JP3178837U - レンズ駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】防塵性が良く、レンズ取り付け位置調整が効率良く行え、オートフォーカス機能を有する撮像装置に使用可能なレンズ駆動装置を提供する事を目的とする。
【解決手段】ベース2に近づく方向のレンズホルダ3の移動を規制する無限遠側規制部2aはベース3の底面部からの高さの異なる2つの移動規制部を有し、撮像時には高さの低い第1移動規制部2bで移動が規制され、レンズユニット91の取り付け時には高さの高い第2移動規制部2cで移動が規制される。これにより、レンズホルダ3が第2移動規制部2cに当接する位置でレンズホルダ3へのレンズユニット91の取り付け位置調整が可能となり、撮像時には第2移動規制部2cより高さの低い第1移動規制部2bで移動が規制されるので、無限遠の合焦時でもオートフォーカス機能が動作可能となる。
【選択図】図11
【解決手段】ベース2に近づく方向のレンズホルダ3の移動を規制する無限遠側規制部2aはベース3の底面部からの高さの異なる2つの移動規制部を有し、撮像時には高さの低い第1移動規制部2bで移動が規制され、レンズユニット91の取り付け時には高さの高い第2移動規制部2cで移動が規制される。これにより、レンズホルダ3が第2移動規制部2cに当接する位置でレンズホルダ3へのレンズユニット91の取り付け位置調整が可能となり、撮像時には第2移動規制部2cより高さの低い第1移動規制部2bで移動が規制されるので、無限遠の合焦時でもオートフォーカス機能が動作可能となる。
【選択図】図11
Description
本考案は、レンズ駆動装置に関し、特に、レンズ取り付け位置調整が容易なレンズ駆動装置に関する。
各種カメラなどの撮像装置に使用されるレンズ駆動装置では、1枚または複数枚のレンズがレンズホルダに保持されている。レンズホルダはレンズの光軸方向に移動可能で、レンズホルダを移動させる事により、近距離から無限遠までの被写体の画像を撮像装置の撮像素子に合焦させる事ができる。
近年、多くの撮像装置はオートフォーカス機能を有しており、これにより多くのユーザーが気軽に写真撮影する事が可能となっている。
この様なオートフォーカス機能の従来例として、特許文献1に記載されているオートフォーカス機能では、図12に示す様に、第1レンズ931,第2レンズ932,第3レンズ933と撮像素子938を有するレンズ本体930において、合焦調整用の第3レンズ933には第1ソレノイド934及び第2ソレノイド935が取り付けられている。
第1レンズ931,第2レンズ932を通過し第3レンズ933で合焦調整された入射光は撮像素子938上に結像し、撮像素子938の出力信号が図示しないカメラ回路に送られる。図示しないカメラ回路では撮像素子938の出力信号から撮像素子938上の結像状態を判定する。
合焦調整時には、第1ソレノイド934及び第2ソレノイド935に通電して合焦調整用の第3レンズ933を光軸方向に移動させ、カメラ回路が撮像素子938の出力信号から撮像素子938上の結像状態を判定し、第3レンズ933がほぼ合焦状態となる位置に来たと判定されると、合焦位置を確定させる為、カメラ回路は第1ソレノイド934及び第2ソレノイド935を駆動して合焦調整用の第3レンズ933を微小振動させる。
合焦位置を確定させるための微小振動により第3レンズ933が振幅範囲を移動する間の出力信号の変化から、カメラ回路は出力信号が最も適切となる第3レンズ933の位置を確定でき、これによりオートフォーカス機能が実現される。
ところで、オートフォーカス機能がない撮像装置の場合、合焦調整用の第3レンズ933の移動範囲は、最短撮影距離で被写体像が撮像素子938上に合焦する撮像素子938から最も遠い位置から、無限遠の被写体像が撮像素子938上に合焦する撮像素子938に最も近い位置まで、である。従って、オートフォーカス機能がない撮像装置では、最短撮影距離で被写体像が合焦する位置から無限遠の被写体像が合焦する位置までレンズが移動できる様な、レンズ移動規制機構が設けられる。
これに対し、オートフォーカス機能を有する撮像装置では、合焦確定時に合焦調整用の第3レンズ933を微小振動させるので、合焦調整用の第3レンズ933の移動範囲は、オートフォーカス機能がない場合の移動範囲より合焦位置確定のための微小振動の振幅分だけ広い範囲が必要となる。すなわち、微小振動の振幅をWとした時、合焦調整用の第3レンズ933の移動範囲は、最短撮影距離で被写体像が撮像素子938上に合焦する位置より更にW/2だけ遠い位置から、無限遠の被写体像が撮像素子938上に合焦する位置より更にW/2だけ近い位置まで、となる。
このため、オートフォーカス機能を有する撮像装置では、最短撮影距離で合焦する位置から無限遠の被写体が合焦する位置までの範囲より、微小振動振幅Wの半分ずつ広い範囲までレンズが移動できる様な、レンズ移動規制機構が設けられる。
近年のデジタルカメラあるいは携帯情報端末に組み込まれている撮像装置は、オートフォーカス機能を有しながら小型化されており、撮像装置の小型化に伴い焦点距離の短いレンズが使用されている。
