JP3180767B2 - 逆f型アンテナ - Google Patents

逆f型アンテナ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は共振周波数が調整可
能な逆F型アンテナに関し、特にロケット及び人工衛星
などの宇宙航行体への装着に好適な逆F型アンテナに関
する。
【0002】
【従来の技術】人工衛星打ち上げ用のロケットには、複
数の周波数帯の送信機及び受信機が搭載されている。例
えば、日本製のH−2ロケットには、地上局との通信用
に300MHz(VHF)帯及び2.3GHz帯のテレ
メータ送信機,5.6GHz帯(Cバンド)のレーダト
ランスポンダ及び2.6GHz帯の指令破壊受信機が搭
載される(H−2ロケット搭載計測通信系の開発:NE
C技報,Vol.47,No.11/1994,pp9
2−99)。ここで、逆F型アンテナは、その簡便な構
造から安価で小型化が要求される携帯無線機などに重用
されている。そして、上述のロケット用アンテナの内、
上記逆F型アンテナと動作原理を基本的に同じくする逆
F型アンテナが、300MHz帯のアンテナ(VHFア
ンテナ)においても用いられる。しかしながら、宇宙環
境で用いるには、当然ながら宇宙環境に適した設計及び
製造がなされねばならない。
【0003】ロケットは、その打ち上げの過程におい
て、非常に大きな振動及び衝撃を発生する。このため、
搭載機器,特にロケット外板に装着されるアンテナは、
振動・衝撃受けても放射特性に悪影響が出ないような固
定方法が要求される。以下、図3に示した斜視図およ
び,図4に示した図3の逆F型アンテナのリターンロス
特性を示す図を参照して従来の宇宙環境用の逆F型アン
テナについて説明する。
【0004】図3に示す逆F型アンテナは、金属等の導
電体からなるほぼ平らな地板(ベース又はグランドプレ
ーンともいう)2a上に離間して放射素子(エレメント
ともいう)1aを配置している。即ち、少なくとも表面
が金属等の導電体である地板2aに対する対向面がほぼ
平らな放射素子1aは、地板2aに対してほぼ平行に対
面配置される。放射素子1aの一端と地板2aとは金属
等の導電体である短絡端6aで接続される。短絡端6a
は放射素子1aとほぼ直交する。なお、地板2の放射素
子1に対向する面積は、一般に放射素子1の地板2への
対向面積より広くしている。
【0005】地板2aから放射素子1aの方に突出した
中心導体(給電導体)13の先端部が放射素子1aにロ
ー付け等で接続される。この接続位置はこの逆Fアンテ
ナが所定の使用周波数でほぼ整合(共振)する位置であ
る。中心導体13の他端は、地板2aを貫通して放射素
子1aとは反対面側に出る。地板2aには中心導体13
を貫通させる円形の貫通穴17を設けてあり、中心導体
13と貫通穴17との間は両者を絶縁するテフロン(商
品名)等の誘電体12で充填されている。
【0006】中心導体13と誘電体12と貫通穴17と
がこの逆F型アンテナを高周波数信号で励振(給電)す
る給電回路を構成する。上記給電回路は、このアンテナ
を用いる高周波回路との整合を取りやすくするため、通
常50Ω系で構成される。中心導体13と誘電体12と
は同軸線路または同軸コネクタを用いることが多い。図
3における逆Fアンテナの電磁波放射の方向は、地板2
aの上面側(放射素子1a側)に向いており、ほぼ無指
向性である。但し、放射素子1aの解放端7aの方向か
ら強く放射し,短絡端6aの方向からの放射は少ない。
【0007】なお、この逆F型アンテナは、宇宙環境に
おいて高電力を扱うため、放射素子1aの断面積(高さ
H)を大きくすることで放射素子1aのQ(共振倍率)
を下げ、放射素子1aと地板2aとの間の放電現象を避
けるようにしている。
【0008】上記300MHz帯の逆Fアンテナ(VH
Fアンテナ)の寸法の一例は、放射素子1aの幅Wが約
10mm,高さHが約10mm,放射素子1aの長さL
が約250mmである。このように放射素子1aの幅W
が波長(約1m)に比べて非常に細い(λ/100:λ
