JP3185945U - 齦頬移行部の清掃具 - Google Patents
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Abstract
【課題】齦頬移行部に滞留する食物残渣等の汚れを容易かつ完全に除去することができると共に、歯肉ないし頬粘膜を損傷するおそれのない齦頬移行部の清掃具を提供する。
【解決手段】柄部21の一端22における植毛面23に毛束25が植毛面の長さ方向に一列に植毛されており、幅が小さい。したがって、毛束部の先端は狭い齦頬移行部内の奧部まで十分に届く。また、植毛面は柄部の中心線に対し傾斜しており、毛束を構成する各毛の先端は丸く形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】柄部21の一端22における植毛面23に毛束25が植毛面の長さ方向に一列に植毛されており、幅が小さい。したがって、毛束部の先端は狭い齦頬移行部内の奧部まで十分に届く。また、植毛面は柄部の中心線に対し傾斜しており、毛束を構成する各毛の先端は丸く形成されている。
【選択図】図1
Description
本考案は、齦頬移行部の清掃具に関するものであり、更に詳しくは、齦頬移行部に滞留する食物残渣等の汚れを除去するための齦頬移行部の清掃具に係るものである。
齦頬移行部1は、図7に示すように、口腔内において歯肉3と頬粘膜5との間の狭い溝部であり、上顎齦頬移行部1aと下顎齦頬移行部1bとを含む。すなわち、齦頬移行部1は、口腔内の上下にそれぞれ存在する。図7において、符号7に示すものは上歯、符号9に示すものは下歯、符号11に示すものは舌である。
齦頬移行部には食物残渣等の汚れが滞留しやすい。齦頬移行部に滞留する食物残渣等の汚れは歯周病、口臭等の原因になるおそれがあるため、食後には齦頬移行部から食物残渣等の汚れを除去し、齦頬移行部を常に清潔な状態に維持する必要がある。
齦頬移行部を清掃する際には、例えば実用新案登録第2593052号公報に示す如き歯ブラシ(以下「従来の歯ブラシ」という。)がしばしば用いられる。従来の歯ブラシは、ハンドルの一端にヘッド部を備え、該ヘッド部に複数列の毛束を植毛してなるものである。
しかるに、上述の如く齦頬移行部が狭い溝部であるのに対し、従来の歯ブラシは、ヘッド部に複数列の毛束を植毛しているため、複数列の毛束よりなる毛束部の幅が大きい。したがって、従来の歯ブラシにおける毛束部は齦頬移行部内の奥部まで十分に届かないことがある。そのため、齦頬移行部の奥部に滞留する食物残渣等の汚れを完全には除去し得ないおそれがあると共に、毛束部を齦頬移行部内に押し込もうとして歯肉ないし頬粘膜を損傷するおそれもある。
本考案は、従来の歯ブラシにおける上述の如き問題を解決し、齦頬移行部に滞留する食物残渣等の汚れを容易かつ完全に除去することができると共に、歯肉ないし頬粘膜を損傷するおそれのない齦頬移行部の清掃具を提供しようとしてなされたものである。
上記課題を解決するために、本考案は、下記の齦頬移行部の清掃具を提供する。
(1)柄部の一端における植毛面には毛束を該植毛面の長さ方向に一列に植毛してなることを特徴とする齦頬移行部の清掃具(請求項1)。
(2)前記植毛面は前記柄部の中心線に対し傾斜させる(請求項2)。
(3)前記毛束を構成する各毛は先端を丸く形成する(請求項3)。
[請求項1の考案]
柄部の一端における植毛面には毛束を該植毛面の長さ方向に一列に植毛しているため、毛束部は単一の毛束列よりなり、幅が小さい。したがって、毛束部の先端は狭い齦頬移行部内の奥部まで十分に届く。そのため、齦頬移行部の奥部に滞留する食物残渣等の汚れを完全に除去することができる。また、毛束部の先端が齦頬移行部の奥部に容易に届くため、毛束部を齦頬移行部内に押し込もうとして歯肉ないし頬粘膜を傷つけるようなこともない。また、毛束部の幅が小さいため、清掃具の使用後の洗浄が容易である。
柄部の一端における植毛面には毛束を該植毛面の長さ方向に一列に植毛しているため、毛束部は単一の毛束列よりなり、幅が小さい。したがって、毛束部の先端は狭い齦頬移行部内の奥部まで十分に届く。そのため、齦頬移行部の奥部に滞留する食物残渣等の汚れを完全に除去することができる。また、毛束部の先端が齦頬移行部の奥部に容易に届くため、毛束部を齦頬移行部内に押し込もうとして歯肉ないし頬粘膜を傷つけるようなこともない。また、毛束部の幅が小さいため、清掃具の使用後の洗浄が容易である。
なお、清掃具を用いて齦頬移行部に滞留する食物残渣等の汚れを除去し、齦頬移行部を清潔に維持することにより、歯周病、口内炎、口臭等の予防に役立つ。
[請求項2の考案]