焦点距離の短いレンズで撮像する場合、広い撮影距離範囲で合焦する事が知られており、レンズが無限遠の被写体像が合焦する位置にあれば、無限遠の被写体から、例えば1メートル程度の、中距離の被写体まで全て合焦する事が多い。この為、オートフォーカス機能を有する小型の撮像装置の場合、例えばソレノイド等のレンズの移動機構に通電していない通常時に、無限遠の被写体像が合焦する様にレンズ位置を調整し、近距離の被写体を撮影する場合や合焦確定時に移動機構に通電しレンズを移動または微小振動させる、という方式が取られる。
従って、上記の様な焦点距離の短いレンズが使用されている小型の撮像装置の製造工程では、レンズホルダにレンズを取り付ける場合、移動機構に通電していない通常の状態で無限遠の被写体像が合焦する様にレンズの取り付け位置を調整する。
上記の様に、移動機構に通電していない通常の状態で無限遠の被写体像が合焦する様にレンズを取り付けるには、移動機構に通電していない通常状態で、レンズホルダが無限遠合焦位置にある状態で、無限遠の被写体像が合焦する位置にレンズを取り付ければ良い。
通常、レンズ移動規制機構はレンズを保持するレンズホルダの移動を規制するので、オートフォーカス機能がない撮像装置の場合であれば、レンズ移動規制機構の無限遠合焦側の規制位置にレンズホルダを押しつけながらレンズ取り付け位置を調整すれば、前記の、通常時に無限遠の被写体が合焦する様に、レンズ位置を調整する事ができる。
しかしながら、オートフォーカス機能を有する撮像装置の場合、レンズ移動規制機構の無限遠合焦側の規制位置は、無限遠の被写体が合焦する位置より、合焦位置を確定させるための微小振動の幅Wの半分だけ撮像装置取り付け側に近い位置に移動規制位置がある。この為、オートフォーカス機能を有する撮像装置の場合には、レンズ移動規制機構の無限遠合焦側の規制位置にレンズホルダを押しつけながらレンズ取り付け位置を調整しても、通常時に無限遠の被写体が合焦する様に、レンズ位置を調整する事ができない。
レンズ移動規制機構の規制位置を利用しないでレンズホルダを無限遠合焦位置に保持する方向として、治具等により外部からレンズホルダを固定する事が考えられる。しかし、この方法では、外部からレンズホルダまで繋がる、レンズホルダを保持する治具の腕等が通過する孔が必要となり、この孔を通してゴミが侵入する虞があり、撮像装置の防塵性が低下するという問題があった。
本考案は、上述した課題を解決するもので、防塵性が良く、レンズ取り付け位置調整が効率良く行え、オートフォーカス機能を有する撮像装置に使用可能なレンズ駆動装置を提供する事を目的とする。
この課題を解決するために、請求項1に記載のレンズ駆動装置は、オートフォーカス機能を有する撮像装置に使用され、レンズユニットが取り付けられ得るレンズホルダと、磁石及びコイルを備え、前記コイルに通電する事により前記レンズホルダを光軸方向に沿って移動させる移動機構と、前記レンズホルダの移動範囲を規制する移動規制部が設けられ、底面部側に前記撮像装置が取り付けられるベースと、を有するレンズ駆動装置であって、
前記移動規制部においては、前記レンズホルダが前記ベースに近づく方向の移動を規制する無限遠側規制部は前記ベースの前記底面部からの高さの異なる2つの移動規制部を有し、撮像時には高さの低い第1移動規制部で移動が規制され、レンズユニットの取り付け時には高さの高い第2移動規制部で移動が規制される、という特徴を有する。
前記移動規制部においては、前記レンズホルダが前記ベースに近づく方向の移動を規制する無限遠側規制部は前記ベースの前記底面部からの高さの異なる2つの移動規制部を有し、撮像時には高さの低い第1移動規制部で移動が規制され、レンズユニットの取り付け時には高さの高い第2移動規制部で移動が規制される、という特徴を有する。
この課題を解決するために、請求項2に記載のレンズ駆動装置では、前記第2移動規制部は、取り付けられたレンズユニットが無限遠に合焦する時の位置に前記レンズホルダを規制する高さに設けられ、前記第1移動規制部の高さは、前記第2移動規制部より、少なくとも、使用される前記撮像装置の前記オートフォーカス機能作動時における微小振動振幅の半分の距離だけ低い、という特徴を有する。
この課題を解決するために、請求項3に記載のレンズ駆動装置は、前記第1移動規制部と前記第2移動規制部とは前記レンズホルダの中心軸を中心とする同一円周上にある、という特徴を有する。
この課題を解決するために、請求項4に記載のレンズ駆動装置は、前記第2移動規制部は前記第1移動規制部に対して、前記レンズユニットを前記レンズホルダにねじ込む際の回転方向と同一方向の前記同一円周上にある、という特徴を有する。
この課題を解決するために、請求項5に記載のレンズ駆動装置では、前記レンズホルダは突設部を有し、該突設部が前記第1移動規制部または前記第2移動規制部に当接する事により前記レンズホルダの移動が規制される、という特徴を有する。
オートフォーカス機能を有する撮像装置に使用される場合、オートフォーカス機能はレンズユニットを合焦位置の前後に移動させて合焦位置を検出するので、レンズユニットが取り付けられるレンズホルダは合焦位置よりも広い範囲まで移動可能でなければならない。
