JP3183762U - 絶縁用ヘルメットの耐電圧試験装置 - Google Patents

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知剛 小山
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Abstract

【課題】小型で移動でき、安全かつ簡単に試験を行うことができる絶縁用ヘルメットの耐電圧試験装置を提供する。
【解決手段】絶縁用ヘルメットの耐電圧試験装置は、絶縁筺体1と、絶縁筺体内に収容される水槽部と、絶縁筺体の外部に設置される試験部3から成り、絶縁筺体が、開閉扉1bを有する絶縁筺本体と、絶縁筺本体の下側に取り付けた複数のキャスタ1cから構成され、水槽部が、被試験体である絶縁用ヘルメットを上向きに配置すると共に絶縁用ヘルメット内側にも清水を貯める水槽と、絶縁用ヘルメット内外の清水内にそれぞれ配置される2つの電極から構成され、試験部が、電極に高電圧を印加する手段と、電極間のリーク電流を検出する手段を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、絶縁用ヘルメットの耐電圧性能を試験するための装置、すなわち絶縁用ヘルメットの耐電圧試験装置に関する。
一般に、架空電線や電気機械器具の充電電路等に近接する場所で、工作物の建設、解体、点検、修理、塗装等の作業あるいは杭打ち機やクレーン等を使用して作業を行う場合において、これらの作業に従事する作業者の身体等が架空電線や充電電路等に接触あるいは近づくことにより、感電の危険性が生ずる恐れがある場合、絶縁用ヘルメットの装着が義務付けられている。
そして、上記絶縁用ヘルメットは、6ヶ月以内ごとに1回、その絶縁性能について自主検査を行われなければならない、ことになっている。
従来、この種の耐電圧試験を行う装置としては、試験水槽に基準面まで貯めた水槽清水の水槽電極と、基準面から規定突出量突出させ互いに規定間隔だけ離間させて水槽清水に浸かる2以上の絶縁キャップに基準面まで貯めた試料清水中の試料電極と、に試験電圧を印加して、測定電圧値が設定値以上になると警報等を発せしめることにより、劣化した絶縁キャップを特定するものがあった。(特許文献1参照)
特開2010−190702号公開特許公報
上記従来の装置は、耐電圧試験装置を保有する機関に試験を依頼せざるを得ないため、試験日時が数日に及ぶだけでなく、その間に予備の絶縁用ヘルメットで作業をする必要があり、また、装置が大型で移動ができないため、個々の事業所で自主的に検査を行うことが出来なかった。
本考案は、上記従来の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、小型で移動でき、安全かつ簡単に試験を行うことができる絶縁用ヘルメットの耐電圧試験装置を提供することにある。
本考案の絶縁用ヘルメットの耐電圧試験装置は、絶縁筺体と、該絶縁筺体内に収容される水槽部と、上記絶縁筺体の外部に設置される試験部から成り、上記絶縁筺体が、開閉扉を有する絶縁筺本体と、該絶縁筺本体の下側に取り付けた複数のキャスタから構成され、上記水槽部が、被試験体である絶縁用ヘルメットを上向きに配置すると共に該絶縁用ヘルメット内側にも清水を貯める水槽と、上記絶縁用ヘルメット内外の清水内にそれぞれ配置される2つの電極から構成され、上記試験部が、上記電極に高電圧を印加する手段と、該電極間のリーク電流を検出する手段を備える、ことを特徴とする。また、前記リーク電流を検出する手段に、所定の判定基準に従って合否を判定して表示する機能を設けたことを特徴とする。さらに、上記絶縁筺本体内の上記開閉扉付近に、安全スイッチを設けて、該開閉扉を閉じた時にのみ高電圧が出力しないようにしたことを特徴とする。また更に、 前記試験部にリモートスイッチを接続して、離れた位置からON/OFF操作をするようにしたことを特徴とする。
本考案の絶縁用ヘルメットの耐電圧試験装置は、小型で移動でき、安全かつ簡単に試験を行うことができる。
本考案の絶縁用ヘルメットの耐電圧試験装置の実施例を示した全体外観図である。 図1の絶縁筺体内に設置される水槽部の一実施例を示す説明図である。 図1の試験部のブロック説明図である。 本考案装置の安全面に関する説明図である。
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1において、1は絶縁筺体であり、主として開閉扉1bを有する絶縁筺本体1aと、該絶縁筺本体1aの下側に取り付けた複数のキャスタ1cから構成されている。
上記絶縁筺本体1aや上記開閉扉1bは、例えば、塩化ビニール樹脂等の絶縁性材料から構成されている。なお、該絶縁筺本体1aや開閉扉1bは、それらの内部に金属等の高強度の材料により補強してもよい。上記開閉扉1bは、ヒンジ1dにより上記絶縁筺本体1aに開閉自在に取り付けられている。上記絶縁筺本体1a内の上記開閉扉1b付近に安全スイッチ1fを設けて、該開閉扉1bを閉じた時にのみ高電圧が出力しないようにしている。1eは、上記開閉扉1bの取っ手である。
