JP3179469U - 乾燥システム - Google Patents

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Abstract

【課題】省エネ性に優れた乾燥装置を提供する。
【解決手段】乾燥システム10は、対象物XA1に気体を当てて乾燥させるシステムである。この乾燥システム10は、対象物XA1を収容するキルン11と、このキルン11に供給する気体を、太陽熱を利用して加熱する加熱手段16と、を備えている。加熱手段16は、太陽熱を利用して液体を加熱する太陽熱集熱器25と、キルン11に供給する気体の経路となる加熱用送気管30内に、太陽熱集熱器25で加熱された液体の熱を当該気体に移動させる加熱用熱交換器29と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本考案は、木材チップ等の対象物を乾燥させる乾燥システムに関する。
化石燃料の価格高騰やCO削減に対する意識の高まりにより、代替燃料となるバイオマス燃料が脚光を浴びている。バイオマス燃料の一つとして木質ペレットがある。木質ペレットは、木材チップを乾燥させてから団塊状に圧縮成型したものである。木材チップの乾燥は、木材チップを収容したキルン(窯)に乾燥した高温の空気を供給し、当該木材チップを撹拌しながら行われる(非特許文献1参照)。
WELHOUSE、[online]、TOP>取扱い商品>木質バイオマスプラント>チップ乾燥機、[平成24年4月9日検索]、インターネット(URL:http://www.welhouse.jp/web/article/plant/plant.htm)
乾燥した高温の空気は、灯油や重油等の燃料をボイラーで燃焼することで生成される。このように、木質ペレットは、燃料を燃やしたりして作ることになるので、代替燃料としての価値が高いとはいえない。このため、木材チップを乾燥させる乾燥システムについては、省エネ性に優れていることが望まれている。
なお、この点は、木材チップを乾燥させる場合に限らず、生ゴミ、肥料、お茶殻等、その他の各種対象物を乾燥させる場合に共通して望まれている。
本考案は、上記課題を鑑みてなされたものであり、省エネ性に優れた乾燥システムを提供することを目的とする。
(1)本考案は、対象物に気体を当てて乾燥させる乾燥システムであって、前記対象物を収容するキルンと、前記キルンに供給する前記気体を、太陽熱を利用して加熱する加熱手段と、を備えることを特徴とする、乾燥システムである。
本考案によれば、太陽熱を利用することで燃料を燃焼することなく対象物を乾燥させることができるので、省エネ性を高めることができる。
具体的に、本考案に係る乾燥システムで1時間当たり1トンの木材チップを、含水率50%から15%に乾燥させる場合、従来の重油炊きボイラーで乾燥させる場合と比較して、1時間当たりの使用エネルギー量を36.1[kWh]削減することができる。これにより、1時間当たりのコストを344.5[円/h]削減することができると共に、1時間当たりのCO排出量を297[CO−kg]削減することができる。
(2)本考案はまた、前記加熱手段は、太陽熱を利用して液体を加熱する太陽熱集熱器と、前記キルンに供給する前記気体の経路内に、前記太陽熱温水器で加熱された前記液体の経路を形成することで、該液体の熱を該気体に移動させる加熱用熱交換器と、を備えることを特徴とする、上記(1)に記載の乾燥システムである。
上記考案によれば、ポンプを駆動して太陽熱集熱器から液体を送るだけで、キルンに供給する気体を加熱することができる。このため、省エネ性が極めて高い。また、太陽熱集熱器の設置台数を増やすことで、気体の加熱効率を簡単に高めることができる。すなわち、対象物の乾燥効率を簡単に高めることができるので、省エネ性を簡単に高めることができる。
(3)本考案はまた、前記対象物に当てた前記気体を、前記キルンから回収してから再び前記加熱手段で加熱した上で前記キルンに供給するように循環させる循環手段、を備えることを特徴とする、上記(1)又は(2)に記載の乾燥システムである。
上記考案によれば、一旦加熱された気体を再利用するので、少ない熱量で対象物を乾燥させることができる。このため、加熱手段に高い能力が要求されることはない。加熱手段が太陽熱集熱器を備える場合には、太陽熱集熱器の設置台数がむやみに増えることを防止できる。また、循環する気体を利用するので、キルン外部の塵埃が対象物に混入したり付着したりすることを防止できる。
