JP3186162U - 皮脂測定標準カード - Google Patents

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Abstract

【課題】皮脂分泌レベルの測定の正確性が向上し、且つ、異なる評価者の測定結果のばらつきを減少できる皮脂測定用標準カードを提供する。
【解決手段】皮脂測定用標準カードは、二次元配列された複数の皮脂分泌パターンを備え、前記複数の皮脂分泌パターンが、一の方向に沿って、皮脂分布密度に基づき配列され、前記複数の皮脂分泌パターンが、他の方向に沿って、皮脂サイズに基づき配列される。
【選択図】図8

Description

本考案は、ヒトの各箇所の皮脂分泌状態を測定するための皮脂測定標準カードに関するものである。
油型皮膚は、特に若者によく現われる主要な皮膚タイプの一種であり、若者を悩ませている。
化粧品メーカーは、皮脂抑制商品を使ってこの状況を改善する。研究者にとって、皮脂分泌レベルの評価は、新しいスキンケア製品を開発する時の基本の段階である。従って、簡単かつ正確に皮脂分泌状態を評価することは、とても重要である。
セブメーター(Sebumeter(登録商標))は、よく知られる皮脂測定装置である。専用テープを使用し、ヒトの皮膚上の皮脂を吸収させることで、半透明なテープになる。そのテープの光の透過量が変化して、吸収の皮脂が多ければ多いほど、光の透過量の変化が大きくなる。そうすると、皮膚の皮脂の分泌量を測定することができる。その利点は、測定プローブの体積が小さく、使用が簡単で、皮膚の何れかの箇所を測定できることである。それは、皮脂分泌量の間接測定方法である。測定の結果は、異なる皮膚タイプを判断でき、正確に内部や外部の原因による皮脂の変化を知ることができる。
セブメーターは、使用が便利で、測定速度が速いなどの利点を備える。しかし、セブメーターの価格は相対的に高く、普通の消費者又は簡単な測定をする場合には、そのような高い装置を使う必要がない。
セブメーターに対し、セブテープ法は皮膚表面の皮脂を測定する別の方法である。図1に示すように、セブテープはヒトの皮脂分泌レベルを可視化且つ測定するテープ100である。セブテープは使用が簡単且つ便利であり、専用装置がいらず、肉眼で測定できるので、皮膚測定に広く使われている。
セブテープは、粘着性を持つ多孔膜により、皮脂分泌を測定するものである。セブテープは、皮脂の吸収前には、不透明又は乳白色であるが、ヒトの皮膚を貼着後、皮脂を吸収することにより、半透明又は透明なテープになる。その半透明又は透明な部分の量を測定することにより、皮脂分泌の量がわかる。
以下は、図2〜図4を参照し、セブテープ100の使用方法を説明する。下記のステップを備える。
洗浄ステップ:適度のクレンジングクリームを使って顔を洗浄し、十分洗浄した後乾燥する。
貼付ステップ:丁寧にセブテープ100をキャリアシート110から剥離し、洗浄した顔の各部位に貼り付け、セブテープ100を皮膚の表面に、緊密に貼り付ける。
剥離ステップ:30分後、該セブテープ100を剥離し、記録カード200の黒い矩形区域201に移動する。それによって、セブテープ100は、皮脂を吸収する所が透明部分から黒い斑点部分になり、観察可能な皮脂分泌パターンを得る。
測定ステップ:セブテープ上の皮脂分泌パターンを皮脂測定用標準カード300と比べて、数値である皮脂分泌レベルを得る。
図4は従来の皮脂測定用標準カードの図である。当該標準カードは、皮脂の分布状況によって、五つの皮脂分泌レベルに分けている。図4のセブテープ100を標準カード300と比べると、当該セブテープ100の皮脂分泌の量は標準カード300の皮脂分泌レベル4に最も近く、その皮脂分泌レベルが4と判定される。しかし、標準カードにて肉眼で対比するので、異なる評価者の間に測定結果のばらつきが出やすい。さらに、従来の標準カードは、皮脂分布密度のみに基づいて、皮脂分泌レベルを判断するため、皮脂のサイズを考えていない。従って、セブテープ上の皮脂のサイズが大きく、分布密度が小さい場合、評価者は当該セブテープがどの皮脂分泌レベルに属するか判断し難いので、測定結果の不正確さや、異なる評価者の間で大きなばらつきを生じる。
