JP3181790U - スノーボード用滑り止め具 - Google Patents
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Abstract
【課題】靴をスノーボードのビンディングに装着する際にスノーボードを滑り難くできて、靴をビンディングに装着し易くできるようにしたスノーボード用滑り止め具を提供する。
【解決手段】スノーボード用滑り止め具10は、引き出し可能なワイヤ11を巻き取ることが可能な巻取り器12と、ワイヤ11の引出し側の先端部に取り付けられた滑り止め部材13と、を備えている。靴4,5をビンディング2,3に装着する際に、滑り止め部材13を引き出し、これの横片部14をスノーボード1の裏面1aと雪面20との間に挿入することで、スノーボード1は滑り難くなる。
【選択図】図1
【解決手段】スノーボード用滑り止め具10は、引き出し可能なワイヤ11を巻き取ることが可能な巻取り器12と、ワイヤ11の引出し側の先端部に取り付けられた滑り止め部材13と、を備えている。靴4,5をビンディング2,3に装着する際に、滑り止め部材13を引き出し、これの横片部14をスノーボード1の裏面1aと雪面20との間に挿入することで、スノーボード1は滑り難くなる。
【選択図】図1
Description
本考案は、スノーボードのビンディングに靴を装着する際に有効なスノーボード用滑り止め具に関する。
スノーボードの上面には一対のビンディングが取り付けられていて、スノーボードの使用者は、左右の靴をそれら一対のビンディングにそれぞれ装着して滑走する。左右の靴をそれら一対のビンディングに装着する場合において、一方の靴を一方のビンディングに装着する際には他方の靴がスノーボード以外の雪面上などにあるため、スノーボードが雪面に対して滑り出すことは防止できる。しかしながら、一方の靴をビンディングに装着した状態で、他方の靴を他方のビンディングに装着しようとすると、左右両方の靴が雪面から離れ、使用者の体重が全てスノーボードにて受けられる状態となるため、スノーボードが雪面上を滑り出してしまうことがある。このようになると、他方の靴をビンディングに容易に装着できず、転んでしまうことがよくある。これを避けるために、例えば使用者は雪面上に腰を下ろした状態で、左右の靴をビンディングに装着するようにしている場合もあるが、立ち上がる際にスノーボードが滑り出し、転んでしまうことがある。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、靴をスノーボードのビンディングに装着する際にスノーボードを滑り難くできて、靴をビンディングに装着し易くできるスノーボード用滑り止め具を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本考案のスノーボード用滑り止め具は、引き出し可能な紐状部材を巻き取ることが可能な巻取り器と、前記紐状部材の引出し側の先端部に取り付けられ、スノーボードの滑走面となる裏面と雪面との間に挟み込まれることで前記スノーボードの滑り止めをする滑り止め部材と、を具備したことを特徴としている。
上記構成のスノーボード用滑り止め具を使用する場合、巻取り器を、例えばスノーボード上のビンディング、スノーボードの上面、あるいは使用者の脚に取り付けられるレッグウォーマなどに予め取り付けておく。そして、左右の靴をスノーボード上の一対のビンディングに装着する場合において、一方の靴を一方のビンディングに装着した状態、あるいは左右両方の靴をビンディングに装着する前の状態で、使用者は滑り止め部材を持って巻取り器から引き出し、その滑り止め部材をスノーボードの裏面と雪面との間に挟み込む。これにより、雪面に対するスノーボードの滑りが防止された状態となるから、左右の両靴をスノーボード上に載せてもスノーボードが滑り出すことが防止され、左右の両靴を対応するビンディングに対して容易に、しかも安全に装着することが可能となる。そして、スノーボードで滑り出す際には、手で滑り止め部材を掴んでスノーボードの裏面と雪面との間から引き抜いた後、滑り止め部材から手を離すか、あるいは、滑り止め部材を押え込んでいたスノーボードを、当該滑り止め部材から浮かすと、滑り止め部材は巻取り器に自動的に巻き取られる。
上記構成のものによれば、滑り止め部材をスノーボードの裏面と雪面との間に挟み込むことにより、雪面に対するスノーボードの滑りが防止された状態となるから、左右の両靴をスノーボード上に載せてもスノーボードが滑り出すことが防止され、左右の両靴を対応するビンディングに対して容易に、しかも安全に装着することが可能となる。スノーボードで滑り出す際には、手で滑り止め部材をスノーボードの裏面と雪面との間から引き抜いた後、滑り止め部材から手を離すか、あるいは滑り止め部材を押え込んでいたスノーボードを、当該滑り止め部材から浮かすことで、滑り止め部材は巻取り器に巻き取られるから、滑り止め部材が邪魔になることはない。
