JP3179006U - 通報一斉送信装置及び通報一斉送信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】所定の町内会に所属するユーザや所定の住所に在住のユーザに、お知らせや警報等の通報情報をメールで簡単に知らせることが可能な通報一斉送信装置を提供する。
【解決手段】特定のユーザの送信元通信装置3aから通報情報を受信すると、当該通報情報の内容に対応するメールを作成するメール作成手段202と、前記通報情報又は前記メールの内容から、町内会又は住所を示す地域情報を検索し、当該検索した地域情報に関係するユーザの送信先通信装置3cの識別情報(メールアドレス)を送信先として選択する送信先選択手段203とを設ける。さらに、前記メールを前記送信先に一斉送信する一斉送信手段204とを備える。また、通報一斉送信システム1であっても同様である。
【選択図】図2
【解決手段】特定のユーザの送信元通信装置3aから通報情報を受信すると、当該通報情報の内容に対応するメールを作成するメール作成手段202と、前記通報情報又は前記メールの内容から、町内会又は住所を示す地域情報を検索し、当該検索した地域情報に関係するユーザの送信先通信装置3cの識別情報(メールアドレス)を送信先として選択する送信先選択手段203とを設ける。さらに、前記メールを前記送信先に一斉送信する一斉送信手段204とを備える。また、通報一斉送信システム1であっても同様である。
【選択図】図2
Description
本考案は、通報一斉送信装置及び通報一斉送信システムに関し、詳しくは、所定の町内会に所属するユーザや所定の住所に在住のユーザに、お知らせや警報等の通報情報をメールで簡単に知らせることが可能な通報一斉送信装置及び通報一斉送信システムに関する。
従来より、所定の町内会(自治会、地区会、婦人会等)の会長が、当該町内会に所属する住民や(当該町内会が存在する)地域に在住の住民にお知らせや緊急事態を知らせる場合、当該地域内に予め設けられたスピーカ等を用いて音声で町内放送していた。
近年では、携帯電話、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートパソコン、タブレット等の通信装置の普及に伴い、前記音声に代えて、例えば、電子メールでお知らせや緊急事態を伝達するように変わってきている。
例えば、特開2004−40396号公報(特許文献1)には、自治体が提供する閉域の電話サービス網に接続される電話端末と、サービスセンタ装置と、電話機、パーソナルコンピュータ等の表示装置および鳴動装置を有する受信端末装置とからなる自動通報システムが開示されている。前記サービスセンタ装置は、前記電話端末の1ボタン押下によって予め設定した前記受信端末装置に、音声呼(呼出し信号)、メール通信文および接点情報で一斉に通報する自動通報手段を備える。これにより、通報者が電話端末の1ボタンを押下するだけで、自動的に、通報先に音声呼(呼出し信号)、メール通信文の表示および接点情報の3種類の媒体(メディア)で同時に通報することができ、使い勝手が良く、利便性の向上を図ることが出来るとしている。
又、特開2006−11695号公報(特許文献2)には、被救援者が所持する測位機能及び緊急発報機能を有する携帯機からの発報を受信すると、救援を要請する緊急メールを送信するセンタ装置を備える防犯システムが開示されている。前記センタ装置は、携帯機から発報された位置情報を、住所を示す文字情報に変換するための経緯度住所変換手段と、近隣住民のメールアドレスと前記近隣住民の住所とを対応付けて記憶する住民登録テーブルと、前記携帯機を特定する情報と前記被救援者の個人情報を対応付けて記憶する被救援者登録テーブルと、緊急メールを一斉送信する近隣地区を記憶する近隣設定テーブルとを備える。そして、前記センタ装置は、前記携帯機を特定する情報により特定された被救援者からの緊急発報を受信すると、前記携帯機から発報された位置情報に対応する住所に対応する近隣住民宛てに、前記住所を示す文字情報を含む緊急メールを作成する。これにより、携帯機からの発報で、近隣の救済者が即座に駆けつける仕組みが実現し、路上犯罪が軽減された安全・安心な地域環境作りに貢献することが出来るとしている。
又、特開2008−167140号公報(特許文献3)には、小範囲地区を対象として情報の送信を行う地区防災ステーションと、その地区内に配置又は位置する無線端末とからなる地区防災無線システムが開示されている。前記無線端末には、防災無線システム用の戸別受信端末や拡声通報端末、ページャや受令機等の選択呼出受信端末、ラジオやテレビ等の公共放送用端末、公衆回線網に接続される携帯電話端末、アマチュア無線やパーソナル無線等のレジャー無線端末の少なくとも2以上異なる種類の無線端末が含まれる。又、前記地区防災ステーションは、合法的にこれらの無線端末に対して、夫々の種別の通信方法に適合して情報を伝達する機能を備え、且つ、防災無線システム用の戸別受信端末や拡声通報端末及びページャや受令機等の選択呼出受信端末に対しては、一斉通報、選択通報、緊急通報等の防災無線としての情報伝達機能を有する。そして、前記地区防災ステーションは、公衆回線網に接続される携帯電話端末に対しては、特定の周波数/チャネル又は特別に許可された一般放送周波数/チャネルを介して、又は、地区内在住者として予め登録された夫々の電話番号を介して呼出して、情報を伝達する機能を有する。これにより、町内会等の比較的小規模範囲を対象として地区防災無線ステーションを設け、夫々の地区内の戸別受信端末、拡声通報端末、選択呼出受信端末、携帯電話端末のように種類が異なる複数の通信系統を網羅的に含んで夫々の通信端末との送信/受信が可能なように構成したので、災害時に一部のシステムの機能が失われた場合であっても機能が維持された通信システム系統を使用して情報収集や避難誘導が可能となるとしている。
