JP3181465U - 空気圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】たわみ管とシーラントボトルの接続が構造的に単純になり、取扱いも簡便でコストも低くなる空気圧縮機を提供すること。
【解決手段】シーラントボトル(1)と、シーラントボトル(1)に接続するボトルキャップ(2)と、たわみ管(4)と、ケーシング(5)とを備えた空気圧縮機において、たわみ管(4)をクイックコネクタ(3)を介してボトルキャップ(2)に接続し、ボトルキャップ(2)をケーシング(5)に固定する。
【選択図】図1

Description

本考案は、空気圧縮機に関し、詳しくは、クイックコネクタを用いた空気圧縮機に関する。
空気圧縮機は、ガス供給源装置の主要構成要素である。それは、原動機(通常は電動機を指す)の力学的エネルギーをガス圧力エネルギーに変換するものであり、圧縮空気用のガス圧力発生装置である。
多種の空気圧縮機があるが、作動原理によって容積形圧縮機および速度圧縮器に分かれる。容積形圧縮機の作動原理はガスの体積を圧縮することであり、これにより単位体積当たりのガス分子の密度が増加し、圧縮空気の圧力を高める。また、速度圧縮器の作動原理はガス分子の運動速度を改善することであり、これによりガス分子の運動エネルギーがガスの圧力エネルギーに転換し、圧縮空気の圧力を高める。
一般に、空気圧縮機のシーラントボトルと接続するたわみ管は、空気圧縮機の内部に配置してあり、ねじ付き継手でシーラントボトルに接続する。この場合、クロススレッドの危険性があり、また接続に時間がかかりコストもかかる。
そこで、本考案は、空気圧縮機のたわみ管とシーラントボトルの接続に時間がかかりコストもかかるという上述した従来技術の欠点に着目し、クイックコネクタを使用した空気圧縮機を提供することを課題とする。
上記課題を解決する本考案の空気圧縮機は、シーラントボトルと、このシーラントボトルに接続するボトルキャップと、たわみ管と、ケーシングを備える。その特徴は、たわみ管がクイックコネクタを介してボトルキャップに接続し、ボトルキャップはケーシングに固定してある点に特徴がある。
そのボトルキャップは、シーラントボトルに接続する凹形接続部と、クイックコネクタに接続する凸形接続部と、溝と、保持ピンと、基部を備える。保持ピンはガイド部と、下り面部を備える。
クイックコネクタは、凹状接続部材と、凹状接続部材に設けたスロットと、凸状接続部材を備える。スロットは、ガイド部と符号して結合する長穴を備える。保持ピンとの結合によって、クイックコネクタとボトルキャップ間の接続が確実にロックされる。
本考案によると、空気圧縮機におけるたわみ管とシーラントボトルの接続が構造的に単純になり、取扱いも簡便で、コストも低くなるという有益な効果が生じる。
本考案の空気圧縮機の斜視図 クイックコネクタの斜視図 クイックコネクタとたわみ管との結合を示す斜視図 ボトルキャップの正面図 シーラントボトルとボトルキャップ間の接続を示す斜視図
本考案の技術的特徴、目的および効果を明らかにするために、実施例を添付図面を参照して詳述する。
図1に示すように、本考案の空気圧縮機の実施例において、空気圧縮機は、シーラントボトル1、ボトルキャップ2、クイックコネクタ3、たわみ管4、およびケーシング5を備える。シーラントボトル1はボトルキャップ2と接続し、たわみ管4はクイックコネクタ3を介してボトルキャップ2と接続し、ボトルキャップ2はケーシング5に固定してある。
図2は、クイックコネクタ3の立体構造図である。クイックコネクタ3は、凹状接続部材31と、スロット32と、凸状接続部材33を備える。スロット32は凹状接続部材31に設けてあり、その両端には長穴が設けてある。
図3は、クイックコネクタ3とたわみ管4との接続を示す立体図である。凸状接続部材33はたわみ管4の開口部に嵌入してある。凸状接続部材33にはシーリング部材が取り付けてあり、クイックコネクタ3とたわみ管4との接続の密封性および安定性を確実にしている。この接続方式によれば、接続ねじを緩める必要はないので、クロススレッドの危険性を回避でき、クイックコネクタ4とたわみ管4の接続を素早く行うことができる。また、たわみ管4に短いたわみ管を使うことで、接続時間および接続コストを減らすことができる。