請求項1の考案によれば、レンズホルダが第2移動規制部に当接する位置でレンズホルダへのレンズユニットの取り付け位置調整が可能となり、撮像時には第2移動規制部より高さの低い第1移動規制部で移動が規制されるので、オートフォーカス機能を動作させても、撮像時にレンズホルダが第1移動規制部に衝突する事がなく、レンズユニットが使用先の撮像装置に最も近づく無限遠の合焦時でもオートフォーカス機能が動作可能となる。
また、レンズユニットの取り付け位置調整時には、レンズホルダを第2移動規制部に当接させるのみで、レンズホルダを治具等で保持しないので、治具の腕等の通過孔を設ける必要がなく、ゴミの侵入が回避でき、防塵性が良好となる。
これらにより、防塵性が良く、レンズ取り付け位置調整が効率良く行え、オートフォーカス機能を有する撮像装置に使用可能なレンズ駆動装置が提供できる。
請求項2の考案によれば、第2移動規制部を無限遠合焦位置としたので、レンズユニット取り付け時にレンズホルダを第2移動規制部を当設させ、レンズホルダへレンズユニットを取り付け、無限遠の被写体が合焦する様に取り付け位置を調整すると、無限遠の撮像時に、レンズユニットが取り付けられたレンズホルダは無限遠合焦位にある第2移動規制部よりオートフォーカス機能作動時における微小振動振幅の半分の距離だけ低い第1移動規制部で移動を規制されるので、無限遠の撮像時にもオートフォーカス機能によりレンズユニットを合焦位置より撮像装置に近い側に移動させる事が可能となる。これにより効率の良いレンズユニット取り付け位置調整が可能な、レンズ駆動装置を提供する事ができる。
請求項3の考案によれば、第1移動規制部と第2移動規制部とはレンズホルダの中心軸を中心とする同一円周上に配置されているので、撮像時にはレンズホルダは第1移動規制部で移動が規制されるが、レンズユニットを取り付ける時にはレンズホルダを回転させるだけで、レンズホルダの移動を第2移動規制部で規制する事ができる。これにより、レンズユニットの取り付けが容易なレンズ駆動装置を提供する事ができる。
請求項4の考案によれば、第2移動規制部は第1移動規制部に対して、レンズユニットをレンズホルダにねじ込む際の回転方向と同一方向の前記同一円周上にあるので、レンズユニットをレンズホルダに取り付ける時に、レンズホルダが第2移動規制部に移動が規制される位置にレンズホルダを回転させる事が容易となり、組み立て性の良いレンズ駆動装置を提供する事ができる。
請求項5の考案によれば、レンズホルダに突設部を設けたので、無限遠側規制部には突設部のみが当接すればよいので第1移動規制部および第2移動規制部の当接面積を小さくする事ができる。従って第1移動規制部および第2移動規制部を小さくする事ができ、レンズ駆動装置の小型化が可能となる。
以上により、本考案によれば、防塵性が良く、レンズ取り付け位置調整が効率良く行え、オートフォーカス機能を有する撮像装置に使用可能なレンズ駆動装置を提供する事ができる。
以下、本考案の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、添付図面ではレンズ駆動装置にレンズユニットが装着された時の状態を記載している。また、以下のレンズ駆動装置は実施形態の一例であり、これに限定されるものではない。
図1は、本考案に係るレンズ駆動装置100の実施形態の外観を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図である。図2は、本実施形態に係るレンズ駆動装置100の斜視図で、(a)はレンズ駆動装置100の外観斜視図、(b)はヨーク1の記載を省略したレンズ駆動装置100の内部構成を示す斜視図である。
レンズ駆動装置100は、図1及び図2に示す様に、ベース2の上方にヨーク1が置載された、略直方の外形の装置である。
レンズ駆動装置100には、レンズユニット91がレンズホルダ3に装着され、ベース2の底面側が図示しない撮像装置に取り付けられる。レンズ駆動装置100は、レンズホルダ3に装着されたレンズユニット91とベース2の底面との距離を変化させ、撮像装置に実装された撮像素子への合焦を調整するものである。また、レンズホルダ3の底面はベース2の上面と対向している。
次に、図3及び図4を参照して、本実施形態に係るレンズ駆動装置100の構成を説明する。図3は本実施形態に係るレンズ駆動装置100の構成を示す分解斜視図である。図4はベース2を説明するベース2の外観図で、(a)は平面図、(b)は正面図である。
本実施形態に係るレンズ駆動装置100は、最下部にベース2が配され、ベース2の上面には下板バネ5が保持され、下板バネ5の上面にはレンズホルダ3が取り付けられ、レンズホルダ3の周囲には、コイル4が巻回される。
外形を構成するヨーク1はベース2の上面側に配され、ヨーク1の内天面にはスペーサ8が置設され、スペーサ8の底面側には上板バネ6が置設される。また、上板バネ6の底面側は、ヨーク1の内側の四隅に配された磁石7により保持される。