ところで、従来から存在する町内放送は簡単であるものの、当該町内放送の音声は、通常、風の影響を大きく受けて、風下に良く伝わるものの、風上には伝わり難くなる。又、前記町内放送の音声は、晴天日に良く伝わるものの、雨天日では伝わり難くなる。このように、前記町内放送は、その伝達力が天候に大きく左右されるという問題がある。
又、近年では、窓を閉め切っている家屋、アパート、マンションが殆どであり、前記町内放送の音声が有効に伝達され難い環境になっているという問題がある。
更に、前記町内放送は、通常、お祭りの案内等、殆どの住民に関係のある情報から、役員会の案内等、殆どの住民に関係のない情報まで音声で流される。殆ど住民に関係のない情報が音声で流されると、その住民に対して迷惑が掛かるという問題がある。
一方、上述した特許文献1−3に記載の技術では、前記町内放送を用いずに住民に例えばメールを一斉に送信する技術であるものの、特に、所定のメールの内容に関係する住民にのみ伝えるという送信先選択機能が不十分であるという問題がある。
例えば、上述した町内会等は、原則、所定の地域に住む住民の意思で自由に加入することが可能であるため、所定の町内会に所属する住民を一概に住所だけで区分することが出来ない。そのような現状に対応するためには、特に、前記送信先選択機能が必要と考えられる。
そこで、本考案は、前記問題を解決するためになされたものであり、所定の町内会に所属するユーザや所定の住所に在住のユーザに、お知らせや警報等の通報情報をメールで簡単に知らせることが可能な通報一斉送信装置及び通報一斉送信システムを提供することを目的とする。
本考案者は、鋭意研究を重ねた結果、本考案に係る新規な通報一斉送信装置及び通報一斉送信システムを完成させた。
先ず、本考案に係る通報一斉送信装置は、ネットワークを介して複数の通信装置に通信可能に接続された通報一斉送信装置であって、以下の構成を採用する。
即ち、前記通報一斉送信装置は、特定のユーザの通信装置から通報情報を受信すると、当該通報情報の内容に対応するメールを作成するメール作成手段と、前記通報情報又は前記メールの内容から、町内会又は住所を示す地域情報を検索し、当該検索した地域情報に関係するユーザの通信装置の識別情報を送信先として選択する送信先選択手段と、前記メールを前記送信先に一斉送信する一斉送信手段とを備えることを特徴とする。
更に、前記ユーザの通信装置の識別情報と、当該ユーザが所属する町内会の町内会名とを関連付けて記憶する送信先テーブルを備え、前記送信先選択手段は、前記通報情報又は前記メールの内容に、前記送信先テーブルの町内会名が存在するか否かを検索し、前記町内会名が存在する場合には、当該存在した町内会名に対応する識別情報を送信先として選択するよう構成出来る。
更に、前記ユーザの通信装置の識別情報と、当該ユーザの住所とを関連付けて記憶する送信先テーブルを備え、前記送信先選択手段は、前記通報情報又は前記メールの内容に、前記送信先テーブルの住所のうち、所定の地域に区分する名称が存在するか否かを検索し、前記名称が存在する場合には、当該存在した名称を含む住所に対応する識別情報を送信先として選択するよう構成出来る。
又、前記送信先選択手段は、前記通報情報又は前記メールの内容に含まれる、性別又は年代を含むユーザの属性を検索し、当該検索した属性に関係するユーザの通信装置の識別情報を送信先として選択するよう構成出来る。
又、前記メール作成手段は、前記メールの内容に緊急を示す緊急文字が存在する場合、当該メールを緊急用メールとして作成し、前記メールの内容に緊急を示す緊急文字が存在しない場合、当該メールを通常用メールとして作成し、当該通常用メールには、会社の広告を追加するよう構成出来る。
又、前記メール作成手段は、前記メールに前記広告を追加する場合、当該メールの内容に関連する会社の広告を追加するよう構成出来る。
又、前記一斉送信手段は、前記メールの種類に応じて一斉送信する時点を変更するよう構成出来る。
又、本考案は、ネットワークを介して複数の通信装置が通信可能に接続された通報一斉送信システムとして提供することが出来る。
即ち、前記通報一斉送信システムの特定の通信装置は、特定のユーザの通信装置から通報情報を受信すると、当該通報情報の内容に対応するメールを作成するメール作成手段と、前記通報情報又は前記メールの内容から、町内会又は住所を示す地域情報を検索し、当該検索した地域情報に関係するユーザの通信装置の識別情報を送信先として選択する送信先選択手段と、前記メールを前記送信先に一斉送信する一斉送信手段とを備えることを特徴とする。
本考案に係る通報一斉送信装置及び通報一斉送信システムでは、所定の町内会に所属するユーザや所定の住所に在住のユーザに、お知らせや警報等の通報情報をメールで簡単に知らせることが可能となる。
以下に、添付図面を参照して、本考案に係る通報一斉送信装置及び通報一斉送信システムの実施形態について説明し、本考案の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本考案を具体化した一例であって、本考案の技術的範囲を限定する性格のものではない。
<通報一斉送信装置及び通報一斉送信システム>
本考案に係る通報一斉送信システム1は、図1に示すように、ネットワーク2を介して複数の通信装置3が通信可能に接続されている。
本考案に係る通報一斉送信システム1は、図1に示すように、ネットワーク2を介して複数の通信装置3が通信可能に接続されている。
前記通信装置3は、ネットワーク2を介して所定の情報を送受信可能な装置であれば、どのような装置でも良く、一般的に使用されるコンピュータ、ノート型パソコン、携帯電話、ファクシミリ等の端末装置が挙げられる。
