JP3182148U - スタンドを備えた携帯端末機器の保護カバー - Google Patents

Abstract

【課題】スタンドを収容展開可能とした携帯端末機器の保護カバーを提供する。
【解決手段】筐体１０及び支持ユニット２０からなり、筐体の一側は携帯端末機器９の収容部を設け、他側にスタンドとなる弾性支持板２３の設置部及び滑動接続部を備える。支持ユニットは、弾性支持板２３と滑動部品２１からなり、弾性支持板は筐体の設置部上部に結合する連結部と湾曲した自由段２３１とからなる。滑動部品２１は、滑動接続部のスライド溝とスライド移動可能に接続し、弾性支持板を押圧して連結部側に移動することにより、湾曲した自由段を展開してスタンドとする。
【選択図】図１

Description

本考案は、保護カバーであって、携帯端末機器を保護する保護カバーに係わる。

携帯端末機器は、タブレットＰＣ、スマートフォンもしくは携帯電話などの電子製品であり、且つ人々の生活に於いて、携帯端末機器を使って写真やビデオを撮ったり、データにアクセスしたり、電話をかけたり、電子メールを処理したりする。しかし、携帯端末機器は非常に精密な電子製品で、且つ携帯端末機器内には多くの個人の重要データが保存されている。そのため、ユーザーは携帯端末機器を使用する時に、落としたりするのを防止するため、通常携帯端末機器を保護カバーで覆い、保護カバーで携帯端末機器を保護する。その他、使用の便利性を高めるため、メーカーでは通常保護カバーにスタンドを加えて設置し、携帯端末機器を支持することで、ユーザーは携帯端末機器を便利に使用出来る。

公知のスタンドを備えた携帯端末機器の保護カバーは、主に筐体及びスタンドを有する。筐体の一側には携帯端末機器を納置する収容部が成形され、他側はスタンドの一側と枢設される。携帯端末機器を使用したい時には、スタンドを回転して筐カバーから離し、スタンドと筐カバーの間に夾角を形成することで、携帯端末機器を支持する効果を達成する。

特開２００６−１１９３７０号公報

解決しようとする問題点は、三点ある。
第一点として、スタンドは筐体の背部に回転して収納することができるが、スタンドの体積は大きいため、たとえ収納しても、保護カバーに占める体積は依然として大きく、保護カバーを設置した携帯端末機器が所持しにくくなる。第二点として、スタンドは枢設方式で筐体と連結するため、スタンドと筐体の間の角度を調節できない。携帯端末機器の使用高度は固定した高さを維持できるだけで、高さの調節はできない。第三点として、スタンドを使用する時、スタンドと筐体の間の角度が最大に達しているか否かを確認する必要があり、それを怠って携帯端末機器を使用すると、スタンドと筐体の間が相対して移動し、携帯端末機器が落ちてしまう可能性がある。故に保護カバーのスタンドは使用上不便である

本考案は、筐体及び支持ユニットを有する。筐体の一側は携帯端末機器を納置するための収容部を備え、他側は設置部及び滑動接続部を備える。支持ユニットは弾性支持板及び滑動部品を具え、弾性支持板は自由段及び自由段から伸びて設置部を結合する連結部を備える。滑動部品は滑動接続部と滑接続し、且つ一部弾性支持板を被せ、自由段は滑動部品の連結部の方向へ滑移動する時には筐体から遠い方向へ伸びることを最も主要な特徴とする。

本考案のスタンドを備えた携帯端末機器の保護カバーは、以下の利点がある。第一点として、携帯端末機器を納筐体の収容部内に納置することによって、携帯端末機器を保護する効果を達成する。第二点として、弾性支持板を突出面の弾性支持片収容凹部内に設置することによって、弾性支持板を収納する効果を達成し、且つ弾性支持板の占める体積を節約して保護カバーを被せた携帯端末機器の携帯に便とする。第三点として、滑動部品の位置を調整することで、弾性支持板の自由段と底板の間の夾角の大きさを調整でき、筐体の支持高さと傾斜角度を調整する効果を達成する。第四点として、ガイド部品を支持片のスリットガイドによってスライド移動させることで、滑動部品に対してガイド効果を達成し、滑動部品が移動する時に偏り移動する状況を防止する。第五点として、弾性支持板と筐体の接続は掛合片の嵌合突起を底板の嵌合溝内に嵌合することによって、組立が簡単及び便利である。

本考案の斜視図である。 本考案の立体分解図(一)である。 本考案の立体分解図(二)である。 本考案の立体組立図である。 本考案の使用状態図(一)である。 本考案の使用状態図(二)である。 本考案の使用状態図(三)である。 本考案の使用状態図(四)である。

上述の目的を達成するため、本考案ではスタンドを備えた携帯端末機器の保護カバーを提供し、それは筐体及び支持ユニットからなる。該筐体の一側には前述携帯端末機器の収容部を備え、他の側には設置部及び滑動接続部を備える。

