JP3180420B2 - 粉体分級機 - Google Patents
粉体分級機Info
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- JP3180420B2 JP3180420B2 JP07415392A JP7415392A JP3180420B2 JP 3180420 B2 JP3180420 B2 JP 3180420B2 JP 07415392 A JP07415392 A JP 07415392A JP 7415392 A JP7415392 A JP 7415392A JP 3180420 B2 JP3180420 B2 JP 3180420B2
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- Japan
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- cylindrical body
- powder
- gas
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- plate
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- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
- Cyclones (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、粉砕した粉体を気流中
で分級し、粗粒粉を分離して取除き、微粉を気流と共に
取り出す粉体分級機に関する。
で分級し、粗粒粉を分離して取除き、微粉を気流と共に
取り出す粉体分級機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来粉体を乾式で気体気流中で分級する
装置としてはスターテバント分級装置等がある。このよ
うな分級装置は回転する選別羽根を用いて分級するもの
であるが、分級粒度を変更するにはこの選別羽根の回転
速度を変更したり複雑な操作を必要とし、容易でない。
装置としてはスターテバント分級装置等がある。このよ
うな分級装置は回転する選別羽根を用いて分級するもの
であるが、分級粒度を変更するにはこの選別羽根の回転
速度を変更したり複雑な操作を必要とし、容易でない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、サイクロン
と類似の形状のケーシングの内部に、内部の流体の流れ
に対して位置や角度を調節可能な誘導板を設け、これを
調整することによって、気流中に含まれる粒子をある粒
度で分離してケーシングの下端から排出し、上方へ排出
する気流中にアンダーサイズをキャリオーバーさせるこ
とができることを見出し開発されたものである。
と類似の形状のケーシングの内部に、内部の流体の流れ
に対して位置や角度を調節可能な誘導板を設け、これを
調整することによって、気流中に含まれる粒子をある粒
度で分離してケーシングの下端から排出し、上方へ排出
する気流中にアンダーサイズをキャリオーバーさせるこ
とができることを見出し開発されたものである。
【０００４】本発明はこのような新規な粉体分級機を提
供することを目的とする。
供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、天板を有する
上部円筒形胴体と上方に向けて拡径する下部円錐形ホッ
パとを連設したケーシングと、前記円筒形胴体の接線方
向に粉体含有気体を円筒形胴体内に導入するように前記
円筒形胴体に設けられた入口開口と、円筒形胴体の外側
に設けられ入口開口に連通する導入管と、円筒形胴体の
天板の中心上端に設けられた出口開口と、円筒形胴体の
外側に設けられ出口開口に連通する微粉含有気体出口管
と、円筒形胴体の内側に設けられ出口開口に連通する半
円筒形の旋回板と、入口開口の開口面積を拡縮する可動
壁体と、天板から前記円筒形胴体内に垂下され鉛直軸回
りに回動自在であって微粉含有気体を分離して旋回板内
に導入する可動誘導板とを備えたことを特徴とする粉体
分級機である。
上部円筒形胴体と上方に向けて拡径する下部円錐形ホッ
パとを連設したケーシングと、前記円筒形胴体の接線方
向に粉体含有気体を円筒形胴体内に導入するように前記
円筒形胴体に設けられた入口開口と、円筒形胴体の外側
に設けられ入口開口に連通する導入管と、円筒形胴体の
天板の中心上端に設けられた出口開口と、円筒形胴体の
外側に設けられ出口開口に連通する微粉含有気体出口管
と、円筒形胴体の内側に設けられ出口開口に連通する半
円筒形の旋回板と、入口開口の開口面積を拡縮する可動