本考案に係る通報一斉送信システム1では、3種類に区分される。所定の通報情報を送信する送信元通信装置3aと、当該送信元通信装置3aの通報情報からメールを作成して当該メールを所定の送信先の通信装置3cに一斉送信する通報一斉送信装置3bと、前記メールを受信する送信先通信装置3cとである。
前記送信元通信装置3aは、例えば、前記通報情報に対応する画像情報を送信するファクシミリや前記通報情報に対応するメールを送信するコンピュータが挙げられる。又、前記通報一斉送信装置3bは、例えば、メールの作成や編集、送信先の選択、メールの送信を可能とするコンピュータが挙げられる。ここで、前記通報一斉送信装置3bは、例えば、図1に示すように、メールの作成や編集、送信先の選択を可能とする第一のコンピュータ3b1と、メールの送信を可能とする第二のコンピュータ3b2との組み合わせでも構わない。更に、前記送信先通信装置3cは、例えば、前記メールを受信可能なコンピュータ、タブレット、携帯電話等が挙げられる。
前記通信装置3は、キーボード、マウス、スピーカ等からの所定の情報を入力する入力部と、所定の情報を記憶する記憶部と、所定の情報を表示する表示部と、ネットワーク3を介して所定の情報を送受信する通信部とを備えている。
又、前記ネットワーク2は、前記通信装置3の通信形態(ファクシミリ送受信、メール送受信等)に応じて電話回線やインターネット等が採用される。更に、前記通信装置3の通信形態は、通信可能であれば、有線通信でも無線通信でも構わない。
尚、前記通信装置3は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等を内蔵しており、前記CPUが、例えば、前記RAMを作業領域として利用し、前記ROM、前記HDD等に記憶されているプログラムを実行する。又、後述する各手段(図2に示す)についても、CPUがプログラムを実行することで当該各手段を実現する。
<本考案の実施形態>
次に、図2、図3を参照しながら、本考案の実施形態に係る構成及び実行手順について説明する。図2は、本考案に係る通報一斉送信システム1及び通報一斉送信装置3bの機能ブロック図である。又、図3は、本考案に係る通報一斉送信システム1及び通報一斉送信装置3bの実行手順を示すためのフローチャートである。
次に、図2、図3を参照しながら、本考案の実施形態に係る構成及び実行手順について説明する。図2は、本考案に係る通報一斉送信システム1及び通報一斉送信装置3bの機能ブロック図である。又、図3は、本考案に係る通報一斉送信システム1及び通報一斉送信装置3bの実行手順を示すためのフローチャートである。
先ず、特定のユーザ(例えば、市町村等における町内会Aの会長、役員、区長等)が、自己の送信元通信装置3aを用いて所定の通報情報(例えば、町内会Aへのお知らせ等)を作成する。
ここで、町内会とは、所定の地域の一部(例えば、町)において、当該地域に在住の住民によって組織される、当該地域の自治のための任意団体又は地縁団体である。又、前記町内会は、地域や規模によって、町会、自治会、区会、地域振興会、常会、部落会、地域会、地区会等と様々に称呼されるが、これらは、町内会と実質的に同等の意味合いである。
又、前記通報情報の内容は、例えば、お祭りの案内、地震等の災害の警報、訃報の案内、草刈等の一斉清掃の案内、防犯の告知、役員会の案内、盆踊りの案内、老人会の案内、婦人会の案内、消防の案内、子供会の案内、PTA(教育関係団体)の案内等が挙げられる。
ここで、前記送信元通信装置3aがファクシミリであれば、前記特定のユーザが、所定の用紙に前記通報情報を手書きで記載して、当該用紙をファクシミリにセットし、前記通報一斉送信装置3bのファクシミリ番号を入力する。又、前記送信元通信装置3aがコンピュータ、タブレット、ノートパソコン、携帯電話であれば、前記特定のユーザが、当該送信元通信装置3aの入力部(キーボード等)を用いて通報情報に対応するメールを作成し、前記通報一斉送信装置3bのメールアドレスを入力することになる。
尚、前記通報情報は、どのようなフォーマットでも良いし、各町内会毎に指定されたフォーマットでも構わない。例えば、各町内会毎に所定のフォーマットを指定すれば、そのフォーマットに入力される通報情報は、予め決定されることになるため、後述するメール作成、送信先選択を円滑に進行させることが可能となる。
さて、前記特定のユーザが、前記通報情報の作成を完了し、通報一斉送信装置3bを送信先として前記送信元通信装置3aに送信を指示(例えば、送信キーの押下)すると、当該送信元通信装置3aの第一の制御手段201は、ネットワーク2を介して前記通報情報を通報一斉送信装置3bに送信する(図3:S101)。
一方、前記通報一斉送信装置3bは、通常、前記送信元通信装置3aからの通報情報を受信可能な状態で待機しており、当該通報一斉送信装置3bのメール作成手段202が、ネットワーク2を介して前記通報情報を受信すると(図3:S102)、当該通信情報の送信元情報と、所定のメモリに予め記憶された送信元通信装置3aの送信元情報(ファクシミリ番号、メールアドレス等)を比較する。そして、両者が不一致の場合に、前記メール作成手段202は、起動せず、両者が一致する場合に、前記メール作成手段202は、前記通報情報の内容に対応するメールを作成する(図3:S103)。
この処理は、前記通報一斉送信装置3bが、前記送信元通信装置3aからの通報情報の受信と、他の通信装置からの情報の受信とで動作を区別するためである。
さて、前記メール作成手段202がメールを作成する方法は、どのような方法でも構わないが、例えば、以下の方法が挙げられる。
