JP3182964U - 除雪具 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な操作で弱い力により、効率よく安全に、屋根の雪を下方から操作して簡易的に落とすことができる除雪具を提供する。
【解決手段】任意の長さの棒部材12と、棒部材12の先端に取り付けられた本体13とから成る。本体13は、棒部材12の長手方向に対して交差する方向に貫通する落下空間15を囲む枠体14である。枠体14の形状は、一方向に長い矩形であり、矩形14の長い一辺の中心に棒部材12の先端部が取り付けられる。枠体14は硬い合成樹脂や金属で形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】任意の長さの棒部材12と、棒部材12の先端に取り付けられた本体13とから成る。本体13は、棒部材12の長手方向に対して交差する方向に貫通する落下空間15を囲む枠体14である。枠体14の形状は、一方向に長い矩形であり、矩形14の長い一辺の中心に棒部材12の先端部が取り付けられる。枠体14は硬い合成樹脂や金属で形成されている。
【選択図】図1
Description
この考案は、屋根に積もった雪を下から操作して落とす除雪具に関する。
家屋の屋根の雪は、大雪以外にも風の影響で軒先に厚く積もることがあり、このような雪の重量で軒先が破損することがある。これを防ぐために、軒先の雪を、地面に立った状態で下から操作して落とす除雪具が考えられている。特許文献1に開示されている雪降ろし具は、伸縮自在な柄の先端に平板状の雪切り板を取り付け、雪切り板の両側端部からは雪切り縦板を立設し、両雪切り縦板上端前部を支軸としたダンパーを遊嵌し、雪切り板先端部にはダンパー係止用ストッパが取り付けられている。この雪降ろし具の使用方法は、伸縮自在の柄を屋根の高さに合わせ、軒先より屋根上方に向けて、雪切り板が屋根面と平行な状態で押し上げる。すると、屋根の雪は雪切り板で下面を切り取られ、雪切り縦板で左右側面を切り取られる。それと共にダンパーは雪で押し上げられて開いた状態を保ちながら屋根の頂点近くまで進めた後、雪降ろし具を手前に引いて逆行させるとダンパーは雪の抵抗で戻り、ストッパに当たって閉止状態となり雪を堰き止める。さらに雪降ろし具を手前に引くと、雪切り板に乗っている雪が雪降ろし具と共に軒下に移動し、雪切り板を回転させて乗った雪を落とすものである。
また、特許文献2に開示されている屋根雪降ろし器具は、中空竿の上部に雪を切り抜く四角筒を設け、四角筒の下部に切り抜いた雪を送り出す底なし袋が設けられている。この屋根雪降ろし器具の使用方法は、中空竿の長さを調節し、中空竿の上部に設けられた四角筒の開口部が屋根雪の端に届くようにする。そして、四角筒の開口部を屋根雪の端に押し付け、さらに中空竿を屋根の傾斜に沿って押し上げる。屋根の雪は、四角筒の前進移動によって切り抜かれ、四角筒の内部を移動し、四角筒に設けられた底なし袋の中を通り抜けて地上に落下するものである。
また、特許文献3に開示されている雪降ろし具は、フレームと、フレームの上端の略中央部に接続された柄と、フレームの下端に支持されたシート部材とフレームの下端に供えられた一対の車輪が設けられている。この雪降ろし具の使用方法は、柄の長さを調節し、フレームを屋根雪の端に押し付け、さらに柄を軒先から屋根の傾斜に沿って押し上げる。屋根の雪は、フレームによって切り取られてシート部材の上に乗り、この状態で雪降ろし具を軽く揺すると、雪はシート部材の表面を滑り落ち、軒先から垂れたシート部材に沿って、軒先の真下に落下するものである。
上記背景技術の場合、特許文献1に開示されている雪降ろし具は、軒先から屋根上方に向けて押し上げて、雪を切り取るものであるが、操作し難く、力も必要なものであり、高齢者や女性には向いていないものである。特許文献2に開示されている屋根雪降ろし器具も同様に、軒先から屋根上方に向けて押し上げて、屋根雪を四角筒の前進移動によって切り抜くものであり、操作し難く、力も必要なものである。しかも、長い筒状の底なし袋が必要で大掛かりなものであり、コストがかかるものである。底なし袋は柔らかいため風などの影響を受けても操作し難く、面倒であり、また破損するおそれもある。特許文献3に開示されている雪降ろし具も同様に、軒先から屋根上方に向けて押し上げて、雪をフレームで切り取りシート部材の表面を滑り落とすものであり、操作し難く、力も必要なものである。また、シートは柔らかいため風などの影響を受け、面倒であり、また破損するおそれもある。
