JP3181058U - サージカルドレープ - Google Patents

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由希子 中原
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ナガイレーベン株式会社
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Abstract

【課題】術野の清潔を保持することができるとともに、破損等を生じさせることなく、開窓部を容易に拡大することができるサージカルドレープを得る。
【解決手段】平布にて形成したドレープ本体1に開窓部2を形成したものにおいて、この開窓部2の開口縁8から切り込み3を1箇所又は複数箇所設け、この切り込み3の両側に形成されたフラップ4の一方、又は両方を折り返すことにより、開窓部2を拡大可能とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、手術の際に患者に被覆するサージカルドレープに関するものである。
特許文献1に示す如く、サージカルドレープは手術の際に患者の患部外周を被覆するものであって、術野の清潔の保持、患者の血液や体液の飛散による感染防止等のために使用されている。そして、このサージカルドレープの中央部には術野を露出可能とする開窓部が設けられており、術野の清潔を保ちながら開窓部を介して手術を行うものである。またこの開窓部は、術野の位置や大きさに対応したものを使用するが、術野の清潔を維持する観点からなるべく狭くすることが好ましい。
しかし、手術中に術式変更により拡大手術となる場合や、開窓部を介して術野にドレーンを挿入する場合には、手術を円滑に行うために開窓部を更に広げなければならない場合があった。そこで、例えば使い捨てのサージカルドレープは、開窓部に直接はさみ等で切り込みを入れ、この切り込み部分を開いて開窓部を広げる場合があった。また、リユースのサージカルドレープの場合には、上記の如くサージカルドレープに直接切り込みを入れてしまうとリユースが困難となるため、使用中のサージカルドレープを更に大きな開窓部を設けたものに取り替える必要があった。
特開2002−248114号公報
しかしながら、上記の如くサージカルドレープに直接切り込みを入れた場合には、リユースが難しくなるためコストが高くつくものとなっていた。また、使用中のサージカルドレープを、より広い開窓部のサージカルドレープと交換する場合には、それまで使用していたサージカルドレープを患者から取り除く際に、サージカルドレープの不潔部分や、手術中に付着した患者の血液や組織等が術野を通過したり又は接触したりするおそれがあり感染の拡大が懸念されるものとなっていた。
そこで、本考案は上述の如き課題を解決しようとするものであって、術野の清潔を保持することができるとともに、破損等を生じさせることなく、開窓部を容易に広げることができるサージカルドレープを得ようとするものである。
本考案は上述の如き課題を解決するため、平布にて形成したドレープ本体に開窓部を形成したものにおいて、この開窓部の開口縁から切り込みを1箇所又は複数箇所設け、この切り込みの両側に形成されたフラップの一方、又は両方を折り返すことにより、開窓部を拡大可能としたものである。
フラップは、ドレープ本体の内面側に折り返したものであってもよい。このようにフラップをドレープ本体の内面側に折り返すことにより、不潔部分であるドレープ本体の裏面側がサージカルドレープ表面の清潔領域に露出しないため、術野の清潔を保持することができる。
本考案は上述の如く構成したものであるから、サージカルドレープに使用中に切り込みを形成することなく開窓部を広げることができるため、サージカルドレープの繰り返しの使用が可能である。従ってコストを低く抑えることができるとともに、手術中に術式変更による拡大手術を行う場合や術野にドレーンを挿入する場合にも即座に対応することができ、手術を円滑に行うことが可能となる。
また、サージカルドレープを手術中に広い開窓部のものと交換する必要がなく、手術の開始時に使用していたものを術式変更による拡大手術の必要が生じても継続して使用することができる。そのため、サージカルドレープの不潔部分が術野を通過したり接触したりするおそれがなく、術野の清潔を確実に保持することができるとともに、サージカルドレープの交換のための手間を要しない。
本考案の実施例1を示す平面図。 実施例1の部分拡大平面図。 実施例1において、フラップをドレープ本体の内側に折り返した状態を示す裏面図。 実施例1において、フラップをドレープ本体の内側に折り返すとともに覆布テープを止着した状態を示す表面図。 実施例2を示す部分拡大平面図。 実施例3を示す部分拡大平面図。 実施例4を示す部分拡大平面図。
本考案の実施例1を図1〜4において説明すると、図1に示す如く(1)は開腹手術用サージカルドレープのドレープ本体であって、平布にて形成したものである。そして、このドレープ本体(1)の中央部には術野を露出可能とする長方形の開窓部(2)を設けており、この開窓部(2)の四隅には、図2に示す如く放射方向にそれぞれ直線状の切り込み(3)を開口縁(8)から1箇所ずつ、計4箇所設けている。
上記の如く開窓部(2)に切り込み(3)を設けることにより、図2に示す如く切り込み(3)の両側にそれぞれフラップ(4)が形成されるものとなる。そして、開窓部(2)を広げる際には、フラップ(4)を図3に示す如くドレープ本体(1)の内側に折り返し、この状態で開窓部(2)の四辺(10)と患者の体表面(11)との境界部分を図4に示す如く滅菌した貼着可能な覆布テープ(5)にて止着固定している。これにより、折り返し後の開窓部(2)の四辺(10)が、内側に折り返したフラップ(4)からの押し上げにより患者の体表面(11)から浮いて嵩高くなったり、患者の体表面(11)と開窓部(2)の四辺(10)との間に隙間が形成されたりする事態が生じにくいものとなり、手術時の際に開窓部(2)の嵩高い四辺(10)が邪魔になったり四辺(10)よりも内側の不潔部分が露出する等の事態を防ぐことができる。
