JP3179795U - ロープやワイヤーの滑り止め構造と外れ止め構造を有する玉掛け天秤装置。 - Google Patents

ロープやワイヤーの滑り止め構造と外れ止め構造を有する玉掛け天秤装置。 Download PDF

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Abstract

【課題】クレーン作業において、吊りロープの吊り環が滑り移動を起こさないために天秤装置に滑り移動防止構造と吊りロープの吊り環脱落防止構造を備えた玉掛け天秤装置を提供する。
【解決手段】クレーンのフック4と天秤装置の両端を連結する2本の吊りロープ5、6の端末に設けた吊り環7、8が、釣り角度により装置の中心部に向かって滑り移動しようとした力がかかった場合に滑り移動防止構造2が効いてロープの吊り環7、8を所定の位置に確保し、同じく天秤装置の両端と揚貨物を連結する2本の吊りロープ9、10も吊り角度によって、装置の中心部に向かって滑り移動しようとした力がかかった場合も滑り移動防止構造2が効いて所定の位置に確保でき、さらに、天秤装置の最先端には吊りロープの吊り環脱落防止構造13を添設し、吊りロープの吊り環7、8部分が容易に外れないような構造とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、クレーン作業に用いる玉掛け天秤装置の構造上、掛けたロープやワイヤーが外れて作業に危険を及ぼし、不便や不確実性を防止するため吊りロープの滑り止めと外れ止めの構造を設けた玉掛け天秤装置に関するものである。
考案が解決しようとする課題
従来、クレーンおよび移動式クレーンによる楊貨装置は重要な機械装置であり、クレーン作業には日本クレーン協会により玉掛け作業従事者に対して一定の技能講習が施され、とくに、玉掛け天秤作業従事者には適切な技能講習が行われるなど、あらゆるクレーンの作業現場における災害防止に役立てる資格制度が確立されている。
しかし、長尺物や巨大な重量物を揚下する際には、端末処理を施したワイヤーロープやチェーン(以下、吊りロープ)などを介して玉掛け天秤装置(以下天秤装置)を用いる場合があるが、クレーンのフックと連結したロープや揚貨物と天秤装置を連結した吊りロープの吊り環が横方向に滑り移動し易く、ときには外れて揚貨物のバランスが崩れるアクシデントや揚貨物落下による重大な災害が起きることが後を絶たない。
通常、クレーンのフックには構造基準によって、自動的に働く吊りロープの外れ止め装置が設けられているが、付随して用いられる天秤装置には吊りロープの吊り環の滑り止めや外れ止めが設けられていないことが通例となっている。
本考案は、これらの問題を解決しようとすることを課題とし、天秤装置の構造上確実性と安全性の高い玉掛け天秤装置を提供する。
課題を解決するための手段
本考案は、天秤装置の両端に吊りロープの吊り環の滑り止めと外れ止めの構造を施し、掛けた吊りロープが簡単に外れないようなシステムを設ける。
すなはち、天秤装置は使用する規模に応じて、様々な大きさと強度や長短があるが、いずれの天秤装置にも両端に滑り止めや外れ止めを目的とした構造を設けることによってクレーン作業の安全性と確実性を確保する。
クレーン作業の際のクレーン装置では、吊りロープを掛けるフックが一基であるため2本の端末処理された吊りロープを股張り状態に天秤装置の両端に連結するので、必然的に吊りロープの吊り環に玉掛け天秤装置の中央に寄ろうとする力が働くため装置の両端に掛けた吊りロープの吊り環が天秤装置の中央に向かって滑り移動し易くなる。
一方、天秤装置の両端にも、天秤装置と揚貨物と連結した2本の吊りロープが並行にならず、角度をもって連結することになるので吊りロープの吊り環が中央または両端に向かって滑ろうとし、外側に滑り移動した場合は天秤装置の両端から外れることになる。
いずれにしても、クレーン作業において、クレーンのフックと天秤装置と揚貨物を結んだ一連の吊りロープの吊り環が外れたり移動するに及んでは、的確な作業の能率と安全に支障が生じ、災害の誘発につながるものである。
本考案は、このような吊りロープの吊り環の滑りと脱落を防止する構造を設け、滑り移動防止構造と外れ止め構造によってクレーンによる揚貨作業の確実性と安全性を確保することとする。
考案の効果
本考案の天秤装置を用いてクレーン作業をする際、従来たびたび発生していた吊りロープの滑り移動や揚貨物の落下による労働災害が防止されて、安全かつ能率的な揚貨作業に役立てることができる。
本考案の天秤装置を用いてクレーン作業をする際、吊りロープの両端における力の釣り合いが良くなり、端末処理された揚貨作業に用いる吊りロープに均等な張力が働くため、吊りロープの破断事故を未然に防ぐことになる。
本考案の天秤装置を用いてクレーン作業をする際、一番重要な左右均等なロープ掛けに利便性が生まれ、揚貨物を左右均衡かつ適切安全に揚げ下げすることができる。