具体的には、図5のように、セブテープ101では、その左上の部分は皮脂分泌レベル3又は4に近く、右下の部分は皮脂分泌レベル1に近い。評価者が皮脂分泌レベルを評価する時、正確にレベルを評価することは難しい。セブテープ102では、皮脂の分布密度はレベル4に近く、皮脂のサイズがレベル3に近く、評価者がレベル3とレベル4との間で迷ってしまう。また、セブテープ103では、皮脂の分布密度はレベル5を超えているが、レベル5は最高レベルであるため、そのテープを判断できる更なる高いレベルがない。
上述の場合には、新しい標準カードが求められている。
上述のように、従来技術の皮脂測定用標準カードは、レベルが少なく、評価者の測定結果が不正確且つばらつきが大きいという問題が存在する。
従って、本考案は上記問題を鑑みてなされたものであり、その目的は皮脂分泌レベルの分類が多く、評価者の測定結果が正確且つばらつきが小さい皮脂測定用標準カードを提供することである。
本考案の目的は、皮脂測定用標準カードを提供することである。当該皮脂測定用標準カードは、二次元配列された複数の皮脂分泌パターンを備え、前記複数の皮脂分泌パターンが、一の方向に沿って、皮脂分布密度に基づき配列されるとともに、前記複数の皮脂分泌パターンが、他の方向に沿って、皮脂サイズに基づき配列されることを特徴とする。
本考案の皮脂測定用標準カードは、前記複数の皮脂分泌パターンが、複数の皮脂分泌レベルに分けられていることが好ましい。
本考案の皮脂測定用標準カードは、前記複数の皮脂分泌パターンにおいて、皮脂分布密度と皮脂サイズとの相乗面積の同等の状況は、二次元配列にある位置を問わず同じ皮脂分泌レベルを付与することができることが好ましい。
本考案の皮脂測定用標準カードは、前記複数の皮脂分泌パターンが、皮脂分泌の量に基づき、複数の皮脂分泌レベルの数値に分けられていることが好ましい。
本考案の皮脂測定用標準カードは、前記複数の皮脂分泌パターンが、前記一の方向に沿って、皮脂分布密度に基づき2〜8種の皮脂分泌パターンが配列され、前記他の方向に沿って、皮脂サイズに基づき2〜5種の皮脂分泌パターンが配列されることが好ましい。
本考案の皮脂測定用標準カードは、前記一の方向に配列された皮脂分泌パターンの数が、前記他の方向に配列された皮脂分泌パターンの数と同じ、又は前記他の方向に配列された皮脂分泌パターンの数より多いことが好ましい。
本考案の皮脂測定用標準カードは、前記皮脂分泌レベルが数値である時、皮脂分泌レベルの最高値を設定することが好ましい。
本考案の皮脂測定用標準カードは、前記複数の皮脂分泌パターンが、前記一の方向に沿って、5種の皮脂分泌パターンが配列されることが好ましい。
本考案の皮脂測定用標準カードは、前記複数の皮脂分泌パターンが、前記他の方向に沿って、3種の皮脂分泌パターンが配列されることが好ましい。
本考案の皮脂測定用標準カードは、前記複数の皮脂分泌パターンが、皮脂分布がないパターンを備えることが好ましい。
本考案の皮脂測定用標準カードによれば、皮脂分泌レベルの測定の正確性が向上し、且つ、異なる評価者の測定結果のばらつきを減少することができる。
図1はセブテープ100を示す図である。 図2はセブテープ100を顔に貼り付けたことを示す図である。 図3はセブテープ100を記録カード200に移動したことを示す図である。 図4は従来の皮脂測定用標準カード300を使って皮脂分泌レベルを測定することを示す図である。 図5は従来の皮脂測定用標準カード300を使って皮脂分泌レベルを測定し難いことを説明する図である。 図6は本考案の皮脂測定用標準カード400を示す図である。 図7は本考案の皮脂測定用標準カード500を示す図である。 図8は本考案の皮脂測定用標準カード600を示す図である。 図9はレベルが付与された本考案の皮脂測定用標準カード600を示す図である。 図10はレベルが付与された本考案の皮脂測定用標準カード601を示す図である。 図11は本考案の皮脂測定用標準カード600を使って皮脂分泌レベルを測定することを示す図である。 図12は皮脂分泌レベルを測定する一例を示す図である。 図13は本考案の皮脂測定用標準カード600を使って皮脂分泌レベルを測定することを示す図である。