(4)本考案はまた、前記加熱手段で加熱する前記気体を、地中冷熱を利用して除湿する除湿手段、を備えることを特徴とする、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の乾燥システムである。
上記考案によれば、地中冷熱を利用することでヒートポンプ等を用いることなく冷熱源を確保できるので、また、気体を一旦除湿することで対象物の乾燥効率を高めることができるので、省エネ性をさらに高めることができる。
(5)本考案はまた、前記除湿手段は、前記加熱手段で加熱する前記気体の経路内に、該気体に地中冷熱を移動させる除湿用熱交換器を備えることを特徴とする、上記(4)に記載の乾燥システムである。
(6)本考案はまた、前記除湿手段は、地下水をくみ上げる揚水機を備え、前記除湿用熱交換器は、前記加熱手段で加熱する前記気体の経路内に、前記揚水機によってくみ上げられた地下水の経路を形成することで、該地下水の冷熱を該気体に移動させることを特徴とする、上記(5)に記載の乾燥システムである。
上記考案によれば、揚水機を駆動して地下水を送るだけで、加熱手段で加熱する気体を除湿することができる。このため、省エネ性が極めて高い。
(7)本考案はまた、前記キルンは、太陽光が照射されて加熱されることを特徴とする、上記(1)〜(6)のいずれかに記載の乾燥システムである。
上記考案によれば、対象物の乾燥効率を高めることができるので、省エネ性をさらに高めることができる。
(8)本考案はまた、前記キルンは、ビニールハウス内又はガラスハウス内に設置されることを特徴とする、上記(7)に記載の乾燥システムである。
上記考案によれば、キルンの加熱効率を高めることができる。これにより、対象物の乾燥効率を高めることができるので、省エネ性をさらに高めることができる。
本考案の上記(1)〜(8)に記載の乾燥システムによれば、省エネ性を高めることができる。すなわち、当該乾燥システムは、省エネ性に優れている。
本考案の第1実施形態に係る乾燥システムの概略図である。 本考案の第2実施形態に係る乾燥システムの概略図である。
以下、図面を参照して、本考案の第1及び第2実施形態に係る乾燥システムについて詳細に説明する。
[第1実施形態]まず、図1を用いて、第1実施形態に係る乾燥システム10の構成について説明する。図1は、乾燥システム10の概略図である。なお、本図及び以降の図において、一部の構成を適宜省略して、図面を簡略化する。
図1に示す乾燥システム10は、対象物XA1に空気等の気体を当てて乾燥させるシステムであり、熱源として太陽熱を利用すると共に冷熱源として地中冷熱を利用する。この乾燥システム10は、主要な構成がビニールハウスYA1内に設置されており、太陽熱を有効に利用する。
対象物XA1は、木材チップ、生ゴミ、肥料、お茶殻等、あらゆる物品のうちのいずれであってもよい。ビニールハウスYA1は、太陽熱を蓄える機能を有している。なお、ビニールハウスYA1は、これに代えて、ガラスハウスであってもよい。
乾燥システム10は、キルン11と、回収用送風機12と、サイクロン13と、除湿手段14と、供給用送風機15と、加熱手段16と、循環手段17と、制御ユニット(図示省略)と、を備えている。
乾燥システム10は、制御ユニットによって統括的に制御される。すなわち、乾燥システム10の各部は、制御ユニットの制御下において動作して、その動作状況が制御ユニットによって管理される。
キルン11は、対象物XA1を収容する窯である。このキルン11は、水平軸回りに回転可能に設けられ、回転することで対象物XA1を撹拌する。また、キルン11は、対象物XA1に当てる気体の導入口11aと、対象物XA1に当てた気体の導出口11bと、を備えている。以上のキルン11は、対象物XA1を撹拌しながら、当該対象物XA1に気体を当てて乾燥させる。
回収用送風機12は、例えばプレート型のものであり、キルン11内の気体を回収し、サイクロン13内に送り込む。この回収用送風機12は、供給用送風機15と共に、乾燥システム10内の気体を循環させる。
サイクロン13は、回収用送風機12によって送り込まれた気体を旋回させて、当該気体に含まれる蒸気の一部を液化する。液化した水等の液体は、サイクロン13の下方から排出される。サイクロン13で旋回した気体は、除湿手段14を構成する除湿用送気管22内に送り込まれる。
除湿手段14は、加熱手段16で加熱する気体を、地中冷熱を利用して除湿しておく手段である。具体的に、除湿手段14は、揚水機19と、除湿用配管20と、除湿用熱交換器21と、除湿用送気管22と、ドレン液タンク23と、貯水槽24と、を備えている。