ベース2は、合成樹脂等によって略板状に形成され、中央には略円状のセンサ開口部2dが形成されており、このセンサ開口部2dを介して、レンズホルダ3に取り付けられたレンズユニット91による画像が、ベース2の底面部側に取り付けられる図示しない撮像装置上の撮像素子に結像する。
ベース2の上面の四隅には、下板バネ5を固定する固定用突起部が形成されており、固定用突起部により、下板バネ5がベース2に位置決めされた状態で取り付けられる。また、ベース2の上面の2辺には上方に突出する無限遠側規制部2aがそれぞれ設けられ、無限遠側規制部2aは、図4に示す様に、突出する高さの低い第1移動規制部2bと、第1移動規制部2bより高く突出する第2移動規制部2cを有し、第1移動規制部2bと第2移動規制部2cは、センサ開口部2dの円弧形状部分の中心を中心とする部分円弧上に並ぶ様に配置されている。センサ開口部2dの円弧形状部分の中心は、レンズ駆動装置100の光軸方向と一致する。また、レンズホルダ3はベース2の四隅に設けられた固定用突起部に固定された下板バネ5に保持されているので、センサ開口部2dの円弧形状部分の中心は、レンズユニット91の取り付け高さ調整時にレンズホルダ3が光軸回りに回転されられる時の回転中心となるレンズホルダ3の中心軸と、ほぼ一致する。
第2移動規制部2cは、レンズ駆動装置100がオートフォーカス機能を有する撮像装置に組み込まれた際に、無限遠の被写体が合焦する位置にレンズホルダ3の位置を規制する高さとなっている。また、第1移動規制部2bは第2移動規制部2cよりオートフォーカス機能における微小振動振幅の半分の距離だけ低い高さとなっており、オートフォーカス機能による無限遠の被写体の合焦確定動作ができる範囲にレンズホルダ3の位置を規制する高さとなっている。
レンズホルダ3は、図3に示す様に、合成樹脂等により形成され、内周面に雄ネジ部3dが形成された筒状部3aと、筒状部3aの下端側から径方向外側に突出したフランジ部3bとを有し、フランジ部3bの下面には下方に突出する略円柱状の突設部3eが設けられている。筒状部3aの内側の雄ネジ部3dには、レンズユニット91が装着される。筒状部3aの外周面には、コイル4を内側から保持する4つのコイル保持部3cが突出して形成されている。筒状部3aに設けたコイル保持部3cに、導線が巻回される事で八角形の筒状のコイル4が形成される。
下板バネ5はリン青銅等によって形成された板バネである。
ヨーク1は、軟磁性体により下面が開口した略箱形に形成され、上面部の略中央には中央孔部1aが設けられ、中央孔部1aには下側に突出する様に、ヨーク1の外壁部の四隅に対して間隔を空けて対向する4つのポール部1bが形成されている。
スペーサ8は、合成樹脂等により略矩形状に形成され、略中央にヨーク1のポール部1bおよびレンズホルダ3を挿通可能な開口を有する。スペーサ8の上面側はヨーク1の内天面と当接し、下面側には上板バネ6が当接する
上板バネ6はリン青銅等によって形成された板バネで、レンズホルダ3の筒状部3aが挿通される中央開口部を有している。
上板バネ6はリン青銅等によって形成された板バネで、レンズホルダ3の筒状部3aが挿通される中央開口部を有している。
磁石7は、ネオジム磁石等の磁気材料で、ヨーク1の角部の形状に合わせて上面視で台形状に形成され、台形形状の上面部7aと底面部7bを結ぶ方向に着磁されている。
本実施形態に係るレンズ駆動装置100の移動機構20は、レンズホルダ3を光軸方向に移動可能に保持する上板バネ6,下板バネ5、及びレンズホルダ3を光軸方向に移動させるコイル4,磁石7,ヨーク1により構成される。
次に、図5を参照して、レンズユニット91が装着された時のレンズ駆動装置100の合焦動作を説明する。図5はレンズユニット91を装着した時の本実施形態に係るレンズ駆動装置100の構造を示す、図1(a)のA−A断面図である。
ベース2の上面には、レンズユニット91の光軸AX方向にレンズホルダ3を移動可能に支持する下板バネ5が取り付けられ、下板バネ5の上面にはレンズホルダ3が取り付けられる。また、ヨーク1の内天面に配されたスペーサ8の下面には上板バネ6の上面が当接し、上板バネ6の下面はヨーク1に取り付けられた磁石7の上面で保持され、上板バネ6の下面側はレンズホルダ3と当接している。
上板バネ6はレンズホルダ3をベース2に向かう方向に付勢し、下板バネ5は、上板バネ6の付勢力に抗して、レンズホルダ3をヨーク1の中央孔部1aに向かう方向に付勢する。これにより、レンズホルダ3は、上板バネ6と下板バネ5により付勢されながら、レンズユニット91の光軸AX方向に移動可能に支持される。
ヨーク1の四隅には磁石7がそれぞれ取り付けられ、4つの磁石7の底面部7bがヨーク1の4つのポール部1bとそれぞれ対向する。これにより磁石7の底面部7bとヨーク1のポール部1bの間に磁束Dfが流れる。なお、図5に矢印で記載した磁束Dfは、磁束流を概念的に記述したもので、実際の磁束流の形状を示すものではない。
レンズホルダ3に巻回されたコイル4は、ポール部1bと磁石7の底面部7bとの間に保持される。
