JP3183122U - 小型コンプレッサー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】補助タンクの利用価値を高めた補助タンクを備えた小型コンプレッサー装置を提供する。
【解決手段】主タンク4内の空気圧に対応して作動する電動機2と、電動機2によって駆動されるコンプレッサー本体3と、高圧空気放出部43を設けた主タンク4とを備え、主タンク4に所定の高圧空気を貯留して、主タンク4から高圧空気を取り出して所望作業に使用する小型コンプレッサー装置(装置本体A)に、補助タンク6を付加する。補助タンク6を装置本体Aに着脱自在に設けると共に、主タンク4と補助タンク6とを、各々に付設した開閉弁(接続コック72,73)を介して分離可能とした管路7で接続し、補助タンクに高圧空気放出部62を設けてなる。
【選択図】図2

Description

本考案は、補助タンクを備えた小型コンプレッサー装置に関するものである。
コンプレッサー装置は、基本的に、タンク内の空気圧に対応して作動する電動機と、前記電動機によって駆動されるコンプレッサー本体と、高圧空気放出部を設けたタンクとを備え、タンクから所望の高圧空気を取り出し種々の作業に使用するものである。
特にコンプレッサー装置は、作業現場に近い箇所で使用する必要があるために、運搬が容易になるよう小型軽量化が図られている。しかし小型化すると当然にタンク容量が小さくなり、例えば作業工具を連続的に使用する場合のように、一時で大量に高圧空気の供給を必要する場合には、タンク容量の不足が生じてしまう。
この対策として、小型コンプレッサー装置に、タンク(以下「主タンク」という)とは別に補助タンクを付設する手段が提案されている(特許文献1、2)。
特開2000−249071号公報。 特開2012−159030号公報。
小型コンプレッサー装置において補助タンクの利用構成は、装置本体(電動機とコンプレッサーと主タンク)を補助タンクの上方に積層し、或いは補助タンク台に脚を設けて装置本体上方に配置し、主タンクと補助タンクとを接続して使用しているに過ぎない。
即ち補助タンクは、単にタンク容量を増大させるに過ぎないもので、且つ装置本体と一体となった設置型として使用されるに過ぎない。
そこで本考案は、補助タンクを備えた小型コンプレッサー装置において、補助タンクの利用価値を高めた装置を提案したものである。
本考案に係る小型コンプレッサー装置は、主タンク内の空気圧に対応して作動する電動機と、前記電動機によって駆動されるコンプレッサー本体と、高圧空気放出部を設けた主タンクとを備え、主タンクに所定の高圧空気を貯留して、主タンクから高圧空気を取り出して所望作業に使用する装置本体と、補助タンクを装置本体に着脱自在に設けると共に、主タンクと補助タンクとを各々に付設した開閉弁を介して分離可能とした管路で接続し、補助タンクに高圧空気放出部を設けてなることを特徴とするものである。
而して装置本体においては、電動機を動作させてコンプレッサー本体を駆動し、主タンクに高圧空気を供給し、主タンク内の貯留高圧空気は、作業工具等に供給される。補助タンクと主タンクを接続して連通させると、補助タンクには主タンクと同様に高圧空気が貯留されることになり、従前の補助タンクと同様に、装置全体のタンク容量を増大させ、主タンクと補助タンクとの連通を遮断すると、主タンクのみの小容量タンク使用の状態とすることもできる。
また補助タンクには、高圧空気放出部を設けているので、主タンクの高圧空気放出部による作業工具等への使用と同時に、他の作業用工具への使用が可能となり、前記の使用に際して、主タンクとの連通を遮断して補助タンクの貯留高圧空気のみの選択使用も可能である。
更に補助タンクに高圧空気を貯留した後に、補助タンクを切り離して単独使用することが可能で、電源を得ることができにくい箇所では、補助タンクのみを持ち運び、所定の作業が可能となる。
また本考案(請求項2)に係る小型コンプレッサー装置は、装置本体を台車上に組み込み、補助タンクを、主タンク上又は台車上に装着してなるもので、補助タンクを装備したまま装置全体の移動が容易にできる。
また本考案(請求項3)に係る小型コンプレッサー装置は、コンプレッサー本体と補助タンクを分離可能な管路で接続して、補助タンクに対する高圧空気供給機構を設けてなるもので、補助タンクと主タンクを各々の高圧空気放出部から高圧空気を使用した場合に、各々のタンクに対して、独立して高圧空気供給を行うことができる。
本考案の構成は上記のとおりで、補助タンクを装置本体に対して着脱自在とし、且つ補助タンクの独立使用も可能としたものであるので、タンク小容量単独使用、タンク大容量単独使用、タンク大容量における複数作業使用、独立タンクによる各独立使用、補助タンクの分離使用のように、その使用形態の選択幅が広がり、補助タンク付小型コンプレッサー装置をより便利な装置としたものである。
本発明の実施形態の全体斜視図。 同簡易配管図(第一実施例)。 同図(第二実施例)。
次に本考案の実施の形態について説明する。実施形態に示した小型コンプレッサー装置は、台車1に装置本体Aを組み込み、補助タンク6を着脱自在に設けたものである。
装置本体Aは、基本的に従前の小型コンプレッサーと同様に、電動機2、コンプレッサー本体3、主タンク4を備えており、台車1上に主タンク4を載置固定し、更に主タンク4上に電動機2、コンプレッサー本体3を組み込んでなる。
更にコンプレッサー本体3と主タンク4とは供給管路(ホース)5で接続され、主タンク4は、圧力センサ41と、放出コック42を介装した高圧空気放出部43を備えている。
前記の台車1に、主タンク4と並列して補助タンク6を着脱自在に載置固定可能とし、補助タンク6には、放出コック61を介装した高圧空気放出部62及びタンク内の圧力を示す圧力計63を備え、主タンク4と補助タンク6とは、連結管路7で接続されている。
連結管路7は、管路途中に接続部71を介装して、連結管路7を分離或いは連結可能としたもので、前記接続部71の主タンク4側及び補助タンク6側に各々接続コック(開閉弁)72,73を介設してなるものである。
而して補助タンク6を台車1に載置固定し、連結管路7の接続部71を連結してコンプレッサー装置を使用するもので、接続コック72,73を開放して連結管路7を連通状態とし、圧力センサ41でタンク内圧力を検知し、所定圧以下で電動機2が動作して、コンプレッサー本体3を駆動し、所定圧以上に達すると電動機2が停止し、主タンク4及び補助タンク6内には、高圧空気が貯留される。
作業工具等への高圧空気供給は、主タンク4の高圧空気放出部43を工具等に接続して使用するもので、主タンク4の他に補助タンク6でも高圧空気を貯留するので、工具等の連続使用にも対応できる(第一の使用形態)。
また補助タンク6の高圧空気放出部62に別の作業工具等を連結すると、異なる作業を同時に行うことができる(第二の使用形態)。
更に接続コック72,73を閉じ、主タンク4の貯留高圧空気のみ使用したり(第三の使用形態:主タンク4の独立使用)、補助タンク6の貯留高圧空気のみ使用する(第四の使用形態:補助タンクの独立使用)ことができる。
前記の補助タンク6の独立使用に際しては、補助タンク6を台車1から取り外し、作業現場に運んで使用することができ(第五の使用形態:補助タンクの分離使用)、電源を得ることができにくい箇所での作業が可能となる。
また前記の実施例は、補助タンク6に対しては、主タンク4を経由してコンプレッサー本体3からの高圧空気供給を受けるようになっているが、図3に示すように、補助タンク6にも接続部51を介した供給管路5aを付設すると共に、圧力センサ64も付設し、主タンク4及び補助タンク6に各々独立した高圧空気供給機構を設けるようにしても良い。
1 台車
2 電動機
3 コンプレッサー本体
4 主タンク
41 圧力センサ
42 放出コック
43 高圧空気放出部
5,5a 供給管路(ホース)
51 接続部
6 補助タンク
61 放出コック
62 高圧空気放出部
63 圧力計
64 圧力センサ
7 連結管路
71 接続部
72,73 接続コック(開閉弁)