壁体と、天板から前記円筒形胴体内に垂下され鉛直軸回
りに回動自在であって微粉含有気体を分離して旋回板内
に導入する可動誘導板とを備えたことを特徴とする粉体
分級機である。
【０００６】
【作用】サイクロンはよく知られた気固分離装置であ
る。通常、サイクロンは遠心力により粉体と気体とを分
離し、下方に絞った円錐体の下端の排出口から固体を排
出し、上方へガスを排出する。このようなサイクロンは
遠心力を分離原理とするので、粉体分級機として利用す
ることは考えられるが、分離粒度を設定することが困難
であった。本発明は、調節可能な誘導板を円筒形胴体内
に設け、この誘導板を調節することによって、旋回する
粉体粒子を適切な分離粒度で分離することができるよう
にしたものである。
る。通常、サイクロンは遠心力により粉体と気体とを分
離し、下方に絞った円錐体の下端の排出口から固体を排
出し、上方へガスを排出する。このようなサイクロンは
遠心力を分離原理とするので、粉体分級機として利用す
ることは考えられるが、分離粒度を設定することが困難
であった。本発明は、調節可能な誘導板を円筒形胴体内
に設け、この誘導板を調節することによって、旋回する
粉体粒子を適切な分離粒度で分離することができるよう
にしたものである。
【０００７】
【実施例】図１は本発明の実施例の粉体分級機を示す図
である。図１（ａ）は水平断面図、（ｂ）は鉛直断面図
である。図２はその斜視図を示している。この粉体分級
機１は、天板を有する上部円筒形胴体２と上方に向けて
拡径する下部円錐形ホッパ３とを連設したケーシングを
もち、円筒形胴体２の接線方向に粉体含有気体４を導入
するように円筒形胴体に設けられた入口開口があり、導
入管５を接続している。下部円錐形ホッパ３はその下端
に粗粒粉体６を排出する排出口７を備えている。また上
部円筒形胴体２の天板８には円筒形胴体中心に、出口開
口があり、この出口開口に連通し微粉含有気体９を排出
する微粉含有気体出口管１０を備えている。そして、粉
体含有気体導入管５の入口通路断面を拡縮する可動壁体
１１、円筒形胴体２内に天板８から円筒形胴体内に垂下
され鉛直軸回りに回動自在で微粉含有気体を分離して旋
回板内に導入する可動誘導板１２が設けられている。な
お、円筒形胴体内には、導入管５から導入された粉体含
有気体を旋回させるほぼ半円筒形の旋回板１３が円筒形
胴体と同心に出口管１０の周縁から垂下されている。
である。図１（ａ）は水平断面図、（ｂ）は鉛直断面図
である。図２はその斜視図を示している。この粉体分級
機１は、天板を有する上部円筒形胴体２と上方に向けて
拡径する下部円錐形ホッパ３とを連設したケーシングを
もち、円筒形胴体２の接線方向に粉体含有気体４を導入
するように円筒形胴体に設けられた入口開口があり、導
入管５を接続している。下部円錐形ホッパ３はその下端
に粗粒粉体６を排出する排出口７を備えている。また上
部円筒形胴体２の天板８には円筒形胴体中心に、出口開
口があり、この出口開口に連通し微粉含有気体９を排出
する微粉含有気体出口管１０を備えている。そして、粉
体含有気体導入管５の入口通路断面を拡縮する可動壁体
１１、円筒形胴体２内に天板８から円筒形胴体内に垂下
され鉛直軸回りに回動自在で微粉含有気体を分離して旋
回板内に導入する可動誘導板１２が設けられている。な
お、円筒形胴体内には、導入管５から導入された粉体含
有気体を旋回させるほぼ半円筒形の旋回板１３が円筒形
胴体と同心に出口管１０の周縁から垂下されている。
【０００８】粉体含有気体導入管５の入口通路断面を拡
縮する可動壁体１１は導入管５と円筒形胴体との接合部
に回動軸を設け、通路断面を変更するように、すなわち
図１において矢印１４の方向に回動する。この可動壁体
１１は導入気体の入口速度を変更して胴体内における遠
心力を変更する。、円筒形胴体２内に天板８から垂下さ
れ鉛直軸回りに回動自在な可動誘導板１２は、旋回して
いる気流中の分離粒度を定めてカットし、その微粒分を
気体と共に出口管１０に導くものである。この誘導板１
２は円筒形胴体内を１旋回した気体を同心円的に切り取
るように配置されている。その回動軸は、前記旋回板１
３と接しているように配置すると合理的である。
縮する可動壁体１１は導入管５と円筒形胴体との接合部
に回動軸を設け、通路断面を変更するように、すなわち
図１において矢印１４の方向に回動する。この可動壁体
１１は導入気体の入口速度を変更して胴体内における遠
心力を変更する。、円筒形胴体２内に天板８から垂下さ
れ鉛直軸回りに回動自在な可動誘導板１２は、旋回して
いる気流中の分離粒度を定めてカットし、その微粒分を
気体と共に出口管１０に導くものである。この誘導板１
２は円筒形胴体内を１旋回した気体を同心円的に切り取
るように配置されている。その回動軸は、前記旋回板１
３と接しているように配置すると合理的である。
