筆置きされた大筆
15 筆置きされた小筆
16 残り墨を移す容器
Claims (1)
- 硯池に付属する各役目(筆なで・筆置き・移し口)の部を硯池に同化、一体化させた角型硯池である。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3188227U true JP3188227U (ja) | 2014-01-16 |
Family
ID=
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108928171A (zh) * | 2018-06-29 | 2018-12-04 | 张大川 | 一种防干燥的砚台装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108928171A (zh) * | 2018-06-29 | 2018-12-04 | 张大川 | 一种防干燥的砚台装置 |
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