即ち、前記メール作成手段202が、例えば、OCR(Optical Character Reader、光学式文字読取装置)等の文字認識技術を用いて、前記通報情報の文字(例えば、手書きの文字等)から所定の文字を読み取る。そして、前記メール作成手段202は、前記読み取った文字をメール用の文字(例えば、予め設定された書体の文字)に変換して、図4、図5に示すように、当該通報情報の内容にそのまま対応する内容のメールを作成する。
ここで、前記メール作成手段202が、前記メールを作成する際に、当該メールの内容(例えば、文字列)に緊急を示す緊急文字(例えば、緊急、至急等)が存在するか否かを判定する。前記判定の結果、図4に示すように、前記緊急文字401が存在する場合、前記メール作成手段202は、前記メールの題名に緊急文字402(例えば、緊急メール)を付与し、当該メールを緊急用メールとして作成する。
一方、前記判定の結果、図5に示すように、前記緊急文字が存在しない場合、前記メール作成手段202は、前記メールの題名に通報文字(例えば、お知らせメール)を付与し、当該メールを通常用メールとして作成する。
又、図4、図5に示すように、前記メールの内容に、例えば、場所を示す場所文字403、502(例えば、特定の施設の名称や詳細な住所、ランドマーク等、ここでは、○○、△△、□□とする)が存在する場合、前記メール作成手段202が、前記場所文字403、502に対応する地図情報(マップを示すURL情報等)をネットワーク2(インターネット)を介して検索して、当該検索した地図情報を前記場所文字403、502にリンク先として追加するよう構成しても良い。これにより、前記メールを受け取ったユーザが、前記場所文字403、502を選択(クリック)するだけで、当該場所文字403、502に対応する地図情報を簡単に閲覧することが可能となり、前記メールの内容で必要となる地図(地域)を容易に取得することが可能となる。
例えば、前記メールの内容が、図4に示す緊急地震警報である場合、当該メールを受け取ったユーザは、発生場所(○○)に対応する地図情報や避難場所(△△)に対応する地図情報を容易に確認することが可能となる。又、前記メールの内容が、図5に示すお祭りである場合、当該メールを受け取ったユーザは、開催場所(□□)に対応する地図情報を容易に確認することが可能となる。
又、前記メール作成手段202は、前記メールに、例えば、会社の広告(コマーシャル)を適宜追加するよう構成しても良い。例えば、前記メールが緊急用メールである場合、前記メール作成手段202が、前記広告を追加せず、前記メールが通常用メールである場合、前記メール作成手段202が、図5に示すように、前記メールの所定の箇所503(例えば、下方の箇所)に広告を追加するよう構成する。これにより、前記メールの種類に応じて広告を追加することが可能となる。特に、前記メールが緊急用メールの場合に、その緊急性を要する内容を広告により阻害することなくユーザに伝達することが可能となる。
又、前記メール作成手段202が、前記メールに広告を追加する場合、当該メールの内容に関連する会社の広告を追加するよう構成しても良い。例えば、図6に示すように、前記メールに広告の掲載を希望する会社名601(例えば、A社等)と、当該会社名の広告602(文言で構成され、例えば、新しいゆかたの紹介・・・等)と、当該広告602に関連するキーワード603(例えば、祭り等)とを関連付けて記憶する広告テーブル600を予め用意する。次に、前記メール作成手段202が、前記メールの内容に、前記広告テーブル600のキーワード603が存在するか否かを検索し、当該メールの内容に前記広告テーブル600のキーワード603が存在する場合には、前記メール作成手段202が、図5に示すように、当該存在したキーワード603(「祭り」)に対応する会社名601の広告602(「新しいゆかたの紹介・・・」)を前記メールに追加する。これにより、前記メールを受け取ったユーザに、当該メールの内容と広告の内容とを関連付けて認識させることが可能となり、当該広告602の宣伝効果を高めることが可能となる。
又、前記メール作成手段202が、前記メールに広告602を複数追加する場合、当該広告602に予め設定された優先度が高い順番に当該広告602を前記メールに追加するよう構成しても良い。例えば、図6に示すように、前記広告テーブル600の広告602に優先度604(例えば、1、2等)を予め関連付けて記憶しておく。そして、前記メールの内容に、前記広告テーブル600の異なるキーワード603が複数存在する場合、前記メール作成手段202が、当該キーワード603に対応する複数の広告602を追加することになるが、前記広告602に対応する優先度604に従って、当該優先度604が高い広告602を上方に、当該優先度604が低い広告602を下方に配置して、複数の広告602を追加する。これにより、前記メールに追加される広告602の順番を前記優先度604で調整することが可能となる。
又、前記メール作成手段202が、前記メールに追加する広告602の数は、特に限定は無いが、例えば、前記メールの内容に応じて適宜変更するよう構成しても構わない。例えば、前記メールの内容がお祭りの場合は、前記広告602の数を1個〜3個の範囲内とし、前記メールの内容が婦人会の場合は、前記広告602の数を3個〜6個の範囲内としても良い。
尚、前記広告テーブル600の広告602は、図6に示すように予め記憶させた文言でも良いし、ネットワーク2を介して会社の通信装置3の通信により新しい広告に適宜更新されるよう構成しても良い。
又、前記メール作成手段202が、前記メールの作成を完了した際に、例えば、当該メールを前記通報一斉送信装置3bの表示部(液晶ディスプレイ等)に表示して、当該通報一斉送信装置3bを管理するユーザに確認させるよう構成しても構わない。更に、当該ユーザの操作により、前記メールを適宜、加筆、修正、編集可能とするよう構成しても構わない。