【０００９】図３は可動壁体１１、可動誘導板１２の回
動機構の例を示したものである。可動壁体１１は軸２１
を中心として回動する。可動壁体１１と連結されている
アーム２２は、天板８の上面に位置しており、ハンドル
２５で回転するねじ棒２４に螺合している駆動ブロック
２３の凸ピンに、長孔を介して係合している。このハン
ドル２５を回すことにより、可動壁体１１を任意の位置
１１ａまで回動することができる。
動機構の例を示したものである。可動壁体１１は軸２１
を中心として回動する。可動壁体１１と連結されている
アーム２２は、天板８の上面に位置しており、ハンドル
２５で回転するねじ棒２４に螺合している駆動ブロック
２３の凸ピンに、長孔を介して係合している。このハン
ドル２５を回すことにより、可動壁体１１を任意の位置
１１ａまで回動することができる。
【００１０】可動誘導板１２の回動装置も同様である。
可動誘導板１２と連結されているアーム３２は、ねじ棒
３４に螺合している駆動ブロック３３に係合しており、
ハンドル３５により任意の位置１２ａまで回動すること
ができる。図４は、可動誘導板１２が１２ｂ，１２ｃで
示すように、複数個でもよく、また１２ｄ、１２ｅ、１
２ｆに示すように、回動可能な多数の誘導羽根からなる
ものでも良いことを示している。また回動装置の変形例
を示している。図５は図４（ｂ）の可動誘導羽根の斜視
図を示したものである。
可動誘導板１２と連結されているアーム３２は、ねじ棒
３４に螺合している駆動ブロック３３に係合しており、
ハンドル３５により任意の位置１２ａまで回動すること
ができる。図４は、可動誘導板１２が１２ｂ，１２ｃで
示すように、複数個でもよく、また１２ｄ、１２ｅ、１
２ｆに示すように、回動可能な多数の誘導羽根からなる
ものでも良いことを示している。また回動装置の変形例
を示している。図５は図４（ｂ）の可動誘導羽根の斜視
図を示したものである。
【００１１】図１に示す実施例装置の試験結果について
説明する。 （ｉ）分級機の仕様 円筒形胴体：直径２４５０ｍｍ、高さ２４５０ｍｍ 円錐形ホッパ：頂角７４°、高さ３０００ｍｍ 導入口：縦寸法１１６０ｍｍ、横寸法５８０ｍｍ 出口管：直径１２２５ｍｍ 可動壁体：幅３００ｍｍ×高さ１１６０ｍｍ 可動誘導板：長さ７７０ｍｍ×１１６０ｍｍ （ii）試験条件 導入ガス量：２２０Ｎｍ3 ／ｍｉｎ 粉体含有量：４７３ｇ／Ｎｍ3 ｄｒｙ 粉体の種類：セメント 分離粒度：Ｄ50＝３５μｍ 分離効率：４５μｍ残での微粉回収効率５６．３％ 圧力損失：６０ｍｍＡｑ 可動壁体及び可動誘導板の位置を種々変更した時の成績
を表１に示した。可動壁体及び可動誘導板の開度は、開
口部の断面積が最大のときを０％、最小のときを１００
％とした。また分離効率は、４５μｍ残での微粉回収効
率を示した。
説明する。 （ｉ）分級機の仕様 円筒形胴体：直径２４５０ｍｍ、高さ２４５０ｍｍ 円錐形ホッパ：頂角７４°、高さ３０００ｍｍ 導入口：縦寸法１１６０ｍｍ、横寸法５８０ｍｍ 出口管：直径１２２５ｍｍ 可動壁体：幅３００ｍｍ×高さ１１６０ｍｍ 可動誘導板：長さ７７０ｍｍ×１１６０ｍｍ （ii）試験条件 導入ガス量：２２０Ｎｍ3 ／ｍｉｎ 粉体含有量：４７３ｇ／Ｎｍ3 ｄｒｙ 粉体の種類：セメント 分離粒度：Ｄ50＝３５μｍ 分離効率：４５μｍ残での微粉回収効率５６．３％ 圧力損失：６０ｍｍＡｑ 可動壁体及び可動誘導板の位置を種々変更した時の成績
を表１に示した。可動壁体及び可動誘導板の開度は、開
口部の断面積が最大のときを０％、最小のときを１００
％とした。また分離効率は、４５μｍ残での微粉回収効
率を示した。
【００１２】
【表１】
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、簡易で安価な分級装置
を用いて、粒度範囲が１０〜２００μｍのような粉体を
比較的効率よく分級し粗粒粉を取り除き、微粉を気体と
共に取出すことができる。従って、粉体精製装置の１次
分級機として用いることができ、粉体精製分級プラント
の合理化に寄与するところが大きい。
を用いて、粒度範囲が１０〜２００μｍのような粉体を
比較的効率よく分級し粗粒粉を取り除き、微粉を気体と
共に取出すことができる。従って、粉体精製装置の１次
分級機として用いることができ、粉体精製分級プラント
の合理化に寄与するところが大きい。
【図１】本発明の実施例の粉体分級機を示す図である。
【図２】本発明の実施例の粉体分級機を示す図である。
【図３】実施例の回動装置の機構図である。
【図４】他の実施例の粉体分級機を示す図である。
【図５】可動誘導板の変形例を示す斜視図である。
１ 粉体分級機 ２ 円筒形胴
体 ３ 円錐形ホッパ ４ 粉体含有
気体 ５ 導入口 ６ 排出粗粒