以下において、添付の図面を参照し、本考案の実施の形態を説明する。
本考案の皮脂測定用標準カード400の第1の実施形態は、3×3の二次元配列された皮脂分泌パターンを備える。図6に示すように、そのカードは、皮脂分布密度軸(X軸)及び皮脂サイズ軸(Y軸)を有する。X軸の正方向は、皮脂分布密度が大きくなる方向である。Y軸の正方向は、皮脂サイズが大きくなる方向である。皮脂分布密度軸において、皮脂分泌パターンが皮脂分布密度の大小によって、3種類に分けている。皮脂サイズ軸において、皮脂分泌パターンを皮脂サイズの大きさによって、3種類に分けている。これによって、本来の一次元の皮脂測定用標準カード300が二次元に広がり、本来の五つの皮脂分泌パターンも九つの皮脂分泌パターンに増加する。評価者が、測定したセブテープ上の皮脂分泌パターンと、その九つの皮脂分泌パターンとを比較して、セブテープ100に一番近いパターンを選ぶ。また、九つの皮脂分泌パターンを、それぞれ異なるレベルに分けることができ、例えば、レベルA〜I、レベル1〜9などである。但し、皮脂分泌の量(皮脂分布密度と皮脂サイズとの相乗面積)が近いパターンに対しては、同じレベルを付与してもよい。例えば、下から二行目、左から二列目のパターンと、下から一行目、左から三列目のパターンとを比べると、前者の分布密度は小さいが、皮脂サイズが大きいため、後者の皮脂分泌レベルに近くなる。従って、その二つのパターンを同じレベルに判定することができる。評価者は、その判定したレベルに基づき、セブテープ100が貼り付けられた部位の皮脂分泌レベルを評価する。
本考案の皮脂測定用標準カード500の第2の実施形態は、4×2の二次元配列された皮脂分泌パターンを備える。図7に示すように、第1の実施形態と同様に、そのカードは、皮脂分布密度軸(X軸)及び皮脂サイズ軸(Y軸)を有する。且つ、皮脂サイズ軸(Y軸)より、皮脂分布密度軸(X軸)においてパターンが多い。これは、肉眼で判断できる観点から、評価者が多くの分布密度の種類を判断できる一方、多くの皮脂サイズの種類がある場合、判断し難いためである。皮脂測定用標準カード500は、皮脂分布密度軸において、皮脂分泌パターンが皮脂分布密度の大小によって、4種類に分けている。皮脂サイズ軸において、皮脂分泌パターンが皮脂サイズの大きさによって、2種類に分けている。これによって、本来の一次元の皮脂測定用標準カード300が二次元に広がり、本来の五つの皮脂分泌パターンが八つの皮脂分泌パターンに増加する。評価者が、測定したセブテープ上の皮脂分泌パターンと、その八つの皮脂分泌パターンとを比較して、セブテープ100に一番近いパターンを選ぶ。また、八つの皮脂分泌パターンをそれぞれ異なるレベルに分けることができ、例えば、レベルA〜H、レベル1〜8などである。但し、皮脂分泌の量が近いパターンに対して、同じレベルを付与してもよい。例えば、下から二行目、左から二列目のパターンと、下から一行目、左から三列目のパターンとを比べると、前者の分布密度は小さいが、皮脂サイズが大きいため、後者の皮脂分泌レベルに近くなる。従って、その二つのパターンを同じレベルに判定することができる。また、同様な理由で、下から二行目、左から三列目のパターンと、下から一行目、左から四列目のパターンとを同じレベルに付与することができる。評価者は、その判定したレベルに基づき、セブテープ100が貼り付けられた部位の皮脂分泌レベルを評価する。
本考案の皮脂測定用標準カード600の第3の実施形態は、5×3の二次元配列された皮脂分泌パターンを備える。図8に示すように、第2の実施形態と同様に、そのカードは、皮脂分布密度軸(X軸)及び皮脂サイズ軸(Y軸)を有する。皮脂測定用標準カード600は、皮脂分布密度軸において、皮脂分泌パターンが皮脂分布密度の大小によって、5種類に分けている。皮脂サイズ軸において、皮脂分泌パターンが皮脂サイズの大きさによって、3種類に分けている。これによって、本来の一次元の皮脂測定用標準カード300が二次元に広がり、本来の五つの皮脂分泌パターンも15個の皮脂分泌パターンに増加する。評価者が、測定したセブテープ100上の皮脂分泌パターンと、その15個の皮脂分泌パターンとを比較して、セブテープ100に一番近いパターンを選ぶ。また、15個の皮脂分泌パターンがそれぞれ異なるレベルに分けることができる。但し、皮脂分泌の量が近いパターンに対して、同じレベルを付与してもよい。評価者は、その判定したレベルに基づき、セブテープ100が貼り付けられた部位の皮脂分泌レベルを評価する。