磁石7による磁束Dfは、例えば図5に示す様に、磁石7の底面部7bとポール部1bを結ぶ方向に流れ、レンズホルダ3に巻回されたコイル4には、磁束Dfと直交しレンズホルダ3の筒状部3aを周回する方向(図5では紙面の裏表方向)に電流が流れる。この為、コイル4に通電すると、フレミングの左手の法則により、磁束Dfの方向とコイル4を流れる電流の方向の2方向に垂直な方向、すなわち、レンズユニット91の光軸AX方向の力がコイル4に発生する。
レンズホルダ3は、上板バネ6と下板バネ5により付勢されながら、光軸AX方向に移動可能に支持されているので、コイル4を流れる電流の向きと大きさを変える事によりコイル4が受ける力の向きと大きさを変える事ができ、これにより、コイル4を保持しているレンズホルダ3を移動させる事ができる。
以上の様に、上板バネ6,下板バネ5,コイル4,磁石7などよりなる移動機構20(図3参照)によりレンズホルダ3が光軸AX方向に移動させられる。従って、図示しない撮像装置がベース2の底面に取り付けられると、移動機構20により、レンズユニット91から撮像装置の撮像面までの距離を調整する事ができ、撮像面への合焦調整が可能となる。
次に、図6から図8を参照して、オートフォーカス機能を有する撮像装置の合焦動作を説明する。図6は被写体が撮像面93に合焦している状態を示す模式図で、(a)は無限遠の被写体に合焦している場合で、(b)は最短撮影距離の被写体に合焦している場合である。図7は中間距離の被写体を撮影する場合の、オートフォーカス機能によるレンズ92の移動を説明する模式図で、(a)はオートフォーカス機能によりレンズ92が合焦位置から、撮像面93より遠い側に移動した場合、(b)はレンズ92が合焦位置にある場合、(c)はオートフォーカス機能によりレンズ92が合焦位置から、撮像面93に近い側に移動した場合である。図8はオートフォーカス機能を有する撮像装置のレンズ移動範囲を説明する模式図で、(a)は無限遠の被写体に合焦している場合で、(b)は無限遠の被写体の場合の、オートフォーカス機能によるレンズ振動範囲、(c)は最短撮影距離の被写体の場合の、オートフォーカス機能によるレンズ振動範囲である。
なお、図6,図7,図8では、簡略化の為、レンズは1枚のみの構成としている
例えば遠くの山の風景を撮影する様な、無限遠の被写体を撮影する場合のレンズ92の合焦位置は、図6(a)に示す様に、撮像面93から無限遠合焦位置F1だけ離れた位置となる。これに対し、例えば1本の花を撮影する様な、最短撮影距離の被写体を撮影する場合のレンズ92の合焦位置は、図6(b)に示す様に、レンズ92が撮像面93から最短撮影距離合焦位置F2だけ離れた位置となる。
例えば遠くの山の風景を撮影する様な、無限遠の被写体を撮影する場合のレンズ92の合焦位置は、図6(a)に示す様に、撮像面93から無限遠合焦位置F1だけ離れた位置となる。これに対し、例えば1本の花を撮影する様な、最短撮影距離の被写体を撮影する場合のレンズ92の合焦位置は、図6(b)に示す様に、レンズ92が撮像面93から最短撮影距離合焦位置F2だけ離れた位置となる。
このとき、無限遠合焦位置F1はレンズの焦点距離と一致し、最短撮影距離合焦位置F2は無限遠合焦位置F1より撮像面93から離れた位置であり、無限遠合焦位置F1から最短撮影距離合焦位置F2の範囲が合焦範囲Lhとなる。
無限遠の被写体から最短撮影距離の被写体まで合焦させる為には、レンズ92は合焦範囲Lhを移動できればよい。
次に、図7を参照して、オートフォーカス機能が動作した場合のレンズ92の動作範囲を説明する。
例えば人物の全身を撮影する様な、中間距離の被写体を撮影する場合、図7(b)に示す様に、レンズ92の合焦位置はレンズ92の合焦範囲Lhの中間位置の中間距離合焦位置F3となる。この様な中間距離の被写体の合焦を調整する場合、オートフォーカス機能はレンズ92を光軸AX方向に微小に振動させ、この時の雑像面の画像から合焦する位置を確定する。すなわち、オートフォーカス機能が微小振動振幅Wでレンズ92を光軸AX方向に微小振動させる場合、レンズ92は、図7(a)に示す、微小振動振幅Wの半分だけ撮像面93から離れた位置から、図7(c)に示す、微小振動振幅Wの半分だけ撮像面93に近い位置まで移動し、オートフォーカス機能はこの間の画像の変化から、図7(b)に示す様な、画像の合焦を検出し、合焦位置を確定する。
この時、レンズ92は中間距離合焦位置F3を中心に微小振動振幅Wの半分の幅で振動するが、上記の様な中間距離の被写体の撮影の場合、レンズ92の振動範囲はレンズ92の合焦範囲Lhの範囲内であるので、オートフォーカス機能によるレンズ92の移動範囲の変化はない。
これに対し、無限遠の被写体を撮影する場合や、最短撮影距離の被写体を撮影する場合には、オートフォーカス機能の動作により、下記の様に、レンズ92の移動範囲の変更が必要となる。
無限遠の被写体を撮影する場合のレンズ92の合焦位置は、図8(a)に示す様に、撮像面93から無限遠合焦位置F1だけ離れた位置となる。
オートフォーカス機能により無限遠の被写体の合焦位置を確定する場合、オートフォーカス機能は、図8(b)に示す様に、レンズ92を無限遠合焦位置F1を中心に光軸AX方向に微小振動振幅Wの半分の幅で振動させる。この場合、無限遠合焦位置F1はレンズ92の合焦範囲Lhの、もっとも撮像面93に近い位置である為、オートフォーカス機能が微小振動振幅Wの半分の幅でレンズ92を撮像面93に近い方向に移動させると、レンズ92は合焦範囲Lhの範囲から外れた位置まで移動する。
