JP3181568U - 木質容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】木質容器1は、主面を内外に向けた状態で単板を枠状に形成してなる側板2と、側板2における下端部付近において側板2の内側に配された単板からなる底板3とを有する。側板2は、側板2及び底板3に対して平行な方向に連結する連結部4を有する。連結部4は、連結方向における一方の側板2の側端辺と他方の側板2の側端辺とにそれぞれ形成された嵌合部21、22を互いに嵌合させてなる。嵌合部21、22は、側板2と底板3とに平行な方向に突出した凸部23と、その反対側に後退した凹部24とを有する。
【選択図】図1
Description
ところが、強度や生産性の観点からは、樹脂容器に劣る部分も否めない。そこで、特許文献1においては、強度と生産性を高めた木質容器が提案されている。
また、特許文献1の実施例3に記載の木質容器においては、凸部や凹部を設けた組立部の内側に側面部がないと思われる。しかし、この組立部においては、一方の側面部の側端辺と他方の側面部の側端辺とに、それぞれ一つの凸部と一つの凹部とが形成されているのみである。すなわち、組立部は、一つの凸部と一つの凹部との嵌合のみで連結されることとなる。そのため、例えば、組立部における上端縁に外力が作用したときに、凸部と凹部との嵌合が外れて、比較的小さい外力で連結部が外れてしまうおそれがある。
該側板における下端部付近において該側板の内側に配された単板からなる底板とを有し、
上記側板は、該側板及び上記底板に対して平行な方向に連結する連結部を有し、
該連結部は、連結方向における一方の上記側板の側端辺と他方の上記側板の側端辺とにそれぞれ形成された嵌合部を互いに嵌合させてなり、
上記嵌合部は、上記側板と上記底板とに平行な方向に突出した凸部と、その反対側に後退した凹部とを有することを特徴とする木質容器にある(請求項1)。
また、上記木質容器の上記底板は、円形状、長方形状、或いは六角形等、種々の形状とすることができる。
また、上記連結部は、接着剤等を用いて接着してもよい。
また、上記接着剤は、上記折返し部と上記側板の内壁面との間に形成された溝部に充填されている。それゆえ、上記木質容器を製造する際には、上記折返し部を形成して上記溝部を形成した後、この溝部に接着剤を充填することとなる。それゆえ、接着剤の量は、溝部の容積に合わせればよく、その調整が容易である。そして、接着剤を充填した溝部の上に、底板を載置すれば、特に接着剤が溢れたりすることもなく、底板を側板に接着することができる。そのため、外観上も見栄えのよい上記木質容器を得ることができる。
上記木質容器の実施例につき、図1〜図8を用いて説明する。
本例の木質容器1は、図1に示すごとく、主面を内外に向けた状態で単板を枠状に形成してなる側板2と、該側板2における下端部付近において該側板2の内側に配された単板からなる底板3とを有する。
連結部4は、連結方向における一方の側板2の側端辺と他方の側板2の側端辺とにそれぞれ形成された嵌合部21、22を互いに嵌合させてなる。
嵌合部21、22は、側板2と底板3とに平行な方向に突出した凸部23と、その反対側に後退した凹部24とを有する。
なお、以下において適宜、底板3に直交する方向を「上下方向」といい、木質容器1の開口側を上側、その反対を下側という。また、側板2と底板3とに平行な方向を、「周方向」といい、周方向と上下方向とに直交する方向を内外方向という。また、通常の使用状態において木質容器1を外側から見たときに、周方向における左右となる方向を、それぞれ左、右として説明する。
原木をかつらむきして得られた単板を外形加工して、円形状の底板3と、図5に示すような略短冊状の側板2とを得る。側板2は、厚み方向から見たとき、長手方向に沿ってやや上側に凸の円弧状に湾曲している。そして、長手方向の両端辺に、嵌合部21、22がそれぞれ形成されている。
なお、原木としては、例えばファルカタ材等の植林木を用いることができるが、特に限定されるものではない。
以上により、図1に示すような、木質容器1を得ることができる。
また、図8に示すごとく、木質容器1には、蓋13を付属させることもできる。この場合において、蓋13も、単板からなる天板131と側板132とによって構成してもよい。
上記木質容器1において、連結部4を構成する一対の嵌合部21、22は、それぞれ凸部23と凹部24との双方を備えている。すなわち、一方の嵌合部21の凸部23と他方の嵌合部22の凹部24とを嵌合させると共に、一方の嵌合部21の凹部24と他方の嵌合部22の凸部23とを嵌合させることにより、連結部4を構成している。そのため、一つの連結部4は、二組の凹凸の嵌合によって連結されていることとなる。それゆえ、その強度を効果的に向上させることができる。また、二組の凹凸の嵌合状態があるために、例えば連結部4の上端縁に外力がかかった際に、仮に、上側の凹部24と凸部23との嵌合が外れそうになったとしても、下側の凸部23と凹部24との嵌合が維持されていることにより、容易に連結部4が外れることを防ぐことができる。