=自由空間波長)場合は、放射素子1aのQが高いた
め、上記50Ω系の給電回路から見たVSWR(リター
ンロス)特性は、図4に示すように、ほぼ使用に耐える
程度に反射損失が少ないVSWR1.5(リターンロス
約14dB)以下の周波数帯域が0.5%以下と非常に
急峻なリターンロス特性を示し、使用可能な帯域が狭い
という問題があった。
【0009】また、図3の逆Fアンテナ,特に放射素子
1aは、ロケットからの振動・衝撃に対して、十分な耐
破壊強度を持たせる必要がある。即ち、振動・衝撃によ
り、放射素子1aとロケットボディーに結合されている
地板2との距離が変動すると、放射素子1aと地板2a
との間の容量(キャパシタンス)成分が変動し、この逆
Fアンテナは共振周波数(上記所定の使用周波数にほぼ
対応する)のずれなどの電気特性に対する悪影響が生じ
る。図3ではこれを防止するために、放射素子1aの先
端部,つまり解放端7a近傍を地板2aに固定すると共
に放射素子1aの周りを包む誘電体4によって固定して
いる。誘電体4の地板2への固定は誘電体4のフランジ
と地板2とをビス50で螺着(ネジ止め)することによ
って行われる。なお、地板2aには上記ロケットボディ
ーへの螺着を可能にする複数のビス穴15a〜15fを
設けている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のとおり、従来の
逆F型アンテナは使用可能な周波数帯域が狭く、この狭
い周波数範囲を送信機等の使用周波数にほぼ正しく調整
する必要があった。従来、この逆Fアンテナの周波数調
整(共振周波数調整あるいはVSWR調整)は、放射素
子長を長めに製作しておき,VSWR特性を確認しなが
ら上記放射素子の解放端部を切削して調整する手法を採
っていたので、周波数調整に多大の時間を要するという
欠点があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による逆F型アン
テナは、導電体からなる地板と、前記地板に対してほぼ
平行に対面配置した導電体からなる放射素子と、前記放
射素子の一端を前記地板と接続する短絡端と、前記放射
素子に高周波数信号を給電する給電回路とを備える逆F
型アンテナにおいて、前記地板と前記放射素子の対向面
との間のほぼ全体に挿入した誘電体と、前記地板の方向
から前記誘電体を前記地板に螺着する第1のビスと、前
記放射素子の方向から前記放射素子と前記誘電体とを螺
着する第2のビスとを備える。
【0012】前記逆F型アンテナの一つは、前記第1の
ビス及び第2のビスが、それぞれ複数個備えられている
構成をとることができる。
【0013】該逆F型アンテナの一つは、前記第1のビ
スおよび第2のビスが、それぞれ1以上の列に配列され
ている構成をとることができる。
【0014】該F型アンテナの別の一つは、前記誘電体
には、前記誘電体の厚さよりも短かい前記複数個の第1
のビス及び第2のビスのそれぞれを螺着させる螺刻穴
備える構成をとることができる。
【0015】該F型アンテナのさらに別の一つは、前記
誘電体が、対面する前記放射素子又は前記地板と前記第
1又は第2のビスの先端とが接触しないように螺刻しな
い部分を残している構成をとることができる。
【0016】前記逆F型アンテナの別の一つは、前記第
1のビス及び第2のビスで前記地板及び前記放射素子を
螺着しない場合において、前記放射素子及び前記誘電体
が、共振周波数を所定の使用周波数より低くする長さに
設定されている構成をとることができる。
【0017】前記逆F型アンテナのさらに別の一つは、
前記第1のビス及び第2のビスを挿入する前記地板及び
前記放射素子が、その外面より内側に前記ビスの頭を保
つビス穴を備える構成をとることができる。
【0018】本発明による逆Fアンテナは、放射素子と
地板との対向面間のほぼ全体に誘電体を配置してロケッ
トボディーから振動や衝撃が伝わっても上記放射素子と
上記地板との間の位置関係を固定し、逆FアンテナのV
SWRの周波数特性などの諸特性変動を最小限に低減し