揚水機19は、既存の水井戸等から地下水をくみ上げる。具体的に、揚水機19は、動力源となるポンプ19aと、流量を調節する弁(図示省略)と、流量を計測する流量計(図示省略)と、等を備えている。なお、本発明は、揚水機19で地下水をくみ上げる構成に限定されず、Uチューブ等の配管を水井戸等に挿入し、水等の液体を循環して地中冷熱だけを取り出す構成としてもよい。このような構成については、第2実施形態として後述する。
除湿用配管20は、揚水機19によってくみ上げられた地下水の経路を構成する。この除湿用配管20は、銅管、ステンレス管、又は水道用鋼管からなる。
除湿用熱交換器21は、除湿用配管20に連続するラジエータコイルである。この除湿用熱交換器21は、加熱手段16で加熱する気体の経路となる除湿用送気管22内に、揚水機19によってくみ上げられた地下水の経路を形成する。また、除湿用熱交換器21は、地下水の冷熱を、加熱手段16で加熱する気体に移動させ、当該気体に含まれる蒸気を液化する。すなわち、除湿用熱交換器21は、加熱手段16で加熱する気体を除湿する。液化した水等の液体は、除湿用送気管22からドレン液タンク23に排出される。
貯水槽24には、除湿用熱交換器21で冷熱が奪われた地下水が放出される。除湿用熱交換器21で冷熱が奪われた地下水は、貯水槽24に代えて、水路(図示省略)等に放出されるようにしてもよい。
供給用送風機15は、回収用送風機12と同様、例えばプレート型のものであり、除湿用熱交換器21で除湿された気体を、加熱手段16を構成する加熱用送気管30内に送り込む。
加熱手段16は、キルン11に供給する気体を、太陽熱を利用して加熱する手段である。具体的に、加熱手段16は、太陽熱集熱器25と、加熱用配管26と、加熱用熱交換器29と、加熱用送気管30と、ストレージタンク27と、ボイラー28と、を備えている。
太陽熱集熱器25は、太陽熱を利用して水等の液体を加熱することで太陽熱を集熱する装置である。この太陽熱集熱器25は、建築物の屋根や地面等、太陽光が当たる場所に設置される。
具体的に、太陽熱集熱器25は、筏状に並べられた複数のガラス管と、各ガラス管の内部に個別に配設された複数のヒートパイプと、各ガラス管の一端側(図面における下側)を個別に塞ぐ複数のキャップと、各ガラス管の他端側(図面における上側)を束ね、各ガラス管と共に貯水槽を構成する角管と、を備えている。
ガラス管は、二重構造の真空ガラス管であり、内部に蓄えた水が外気温の影響を受けることを防止する。ヒートパイプは、水と比較して伝導率が高い素材でできており、高い集熱性能を有する。角管は、両端に加熱用送気管30が繋がれており、一端から他端に向けて液体が流れる。
以上の太陽熱集熱器25によれば、ガラス管の内部に蓄えられた液体は太陽熱で熱されて水蒸気等の気体となり、角管まで上昇する。気体の熱は、加熱用送気管30から角管の内部に流れ込んだ液体に移動する。気体は液体に戻り、ガラス管を下降する。気体の熱が移動した液体は、加熱用送気管30を循環する。これにより、太陽熱が、加熱用熱交換器29やストレージタンク27に移動する。このような太陽熱集熱器25には、株式会社アグリクラスター(埼玉県さいたま市)が市販するハイブリッドソーラーシステム(商品名)を応用できる。
加熱用配管26は、太陽熱集熱器25によって加熱された液体の経路を構成する。この加熱用配管26は、銅管、ステンレス管、又は水道用鋼管からなる。また、加熱用配管26は、液体を流す動力源となるポンプ26a等を備えている。
ストレージタンク27は、水等の液体を蓄えている。このストレージタンク27には、加熱用配管26が引き込まれてから引き出されている。これにより、ストレージタンク27は、加熱用配管26を流れる液体と、自身が蓄える液体と、の間で熱交換をする。すなわち、ストレージタンク27は、加熱用配管26を流れる液体が、自身が蓄える液体よりも高温の場合、ストレージタンク27内の液体を加熱して温熱を蓄える。一方、加熱用配管26を流れる液体が、自身が蓄える液体よりも低温の場合、ストレージタンク27内に蓄えていた熱を、加熱用配管26を流れる液体に放出する。なお、このストレージタンク27は、オプションとしての構成であり、必要に応じて設置される。すなわち、加熱手段16は、ストレージタンク27を備えていなくてもよい。
