JP3181794U - 携帯情報端末用保護フィルム - Google Patents
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Abstract
【課題】
印刷ではなく本物素材を使用して質感や手触りに拘った高級感のある携帯情報端末用保護フィルムを提供する。
【解決手段】
一方面側に吸着性若しくは粘着性を有する透明層102と、この透明層102の他方面側に積層された木材層108と、を備え、貼付した際に携帯情報端末の表示部に相当する部分には、透明層102が存在するが木材層108は存在しないように構成する。
【選択図】図2
印刷ではなく本物素材を使用して質感や手触りに拘った高級感のある携帯情報端末用保護フィルムを提供する。
【解決手段】
一方面側に吸着性若しくは粘着性を有する透明層102と、この透明層102の他方面側に積層された木材層108と、を備え、貼付した際に携帯情報端末の表示部に相当する部分には、透明層102が存在するが木材層108は存在しないように構成する。
【選択図】図2
Description
本考案は、スマートフォン、タブレット端末、携帯用ゲーム機等の携帯情報端末本体に貼り付けて使用する保護フィルムに関する。
従来、特許文献1に示されるような携帯情報端末用保護フィルムが公知である。特許文献1に記載の携帯情報端末用保護フィルムは、携帯情報端末の液晶表示部のみならずその周囲にまで渡って保護する保護フィルムである。液晶表示部に相当する部分は透明のままとされ、それ以外の部分は当該透明のフィルムに印刷を施して非透明部が構成されている(特許文献1の段落[0019]を参照)。この非透明部として印刷するデザイン(模様・色彩等)を変えることで、様々な意匠の保護フィルムを構成することが可能となっている。
しかしながら、上記特許文献1に記載の保護フィルムは、様々なデザインを施すことは可能であるが、あくまでも透明フィルム上への印刷により様々なデザインを表現しているだけであり、例えば木目表示の印刷を施したような場合でも、間近で詳細に観察した際の質感や手触りは本物の木材に遠く及ばないし、当然ながら高級感にも乏しい。
一方、本物素材(例えば金属や木材、皮革など)を使った携帯情報端末用の保護ケースは多数存在するも、質感に優れ、保護という観点からは望ましいものの、ケースに収納することで折角薄型に構成されている携帯情報端末のメリットが台無しとなってしまっている現状があった。
本考案は、これらの問題点を解決するべくなされたものである。
上記課題を解消するべく、本考案は、一方面側に吸着性若しくは粘着性を有する透明層と、当該透明層の他方面側に積層された本物素材層と、を備え、貼付した際に携帯情報端末の表示部に相当する部分には、前記透明層は存在するが前記本物素材層は存在しないように構成されることを特徴とする。
このように構成することによって、携帯情報端末の表示部は透明層の存在によってしっかり保護することが出来ることに加え、表示部以外の部分に関しては透明層の上に(印刷ではなく)本物素材を薄切りにして積層することによって、視覚的にも手触り的にも本物素材(リアル素材)特有の質感を使用者に与えることができる。
この本物素材層の材料としては、木材、布生地、金属、皮革、石材、フェルト生地、不織布生地、ゴム材又は紙材のいずれか若しくはこれらの組合せなど種々の本物素材を使用して構成することが可能である。
例えば、各種地域特産物としての木材や織物生地を利用すれば、旅行等のお土産物としてご当地ならではの商品として商品価値を高めることが出来る。
また上記のような保護フィルムを、携帯情報端末の表示部側(正面側)だけでなく背面側も同じ本物素材を利用したセットとして構成してもよい。
このように構成すれば、携帯情報端末を使用する際には必ず本物素材を見たり本物素材に直接触れたりすることになるので、使用者は本物素材の質感を十分に堪能することが出来るようになる。また、両面側に装着したとしても保護フィルム自体非常に薄型に構成されているので、装着による携帯情報端末の厚みの増加は僅かである。
本考案により、高級感のある携帯情報端末用保護フィルムを提供することができる。
以下、添付図面を参照しつつ、本考案の実施形態の一例である携帯情報端末用保護フィルム100、200につき詳細に説明を加える。なお、図面理解容易の為、各部の大きさや寸法を誇張して表現している部分があり、実際の製品と必ずしも一致しない部分があることを付記しておく。また各図面は符号の向きに見るものとし、当該向きを基本に上下左右、手前、奥と表現する。
〈携帯情報端末用保護フィルムの構成〉
図1に示しているように、本考案の実施形態の一例である携帯情報端末用保護フィルムは、スマートフォン(携帯情報端末)10の正面側(表示部12側)に貼付する正面側保護フィルム100と、背面側に貼付する背面側保護フィルム120のセットとして構成されている。
図1に示しているように、本考案の実施形態の一例である携帯情報端末用保護フィルムは、スマートフォン(携帯情報端末)10の正面側(表示部12側)に貼付する正面側保護フィルム100と、背面側に貼付する背面側保護フィルム120のセットとして構成されている。
正面側保護フィルム100は、携帯情報端末10の大きさと略同じサイズの矩形に成形され、表面に木目模様が現れるように構成されている。また、この正面側保護フィルム100は、透明層102と木材層(本物素材層)108とからなる2層の積層構造とされている(図2(b)参照:但し図面理解容易のため厚みを誇張して表現している。)。
透明層102は、樹脂性の無色透明な薄型のシート地であり、一方面(反木材層108側の面)には微少な吸盤構造が備わっていて(図示していない)、平滑面に対して繰り返し貼付したり剥がしたりすることが可能とされている。また透明層102は携帯情報端末10の通話スピーカ14の位置に相当する部分が通話スピーカ用穴104としてくり抜かれている。また、携帯情報端末10の操作ボタン16の位置に相当する部分が操作ボタン用穴106としてくり抜かれている。しかし一方、携帯情報端末10の液晶表示部12に相当する表示部透過窓101の部分に関してはくり抜かれておらず、表示部透過窓101内全面に渡って透明層102は存在している。