ている。また、上記誘電体は金属製等のビスによって上
記放射素子及び上記地板に固定する。上記ビスの上記誘
電体への挿入長を変化することによって上記放射素子と
上記地板との間の容量値が変化し、逆Fアンテナの共振
周波数が変化する。例えば、上記ビスの上記誘電体への
挿入長を長くすると、上記地板との間の容量値が増加
し、逆Fアンテナの共振周波数(使用可能周波数)が低
くなる。従って、本発明による逆Fアンテナは、ロケッ
ト搭載時の耐振動・耐衝撃環境特性を確保しつつ、アン
テナの共振周波数(VSWR)を容易に調整することが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0020】図1は本発明による逆F型アンテナの実施
の形態の一つを示す断面図である。また、図2は図1の
逆F型アンテナの斜視図である。
【0021】図1及び図2の逆Fアンテナは、図3の逆
Fアンテナの放射素子1a,地板2a,短絡端6a,解
放端7a,誘電体12,中心導体13及び貫通穴17に
それぞれ対応する放射素子1,地板2,短絡端6,解放
端7,誘電体12,中心導体13及び貫通穴17を含ん
でいる。これらの構成要素は図1の同名の構成要素と同
じ作用を生じる。この逆Fアンテナは、また、地板2と
放射素子1との対向面間のほぼ全体にテフロン等の誘電
体3を挿入している。誘電体3は放射素子1及び地板2
に対して垂直方向に雌ねじに螺刻されて貫通している誘
電体タップ200,201,202,300及び301
と中心導体13を貫通させる貫通穴とを備えている。
【0022】地板2に設けたビス穴9a,9b及び9c
は、誘電体タップ200,201及び202にそれぞれ
対応する位置にある。導電体である金属製のビス20,
21及び22は、地板2の外面側からビス穴9a,9b
及び9cを通して誘電体タップ200,201及び20
2をそれぞれ螺着(ネジ止め)し、誘電体3を地板2に
固定する。また、放射素子1にはビス穴8a及び8bを
設け、誘電体3には誘電体タップ300及び301をビ
ス穴8a及び8bにそれぞれ対応する位置に設ける。金
属製のビス30及び31は、放射素子1の外面側からビ
ス穴8a及び8bを通して誘電体タップ300及び30
1とそれぞれ螺着され、放射素子1と誘電体3とを固定
する。
【0023】従って、放射素子1は地板2に対して機械
的に固定され、ロケットボディー5から伝わる振動及び
衝撃による放射素子1と地板2との位置関係の変化は極
めて少なくなり、両者の位置関係が変わることによるア
ンテナ特性の変化は極めて微少に低減される。なお、こ
の逆Fアンテナは、地板2をビス穴14a及び14bを
介して放射素子1側からビス40a及び40bによって
ロケットボディー5に固定している。
【0024】同軸コネクタ11は上述した図3の給電回
路を詳細に示している。同軸コネクタ11は、誘電体1
2がコネクタ筐体から突出し、金属棒である中心導体1
3が誘電体13からさらに突出した構造を持つ。同軸コ
ネクタ11のフランジは地板2の放射素子1の反対方向
の面にネジ(ビス)等で固定され、貫通穴17と中心導
体13と誘電体12とは同軸線路をなし、貫通穴17は
この同軸線路の外導体となっている。中心導体13の先
端は、放射素子1にロー付け等によって機構的及び電気
的に接続され、高周波数信号を放射素子1に供給する。
図1の逆Fアンテナも、電磁波放射の方向は地板2の上
面側(放射素子1側)に向いており、ほぼ無指向性であ
る。放射素子1の解放端7の方向から強く放射し,短絡
端6の方向からの放射が少ないことも同様である。
【0025】ここで、地板2に誘電体3を固定するビス
20,21及び22と、放射素子1と誘電体3とを固定
するビス30及び31は、この逆Fアンテナの共振周波
数(VSWR)を調整することができる。つまり、地板
2と誘電体3とを固定しているビス20の挿入長l2
0,ビス21の挿入長l21,ビス22の挿入長l22
及び放射素子1と誘電体3とを固定しているビス30の