また、上記の如くフラップ(4)をドレープ本体(1)の内側に折り返すことにより、不潔部分であるドレープ本体(1)の裏面(6)側がサージカルドレープ表面(7)の清潔領域に露出しないため、術野の清潔を保持することができる。
このように開窓部(2)に切り込み(3)を設けることにより、手術中にドレープ本体(1)を切断することなく開窓部(2)を容易に広げることができるため、繰り返しの使用が可能であり、コストを低く抑えることができる。また、手術中に術式変更による拡大手術を行う場合や、術野にドレーンを挿入する場合にも即座に開窓部(2)を拡大することができるため、手術を効率良く行うことが可能となる。
また、サージカルドレープを別のものと交換せずに開窓部(2)を広げることができるため、サージカルドレープの不潔部分が術野を通過したり接触したりするおそれがない。そのため、術野の清潔を確実に保持することができるとともに、交換のための手間がかからず手術を円滑に進めることができる。
尚、本実施例では図3に示す如く4枚のフラップ(4)の全てを折り返して開窓部(2)を広げているが、4枚全てのフラップ(4)を折り返すことなく、術野の拡大範囲やドレーンの挿入位置等に対応させて折り返すフラップ(4)の数を任意に選択することができる。また、本実施例では図2に示す如く切り込み(3)を4箇所形成しているが、他の異なる実施例ではこれに限らず、術野の拡大範囲やドレーンの挿入位置等に対応させて、切り込み(3)を3箇所以下、あるいは5箇所以上形成したものであっても良い。
また、上記実施例1では開窓部(2)の四隅に放射状に開口縁(8)から4箇所切り込み(3)を形成しているが、本実施例2では図5に示す如く、開窓部(2)の上方の角部に1箇所のみ斜め方向に切り込み(3)を形成している。そしてこの切り込み(3)によって形成された2枚のフラップ(4)を、図5の鎖線にて示す如くそれぞれ実施例1と同様にドレープ本体(1)の内側に折り返すことにより開窓部(2)を広げることが可能となる。そのため、例えば患者の脇の方向に切り込み(3)が入ったサージカルドレープは、特に肝臓手術等、脇に最も近い部分が術野に加わるような拡大手術を行う場合に使用することができる。
また、上記実施例1、2では開窓部(2)の角部から斜め方向に切り込み(3)を形成しているが、本実施例3では図6に示す如く、開窓部(2)の縦辺から水平方向に長い切り込み(3)を設けたもので、特に開腹手術の場合に使用するサージカルドレープである。即ち、開腹手術の場合には、手術の終了直前に流れ出た血液などを体外に排液するためのチューブを手術部位に挿入することが多い。
このチューブは手術部位によって異なるが、切開創以外の場所から挿入することが多いため、手術範囲の拡大を必要とする場合がある。従って、図6のように切り込み(3)を水平方向に長尺なものとするとともに、この切り込み(3)の両側に形成されたフラップ(4)を内側に折り返すことにより、図6の鎖線に示す如く開窓部(2)を横方向に広げることができる。そのため、切開創から離れた場所からでもチューブを容易に挿入することができるものとなる。
また、上記実施例3のサージカルドレープは主に開腹手術の場合に使用するものであるが、本実施例4のサージカルドレープは、主に経尿道的手術に使用するものである。この経尿道的手術の場合には尿道からカメラや機械を挿入して手術を行うため円形の比較的小さな開窓部(2)のドレープを使用するのが一般的である。
しかしながら、手術の終了時には、排尿するためのチューブの一端を、開窓部(2)を介して患者の尿道に挿入し、このチューブの他端に尿を溜めるためのバックを取り付けている。そのため、患者からサージカルドレープを取り外す際には、上記バックを開窓部(2)に挿通しなければならない。しかし、上記のような小さな開窓部(2)にバックを挿通することは困難であるため、サージカルドレープを患者から取り外す作業に手間がかかるものとなる。
そこで、本実施例では図7に示す如く、円形の開窓部(2)から長尺な切り込み(3)を1箇所形成している。これにより、手術の終了後に図7の鎖線に示す如くフラップ(4)を折り返して開窓部(2)を広げることによって、バックを開窓部(2)に容易に通すことができる。従って、手術後にサージカルドレープを患者から容易に取り外すことが可能となり手術後の作業を効率良く行うことができる。
1 ドレープ本体
2 開窓部
3 切り込み
4 フラップ
8 開口縁

Claims (2)

  1. 平布にて形成したドレープ本体に開窓部を形成したものにおいて、この開窓部の開口縁から切り込みを1箇所又は複数箇所設け、この切り込みの両側に形成されたフラップの一方、又は両方を折り返すことにより、開窓部を拡大可能としたことを特徴とするサージカルドレープ。
  2. フラップは、開窓部の拡大時にドレープ本体の内面側に折り返すことを特徴とする請求項1のサージカルドレープ。
JP2012006735U 2012-11-06 2012-11-06 サージカルドレープ Expired - Lifetime JP3181058U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5071188A (ja) * 1973-08-02 1975-06-12
JP2007068573A (ja) * 2005-09-02 2007-03-22 Terumo Corp ドレープ
JP2008514354A (ja) * 2004-09-30 2008-05-08 ロニー ジェイ ランプリッチ、 ディスポーザブルな外科用滅菌ドレープ、及び、ドレープに取り付けられた器具

Patent Citations (3)

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