同様にして、オートフォーカス機能により最短撮影距離の被写体の合焦位置を確定する場合、図8(c)に示す様に、オートフォーカス機能が微小振動振幅Wの半分の幅でレンズ92を撮像面93から離れる方向に移動させると、レンズ92は合焦範囲Lhの範囲から外れた位置まで移動する。
従って、オートフォーカス機能を有する撮像装置に使用されるレンズ駆動装置では、オートフォーカス機能が微小振動振幅Wでレンズ92を光軸AX方向に微小振動させる場合、レンズ92の移動範囲LTは、少なくとも、レンズ92の合焦範囲Lhより撮像面93に近い側及び撮像面93から遠い側に、それぞれ微小振動振幅Wの半分ずつ広い範囲となる。
通常、レンズ駆動装置には、レンズ92が上記の移動範囲LTのみで移動が可能となる様に移動規制部が設けられるが、オートフォーカス機能を有する撮像装置に使用されるレンズ駆動装置では、撮像面93に近い側の移動規制部、すなわち無限遠側規制部は、レンズ92が無限遠合焦位置F1より微小振動振幅Wの半分だけ撮像面93に近い位置でレンズ92の移動を規制する様に設けられる。従って、レンズ92が無限遠側規制部で位置を規制された場合、レンズ92に無限遠の被写体の撮影に相当する平行光を入射しても、撮像面93では合焦しないので、例えばレンズ92をレンズ駆動装置に取り付ける場合に、無限遠側規制部を基準にレンズ92の位置調整を行う事ができない。
次に、図9から図11を参照して、本実施形態に係るレンズ駆動装置100にレンズユニット91を取り付け、レンズユニット91の取り付け位置を調整する場合の調整方法を説明する。図9から図11はいずれも、レンズユニット91が取り付けられ、ヨーク1の記載を省略した、レンズ駆動装置100の外観斜視図である。図9はレンズユニット91が正しい位置に取り付けられた状態の外観斜視図で、(a)はレンズ駆動装置100の全体を示す斜視図で、(b)はベース2の無限遠側規制部2aとレンズホルダ3の突設部3eの位置関係を示す部分斜視図である。図10はレンズホルダ3がベース2に近接し、突設部3eが第1移動規制部2bに当接している状態を示す斜視図で、(a)はレンズ駆動装置100の全体を示す斜視図で、(b)はベース2の無限遠側規制部2aとレンズホルダ3の突設部3eの位置関係を示す部分斜視図である。図11はレンズホルダが回転させられ、突設部3eが第2移動規制部2cに当接している状態を示す斜視図で、(a)はレンズ駆動装置100の全体を示す斜視図で、(b)はベース2の無限遠側規制部2aとレンズホルダ3の突設部3eの位置関係を示す部分斜視図である。
本実施形態に係るレンズ駆動装置100にレンズユニット91が正しい位置に取り付けられ、移動機構20(図3参照)に通電されていない状態では、図9(a),(b)に示す様に、レンズホルダ3の突設部3eはベース2の第1移動規制部2bと隙間をあけて対向している。
通常、上記の状態で、レンズユニット91は無限遠の被写体が合焦する位置に調整されており、突設部3eと第1移動規制部2bは、撮像装置のオートフォーカス機能が合焦位置を確定する為にレンズユニット91が取り付けられたレンズホルダ3を微小振動させる事ができるだけの隙間が維持されている。また、第2移動規制面の高さは突設部3eの底面の高さと同一となる様に設定されている。
レンズ駆動装置100にレンズユニット91を取り付ける場合に、図10(a)に示す様に、光軸方向に移動可能に支持されたレンズホルダ3を下方に押下しながらレンズユニット91を取り付けると、レンズホルダ3は、図10(b)に示す様に、突設部3eが第1移動規制部2bに当接した状態でレンズユニット91を取り付ける事になる。
しかしながら、レンズホルダ3の突設部3eがベース2の第1移動規制部2bに当接する位置はレンズユニット91が無限遠の被写体に合焦する位置から、撮像装置のオートフォーカス機能が合焦位置を確定する為にレンズホルダ3を微小振動させる事ができる距離だけ離れた位置である。従って、突設部3eが第1移動規制部2bに当接した状態でレンズユニット91の合焦位置を調整する事はできない。
治具等で、無限遠の被写体が合焦する高さにレンズホルダ3を保持して、レンズユニット91を取り付ける事により、レンズユニット91の合焦位置を調整する事は可能である。しかし、この場合、図9から図11で記載を省略した、レンズ駆動装置100の外形を覆っているヨーク1に、治具等の腕部材等が挿通できる穴部を設ける必要があり、この穴部からゴミ等が侵入する虞があり、防塵性が低下する。
これに対し、本実施形態に係るレンズ駆動装置100では、第2移動規制部2cは無限遠の被写体が合焦する位置にレンズホルダ3の位置を規制する高さとなっているので、レンズホルダ3を一方向に回転させると、図11(a),(b)に示す様に、レンズホルダ3の突設部3eが第2移動規制部2cに当接する。
従って、この状態、すなわちレンズホルダ3を一方向に回転させ突設部3eと第2移動規制部2cが当接させレンズホルダ3の高さを固定した状態で、レンズホルダ3へのレンズユニット91の取り付け位置を調整する事により、図9(a)に示す、移動機構20(図3参照)に通電されていない状態で無限遠の被写体が合焦する位置にレンズユニット91の高さを調整してレンズホルダ3に保持させる事ができる。
