JP3180141U - 携帯端末用支持具 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易に使用することができる携帯端末用支持具を提供する。
【解決手段】携帯端末用支持具1Aは、基台上に載置される第1本体を備え、前記第1本体は、前記携帯端末の背面を支持する背面支持部14Aと、前記背面支持部14Aを前記第1本体に係止する第1係止部と、前記携帯端末の載置辺を支持する第2係止部20Aとを有し、1枚の板状部材を組み立てることにより形成されることを特徴とする。
【選択図】図3
【解決手段】携帯端末用支持具1Aは、基台上に載置される第1本体を備え、前記第1本体は、前記携帯端末の背面を支持する背面支持部14Aと、前記背面支持部14Aを前記第1本体に係止する第1係止部と、前記携帯端末の載置辺を支持する第2係止部20Aとを有し、1枚の板状部材を組み立てることにより形成されることを特徴とする。
【選択図】図3
Description
本考案は、携帯端末用支持具に関するものである。
携帯端末としてスマートフォンやタブレット型コンピュータが普及している。これら携帯端末は、電子メールの送受信をはじめとして、インターネットの閲覧、テレビ・ビデオ視聴などを行うことができる。この携帯端末は、それまでの表示画面とキーボードとが分かれて配置されているのではなく、表面のほぼ全域に表示画面が配置されている。当該表示画面はいわゆるタッチパネル式であり、必要に応じ表示画面上にキーボードが表示される。
また、携帯端末は、本体が板状に形成されており、自立する構成とはなっていない。したがって、ユーザは例えば卓上などで携帯端末を使ってテレビなどを視聴する際は、常に携帯端末を手で保持するか、または携帯端末を所望の角度に保持し固定する必要がある。
このような携帯端末を固定できる簡易な支持具が開示されている(例えば特許文献1)。特許文献1に開示されている支持具は、底板、前板、後ろ板と接着板の連結する4枚の板で構成され、前板の表部分に設けられた粘着マットに携帯端末を支持する。
しかしながら上記特許文献1では、接着板と底板前側端とを両面テープで固定しなければならず、組み立て作業が煩雑である。また粘着マットに固定された携帯端末を取り外す作業も煩雑である。
そこで本考案は、容易に使用することができる携帯端末用支持具を提供することを目的とする。
本考案の請求項1に係る携帯端末用支持具は、基台上に載置される第1本体を備え、前記第1本体は、前記携帯端末の背面を支持する背面支持部と、前記背面支持部と一体に形成される基部とを有し、前記基部は、前記背面支持部を前記第1本体に係止する第1係止部と、前記携帯端末の載置辺を支持する第2係止部とが設けられており、1枚の板状部材を組み立てることにより形成されることを特徴とする。
本考案の請求項1によれば、板状部材で形成された第1本体を折り返し、そして切り起こした第1係止部に背面支持部の他端を係合して形成されることにより、接着剤や複雑な係合方法を採用する必要がないため、容易に組み立てることができる。また、支持具は載置辺を第2係止部に係合させ背面支持部との間に挟むようにして携帯端末を傾斜させた状態で支持しているから、単に携帯端末を持ち上げるだけで支持具から取り外すことができる。したがって、支持具は従来に比べ格段と容易に使用することができる。
以下、図面を参照して本考案の実施形態について詳細に説明する。
(1)第1実施形態
(全体構成)
図1は携帯端末用支持具(以下「支持具」)1Aの展開図である。支持具1Aは、板状部材である型紙、厚紙などで構成される。支持具1Aは、略矩形状の第1本体10Aと、当該第1本体10Aの一端に切り取り可能に形成された第2本体12Aとを備える。第1本体10Aと第2本体12Aとの境界には厚さ方向に部分的に切断された切り取り線13Aが形成されている。第2本体12Aは、第1本体10Aと略同じ大きさを有する矩形状の部材で形成されている。
(1)第1実施形態
(全体構成)
図1は携帯端末用支持具(以下「支持具」)1Aの展開図である。支持具1Aは、板状部材である型紙、厚紙などで構成される。支持具1Aは、略矩形状の第1本体10Aと、当該第1本体10Aの一端に切り取り可能に形成された第2本体12Aとを備える。第1本体10Aと第2本体12Aとの境界には厚さ方向に部分的に切断された切り取り線13Aが形成されている。第2本体12Aは、第1本体10Aと略同じ大きさを有する矩形状の部材で形成されている。
第1本体10Aは、背面支持部14Aと基部16Aとを有する。背面支持部14Aは、冂の字形に形成され、一対の脚部15と、当該脚部15の一端同士を接続する接続部17とを有する。脚部15は、他端に第1折返し線L1が設けられ、長さ方向中央に第2折返し線L2が設けられている。
