JP3180551U - パンツ - Google Patents

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Abstract

【課題】下肢の手術後療養時などに患者自身で着脱出来るパンツを提供する。
【解決手段】1はベルトでゴムが入って伸縮可能になっている。パンツ左端部は開端部になっていて一端にボタン2他端はボタン穴3が設けてある。ベルト1はボタン2をボタン穴3に入れることにより連結する。パンツの左端部は開端部になっていて、両端の端縁に設けたホック4・5で閉じることが出来る。6はパンツの内部に設けたサポーターで、接着布で着脱可能になっている。パンツの生地は綿布である。
【選択図】図1

Description

本考案は下肢の手術後療養時などに患者自身で着脱出来るパンツに関するものである。
従来のパンツは下肢の手術後は手術した脚が動かせない為膝の屈伸等の動作が出来ず下着の脱ぎ着が大変不自由になる、その為手術後は看護師や介護者の手を借りて脱ぎ着をしなければいけない。これは骨折等ギプス使用時にも当てはまる。
手術した脚は浮腫・腫れを伴う為ことに女性は普段着用しているショーツが使えない。ゆえに従来手術後女性は男性用トランクスの使用を余儀なくされている。
女性は男性用下着を着用する事への抵抗感がある。
特に股関節の手術に於いて脇側腰部を切開するために傷口をショーツが圧迫したり擦れたりする為快復に支障をきたす可能性がある。従来のショーツでは療養中の身体を締め付ける欠点がある。
回診時及び抜糸、ガーゼ・絆創膏交換、湿布等治療時には頻繁に脱ぐまたは大きくずらす必要があるが、従来のショーツではうまく着脱出来ない。一般のパンツでは羞恥心が伴うが従来の物は顕著である。
シャワー、入浴等自身で着替える都度、介護者や看護師を呼ばなければならない。
本考案は上記欠点を解決する事が出来るパンツを提供することを課題とする。
本考案に係るパンツは、内部に着脱可能なサポーターを有し、左右側部の少なくとも一方が開閉可能な開端部となっていることを特徴とするものである。
本考案にはつぎの様な効果を得る事が出来る。
(1)自分で開端部を開閉し着脱出来る。手術した脚を動かさなくて済むので着脱に看護師や介護者の手を借りなくてよい。
(2)女性が普段恥ずかしくて人前では着用出来ない男性用パンツを履かなくて済む。
(3)医師、看護師側からの看護も容易である。
(4)ゆったりとしたパンツで締め付けがなく傷口を圧迫しない。浮腫や腫れた脚の付け根(鼠蹊部)を締め付けない。
(5)横になった姿勢でも開閉可能な開端部を開きガーゼ交換・湿布の貼付け・抜糸等容易に傷口が出せる。
(6)開端部をひらいたときにサポーターが陰部を隠すので羞恥心が緩和され安心感が得られる。
(7)サポーターは尿漏れパッドを固定できるので安心して就寝出来る。
(8)サポーターは脱着可能なので汚れた場合、サポーター部だけの交換が可能である。
(9)エコー検査等露出が必要な時にも脱がずに検査出来る。
実施例のパンツの斜視図
以下の実施例を説明する。この実施例は短パン(左側開閉)の例である。
図において1はベルトでゴムが入って伸縮可能になっている。パンツ左端部は開端部になっていて一端にボタン2他端はボタン穴3が設けてある。ベルトはボタン2をボタン穴3に入れることにより連結する。
パンツの左端部は開端部になっていて、両端の端縁に設けたホック4・5で閉じることが出来る。6はパンツの内部に設けたサポーターで、図示しないが、接着布で着脱可能になっている。パンツの生地は綿布である。
上記実施例では左開きの例を示したが、右開き・両開きにしてもよい
長さは実施例では短パンですが長さは任意とし、膝丈・ロング丈などデザイン用途等により変更してもよい。
布地はパンツ、サポーター部とも実施例は布帛綿素材ですがその他布帛全般及びニット・レース・皮革・ストレッチ素材・合成皮革等でもよい。
サポーター部は実施例では布帛綿素材ですが伸縮素材ならゴムはなくてもよい。
サポーターとパンツとの取り付け取り外し部は、実施例では接着布であるが、ボタン・スナップ・ファスナー・紐・リボン等に変更してもよい。
ウエスト部は実施例ではすべてゴム入りであるが、素材・丈等のデザインによりベルト素材はその都度変更してもよい。
留め具全般では金属類はX線撮影に支障が出るのでプラスチック製が好ましいが、デザイン、素材、用途により変更してもよい。ウエスト脇留め具は実施例ではボタン穴とボタンであるがループ・鍵ホック・紐・リボン・バックル・ジョイント金具等に変更してもよい。脇開閉部は実施例ではスナップであるがボタンや紐・リボン・ファスナー等に変更してもよい。
裾部は、実施例では開閉しない方は筒縫いであるがデザイン上筒縫い以外の形状でもよい

Claims (1)

  1. 内部に着脱可能なサポーターを有し、左右側部の少なくとも一方が開閉可能な開端部となっていることを特徴とするパンツ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7496086B2 (ja) 2020-09-30 2024-06-06 倉敷紡績株式会社 下衣

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