JP3188093U - 熱硬化性樹脂原料の自動計量器及び自動充填装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】粉末形態の熱硬化性樹脂原料を同時に複数自動的に計量測定でき、金型に施されている製品形状掘込み部の定められている所定の位置に、自動的に装填できる自動計量器及び自動充填装置を提供する。
【解決手段】装着本体基板22の最上部に、熱硬化性樹脂原料1を格納し下部の装置に供給するためのホッパー11を配設し、移動基板上部12に容量変更板33を配設し複数の定容量測定溝4を設け、熱硬化性樹脂原料を充填させて下部に配設する移動基板下部13によって遮断する。モーターで歯車を回転させると、移動基板上部ラック14と移動基板下部ラック15に伝達されて移動基板上部と移動基板下部が前後に移動する。移動基板下部を後方に移動させることにより定容量測定溝に充填された熱硬化性樹脂原料が下方に設置した金型の製品形状掘込み部に自動的に充填される。
【選択図】図19

Description

技術の分野
本考案は、熱硬化性樹脂原料を用いて行う圧縮成形方法において、粉末形態の原料をあらかじめ定められた重量及び容量を正確に、かつ敏速に計量することができ、自動的に所定の位置に充填装着できる構造、装置に関するものである。
熱硬化性樹脂の分子構造は、熱可塑性樹脂が鎖状高分子であるのに対し、高分子同士が架橋することによって三次元的な網目構造の分子を作っている。すなわち一度加熱して硬化させると、もはや軟化せず、元の原料状態に戻すことも、再び溶融して再結成することもできず、どんな溶媒にも溶けなくなる特性をもつ樹脂の総称である。
このような三次元網目構造の高分子である熱硬化性樹脂は、高温にしても分子運動しにくいため耐熱性が高く、更に耐薬品性にも優れている。具体的な部品、成形体の製造方法は、原料を金型に入れ熱を加えて硬化させるという成形方法と、化学反応を同時進行させる成形方法とがある。そのため、成形による部品製造時間は、熱可塑性樹脂に比べて長く、価格面において熱可塑性樹脂成形体よりも少々高くなっている。
成形前の原料は液状又は固状であり、室温あるいは加熱することで流動性を示し、成形のために硬化剤や触媒の添加あるいは加熱、加圧を続けることで硬化する。一度硬化した熱硬化性樹脂は、再び過熱しても柔らかくならない。また熱可塑性樹脂のように成形体を粉砕し原料として再生したり、再成形することができない。
前記の熱硬化性樹脂は、加熱、加圧すると重合を起こして高分子の網目構造を成形し、硬化して元に戻らなくなる特性をもつ樹脂の総称である。その熱硬化性樹脂原料を使用して成形体を成形するに際しては、流動性を有するレベルの比較的低分子の樹脂を所定の形状に成形し、その後加熱、また加圧等により反応させて硬化させ成形体を形成させる。
また接着剤やA液(基剤)とB液(硬化剤)を混ぜて成形体を成形させるタイプもある。そして熱硬化性樹脂は硬くて熱や溶剤に強いので、電気部品やテーブルといった家具類の表面処理、灰皿、焼き付け塗料等に使用されており、材種としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂(ユリア樹脂)、不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ポリウレタン樹脂、熱硬化性ポリイミド等が代表的である。
熱硬化性樹脂は高温(130℃〜180℃)の高圧の金型内で、化学反応を起こさせ、網目状の分子構造をもつ熱硬化性樹脂成形体に成形される。それ故に耐熱性が優れ、硬く、変形しにくい特徴がある。用途として一般的なものとして自動車の灰皿、鍋釜の摘み、持ち手、家庭用ブレーカー等で多くては電機部品として器具の内部構造物で、電気安全性の面から、耐アーク、耐トラッキング等目にしない所で重要な役割を担っている。
前記の熱硬化性樹脂全般は、当初液状であるが硬化剤を加えて時間が経過すれば三次元重合して固まり、液状である時間内に成形加工を行わなければならずその時間をポットライフという。ポットライフとは熱硬化性樹脂の品質保証期間というもので、樹脂の種類、また成形方法によって保証期間がおのおの相違する。液状といっても樹脂の種類によっていろいろで、液状の樹脂にタルク粉やシリカ粉やカーボン粉等を混ぜることにより、やわらかい生地状のものからパテ状のもの、また粉末形態にもできる。つまり成形方法に応じて好みの流動性に調整して使用できる。