さて、前記メールの作成が完了すると、前記メール作成手段202は、その旨を送信先選択手段203に通知し、当該通知を受けた送信先選択手段203は、前記通報情報又は前記メールの内容から、町内会又は住所を示す地域情報を検索し、当該検索した地域情報に関係するユーザの送信先通信装置3cの識別情報を送信先として選択する(図3:S104)。
前記識別情報は、送信先通信装置3cをネットワーク3上で識別可能な情報に対応し、例えば、メールアドレス、ID番号、電話番号が該当する。以下では、前記識別情報をメールアドレスとして説明する。
又、前記送信先選択手段203は、前記地域情報を検索する場合、前記通報情報から直接検索しても、当該通報情報が変換されたメールから検索しても構わない。
さて、前記送信先選択手段203が前記メールアドレスを送信先として選択する方法は、どのような方法でも構わないが、例えば、以下の方法が挙げられる。
例えば、前記地域情報が町内会である場合、図7に示すように、通報一斉送信の対象となるユーザ名701(例えば、ユーザA等)と、当該ユーザの送信先通信装置3cのメールアドレス702(例えば、aaa@aaa等)と、当該ユーザが所属する町内会の町内会名703(例えば、町内会A等)とを関連付けて記憶する送信先テーブル700を予め用意する。次に、前記送信先選択手段203が、前記通報情報又は前記メールの内容に、前記送信先テーブル700の町内会名703が存在するか否かを検索し、図4に示すように、当該メールの内容に前記送信先テーブル700の町内会名703(例えば、「町内会A」404)が存在する場合には、前記送信先選択手段203が、当該存在した町内会名703に対応する(送信先テーブル700の)ユーザ名701(例えば、ユーザA、ユーザB)のメールアドレス702を送信先として選択する。これにより、所定の町内会に所属するユーザのメールアドレスを簡単に選択することが可能となる。
又、例えば、前記地域情報が住所である場合、図7に示すように、前記送信先テーブル700のメールアドレス702に、そのユーザ名701のユーザの住所704(例えば、A市B区C町・・・等)を予め関連付けて記憶しておく。そして、前記送信先選択手段203が、前記通報情報又は前記メールの内容に、前記送信先テーブル700の住所704の一部が存在するか否かを検索する。
ここで、前記送信先選択手段203が、前記通報情報又は前記メールの内容から前記住所704の一部を検索する場合、例えば、予め登録したキーワード(例えば、A市のみなさんへ)に含まれる住所の一部(A市)を検索するよう構成すると、通報一斉送信の対象となるユーザに関係する住所を精度高く検索することが出来る。前記町内会名でも同様である。
上述したキーワードは、例えば、前記通報情報に予め指定されたフォーマットに含ませるよう構成し、特定のユーザが、前記通報情報を作成する際に、前記キーワードに含まれる町内会名又は住所を正確に入力するように促す。これにより、送信先選択機能の精度を高めることが可能となる。
そして、図5に示すように、前記通報情報又は前記メールの内容に前記送信先テーブル700の住所703の一部(例えば、「A市」404)が存在する場合には、前記送信先選択手段203が、当該存在した住所703の一部(A市)に対応する(送信先テーブル700の)ユーザ名701(例えば、ユーザA、ユーザB、ユーザC)のメールアドレス702を送信先として選択する。これにより、所定の住所に在住のユーザのメールアドレスを簡単に選択することが可能となる。
ここで、前記送信先選択手段203が、前記通報情報又は前記メールの内容に存在する住所の一部404を用いてユーザのメールアドレスを選択する場合、当該住所の文字数により選択するメールアドレスの数が異なってくる。
例えば、前記メールの内容に存在する住所の一部404が、図4に示すように、市の名称(A市)である場合、前記送信先選択手段203は、図7に示す送信先テーブル700のうち、前記市の名称(A市)と一部一致する住所704のユーザ(ユーザA、ユーザB、ユーザC)のメールアドレス702を選択する。
一方、前記メールの内容に存在する住所の一部が、区の名称(例えば、A市B区、B区等)である場合、前記送信先選択手段203は、図7に示す送信先テーブル700のうち、前記区の名称(A市B区)と一部一致する住所704のユーザ(ユーザA、ユーザC)のメールアドレス702を選択する。
このように、前記送信先選択手段203が、前記通報情報又は前記メールの内容に、住所704(都道府県、市区町村等)を所定の地域に区分する名称(A市、B区等)が存在すれば、当該名称を含む住所704に対応する送信先テーブル700のメールアドレス702を選択するように構成すると、以下のような効果が生じる。
即ち、例えば、特定のユーザ(会長)が、前記通報情報を送信する際に、どのような地域に住んでいるユーザに通報したいか考慮して、その地域の大小を示す住所の一部を前記通報情報に盛り込めば、当該住所の一部に対応するユーザのメールアドレスが自動的に選択される。
例えば、特定のユーザが、広い地域のユーザに通報したい場合には、市の名称を含む通報情報(A市のみなさんへ)を盛り込めば良いし、狭い地域のユーザに通報したい場合には、区の名称を含む通報情報(A市B区のみなさんへ)を盛り込めば良い。更に、複数の地域(川の両端部の地域、例えば、B区、C区等)のユーザに通報したい場合には、複数の地域の住所を含む通報情報(B区、C区のみなさんへ)を盛り込めば良い。このように、上述した構成とすれば、送信元で、通報一斉送信の対象となるユーザを絞り込むことが可能となり、送信元に対する利便性を向上させる。