木材層108は、天然の木材(本物素材、リアル素材)を薄く(例えば0.3mm程度)スライスしたものである。この木材層108は前述した透明層102に積層するように接着固定されており、透明層102と同じ大きさとなるように構成されている。木材層108においても、携帯情報端末10の通話スピーカ14の位置に相当する部分が通話スピーカ用穴104としてくり抜かれ、また、携帯情報端末10の操作ボタン16の位置に相当する部分が操作ボタン用穴106としてくり抜かれている。更に木材層108においては、携帯情報端末10の液晶表示部12に相当する表示部透過窓101の部分に関してもくり抜かれていて、液晶表示部12表示内容が漏れなく視認できるように構成される。
背面側保護フィルム120は、正面側保護フィルム100と同様に、携帯情報端末10の大きさと略同じサイズの矩形に成形され、表面に木目模様が現れるように構成されている。また、この背面側保護フィルム120も、透明層126と木材層(本物素材層)124とからなる2層の積層構造とされている(図3(b)参照:但し図面理解容易のため厚みを誇張して表現している。)。
透明層126は、樹脂性の無色透明な薄型のシート地であり、一方面(反木材層124側の面)には微少な吸盤構造が備わっていて(図示していない)、平滑面に対して繰り返し貼付したり剥がしたりすることが可能とされている。また透明層126は携帯情報端末10のカメラレンズやフラッシュ用LED(図示していない。)の位置に相当する部分がカメラ穴122としてくり抜かれている。
木材層124は、天然の木材(本物素材、リアル素材)を薄く(例えば0.3mm程度)スライスしたものである。この木材層124は前述した透明層126に積層するように接着固定されており、透明層126と同じ大きさとなるように構成されている。木材層124においても、携帯情報端末10のカメラレンズやフラッシュ用LED(図示していない。)の位置に相当する部分がカメラ穴122としてくり抜かれている。
〈携帯情報端末用保護フィルムの作用・機能〉
本考案に係る携帯情報端末用保護フィルム100、120は、夫々透明層102、126の一方面に備わる吸着構造を携帯情報端末10側に向けて当該端末に貼り付けるだけで装着が完了する。必要であれば剥がしたり貼り付けたりを繰り返し行うことができる。
携帯情報端末10の液晶表示部12は、正面側携帯情報端末保護フィルム100における透明層102の存在によってしっかり保護される。また、液晶表示部12以外の部分に関しては透明層102の上に(印刷ではなく)本物の木材を薄切りにして木材層108として積層することによって、視覚的にも手触り的にも本物素材(リアル素材)特有の質感を携帯情報端末10の使用者に与えることを実現している。
更に、正面側のみならず背面側にも保護フィムル貼付し且つ共通の木材を使っているので、携帯情報端末10を使用する際には必ず木材層108、124として構成している本物の木材を見たり直接触れたりすることになるので、使用者は木材の質感を十分に堪能することが出来る。また、両面側に装着したとても保護フィルム自体非常に薄型に構成されているので、装着による携帯情報端末10の厚みの増加は僅かである。
なお、上記では携帯情報端末として所謂スマートフォンを例に説明しているが、スマートフォン以外にも、タブレット端末、携帯用ゲーム端末など、液晶等の表示部を備え手に持って携帯・操作する種類の端末に幅広く適用することが可能である。
10・・・スマートフォン(携帯情報端末)
12・・・液晶表示部
14・・・通話スピーカ
16・・・操作ボタン
100・・・正面側保護フィルム
101・・・表示部透過窓
102・・・透明層
104・・・通話スピーカ用穴
106・・・操作ボタン用穴
108・・・木材層
120・・・背面側保護フィルム
122・・・カメラ穴
124・・・木材層
126・・・透明層
12・・・液晶表示部
14・・・通話スピーカ
16・・・操作ボタン
100・・・正面側保護フィルム
101・・・表示部透過窓
102・・・透明層
104・・・通話スピーカ用穴
106・・・操作ボタン用穴
108・・・木材層
120・・・背面側保護フィルム
122・・・カメラ穴
124・・・木材層
126・・・透明層
Claims (3)
- 一方面側に吸着性若しくは粘着性を有する透明層と、
当該透明層の他方面側に積層された本物素材層と、を備え、
貼付した際に携帯情報端末の表示部に相当する部分には、前記透明層は存在するが前記本物素材層は存在しないように構成される
ことを特徴とする携帯情報端末用保護フィルム。 - 請求項1において、
前記本物素材層は、木材、布生地、金属、皮革、石材、フェルト生地、不織布生地、ゴム材又は紙材のいずれか若しくはこれらの組合せである
ことを特徴とする携帯情報端末用保護フィルム。 - 携帯情報端末の正面側用及び背面側用として、正面側及び背面側で共通の前記本物素材層を備えた請求項1又は2に記載の携帯情報用保護フィルムセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012007459U JP3181794U (ja) | 2012-12-10 | 2012-12-10 | 携帯情報端末用保護フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012007459U JP3181794U (ja) | 2012-12-10 | 2012-12-10 | 携帯情報端末用保護フィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3181794U true JP3181794U (ja) | 2013-02-21 |
Family
ID=50425961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012007459U Expired - Lifetime JP3181794U (ja) | 2012-12-10 | 2012-12-10 | 携帯情報端末用保護フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3181794U (ja) |
-
2012
- 2012-12-10 JP JP2012007459U patent/JP3181794U/ja not_active Expired - Lifetime
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