特開2001−124618号公報 特開平11−152102号公報 特開2010−158537号公報 特願2012−140191
特許文献1、特許文献2、及び特許文献3に示される方式では、粉面の高さや密度などが上昇すると、同じ速度量の出力であっても単位フィード量も上昇してしまい、予め設定した定量前、落差前、落差が適切なものとならない場合があった。そのため、結果的に十分な変速時間間隔を確保できず、過計量となり易い。逆に、切り出し速度を抑えて単位フィード量が下がると、不足計量が生じたり、無駄に計量時間を延ばしたりするため、生産効率が下がってしまう。このような場合や初めて紛体を切り出す場合は、速度や定量前、落差前、落差などの制御パラメーターについて、その度に技術者や熟練作業者による再調整が必要となり、装置稼働率も低下する。
特許文献2に示される方式では、通常十秒前後から数十分程度と時間範囲が広い計量時間について、質量設定値、切り出し機の能力や構造などを考慮しながら、技術者や熟練作業者により数時間の調整が行われることが多い。
特許文献4は、本考案の出願人が、手動式で粉末状態の熱硬化性樹脂原料を計量して、定められて位置に充填する装置を考案し出願を行っている。
本考案は、粉末形態の熱硬化性樹脂原料を計量または容量を計測する計量器であるが、過去の熱硬化性樹脂を使用して製造されていた製品で一般的に目にする物は、おぼん、漆器の下地、料理の盛り皿、鍋釜の摘み、持ち手、弁当箱、ぼたん、灰皿、電気製品の絶縁部品等であった。
それらの成形体製品は単品であって完成品であり、熱硬化性樹脂原料の重量、容量を測定するにも、金型内で成形する数量がほぼ単品で製造成形しているため1サイクルの成形時間内において容易に熱硬化性樹脂原料の計量が可能であった。
しかしながら、熱硬化性樹脂原料も最近技術的、成形方法、金型構造面においても改良、改善され、耐熱性、表面が硬い、耐炎性、難燃性、内厚でもヒケない、また耐電、耐雷性に優れている長所で、あらゆる分野で熱硬化性樹脂製品の成形体が製造されている。
前記のように熱硬化性樹脂原料の開発が急速に進み、また多業種で製品開発が行われたために製造する成形体の数量も多量に、また多種類になってきた。しかしながら熱硬化性樹脂原料は樹脂製造メーカーより出荷後において一定の期間内に樹脂原料を使い果たさなくてはならず、ポットライフ(樹脂原料の保証期間)期間内に成形をしてしまわないと、その樹脂原料の特性を生かすことのできない状態になり成形体を成形するに樹脂原料が使用できなくなることが発生してしまう。
本考案は、前記の樹脂原料である熱硬化性樹脂原料の中で粉末形態の樹脂原料を重量、容量を測定するもので、特に最近熱硬化性樹脂の特性を生かした各業種の成形体、製品等が開発され、多品種で同時に大量の製品、成形体を製造依頼されるようになり、また成形サイクル内において粉末形態の樹脂原料を敏速に、正確に、かつ容易に成形樹脂原料を計量するということが要求されてきた。
本考案は、短納期、大量生産、多品種小ロット等の条件下で顧客よりの要望、要請もあり、また熱硬化性樹脂成形方法の中で大半の成形業者が圧縮成形方法にて製造を行っており、また粉末形態の樹脂原料をあらかじめ定められた重量、容量に測定計量することを手動によって行い、かつ金型の定められた位置に装填させるという難題な工程があり手間が必要とするため成形、加工する業者が最近減少し、そのため短納期、品質向上等製造依頼されるところの製品、成形体を正規に納品することが困難な状況になってきている。
このような課題、難題を鑑みてなされたもので、従来より熱硬化性樹脂製品、成形体を製造し携わる加工業者として、熱硬化性樹脂粉末形態の樹脂原料をあらかじめ定められた重量、容量に測定することのできる器具、装置等を圧縮成形の工程を行うたびに開発を重ね、効果的で正確的に、かつ何人でも容易に計量することができ、また圧縮成形方法の成形サイクル工程内で使用可能な自動計量器、及び自動充填装置を提供することを課題とする。