もちろん、前記送信先選択手段203が、前記町内会名704と前記住所705とを組み合わせて(町内会AとA市のみなさん)、当該町内会名704と前記住所705に属する特定のユーザのメールアドレス702を選択するよう構成しても良い。更に、前記送信先選択手段203が、所定の町内会名704に属するユーザのうち、所定の住所705に属さない特定のユーザのメールアドレス702を選択したり、所定の住所705に属するユーザのうち、所定の町内会名704に属さない特定のユーザのメールアドレス702を選択したりするよう構成しても良い。上述の選択方法は、公知のAND検索、OR検索、NOT検索を用いることで簡単に実現することが出来る。
又、前記メールが緊急用メールである場合、前記送信先選択手段203は、図7に示すように、前記地域情報(町内会A又はA市B区等)に関係する公共機関(例えば、警察、消防、病院)の送信先通信装置3cのメールアドレス702を送信先として選択するよう構成しても構わない。これにより、地震警報、大雨警報、雷警報、大雪警報等の緊急を要する場合、素早く公共機関に通報することが可能となり、被害を最小限に抑えることが可能となる。更に、前記メールが緊急用メールである場合、前記送信先選択手段203は、前記地域情報に関係する全てのメールアドレス702を送信先として選択しても構わない。
又、前記送信先選択手段203は、前記通報情報又は前記メールの内容から、ユーザの属性、例えば、性別又は年代を検索し、性別又は年代に関係するユーザの送信先通信装置3cのメールアドレスを送信先として選択するよう構成しても構わない。例えば、図7に示すように、前記送信先テーブル700のメールアドレス702にユーザの性別705(男、女)を予め関連付けて記憶しておく。そして、前記通報情報又は前記メールの内容に、婦人会等の特定の性別(女)に関係する文字(キーワード)が存在する場合、前記送信先選択手段203が、当該性別705に対応する送信先テーブル700のメールアドレス702を送信先として選択する。
又、例えば、図7に示すように、前記送信先テーブル700のメールアドレス702にユーザの年齢706(例えば、45歳、61歳等)を予め関連付けて記憶しておく。そして、前記通報情報又はメールの内容に、老人会、子供会等の特定の年代(60歳以上の年齢、5歳から15歳までの範囲の年齢等)に関係する文字(キーワード)が存在する場合、前記送信先選択手段203が、当該年代に含まれる年齢706のメールアドレス702を送信先として選択する。このように構成することで、前記メールの内容に合わせて特定の属性のユーザに通報することが可能となる。
又、前記ユーザの属性における他の例として、例えば、役員会の委員情報、老人会の会員情報、婦人会の会員情報、消防の会員情報、子供会の会員情報、PTAの会員情報を採用し、前記通報情報又はメールの内容に応じて、前記地域情報とともに、これらの情報が関連付けられたユーザのメールアドレス702を送信先として選択するよう構成しても良い。
又、前記送信先選択手段203は、特定のユーザの送信元通信装置3a又は特定のユーザ所有の通信装置3cのメールアドレスも無条件で送信先として選択するよう構成しても良い。これにより、特定のユーザは、自己が発信した通報情報に間違いが無いかメールで確認することが可能となる。
もちろん、前記送信先選択手段203は、前記メールの内容に応じて、上述した地域情報、メールの種類、性別、年齢を適宜組み合わせて特定のユーザのメールアドレス702のみを選択するように構成しても良い。
例えば、A市に在住の女性の高齢者が組織する婦人会であれば、特定のユーザ(委員長等)が、前記通報情報の内容に、A市、婦人会、高齢者等のキーワードを盛り込むと、前記送信先選択手段203が、当該キーワードに基づいて、住所704がA市と一部一致し、性別705が女で、年齢706が60歳以上であるメールアドレス702を選択することが可能となる。上述の選択方法は、上述と同様に、公知のAND検索、OR検索、NOT検索を用いることで簡単に実現することが出来る。
尚、前記送信先選択手段203が、前記送信先の選択を完了した際に、例えば、当該送信先を前記通報一斉送信装置3bの表示部に表示して、当該通報一斉送信装置3bを管理するユーザに確認させるよう構成しても構わない。更に、当該ユーザの操作により、前記町内会名704又は前記住所705が入力されると、前記送信先選択手段203は、当該入力された町内会名704又は住所705に関係するユーザの送信先通信装置3cのメールアドレス702を送信先として選択しても良い。又、当該ユーザの操作により、前記送信先を適宜、追加、削除、修正可能とするよう構成しても構わない。
さて、前記送信先の選択が完了すると、前記送信先選択手段203は、その旨を一斉送信手段204に通知し、当該通知を受けた一斉送信手段204は、前記作成されたメールを前記送信先に一斉送信する(図3:S105)。
ここで、前記一斉送信手段204が前記メールを一斉送信する方法は、どのような方法でも構わないが、例えば、以下の方法が挙げられる。
例えば、前記一斉送信手段204は、前記メールの種類に応じて一斉送信する時点を変更する。つまり、前記メールが通常用メールである場合、前記一斉送信手段204が、前記メールの送信先の選択が完了した日(前記通報情報を受信した日に実質的に対応する)における、ユーザに迷惑の掛からない特定の時点に一斉送信する。一方、前記メールが緊急用メールである場合、前記一斉送信手段204は、前記メールの送信先の選択が完了した時点で即時に一斉送信する。
例えば、前記メールが、図4に示す地震警報の緊急用メールである場合、前記一斉送信手段204が、当該メールを即時に一斉送信することで、即時に当該メールをユーザに知らせることが可能となる。