植毛面は前記柄部の中心線に対し傾斜しているため、柄部を手指で把持したときに、毛束部の先端を齦頬移行部の奥部に接触させ易くなる。
植毛面は前記柄部の中心線に対し傾斜しているため、柄部を手指で把持したときに、毛束部の先端を齦頬移行部の奥部に接触させ易くなる。
[請求項3の考案]
毛束を構成する各毛は先端を丸く形成しているため、清掃具の使用時に該先端が齦頬移行部、歯肉、頬粘膜等を傷つけるおそれがない。
毛束を構成する各毛は先端を丸く形成しているため、清掃具の使用時に該先端が齦頬移行部、歯肉、頬粘膜等を傷つけるおそれがない。
符号21に示すものは齦頬移行部の清掃具の柄部である。柄部21は、一例として、ポリプロピレンにより形成する。
柄部21は一端22に植毛面23を備えている。植毛面23は、好ましくは、柄部21と一体的に形成する。植毛面23には毛束25、25・・・を該植毛面23の長さ方向に一列に植毛する。
すなわち、一例として、図2に示すように、植毛面23に植毛孔27、27.・・・を該植毛面23の長さ方向に一列に形成し、各植毛孔27に毛束25を植毛する。換言すれば、毛束部28は、図3に示すように、単一の毛束列よりなるため、幅が小さい。
毛束25を植毛孔27に植毛する際には、一例として、毛束25の基端25aを植毛孔27に挿入した状態で該基端25aと柄部21の前記一端23とを溶融状態で接合固定する。
毛束25は、例えばナイロン等により形成した柔軟で腰のある多数本の毛29、29・・・を結合させてなるものである。毛束25を構成する各毛29は、好ましくは、図6に示すように、先端部29aを丸く形成する。
植毛面23は、一例として図3に示すように、柄部21の中心線31に対し傾斜させることが望ましい。
洗浄具を使用する際には、柄部21を手指により把持し、毛束部28を齦頬移行部に軽く接触させた状態で齦頬移行部を撫でるように動かせばよい。なお、洗浄具を使用する際には、歯磨き剤を使用する必要がない。
1 齦頬移行部
1a 上顎齦頬移行部
1b 下顎齦頬移行部
3 歯肉
5 頬粘膜
7 上歯
9 下歯
11 舌
21 柄部
22 一端
23 植毛面
25 毛束
25a 基端
27 植毛孔
28 毛束部
29 毛
29a 先端部
31 中心線
1a 上顎齦頬移行部
1b 下顎齦頬移行部
3 歯肉
5 頬粘膜
7 上歯
9 下歯
11 舌
21 柄部
22 一端
23 植毛面
25 毛束
25a 基端
27 植毛孔
28 毛束部
29 毛
29a 先端部
31 中心線
Claims (3)
- 柄部の一端における植毛面には毛束を該植毛面の長さ方向に一列に植毛してなることを特徴とする齦頬移行部の清掃具。
- 前記植毛面は前記柄部の中心線に対し傾斜させたことを特徴とする請求項1に記載の齦頬移行部の清掃具。
- 前記毛束を構成する各毛は先端を丸く形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の齦頬移行部の清掃具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013003700U JP3185945U (ja) | 2013-06-28 | 2013-06-28 | 齦頬移行部の清掃具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013003700U JP3185945U (ja) | 2013-06-28 | 2013-06-28 | 齦頬移行部の清掃具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3185945U true JP3185945U (ja) | 2013-09-12 |
Family
ID=50429659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013003700U Expired - Fee Related JP3185945U (ja) | 2013-06-28 | 2013-06-28 | 齦頬移行部の清掃具 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3185945U (ja) |
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2013
- 2013-06-28 JP JP2013003700U patent/JP3185945U/ja not_active Expired - Fee Related
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