従って、本考案の天秤装置を用いてクレーン作業をする際、天秤作業の不具合の排除と事故防止に顕著な効果を生じることになる。
考案を実施するための最良の状態
玉掛け天秤装置に用いる吊りロープは、端末処理されてアイスプライスやフック、シャックルなどを備えたものでなければならないと定められており、吊りロープの両端はあらかじめ環状に吊り環として端末処理されている。
一般的に玉掛け天秤装置には、2本2点吊り、3本3点吊り、4本4点吊りなどの種類があり、あらかじめ荷重計算した角度で吊り環に連結固定した構造もあるが、本考案は一般的な建築現場などでよく使われる2本2点釣りの例について、掛けた吊りロープの滑り移動防止構造と吊りロープの吊り環脱落防止構造について考慮する。
本考案は、クレーン作業における天秤装置を用いる際の、吊りロープの外れや掛けたロープの端末が滑り移動を生じて揚貨物のバランスを失わないような構造とする。
すなはち、クレーンのフックと天秤装置の両端を連結する2本の吊りロープの端末に設けた吊り環が、釣り角度により装置の中心部に向かって滑り移動しようとした力がかかった場合に滑り移動防止構造が効いてロープの吊り環を所定の位置に確保し、同じく天秤装置の両端と揚貨物を連結する2本の吊りロープも吊り角度によって、装置の中心部に向かって滑り移動しようとした力がかかった場合も滑り移動防止構造が効いて所定の位置に確保できる構造とする。
また、天秤装置の最先端には吊りロープの吊り環脱落防止構造を添設し、天秤装置の所定の位置に掛けた揚貨物と天秤装置を連結する吊りロープの吊り環部分が容易に外れないような構造とする。
以下、本考案による実施例を図面に基づいて説明する。
2本2点釣りに用いる鋼鉄製の天秤装置1の両端には、図1の如く掛けた吊りロープの吊り環5および6が中心部に滑り移動する動きを押える滑り移動防止構造を設ける。
すなはち、滑り移動防止構造2は、図2に示した如き形状の鋼鉄製とし、開口部3にクレーンのフック4に掛けた吊りロープ5と6の吊り環7および8を滑り移動防止構造2の開口部3に貫通させ、さらに貫通させた吊り環7および8には天秤装置1の先端部分にそれぞれ図2と図4の如く貫通させて連結する。
一方、天秤装置1の吊り環脱落防止構造13は、図1に示す如く天秤装置1の最先端部分に熔着し、図2と図3に示す如き形態となる。
図3において、脱落防止構造13の形状は刀の鍔状の鋼鉄製とし、さきの吊りロープ5と6の吊り環7および8に加えて天秤装置1と揚貨物15を連結した吊りロープ9および10の吊り環11および12に天秤装置の最先端を貫通させるが、簡単に吊り環が脱着できない大きさの外形とし、天秤装置1のシャフト14の最先端に熔着する。
あらためて本考案の天秤装置1の構造を説明すると、形状は図4の如く鋼鉄パイプからなるシャフト14の両端に吊りロープ5と6の吊り環7と8および吊りロープ9および10の吊り環の移動を防止するため装置の最先端部分に各構造を熔着する。
図4において、本考案の天秤装置1の滑り移動防止構造2は、クレーンのフック4と天秤装置1を連結する吊りロープ5と6の吊り環7と8が、滑り移動が起きても移動しないために熔着するが、吊り環脱落防止構造13との間隔は複数の吊りロープの吊り環が掛けられる余地を設けて熔着する。
本考案にかかる玉掛け天秤装置は、以上の如き構造を有し、シャフト14に熔着した吊りロープの滑り移動防止構造2と吊り環脱落防止構造によって各ロープの吊り輪が固定されるので天秤装置を用いたクレーン作業の安全が保たれることになる。
本考案の玉掛け天秤装置は、クレーン作業において必要な装置であり、できれば既製の天秤装置まで改良して、ロープの滑り移動防止構造および吊り環脱落防止構造を装着するべきであり、産業上の利用可能性が高いものである。
従って、これから製造する玉掛け天秤装置には、必ず吊りロープ端末の吊り環の滑り移動防止構造と脱落防止構造を装備するべきものである。
図1は、本考案の天秤装置を用いて作業する際の構図を説明する見取り図。
図2は、吊りロープの吊り環と天秤装置の滑り移動防止構造の形状を説明する投影図。
図3は、本考案の天秤装置における脱落防止構造の形状を説明する投影図。
図4は、本考案の玉掛け天秤装置と滑り移動防止構造および脱落防止構造の構造を示し、吊りロープの吊り環の関係を説明する見取り図。
1. 玉掛け天秤装置。
2. 滑り移動防止構造。
3. 滑り移動防止構造の開口部。
4. クレーンのフック。
5.6. クレーンのフックと天秤装置を連結する吊りロープ。
7.8. 吊りロープ5.6.の吊り環。
9.10. 天秤装置と揚貨物を連結する吊りロープ。
11.12. 吊りロープ9.10の吊り環。
13. 吊り環脱落防止構造。
14. 天秤装置のシャフト。
15. 揚貨物。
↑. クレーンのフックの方向。
↓. 揚貨物の方向。

Claims (1)

  1. 吊りロープの滑り移動防止構造と吊り環脱落防止構造を有する玉掛け天秤装置。
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