上記キャスタ1cは、全体として、上記絶縁筺本体1aを所望の方向に移動させる構造であればよく、一部のキャスタ1cの向きは固定させてもよい。上記絶縁筺本体1aの設定位置が決まれば、上記キャスタ1cをロックする。ロック手段としては、キャスタ1cに付設しても、ブロックや木片等で固定しても、いずれでもよい。
上記絶縁筺体1内には、図2に示すような、水槽部2が収容されている。該水槽部2は、水槽2aと電極2b、2cから構成される。該水槽2aは、清水Wを貯めて、被試験体である絶縁用ヘルメットHを、ワイヤ枠2dにより上向きに保持した状態で浮かべる。絶縁用ヘルメットHの保持手段は、上記ワイヤ枠2dに限定するものではなく、例えば、受け台、支持台など、上記水槽2aとの間でヘルメットHを保持できるものであれば、いずれの構成でもよい。清水Wは,該ヘルメットHの内側にも貯める。該絶縁用ヘルメットHの内外の清水Wの水位は一致させる。この場合、ヘルメットHの全周に鍔のあるものは清水Wの水面から鍔の縁まで、鍔の無いものは清水Wの水面から縁までの最小沿面距離は25mm〜30mmとする。(JIS T8131に準拠)上記水槽2aには、必要に応じて排水栓(図示せず)を設ける。上記絶縁用ヘルメットHの外側と内側には、電極2b、2cを各々配置する。
図3は、図1の試験部3のブロック説明図であって、上記両電極2b、2c間に高電圧を印加する試験電圧発生部3aと、上記両電極2b、2c間のモニター用の電圧計とリーク電流計の機能を有する電圧・電流センサ3bと、表示キー入力3cと、PLC(プリグラマブル・ロジック・コントローラ)インターフェイス3dと、GPIB(ジェネラル・パーパス・インターフェース・バス)3eと、RS−232C 3fと、CPU(中央演算処理装置)3gから構成されている。なお、上記試験部3は、必ずしも、上記絶縁筺本体1aの上に設置する必要はなく、上記絶縁筺体1を移動させる際には、上記試験部3を取り除くことが好ましい。しかし、清水Wだけを排水させて、水槽部2は必ずしも取り出さなくてもよい。
上記試験電圧発生器3aは、増幅回路3a−1とランプアップコントロール3a−2と出力トランス3a―3と電圧検出3a−4から成る。上記増幅回路3a−1は、上記電圧検出3a−4からフィドバックされた電圧値に基づいて、上記出力トランス3a―3をコントロールして、出力の電圧分を安定化させるための回路である。また、上記ランプアップコントロール3a−2により設定電圧までの上昇時間を制御するようになっている。例えば、まず規定電圧の75%まで適宜上昇させ、それ以降、1秒間に約1KVの変化幅で電圧を加える。電源として、本実施例では、商用電力である交流100Vを取り入れて、例えば、最大10KVの交流電圧を指定した上昇時間で発生させるようになっている。
上記表示キ−入力3cは、キ−入力された印加電圧や印加時間などの表示と、上記電圧・電流センサ3bで測定された出力電圧やリーク電流等を表示する。
上記PLCリモートインターフェイス3dは、本試験部3の出力のON/OFFや、上記リーク電流の有無による合否(合格・不合格)判定の信号を出力する機能を有する。
上記GPIB 3eは、上記CPU 3gと各計測器とを接続するためのインターフェースとして機能する。このGPIB 3eは必要に応じて設置される。
上記RS−232C 3fは、シリアル通信方式のインターフェイスであって、これも必要に応じて設置される。
再び、図1において、4はアースであって、アース線4aを介して上記水槽2aに接続され、更に、アース線4bを介して上記試験部3に接続されている。
5はリモ−トスイッチであって、上記試験部3に接続されて、上記電極2b、2c間に手動で高電圧を印加するようになっている。
上記試験装置は、JIS T8131の検査環境に準拠した方法で行い、漏洩電流の有無を確認する。判定基準としては、例えば、3mA位で安定した状態で試験が終わる場合は合格品、6mA以上で不安定な状態で試験が終わる場合は会社規定による判定とし、また、10mAを超えて試験時間内で試験器が緊急停止する場合は不合格品とする。
図4は、本考案装置の安全面に関する説明図であって、上記安全スイッチ1fは、上記絶縁筺本体1a内の開閉扉1b付近に設置されて、該開閉扉1bを閉じた時にのみON、すなわち、開閉扉1bを開いている時には、装置が絶対に働かないように安全性を確保している。また、上記水槽2aはアース線4aを介してアース4に接地され、更に、上記試験部3もアース線4bを介してアース4に接地され、装置が帯電しないようにしている。試験に際して、本装置は周囲を安全柵(図示せず)等により作業者が物理的に近寄れないようになっており、上記試験部3から離れた安全位置からリモートスイッチ5により安全にON,OFF操作するようになっている。
1 絶縁筺体
1a 絶縁筺本体
1b 開閉扉
1c キャスタ
1d ヒンジ
1e 取っ手
1f 安全スイッチ
2 水槽部
2a 水槽
2b 電極
2c 電極
2d ワイヤ枠
3 試験部
3a 試験電圧発生部
3a−1 増幅回路
3a−2 出力トランス
3a−3 電圧
3b 電圧・電流センサ
3c 表示キー入力
3d PLCリモートインターフェース
3e GPIB
3f RS-232C
3g CPU
4 アース
4a アース線
4b アース線
5 リモ−トスイッチ
H 絶縁用ヘルメット
W 清水