この考案は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な操作で弱い力により、効率よく安全に、屋根の雪を下方から操作して簡易的に落とすことができる除雪具を提供することを目的とする。
本考案は、任意の長さの棒部材と、前記棒部材の先端に取り付けられた本体とから成り、前記本体は、前記棒部材の長手方向に対して交差する方向に貫通する落下空間を囲む枠体である。
前記枠体の形状は、一方向に長い矩形であり、前記矩形の長い一辺の中心に前記棒部材の先端部が取り付けられている。前記枠体は硬い材料で作られ、例えば硬い合成樹脂や金属等である。さらに、前記枠体は、前記落下空間の貫通方向と直交する方向の厚みが薄いものである。
また、前記棒部材は、伸縮可能で所望の長さで固定可能なものであると良い。
本考案の除雪具は、簡単な操作で弱い力により、効率よく安全に、屋根の雪を下方から操作して簡易的に落とすことができる。特に、屋根の雪の表面に枠体を振り下ろすだけで雪に所定深さの環状の切り込みが入り、柄を引くだけで略水平方向に切れるため、作業者の力が弱くても簡単に屋根雪を一定形状のブロック体に切り離し、容易に屋根から落とすことができ、操作性が良好で扱いやすいものである。雪を一定の形状のブロック体に分割して少しずつ落とすため、不用意に大量の雪が落下する恐れがなく、安全である。しかも、簡単な構造で安価に製造することができ、強度も高いものである。
以下、この考案の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図3はこの考案の一実施形態を示すもので、この実施形態の除雪具10は、任意の長さの棒部材12と、棒部材12の先端部12aに固定された本体13とから成る。棒部材12は、図3に示すように地面に立つ作業者18が持った時に家屋20の屋根に本体13が届く長さであり、例えば3m〜5mである。このとき、作業者18は家屋20の軒先から安全な距離だけ離れることができる。
本体13は、棒部材12の長手方向に対して交差する方向に貫通する落下空間15を囲む枠体14である。枠体14は一方向に長い矩形であり、一対の互いに平行な長い辺14a,14bと、辺14a,14bに直角に交差する一対の互いに平行な短い辺14c,14dが設けられている。長い一方の辺14aの中心には、棒部材12の先端部12aが辺14aに対してほぼ直角に設けられている。辺14aの中心には、取付用の図示しない透孔が設けられ、透孔に枠体14の落下空間15側からネジ16を挿通して棒部材12を固定している。枠体14は硬い材料で作られ、例えば硬い合成樹脂や金属製のもの、又は金属の芯部材の周囲に合成樹脂をコーティングしたもの等でもよい。
棒部材12は、伸縮可能で所望の長さに固定可能なものである。家屋20の軒先の高さ等に合わせて調節する。
次に、除雪具10の使用方法について図3に基づいて説明する。作業者18が家屋20近傍の地面等に立ち、除雪具10の棒部材12を持って棒部材12の先端部12aに取り付けられた本体13を、落下空間15の貫通方向がほぼ垂直となるように保持し、家屋20の軒先20aの雪22の上方から振り降ろす。すると、雪22を切りながら枠体14が沈み、雪22に所定深さの矩形の切り込みが入り、次に棒部材12を軒先20aの傾斜に沿って引き下げると、枠体14により軒先20a家屋20の傾斜に沿って切られ、一定形状の立方体のブロック体22aに分割する。本体13の落下空間15は軒先20aに塞がれているため、ブロック体22aは枠体14の中に位置し、除雪具10の動きに追従して軒先20a先端まで移動し、本体13が軒先20aから離れて落下空間15が開口すると落下空間15を通過して落下する。作業者18は、これらの動作を繰り返して軒先20a及び届く範囲でその奥の屋根の除雪を行う。なお、除雪具10の使用方法や雪の落とし方は、これ以外でもよい。