挿入長l30,ビス31の挿入長l31を調整すること
で、逆Fアンテナの共振周波数を調整(チューニング)
することが出来る。
【0026】即ち、ビス20,21,22,30及び3
1の各各は、誘電体3に挿入することで、地板2と放射
素子1との間の容量を増加することが出来る。逆Fアン
テナの放射素子1の長さLは使用周波数において一般に
約λ/4(λは自由空間波長,周波数300MHzの場
合には250mmになる)に設定する。しかし、この逆
Fアンテナにおいては、上記各ビスによる容量増加を見
込む必要があるので、放射素子1の長さLをλ/4より
も若干長めに設定し、上記ビス挿入のない場合を想定し
たアンテナとしてのリアクタンス分は誘導性に設定し、
共振周波数は使用周波数より低くしておく。
【0027】上記ビスの各各による容量増加は、各ビス
の誘電体3への挿入量にほぼ比例し、等価的にはビスの
位置にも関係するので、上記各ビスの挿入量の組み合わ
せにより、付加容量をある程度自由にコントロールする
ことが出来る。従って、VSWRが良好である使用周波
数(共振周波数)もある程度自由にコントロールするこ
とが出来る。
【0028】ビス20,21,22,30及び31の挿
入長の調整は、螺刻長の異なるビスを多種類用意してお
き、これらビス長を適切に選択することにより行うこと
ができる。誘電体3のタップ200,201,202,
300及び301を貫通させておくと、ビス20,2
1,22,30及び31の誘電体3への挿入長は、放射
素子1と地板2との距離の間で自由に選択することが出
来る。但し、ビス20,21及び22には地板2に誘電
体3を固定する役割もあるので、ビス20,21及び2
2の内の少なくとも1本は誘電体3にかなり挿入してお
く必要がある。このため、放射素子1の長さLは上記の
条件が満たされる長さにしておく必要がある。ビス30
及び31もビス20,21及び22と同様の条件を満た
す必要があるのは明らかである。
【0029】図1及び図2の逆Fアンテナは、放射素子
1の幅Wを約10mm,高さHを約10mm,長さLを
約250mmとして、上記ビス挿入時において、300
MHz帯用に良好な性能を得ている。なお、同軸線路な
ど,外導体が中心導体を包み込む構造の伝送線路では、
上記外導体と上記内導体との間に比誘電率er の誘電体
を充填すると、その伝送線路の伝搬波長は(1/er )
の平方根に短縮される。しかし、この逆Fアンテナは
放射素子1の高さH方向にも多くの電界が分布するの
で、誘電体3による波長短縮効果はあまり多くない。一
方、上述のとおり、上記各ビスによる容量増加を見込む
必要上,放射素子1の長さLをλ/4よりも若干長めに
設定する。相互の相殺の結果として、図1及び図2の逆
Fアンテナの放射素子1の長さLは、図3の逆Fアンテ
ナの放射素子1aの長さLとほぼ同じ長さになってい
る。
【0030】なお、ビス20、21、22、30及び3
1が対向する放射素子1や地板2にごく接近すると、容
量値が急激に増加し、周波数調整が困難になることがあ
る。これを避けるためには、誘電体3の螺刻を貫通させ
るのではなく、上記ビスの先端が対面する放射素子1又
は地板2と最低でも接触しないように誘電体3に螺刻し
ない部分(板状部)を残すようにしてもよい。
【0031】また、図1及び図2の実施の形態では、使
用しているビスの本数が地板2側に3本,放射素子側に
2本であるが、ビスの本数には制限はなく,必要に応じ
て設定すればよい。
【0032】さらに、図1及び図2の実施の形態では、
ビスを1列だけ使用しているが(特に図2参照)、2列
以上であってもよいことは勿論である。
【0033】なお、ビス穴8a,8b,9a,9b及び
9cは、ビス30,31,20,21及び22の頭を放
射素子1及び地板2の外面より内側に保つ構造になって
いる。この構造は、ロケットが空気中を飛行する際に空
気抵抗を少なくするために有効である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明による逆Fア