なお、皮脂測定用標準カードの皮脂分泌パターンは、上述の場合に限らない。皮脂分布密度については2〜8の範囲で分け、皮脂尺寸については2〜5の範囲で分けることができる。また、「皮脂分布密度」×「皮脂サイズ」は「4〜6」×「2〜4」が判定の精度の点から好ましく、特に5×3が好ましい。
以下、従来の皮脂測定用標準カード300のレベルを参考にして、第3の実施形態の皮脂測定用標準カード600に対し、皮脂分泌レベルを付与する例を説明する。
図9に示す皮脂測定用標準カード600は、15種類の皮脂分布パターンのタイプであり、皮脂分泌レベル1〜7に分けている。その皮脂分泌レベルが皮脂測定用標準カード300に使われたレベルに近く、且つ、皮脂測定用標準カード300が備えない0.5の精度を有する。例えば、下から一行目左から一列目のパターンは、皮脂測定用標準カード300の一番目のパターンと同じぐらいの皮脂分泌レベルを有するため、その皮脂分泌レベルがレベル1に設定される。また、下から三行目左から三列目のパターンは、皮脂測定用標準カード300の五番目のパターンと同じぐらいの皮脂分泌レベルを有するため、その皮脂分泌レベルがレベル5に設定される。また、下から二行目左から四列目のパターンの皮脂分泌レベルは、皮脂測定用標準カード300の四番目及び五番目のパターンの間に位置するため、その皮脂分泌レベルがレベル4.5に設定される。皮脂測定用標準カード600の他のパターンに対しては、同じような方法で、皮脂分泌レベルを付与する。
また、数値である皮脂分泌レベルがセブテープ100の上皮脂が付く量を示す。例えば、第二行第三列の皮脂分泌パターン及び第三行第五列の皮脂分泌パターンに表示する数値は何れも4になり、その二つの皮脂分泌パターンに含む皮脂の量が大体同じ又は同じレベルで表示される。
図10に示すように、本考案の他の実施形態の皮脂測定用標準カード601は、皮脂分泌レベルが0である皮脂分泌パターン、即ち、皮脂分布がないパターンを備える。測定するセブテープ上の皮脂分泌の量がレベル0とレベル1の間に属する場合、そのレベルを0.5に設置すればよい。従って、セブテープ上の皮脂分泌の量がレベル0から最高レベル7にかけて、評価者が測定されたセブテープに最も近い皮脂分泌パターンを自由に選択し、皮脂分泌レベルを確定する。また、皮脂分泌の量の最高レベルはレベル7に限らず、レベル5〜レベル9になっても構わない。判定の精度の点から、最高レベルはレベル6〜レベル8が好ましく、レベル7がより好ましい。
本考案の皮脂測定用標準カード400、500、600、601の使用方法では、セブテープ上のパターンを標準カードに比べるステップ前は、従来のセブテープの使用方法と同じである。本考案で用いることができる皮脂測定方法は、具体的に以下のステップを備えるものである。
洗浄ステップ:皮脂測定部位を洗浄かつ乾燥する、
貼付ステップ:セブテープ100を皮脂測定部位に緊密に貼り付け、且つ、規定時間(例えば、30分)に保持する、
剥離ステップ:セブテープ100を剥離し、記録カード200の規定区域201(例えば、黒い矩形区域)に移動する、
測定ステップ:セブテープ上に生成した皮脂分泌パターンと本考案の皮脂測定用標準カード400、500、600、601の皮脂分泌パターンと対比し、前記セブテープを貼り付ける皮脂測定部位に対して、皮脂分泌レベルを評価する。
本考案の標準カード400、401はより多いパターン分類があるため、しかも、皮脂の分布密度との皮脂のサイズと両方を考慮して、パターン分類を判断するので、評価者は更なる正確な測定結果が得られる。