該支持ユニットは弾性支持板及び滑動部品からなり、該弾性支持板は該設置部に結合する連結部と該連結部から延長する自由段からなる。該滑動部品と該滑動接続部はスライド移動可能に接続し、且つ滑動部品は該弾性支持板上を押圧して、該滑動部品が弾性支持板連結部がわにスライド移動するときは該自由段は展開されて該筐体から外方に離れて支持することによって、携帯端末機器の支持高さ、傾斜角度を調整する。

本考案の詳細な説明及び技術内容を図によって示し、以下のとおり説明する。但し、図は説明のための参考として提供し、本考案を制限しない。

図１は本考案の立体斜視図である。本考案はスタンドを備えた携帯端末機器の保護カバー１を提供し、筐体１０及び支持ユニット２０を具える。

図２及び図３に示すのは、本考案の立体分解図(一)及び立体分解図(二)である。筐体１０は、底板１１及び枠板１２から構成され、且つ底板１１及び枠板１２によって収容部１３を形成する。携帯端末機器９は筐体１０の収容部１３内に納置し、携帯端末機器９を保護する効果を達成し、それによって携帯端末機器９が落ちた時の損傷もしくは破損を防止する。
底板１１の前記収容部の反対面に突出して形成した突出面１１１１を設けて、突出面１１１１の中央部には弾性支持片収容凹部１１１２を形成して弾性支持片設置部１１１とする。
該突出面１１１１の両側辺に連続した溝からなる滑動接続部１１２を形成し、該滑動接続部１１２には後述する滑動部品に係合するスライド溝１１２１を設ける。
また、突出面１１１１上部の弾性支持片収容凹部１１１２上端辺に位置して収容部１３側に連通するスリット１１１３を形成する
底板１１の該収容部１３上端部には弾性支持片を固定するための少なくとも一つの嵌合溝１１３を形成する。

支持ユニット２０は、滑動部品２１、ガイド部品２２及び弾性支持板２３からなる。

滑動部品２１は、前記該突出面１１１１の両側辺に設けた滑動接続部１１２のスライド溝１１２１にスライド移動可能に係合し、滑動部品２１と突出面１１１１の間には弾性支持片２３１が挟持される間隔空間２４を形成し、また、滑動部品２１にはネジ孔２１１を穿設する。

ガイド部品２２はネジであってガイド部品２２の一側は滑動部品２１のネジ孔２１１に螺設・固定されると共に、弾性支持片２３１に形成されたスリットガイド２３３に沿って移動し、弾性支持片をガイドする。

弾性支持板２３は金属板からなり、底板１１の弾性支持板設置部１１１と結合する連結部２３２と該連結部２３２から延長して円弧形板体により形成される湾曲した自由段２３１とから構成し、自由段２３１を底板１１の突出面１１１１上部の弾性支持片収容凹部１１１２上端の収容部１３側に連通するスリット１１１３に差し込んで挿通し（図３参照）、連結部２３２の掛合片２３２１に設けた嵌合突起２３２２を底板１１の該収容部１３上端部の前記嵌合溝１１３に嵌合することによって、弾性支持板を底板１１に固定する。
次いで、滑動部品２１を弾性支持板２３の上からセットして、その両側端を底板１１の突出面１１１１両側面に設けたスライド溝１１２１に嵌合して上下スライド移動可能に配置する。
スライド移動に際しては、滑動部品２１の上記ガイド部品２２を弾性支持板２３のスリットガイド２３３に沿って摺動せしめることによりガイドする。

図４から図６に示すのは、本考案の立体組立図、使用状態図(一)及び使用状態図(二)である。弾性支持板２３を円弧形に湾曲した彈性板体とすることによって、使用時、滑動部品２１を弾性支持板２３を固定した連結部２３２側にスライド移動して、自由段２３１を開放し、その湾曲した形状に展開することによって、自由段２３１と筐体１０の底板１１の間に夾角Θを形成し、安定した支持効果を発揮する。

図７及び図８に示すのは、本考案の使用状態図(三)及び使用状態図(四)である。保護カバー１の弾性支持板２３を使用しない時、滑動部品２１を連結部２３２から先端の自由段２３１の方向へスライド移動し、滑動部品２１で自由段２３１を筐体１０の底板１１へ押圧し、その自由段２３１を突出面１１１１の弾性支持片収容凹部１１１２内に押し込むことによって、弾性支持板２３を閉じる効果を達成する。

滑動部品２１が自由段２３１から連結部２３２へスライド移動する時、滑動部品２１が連結部２３２に近づけば近づくほど、自由段２３１が展開して底板１１との間の夾角Θが大きくなり、滑動部品２１が連結部２３２から遠ざかれば遠ざかるほど、自由段２３１と底板１１の間の夾角Θは小さくなって閉じられる。拠って、滑動部品２１の位置を調整することで、自由段２３１と底板１１の間の夾角Θの大きさの調整を達成し、更に筐体１０の支持高さ、傾斜角度を調整する効果を達成する。拠って、ユーザーが滑動部品２１の位置を調整することで、必要な高さ、傾斜角度に調整でき、携帯端末機器９の使用が便利になる。その他、弾性支持板２３の使用や収納が便利になる長所を備える。