以下、複数の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態について図1〜図4を参照して説明する。図1において、スノーボード1の上面には、一対のビンディング2,3が取り付けられている。これらビンディング2,3には、使用者の靴4,5が着脱可能に装着される。一方のビンディング2には、流れ止め具6の一端部6aが連結されている。その流れ止め具6の他端部6bを、一方の靴4に連結しておくことで、スノーボード1と一方の靴4との間が流れ止め具6で繋がれた形態となるので、靴4がビンディング2から外れても、スノーボード1のみが流れていってしまうことを防止できるようになっている。
(第1実施形態)
第1実施形態について図1〜図4を参照して説明する。図1において、スノーボード1の上面には、一対のビンディング2,3が取り付けられている。これらビンディング2,3には、使用者の靴4,5が着脱可能に装着される。一方のビンディング2には、流れ止め具6の一端部6aが連結されている。その流れ止め具6の他端部6bを、一方の靴4に連結しておくことで、スノーボード1と一方の靴4との間が流れ止め具6で繋がれた形態となるので、靴4がビンディング2から外れても、スノーボード1のみが流れていってしまうことを防止できるようになっている。
さて、一方のビンディング2には、本考案のスノーボード用滑り止め具(以下、滑り止め具と称する)10が取り付けられている。この滑り止め具10は、紐状部材、この場合ワイヤ11を引き出し可能に巻き取ることが可能な巻取り器12と、ワイヤ11の引出し側の先端部に取り付けられた滑り止め部材13とを備えている。紐状部材としては、ワイヤ11に限られず、丈夫な材料であれば紐でもよい。巻取り器12は、詳細には示されてはいないが、適宜の取付手段、例えばリング状の取付部材を介してビンディング2の適宜な箇所に着脱可能に取り付けられている。巻取り器12は、内部に図示しないぜんまいばねが設けられていて、常にワイヤ11を巻き取る方向の付勢力を有している。
滑り止め部材13は、図2および図3に示すように、矩形板状をなす横片部14と、この横片部14の一端部に上方へ向けて突設された縦片部15とを一体に有していて、横から見てL字型をなしている。横片部14と縦片部15とは、ほぼ90度の角度をなしている。この滑り止め部材13は、この場合、弾性材であるゴムにより一体に形成されている。横片部14には、表裏両面に複数本の溝16が形成されている。各溝16は、縦片部15と平行に等間隔で形成されている。横片部14のほぼ中央部には、矩形状の穴17が形成されている。穴17は、横片部14の厚さ方向(図2において上下方向)に貫通している。縦片部15には、取付孔18を有する円筒状の取付部材18aが設けられている。取付孔18は、縦片部15の厚さ方向(図2において左右方向)に開口している。なお、取付孔18は、取付部材18aを使用せず、縦片部15に形成した孔を利用することもできる。取付孔18には前記ワイヤ11の先端部が通されていて、そのワイヤ11の先端部には、取付孔18よりも大きな抜け止め用のリング19が取り付けられている。したがって、滑り止め部材13は、ワイヤ11の先端部に抜け止め状態で取り付けられている。
次に、上記構成の滑り止め具10の使用例について説明する。滑り止め具10を使用していない状態では、ワイヤ11が巻取り器12に巻き取られていて、滑り止め部材13は、巻取り器12に引き寄せられた状態となっている。そして、使用者がスノーボード1のビンディング2,3に左右の靴4,5を装着するために、スノーボード1の滑りを止めたい場合には、滑り止め部材13を手指で掴んで引き出す。そして、図1および図2に示すように、滑り止め部材13の横片部14を、スノーボード1の滑走面となる裏面1a(図2参照)と雪面20との間に挟み込むように挿入する。この場合、図1に示すように、滑り止め部材13の横片部14は、使用者の正面側(前側)においてスノーボード1の裏面1aと雪面20との間に挿入されている。これにより、雪面20に対するスノーボード1の滑りが防止されるようになるので、左右の両靴4,5をスノーボード1上に載せてもスノーボード1が滑り出すことが防止され、左右両方の靴4,5を対応するビンディング2,3に良好に装着することができるようになり、スノーボード1が滑り出して転倒することを防止できる。