図11に示すように、本考案の標準カード600、601は、従来の標準カード300が皮脂分泌レベルを正確に評価し難いセブテープ102、103に対して、レベルの評価が簡単になる。標準カードに皮脂サイズの要因を加えることで、セブテープ102上の皮脂分泌パターンが第三行第五列のレベル4に近く、セブテープ103上の皮脂分泌パターンが第一行第四列のレベル6に近い。
また、図12に示すように、1つのセブテープの上、その皮脂の分泌レベルが均一ではなく、各部分が異なるレベルを備える場合、1つのセブテープにおいて、異なるレベルの面積加重平均値を取って、セブテープ全体の皮脂分泌レベルを反映する総合レベルを得る。皮脂分泌のレベルが1枚のセブテープ上で異なる場合には、セブテープの領域をその皮脂分泌レベルに応じて数個に区分した上で、それらの区分ごとに皮脂分泌レベルを個別に判定する。そして区分された領域の面積の百分比に個別の皮脂分泌レベルを掛け、それらの数字を足し合わせることで、1枚のセブテープにおける皮脂分泌レベルを算出する。1枚のセブテープ上の皮脂分泌の不均一な状態にもよるが、皮脂分泌状態のレベルにより一枚のセブテープの領域を区分する場合は、評価の精度の点、計算の煩雑さを避ける点などから、2〜6の領域に区分するのが好ましく、特に2〜4の領域に区分するのが好ましい。2領域に区分する場合は、四角形のテープを2つの長方形に区分するやり方でも良いし、2つの三角形に区分するやり方でもよい。3領域に区分する場合は、2つに区分された領域の一方をさらに2つに区分し、合計3つの領域とすることができる。4領域に区分する場合は、2つに区分された領域の両方をさらに2つに区分し、合計4つの領域とすることができる。
例えば、図12に示すセブテープは、その上半部分がレベル1と判定され、左下部分がレベル3と判定され、右下部分がレベル5と判定される。従って、算出されたセブテープの総合レベルが1×50%+3×25%+5×25%=2.5となる。図13に示すように、従来の標準カード300により判定し難いセブテープ101に対して、上述方法により簡単に正確な結果が得られる。具体的には、該セブテープ101の左上部分がレベル4と判定され、右下部分がレベル1と判定される。従って、算出されたセブテープの総合レベルが4×50%+1×50%=2.5となる。上述の方法により、本来あいまいなセブテープの皮脂分泌レベルの判定がより正確になる。
本考案の皮脂測定用標準カード600、601と従来の皮脂測定用標準カード300との測定効果を比較するため、本考案者が皮脂測定用標準カード600、601及び皮脂測定用標準カード300を利用して以下の実験をした。
実験対象:20〜34歳の女性に対して、顔面からランダムに異なる位置を選び、14個のサンプルを取る。6名の評価者が従来の皮脂測定用標準カード300及び本考案の皮脂測定用標準カード600、601それぞれを使って、セブテープのレベルを判定する。
表1は従来の皮脂測定用標準カード300によって得られた測定結果である。表2は本考案の皮脂測定用標準カード400、401によって得られた測定結果である。表3は2種類の標準カードによって得られた異なる評価者の測定結果の標準偏差を示す。
表3から分かるように、本考案の標準カードは、殆どすべての測定位置のレベル判定結果の標準偏差が従来の標準カードより小さい。また、本考案の標準カードの測定結果の平均標準偏差が従来の標準カードよりだいぶ小さくなる。これにより、本考案の皮脂測定用標準カード600、601の使用により、大幅に異なる評価者の間の測定偏差を減少できる。
また、本考案の標準カード600、601の測定正確度が従来の標準カード300に比べて向上することを検証するため、本考案者が新旧標準カードの測定結果とセブメーターSebumeter(登録商標)の測定結果とを対比した。
本考案者は、セブメーターとセブテープとをそれぞれ使って、同じ被験者の同じ測定位置に対して、皮脂分泌レベルを測定する。従来の標準カード300による測定結果及びセブメーターによる測定結果から、相関性1を算出した。また、本考案の標準カード600、601による測定結果及びセブメーターによる測定結果から、相関性2を算出した。相関性1及び相関性2を比較して、本考案の標準カード600、601による測定の正確性が向上するかどうかを判断することができる。