本考案は、上記の目的を達成するために粉末形態の熱硬化性樹脂原料をあらかじめ定められたところの重量、容量を同時に多数測定し、かつその粉末形態の熱硬化性樹脂原料を金型に同時装填させることのできる自動充填装置を開発することにした。
従来、粉末形態の熱硬化性樹脂原料は手動で定められるところの重量及び容量を、小型のハカリ、または測定器にて単品で容量を測定していた。そうした測定方法であると、各々の重量、容量が相違することがあり、成形体に成形すると不具合が生じていた。
このように成形工程の前処理作業に手間がかかり、粉末形態の樹脂原料であるため、作業場内に粉末原料が飛び散り、また加熱された圧縮成形装置機械及び圧縮成形金型にこびりつき成形工程上、品質向上に支障をきたしていた。必要以上に手間が要することもあり、成形者、技術者等が労働環境悪化のため職場をはなれ減少し、またそれと同じく加工業者も近年減少している。そうした原因の粉末形態の樹脂原料を容易に、清潔で簡素化させたところの計量器を開発した。
熱硬化性樹脂は近年技術開発が進み、その熱硬化性樹脂の特性を生かした製品、成形体を多業種においても開発が進み、多品種で大量生産の傾向に成り、圧縮成形方法の粉末形態の熱硬化性樹脂原料の重量、容量測定等前処理作業に時間と手間をかけることができなくなる。
本考案の粉末形態の熱硬化性樹脂原料を測定する計量器は金型に掘り込まれた成形体の数量を各々に測定し、その測定された粉末形態の熱硬化性樹脂原料を金型の定められた位置、場所に測定された樹脂原料を全て正確に、同時に装填することが可能となる。
熱硬化性樹脂は、当初液状で、それに硬化剤を加え、またタルク粉、シリカ粉、カーボン粉等を混ぜて、やわらかい生地状、パテ状に移行加工させ、成形加工を容易にするために粉末形態にした樹脂原料を本考案の計量装置によって定められた重量、容量に短時間で正確に測定することができ、前記のとおり同時に定められた位置、場所に装填され、圧縮成形によって高品質な成形体を成形することが可能となる。
本考案は、粉末形態の熱硬化性樹脂原料を金型に掘り込まれた数量分を敏速に、かつ正確に測定させ、金型の定められた位置に粉末形態の熱硬化性樹脂原料を装填できる構造を有し、金型を加熱するために金型加熱用ヒータを埋設し、圧縮成形方法により粉末形態の熱硬化性樹脂原料を加熱、加圧することにより容易に異形の成形体をハイサイクル化、大量生産可能な圧縮成形により高品質の成形体を製造することができる。
従来より行われている粉末形態の熱硬化性樹脂原料測定方法の斜視図である 測定器を使用し粉末形態の熱硬化性樹脂原料測定方法の斜視図である。 従来より行われている計量器より粉末形態の熱硬化性樹脂原料を金型の可動型に装填したところの斜視図である。 金型の可動型に粉末形態の熱硬化性樹脂原料を装填し、本考案の計量器を金型より脱着させたところの斜視図である。 熱硬化性樹脂原料の自動計量器及び自動充填装置の平面図である。 熱硬化性樹脂原料の自動計量器及び自動充填装置の側面図である。 熱硬化性樹脂原料の自動計量器及び自動充填装置の正面図である。 本考案の自動計量器及び自動充填装置の断面図である。 熱硬化性樹脂原料を上部より挿入充填したところの断面図である。 熱硬化性樹脂原料を充填されたところの移動部材が前面に移動した断面図である。 前面に移動した部材の下部部材が後方に戻されると、充填されていたところの熱硬化性樹脂原料が降下するところの断面図である。 前面に移動した部材の上部部材を後方に戻す動作途中の断面図である。 熱硬化性樹脂原料の自動計量器及び自動充填装置の主な部材、部品の展開斜視図である。 自動計量器及び自動充填装置[請求項1]の組付け斜視図である。 自動計量器及び自動充填装置[請求項2]の熱硬化性樹脂原料の充填する方法の断面図である。 熱硬化性樹脂原料の挿入充填遮断部材によって原料の流れが止まった状態の断面図である。 自動計量器及び自動充填装置の上部充填遮断部材の動作により原料が降下したところの断面図である。 熱硬化性樹脂原料を充填されたところの移動部材が前面に移動した断面図である。 前面に移動した部材の下部部材が後方に戻されると、充填されていたところの熱硬化性樹脂原料が降下するところの断面図である。 遮断部材が後方に移動し、原料を挿入充填したところの断面図である。 熱硬化性樹脂原料の自動計量器及び自動充填装置の主な部材、部品の展開斜視図である。 自動計量器及び自動充填装置[請求項2]の組付け斜視図である。 自動計量器及び自動充填装置[請求項1]を圧縮成型機と金型との関係を表したところの透視図である。 自動計量器及び自動充填装置[請求項2]を成縮成形機と金型との関係を表したところの透視図である。