ボイラー28は、太陽熱が不足している場合等に、薪やチップ等の燃料を燃焼して、熱を発生させる。このボイラー28には、枝分かれした加熱用配管26が引き込まれてから引き出されている。これにより、ボイラー28は、加熱用配管26を流れる液体を加熱する。なお、このボイラー28は、オプションとしての構成であり、必要に応じて設置される。すなわち、加熱手段16は、ボイラー28を備えていなくてもよい。
加熱用熱交換器29は、加熱用配管26に連続するラジエータコイルである。この加熱用熱交換器29は、キルン11に供給する気体の経路となる加熱用送気管30内に、太陽熱集熱器25で加熱された液体の経路を形成する。また、加熱用熱交換器29は、太陽熱集熱器25で加熱された液体の熱を、キルン11に供給する気体に移動させ、当該気体を高温にする。すなわち、加熱用熱交換器29は、キルン11に供給する気体を加熱する。
循環手段17は、回収用送風機12、サイクロン13、除湿手段14、供給用送風機15、加熱手段16を連続させるダクト管である。この循環手段17は、例えば、ポリプロピレンと合成ゴムを混合した材料からなり、耐熱性を有する。以上の循環手段17は、対象物XA1に当てた気体を、キルン11から回収してから再び加熱手段16で加熱した上でキルン11に供給するように循環させる経路となる。
次に、図1を用いて、乾燥システム10における気体の流れを説明する。
まず、導入口11aからキルン11内に供給された気体は、対象物XA1を加熱して、当該対象物XA1を乾燥させる。対象物XA1に含まれる水分は、水蒸気となり、気体と共に導出口11bからキルン11内から回収される。
そして、キルン11内から回収された気体は、サイクロン13で旋回する。これにより、気体に含まれる蒸気の一部が液化される。すなわち、気体が除湿される。
また、サイクロン13で旋回することで除湿された気体は、除湿手段14に送り込まれる。気体は、除湿手段14を構成する除湿用配管20内において、除湿用熱交換器21を通過する。これにより、気体は、除湿用熱交換器21を流れる地下水によって冷却される。気体に含まれる蒸気は、液化する。すなわち、気体が除湿される。
さらに、除湿用熱交換器21を通過することで除湿された気体は、循環手段17を経由して、加熱手段16に送り込まれる。気体は、加熱手段16を構成する加熱用配管26内において、加熱用熱交換器29を通過する。これにより、気体は、加熱用熱交換器29を流れる高温の液体によって加熱される。
その後、加熱用熱交換器29を通過することで加熱された気体は、導入口11aからキルン11内に供給される。気体は、上記の流れを繰り返し、乾燥システム10内を循環する。
このように、乾燥システム10によれば、太陽熱を利用することで燃料を燃焼することなく対象物XA1を乾燥させることができるので、省エネ性を高めることができる。
具体的に、乾燥システム10で1時間当たり1トンの木材チップを、含水率50%から15%に乾燥させる場合、従来の重油炊きボイラーで乾燥させる場合と比較して、1時間当たりの使用エネルギー量を36.1[kWh]削減することができる。これにより、1時間当たりのコストを344.5[円/h]削減することができると共に、1時間当たりのCO排出量を2.97[CO−kg]削減することができる。
そして、ポンプ26aを駆動して太陽熱集熱器25から液体を送るだけで、キルン11に供給する気体を加熱することができる。このため、省エネ性が極めて高い。また、太陽熱集熱器25の設置台数を増やすことで、気体の加熱効率を簡単に高めることができる。すなわち、対象物XA1の乾燥効率を簡単に高めることができるので、省エネ性を簡単に高めることができる。
また、循環手段17を備え、一旦加熱された気体を再利用するので、少ない熱量で対象物XA1を乾燥させることができる。このため、加熱手段16に高い能力が要求されることはない。結果、太陽熱集熱器25の設置台数がむやみに増えることを防止できる。また、循環する気体を利用するので、キルン11外部の塵埃が対象物XA1に混入したり付着したりすることを防止できる。
さらに、除湿手段14を備え、地中冷熱を利用することでヒートポンプ等を用いることなく冷熱源を確保できるので、また、気体を一旦除湿することで対象物XA1の乾燥効率を高めることができるので、省エネ性をさらに高めることができる。
そして、揚水機19を駆動して地下水を送るだけで、加熱手段16で加熱する気体を除湿することができる。このため、省エネ性が極めて高い。
また、キルン11は、太陽光が照射されて加熱されるので、対象物XA1の乾燥効率を高めることができる。結果、省エネ性をさらに高めることができる。