Claims (4)

  1. 絶縁筺体と、該絶縁筺体内に収容される水槽部と、上記絶縁筺体の外部に設置される試験部から成り、
    上記絶縁筺体が、開閉扉を有する絶縁筺本体と、該絶縁筺本体の下側に取り付けた複数のキャスタから構成され、
    上記水槽部が、被試験体である絶縁用ヘルメットを上向きに配置すると共に該絶縁用ヘルメット内側にも清水を貯める水槽と、上記絶縁用ヘルメット内外の清水内にそれぞれ配置される2つの電極から構成され、
    上記試験部が、上記電極に高電圧を印加する手段と、該電極間のリーク電流を検出する手段を備える、
    ことを特徴とする絶縁用ヘルメットの耐電圧試験装置。
  2. 前記リーク電流を検出する手段に、所定の判定基準に従って合否を判定して表示する機能を設けたことを特徴とする請求項1に記載の絶縁用ヘルメットの耐電圧試験装置。
  3. 上記絶縁筺本体内の上記開閉扉付近に、安全スイッチを設けて、該開閉扉を閉じた時にのみ高電圧が出力しないようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の絶縁用ヘルメットの耐電圧試験装置。
  4. 前記試験部にリモートスイッチを接続して、離れた位置からON/OFF操作をするようにしたことを特徴とする請求項1、2または3に記載の絶縁用ヘルメットの耐電圧試験装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107219456A (zh) * 2017-05-23 2017-09-29 国网天津市电力公司 水阻试验装置
CN108132431A (zh) * 2017-12-18 2018-06-08 苏州优曼特自动化设备有限公司 高铁制动控制系统高压绝缘测试设备

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