Claims (3)

  1. 主タンク内の空気圧に対応して作動する電動機と、前記電動機によって駆動されるコンプレッサー本体と、高圧空気放出部を設けた主タンクとを備え、主タンクに所定の高圧空気を貯留して、主タンクから高圧空気を取り出して所望作業に使用する装置本体と、補助タンクを装置本体に着脱自在に設けると共に、主タンクと補助タンクとを各々に付設した開閉弁を介して分離可能とした管路で接続し、補助タンクに高圧空気放出部を設けてなることを特徴とする小型コンプレッサー装置。
  2. 装置本体を台車上に組み込み、補助タンクを、主タンク上又は台車上に装着してなる請求項1記載の小型コンプレッサー装置。
  3. コンプレッサー本体と補助タンクを分離可能な管路で接続して、補助タンクに対する高圧空気供給機構を設けてなる請求項1又は2記載の小型コンプレッサー装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017133482A (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 日立工機株式会社 可搬型タンク装置及び圧縮空気貯留システム
JP2018155100A (ja) * 2017-03-15 2018-10-04 工機ホールディングス株式会社 気体圧縮機
JP2019011193A (ja) * 2017-04-04 2019-01-24 トーヨーカネツソリューションズ株式会社 搬送装置の遮断機構
JP2019189384A (ja) * 2018-04-23 2019-10-31 トーヨーカネツソリューションズ株式会社 搬送装置の遮断機構
US20220364555A1 (en) * 2019-10-31 2022-11-17 Makita Corporation Air compressor

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