基部16Aは、凸形に形成され、横長矩形状の前方基部19と、当該前方基部19の一方の長辺の略中央に連続して設けられた縦長矩形状の後方基部23とを有する。後方基部23には第1係止部18Aが設けられている。
第1係止部18Aは、縦置き係止部21Aと横置き係止部22Aとを有し、後方基部23の長さ方向に基部16Aに近い方から順に連接されている。縦置き係止部21Aは、略U字型に後方基部23を厚さ方向に切断した第2切断線C2と、当該第2切断線C2の端部同士を結ぶように設けられた第3折返し線L3とを有する。同様に、横置き係止部22Aは、略U字型に後方基部23を厚さ方向に切断した第3切断線C3と、当該第3切断線C3の端部同士を結ぶように設けられた第4折返し線L4とを有する。
前方基部19には、第2係止部20Aが設けられている。第2係止部20Aは、横長冂の字形に前方基部19を厚さ方向に切断した第4切断線C4と、当該第4切断線C4の端部同士を結ぶように設けられた第5折返し線L5とを有する。
背面支持部14Aはその先端である脚部15の他端において第1折返し線L1を境界として基部16Aの肩部分に接続され、基部16Aと一体に形成されている。脚部15及び接続部17の内周と、後方基部23の外周は、第1切断線C1によって第1本体10Aの厚さ方向に切断されている。
(組立て方法)
上記のように構成された支持具1Aの組立方法について図2を参照して説明する。まず切り取り線13Aにおいて第2本体12Aを第1本体10Aから切り離す。次いで、第2切断線C2で囲まれた部分を後方基部23の下側から押し出し、第3折返し線L3において谷折りすることにより、縦置き係止部21Aを切り起こす(図2A)。切り起こされた縦置き係止部21Aは第2係止部20Aに向かって開口している。
上記のように構成された支持具1Aの組立方法について図2を参照して説明する。まず切り取り線13Aにおいて第2本体12Aを第1本体10Aから切り離す。次いで、第2切断線C2で囲まれた部分を後方基部23の下側から押し出し、第3折返し線L3において谷折りすることにより、縦置き係止部21Aを切り起こす(図2A)。切り起こされた縦置き係止部21Aは第2係止部20Aに向かって開口している。
次いで、背面支持部14Aを下側から起こして第1折返し線L1において谷折りすると共に、第2折返し線L2において山折りすることにより、背面支持部14Aを三角形状に折り曲げる。そして切り取り線13Aが形成された背面支持部14Aの一端を先程切り起こした縦置き係止部21Aに係合させ、背面支持部14Aを立ち上げ固定する(図2B)。
最後に、第4切断線C4で囲まれた部分を前方基部19の下側から押し出し、第5折返し線L5において谷折りすることにより、第2係止部20Aを切り起こす(図2C)。切り起こされた第2係止部20Aは、縦置き係止部21Aに向かって開口している。
このように組み立てられた支持具1Aは、図3に示すように、基部16Aが水平に配置されると共に、三角形状に立ち上げ形成され背面支持部14Aが基部16Aと一体となって、その形状が第1係止部18Aによって保持されている。さらに支持具1Aは、背面支持部14Aに対向する位置に第2係止部20Aが設けられている。
(作用及び効果)
支持具1Aの作用及び効果について説明する。図4に示すように、支持具1Aは、携帯端末としてのスマートフォン30の下側の短辺32を第2係止部20Aに係合させると共に、スマートフォン30の背面を背面支持部14A表面に当接させた状態で、スマートフォン30を縦向きに支持する。この場合、短辺32が載置辺となる。これにより支持具1Aはスマートフォン30の表面に設けられた表示画面33をやや斜めに保持した状態で第2係止部20Aと背面支持部14Aの間に挟むようにしてスマートフォン30を支持することができる。
支持具1Aの作用及び効果について説明する。図4に示すように、支持具1Aは、携帯端末としてのスマートフォン30の下側の短辺32を第2係止部20Aに係合させると共に、スマートフォン30の背面を背面支持部14A表面に当接させた状態で、スマートフォン30を縦向きに支持する。この場合、短辺32が載置辺となる。これにより支持具1Aはスマートフォン30の表面に設けられた表示画面33をやや斜めに保持した状態で第2係止部20Aと背面支持部14Aの間に挟むようにしてスマートフォン30を支持することができる。
このように支持具1Aは板状部材で形成された第1本体10Aを折り返し、そして切り起こした第1係止部18Aに背面支持部14Aの他端を係合して形成されることにより、接着剤や複雑な係合方法を採用する必要がないため、容易に組み立てることができる。
しかも、支持具1Aは載置辺である短辺32を第2係止部20Aに係合させ背面支持部14Aとの間に挟むようにしてスマートフォン30を傾斜させた状態で支持しているから、単にスマートフォン30を持ち上げるだけで支持具1Aから取り外すことができる。したがって、支持具1Aは従来に比べ格段と容易に使用することができる。