以下、本考案の実施の形態を図1〜図24に基づいて説明する。図1〜図14、図23は[請求項1]に関するものであり、図15〜図24は[請求項2]に関するものである。
図1は、粉末形態の熱硬化性樹脂原料1を定められた重量、容量に測定するために当初から行われていた作業方法の斜視図である。この方法で測定すると各々に若干の重量または容量が相違し、材料不足及び形状変形等が生ずることがあった。
図2は、現在測定器を使用して測定を行っている方法であるが、大量に粉末形態の熱硬化性樹脂原料を測定するには不向きであり、単一的に測定するにしても測定時間を要するという難点があり、図1の測定方法と同様に各々若干重量、容量が相違するところがある。
図3は、本考案に係る手動計量器10が金型可動型7に装着され、手動計量器10の原料測定基板2の前面に配設されている引出し手9をつまみ原料装填止め板3を前面に引出すことにより定容量測定溝4に装填されていた粉末形態の熱硬化性樹脂原料1が金型可動型7、製品形状掘り込み部8に装填されるところの作業を表現した図である。
図4は、本考案に係る手動計量器10によって粉末形態の熱硬化性樹脂原料1が金型の可動型7の製品形状掘り込み部8の部分に装填されたところの図である。
この3,4図に示した手動計量機10は、特許文献4によって本考案の出願人が、手動式で粉末状態の熱硬化性樹脂原料1を計量して、定められた位置に充填する装置を考案し特許出願を行っている。
図5は、図3、4で示したところの原料測定基板2ど構造で、実質的に現在圧縮成形方法の成型工程内でかかすことのできない補助装置となっている。しかしながら品質管理、工場内の管理、技術者及び作業者の健康管理等を考慮することから、自動式で、正確面で生み出された自動計量器及び自動充填装置を考案した。圧縮成型機の側面に設置し、小型化した装置を提供することができ、その装置の平面図である。
図6は、自動計量器及び自動充填装置の側面図である。装着本体基板22の最上部には熱硬化性樹脂原料1を格納し、下部の装置、部材に供給できるホッパー11が装着されており、そのホッパー11の下部には移動基板上部12、移動基板下部13が配列セットされている。移動基板上部12には定容量測定溝4が設けられ、ホッパー11より熱硬化性樹脂原料1がこの定容量測定溝4に誘導充填される。
移動基板上部12の下部面に移動基板上部ラック14、そして移動基板下部13の下部面に移動基板下部ラック15をそれぞれの底部に配設されており、移動基板上部12及び移動基板下部13が、前方、後方に移動工程を行うときに、正確に動作する役目を移動基板上部ラック14と移動基板下部ラック15のラック形状がこれを補助している。そのラック形状が設けられている移動基板上部12を歯車部材A16,移動基板下部13を歯車部材B17の回転を利用し移動基板下部13を容易に前方、後方に移動させるための役目をしている。その歯車部材A16、B17を回転させているのがモーター18、モーター19である。
図7は、自動計量器及び自動充填装置の正面図である。ホッパー11より移動基板上部12に配列されている定容量測定溝4に熱硬化性樹脂原料1を充填させ、移動基板上部12を前方、後方に移動させる役目を歯車部材A16が両面に配装され、移動基板下部13を前方、後方に移動させる役目を歯車部材B17が両側に配装されている。その歯車部材A16を回転させるのがモーター18で、歯車部材B17を回転させるのがモーター19である。
図8は、自動計量器及び自動充填装置の左側面の断面詳細図である。
図9は、自動計量器及び自動充填装置の左側面の断面図である。ホッパー11の中に熱硬化性樹脂原料1が格納されており、移動基板上部12には、あらかじめ定められたところの定容量測定溝4が配列されており、その溝に上部ホッパー11から熱硬化性樹脂原料1が自然に充填される。この定容量測定溝4に充填された容量及び容積は成形体、製品の重量である。この定容量測定溝4の空間の容積、数値が成形体、製品と同一となる。成形体、製品の容量、形状、大きさ等相違する場合に容量変更板33の定容量測定溝4の大きさ、容積を変更することで多種類の成形体が生産、製造することができる。