一方、前記メールが、図5に示すお祭りの通常用メールである場合、前記一斉送信手段204が、当該メールを特定の時点(時刻、お昼時の12時、おやつ時の15時、夕方時の17時等)になるまで所定のメモリで保持し、当該特定の時間帯になると当該メールを一斉送信する。これにより、ユーザの仕事等の活動に支障が無い時間帯に一斉送信して、送信先の利便性を向上させる。
尚、前記通常用メールが複数存在する場合、前記一斉送信手段204は、前記特定の時点になるまで全てのメールを所定のメモリで保持し、当該特定の時点になると当該全てのメールを一斉送信するよう構成する。
又、前記特定の時点は、前記通報一斉送信装置3bを管理するユーザの操作により適宜変更出来るよう構成しても良い。又、前記一斉送信手段204が、一斉送信する際に、例えば、一斉送信キーを前記通報一斉送信装置3bの表示部に表示して、当該通報一斉送信装置3bを管理するユーザに確認させるよう構成しても構わない。更に、当該ユーザの操作により、前記一斉送信キーが押下(入力)されると、前記一斉送信手段204は、前記作成されたメールを前記送信先に一斉送信するよう構成しても良い。
ここで、前記通報一斉送信装置3bが、図1に示すように、メールの作成、送信先の選択を可能とする第一のコンピュータ3b1と、メールの一斉送信を可能とする第二のコンピュータ(高速配信エンジン等)3b2とで構成される場合、前記第一のコンピュータ3b1が、前記メール作成手段202、前記送信先選択手段203として機能し、前記第二のコンピュータ3b2が、前記一斉送信手段204として機能する。上述のように、特定の時間帯や前記一斉送信キーの押下によりメールの一斉送信の時期を変更する場合には、前記第一のコンピュータ3b1側又は前記第二のコンピュータ3b2側で、当該一斉送信時期の変更を受け付けるよう構成される。
さて、前記メールが一斉送信されると、送信先として選択された送信先通信装置3cの第二の制御手段205が、ネットワーク2を介して前記通報一斉送信装置3bからのメールを受信する(図3:S106)。
ここで、前記第二の制御手段205は、前記メールを受信した際に、前記送信先通信装置3cの表示部(液晶ディスプレイ等)に、前記通報一斉送信装置3bからのメールを受信した旨のメッセージを表示して、ユーザに当該メールの内容を確認するように促す。これにより、特定のユーザ(会長等)による通報情報がユーザに伝わり易くすることが可能となる。
又、前記送信先通信装置3cを所持するユーザは、前記当該送信先通信装置3cの表示部、入力部を用いて、前記受信したメールの内容を確認すれば、図4、図5に示すようなメールが表示され、特定のユーザ(会長等)からの通報情報をメールとして簡単に確認することが可能となる。
このように、本考案に係る通報一斉送信装置3bは、特定のユーザの送信元通信装置3aから通報情報を受信すると、当該通報情報の内容に対応するメールを作成するメール作成手段202と、前記通報情報又は前記メールの内容から、町内会又は住所を示す地域情報を検索し、当該検索した地域情報に関係するユーザの送信先通信装置3cのメールアドレス702(識別情報)を送信先として選択する送信先選択手段203と、前記メールを前記送信先に一斉送信する一斉送信手段204とを備えることを特徴とする。
これにより、所定の町内会に所属するユーザや所定の住所に在住のユーザに、お知らせや警報等の通報情報をメールで簡単に知らせることが可能となる。
特に、前記地域情報に町内会を含ませることで、町内会の種類によっては自分の住んでいる住所と関係ないユーザが町内会に所属していたとしても、当該ユーザに洩れなく通報情報を知らせることが可能となる。
又、本考案では、従来の町内放送と比較して、メールでの通報となるため、天候による伝わり難さや音声(騒音)による迷惑の懸念が全く無く、更に、密閉率の高い住居の住民(ユーザ)にも確実に通報することが可能となる。
又、本考案に係る通報一斉送信システム1における特定の通信装置は、特定のユーザの送信元通信装置3aから通報情報を受信すると、当該通報情報の内容に対応するメールを作成するメール作成手段202と、前記通報情報又は前記メールの内容から、町内会又は住所を示す地域情報を検索し、当該検索した地域情報に関係するユーザの送信先通信装置3cのメールアドレス702を送信先として選択する送信先選択手段203と、前記メールを前記送信先に一斉送信する一斉送信手段204とを備えることを特徴とする。当該構成としても、上述と同様の作用効果を奏する。
尚、本考案の実施形態では、前記メールを、電子メールとしたが、他の構成でも良く、例えば、携帯電話の特有のCメールとしても構わない。前記Cメールの場合、前記送信先のメールアドレス(識別情報)は電話番号に対応する。
又、本考案では、ネットワークを介して複数の通信装置に通信可能に接続された通報一斉送信装置3b又は通報一斉送信システムの通報一斉送信方法として提供することが出来る。即ち、前記通報一斉送信方法は、特定のユーザの通信装置から通報情報を受信すると、当該通報情報の内容に対応するメールを作成するステップと、前記通報情報又は前記メールの内容から、町内会又は住所を示す地域情報を検索し、当該検索した地域情報に関係するユーザの通信装置のメールアドレスを送信先として選択するステップと、前記メールを前記送信先に一斉送信するステップとを備えることを特徴とする。当該構成としても、上述と同様の作用効果を奏する。