なお、レンズユニット91取り付け高さの基準となる第2移動規制部2cは第1移動規制部2bから見て、レンズユニット91をレンズホルダ3に取り付ける時のネジの回転方向(図11(a)では右回り方向)と同じ方向(図11(a)では右回り方向)にあるので、一方向に回転させたレンズホルダ3がレンズユニット91の取り付け時に他方向に回転させられる事が無く、レンズユニット91の取り付け作業を効率よく行う事ができる。
また、第1移動規制部2b及び第2移動規制部2cとは、レンズホルダ3の中心軸を中心とする同一円周上に配置されているので、レンズユニット91を取り付ける時にはレンズホルダ3を回転させるだけで、突設部3eが第2移動規制部2c上に移動し、レンズホルダ3の移動を第2移動規制部2cで規制する事ができる。これにより、レンズユニット91の取り付け作業を効率よく行う事ができる。
また、第1移動規制部2b及び第2移動規制部2cと対向する部位をレンズホルダ3の下面から部分的に突出した突設部3eとしたので、第1移動規制部2b及び第2移動規制部2cは突設部3eと対向する領域のみでよく、第1移動規制部2b及び第2移動規制部2cよりなる無限遠側規制部2aを小さくできる。これにより、レンズユニット91の小型化が可能となる。
以上の様に、オートフォーカス機能を有する撮像装置に使用される本実施形態に係るレンズ駆動装置100は、レンズユニット91が取り付けられるレンズホルダ3と、磁石7及びコイル4を備え、コイル4に通電する事によりレンズホルダ3を光軸AX方向に沿って移動させる移動機構20と、レンズホルダ3の移動範囲を規制する移動規制部が設けられ底面部に撮像装置が取り付けられるベース2と、を有しており、
移動規制部においては、レンズホルダ3がベース2に近づく方向の移動を規制する無限遠側規制部2aはベース2の底面部からの高さの異なる2つの移動規制部を有し、撮像時には高さの低い第1移動規制部2bで移動が規制され、レンズユニット91の取り付け時には高さの高い第2移動規制部2cで移動が規制される。
移動規制部においては、レンズホルダ3がベース2に近づく方向の移動を規制する無限遠側規制部2aはベース2の底面部からの高さの異なる2つの移動規制部を有し、撮像時には高さの低い第1移動規制部2bで移動が規制され、レンズユニット91の取り付け時には高さの高い第2移動規制部2cで移動が規制される。
これにより、レンズホルダ3が第2移動規制部2cに当接する位置でレンズホルダ3へのレンズユニット91の取り付け位置調整が可能となり、撮像時には第2移動規制部2cより高さの低い第1移動規制部2bで移動が規制されるので、オートフォーカス機能を動作させても、撮像時にレンズホルダ3が第1移動規制部2bに衝突する事がなく、レンズユニット91が撮像装置に最も近づく無限遠の合焦時でもオートフォーカス機能が動作可能となる。
また、レンズユニット91の取り付け位置調整時には、レンズホルダ3を第2移動規制部2cに当接させるのみで良く、レンズホルダ3を治具等で保持しないので、治具の腕等の通過孔を設ける必要がなく、ゴミの侵入が回避でき、防塵性が良好となる。
これらにより、本実施形態によれば、防塵性が良く、レンズ取り付け位置調整が効率良く行え、オートフォーカス機能を有する撮像装置に使用可能なレンズ駆動装置100が提供できる。
また、本実施形態に係るレンズ駆動装置100では、第2移動規制部2cは、取り付けられたレンズユニット91が無限遠に合焦する時の位置にレンズホルダ3を規制する高さに設け、第1移動規制部2bの高さは、第2移動規制部2cより、少なくとも、使用される撮像装置のオートフォーカス機能の動作範囲の半分の距離だけ低い高さとした。
これにより、レンズユニット91取り付け時にレンズホルダ3を一方向に回転させ、突設部3eと第2移動規制部2cとを当設させ、レンズユニット91の取り付け位置を無限遠の被写体が合焦する様に調整すると、無限遠の撮像時にもオートフォーカス機能によりレンズユニット91を合焦位置より撮像装置に近い側に移動させる事が可能となるので、効率の良いレンズユニット91の取り付け位置調整が可能なレンズ駆動装置100を提供する事ができる。
また、本実施形態に係るレンズ駆動装置100では、第1移動規制部2bと第2移動規制部2cとはレンズホルダ3の中心軸を中心とする同一円周上にあるので、撮像時にはレンズホルダ3は第1移動規制部2bで移動が規制されるが、レンズユニット91を取り付ける時にはレンズホルダ3を回転させるだけで、レンズホルダ3の移動を第2移動規制部2cで規制する事ができる。これにより、レンズユニット91の取り付けが容易なレンズ駆動装置100を提供する事ができる。
また、本実施形態に係るレンズ駆動装置100では、レンズホルダ3に設けた突設部3eが第1移動規制部2bまたは第2移動規制部2cに当接する事によりレンズホルダ3の移動が規制される、という構成としたので、無限遠側規制部2aには突設部2eのみが当接すればよいので第1移動規制部2b及び第2移動規制部2cの当接部の面積を小さくする事ができ、レンズ駆動装置の小型化が可能となる。