実験対象:90名の20〜34歳の女性、額とチークの測定位置で、4名の評価者により、従来の皮脂測定用標準カード300及び本考案の皮脂測定用標準カード600、601それぞれを使って、貼り付けたセブテープのレベルを判定する。また、同じ位置でセブメーターを使って測定する。
表4は、評価者が従来の標準カード300及び本考案の標準カード600、601による測定結果と、セブメーターによる測定結果との関連性を示す表である。
表4からわかるように、本考案の標準カード600、601の測定結果及びセブメーターの測定結果の相関性は、従来の標準カード300の測定結果及びセブメーターの測定結果の相関性より高い。そして、本考案の標準カード400、401の測定結果及びセブメーターの測定結果の相関性も、専門家による従来の標準カード300の測定結果及びセブメーターの測定結果の相関性より高い。これによって、本考案の皮脂測定用標準カードによって、測定結果の正確性を向上させることができる。
100、101、102、103 セブテープ
110 キャリアシート
200 記録カード
201 矩形区域
300、400、500、600 標準カード

Claims (11)

  1. 皮脂測定用標準カードであって、
    二次元配列された複数の皮脂分泌パターンを備え、
    前記複数の皮脂分泌パターンが、一の方向に沿って、皮脂分布密度に基づき配列され、
    前記複数の皮脂分泌パターンが、他の方向に沿って、皮脂サイズに基づき配列されることを特徴とする皮脂測定用標準カード。
  2. 請求項1に記載の皮脂測定用標準カードであって、
    前記複数の皮脂分泌パターンは、複数の皮脂分泌レベルに分けられていることを特徴とする皮脂測定用標準カード。
  3. 請求項2に記載の皮脂測定用標準カードであって、
    前記複数の皮脂分泌パターンにおいて、皮脂分布密度と皮脂サイズとの相乗面積が同等の状況は、二次元配列にある位置を問わず同じ皮脂分泌レベルを付与することができることを特徴とする皮脂測定用標準カード。
  4. 請求項1に記載の皮脂測定用標準カードであって、
    前記複数の皮脂分泌パターンは、皮脂分泌の量に基づき、数値による複数の皮脂分泌レベルに分けられていることを特徴とする皮脂測定用標準カード。
  5. 請求項1に記載の皮脂測定用標準カードであって、
    前記複数の皮脂分泌パターンは、前記一の方向に沿って皮脂分布密度に基づき2〜8種の皮脂分泌パターンが配列され、前記他の方向に沿って皮脂サイズに基づき2〜5種の皮脂分泌パターンが配列されることを特徴とする皮脂測定用標準カード。
  6. 請求項5に記載の皮脂測定用標準カードであって、
    前記一の方向に配列された皮脂分泌パターンの数は、前記他の方向に配列された皮脂分泌パターンの数と同じ、又は前記他の方向に配列された皮脂分泌パターンの数より多いことを特徴とする皮脂測定用標準カード。
  7. 請求項5に記載の皮脂測定用標準カードであって、
    前記複数の皮脂分泌パターンは、前記一の方向に沿って皮脂分布密度に基づき5種の皮脂分泌パターンが配列され、前記他の方向に沿って皮脂のサイズに基づき3種の皮脂分泌パターンが配列されることを特徴とする皮脂測定用標準カード。
  8. 請求項2に記載の皮脂測定用標準カードであって、
    前記皮脂分泌レベルが数値である場合、皮脂分泌レベルの最高値を設定することを特徴とする皮脂測定用標準カード。
  9. 請求項1に記載の皮脂測定用標準カードであって、
    前記複数の皮脂分泌パターンは、前記一の方向に沿って、5種の皮脂分泌パターンが配列されることを特徴とする皮脂測定用標準カード。
  10. 請求項1に記載の皮脂測定用標準カードであって、
    前記複数の皮脂分泌パターンは、前記他の方向に沿って、3種の皮脂分泌パターンが配列されることを特徴とする皮脂測定用標準カード。
  11. 請求項1に記載の皮脂測定用標準カードであって、
    前記複数の皮脂分泌パターンは、皮脂分布がないパターンを備えることを特徴とする皮脂測定用標準カード。
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