支持具1Aは、第2本体12Aを切断可能に設けることとしたから、当該第2本体12Aに名刺や広告などを記載することにより、用途を拡張することができる。
支持具1Aは、図5に示すように、背面支持部14Aの一端を横置き係止部22Aに係合させることとしてもよい。この場合、横置き係止部22Aは、第3切断線C3で囲まれた部分を後方基部23の下側から押し出し、第4折返し線L4において谷折りすることにより、切り起こす。スマートフォン30の一方の長辺31を載置辺として第2係止部20Aに係合させると共に、スマートフォン30の背面を背面支持部14A表面に当接させた状態で、スマートフォン30を横向きに支持することができる(図6)。この場合、横置き係止部22Aは縦置き係止部21Aより基部16Aから離れた位置に形成されているため、背面支持部14Aは基部16Aに対する傾斜角度が小さくなる。これにより支持具1Aは、縦置きの場合に比べ表示画面33を寝かせた状態でスマートフォン30を支持することができる。
本実施形態に係る支持具1Aは、第1係止部18Aとして縦置き係止部21Aと横置き係止部22Aとを有するので、表示画面33を所望の向きに保持した状態でスマートフォン30を支持することができる。
支持具1Aは、スマートフォン30を縦置きに支持する場合に比べ横置きに支持する場合において、基部16A表面に対するスマートフォン30の傾斜角度を小さくした。これにより支持具1Aは、スマートフォン30の向きにあった角度で表示画面33を保持することができるので、ユーザの使い勝手をより向上することができる。
別の観点において支持具1Aは、縦置きの場合、スマートフォン30の重心位置が高いので、スマートフォン30を寝かせた状態で支持しようとする場合、背面支持部14Aにかかる荷重が大きくなってしまう。本実施形態では縦置きの場合において、基部16Aに対する傾斜角度を大きくしてスマートフォン30をより垂直に近い角度で保持することで、背面支持部14Aにかかるスマートフォン30の自重を減らすこととした。これにより、支持具1Aは受ける最大荷重を最小化することができるので、全体としてより小型化することができる。
支持具1Aは、第1係止部18Aと第2係止部20Aの開口が互いに対向しており、これによりスマートフォン30から受ける荷重を基部16Aの引張方向の力に変換している。したがって支持具1Aはスマートフォン30の自重を効率よく分散して吸収する構成としているので、より簡素化及び小型化を実現することができる。
(2)変形例
本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨の範囲内で適宜変更することが可能である。
本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨の範囲内で適宜変更することが可能である。
上記実施形態では、第1本体10Aは型紙、厚紙などで構成する場合について説明したが、本考案はこれに限らず、型紙、厚紙などの表面に撥水性のコーティング、例えばポリプロピレン(PP)フィルムを施すこととしてもよい。コーティングを施すことにより、汚れや水に強い支持具1Aを提供することができる。また支持具1Aは紙だけでなく、合成樹脂、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)で構成することとしてもよい。
上記実施形態では、支持具1Aは第1本体10Aが第2本体12Aと切断可能に接続されている場合について説明したが、本考案はこれに限らず、第2本体12Aはなくてもよい。
上記実施形態では、携帯端末としてスマートフォン30を適用した場合について説明したが、本考案はこれに限らず、携帯端末としてタブレット型コンピュータ(図示しない)を適用することとしてもよい。この場合、支持具1Bは図7に示すように、タブレット型コンピュータの大きさに合わせ、各部が図1に比べ大きく形成されている。なお、図7は図1と同様の構成について同様の符号を付している。
上記実施形態では、第2本体12Aは、第1本体10Aと略同じ大きさを有する矩形状の部材で形成されている場合について説明したが、本考案はこれに限らない。例えば、図1と同様の構成について同様の符号を付した図8に示すように、支持具1Cは、円形状の第2本体12Cの略中心位置に、当該第2本体12Cと切断可能に本体10Cを設けることとしてもよい。この場合、第2本体12Cには厚さ方向に貫通する貫通穴38が設けられている。支持具1Cは、本体10Cと第2本体12Cが未だ切断されていない状態において、ユーザが貫通穴38に親指を挿入して保持することにより、全体として団扇として使用することができる。
1A :支持具(携帯端末用支持具)