ンテナは、地板と放射素子との対向面間のほぼ全体に挿
入した誘電体と、前記地板の方向から前記誘電体を前記
地板に螺着する第1のビスと、前記放射素子の方向から
前記放射素子と前記誘電体とを螺着する第2のビスとを
備えるので、上記ビスの上記誘電体への挿入長を変化す
ることによって上記放射素子と上記地板との間の容量値
が変化させることで、逆Fアンテナの共振周波数を変化
させることができる。例えば、上記ビスの上記誘電体へ
の挿入長を長くすると、上記地板との間の容量値が増加
し、逆Fアンテナの共振周波数(使用可能周波数)が低
くなる。また、本発明による逆Fアンテナは、上記ビス
によって上記放射素子と上記地板との間の位置関係を固
定するので、ロケット打ち上げ又は搭載時の耐振動・耐
衝撃環境特性を確保しつつ、アンテナの共振周波数(V
SWR)を容易に調整することができるという効果があ
る。従って本発明による逆Fアンテナは、ロケット用と
しても安価で且つ良好な放射特性を有するアンテナを提
供することが出来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による逆F型アンテナの実施の形態の一
つを示す断面図である。
【図2】図1の逆F型アンテナの斜視図である。
【図3】従来の逆F型アンテナの斜視図である。
【図4】本発明に係る逆F型アンテナのリターンロス
(VSWR)特性を示す図である。
【符号の説明】
1 放射素子 2 地板 3 誘電体 5 ロケットボディー 6 短絡端 7 解放端 8a,8b,9a〜9c,14a,14b ビス穴 11 同軸コネクタ 12 誘電体 13 中心導体 17 貫通穴 20〜22,30,31,40a,40b ビス 200〜202,300,301 誘電体タップ

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電体からなる地板と、前記地板に対し
    てほぼ平行に対面配置した導電体からなる放射素子と、
    前記放射素子の一端を前記地板と接続する短絡端と、前
    記放射素子に高周波数信号を給電する給電回路とを備え
    る逆F型アンテナにおいて、 前記地板と前記放射素子の対向面との間のほぼ全体に挿
    入した誘電体と、前記地板の方向から前記誘電体を前記
    地板に螺着する第1のビスと、前記放射素子の方向から
    前記放射素子と前記誘電体とを螺着する第2のビスとを
    備えることを特徴とする逆F型アンテナ。
  2. 【請求項2】 前記第1のビス及び第2のビスが、それ
    ぞれ複数個備えられていることを特徴とする請求項1記
    載の逆F型アンテナ。
  3. 【請求項3】 前記第1のビスおよび第2のビスが、そ
    れぞれ1以上の列に配列されていることを特徴とする請
    求項2記載の逆F型アンテナ。
  4. 【請求項4】 前記誘電体には、前記誘電体の厚さより
    も短かい前記複数個の第1のビス及び第2のビスのそれ
    ぞれを螺着させる螺刻穴を備えることを特徴とする請求
    項2記載の逆F型アンテナ。
  5. 【請求項5】 前記誘電体が、前記第1又は第2のビス
    の先端と対面する前記放射素子又は前記地板とが接触し
    ないように螺刻しない部分を残していることを特徴とす
    る請求項2記載の逆F型アンテナ。
  6. 【請求項6】 前記第1のビス及び第2のビスで前記地
    板及び前記放射素子を螺着しない場合において、前記放
    射素子及び前記誘電体が、共振周波数を所定の使用周波
    数より低くする長さに設定されていることを特徴とする
    請求項1記載の逆F型アンテナ。
  7. 【請求項7】 前記第1のビス及び第2のビスを挿入す
    る前記地板及び前記放射素子が、その外面より内側に前
    記ビスの頭を保つビス穴を備えることを特徴とする請求
    項1又は6記載の逆F型アンテナ。
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