この実施形態の除雪具10によれば、簡単な操作で弱い力により、効率よく安全に、家屋20の軒先20aの雪22を下方から操作して簡易的に落とすことができる。高齢者や女性でも弱い力で簡単に雪降ろしをすることができ、効率よく作業をして、雪22の質量により軒先20aの破損を防ぐことができる。雪22の表面に本体13を振り下ろすだけで雪22に所定深さの矩形の切り込みが入り、棒部材12を引くだけで略水平方向に切れるため、作業者18の力が弱くても簡単に軒先20aの雪22をブロック体22aに分割し、容易に軒先20aから落とすことができ、操作性が良好で扱いやすいものである。
枠体14は、落下空間15の挿通方向に交差する厚みが薄く形成されているため、容易に雪22に差し込まれ、雪22に深く食い込み簡単に切ることができる。枠体14が矩形であるため、雪22を立方体のブロック体22aに切り取って落下させるため、軒先20aに残る雪22が少なく、効率よく除雪することができる。本体13は雪22を載せる部材がなく、枠体14が軒先20aから離れて落下空間15が開口するとブロック体22aが真下に落下するため、作業者18に雪22が落ちる恐れがなく安全であり、またスコップ等のように載せた雪22を落とすために棒部材12を回転させる操作が不要である。雪22を一定の形状のブロック体22aに分割して少しずつ落とすため、不用意に大量の雪22が落下する恐れがなく、安全である。
棒部材12は、3m〜5m程度に設定され、軒先20aから離れて作業を行うことができ、作業者18に軒先20aから落下した雪22が当たることがなく、この点からも安全である。棒部材12は、適宜の長さに伸縮可能で所望の長さに固定可能であるため、軒先20aの高さ等に合わせて作業しやすくすることができ、操作性が良好で、扱いやすいものである。
本体13はシンプルな形状でありながら、枠体14で簡単に雪22をブロック体22aに分割して、落下空間15から落とすことができ、高い効果を有している。製造が簡単であり、製造コストが安価で、強度が高くて壊れにくく、保管も簡単で場所をとらず、便利である。
なお、この考案の除雪具は上記実施形態に限定されるものではなく、枠体の形状は棒部材に対して直角な方向に長い矩形の他に、棒部材に対して平行な方向に長い矩形や、正方形、円形等自由に変更可能である。棒部材と枠体を取り付ける方法は、ネジ以外でもよく、確実に固定されるものであればよく、着脱式等にしてもよい。枠体の、落下空間の挿通方向の幅も自由に設定可能であり、太くしてもよい。
10 除雪具
12 棒部材
13 本体
14 枠体
15 落下空間
14a,14b,14c,14d 辺
16 ネジ
12 棒部材
13 本体
14 枠体
15 落下空間
14a,14b,14c,14d 辺
16 ネジ
Claims (3)
- 任意の長さの棒部材と、前記棒部材の先端に取り付けられた本体とから成り、前記本体は、前記棒部材の長手方向に対して交差する方向に貫通する落下空間を囲む枠体であることを特徴とする除雪具。
- 前記枠体の形状は、一方向に長い矩形であり、前記矩形の長い一辺の中心に前記棒部材の先端部が取り付けられ、前記枠体は硬い材料で作られている請求項1記載の除雪具。
- 前記枠体は、前記落下空間の貫通方向と直交する方向の厚みが薄いものである請求項1記載の除雪具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013000590U JP3182964U (ja) | 2013-02-05 | 2013-02-05 | 除雪具 |
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JP2013000590U JP3182964U (ja) | 2013-02-05 | 2013-02-05 | 除雪具 |
Publications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019157610A (ja) * | 2018-03-09 | 2019-09-19 | 有限会社西川鉄筋 | 雪下ろし具 |
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2013
- 2013-02-05 JP JP2013000590U patent/JP3182964U/ja not_active Expired - Fee Related
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