粉 ７ 排出口 ８ 天板 ９ 微粉含有気体 １０ 出口管 １１ 可動壁体 １２ 可動誘導
板 １３ 旋回板 １４ 揺動方向 ２１ 軸 ２２ アーム ２３ 駆動ブロック ２４ ねじ棒 ２５ ハンドル ３１ 軸 ３２ アーム ３３ 駆動ブロック ３４ ねじ棒 ３５ ハンドル
体 ３ 円錐形ホッパ ４ 粉体含有
気体 ５ 導入口 ６ 排出粗粒
粉 ７ 排出口 ８ 天板 ９ 微粉含有気体 １０ 出口管 １１ 可動壁体 １２ 可動誘導
板 １３ 旋回板 １４ 揺動方向 ２１ 軸 ２２ アーム ２３ 駆動ブロック ２４ ねじ棒 ２５ ハンドル ３１ 軸 ３２ アーム ３３ 駆動ブロック ３４ ねじ棒 ３５ ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−183054（ＪＰ，Ａ) 特開 昭51−77968（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B07B 1/00 - 15/00 B04C 1/00 - 11/00
Claims (1)
- 【請求項１】 天板を有する上部円筒形胴体と上方に向
けて拡径する下部円錐形ホッパとを連設したケーシング
と、前記円筒形胴体の接線方向に粉体含有気体を円筒形
胴体内に導入するように前記円筒形胴体に設けられた入
口開口と、円筒形胴体の外側に設けられ入口開口に連通
する導入管と、円筒形胴体の天板の中心上端に設けられ
た出口開口と、円筒形胴体の外側に設けられ出口開口に
連通する微粉含有気体出口管と、円筒形胴体の内側に設
けられ出口開口に連通する半円筒形の旋回板と、入口開
口の開口面積を拡縮する可動壁体と、天板から前記円筒
形胴体内に垂下され鉛直軸回りに回動自在であって微粉
含有気体を分離して旋回板内に導入する可動誘導板とを
備えたことを特徴とする粉体分級機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07415392A JP3180420B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 粉体分級機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07415392A JP3180420B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 粉体分級機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05277444A JPH05277444A (ja) | 1993-10-26 |
| JP3180420B2 true JP3180420B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=13538929
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07415392A Expired - Fee Related JP3180420B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 粉体分級機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3180420B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5260034B2 (ja) | 2007-11-30 | 2013-08-14 | 三菱重工業株式会社 | 粉体分離装置及び固体燃料用バーナ |
| CN112773251B (zh) * | 2019-11-11 | 2022-03-18 | 宁波方太厨具有限公司 | 一种移动式物体表面清洁集成组件及具有该组件的集尘装置 |
| WO2021171369A1 (ja) * | 2020-02-25 | 2021-09-02 | 株式会社前川製作所 | 気液分離器 |
| WO2021171755A1 (ja) * | 2020-02-25 | 2021-09-02 | 株式会社前川製作所 | 気液分離器 |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP07415392A patent/JP3180420B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05277444A (ja) | 1993-10-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010321 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |