JP3179266U - ラジコン車用ダンパーシャフト構造 - Google Patents

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【課題】ラジコン車のダンパーシャフトにボールエンドを取り付ける際にシャフトに傷をつけずにボールエンドを取り付けるダンパーシャフト構造を提供する。
【解決手段】シャフトに取り付けるボールエンドの終端部にシャフト径の1/5〜1/2.5の穴を形成することにより、その穴に針金を通して手で保持することで、シャフトへのボールエンド取付時に、ペンチで挟むことが無くなるため、シャフトへの傷付けが無くなり、ダンパーオイル漏れやオーリングの内側の損傷が回避することが可能となった。
【選択図】図3

Description

本考案はラジコン車用ダンパーシャフト構造に関する。
従来ラジコン車用のダンパー構造を図1に示す。図1の1に示す箇所にダンパーシャフトが使用されており、走行時におけるタイヤの衝撃をダンパーのシリンダーに伝える役割を持っている。ダンパーシャフトにはシャーシ、及びサスペンションの可動部に取り付けるために図1の2に示すボールエンドをとりつける。従来のダンパーシャフトではボールエンドはシャフトに形成されたタップにねじ込んで取り付けるため、取り付ける際にシャフトが回らないようにペンチで挟んでボールエンドを取り付けている。
しかしながら、上記背景技術に記載したシャフトをペンチで挟んでボールエンドを取り付ける方法はペンチの挟み込みによってシャフトに傷をつける可能性が高く、シャフトに傷がつくことによって、シャフトがダンパー内を往復運動する際にシリンダー内部のダンパーオイルが傷に沿って外部に漏れたり、シャフトが通るゴム製オーリング内側を傷つけオーリングの消耗が早まり交換頻度が高くなる、等の課題があった。本考案は上記課題を解決するため、ダンパーシャフトにボールエンドを取り付ける際にシャフトに傷をつけずにボールエンドを取り付けるダンパーシャフト構造を提供することにある。
本考案は図2に示すようにダンパーシャフトのボールエンド取り付け終端部に穴を形成することにより、ボールエンド取付の時に前記穴に針がねを通すことによってボールエンド取付時の回転方向の力を止めることが可能になり、従来方法のようにペンチで傷をつけずにボールエンドの取付が可能になった。ダンパーシャフトに形成する穴の径はダンパーシャフトの直径の1/5から1/2.5程度が最適であり、前記穴径にすることによってタイヤの衝撃を吸収する際のシャフトの損傷を回避することが可能となる。
本考案の適用されたダンパーシャフトによって、従来ペンチでシャフトを挟んでボールエンドを取り付ける必要があったが、ダンパーシャフトの穴に通した針金を手で保持することでダンパーシャフトに傷をつけることなく容易にボールエンドを取り付けることが可能となった。ダンパーシャフトに傷がつかないため、ダンパー内のオイルの漏れが最小限に抑えられると同時にダンパーシャフトが通っているオーリング内側の傷も抑えられ、オイル、及びオーリングの交換頻度の低減等の効果が期待できる。
従来シャフトとこの考案のシャフトの比較図である。 この考案のダンパーシャフトの側面図である。 ダンパー構造の側面図である。 従来技術のダンパーシャフトの側面図である。
本考案の一実施形態を図3に示す。図3は従来のダンパーシャフトと本考案のダンパーシャフトの比較図である。本考案ではダンパーシャフトに穴を開けるため従来のダンパーシャフトより穴径の分長くすることによって、ダンパーシリンダー内での往復運動の長さを従来と同一にすることができる。シャフトに形成する穴径はシャフトの直径の1/5〜1/2.5程度であれば、走行時にタイヤの衝撃をダンパーシャフトが折れたり曲がったりの損傷無に受け止めることが可能となる。
「実施形態の効果」
本実施形態によって、ダンパーシャフトにボールエンドを取り付ける際にダンパーシャフトに傷をつけることなく、容易にボールエンドを取り付けることが可能となり、オイル漏れ、オーリングの傷つけ等の心配が少なくなり、交換頻度が最小限に抑えることが可能となる。
1 ダンパーシャフト
2 ボールエンド
3 ボールエンド取付時の保持穴

Claims (1)

  1. ラジコン車用のダンパーシャフトにボールエンドを取り付ける際に、シャフトに傷を付けずにシャフトに取り付け可能にする構造であり、上記シャフトに取り付けるボールエンドの終端部にシャフトの直径の1/5〜1/2.5の穴を形成することを特長とするダンパーシャフト構造
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