図10は、定容量測定溝4に充填された熱硬化性樹脂原料1を前面方向に配設されている金型可動型7に充填させるために、歯車部材A16、歯車部材B17と同時回転によって、移動基板上部12と移動基板下部13が歯車とラックの作用により先方に前進する行動説明の断面詳細図である。
図11は、移動基板下部13が歯車部材B17の回転により、後方に移動した状態の断面詳細図である。移動基板上部12と移動基板下部13が同一位置に保たれていた時、定容量測定溝4に充填されていた熱硬化性樹脂原料1は変化なくそのままであるが、図11に示すように移動基板下部13が後方に移動すると定容量測定溝4に充填されていた熱硬化性樹脂原料1は金型可動型7の定められた位置に降下する。
図12は、移動基板上部12が歯車部材A16の回転により後方の定められた位置に向け、移動を開始するところの詳細な断面図である。
図13は、自動計量器及び自動充填装置を構成している各部材を展開し、説明するところの透視図である。移動基板上下部固定板23は移動基板上部12、移動基板下部13を後方より組付け及び変換、取り出しする際に取りはずして作業可能にする役目の固定板である。
図14は、移動基板上部12、移動基板下部13が前面に移動したところの透視図である。
図15は、ホッパー11の形状、構造を変更し、挿入口のほぼ中心に原料充填補助部材26を配設させ、熱硬化性樹脂原料1を下部に向け均等に充填できるようにする役目をしている。そして定容量測定溝4の上部まで原料充填補助部材26、及びホッパー11の下部には箱形充填部材34の構造部材が配設されている。
ホッパー11の傾斜された壁面の下部と移動基板上部12の間には、原料遮断上部材24、原料遮断下部材25が配設され、その2枚の部材が容易に移動することができるよう箱形充填部材34に溝が、前面部、構面部に設けられている。そして後部に配設されているシリンダー27によって原料遮断上部材24、原料遮断下部材25は容易に前後移動することができるような構造になっている。
図15に示した状態の図は、ホッパー11に熱硬化性樹脂原料1を挿入したのみの構造断面図である。移動基板上部12より下部に配設されている部材及び動作等は、前記に説明した図5〜図14と全てにおいて同一である。
図16は、後部に配設されているシリンダー27が後方移行作動すると、原料遮断上部材24と原料遮断下部材25が同時に、後部に向け移動する。すると熱硬化性樹脂原料1が原料充填補助部材26によって振り分けられながら下部に降下充填する。後部に移動した原料遮断上部材24には熱硬化性樹脂原料1が通過可能な充填穴28が配設されており、合致すると熱硬化性樹脂原料1はその充填穴28を通過し下部に向かって降下挿入される。そして原料遮断下部材25の同一位置に熱硬化性樹脂原料1が通過することのできる充填穴28が配設されていないため、熱硬化性樹脂原料1は降下挿入することができず、ここで止められるのである。
原料遮断上部材24と原料遮断下部材25の間に挿入させられた熱硬化性樹脂原料1は成形体の同容量及び同重量32であり、その容量、重量は成形体を製造成形するときに要する容量と同一である。また別途の成形体、別容量の製品が必要とした場合は、原料充填補助部材26及び箱形充填部材34の内面部を新らたに加工製造することにより、新規な容量の部材が生まれ追加されて、新規な成形体を確保することができる。
図17は、シリンダー27の作動により原料遮断上部材24、原料遮断下部材25が同時に前方向に移動する。原料遮断上部材24に配設されている充填穴28と熱硬化性樹脂原料1の挿入通路とが合致しなく、熱硬化性樹脂原料1は原料遮断上部材24の上部で挿入遮断される。同時に原料遮断下部材25も前方向に移動する。原料遮断下部材25に配設されている充填穴28と移動基板上部12に配設されている定容量測定溝4とが合致し、熱硬化性樹脂原料1は定容量測定溝4に挿入降下する。
図18は、歯車部材A16,歯車部材B17が作動することにより、移動基板上部12、移動基板下部13が前方向に移動したところの断面図である。前記の図10で各部材が動作するところの説明と同一である。