また、側板2は、一枚の単板からなり、連結部4は一箇所にのみ形成されているため、より製造容易かつ強度に優れた木質容器を得ることができる。
本例は、図9に示すごとく、連結部4に、側板2の内壁面と上端縁と外壁面とにわたって連続して貼着紙14を貼着した例である。
すなわち、一対の嵌合部21、22を嵌合して形成した、連結部4に、この部分を内壁面と上端縁と外壁面とから覆うように、貼着紙14を貼着している。貼着紙14の左右幅は、連結部4を充分に覆うことのできる幅であることが好ましい。例えば、凸部23の左右長さ(凹部24の左右長さ)の3〜5倍程度とすることが好ましい。また、この貼着紙14の貼着は、例えばポリエチレン等の接着剤を用いて行うことができる。
その他は、実施例1と同様である。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
本例は、図10に示すごとく、長方形状の底板3を用いた直方体形状の木質容器1の例である。
本例においては、側板2を構成する単板は、4箇所において略直角に屈曲されて、上面視において長方形状の枠体を構成している。そして、長方形の一辺に対応する部分において、単板の両端辺に設けられた一対の嵌合部21、22を嵌合して、連結部4を構成してある。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合にも、簡単な構造であると共に軽量であり、かつ強度の高い木質容器を提供することができる。
2 側板
21、22 嵌合部
23 凸部
24 凹部
3 底板
4 連結部
Claims (4)
- 主面を内外に向けた状態で単板を枠状に形成してなる側板と、
該側板における下端部付近において該側板の内側に配された単板からなる底板とを有し、
上記側板は、該側板及び上記底板に対して平行な方向に連結する連結部を有し、
該連結部は、連結方向における一方の上記側板の側端辺と他方の上記側板の側端辺とにそれぞれ形成された嵌合部を互いに嵌合させてなり、
上記嵌合部は、上記側板と上記底板とに平行な方向に突出した凸部と、その反対側に後退した凹部とを有することを特徴とする木質容器。 - 請求項1に記載の木質容器において、上記側板は、下端部に、内側から折り返された折返し部を有し、該折返し部と上記側板の内壁面との間に形成された溝部には、接着剤が充填されており、上記底板の周縁部は、上記溝部を覆うと共に上記側板の内壁面に当接した状態で配置されていることを特徴とする木質容器。
- 請求項1又は2に記載の木質容器において、上記側板は、一枚の単板からなり、上記連結部は一箇所にのみ形成されていることを特徴とする木質容器。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の木質容器において、上記連結部には、上記側板の内壁面と上端縁と外壁面とにわたって連続して貼着紙が貼着されていることを特徴とする木質容器。
Priority Applications (1)
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JP2012007261U JP3181568U (ja) | 2012-11-30 | 2012-11-30 | 木質容器 |
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JP2012007261U JP3181568U (ja) | 2012-11-30 | 2012-11-30 | 木質容器 |
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JP3181568U true JP3181568U (ja) | 2013-02-14 |
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ID=50425759
Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019064659A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | 東罐興業株式会社 | 紙容器 |
JP6978806B1 (ja) * | 2020-11-30 | 2021-12-08 | カユーパッケージ株式会社 | 食品用容器 |
-
2012
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WO2022113681A1 (ja) * | 2020-11-30 | 2022-06-02 | カユーパッケージ株式会社 | 食品用容器 |
TWI792726B (zh) * | 2020-11-30 | 2023-02-11 | 日商卡優容器股份有限公司 | 食品用容器 |
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