更に、ガイド部品２２によって滑動部品２１のスライド移動をガイドするため、滑動部品２１がスライド移動する時に偏る状況を防止する。

その他、突出面１１１１に形成した弾性支持片収容凹部１１１２によって、弾性支持板２３を弾性支持片収容凹部１１１２内に設置でき、弾性支持板２３を使用しない時、滑動部品２１で弾性支持板２３を弾性支持片収容凹部１１１２内に設置し、それによって、弾性支持板２３を収納する効果を達成し、保護カバー１に占める空間を節約する効果を達成する。

その他、弾性支持板２３を筐体１０に設置するには、掛合片２３２１の嵌合突起２３２２によって底板１１の嵌合溝１１３に嵌合するものであるから、組立が容易で便利である。

上述のとおり、本考案のスタンドを備えた携帯端末機器の保護カバーは、産業利用性、新規性、進歩性を備え、また本考案の構造は同類の製品及び公開の使用では未見であるため、実用新案登録の条件に完全に符合する。

１ 保護カバー
１０ 筐体
１１ 底板
１１１ 設置部
１１１１ 突出面
１１１２ 弾性支持片収容凹部
１１１３ スリット
１１２ 滑動接続部
１１２１ スライド溝
１１３ 嵌合溝
１２ 枠板
１３ 収容部
２０ 支持ユニット
２１ 滑動部品
２１１ ネジ孔
２２ ガイド部品
２３ 弾性支持板
２３１ 自由段
２３２ 連結部
２３２１ 掛合片
２３２２ 嵌合突起
２３３ スリットガイド
２４ 間隔空間
９ 携帯端末機器
Ｔ 卓上
Θ 夾角

Claims (10)

1. スタンドを備えた携帯端末機器の保護カバーにおいて、
   一側に携帯端末機器を設置する収容部を備え、他側にはスタンドとなる弾性支持板の設置部及び滑動接続部を備える筐体と、
   スタンドとなる弾性支持板と滑動部品を備える支持ユニットを有し、
   上記弾性支持板は、上記設置部に結合する連結部と該連結部から延長して湾曲形状を有する自由段とを具え、
   上記滑動部品は、該底板の滑動接続部とスライド移動可能に接続すると共に、上記弾性支持板上を押圧してスライド移動することにより、該弾性支持板の押圧位置に応じて、自由段の湾曲形状による展開を可能とした、
   ことを特徴とするスタンドを備えた携帯端末機器の保護カバー。
2. 前記筐体は、底板及び該底板から立ち上がる枠板によって囲まれる空間から上記収容部を形成し、
   前記設置部及び滑動接続部は、該底板の該収容部反対側にそれぞれ形成することを特徴とする請求項１記載のスタンドを備えた携帯端末機器の保護カバー。
3. 前記設置部は、該底板から突出して成形した突出面であり、該滑動接続部は、該突出面の側面に前記滑動部品をスライド移動させるスライド溝に設けてなることを特徴とする請求項２記載のスタンドを備えた携帯端末機器の保護カバー。
4. 前記突出面は、該弾性支持板を設置するための弾性支持片収容凹部を形成したことを特徴とする請求項３記載のスタンドを備えた携帯端末機器の保護カバー。
5. 前記突出面は、前記携帯端末機器の収容部に連通するスリットを設けて、前記弾性支持板の自由端を挿通し、該スリット上方で弾性支持板の連結部を固定して、スリットを挿通した自由端をその湾曲形状に従って展開可能とした、
   ことを特徴とする請求項３記載のスタンドを備えた携帯端末機器の保護カバー。
6. 前記弾性支持板の連結部には嵌合突起を具えた掛合片を設け、
   前記底板側の設置部の前記スリット上方には該掛合突起に対応する嵌合溝を設けて、該弾性支持板の連結部を固定したこと、
   を特徴とする請求項５記載のスタンドを備えた携帯端末機器の保護カバー。
7. 前記支持ユニットは、
   更に、上記滑動部品の該筐体に相対する面にガイド部品を設けると共に、上記弾性支持板には滑動部品の移動方向に沿って該ガイド部品をガイドするスリットガイドを設けたことを特徴とする請求項１記載のスタンドを備えた携帯端末機器の保護カバー。
8. 前記ガイド部品は、ネジであり、該滑動部品は該ガイド部品をネジ止めするためのネジ孔を有することを特徴とする請求項１記載のスタンドを備えた携帯端末機器の保護カバー。
9. 前記弾性支持板は、円弧形板体からなり湾曲することを特徴とする請求項１記載のスタンドを備えた携帯端末機器の保護カバー。
10. 前記弾性支持板は、金属部品であることを特徴とする請求項１記載のスタンドを備えた携帯端末機器の保護カバー。

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