JP3181687U - 補助イス型ゴミ入れ - Google Patents

Abstract

【課題】硬質プラスチックの円筒形ゴミ入れに円座型の蓋を載せ、円座の裏面からレジ袋を吊るして、ゴミ出しが手早くでき、かつ、補助イスにすることも可能な補助イス型ゴミ入れを提供する。
【解決手段】円筒形のゴミ入れの本体の開口部より少し大きな８角形の厚板に、本体の半分ほどのゴミ入れ口を切り抜いた蓋を載せる。このままでは座席が横滑りするから、その裏面に円周を４等分した形のズレ止めの木枠を貼り付ける。上の４つの木枠の外周に長い舌ベロのようなプラ・シートを垂らし、予め切り込んでおいたスリットに、レジ袋の提げ輪の部分を挟み込んで止める。レジ袋の大きさに応じて、ゴミが限度まで溜まったら、座席ごとそっと持ち上げ、スリットから提げ輪を外して結び合わせて、ゴミ捨て場に排出する。
【選択図】図３

Description

家庭の個室や台所には、ゴミ入れ１個は不可欠の家具である。一方、これらの場所には一時的に補助イスが必要な場合がある。考案者の事例で言えば、狭い書斎で書き机とＰＣデスクの間に回転イスを置いていたら、幼い孫が来てＰＣに触らせろと言った。
補助イスが必要になった。学習机の傍にも。タバコ好きの主婦が換気扇の下で一服という時にも、補助イスがあれば、重宝だろう。

ゴミ入れは、溜まったゴミをゴミ出しの日に、まとめて捨てる時の手間が面倒である。
この点については、ゴミ入れの中に、ポリ袋を入れて、その上縁をゴミ入れの上縁の爪などに引っ掛けて止める先輩案は多々ある。ただ、大方は見た目がよろしくない。
ゴミ入れに溜まりつつある反古が露わに見えず、しかも特定のサイズに限らず、日常の買い物で手に入る中・小のレジ・バッグを利用できる「レジ袋受け」が課題である。

課題［０００１］に対する手段を、考案者の試作品を例に説明する。硬質プラスチック製の円筒形ゴミ入れ（市販品）は、高さ４２０ｍｍ、開口部の内径２５０ｍｍである。この上に、補助イスの座席となる「円座」をのせる。円座は厚さ１５ｍｍの木材から切り抜いて製作した。形状は不等辺８角形（長径３２０ｍｍ、短径３００ｍｍ、ゴミを投入する開口部の内径１８０ｍｍ）とする。円座の裏面には、座席の横ズレを防ぐとともに、後述の「垂れ板」を装着するための「内枠」を、強力接着剤で貼り付けておく。（円座を不等辺８角形としたのは、考案者の書斎で机の脚と茶道具台の狭い隙間を出し入れするためである）

課題［０００２］に対する手段は、前項の「内枠」の外周に薄手プラスチックの「垂れ板」４枚をネジ止めする。この垂れ板には、予め対向する１対ごとに、高位置と低位置のスリットを切り込んでおき、ゴミの受け皿となる中・小のレジ・バッグの提げ輪の上端をスリットに挟み込んで止めておく。

台所で利用される向きには、魚の骨や残菜などの生ゴミを入れることも予想して、「円座」の開口部に臭気漏れを防ぐプラスチック製の蓋（参考図）を用意しておく。

さきに［０００１］で述べたように、本考案の「補助イス型ゴミ入れ」が置いてあれば、市販の金属チューブ製の折り畳みイスを買ったり、運び込んだり、狭い書斎に常時立てかけて置く必要はない。坐り心地は、チャチな折り畳みイスより、安定感がある。

本考案の効果として、特に強調したいのは、［考案の名称］の後半「レジ袋受け」である。
わが家の台所には、大型のプラスチック製ゴミ入れがあるが、傍らには別途購入した特定サイズのポリ袋が用意してある。本考案の「レジ袋受け」は、日常の買い物で手に入る機会の多い中・小のレジ・バッグを、前記の高低差のあるスリットを使い分けることによって利用できる。また、ゴミ出しの際に、スリットに挟んだ提げ輪が紐状になっているのを外して、そのまま十字結びにしたのち、再び 提げ輪に手を入れてゴミ捨て場まで提げて行けるのも、気持ちのよい効果である。

本考案の正面図。 内枠と垂れ板を表わす図。 本考案の内部を表わすスケッチ。 参考図。 参考図。

Claims (2)

1. 高さ４０ｃｍほどの円筒形ゴミ入れに、「円座」型の蓋を載せ、補助イスとして利用する。
   ただし、考案者の場合は、ゴミ入れは硬質プラスチック製の市販品を利用し、蓋は板材から手作りしたが、商品化の場合は全てをプラチックで成型することも可能。
2. 前項の蓋の裏側に、ズレ止めの枠材を取り付け、その外周からプラスチックの「垂れ板」４枚を下げ、高低二対のスリットを入れる。
   このスリットに、ゴミ受けのレジ袋の提げ手を挟み込んで止める。

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