この場合、滑り止め部材13において、スノーボード1の裏面1aと雪面20との間に挟み込まれる横片部14の外面はゴムで形成されているので、スノーボード1の裏面1aと横片部14の上面との間の摩擦力が大きくなり、いわゆるグリップ感が向上し、スノーボード1を一層滑り難くできる。しかも、その横片部14の表裏両面には複数本の溝16が形成されている。このため、横片部14の上面側では、隣り合った溝16間の部分が弾性変形し易くなり、グリップ感が一層向上し、スノーボード1を一層滑り難くできる。また、横片部14の下面側では、各溝16内に雪が入り込み、滑り止め部材13が一層動き難くなるので、スノーボード1を一層滑り難くできる。さらには、横片部14のほぼ中央部には厚さ方向に貫通した穴17が形成されているので、その穴17内に雪が入り込むことで滑り止め部材13が一層動き難くなり、スノーボード1を一層滑り難くできる。また、その穴17を設けたことで、滑り止め部材13のデザイン性を向上できる利点もある。
左右両方の靴4,5を、対応するビンディング2,3に装着した後、スノーボード1で滑り出す場合には、使用者は滑り止め部材13の縦片部15部分を掴んで、横片部14をスノーボード1と雪面20との間から引き抜き、滑り止め部材13から手を離すか、あるいは、横片部14を押え込んでいたスノーボード1を、当該横片部14から浮かす。すると、滑り止め部材13に繋がれたワイヤ11が巻取り器12に自動的に巻き取られ、滑り止め部材13は巻取り器12に引き寄せられた状態となるから、滑る際に滑り止め部材13が邪魔になることはない。この場合、滑り止め具10は、ビンディング2に取り付けられているから、滑る際にその滑り止め具10をウエアのポケットやリュックサックなどに仕舞いこむような面倒さがない利点もある。
図4は、滑り止め部材13を使用者の後ろ側に引き出して使用した例が示されている。滑り止め部材13の横片部14は、使用者の後ろ側において、スノーボード1の裏面1aと雪面20との間に挿入されている。このように使用しても、上記した作用効果と同様な作用効果を得ることができる。
(第2実施形態)
次に本考案の第2実施形態について図5および図6を参照して説明する。この第2実施形態では、前記第1実施形態とは滑り止め部材の形状が異なっている。すなわち、滑り止め具22において、滑り止め部材23は、縦片部15の上端部に庇状に突出する上横片部24を一体に有していて、横から見てコ字型をなしている。上横片部24は、横片部14とほぼ平行状態となっている。上横片部24に取付孔18を有する取付部材18aが設けられていて、ワイヤ11の先端部はその取付孔18に挿入されて取り付けられている。
次に本考案の第2実施形態について図5および図6を参照して説明する。この第2実施形態では、前記第1実施形態とは滑り止め部材の形状が異なっている。すなわち、滑り止め具22において、滑り止め部材23は、縦片部15の上端部に庇状に突出する上横片部24を一体に有していて、横から見てコ字型をなしている。上横片部24は、横片部14とほぼ平行状態となっている。上横片部24に取付孔18を有する取付部材18aが設けられていて、ワイヤ11の先端部はその取付孔18に挿入されて取り付けられている。
この実施形態においても、滑り止め具22の使用時には、図5に示すように、滑り止め部材23の横片部14をスノーボード1の裏面1aと雪面20との間に挿入することで、スノーボード1の滑り止めをすることができる。図5では滑り止め部材23を使用者の正面側に引き出して使用した例が示されているが、第1実施形態の図4と同様に、滑り止め部材23を使用者の後ろ側に引き出して使用することもできる。この実施形態においても、第1実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
(第3実施形態)
次に本考案の第3実施形態について図7〜図9を参照して説明する。この第3実施形態では、前記第1実施形態とは次の点が異なっている。すなわち、滑り止め具26において、巻取り器12は、スノーボード1の上面に貼り付けられるシール27を介してスノーボード1に取り付けられている。詳細には示されてはいないが、巻取り器12は、シール27に適宜の取付部材を介して取り付けられている。また、ワイヤ11の先端部に取り付けられた滑り止め部材28は、図8に示すようにハート形の板状をなしている。
次に本考案の第3実施形態について図7〜図9を参照して説明する。この第3実施形態では、前記第1実施形態とは次の点が異なっている。すなわち、滑り止め具26において、巻取り器12は、スノーボード1の上面に貼り付けられるシール27を介してスノーボード1に取り付けられている。詳細には示されてはいないが、巻取り器12は、シール27に適宜の取付部材を介して取り付けられている。また、ワイヤ11の先端部に取り付けられた滑り止め部材28は、図8に示すようにハート形の板状をなしている。
滑り止め部材28には、表裏両面に複数本の溝29が形成されているとともに、ほぼ中央部にハート形の穴30が形成され、穴30と外周部との間に取付孔31を有する取付部材31aが設けられている。複数本の溝29は、平行に等間隔で設けられている。取付孔31には、ワイヤ11の先端部が、第1実施形態と同様にして取り付けられている。滑り止め部材28は、この場合図9に示すように、三層構造となっている。具体的には、弾力性のある例えばスポンジ状のクッション層32と、このクッション層32の表裏両面に設けられた弾性材としてのゴム層33の三層構造となっている。