以上の様に、本変形例のレンズ駆動装置200では、突出部2gの突出先端部を球状とする事により、突出部2gを変形させやすくなるので、より容易に光軸を調整する事が可能となるとともに、撮像装置に安定して取り付けが可能となり、撮像装置に安定して取り付ける事が可能で、光軸調整を効率良く行えるレンズ駆動装置を提供する事ができる。
1 ヨーク
1a 中央孔部
1b ポール部
2 ベース
2a 無限遠側規制部
2b 第1移動規制部
2c 第2移動規制部
2d センサ開口部
3 レンズホルダ
3a 筒状部
3b フランジ部
3c コイル保持部
3d 雄ネジ部
3e 突設部
4 コイル
5 下板バネ
6 上板バネ
7 磁石
7a 上面部
7b 底面部
8 スペーサ
20 移動機構
91 レンズユニット
92 レンズ
93 撮像面
100 レンズ駆動装置
AX レンズ光軸
Df 磁束
F1 無限遠合焦位置
F2 最短撮影距離合焦位置
F3 中間距離合焦位置
Lh 合焦範囲
LT 移動範囲
W 微小振動振幅
1a 中央孔部
1b ポール部
2 ベース
2a 無限遠側規制部
2b 第1移動規制部
2c 第2移動規制部
2d センサ開口部
3 レンズホルダ
3a 筒状部
3b フランジ部
3c コイル保持部
3d 雄ネジ部
3e 突設部
4 コイル
5 下板バネ
6 上板バネ
7 磁石
7a 上面部
7b 底面部
8 スペーサ
20 移動機構
91 レンズユニット
92 レンズ
93 撮像面
100 レンズ駆動装置
AX レンズ光軸
Df 磁束
F1 無限遠合焦位置
F2 最短撮影距離合焦位置
F3 中間距離合焦位置
Lh 合焦範囲
LT 移動範囲
W 微小振動振幅
Claims (5)
- オートフォーカス機能を有する撮像装置に使用され、
レンズ体が取り付けられ得るレンズホルダと、
磁石及びコイルを備え、前記コイルに通電する事により前記レンズホルダを光軸方向に沿って移動させる移動機構と、
前記レンズホルダの移動範囲を規制する移動規制部が設けられ、底面部側に前記撮像装置が取り付けられるベースと、を有するレンズ駆動装置であって、
前記移動規制部においては、前記レンズホルダが前記ベースに近づく方向の移動を規制する無限遠側規制部は前記ベースの前記底面部からの高さの異なる2つの移動規制部を有し、
撮像時には高さの低い第1移動規制部で移動が規制され、
レンズ体の取り付け時には高さの高い第2移動規制部で移動が規制される事を特徴とするレンズ駆動装置。
- 前記第2移動規制部は、取り付けられたレンズ体が無限遠に合焦する時の位置に前記レンズホルダを規制する高さに設けられ、
前記第1移動規制部の高さは、前記第2移動規制部より、少なくとも、使用される前記撮像装置の前記オートフォーカス機能作動時における微小振動振幅の半分の距離だけ低い事を特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
- 前記第1移動規制部と前記第2移動規制部とは前記レンズホルダの中心軸を中心とする同一円周上にある事を特徴とする、請求項1または請求項2に記載のレンズ駆動装置。
- 前記第2移動規制部は前記第1移動規制部に対して、前記レンズ体を前記レンズホルダにねじ込む際の回転方向と同一方向の前記同一円周上にある事を特徴とする、請求項3に記載のレンズ駆動装置。
- 前記レンズホルダは突設部を有し、該突設部が前記第1移動規制部または前記第2移動規制部に当接する事により前記レンズホルダの移動が規制される事を特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012004459U JP3178837U (ja) | 2012-07-21 | 2012-07-21 | レンズ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012004459U JP3178837U (ja) | 2012-07-21 | 2012-07-21 | レンズ駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3178837U true JP3178837U (ja) | 2012-10-04 |
Family
ID=48005547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012004459U Expired - Lifetime JP3178837U (ja) | 2012-07-21 | 2012-07-21 | レンズ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3178837U (ja) |
-
2012
- 2012-07-21 JP JP2012004459U patent/JP3178837U/ja not_active Expired - Lifetime
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