図19は、シリンダー27が作動しない状態で、前記の図11で各部材が動作するところの説明と同一である。
図20は、前記図12で、各部材が動作するところの説明と同一であり、また前記図16と同一の断面図である。順次移行する工程を図15から図20に表示したものである。
図21は、自動計量器及び自動充填装置を構成している各部材を展開させ説明するところの透視図である。ホッパー11の下部で配設移動するところの原料遮断上部材24、原料遮断下部材25、後部に配設するシリンダー27、充填穴28を明確に表示したものである。
図22は、移動基板上部12、移動基板下部13が前面に移動したところの透視図である。
図23は、[請求項1]を表現したところの透視図である。自動計量器及び自動充填装置を成縮成形方法の成形機と同列に設置し、その成形機に取り付けるところの金型可動型7、金型固定型31を配したところの図である。
図24は、[請求項2]を表現したところの透視図である。
本考案によれば、あらかじめ定められた重量、容量に粉末形態の熱硬化性樹脂原料1を大量に定量測定が可能で、成形工程のサイクルも短期間に改善され、同時に大量の成形体を製造することができる。粉末形態の熱硬化性樹脂原料1の短所であったポットライフ、品質保証期間等があり、本発明の計量器1を使用したことにより短期間に大量生産が可能に成り諸問題を解決することができた。
本考案の自動計量器及び自動充填装置は、自動的に多量数計量することが可能で、測定した熱硬化性樹脂原料1を定められるところの金型可動型7に、多数同時に充填することで正確性が生じ、かつ短期間内に大量計画生産が可能になった。
1. 熱硬化性樹脂原料
2. 原料測定基板
3. 原料装填止め板
4. 定容量測定溝
5. 過剰原料排出溝
6. 過剰原料排出補助溝
7. 金型可動型
8. 製品形状掘込み部
9. 引き出し手
10.手動計量器
11.ホッパー
12.移動基板上部
13.移動基板下部
14.移動基板上部ラック
15.移動基板下部ラック
16.歯車部材A
17.歯車部材B
18.モーター
19.モーター
20.歯車連動補助棒A
21.歯車連動補助棒B
22.装置本体基板
23.移動基板上下部固定板
24.原料遮断上部材
25.原料遮断下部板
26.原料充填補助部材
27.シリンダー
28.充填穴
29.遮断上部材移動補助穴
30.遮断下部材移動補助穴
31.金型固定型
32.成形体の内容量及び同重量
33.容量変更板
34.箱形充填部材

Claims (2)

  1. 粉末の熱硬化性樹脂原料を定められた重量、容量に正確、敏速に計量測定できる自動計量器及び自動充填装置であって、
    装置に歯車、ラック形状の部材を配設させ、モーター駆動で移動基板は前後に移行する。移動基板上部の部材に定容量測定溝を複数配設させ、同時に複数計量測定でき、
    移動部材が装置前面に作動移動したとき、装置外の金型に熱硬化性樹脂原料を自動充填させ、
    移動部材に容量変更板を配設し、寸法変更することにより、新規の成形体、製品を製造することができ、
    備えることを特徴とする、
    自動計量器及び自動充填装置。
  2. 前記自動計量器及び自動充填装置に、熱硬化性樹脂原料を格納、下部の装置に誘導するホッパーの下部に、箱形充填部材を設けて、中間に原料遮断部材を2枚配設させ、定められた容量測定分を2枚の部材間で確保し、原料遮断部材がシリンダーの駆動により前後に同時移行するとき、熱硬化性樹脂原料が下部に降下及び遮断させられる充填穴を複数配列させ、原料遮断部材2枚間の容積で、定められた重量、容量を確保する。
    新規の成形体、製品を製造する時、原料遮断部材2枚の間隔寸法を変更することで、新規な成形体の製造が可能で、
    備えることを特徴とする、
    請求項1に記載の自動計量器及び自動充填装置。
JP2013004926U 2013-08-08 熱硬化性樹脂原料の自動計量器及び自動充填装置 Expired - Lifetime JP3188093U (ja)

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