図4および5に示すように、ボトルキャップ2は、凹形接続部21、溝22、保持ピン23、凸形接続部24および基部25を備える。凸形接続部24が凹状接続部材31に嵌入し、クイックコネクタ3とボトルキャップ2が接続する。凸形接続部24と凹状接続部材31の間にはシーリング手段が設けてあり、接続の安定性と密封性を確保してある。
弾性材料からなる保持ピン23は、ガイド部および下り面部を備える。なお、そのサイズは、スロット32のサイズに対応する。ガイド部にはアーク面取りを施してあるので、保持ピン23のスロット32への挿入が容易である。下り面部は、スロット32の動きを制限する。
クイックコネクタ3とボトルキャップ2の接続が完了すると、凸形接続部24は確実にロックされ、接続が安定し持続する。接続が十分に安定しないと、クイックコネクタ3とボトルキャップ2の間の動きによって、接続点、特にシーリング手段の内部が過度に摩耗したり早期に故障したりするおそれが生じる。本考案では、このような協働的な接続を保持ピン23とスロット32の間で用いているので、クイックコネクタ3とボトルキャップ2との接続がロックされる。そのため、両者の間の動きによって接続点の内部が過度に摩耗したり早期に故障したりする危険性が低下する。
クイックコネクタ3をボトルキャップ2接続する場合は、保持ピン23は両者間の接続をロックするために用いられる。保持ピン23を押さえるとロックが解除され、クイックコネクタ3とボトルキャップ2との接続が解消する。
シーラントボトル1は、ボトル本体11、凸状部材12およびボトルネックを備える。このボトルネックは、ボトルキャップ2の凹形接続部21と接続する。両者の間にはシーリング部材が取り付けてあり、シーラントボトル1とボトルキャップ2の接続の安定および密封性を実現している。凸状部材12は溝22と協働して、シーラントボトル1とボトルキャップ2の間の動きを制限し、両者の接続の安定性を高めている。
シーラントボトル1はボトルキャップ2と接続し、ボトルキャップ2の基部25を介してケーシング5に固定してある。
クイックコネクタ3を実際に使用するときは、まずクイックコネクタ3の凸状接続部材33をたわみ管4の開口部に嵌入し、次にクイックコネクタ3の凹状接続部材31をボトルキャップ2の凸形接続部24に嵌入する。同時に、スロット32の長穴を保持ピン23に挿入し、たわみ管4とシーラントボトル1とを接続する。空気圧縮機のたわみ管4とシーラントボトル1との接続が、構造的に単純になり、取扱いも簡便で、コストも低くなる。
以上、本考案の実施例を添付図面を参照して説明したが、本考案は上述した特定の実施態様に限られるものではない。すなわち、上述した特定の実施態様は例示的なものであり、本考案の範囲を限定するものではない。
本考案は、その趣旨から逸脱しない範囲で、従来公知の技術を援用して適宜設計変更可能である。

Claims (3)

  1. シーラント・ボトル(1)と、シーラント・ボトル(1)に接続するボトルキャップ(2)と、たわみ管(4)と、ケーシング(5)とを備えた空気圧縮機において、
    たわみ管(4)が、クイックコネクタ(3)を介してボトルキャップ(2)に接続し、ボトルキャップ(2)がケーシング(5)に固定された
    ことを特徴とする空気圧縮機。
  2. ボトルキャップ(2)が、シーラントボトル(1)に接続する凹形接続部(21)と、クイックコネクタ(3)に接続する凸形接続部(24)と、溝(22)と、保持ピン(23)と、基部(25)とを備え、
    保持ピン(23)が、ガイド部と下り面部とを備える
    請求項1に記載の空気圧縮機。
  3. クイックコネクタ(3)が、凹状接続部材(31)と、凹状接続部材(31)に設けたスロット(32)と、凸状接続部材(33)とを備え、
    スロット(32)が、ガイド部と符号して結合する長穴を備え、
    保持ピン(23)との結合によって、クイックコネクタ(3)とボトルキャップ(2)間の接続がロックされる
    請求項2に記載の空気圧縮機。
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