10A :第1本体
12A :第2本体
14A :背面支持部
16A :基部
18A :第1係止部
20A :第2係止部
21A :縦置き係止部
22A :横置き係止部
30 :スマートフォン(携帯端末)
L1 :第1折返し線
L2 :第2折返し線
10A :第1本体
12A :第2本体
14A :背面支持部
16A :基部
18A :第1係止部
20A :第2係止部
21A :縦置き係止部
22A :横置き係止部
30 :スマートフォン(携帯端末)
L1 :第1折返し線
L2 :第2折返し線
Claims (7)
- 携帯端末を基台上に支持する携帯端末用支持具において、
前記基台上に載置される第1本体を備え、
前記第1本体は、
前記携帯端末の背面を支持する背面支持部と、
前記背面支持部と一体に形成される基部とを有し、
前記基部は、
前記背面支持部を前記第1本体に係止する第1係止部と、
前記携帯端末の載置辺を支持する第2係止部と
が設けられており、
1枚の板状部材を組み立てることにより形成される
ことを特徴とする携帯端末用支持具。 - 前記第1係止部及び前記第2係止部は、前記第1本体を切り起こして形成されていることを特徴とする請求項1記載の携帯端末用支持具。
- 前記第1係止部及び前記第2係止部は、開口が互いに対向して形成されていることを特徴とする請求項2記載の携帯端末用支持具。
- 前記背面支持部は、
一端に形成された前記第1本体に対し谷折りされる第1折返し線と、
中央部に形成された山折りされる第2折返し線と
を有し、
他端において前記第1係止部に係止される
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1記載の携帯端末用支持具。 - 前記第1係止部は
前記携帯端末を縦置きに支持する縦置き係止部と、
前記携帯端末を横置きに支持する横置き係止部と
を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の携帯端末用支持具。 - 前記背面支持部は、一対の脚部と、当該脚部の一端同士を接続する接続部とを有し、
前記脚部は、他端に前記第1折返し線が設けられ、長さ方向中央に前記第2折返し線が設けられており、
前記基部は、横長矩形状の前方基部と、当該前方基部の一方の長辺の略中央に連続して設けられた縦長矩形状の後方基部とを有し、
前記後方基部には前記第1係止部が設けられており、
前記前方基部には前記第2係止部が設けられ、
前記背面支持部は、前記脚部の他端において前記第1折返し線を境界として前記基部の一方の長辺の肩部分に接続され、前記基部と一体に形成されており、
前記脚部及び前記接続部の内周と、前記後方基部の外周は、第1切断線によって前記第1本体の厚さ方向に切断されている
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の携帯端末用支持具。 - 組み立てられる前において、前記第1本体に切断可能に設けられた第2本体を備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の携帯端末用支持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012005779U JP3180141U (ja) | 2012-09-21 | 2012-09-21 | 携帯端末用支持具 |
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JP3180141U true JP3180141U (ja) | 2012-12-06 |
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ID=48006734
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JP (1) | JP3180141U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016221910A (ja) * | 2015-06-02 | 2016-12-28 | ローランドディー.ジー.株式会社 | インクジェットプリンタ |
KR20220001129U (ko) * | 2020-11-12 | 2022-05-19 | 동관 솔루션 33 일렉트로닉 테크놀로지 씨오 엘티디 | 수납식 거치대 판넬 |
-
2012
- 2012-09-21 JP JP2012005779U patent/JP3180141U/ja not_active Expired - Fee Related
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