この実施形態においても、滑り止め具26の使用時には、図7に示すように、滑り止め部材28の先端部側をスノーボード1の裏面1aと雪面20との間に挿入することで、スノーボード1の滑り止めをすることができる。図7では滑り止め部材28を使用者の正面側に引き出して使用した例が示されているが、第1実施形態の図4と同様に、滑り止め部材28を使用者の後ろ側に引き出して使用することもできる。この実施形態においても、第1実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
加えて、この実施形態においては、スノーボード1の裏面1aと雪面20との間に挿入される滑り止め部材28を、弾力性のあるクッション層32と、このクッション層32の表裏両面に設けられたゴム層33の三層構造としているので、使用時のグリップ感が一層向上し、スノーボード1を一層滑り難くすることが可能になる利点がある。なお、滑り止め部材28としては、第1実施形態の滑り止め部材13と同様に、ゴムの一層のみで形成してもよいことは勿論である。また、この実施形態の滑り止め部材28は、見た目がかわいらしく、デザイン性を向上できる利点もある。
(第4実施形態)
次に本考案の第4実施形態について図10を参照して説明する。この第4実施形態では、巻取り器12のスノーボード1への取り付け方が第3実施形態とは異なっている。具体的には、巻取り器12に取り付けられた環状の取付部35(図10(b)参照)を、ねじ36の頭部36aで押さえ付けるようにして、ねじ36をスノーボード1に締め付けることにより、巻取り器12をスノーボード1に取り付けている。この第4実施形態においても第3実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
次に本考案の第4実施形態について図10を参照して説明する。この第4実施形態では、巻取り器12のスノーボード1への取り付け方が第3実施形態とは異なっている。具体的には、巻取り器12に取り付けられた環状の取付部35(図10(b)参照)を、ねじ36の頭部36aで押さえ付けるようにして、ねじ36をスノーボード1に締め付けることにより、巻取り器12をスノーボード1に取り付けている。この第4実施形態においても第3実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
(第5実施形態)
次に本考案の第5実施形態について図11を参照して説明する。この第5実施形態では、巻取り器12の取り付け対象が第3および第4実施形態とは異なっている。具体的には、巻取り器12を、使用者が脚に付けるレッグウォーマ38に、適宜の手段により取り付けるようにしている。この第5実施形態においても第3および第4実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
次に本考案の第5実施形態について図11を参照して説明する。この第5実施形態では、巻取り器12の取り付け対象が第3および第4実施形態とは異なっている。具体的には、巻取り器12を、使用者が脚に付けるレッグウォーマ38に、適宜の手段により取り付けるようにしている。この第5実施形態においても第3および第4実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
(その他の実施形態)
図12の(a)〜(g)は、第3〜第5実施形態における滑り止め部材の変形例を示している。(a)の滑り止め部材40は、動物例えばクマの顔に似せた形状にしたもので、目の位置に円形の穴41が2個形成され、口の位置に取付孔31を有する取付部材31aが設けられている。滑り止め部材40の表裏両面にも、前記滑り止め部材28と同様に複数本の溝29が平行に等間隔で設けられている。(b)の滑り止め部材42は、星形をなしていて、ほぼ中央部に星形の穴43が形成され、その穴43と当該滑り止め部材42の外周部との間に取付孔31を有する取付部材31aが設けられている。この滑り止め部材40の表裏両面にも、複数本の溝29が平行に等間隔で設けられている。(c)の滑り止め部材44は、矩形状をなしていて、ほぼ中央部にハート形の穴45が形成され、その穴45と当該滑り止め部材44の外周部との間に取付孔31を有する取付部材31aが設けられている。この滑り止め部材44の表裏両面にも、複数本の溝29が平行に等間隔で設けられている。
図12の(a)〜(g)は、第3〜第5実施形態における滑り止め部材の変形例を示している。(a)の滑り止め部材40は、動物例えばクマの顔に似せた形状にしたもので、目の位置に円形の穴41が2個形成され、口の位置に取付孔31を有する取付部材31aが設けられている。滑り止め部材40の表裏両面にも、前記滑り止め部材28と同様に複数本の溝29が平行に等間隔で設けられている。(b)の滑り止め部材42は、星形をなしていて、ほぼ中央部に星形の穴43が形成され、その穴43と当該滑り止め部材42の外周部との間に取付孔31を有する取付部材31aが設けられている。この滑り止め部材40の表裏両面にも、複数本の溝29が平行に等間隔で設けられている。(c)の滑り止め部材44は、矩形状をなしていて、ほぼ中央部にハート形の穴45が形成され、その穴45と当該滑り止め部材44の外周部との間に取付孔31を有する取付部材31aが設けられている。この滑り止め部材44の表裏両面にも、複数本の溝29が平行に等間隔で設けられている。
(d)の滑り止め部材46は、三角形をなしていて、ほぼ中央部に三角形の穴47が形成され、その穴47と当該滑り止め部材46の外周部との間に取付孔31を有する取付部材31aが設けられている。この滑り止め部材46の表裏両面にも、複数本の溝29が平行に等間隔で設けられている。(e)の滑り止め部材48は、図中左右方向に長い小判形をなしていて、ほぼ中央部に左右方向に長い小判形の穴49が形成され、その穴49と当該滑り止め部材48の外周部との間に取付孔31を有する取付部材31aが設けられている。この滑り止め部材48の表裏両面にも、複数本の溝29が平行に等間隔で設けられている。
(f)の滑り止め部材50は、円形をなしていて、ほぼ中央部に円形の穴51が形成され、その穴51と当該滑り止め部材50の外周部との間に取付孔31を有する取付部材31aが設けられている。この滑り止め部材50の表裏両面にも、複数本の溝29が平行に等間隔で設けられている。(g)の滑り止め部材52は、魚の姿に似せた形状にしたもので、目の位置に円形の穴53が形成され、尾の位置に取付孔31を有する取付部材31aが設けられている。この滑り止め部材52の表裏両面にも、複数本の溝29が平行に等間隔で設けられている。
これら各滑り止め部材40,42,44,46,48,50,52は、第3実施形態の滑り止め部材28と同様に三層構造としてもよいし、第1実施形態と同様にゴム層の一層のみで形成してもよい。これら滑り止め部材40,42,44,46,48,50,52においても、見た目がかわいらしく、デザイン性を向上できる利点がある。
図面中、1はスノーボード、1aは裏面、2,3はビンディング、4,5は靴、10は滑り止め具(スノーボード用滑り止め具)、11はワイヤ(紐状部材)、12は巻取り器、13は滑り止め部材、14は横片部(スノーボードの裏面と雪面との間に挟み込まれる部分)、15は縦片部、16は溝、17は穴、18は取付孔、20は雪面、22は滑り止め具、23は滑り止め部材、26は滑り止め具、27はシール、28は滑り止め部材、29は溝、30は穴、31は取付孔、32はクッション層、33はゴム層、36はねじ、38はレッグウォーマ、40,42,44,46,48,50,52は滑り止め部材、41,43,45,47,49,51,53は穴を示す。
Claims (8)
- 引き出し可能な紐状部材を巻き取ることが可能な巻取り器と、
前記紐状部材の引出し側の先端部に取り付けられ、スノーボードの滑走面となる裏面と雪面との間に挟み込まれることで前記スノーボードの滑り止めをする滑り止め部材と、を具備したことを特徴とするスノーボード用滑り止め具。 - 前記滑り止め部材は、外面が弾性材によって形成されていることを特徴とする請求項1記載のスノーボード用滑り止め具。
- 前記滑り止め部材にあって前記スノーボードの裏面と雪面との間に挟み込まれる部分の外面に溝が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のスノーボード用滑り止め具。
- 前記滑り止め部材にあって前記スノーボードの裏面と雪面との間に挟み込まれる部分に穴が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のスノーボード用滑り止め具。
- 前記滑り止め部材は、弾力性のあるクッション層と、このクッション層の表裏両面に設けられたゴム層の三層構造となっていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のスノーボード用滑り止め具。
- 前記滑り止め部材はL字型をなしていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のスノーボード用滑り止め具。
- 前記滑り止め部材はコ字型をなしていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のスノーボード用滑り止め具。
- 前記滑り止め部材は板状をなしていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のスノーボード用滑り止め具。
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