又、本考案は、電気通信回線等を介して個別に流通する、コンピュータに実行させるためのプログラムとして提供することが出来る。この場合、中央演算処理装置(CPU)が、本考案のプログラムに従ってCPU以外の各回路と協働して制御動作を実現する。又、前記プログラム及びCPUを用いて実現される各手段は、専用のハードウェアを用いて構成することも出来る。更に、当該プログラムは、CD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された状態で流通させることも可能である。
以上のように、本考案に係る通報一斉送信装置及び通報一斉送信システムは、緊急通報、災害通報、避難通報、お知らせ通報、お誘い通報、お悔やみ通報、集会通報等のどのような通報であっても有用であり、所定の町内会に所属するユーザや所定の住所に在住のユーザに、お知らせや警報等の通報情報をメールで簡単に知らせることが可能な通報一斉送信装置及び通報一斉送信システムとして有効である。
1 通報一斉送信システム
2 ネットワーク
3 通信装置
3a 送信元通信装置
3b 通報一斉送信装置
3c 送信先通信装置
201 第一の制御手段
202 メール作成手段
203 送信先選択手段
204 一斉送信手段
205 第二の制御手段
2 ネットワーク
3 通信装置
3a 送信元通信装置
3b 通報一斉送信装置
3c 送信先通信装置
201 第一の制御手段
202 メール作成手段
203 送信先選択手段
204 一斉送信手段
205 第二の制御手段
Claims (8)
- ネットワークを介して複数の通信装置に通信可能に接続された通報一斉送信装置であって、
特定のユーザの通信装置から通報情報を受信すると、当該通報情報の内容に対応するメールを作成するメール作成手段と、
前記通報情報又は前記メールの内容から、町内会又は住所を示す地域情報を検索し、当該検索した地域情報に関係するユーザの通信装置の識別情報を送信先として選択する送信先選択手段と、
前記メールを前記送信先に一斉送信する一斉送信手段と
を備えることを特徴とする通報一斉送信装置。 - 更に、前記ユーザの通信装置の識別情報と、当該ユーザが所属する町内会の町内会名とを関連付けて記憶する送信先テーブルを備え、
前記送信先選択手段は、前記通報情報又は前記メールの内容に、前記送信先テーブルの町内会名が存在するか否かを検索し、前記町内会名が存在する場合には、当該存在した町内会名に対応する識別情報を送信先として選択する
請求項1に記載の通報一斉送信装置。 - 更に、前記ユーザの通信装置の識別情報と、当該ユーザの住所とを関連付けて記憶する送信先テーブルを備え、
前記送信先選択手段は、前記通報情報又は前記メールの内容に、前記送信先テーブルの住所のうち、所定の地域に区分する名称が存在するか否かを検索し、前記名称が存在する場合には、当該存在した名称を含む住所に対応する識別情報を送信先として選択する
請求項1に記載の通報一斉送信装置。 - 前記送信先選択手段は、前記通報情報又は前記メールの内容から、性別又は年代を含むユーザの属性を検索し、当該検索した属性に関係するユーザの通信装置の識別情報を送信先として選択する
請求項1〜3のいずれか一項に記載の通報一斉送信装置。 - 前記メール作成手段は、前記メールの内容に緊急を示す緊急文字が存在する場合、当該メールを緊急用メールとして作成し、前記メールの内容に緊急を示す緊急文字が存在しない場合、当該メールを通常用メールとして作成し、当該通常用メールには、会社の広告を追加する
請求項1〜4のいずれか一項に記載の通報一斉送信装置。 - 前記メール作成手段は、前記メールに前記広告を追加する場合、当該メールの内容に関連する会社の広告を追加する
請求項5に記載の通報一斉送信装置。 - 前記一斉送信手段は、前記メールの種類に応じて一斉送信する時点を変更する
請求項5又は6に記載の通報一斉送信装置。 - ネットワークを介して複数の通信装置が通信可能に接続された通報一斉送信システムであって、
特定の通信装置は、特定のユーザの通信装置から通報情報を受信すると、当該通報情報の内容に対応するメールを作成するメール作成手段と、
前記通報情報又は前記メールの内容から、町内会又は住所を示す地域情報を検索し、当該検索した地域情報に関係するユーザの通信装置の識別情報を送信先として選択する送信先選択手段と、
前記メールを前記送信先に一斉送信する一斉送信手段と
を備えることを特徴とする通報一斉送信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012004642U JP3179006U (ja) | 2012-07-30 | 2012-07-30 | 通報一斉送信装置及び通報一斉送信システム |
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JP2012004642U JP3179006U (ja) | 2012-07-30 | 2012-07-30 | 通報一斉送信装置及び通報一斉送信システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7065466B2 (ja) | 2016-04-20 | 2022-05-12 | 株式会社シーピーユー | 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び、プログラム |
JP7066032B1 (ja) | 2021-07-30 | 2022-05-12 | 株式会社Jx通信社 | 情報処理装置、情報処理システムおよびプログラム |
-
2012
- 2012-07-30 JP JP2012004642U patent/JP3179006U/ja not_active Expired - Fee Related
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