さらに、キルン11は、ビニールハウスYA1内又はガラスハウス内に設置されるので、キルン11の加熱効率を高めることができる。これにより、対象物XA1の乾燥効率を高めることができるので、省エネ性をさらに高めることができる。
本考案は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
すなわち、上記実施形態において、各構成の位置、大きさ、形状、材質、向き、順序、数量等は適宜変更できる。例えば、太陽熱集熱器25の台数は、2台以上であってもよい。この場合、複数台の太陽熱集熱器25は、加熱用配管26によって直列に繋いでも並列に繋いでもよい。
[第2実施形態]次に、図2を用いて、第2実施形態に係る乾燥システム40の構成について説明する。図2は、乾燥システム40の概略図である。
なお、第2実施形態に係る乾燥システム40の特徴部分のみを説明し、第1実施形態に係る乾燥システム40と同様の構成、作用及び効果についての説明は適宜省略する。
乾燥システム40は、第1実施形態の除湿手段14に代えて、除湿手段41を備えている。除湿手段41は、ヒートポンプ42と、除湿用配管43,44と、除湿用熱交換器45と、除湿用送気管22と、ドレン液タンク23と、貯水槽24と、を備えている。
ヒートポンプ42は、地中から地中冷熱を取得する除湿用配管43内の水等の液体と、除湿用熱交換器21に繋がる除湿用配管44内の水等の液体と、の間で熱を移動させる。すなわち、ヒートポンプ42は、除湿用配管43内の液体の冷熱を、除湿用配管44内の液体に移動させる。これにより、除湿用配管44内の液体が冷却される。除湿用配管43,44は、銅管、ステンレス管、又は水道用鋼管からなる。
除湿用熱交換器45は、加熱手段16で加熱する気体の経路となる除湿用送気管22内に、地中冷熱を導入する。すなわち、除湿用熱交換器45は、地中冷熱を、加熱手段16で加熱する気体に移動させ、当該気体に含まれる蒸気を液化する。さらに言い換えると、除湿用熱交換器45は、加熱手段16で加熱する気体を除湿する。
10 乾燥システム
11 キルン
14 除湿手段
16 加熱手段
17 循環手段
19 揚水機
21 除湿用熱交換器
25 太陽熱集熱器
29 加熱用熱交換器
XA1 対象物
YA1 ビニールハウス

Claims (8)

  1. 対象物に気体を当てて乾燥させる乾燥システムであって、
    前記対象物を収容するキルンと、
    前記キルンに供給する前記気体を、太陽熱を利用して加熱する加熱手段と、を備えることを特徴とする、
    乾燥システム。
  2. 前記加熱手段は、
    太陽熱を利用して液体を加熱する太陽熱集熱器と、
    前記キルンに供給する前記気体の経路内に、前記太陽熱集熱器で加熱された前記液体の経路を形成することで、該液体の熱を該気体に移動させる加熱用熱交換器と、を備えることを特徴とする、
    請求項1に記載の乾燥システム。
  3. 前記対象物に当てた前記気体を、前記キルンから回収してから再び前記加熱手段で加熱した上で前記キルンに供給するように循環させる循環手段、を備えることを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の乾燥システム。
  4. 前記加熱手段で加熱する前記気体を、地中冷熱を利用して除湿する除湿手段、を備えることを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれかに記載の乾燥システム。
  5. 前記除湿手段は、
    前記加熱手段で加熱する前記気体の経路内に、該気体に地中冷熱を移動させる除湿用熱交換器を備えることを特徴とする、
    請求項4に記載の乾燥システム。
  6. 前記除湿手段は、
    地下水をくみ上げる揚水機を備え、
    前記除湿用熱交換器は、前記加熱手段で加熱する前記気体の経路内に、前記揚水機によってくみ上げられた地下水の経路を形成することで、該地下水の冷熱を該気体に移動させることを特徴とする、
    請求項5に記載の乾燥システム。
  7. 前記キルンは、太陽光が照射されて加熱されることを特徴とする、
    請求項1〜6のいずれかに記載の乾燥システム。
  8. 前記キルンは、ビニールハウス内又はガラスハウス内に設置されることを特徴とする、
    請求項7に記載の乾燥システム。
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